JPH07262701A - 光情報記憶装置 - Google Patents

光情報記憶装置

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JPH07262701A
JPH07262701A JP5243494A JP5243494A JPH07262701A JP H07262701 A JPH07262701 A JP H07262701A JP 5243494 A JP5243494 A JP 5243494A JP 5243494 A JP5243494 A JP 5243494A JP H07262701 A JPH07262701 A JP H07262701A
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JP
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sides
disc
recording
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control means
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JP5243494A
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Hideki Takahashi
秀樹 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの両面に同一の内容を記録し、又、
そのように両面に同一の内容が記録されたディスクを高
速再生し、更に、自動的な再生不能データ復帰機能を実
現できる情報記憶装置を提供する。 【構成】 光ディスクの両面に対応して配置された2つ
の光学ヘッドにより、ディスク両面に同一の内容が記録
する手段と、同一の内容が記録された光ディスクを再生
する際、再生ブロックは2つに分割し、分割された一方
の再生ブロックを第1の光学ヘッドにより、他方の再生
ブロックを第2の光学ヘッドにより、同時に再生する手
段と、一方の面に再生不能ブロックが生じている場合、
その失われた情報を他方の面から読み出し再生不能面に
書き込む手段を具備する情報記憶装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光情報記憶装置に関し、
特に光ディスクの両面に対して文字や画像情報を記録/
再生する光情報記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、光ディスクに情報を記憶する
際、ディスクの片側のみに光学ヘッドが配置されている
記憶装置の場合に限らず、ディスクの両側に光学ヘッド
が配置されている記憶装置の場合でも、記録される情報
は片面毎に独立して管理されている。それ故、再生時に
もディスク面毎に情報は再生されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光情報記憶装置
の場合、特にデータの長期信頼性が要求される場合は、
別の記憶媒体に定期的にバックアップを取るなどの作業
が必要であった。又、サーバ等のよううな場合、複数ユ
ーザが一つの記憶装置に集中してアクセスするとき、デ
ータの信頼性はもちろん、高速アクセス/高転送レート
が要求されるが、もともと磁気ディスクに比べアクセス
時の可動部質量の大きい光学ヘッドを有する光情報記憶
装置の場合、その低アクセス速度が問題であった。
【0004】従って本発明の目的は、ディスクの両面に
同一の内容を記録し、又、そのように両面に同一の内容
が記録されたディスクを高速再生し、更に自動的な再生
不能データ復帰機能を実現できる情報記憶装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による情報記憶装置は、情報記録ディスクの両
面に対して各々配置される第1及び第2記録ヘッドと、
前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
御手段と、前記ディスクの両面に同一の内容が記録され
るように前記第1及び第2制御手段を管理する手段とを
具備することを特徴とする。
【0006】又、本発明による情報記憶装置は、情報記
録ディスクの両面に対して各々配置される第1及び第2
再生ヘッドと、前記第1及び第2ヘッドを各々制御する
第1及び第2制御手段と、両面に同一の情報が記録され
ている前記ディスクから前記情報を再生し、前記ディス
クに再生不能エリアがある場合、前記再生不能エリアに
より失われた情報を復帰するように前記第1及び第2制
御手段を管理する手段とを具備することを特徴とする。
【0007】更に本発明による情報記憶装置は、情報記
録ディスクの両面に対して各々配置される第1及び第2
再生ヘッドと、前記第1及び第2ヘッドを各々制御する
第1及び第2制御手段と、外部制御装置からのコマンド
待ちの状態で、両面に同一の内容が記録されている前記
ディスクの再生不能エリアを自動検知及び復帰するよう
に前記第1及び第2制御手段を管理する手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】光ディスクの両面に対応して配置された2つの
光学ヘッドにより、ディスク両面に同一の内容が記録さ
れる。このように同一の内容が記録された光ディスクを
再生する際、再生ブロックは2つに分割され、分割され
た一方の再生ブロックは第1の光学ヘッドにより、他方
の再生ブロックは第2の光学ヘッドにより、同時に再生
されることで、再生に要する時間はほぼ半分に短縮され
る。ディスクの両面に同一の内容が記録されているの
で、一方の面に再生不能ブロックが生じていても、失わ
れた情報を他方の面から読みだし再生不能面に書き込む
ことにより、同一の内容が常に両面に記録されており、
長期信頼性を確保できる。
【0009】
【実施例】本発明は、光ディスクの両側に光学ヘッドを
配し、それぞれのヘッドがディスクに対して独立にアク
セス可能な光情報記憶装置において、ディスクの両面を
いかにして管理するかという問題に対する一つの解決策
である。今後、光情報記憶装置がサーバ等として、更に
複数のユーザにより使用される記憶装置となるために
は、更なるデータの信頼性の向上と高速アクセス・高転
送レートが望まれる。そこで、本発明による(1)記録
時の処理、(2)再生時の処理、(3)エラー発生時の
処理、の3点についてそれぞれ実施例を順に挙げる。
【0010】装置構成は、図2に示すようにモータ13
により回転駆動される光ディスク12の両側に光学ヘッ
ド11a、11bを配置し、それぞれの光学ヘッド11
a、11bに対する制御装置を各ヘッド毎に具備する。
光学ヘッド11a、11bにはアナログメカコン10
a、10bが接続され、各光ヘッドの運動は各アナログ
メカコンにより独立に制御される。アナログメカコン1
0a、10bにはRAM9a、9bが各々接続され、光
学ヘッド11a、11bの移動やエラーなどに関する情
報がRAM9a、9bにそれぞれ格納される。アナログ
メカコン10a、10bには又、信号処理部7a、7b
が接続され、各光学ヘッド11a、11bに対する記録
/再生信号が信号処理部7a、7bにより処理される。
アナログメカコン10a、10b及び信号処理部7a、
7bにはCPU8a、8bが接続され、CPU8a、8
bは光学ヘッド11a、11bを各々独立に制御してい
る。統合CPU1はこれらディスクの各面に対応する制
御系に接続されており、各制御系を統合している。RA
M6a、6bは統合CPU1及び各制御系に接続され、
光学ディスク両面に対する記録/再生情報格納エリア6
6a、66b、後述のジョブ管理メモリ65a、64
b、各種フラグ61a〜64a及び61b〜64b、再
生不能ブロックNo格納部67a、67bなどを有して
いる。このように本発明を適用する光情報記憶装置は、
光ディスク両面に対応する各制御系を統合する統合CP
U1を持つことで両面制御を実現している。統合CPU
1は以下に示すプログラムを実行し、このプログラムは
ROM2に格納されている。統合CPU1は又、I/F
処理部5を介してホスト装置4と接続され、書き込みデ
ータあるいは読み出しデータをホスト4の間で転送し、
これらのデータはRAM3に一次的に格納される。RA
M3はこのようなデータ格納エリア32と共に後述の統
合ジョブ管理メモリ31を有する。
【0011】次に本発明による第1実施例の処理とし
て、記録時処理を説明する。記録時処理とは、光情報記
憶装置がインタフェース処理部5を介して外部のホスト
装置4から光ディスクに情報を記録せよ、という命令を
受けてから光情報記憶装置内の統合CPU1が命令内容
を解読し、それに対する動作開始の指令を各光学ヘッド
制御回路に出し、CPU1が記録動作終了を各光学ヘッ
ド制御回路から受けて、再びインタフェース処理部5を
介して外部のホスト装置4に結果を返すまでの一連の処
理と、ここでは定義する。実際の動作の概要は図1のよ
うになる。即ち、統合CPU1は記録命令をホスト装置
4から受信後、論理アドレス及び記録内容をRAM6
a、6bに格納し、両面同時に記録するための指令をC
PU8a、8bに送出する。図3に示すように、この指
令を受けた各CPU8a、8bは、アクセス動作を行い
光ディスク12上の目的ブロックに光学ヘッド11a、
11bを移動させる。目的ブロックに到着したら記録動
作を行う。記録動作が終了したら、記録終了フラグ61
a、61bを立てる。記録終了フラグ61は統合CPU
1と共有するメモリ(RAM6)を使用している。両面
とも終了フラグが立った時点で、記録動作終了とする。
CPU8a、8bはこの後コマンド待ち状態となる。記
録動作が終了したら、インタフェース処理部5を介して
ホスト装置4に終了を返す。これが基本的フローであ
る。
【0012】更に図4で示したようなフローでも良い。
即ち、統合CPU1がCPU8a、8bに記録の指令を
出すところまでは同一であるが、前者と違い、アクセス
動作を行い、目的ブロックに光学ヘッドを移動させ、記
録動作が終了したヘッドが一つあれば記録動作終了とし
ホスト装置4に終了を返す。記録動作の修了していない
もう一つのヘッドは、記録動作が終了するまで記録動作
を行い、終了した時点で終了フラグ61を立て記録動作
を終了し、使用していたRAMを解放する。この場合の
メリットは、ホスト装置4から見て書き込み速度は両光
学ヘッド11a、11bのうち速い方に合わせられるこ
とである。書き込み命令が連続して来る場合、書き込み
用バッファ(RAM31)には次の内容をホストから送
っておいてもらえば良い。そして、光ディスク装置内で
両ヘッド11a、11b共に記録動作が終了した時点
で、次の書き込み動作に入るようにする。つまり、記録
動作は、ホスト装置4に対しては、速く動作の終了した
ヘッドに合わせ終了を返し、次の動作開始は両ヘッド共
記録動作が終了している場合に行う。しかしながら、こ
のように両ヘッドの動作が同一になるまで待つ場合に
は、ホスト装置から来る次の命令を実行するまでのタイ
ムラグが問題になる場合もある。
【0013】上記問題を解決する方法は、一つでも待ち
状態のヘッドがあれば書き込み命令を実行することで解
決できる。即ち、一つのヘッドが書き込み動作中でも、
もう一つのヘッドが待ち状態であれば、そのヘッドにつ
いては直ちに書き込み命令を実行する。但し、最終的に
はディスクの両面に同一の情報が記録されるようにする
ために、書き込むべき情報を格納エリア66a、66b
に格納しておき、終了した時点で順次解放していく。各
ヘッドに対するジョブ内容は、時差こそあれ結局同じな
ので、ジョブ管理メモリ65a、65bに同一ジョブ内
容を格納し、各ヘッドのジョブ遂行状況を統合CPU1
が監視して、両ヘッド共にジョブが終了したら該当する
メモリエリアを解放する。ジョブ管理メモリ65a、6
5bを使って記録を行う方法は例えば図5のようにな
る。統合CPU1はホスト装置4から記録命令を受信す
ると、ジョブ管理メモリ65に空きがあるか調べる。空
きがある場合には論理アドレスをそのジョブ管理メモリ
65にセットし、記録内容を格納エリア66に書き込
む。図中、Nはジョブ番号で、ここでは3つのジョブ
(N=1〜3)を仮定し、各々独立の書き込みジョブと
する。ジョブ番号1〜3には対応するジョブNフラグが
設定され、これらのフラグはジョブ管理メモリ65内に
設けられている。統合CPU1は空いているジョブ管理
メモリに対応するジョブNフラグをクリアする。各CP
U8a、8bは図6に示すように、ひたすらジョブ管理
メモリ65の内容を各々実行する。統合CPU1はCP
U8a、8bが所定のジョブを終えたかどうかを常に監
視しており、ジョブ管理メモリが一つでも空いたら、統
合CPU1はホスト装置4からのコマンド待ち状態にな
る。その間、CPU8a、8bは残ジョブが無くなるま
で動作を継続する。ショブ終了時には必ずジョブNO6
2と併せて終了フラグ63を立てる。全ての残ジョブに
対する終了の判定とメモリエリアの解放はコマンド受付
けルーチンを経由して繰り返し実行される。以上のよう
に動作させることで、光ディスク両面に同一の内容を記
録することが可能となる。
【0014】次に本発明による第2の処理として再生時
処理を説明する。再生時処理とは、ディスク両面に同一
の情報が記録されている光ディスクが装填されており、
ディスクの両面に光学ヘッドが配置され、個々のヘッド
が独立にアクセス動作可能な図に示すような光情報記憶
装置に対して、ホスト装置がインタフェースを介して光
情報記憶装置に再生命令を出し、その命令を受けた光情
報記憶装置がディスクからの記録情報の再生動作を実行
後、再びインタフェースを介してホスト装置にデータを
転送するまでの処理と、ここでは定義する。
【0015】ここではまず、簡単のためにディスクの両
面にそれぞれ1つずつの光学ヘッドを有する図2のよう
なシステムについて説明する。ホスト装置4から、イン
タフェース処理部5を介して再生命令が送られると統合
CPU1では、再生すべき論理ブロックを2等分割す
る。例えば、1〜1000ブロックを再生する場合に
は、1〜500と501〜1000に分割する。この2
等分割されたブロック情報を得るために、光学ヘッドの
それぞれにアクセス動作を行わせ、それぞれが再生した
データを格納エリア66aに格納する。データ再生が終
了したヘッドは終了時に再生終了フラグ63aを立て
る。両面とも再生終了フラグが立った場合、各ブロック
を合成し、1〜1000ブロックの形に合成した後、イ
ンタフェース処理部5を介してホスト装置4にデータを
転送する。これにより、従来1つの光学ヘッドで1〜1
000ブロックを再生していた場合に比較して、2倍の
高速化が図られる。
【0016】さて、データの再生が問題なく行われる場
合はこれで良いのだが、実際には再生動作のリトライ、
エラー訂正等によってもデータの再生が出来ない場合も
ごくまれではあるが発生する。このような場合は、図7
に示すようなシーケンス動作を実行することにより、デ
ータ再生の確率を大幅に挙げることが出来る。例えば、
A面に1〜500ブロック、B面に501〜1000ブ
ロックが割り振られた再生指令において、A面で再生不
能ブロックが発生したとする。その場合、再生不能ブロ
ックNO.をメモリに格納し異常フラグ64aを立て
る。そして、1〜500ブロックの再生動作を一通り終
了させ終了フラグ63aを立てる。このとき、各CPU
8a、8bが行う動作フローを図8に示す。ここで、B
面については正常終了しているものとする。統合CPU
はA面が異常終了しているのでその原因を解読する。こ
の場合、再生不能ブロックが発生しているので、A面の
反対面、即ち、B面から該当論理ブロックを再生するよ
うにB面管理のCPU8bに命令を出す。そして、得ら
れた再生データを該当メモリ66bに格納する。それか
らA面の再生不能だった該当ブロックの書き直しを行
う。これにより、A面情報が復活しB面と同一の内容に
保たれる。これで、1〜1000ブロック全てが再生で
きたので再生データをインタフェース処理部5を介して
ホスト装置4に転送し、動作終了となる。
【0017】このデータリカバリ動作については再生不
能ブロック発生時に反対面より再生動作を行い、再生で
きた内容を再生不能の論理ブロックに再書き込みするも
のであるが、これらの一連のリカバリ動作によっても再
生不能になるのは両面とも再生不能の場合のみである。
両面とも再生不能となる確率は、片面のエラーレートの
二乗であるので、例えば、片面のエラーレートが10
-12 の場合、10-12 ×10-12 =10-12 となる。
【0018】以上のように同一内容が記録されている光
ディスクを、光学ヘッドが片面に1つずつ両面に2個配
置されている光情報記憶装置により再生する場合は、再
生ブロックアドレスの割り振りは2等分割で良いが、こ
れはもっと光ヘッドの個数が増えても同様である。即
ち、A面に配置されている光学ヘッド数をm個、B面の
光学ヘッド数をn個とした場合、これらのヘッドが全て
独立にアクセス動作可能な場合は、再生ブロック総数を
kブロックとして、各ブロックの先頭アドレスをアドレ
スN1〜Nkとすると、データ分割は、(m+n)等分割
とすれば良い。
【0019】即ち、Δk=INT(k/(m+n))と
する場合(INTは整数化を意味する)、 N2i=N2i-1+Δk、 N2i+1=N2i+1 (但し、i>=1) とし、 Bi =N2i-1〜N2i (i:1〜(m+n−1)) のように分割すれば良い。
【0020】(m+n)個のヘッドを全て使用する場合
には、以上のようにすれば良いが、省電力化や、ホスト
装置からの複数命令の実行をヘッド(グループ)毎に分
割して処理するマルチタスク機能を盛り込む場合などに
は(m+n)個以下で適宜使用すれば良い。しかし、3
個以上のヘッドを同時に用いて再生動作を行っても、再
生不能なブロックが発生した場合は、それぞれに対して
異常フラグを立て再生不能ブロックの反対面から該当ブ
ロックを再生し、再生不能面に該当ブロックの正規情報
を記録する動作は2ヘッドの場合と同様である。
【0021】さて、以上の場合が複数ブロックを再生す
る場合の基本的な考え方であるが、実際には、1ブロッ
クのみ再生する場合等再生ブロック数が少ない場合、複
数ヘッドを同時に用いてもトータルのアクセス速度の向
上に寄与しにくい。このような場合は、一定ブロック数
以上連続して再生する場合に、複数ヘッドを用いて再生
し、ブロック数が少ない場合は、1つのヘッドのみで再
生しても良い。又、3個以上のヘッドを有する場合、再
生ブロック数に応じて、更に細かく場合分けして、ブロ
ック数が多くなるにつれ用いるヘッドの数を増やすよう
にしても良い。
【0022】次に本発明による第3の処理として、自動
再生不能ブロック復帰処理を説明する。再生不能復帰と
は、両面に同一内容が記録された光ディスクが装填さ
れ、ディスクの両面にそれぞれ1つ以上の光学ヘッドを
具備した両面アクセス可能な図2に示すような光ディス
ク装置において、常にディスクの両面が同一内容になる
ように保全する機能を言う。何らかの原因による光ディ
スクの膜の劣化が発生すると記録された情報が失われ
る。このようなことに対処する方法として光情報記憶装
置がホスト装置4からのコマンド待ちの状態にある場
合、光情報記録装置内部では、図10に示したように、
フォーカス異常、トラッキング異常、電源異常、等の各
種の異常が無いか自己チェックを行っている。そこでこ
の自己チェックの一つとしてディスク状態をチェックす
る機能を盛り込むことで空き時間を有効に利用してディ
スクの保全を行うことが出来る。チェックは実際に再生
を行って、両面の内容が同一であるかどうかを調べれば
良いが、通常ディスクに書かれた情報はリードソロモン
などのエラー訂正用の符号が各々付加されており、再生
時にエラーの有無が分かるので、両面が同一であること
を認識するのではなく、各面でエラーが無いことを認識
できれば良い。
【0023】上記チェックフローを図9に示す。チェッ
クの順番は内周(外周)から外周(内周)とし、一定ブ
ロック数毎再生を行い正常であるかを確認する。再生動
作を行う前に再生開始アドレスをメモリに格納し、そこ
から一定ブロック再生する。もしも、再生不能ブロック
が見つかった場合には該当ブロックを反対面から再生
し、再生不能面に書き込む。反対面からも再生不能の場
合にはエラー処理を行う。エラー処理とは、適宜定めれ
ば良いが、例えば、エラー履歴格納用のメモリにエラー
内容を格納する、ホスト装置にエラー情報を伝える、エ
ラー発生フラグを立てる、等がある。一定ブロックのチ
ェックが終了したら、チェック開始アドレスを更新す
る。但し、ホスト装置からコマンドを受信したときには
直ちに実行しなければならない。そのような場合は、チ
ェック途中でもコマンド実行を優先させ、再びコマンド
待ちの状態になったときに記憶させていた開始ブロック
アドレスを呼出し、そこから再度チェックを始める。こ
のようにして、記録されている全てのブロックを再生、
チェックし終わったら、再び最内周から順に同様の方法
でチェックを行う。これにより、両面に同一の情報が記
録されたディスクの状態を保つことが可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明により、ディスクの両面に光学ヘ
ッドを有し、それぞれのヘッドが独立にディスクにアク
セス可能な装置において、ホスト装置側で意識すること
無く、両面に同一の内容を記録し、両面に同一の内容が
記録されたディスクを高速再生し、自動的な再生不能デ
ータ復帰機能を実現できる。これにより、光ディクに書
かれた情報のデータ寿命や装置トラブルによる情報破壊
に対しての安全性が格段に高まり、高速アクセス、高転
送レートが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は統合CPUによる記録時処理フローチャ
ート。
【図2】図2はシステム構成ブロック図。
【図3】図3は各CPUによる記録時処理フローチャー
ト。
【図4】図4は統合CPUによる記録時処理フローチャ
ート。
【図5】図5は統合CPUによる記録時処理フローチャ
ート。
【図6】図6は各CPUによる記録時処理フローチャー
ト。
【図7】図7は統合CPUによる再生時処理フローチャ
ート。
【図8】図8は各CPUによる再生時処理フローチャー
ト。
【図9】図9は自動再生不能ブロック復帰処理フローチ
ャート。
【図10】図10は統合CPUによる一連の処理フロー
チャート。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2記録ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 前記ディスクの両面に同一の内容が記録されるように前
    記第1及び第2制御手段を管理する手段と、を具備する
    ことを特徴とする情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 ディスクフォーマットされた情報記録デ
    ィスクの両面に対して各々配置される第1及び第2記録
    ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 外部制御装置からの書き込み命令に対して、前記ディス
    クの両面に同一の内容が記録されるように前記第1及び
    第2制御手段を管理する手段と、を具備することを特徴
    とする情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2記録ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 外部制御装置からの書き込み命令に従って、前記ディス
    クの両面に同一の内容が記録されるように前記第1及び
    第2制御手段を管理し、少なくとも片面に対する記録が
    終了した時点で前記外部記憶装置に対して記録動作の終
    了を通知する手段と、を具備することを特徴とする情報
    記憶装置。
  4. 【請求項4】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2再生ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 両面に同一の情報が記録されている前記ディスクから前
    記情報を再生し、前記ディスクに再生不能エリアがある
    場合、前記再生不能エリアにより失われた情報を復帰す
    るように前記第1及び第2制御手段を管理する手段と、
    を具備することを特徴とする情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2再生ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 外部制御装置からの再生命令に従って、両面に同一の内
    容が記録されている前記ディスクに対して再生動作を行
    い、前記ディスクの一方の面に再生不能エリアを検出し
    た場合、前記ディスクの他方の面に記録されている情報
    を用いて、前記ディスクの一方の面を復帰させるように
    前記第1及び第2制御手段管理する手段と、を具備する
    ことを特徴とする情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 情報記録ディスクの両面に対して配置さ
    れる少なくとも2つの再生ヘッドと、 外部制御装置からの再生命令に従って、両面に同一の内
    容が記録されている前記ディスクに対して再生動作を行
    う際、全再生ブロック数を前記光学ヘッドの総数で均等
    分割した再生ブロック数を各ヘッドに割り当てる手段
    と、 前記ディスクの一方の面に再生不能ブロックが存在する
    場合に、その再生不能ブロックにより失われた情報を前
    記ディスクの他方の面に記録されている情報を用いて、
    前記ディスクの一方の面に記録する手段と、を具備する
    ことを特徴とする情報記憶装置。
  7. 【請求項7】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2再生ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 外部制御装置からのコマンド待ちの状態で、両面に同一
    の内容が記録されている前記ディスクの再生不能エリア
    を自動検知及び復帰するように前記第1及び第2制御手
    段を管理する手段と、を具備することを特徴とする情報
    記憶装置。
  8. 【請求項8】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2再生ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 外部制御装置からのコマンド待ちの状態で、両面に同一
    の内容が記録されている前記ディスクの一方の面上の再
    生不能エリアを検知し、前記ディスクの他方の面より得
    られる再生情報より、前記ディスクの一方の面上の該当
    ブロックに対して再記録動作を行うことにより、前記再
    生不能ブロックを復帰するように前記第1及び第2制御
    手段を管理する手段と、を具備することを特徴とする情
    報記憶装置。
  9. 【請求項9】 情報記録ディスクの両面に対して各々配
    置される第1及び第2再生ヘッドと、 前記第1及び第2ヘッドを各々制御する第1及び第2制
    御手段と、 外部制御装置からのコマンド待ちの状態で、両面に同一
    の内容が記録されている前記ディスクに対し、最内周あ
    るいは最外周ブロックから一定ブロック数単位で順番に
    再生動作を行い、最外周あるいは最内周ブロックに達し
    た場合に再び最内周あるいは最外周ブロックより同様の
    動作を行い、前記ディスクの一方の面に再生不能ブロッ
    クが存在する場合には、他方の面より得られる再生情報
    より、再生不能面の該当ブロックに対して再記録動作を
    行うことにより、前記再生不能ブロック復帰を行うよう
    に前記第1及び第2制御手段を管理する手段と、を具備
    することを特徴とする情報記憶装置。
JP5243494A 1994-03-24 1994-03-24 光情報記憶装置 Pending JPH07262701A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507314A (ja) * 2005-06-30 2009-02-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データ損失に備えて高度な冗長性及び耐性を有する小型カートリッジフリー光ディスク

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JP2009507314A (ja) * 2005-06-30 2009-02-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データ損失に備えて高度な冗長性及び耐性を有する小型カートリッジフリー光ディスク

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