JPH0726318B2 - マーク用布地等の切断装置 - Google Patents
マーク用布地等の切断装置Info
- Publication number
- JPH0726318B2 JPH0726318B2 JP1342237A JP34223789A JPH0726318B2 JP H0726318 B2 JPH0726318 B2 JP H0726318B2 JP 1342237 A JP1342237 A JP 1342237A JP 34223789 A JP34223789 A JP 34223789A JP H0726318 B2 JPH0726318 B2 JP H0726318B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- mark
- cutting device
- tip
- heat cutter
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は布地等に対する熱溶断器の加圧状態を調整可能
に構成して前記布地等から所定のマークを効率的に切断
し得るマーク用布地等の切断装置に関する。
に構成して前記布地等から所定のマークを効率的に切断
し得るマーク用布地等の切断装置に関する。
[従来の技術] 従来より、自らの職場、所属チームを明らかにし、ある
いは個人を認識させる等の目的で各種のユニホームにマ
ーク、番号等を施すことが一般的に行われている。この
種のマークとしては、通常、圧着マークが広範に用いら
れている。すなわち、マーク用布地の裏面側に予めラミ
ネート処理された接着剤を設けておき、この布地から所
望のマークを型通り切り抜いた後、ユニホーム等の被圧
着物に前記マークを位置決めし、熱圧着プレス器等によ
り前記接着剤を溶融して当該マークを係着している。こ
こで、布地から所定のマークを切り抜く際には、従来か
らヒートカッター(熱溶断器)が使用されている。
いは個人を認識させる等の目的で各種のユニホームにマ
ーク、番号等を施すことが一般的に行われている。この
種のマークとしては、通常、圧着マークが広範に用いら
れている。すなわち、マーク用布地の裏面側に予めラミ
ネート処理された接着剤を設けておき、この布地から所
望のマークを型通り切り抜いた後、ユニホーム等の被圧
着物に前記マークを位置決めし、熱圧着プレス器等によ
り前記接着剤を溶融して当該マークを係着している。こ
こで、布地から所定のマークを切り抜く際には、従来か
らヒートカッター(熱溶断器)が使用されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記ヒートカッターにより布地からマークを
自動的に溶断しようとすると、前記布地に対するヒート
カッターの加圧力の調整が問題となってしまう。ヒート
カッターの加圧力が小さければ、布地を確実に切断する
ことが困難となり、しかも前記ヒートカッターを比較的
高速で移動させようとする際にこのヒートカッターが揺
動し易く、このため、マーク切断作業の効率化を達成す
ることが不可能となる。一方、ヒートカッターの加圧力
が大き過ぎると、布地を載置している載置台あるいは前
記ヒートカッター自体が損傷する虞が多くなるととも
に、前記ヒートカッターを所望の軌跡に沿って円滑に移
動させることが出来ない。
自動的に溶断しようとすると、前記布地に対するヒート
カッターの加圧力の調整が問題となってしまう。ヒート
カッターの加圧力が小さければ、布地を確実に切断する
ことが困難となり、しかも前記ヒートカッターを比較的
高速で移動させようとする際にこのヒートカッターが揺
動し易く、このため、マーク切断作業の効率化を達成す
ることが不可能となる。一方、ヒートカッターの加圧力
が大き過ぎると、布地を載置している載置台あるいは前
記ヒートカッター自体が損傷する虞が多くなるととも
に、前記ヒートカッターを所望の軌跡に沿って円滑に移
動させることが出来ない。
本発明は前記の課題を解決するためになされたものであ
って、布地等に対する熱溶断器の加圧状態を容易に調整
出来、これによって前記布地等から所望のマークを効率
的に且つ高精度に切断可能に構成したマーク用布地等の
切断装置を提供することを目的とする。
って、布地等に対する熱溶断器の加圧状態を容易に調整
出来、これによって前記布地等から所望のマークを効率
的に且つ高精度に切断可能に構成したマーク用布地等の
切断装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、布地等を載置
する載置台と、 前記載置台に沿って直交座標系の2軸方向に変位自在な
移動機構と、 前記移動機構にアームを介して揺動可能に装着され、前
記直交座標系の2軸方向に任意の軌跡に沿って移動する
ことにより、その先端部で前記布地等から所望のマーク
等を切り抜く熱溶断器と、 前記アームに装着され、前記熱溶断器が揺動してその先
端部が布地等に係合する際の該先端部の加圧状態を調整
可能な加圧状態調整手段と、 を具備することを特徴とする。
する載置台と、 前記載置台に沿って直交座標系の2軸方向に変位自在な
移動機構と、 前記移動機構にアームを介して揺動可能に装着され、前
記直交座標系の2軸方向に任意の軌跡に沿って移動する
ことにより、その先端部で前記布地等から所望のマーク
等を切り抜く熱溶断器と、 前記アームに装着され、前記熱溶断器が揺動してその先
端部が布地等に係合する際の該先端部の加圧状態を調整
可能な加圧状態調整手段と、 を具備することを特徴とする。
[作用] 前記のように構成される本発明に係るマーク用布地等の
切断装置では、移動機構の作用下に熱溶断機が二次元的
に移動されて布地等からマークが自動的に切断される。
その際、加圧手段を介して布地等に対する熱溶断器の加
圧状態が調整されているため、切断不良等を惹起するこ
となくマーク切断作業が遂行される。
切断装置では、移動機構の作用下に熱溶断機が二次元的
に移動されて布地等からマークが自動的に切断される。
その際、加圧手段を介して布地等に対する熱溶断器の加
圧状態が調整されているため、切断不良等を惹起するこ
となくマーク切断作業が遂行される。
[実施例] 本発明に係るマーク用布地等の切断装置について実施例
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
第1図において、参照符号10は本実施例に係るマーク用
布地等の切断装置を示す。前記切断装置10は載置台12
と、この載置台12の短手方向一端側に取着される筐体14
とを含み、この載置台12の前記筐体14に対応する他端側
にフロッピィディスク用挿入口16が形成される。
布地等の切断装置を示す。前記切断装置10は載置台12
と、この載置台12の短手方向一端側に取着される筐体14
とを含み、この載置台12の前記筐体14に対応する他端側
にフロッピィディスク用挿入口16が形成される。
載置台12の上面部一端側にシートキー18と表示部19とが
設けられるとともに、この載置台12の上面部略中央に後
述する配置板の形状に対応し比較的薄肉状の凹部20を形
成する。載置台12には前記挿入口16に近接する位置にあ
って凹部20よりもこの載置台12の内方に大きく切り込ん
で開口部22を形成し、この開口部22の一部が前記凹部20
に連通する。ここで、凹部20に長方形状を呈しガラス板
からなる配置板24が弾性体、例えば、合成ゴム製のクッ
ション部材25a乃至25dを介して載設される。
設けられるとともに、この載置台12の上面部略中央に後
述する配置板の形状に対応し比較的薄肉状の凹部20を形
成する。載置台12には前記挿入口16に近接する位置にあ
って凹部20よりもこの載置台12の内方に大きく切り込ん
で開口部22を形成し、この開口部22の一部が前記凹部20
に連通する。ここで、凹部20に長方形状を呈しガラス板
からなる配置板24が弾性体、例えば、合成ゴム製のクッ
ション部材25a乃至25dを介して載設される。
さらに、載置台12上には筐体14側に近接し且つ後述する
熱溶断器の原位置にあって清浄手段26が装着される。前
記清浄手段26はケーシング28を有し、このケーシング28
の底面に複数の金属製ワイヤ部材32が植設される。ま
た、載置台12には挿入口16の上方に位置する一稜角部に
長手方向両端まで延在し且つ略90゜屈曲するガイドレー
ル36が固着される(第1図および第2図参照)。
熱溶断器の原位置にあって清浄手段26が装着される。前
記清浄手段26はケーシング28を有し、このケーシング28
の底面に複数の金属製ワイヤ部材32が植設される。ま
た、載置台12には挿入口16の上方に位置する一稜角部に
長手方向両端まで延在し且つ略90゜屈曲するガイドレー
ル36が固着される(第1図および第2図参照)。
次いで、切断装置10は後述する熱溶断器を載置台12に対
し直交座標系の2軸方向(矢印XおよびY方向)に変位
させるための移動機構38を有する。前記移動機構38は筐
体14側に配置され載置台12の長手方向(矢印X方向)に
進退自在な第1の移動手段40を有する。すなわち、第2
図に示すように、筐体14内に矢印X方向に所定の長さ延
在して保持部材42が固定され、この保持部材42の一端側
に回転駆動源46が固着される。前記回転駆動源46から延
在する回転駆動軸46aにプーリ48が軸着され、このプー
リ48に溝付ベルト50の一端が張架される一方、溝付ベル
ト50の他端は保持部材42の他端側に支承されているロー
ラ52に張設される。前記保持部材42に溝付ベルト50の上
方にあってガイドレール54が橋架され、このガイドレー
ル54に第1の移動体56が支持されるとともに、前記第1
移動体56に前記溝付ベルト50の端部が係着される。
し直交座標系の2軸方向(矢印XおよびY方向)に変位
させるための移動機構38を有する。前記移動機構38は筐
体14側に配置され載置台12の長手方向(矢印X方向)に
進退自在な第1の移動手段40を有する。すなわち、第2
図に示すように、筐体14内に矢印X方向に所定の長さ延
在して保持部材42が固定され、この保持部材42の一端側
に回転駆動源46が固着される。前記回転駆動源46から延
在する回転駆動軸46aにプーリ48が軸着され、このプー
リ48に溝付ベルト50の一端が張架される一方、溝付ベル
ト50の他端は保持部材42の他端側に支承されているロー
ラ52に張設される。前記保持部材42に溝付ベルト50の上
方にあってガイドレール54が橋架され、このガイドレー
ル54に第1の移動体56が支持されるとともに、前記第1
移動体56に前記溝付ベルト50の端部が係着される。
前記第1移動体56には載置台12の短手方向、すなわち、
矢印X方向に直交する矢印Y方向に延在して一対のガイ
ドバー58a、58bの一端部が係着され、前記ガイドバー58
a、58bの他端部に移動補助体60が固着される。この場
合、前記移動補助体60にはガイドレール36の上面並びに
側面を転動する複数のガイドローラ62が支承される。
矢印X方向に直交する矢印Y方向に延在して一対のガイ
ドバー58a、58bの一端部が係着され、前記ガイドバー58
a、58bの他端部に移動補助体60が固着される。この場
合、前記移動補助体60にはガイドレール36の上面並びに
側面を転動する複数のガイドローラ62が支承される。
そこで、第1移動体56に変位手段63を構成するリニアソ
レノイド64が係着され、このリニアソレノイド64から鉛
直上方向に延在する移動子であるロッド64aに揺動部材6
6の一端が係着される(第3図参照)。前記揺動部材66
の他端部はガイドバー58aを摺動自在に嵌合しており、
この揺動部材66に取付板68を係着してこの取付板68と第
1移動体56との間に引張ばね70を張設する。さらに、取
付板68には支持ロッド72の一端が固着される。この支持
ロッド72は後述する第2移動手段の矢印Y方向への変位
範囲に対応する長さを有しガイドバー58aと平行に延在
するとともに、前記支持ロッド72の他端はガイドバー58
aの端縁部に揺動自在に係合する取付部材74に係着され
る。また、第3図に示すように、取付板68には緩衝器75
が係合自在であり、リニアソレノイド64の作用下に前記
取付板68に係着されている支持ロッド72を介し後述する
熱溶断器を配置板24側に揺動させる際に熱溶断器がこの
配置板24に衝突することを阻止する。
レノイド64が係着され、このリニアソレノイド64から鉛
直上方向に延在する移動子であるロッド64aに揺動部材6
6の一端が係着される(第3図参照)。前記揺動部材66
の他端部はガイドバー58aを摺動自在に嵌合しており、
この揺動部材66に取付板68を係着してこの取付板68と第
1移動体56との間に引張ばね70を張設する。さらに、取
付板68には支持ロッド72の一端が固着される。この支持
ロッド72は後述する第2移動手段の矢印Y方向への変位
範囲に対応する長さを有しガイドバー58aと平行に延在
するとともに、前記支持ロッド72の他端はガイドバー58
aの端縁部に揺動自在に係合する取付部材74に係着され
る。また、第3図に示すように、取付板68には緩衝器75
が係合自在であり、リニアソレノイド64の作用下に前記
取付板68に係着されている支持ロッド72を介し後述する
熱溶断器を配置板24側に揺動させる際に熱溶断器がこの
配置板24に衝突することを阻止する。
第1移動体56にはリニアソレノイド64に並設して回転駆
動源76が固着され、この回転駆動源76から鉛直上方向に
延在する回転駆動軸76aにプーリ78が軸着される。一
方、移動補助体60に補助ローラ80が支承され、この補助
ローラ80とプーリ78との間に溝付ベルト82が張架され
る。
動源76が固着され、この回転駆動源76から鉛直上方向に
延在する回転駆動軸76aにプーリ78が軸着される。一
方、移動補助体60に補助ローラ80が支承され、この補助
ローラ80とプーリ78との間に溝付ベルト82が張架され
る。
次に、ガイドバー58a、58bおよび溝付ベルト82を介して
第2の移動手段83が矢印Y方向に進退自在に装着され
る。前記第2移動手段83は実質的に夫々のガイドバー58
a、58bを摺動自在に嵌合するとともに溝付ベルト82の端
部を係着する第2の移動体84と、前記第2移動体84に支
軸92を介して揺動自在に支持されるアーム部材94とを有
する。このアーム部材94は、実際上、鉛直上方向からガ
イドバー58b側に所定の角度揺動するとともに、前記ア
ーム部材94と第2移動体84とに引張ばね96a、96bの両端
が張設され、これらの引張ばね96a、96bを介し前記アー
ム部材94は鉛直下方向に付勢されている。前記アーム部
材94には樹脂系材料からなる把持部98が取着され、この
把持部98に止めねじ97a、97bを介し所望の枚数の加圧板
99が取着される。従って、前記加圧板99と引張ばね96
a、96bとにより加圧手段(加圧状態調整手段)101が構
成される。この場合、引張ばね96a、96bを用いることな
く加圧板99のみで加圧手段101を構成してもよく、ま
た、前記引張ばね96a、96bに代替して板ばねやシリンダ
等を採用することが出来る。さらに、加圧板99を後述す
る熱溶断器に直接外装させることも可能である。
第2の移動手段83が矢印Y方向に進退自在に装着され
る。前記第2移動手段83は実質的に夫々のガイドバー58
a、58bを摺動自在に嵌合するとともに溝付ベルト82の端
部を係着する第2の移動体84と、前記第2移動体84に支
軸92を介して揺動自在に支持されるアーム部材94とを有
する。このアーム部材94は、実際上、鉛直上方向からガ
イドバー58b側に所定の角度揺動するとともに、前記ア
ーム部材94と第2移動体84とに引張ばね96a、96bの両端
が張設され、これらの引張ばね96a、96bを介し前記アー
ム部材94は鉛直下方向に付勢されている。前記アーム部
材94には樹脂系材料からなる把持部98が取着され、この
把持部98に止めねじ97a、97bを介し所望の枚数の加圧板
99が取着される。従って、前記加圧板99と引張ばね96
a、96bとにより加圧手段(加圧状態調整手段)101が構
成される。この場合、引張ばね96a、96bを用いることな
く加圧板99のみで加圧手段101を構成してもよく、ま
た、前記引張ばね96a、96bに代替して板ばねやシリンダ
等を採用することが出来る。さらに、加圧板99を後述す
る熱溶断器に直接外装させることも可能である。
把持部98に熱溶断器としてのヒートカッター100が装着
される。第4図に示すように、前記ヒートカッター100
は実質的に把持部98により保持される本体部102とを有
し、前記本体部102に取着されるホルダ部104内には棒状
のヒーター(実質的には、セラミックヒーター)106が
収容される。前記ヒーター106の先端部に近接してホル
ダ部104には布地(後述する)を熱溶断するためのチッ
プ部108が取着される。前記チップ部108は銅材料で形成
され、その先端部に強化手段110としてクロム鍍金処理
が施される。この場合、強化手段110として、例えば、
ルビーやダイヤで形成される針状体を用い、この針状体
をチップ部108の先端に固着することが出来、また、前
記チップ部108全体をセラミックスで形成してもよい。
される。第4図に示すように、前記ヒートカッター100
は実質的に把持部98により保持される本体部102とを有
し、前記本体部102に取着されるホルダ部104内には棒状
のヒーター(実質的には、セラミックヒーター)106が
収容される。前記ヒーター106の先端部に近接してホル
ダ部104には布地(後述する)を熱溶断するためのチッ
プ部108が取着される。前記チップ部108は銅材料で形成
され、その先端部に強化手段110としてクロム鍍金処理
が施される。この場合、強化手段110として、例えば、
ルビーやダイヤで形成される針状体を用い、この針状体
をチップ部108の先端に固着することが出来、また、前
記チップ部108全体をセラミックスで形成してもよい。
ヒーター106は本体部102から延在するコード114を介し
て図示しない電源に接続される。ここで、切断装置10を
構成する筐体14には螺旋状に巻回する可撓性の支持部材
116がベアリング118を介して回転自在に設けられてお
り、前記コード114はこの支持部材116に保持される。
て図示しない電源に接続される。ここで、切断装置10を
構成する筐体14には螺旋状に巻回する可撓性の支持部材
116がベアリング118を介して回転自在に設けられてお
り、前記コード114はこの支持部材116に保持される。
切断装置10の制御部120を第5図に示す。すなわち、制
御部120は実質的にCPU122と、ヒートカッター100の原位
置やシステムプログラム等の情報が予め入力されている
ROM124と、後述するマークの形状に対応する情報を取り
込むためのRAM126と、FDインタフェース128と、シート
キーインタフェース129と、移動機構インタフェース130
とを有し、これらはデータバスおよびコントロールバス
等からなるバスライン132により相互に接続されてい
る。
御部120は実質的にCPU122と、ヒートカッター100の原位
置やシステムプログラム等の情報が予め入力されている
ROM124と、後述するマークの形状に対応する情報を取り
込むためのRAM126と、FDインタフェース128と、シート
キーインタフェース129と、移動機構インタフェース130
とを有し、これらはデータバスおよびコントロールバス
等からなるバスライン132により相互に接続されてい
る。
本実施例に係る切断装置は基本的には以上のように構成
されるものであり、次にその動作について説明する。
されるものであり、次にその動作について説明する。
先ず、図示しないFDDによりフロッピィディスク134に所
望のマークA、B、およびCの情報を書き込む。一方、
切断装置10において電源を投入しておき、配置板24上に
切断すべき布地136を載置するとともに、前記フロッピ
ィディスク134を載置台12に形成されている挿入口16に
挿入する。この場合、布地136としては単体の生地の裏
面側にラミネート処理された接着剤を設けたものや、あ
るいはマーク用生地と基布とを重合しこの基布の被圧着
物側の面にラミネート処理された接着剤を設けたものを
用いることが出来る。
望のマークA、B、およびCの情報を書き込む。一方、
切断装置10において電源を投入しておき、配置板24上に
切断すべき布地136を載置するとともに、前記フロッピ
ィディスク134を載置台12に形成されている挿入口16に
挿入する。この場合、布地136としては単体の生地の裏
面側にラミネート処理された接着剤を設けたものや、あ
るいはマーク用生地と基布とを重合しこの基布の被圧着
物側の面にラミネート処理された接着剤を設けたものを
用いることが出来る。
そこで、前記フロッピィディスク134を載置台12に形成
されている挿入口16に挿入すると、このフロッピィディ
スク134に書き込まれたマーク情報がRAM126に取り込ま
れる。従って、シートキー18を操作することによりこの
RAM126およびROM124に記録されているシステムプログラ
ム等によって切断装置10が駆動制御される。
されている挿入口16に挿入すると、このフロッピィディ
スク134に書き込まれたマーク情報がRAM126に取り込ま
れる。従って、シートキー18を操作することによりこの
RAM126およびROM124に記録されているシステムプログラ
ム等によって切断装置10が駆動制御される。
すなわち、予め原位置にあるヒートカッター100を布地1
36の切断開始位置に移送すべく回転駆動源46および76が
駆動される。前記回転駆動源46の駆動作用下に回転駆動
軸46aを所定の方向に回転させると、これに軸着されて
いるプーリ48が回転し、このプーリ48とローラ52とに張
設されている溝付ベルト50を介し第1移動体56が矢印X
方向に移動する。一方、回転駆動源76の駆動作用下に回
転駆動軸76aを介しプーリ78を所定の方向に回転させる
と、同様にこのプーリ78とガイドローラ62とに張設され
ている溝付ベルト82により第2移動体84が矢印Y方向に
移動する。従って、ヒートカッター100は実質的に直交
座標系の2軸方向に移動して布地136の切断開始部位に
至る。その際、夫々の回転駆動源46、76の駆動を停止す
る。
36の切断開始位置に移送すべく回転駆動源46および76が
駆動される。前記回転駆動源46の駆動作用下に回転駆動
軸46aを所定の方向に回転させると、これに軸着されて
いるプーリ48が回転し、このプーリ48とローラ52とに張
設されている溝付ベルト50を介し第1移動体56が矢印X
方向に移動する。一方、回転駆動源76の駆動作用下に回
転駆動軸76aを介しプーリ78を所定の方向に回転させる
と、同様にこのプーリ78とガイドローラ62とに張設され
ている溝付ベルト82により第2移動体84が矢印Y方向に
移動する。従って、ヒートカッター100は実質的に直交
座標系の2軸方向に移動して布地136の切断開始部位に
至る。その際、夫々の回転駆動源46、76の駆動を停止す
る。
次いで、変位手段63を構成するリニアソレノイド64を駆
動しロッド64aを引張ばね70の引張力に抗して鉛直下方
向に変位させる。このため、前記ロッド64aに係着され
ている揺動部材66が鉛直下方向に揺動変位し、この揺動
部材66とガイドバー58aとに保持されている支持ロッド7
2が鉛直下方向に揺動変位する。この場合、リニアソレ
ノイド64を滅勢している状態では前記支持ロッド72はア
ーム部材94に係合してヒートカッター100のチップ部108
を布地136の上方に保持している(第3図中、二点鎖線
参照)。従って、前記したように、支持ロッド72を鉛直
下方向に揺動させることによって前記アーム部材94は鉛
直下方向に揺動し、ヒートカッター100のチップ部108が
加圧手段101(実質的に加圧板99と引張ばね96a、96b)
の作用下に布地136に所望の加圧状態で係合する(第3
図中、実線参照)。これによって、所定の温度に加温さ
れているチップ部108が布地136の切断開始部位を熱溶断
する。その際、リニアソレノイド64の作用下に取付板68
が揺動して緩衝器75に係合するため、アーム部材94が急
激に揺動することを阻止出来る。このため、ヒートカッ
ター100のチップ部108が配置板24に衝突して、例えば、
前記配置板24を損傷させる虞がない。
動しロッド64aを引張ばね70の引張力に抗して鉛直下方
向に変位させる。このため、前記ロッド64aに係着され
ている揺動部材66が鉛直下方向に揺動変位し、この揺動
部材66とガイドバー58aとに保持されている支持ロッド7
2が鉛直下方向に揺動変位する。この場合、リニアソレ
ノイド64を滅勢している状態では前記支持ロッド72はア
ーム部材94に係合してヒートカッター100のチップ部108
を布地136の上方に保持している(第3図中、二点鎖線
参照)。従って、前記したように、支持ロッド72を鉛直
下方向に揺動させることによって前記アーム部材94は鉛
直下方向に揺動し、ヒートカッター100のチップ部108が
加圧手段101(実質的に加圧板99と引張ばね96a、96b)
の作用下に布地136に所望の加圧状態で係合する(第3
図中、実線参照)。これによって、所定の温度に加温さ
れているチップ部108が布地136の切断開始部位を熱溶断
する。その際、リニアソレノイド64の作用下に取付板68
が揺動して緩衝器75に係合するため、アーム部材94が急
激に揺動することを阻止出来る。このため、ヒートカッ
ター100のチップ部108が配置板24に衝突して、例えば、
前記配置板24を損傷させる虞がない。
さらに、チップ部108の先端部に強化手段110(クロム鍍
金)が設けられており、前記チップ部材108が配置板24
に係合する際に前記チップ部108の折損を回避すること
が可能となる。
金)が設けられており、前記チップ部材108が配置板24
に係合する際に前記チップ部108の折損を回避すること
が可能となる。
そこで、回転駆動源46、76を駆動し、ヒートカッター10
0のチップ部108を二次元的に所望の軌跡に沿って移動さ
せることにより、所望のマークA、BおよびCの熱溶断
作業を行う(第6図参照)。
0のチップ部108を二次元的に所望の軌跡に沿って移動さ
せることにより、所望のマークA、BおよびCの熱溶断
作業を行う(第6図参照)。
この場合、ヒートカッター100のチップ部108は加圧手段
101の作用下に布地136に対し所定の加圧状態で係合して
いる。従って、布地136を確実に切断することが出来、
しかも移動機構38の作用下にヒートカッター100を比較
的高速で移動させても前記ヒートカッター100が不要に
揺動することがなく、マーク切断作業全体の効率化が達
成される。特に、加圧板99の数を増減させるだけでチッ
プ部108の加圧状態を調整し得るとともに、マーク切断
不良を阻止して高精度なマーク切断作業が遂行されると
いう効果が得られる。
101の作用下に布地136に対し所定の加圧状態で係合して
いる。従って、布地136を確実に切断することが出来、
しかも移動機構38の作用下にヒートカッター100を比較
的高速で移動させても前記ヒートカッター100が不要に
揺動することがなく、マーク切断作業全体の効率化が達
成される。特に、加圧板99の数を増減させるだけでチッ
プ部108の加圧状態を調整し得るとともに、マーク切断
不良を阻止して高精度なマーク切断作業が遂行されると
いう効果が得られる。
また、ヒートカッター100が矢印XおよびY方向に移動
されると、このヒートカッター100に接続されているコ
ード114が種々の方向に引張される。その際、コード114
が回転自在な支持部材116に吊持されているため、前記
支持部材116の回転作用下に前記コード114が引張される
方向に容易に指向されることになる。従って、コード11
4を支持部材116とアーム部材94との間に大きく弛ませる
必要がなく、これによって前記コード14がマーク切断作
業に干渉することがない。
されると、このヒートカッター100に接続されているコ
ード114が種々の方向に引張される。その際、コード114
が回転自在な支持部材116に吊持されているため、前記
支持部材116の回転作用下に前記コード114が引張される
方向に容易に指向されることになる。従って、コード11
4を支持部材116とアーム部材94との間に大きく弛ませる
必要がなく、これによって前記コード14がマーク切断作
業に干渉することがない。
チップ部108が非溶断部位に至る際にはリニアソレノイ
ド64を滅勢することにより引張ばね70の引張作用下に揺
動部材66を鉛直上方向に揺動変位させ、この揺動部材66
並びに取付部材74に一体的に橋架されている支持ロッド
74を鉛直上方向に移動させる。このため、前記支持ロッ
ド72がアーム部材94を鉛直上方向に揺動させ、このアー
ム部材94に把持部98を介して保持されているヒートカッ
ター100のチップ部108が布地136から離間するに至る。
ド64を滅勢することにより引張ばね70の引張作用下に揺
動部材66を鉛直上方向に揺動変位させ、この揺動部材66
並びに取付部材74に一体的に橋架されている支持ロッド
74を鉛直上方向に移動させる。このため、前記支持ロッ
ド72がアーム部材94を鉛直上方向に揺動させ、このアー
ム部材94に把持部98を介して保持されているヒートカッ
ター100のチップ部108が布地136から離間するに至る。
所望のマークA、BおよびCが熱溶断された後、ヒート
カッター100のチップ部108を布地136から離間させた状
態で夫々の回転駆動源46、76を駆動して前記ヒートカッ
ター100を清浄手段26側に移動させる。さらに、回転駆
動源46と76とを選択的に駆動し、ヒートカッター100を
所定の軌跡に沿って移動させる。このため、チップ部10
8が複数のワイヤ部材32に係合し、前記チップ部108から
溶着物が除去される。清浄作業終了後に、ヒートカッタ
ー100を所定の原位置に移動させておく。
カッター100のチップ部108を布地136から離間させた状
態で夫々の回転駆動源46、76を駆動して前記ヒートカッ
ター100を清浄手段26側に移動させる。さらに、回転駆
動源46と76とを選択的に駆動し、ヒートカッター100を
所定の軌跡に沿って移動させる。このため、チップ部10
8が複数のワイヤ部材32に係合し、前記チップ部108から
溶着物が除去される。清浄作業終了後に、ヒートカッタ
ー100を所定の原位置に移動させておく。
なお、本実施例では、加圧手段101を加圧板99と引張ば
ね96a、96bから構成しているが、例えば、モータとリン
クおよび/またはカムあるいはモータとギヤトレイン等
の組み合わせにより構成することも可能である。
ね96a、96bから構成しているが、例えば、モータとリン
クおよび/またはカムあるいはモータとギヤトレイン等
の組み合わせにより構成することも可能である。
[発明の効果] 以上のように構成される本発明に係るマーク用布地等の
切断装置では、次のような効果が得られる。
切断装置では、次のような効果が得られる。
加圧手段の作用下に熱溶断器の布地等に対する加圧状態
が調整されるため、前記熱溶断器を介し所望のマークを
確実に且つ迅速に切断することが出来る。これによっ
て、熱溶断器を比較的高速で移動させることが可能にな
り、マーク切断作業を効率的に遂行することが出来る。
が調整されるため、前記熱溶断器を介し所望のマークを
確実に且つ迅速に切断することが出来る。これによっ
て、熱溶断器を比較的高速で移動させることが可能にな
り、マーク切断作業を効率的に遂行することが出来る。
第1図は本発明に係るマーク用布地等の切断装置の概略
斜視図、 第2図は前記切断装置の一部省略斜視説明図、 第3図は前記切断装置を構成する変位手段を説明する一
部省略側面図、 第4図は前記切断装置を構成するヒートカッターの一部
切欠斜視説明図、 第5図は前記切断装置を構成する制御部のブロック図、 第6図は前記切断装置の動作を示す一部省略斜視図であ
る。 10……切断装置、12……載置台 38……移動機構、40……移動手段 83……移動手段、99……加圧板 100……ヒートカッター、101……加圧手段 108……チップ部、110……強化手段 116……支持部材、120……制御部
斜視図、 第2図は前記切断装置の一部省略斜視説明図、 第3図は前記切断装置を構成する変位手段を説明する一
部省略側面図、 第4図は前記切断装置を構成するヒートカッターの一部
切欠斜視説明図、 第5図は前記切断装置を構成する制御部のブロック図、 第6図は前記切断装置の動作を示す一部省略斜視図であ
る。 10……切断装置、12……載置台 38……移動機構、40……移動手段 83……移動手段、99……加圧板 100……ヒートカッター、101……加圧手段 108……チップ部、110……強化手段 116……支持部材、120……制御部
Claims (2)
- 【請求項1】布地等を載置する載置台と、 前記載置台に沿って直交座標系の2軸方向に変位自在な
移動機構と、 前記移動機構にアームを介して揺動可能に装着され、前
記直交座標系の2軸方向に任意の軌跡に沿って移動する
ことにより、その先端部で前記布地等から所望のマーク
等を切り抜く熱溶断器と、 前記アームに装着され、前記熱溶断器が揺動してその先
端部が布地等に係合する際の該先端部の加圧状態を調整
可能な加圧状態調整手段と、 を具備することを特徴とするマーク用布地等の切断装
置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、熱溶断器の
少なくとも先端部に載置台との係合による折損等を阻止
すべく強化手段を設けることを特徴とするマーク用布地
等の切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1342237A JPH0726318B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | マーク用布地等の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1342237A JPH0726318B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | マーク用布地等の切断装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14178492A Division JP2735436B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | マーク用布地等の切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03199463A JPH03199463A (ja) | 1991-08-30 |
JPH0726318B2 true JPH0726318B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=18352179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1342237A Expired - Lifetime JPH0726318B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | マーク用布地等の切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726318B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110079985A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-02 | 无锡大运服饰有限责任公司 | 自动点位机构 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6232098A (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-12 | ダイハツ工業株式会社 | ワンポイント状マ−クの形成方法 |
JP2552873B2 (ja) * | 1987-08-13 | 1996-11-13 | 松沢精機株式会社 | 材料試験機 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1342237A patent/JPH0726318B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03199463A (ja) | 1991-08-30 |
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