JPH072636Y2 - 布帛処理用スチーマ - Google Patents

布帛処理用スチーマ

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JPH072636Y2
JPH072636Y2 JP1988146557U JP14655788U JPH072636Y2 JP H072636 Y2 JPH072636 Y2 JP H072636Y2 JP 1988146557 U JP1988146557 U JP 1988146557U JP 14655788 U JP14655788 U JP 14655788U JP H072636 Y2 JPH072636 Y2 JP H072636Y2
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JP
Japan
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atmosphere
steamer
humidity
room
steam
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Application number
JP1988146557U
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JPH0266695U (ja
Inventor
憲一郎 橋本
深一 城崎
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Seiren Co Ltd
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Seiren Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、布帛処理用、特に布帛に付与された染料の染
着時に用いるスチーマに関し、スチーマ室内雰囲気の温
度及び湿度を各々70〜100℃及び50〜100%RHの範囲内で
任意に設定でき、且つ各々の設定値で安定した状態に保
持する制御を可能ならしめたスチーマに関するものであ
る。
(従来技術とその問題点) 従来、布帛処理用スチーマはその室内に空気が混入する
ことを防止し、水蒸気のみで雰囲気を構成する事を機能
目的としている。即ち従来のスチーマはその室内雰囲気
の状態を温度100℃、湿度100%RHにすることを理想目標
としており、その実現に向けて種々の工夫を凝らし出来
上がった装置である。従って上記の如き従来のスチーマ
では逆に空気の存在が必要な温度100℃以下、湿度100%
RH以下の状態になることはあっても安定して且つ簡単な
制御で任意の温度設定及び任意の湿度設定の両方を満足
する雰囲気を作り出すことは不可能であった。染料を布
帛に染着させるために用いられるスチーマに於いて、被
処理布帛の種類或は使用される染料及び原料の種類等に
よる最適処理条件は、従来のスチーマで作り出される雰
囲気では満足出来ない状態であった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、布帛を水蒸気処理するスチーマ室とスチーマ
室の雰囲気をスチーマ室外を経てスチーマ室内へ循環す
る室内雰囲気循環ラインを有し、該ラインの途中に加湿
用蒸気噴霧ノズルをもつ加湿室、減湿装置、循環ファン
及び加熱用熱交換器を設けたことを特徴とする布帛に付
与された染料染着用スチーマである。
本考案の布帛処理用スチーマの湿度及び温度の制御は、
次のようにして行うことができる。即ち設定湿度におけ
る露点以下になるまで空気等を取り入れ混合することに
より循環雰囲気を冷却する。空気等との混合により設定
湿度の露点以下まで冷却された雰囲気を加熱用熱交換器
を通すことにより設定温度にまで上昇せしめ、不足湿分
を供給することでスチーマ室内雰囲気を設定温度、設定
湿度にするように制御する。或は雰囲気吸込用ダクトと
加熱用熱交換器との間の循環ライン途中に強制冷却熱交
換器を設け、循環雰囲気を設定湿度における露点以下に
なるまで冷却し結露した水分を除去し、その後加熱用熱
交換器を通して設定温度にまで上昇せしめ不足湿分を供
給することでスチーマ室内雰囲気を設定温度、設定湿度
に制御する方法もある。
或は雰囲気循環ラインへの空気等の取り込み量及び水蒸
気噴霧量即ち減湿及び加湿の2要素を制御して室内雰囲
気を設定湿度とする方法もある。
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
布帛1が、ゴムカーブロール2により拡布され、スチー
マ入口部3を通りスチーマ室内4に導かれる。スチーマ
室内4において布帛1はガイドロール5及びガイドロー
ル5′によりスチーマ外部に出る。
布帛1はスチーマ入口部3より導入されてからスチーマ
出口部6より導出されるまでの間、設定温度および設定
湿度に制御された雰囲気と接触しながら処理される。ス
チーマ室内4の雰囲気は、設定された温度及び湿度の状
態で雰囲気吹出しノズル7より吹き出され、布帛1との
接触により熱量及び湿分の交換をし、設定温度及び設定
湿度とは異なった状態となり、雰囲気吸込口8より吸引
され雰囲気吸込ダクト9を通り雰囲気量調節ダンパー10
で量が調節されて雰囲気と空気のミキシング及び加湿室
13に入る。空気は吸込用ダクト11より吸込まれ空気量調
節ダンパー12で量が調節されて雰囲気と空気のミキシン
グ及び加湿室13に入る。
雰囲気循環量と空気量の調節は、雰囲気と空気のミキシ
ング後設定温度における設定湿度以下になるように制御
する。言い換えれば雰囲気吹出しノズル7から吹出され
る雰囲気の湿度が加湿用蒸気噴霧ノズルを閉じた状態で
設定湿度を上まわることがない量以上に空気を吸込むこ
とが出来るように雰囲気量調節用ダンパー10及び空気量
調節ダンパー12を調節すると云うことである。
各々の量を調節された雰囲気と空気は、ミキシング室13
にて均一に混合され設定湿度になるには不足する湿分を
加湿用蒸気噴霧ノズル14より噴霧される水蒸気にて供給
する。設定湿度になるのに必要且つ十分な水分を含んだ
状態でフィルター15を通過し、糸屑等浮遊物が除去され
た状態で循環ファン16の吸込側に吸引される。循環ファ
ン16により吐出された雰囲気は加熱用熱交換器17で設定
温度にまで上昇され雰囲気吹出しダクト18を通り雰囲気
吹出しノズル7よりスチーマ室内4に吹出される。
雰囲気吹出しノズル7より吹出される雰囲気の状態と雰
囲気吸込口8より吸引される雰囲気の状態の差を加工条
件許容範囲内に収めるために循環量を制御する必要があ
り本考案の装置ではインバーター制御を行っている。
また本考案の装置ではスチーマ室内4の雰囲気が均一に
布帛1と接触するように必要な個所のガイドロール5及
びガイドロール5′の軸に攪拌用フィン26が取り付けて
ある。また布帛1のスチーマ室内4での滞留時間を確保
するために雰囲気がより安定するスチーマ室内後部は布
帛密度を高めるべくガイドロール5の他にガイドール
5′を設置している。
本考案装置における雰囲気の湿度制御は、湿度検知器29
で湿度を検知し、設定湿度よりも低い場合は、温度調節
パネル31より信号を湿調用電磁弁34に与え該電磁弁34を
開の状態にして加湿用蒸気噴霧ノズル14より水蒸気を噴
霧させ雰囲気の湿度を上げる。雰囲気の湿度が、湿調用
電磁弁34が閉の状態の場合で設定湿度よりも高い時は湿
度調節パネル31よりの信号により空気量調節用ダンパー
12を開の方へ回転することにより空気の取り入れ量を増
加させ雰囲気の湿度を下げる。
以上のような動作により雰囲気湿度は設定湿度にコント
ロールされる。
一方雰囲気の温度制御は温度検知部28で検知し、設定温
度との差違がある時は、温度調節パネル30より信号を温
調用電磁弁33に与え、これを開閉することにより加熱用
熱交換器17に蒸気を流したり止めたりして雰囲気温度を
予め設定した温度にコントロールする。
雰囲気循環量は循環ファン16を回転させるファン回転用
モーター35の回転数をインバーター制御パネル32により
変化させて増減させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施態様を例示するスチーマの側面
略図であり、第2図は、スチーマ内に設けられたガイド
ロール部の略図である。第3図は本考案スチーマのフロ
ー図である。 1……布帛 2……ゴムカーブロール 3……スチーマ入口部 4……スチーマ室内 5……ガイドロール 5′……ガイドロール 6……スチーマ出口部 7……雰囲気吹出しノズル 8……雰囲気吸込口 9……雰囲気吸込ダクト 10……雰囲気量調節用ダンパー 11……空気吸込ダクト 12……空気量調節用ダンパー 13……雰囲気と空気のミキシング及び加湿室 14……加湿用蒸気噴霧ノズル 15……フィルター 16……循環用ファン 17……加熱用熱交換器 18……雰囲気吹出しダクト 19……排気ダクト 20……排気ダクト 21……ドレン受皿 22……二重ジャケット式天井加熱部 23……架台 24……ダイヤフラム型シール 25……軸受ピロー 26……雰囲気攪拌用フィン 27……スチーマケーシング 28……温度検知部 29……湿度検知部 30……温度調節パネル 31……湿度調節パネル 32……インバーター制御パネル 33……温調用電磁弁 34……湿調用電磁弁 35……ファン回転用モータ 36……弁 37……弁 38……弁 39……弁 40……トラップ 41……元弁 42……元弁 43……減圧弁 44……弁 45……圧力計 46……前部排気量調節用ダンパー 47……後部排気量調節用ダンパー 48……排気ファン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布帛を水蒸気処理するスチーマ室とスチー
    マ室の雰囲気をスチーマ室外を経てスチーマ室内へ循環
    する室内雰囲気循環ラインを有し、該ラインの途中に加
    湿用蒸気噴霧ノズルをもつ加湿室、減湿装置、循環ファ
    ン及び加熱用熱交換器を設けたことを特徴とする布帛に
    付与された染料染着用スチーマ。
  2. 【請求項2】スチーマ室内雰囲気の湿度を設定湿度以上
    にしないための減湿装置として、空気または他の気体を
    雰囲気循環ライン内へ量を制御して取り込む装置を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のスチーマ。
  3. 【請求項3】スチーマ室内雰囲気を設定湿度以上にしな
    いための減湿装置として雰囲気温度を露点以下まで冷却
    する装置として雰囲気循環ライン途中で雰囲気吸込口と
    循環ファンとの間に強制冷却熱交換器を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のスチーマ。
  4. 【請求項4】スチーマ室内での雰囲気の攪拌効果を高め
    るためにガイドロール軸に攪拌羽根を取り付けた布帛案
    内装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスチ
    ーマ。
JP1988146557U 1988-11-11 1988-11-11 布帛処理用スチーマ Expired - Lifetime JPH072636Y2 (ja)

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JP1988146557U JPH072636Y2 (ja) 1988-11-11 1988-11-11 布帛処理用スチーマ

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JPH0266695U JPH0266695U (ja) 1990-05-21
JPH072636Y2 true JPH072636Y2 (ja) 1995-01-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720570B2 (ja) * 1988-06-30 1995-03-08 三菱製紙株式会社 ドライヤー内ウエブ乾燥制御装置

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JPH0266695U (ja) 1990-05-21

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