JPH0726361B2 - 止水性およびボルト回り止め装置を有する埋込栓 - Google Patents

止水性およびボルト回り止め装置を有する埋込栓

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JPH0726361B2
JPH0726361B2 JP3202246A JP20224691A JPH0726361B2 JP H0726361 B2 JPH0726361 B2 JP H0726361B2 JP 3202246 A JP3202246 A JP 3202246A JP 20224691 A JP20224691 A JP 20224691A JP H0726361 B2 JPH0726361 B2 JP H0726361B2
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惣一郎 清水
誠 堂前
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東京フアブリック工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道軌道のタイプレー
トをコンクリートスラブ板等のコンクリート部材に固定
する場合、あるいはタイプレート以外の部材をコンクリ
ート部材に固定する場合に用いる止水性およびボルト回
り止め装置を有する埋込栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道軌道のレール保持用タイプレ
ートをコンクリートスラブ板またはコンクリート枕木等
のコンクリート部材に固定する装置として、ボルト螺合
用雌ねじ孔を有する埋込栓を、コンクリート部材に埋込
固定し、前記コンクリート部材の上面に、絶縁パッドを
介してレール保持用タイプレートを載置し、そのタイプ
レートおよび絶縁パッドに挿通した締結ボルトを、前記
埋込栓に螺合した構造の固定装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の固定装置の
場合は、雨水等の水分がコンクリート部材と絶縁パッド
との間を通って埋込栓内に侵入することがあり、そのた
め締結ボルトのねじ部を早期に腐食させることがある。
また締結ボルトとして、上部および下部に雄ねじを有す
る両ねじボルトを使用した場合、その両ねじボルトを埋
込栓における雌ねじ孔の下端に達しない途中の所定位置
に配置した状態では、前記両ねじボルトを回動しないよ
うに保持することができないので、両ねじボルトの上部
に螺合したナットにより部材を締付けることができない
という問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の止水性およびボルト回り止め装置
を有する埋込栓においては、コンクリート部材1に埋設
される埋込栓2に雌ねじ孔3を設け、その埋込栓2の上
部に設けたブロック嵌入用凹部4の底部に、ボルト孔5
を囲む環状止水突条6を設け、前記凹部4内の周壁に上
下方向に延長するブロック回り止め部7を設け、外周に
上下方向に延長する回り止め部8を備えると共に、中央
にボルト回り止め用角孔9を備えている回り止めブロッ
ク10の下面に、止水パッキング11を固着して、止水
回り止めブロック12を構成し、その止水回り止めブロ
ック12を前記凹部4に嵌入すると共に、ブロック回り
止め部7に回り止め部8を嵌合させる。
【0005】
【実施例】図4ないし図6は本発明の実施例において用
いられる環状止水突条6およびブロック回り止め部7を
有するボルト螺合用埋込栓2を示すものであって、鋳鉄
からなる高強度材料製筒体13にボルト螺合用雌ねじ孔
3が設けられ、その筒体13内の直径方向の両側に、筒
体13の長手方向に延長する回動工具係合溝14が設け
られ、かつ筒体13の外周に、複数の環状突条15が上
下方向に間隔をおいて一体に設けられている。
【0006】ナイロン・66からなる合成樹脂製埋込栓
本体16の外周に螺旋溝17が設けられ、その埋込栓本
体16の上部にブロック嵌入用凹部4が設けられ、その
凹部4の底部に、ボルト孔5を囲む環状止水突条6が一
体に連設され、かつ前記凹部4内の周壁に、上下方向に
延長する溝からなる複数のブロック回り止め部7が、凹
部4の周壁の周囲方向に等間隔で設けられ、埋込栓本体
16の成形時に、高強度材料製筒体13が埋込栓本体1
6の内側に埋込固定され、かつ埋込栓本体16の下端の
開口部に、ゴムまたは合成樹脂からなるキャップ18が
接着剤または溶着により固着されている。
【0007】図7および図8は本発明の実施例において
用いられる止水回り止めブロック12を示すものであっ
て、中央にボルト回り止め用角孔9を備えると共に、外
周に上下方向に延長する複数の回り止め部8を備えてい
る回り止めブロック10が、グラス繊維を混入したナイ
ロン・66からなる合成樹脂により構成され、前記回り
止めブロック10の下面にウレタンゴム板からなる止水
パッキング11が接着剤等により一体に固着され、前記
回り止め部8の数および間隔は、ブロック回り止め部7
の数および間隔と等しく設定され、かつ止水パッキング
11の平面形状は回り止めブロック10の下面の平面形
状と同一であり、その回り止めブロック10と止水パッ
キング11とにより止水回り止めブロック12が構成さ
れている。
【0008】図1および図2は埋込栓2におけるブロッ
ク嵌入用凹部4に止水回り止めブロック12を嵌設した
状態を示すものであって、止水回り止めブロック12に
おける止水パッキング11の下面が環状止水突条6の頂
面に載置され、かつ止水回り止めブロック12における
回り止め部8は、埋込栓2におけるブロック回り止め部
7に嵌合され、かつ止水回り止めブロック12の上面は
埋込栓2の上面から僅かに突出している。
【0009】図9および図10は本発明の実施例におい
て用いられる上部にナットを螺合した両ねじボルトを示
すものであって、上下両側に雄ねじ部19,20を有す
る両ねじボルト21の中間部に角軸部22が設けられ、
上側の雄ねじ部19にナット23が螺合されている。
【0010】図3は本発明の実施例に係る止水性および
ボルト回り止め装置を有する埋込栓の使用状態を示すも
のであって、金属線材製螺旋コイル24が埋込栓本体1
6の螺旋溝17に螺合され、螺旋コイル24を螺合した
埋込栓2は、コンクリート枕木またはコンクリートスラ
ブ板等のコンクリート部材1に埋設され、埋込栓2の上
面はコンクリート部材1の上面と同一レベルに配置さ
れ、その埋込栓2内にボルト防食用液状油を注入したの
ち、両ねじボルト21の下側の雄ねじ部20を埋込栓2
の雌ねじ孔3に螺合して、角軸部22の下面をブロック
嵌入用凹部4の底面付近に配置し、次いで止水回り止め
ブロック12を両ねじボルト21の上部から嵌挿して、
その止水回り止めブロック12の回り止め部8を埋込栓
2のブロック回り止め部7に嵌合すると共に、止水パッ
キング11を環状止水突条6に載置する。
【0011】次にコンクリート部材1の上面に、ゴムま
たは合成樹脂からなる絶縁パッド25を介して金属製タ
イプレート26を載置すると共に、絶縁パッド25およ
びタイプレート26のボルト孔に両ねじボルト21を挿
通し、次いで両ねじボルト21に嵌込んだ渦巻ばね27
をタイプレート26に載置し、両ねじボルト21の上側
の雄ねじ部19に螺合したナット23により渦巻ばね2
7を介してタイプレート26および絶縁パッドがコンク
リート部材1に締付固定される。タイプレート26の中
央部にタイパッド28を介して載置されたレール29
は、タイプレート26に係止されたボルトおよびクリッ
プ(それぞれ図示を省略した)により締結され、止水パ
ッキング11は凹部4の底部の環状止水突条6と回り止
めブロック10とにより圧縮され、凹部4の底部に設け
られた環状止水突条6は止水パッキング11の下部に喰
い込んでいる。
【0012】埋込栓2を交換する必要が生じた場合は、
両ねじボルト21からナット23を螺脱したのち、渦巻
ばね27,タイプレート26,絶縁パッド25および止
水回り止めブロック12を取外し、次に回動工具係合溝
14に挿入される係合突条を備えている回動工具の軸部
を埋込栓2内に挿入し、次いでその回動工具により埋込
栓2を回動してコンクリート部材1から抜取る。
【0013】前記実施例の場合は、ブロック回り止め部
7を溝にすると共に、回り止め部8を突条にしている
が、これと逆に、ブロック回り止め部7を突条にすると
共に、回り止め部8を溝にしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、コンクリート部材1に
埋設される埋込栓2に雌ねじ孔3を設け、その埋込栓2
の上部に設けたブロック嵌入用凹部4の底部に、ボルト
孔5を囲む環状止水突条6を設け、前記凹部4内の周壁
に上下方向に延長するブロック回り止め部7を設け、外
周に上下方向に延長する回り止め部8を備えると共に、
中央にボルト回り止め用角孔9を備えている回り止めブ
ロック10の下面に、止水パッキング11を固着して、
止水回り止めブロック12を構成し、その止水回り止め
ブロック12を前記凹部4に嵌入すると共に、ブロック
回り止め部7に回り止め部8を嵌合させたので、両ねじ
ボルト21に螺合したナット23により部材を締付けた
場合、止水パッキング11が回り止めブロック10と環
状止水突条6とにより圧縮されて、環状止水突条6が止
水パッキング11に喰い込み、その止水パッキング11
における環状止水突条6の上部の部分が強力に圧縮され
るので、雨水等の水分が埋込栓2内に侵入して両ねじボ
ルト21のねじ部を早期に腐食させるのを防止でき、ま
た回り止めブロック10は埋込栓2に対し回動しないよ
うに係合され、その回り止めブロック10により両ねじ
ボルト21が回動しないように保持されるので、両ねじ
ボルト21に螺合されたナット23を強力に回動して部
材を締付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る止水性およびボルト回り
止め装置を有する埋込栓を示す一部縦断側面図である。
【図2】図1に示す埋込栓の平面図である。
【図3】図1に示す埋込栓の使用状態を示す一部縦断側
面図である。
【図4】環状止水突条およびブロック回り止め部を有す
る埋込栓を示す一部縦断側面図である。
【図5】図4に示す埋込栓の平面図である。
【図6】図4に示す埋込栓の上側部分の縦断側面図であ
る。
【図7】止水回り止めブロックの側面図である。
【図8】図7に示す止水回り止めブロックの平面図であ
る。
【図9】ナットを螺合した両ねじボルトの一部切欠側面
図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート部材 2 埋込栓 3 雌ねじ孔 4 ブロック嵌入用凹部 5 ボルト孔 6 環状止水突条 7 ブロック回り止め部 8 回り止め部 9 ボルト回り止め用角孔 10 回り止めブロック 11 止水パッキング 12 止水回り止めブロック 13 高強度材料製筒体 16 合成樹脂製埋込栓本体 17 螺旋溝 18 キャップ 19 雄ねじ部 20 雄ねじ部 21 両ねじボルト 22 角軸部 23 ナット 24 金属線材製螺旋コイル 25 絶縁パッド 26 タイプレート 27 渦巻ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート部材1に埋設される埋込栓
    2に雌ねじ孔3を設け、その埋込栓2の上部に設けたブ
    ロック嵌入用凹部4の底部に、ボルト孔5を囲む環状止
    水突条6を設け、前記凹部4内の周壁に上下方向に延長
    するブロック回り止め部7を設け、外周に上下方向に延
    長する回り止め部8を備えると共に、中央にボルト回り
    止め用角孔9を備えている回り止めブロック10の下面
    に、止水パッキング11を固着して、止水回り止めブロ
    ック12を構成し、その止水回り止めブロック12を前
    記凹部4に嵌入すると共に、ブロック回り止め部7に回
    り止め部8を嵌合させた止水性およびボルト回り止め装
    置を有する埋込栓。
JP3202246A 1991-07-18 1991-07-18 止水性およびボルト回り止め装置を有する埋込栓 Expired - Lifetime JPH0726361B2 (ja)

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DE102004004766A1 (de) * 2004-01-29 2005-08-18 Schimpff, Frithjof, Dipl.-Ing. Anordnung zum Befestigen eines Gleisbauteils
KR100973088B1 (ko) * 2009-11-27 2010-08-03 한국철도시설공단 콘크리트 침목 매립전

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