JPH0726216B2 - 金属の腐食および亀裂成長防止組成物、それによる金属の腐食および亀裂成長を防止する方法、ならびに金属の腐食および亀裂成長防止に使用する、エラストマーに硬化可能な液体重合体組成物、それによる金属の腐食・亀裂成長防止方法 - Google Patents

金属の腐食および亀裂成長防止組成物、それによる金属の腐食および亀裂成長を防止する方法、ならびに金属の腐食および亀裂成長防止に使用する、エラストマーに硬化可能な液体重合体組成物、それによる金属の腐食・亀裂成長防止方法

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JPH0726216B2
JPH0726216B2 JP2283567A JP28356790A JPH0726216B2 JP H0726216 B2 JPH0726216 B2 JP H0726216B2 JP 2283567 A JP2283567 A JP 2283567A JP 28356790 A JP28356790 A JP 28356790A JP H0726216 B2 JPH0726216 B2 JP H0726216B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、大気中に、特に環境中にしばしば存在する塩
類水溶液(例えば、NaCl水溶液)に、曝された金属の腐
食または亀裂成長を防止するのに用いられる組成物およ
び方法に関する。
本発明の方法には、好ましくは重合体(例えば、ポリア
ミド系,アクリル系、エポキシ系などのそれ)によるコ
ーティングまたはシーリング組成物の形態の、より好ま
しくは固体、例えばエラストマーへの硬化が可能な液体
重合体組成物である、腐食または亀裂成長防止組成物を
(例えば、ある種のコーティング剤として)金属表面に
塗布する段階が含まれる。この種のエラストマー性重合
体組成物としては、ポリスルフィド、ポリチオエーテ
ル、ポリウレタン、およびポリエーテルが挙げられる。
特に好適なのは、メルカプタン基を末端残基とする重合
体、例えば固体エラストマーへと硬化が可能な重合体で
ある。
本発明は、互いに強固に固定された少なくとも2種類の
金属部品の対向するすり合わせ表面が、それらの間に接
点または間隙を形成している、金属部品の腐食を防止す
るのに特に適している。
[従来の技術] 金属部品の腐食を防止するために、金属部品(特にアル
ミニウムまたはアルミニウム合金の部品)間の境界面が
形成する接点または間隙は、しばしば液体集合体で充填
される。次いで、この重合体は、エラストマー性固体へ
と硬化させられ、接合された金属のすり合わせ表面で
の、酸素はもとより、塩類水溶液の接触をも防止するの
に役立てられる。
アルミニウム(アルミニウム合金も含む)の腐食の問題
は、航空機および船舶の場合は、これらを構成する部品
が、しばしば、異なる多数の金属を用いて製造されてい
ることから、重大な問題となっている。
異種金属を用いた場合には、腐食が特に重大な問題とな
る。例えば航空機の場合、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金は、カドミウム、ニッケル、ステンレス鋼、チ
タン等々の表面を有するリベットを用いて互いに強固に
固着される。そのため、このようなリベットと板金との
間の間隙あるいは接点は、特に酸素の存在下で、塩類水
溶液に曝露された場合に激しく腐食されるという問題を
生じる。同じことは、アルミニウムまたはアルミニウム
合金製の外部構造が、鋼製の船体に接合されている船舶
についても、全く同様に当てはまる。
従来は、異種金属間の塩類水溶液の排除、電気的絶縁、
および流電陽極が、この種の金属の腐食を抑制するのに
用いられる主要な手段であった。
航空機および船舶とも、その構造的な応力および運動が
大きいため、塩類水溶液を排除し、かつ構造的運動に適
応させるには、エラストマー性シーラントまたはコーテ
ィング剤が好適な材料となっている。しかしながら、実
践的には、エラストマーを用いて密封あるいは被覆され
た金属構造の多数の境界面には、塩類水溶液が絶えず混
入し、金属の腐食または亀裂成長を生起させることによ
って、構造的構成要素を激しく侵し、かつ弱体化させ
る。
この問題に対処するため、米国特許第3,730,937号明細
書、および同じく第3,841,896号明細書では、有害なク
ロム酸塩が腐食防止化合物として利用されている。
上記米国特許に開示された腐食防止クロム酸塩含有ポリ
スルフィドのコーティング剤またはシーラントは、隣接
する外部板金間の密着表面の腐食はもとより、結締具孔
の剥離腐食を防ぎ、それによって、金属構造物、例えば
航空機その他の操業寿命を大幅に延長させるが、他方こ
のような腐食防止化合物に付随する有毒クロム酸塩含有
廃棄物の処理に伴う困難に関する懸念は増大している。
クロム酸には毒性の問題が伴うことから、金属の腐食を
抑えるための他の化合物が研究されており、このような
化合物としては、硝酸ナトリウム、モリブデン酸ナトリ
ウム、およびメタケイ酸ナトリウムがある。
しかし、クロム酸塩含有のコーティング剤またはシーラ
ントがもたらすのと同程度の腐食防止を達成するには、
ほぼ5倍の非毒性腐食防止化合物を、シーラント材料に
添加しなければならない。しかも、上記の非毒性腐食防
止剤化合物を含有する処方物を、例えばポリスルフィド
のシーラントに添加する場合、ポリスルフィドシーラン
ト材料の硬化速度に悪影響が及び、許容され得ないよう
な硬化の加速あるいは遅延のいずれかが生じる結果とな
る。
上記腐食防止剤化合物のカプセル化が、硬化問題の解決
策として提案されてはいるが、これは高価であると同時
に、時間がかかる方法である。
前記の通り、腐食に加え、周期的に応力が生じる金属構
造、例えば航空機、船舶その他においては、発生する疲
労亀裂は環境的に促進される。例えば、鹹水環境中での
高張力アルミニウムの疲労亀裂の速度は、乾燥した砂漠
のような環境中で生じる速度の2倍以上である。このよ
うな環境的に促進される疲労亀裂は、基本的には水素に
よる脆化現象であって、腐食過程と関連付けることが可
能である。
水が金属、例えばアルミニウムと反応する際の腐食生成
物は、水酸化アルミニウムと水素である。疲労亀裂が生
じる状況では、発生期の原子状水素は、亀裂先端の最大
応力の帯域に移行し、その物理的存在によって、結晶粒
を引き離すのに必要な力を減少させる。研究によれば、
最良の浮力防止剤、例えばクロム酸塩は、一たび亀裂が
始まってしまえば、アルミニウム合金のような金属の疲
労亀裂の速度に対してほとんど無力である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、環境的には基本的に無害であるととも
に、重合体によるコーティング剤およびシーラント、特
にエラストマー性材料と反応せず、その結果、エラスト
マー性重合体の硬化速度を加速あるいは減速するという
好ましくない作用を持たない、腐食または亀裂成長防止
組成物の提供にある。
[課題を解決するための手段] 本発明の腐食および亀裂防止組成物は、 (1) (a)モリブデン酸セリウム(III)と、
(b)リン酸(オルトまたはメタリン酸、あるいは次リ
ン酸)、あるいは、オルトホスホン酸またはホスフィン
酸のアンモニウム塩(以下、リン酸またはホスホン酸の
アンモニウム塩と称することもある)のうち少なくとも
1種との混合物、 (2) モリブデン酸セリウム(III)、あるいは (3) リン酸またはホスホン酸のアンモニウム塩のう
ち1種ないしそれ以上 からなっている。
前記(a)モリブデン酸セリウム(III)と、(b)リ
ン酸またはホスホン酸のうちの少なくとも1種によるア
ンモニウム塩との混合物は、これを直接金属に塗布する
こともできるが、コーティング剤またはシーラントへと
硬化させることが可能な液体重合体組成物と混合し(以
下、混合物をモリブデン酸セリウム(III)・アンモニ
ウム塩液体重合体組成物と称することもある)、次い
で、保護しようとする金属に直接塗布するのが好適であ
る。
一層好ましいのは、本発明のこの腐食防止また亀裂成長
防止組成物を、固体エラストマーへと硬化可能な液体重
合体に混入させ(以下、この組成物をモリブデン酸セリ
ウム(III)・アンモニウム塩液体重合体エラストマー
組成物と称することもある)、次いで、金属に塗布し
て、液体重合体エラストマー組成物を固体エラストマー
へと硬化させることである。
同様に、モリブデン酸セリウム(III)による腐食また
は亀裂成長防止組成物は、保護しようとする金属にこれ
を単独で塗布することもできるが、最初にモリブデン酸
セリウム(III)をシーラントまたはコーティング剤へ
と硬化可能な液体重合体と混合する方が好適である(以
下、混合物をモリブデン酸セリウム(III)液体重合体
組成物と称することもある)。
一層好適なのは、モリブデン酸セリウム(III)を、固
体エラストマーへと硬化可能な液体重合体に混入させる
ことである(以下、これをモリブデン酸セリウム(II
I)液体エラストマー組成物と称することもある)。モ
リブデン酸セリウム(III)液体エラストマー組成物を
金属に塗布し、これをエラストマー性固体へと硬化させ
るのである。
上記の2種類の本発明の腐食または亀裂成長防止組成物
についてと全く同様に、リン酸またはホスホン酸のアン
モニウム塩は、これを保護しようとする金属に直接塗布
することもできるが、初めにシーラントまたはコーティ
ング剤へと硬化可能な液体重合体と混合し(以下、この
混合物をアンモニウム塩重合体組成物と称することもあ
る)、次いで、前記アンモニウム塩重合体組成物を金属
に塗布して、液体重合体組成物をシーラントまたはコー
ティング剤へと硬化させる方が好ましい。
更に好ましいのは、リン酸またはホスホン酸のアンモニ
ウム塩を固体エラストマーへと硬化可能な液体重合体組
成物に混入させ(以下、これをアンモニウム塩液体重合
体エラストマー組成物と称することもある)、金属に塗
布して、この組成物を固体エラストマー性組成物へと硬
化させることである。
現時点では、本発明の組成物の腐食防止または亀裂成長
防止作用は、塩化亜鉛の添加によって増強されるものと
考えられている。塩化亜鉛と、本発明の防止組成物、と
りわけ(1)または(2)の組成物との相対的均質な混
合物の形成によって、これがなされる。
本発明の組成物および方法は、その表面への上記組成物
の塗布によって、アルミニウム、およびその合金に対す
る腐食性の侵食を防止するのに特に有用である。
上記組成物および方法は、アルミニウムまたはアルミニ
ウム合金と、これと互いに接合または結合された異種金
属との境界面を保護するのに、更に一層有用である。こ
れは、境界面同士の間隙に本発明の液体重合体組成物
(特に、液体エラストマー性重合体組成物)を充填し
て、液体重合体を固体へと硬化させることによってなさ
れる。後者の場合には、2種類の異種金属の表面間に固
体のシーラントまたはコーティング剤(好ましくはエラ
ストマー性シーラントまたはコーティング剤)が形成さ
れる。これによって、最新の航空機にしばしば見出され
る組合わせである、例えばアルミニウムとカドミウムめ
っきの鋼性結締具との間の、ガルバニ電気による相互作
用が最小限に抑えられるのである。
リン酸またはホスホン酸のアンモニウム塩の1種類ない
しそれ以上、またはモリブデン酸セリウム(III)との
前記アンモニウム塩の混合物を用いた場合に、前記アン
モニウム塩が上記のような効果的な腐食防止作用を発揮
することは、リン酸またはホスホン酸の各種のアルカリ
性の塩をポリ硫化アリーレン樹脂に添加した場合に、樹
脂の成形に用いられる鋳型の二硫化硫黄との接触による
その腐食が、これによって防止されるという米国特許第
4,212,793号明細書の開示内容からすれば、特に驚異的
である。
前記米国特許第4,212,793号明細書に記載の水溶性の塩
(ホスフィン酸ナトリウム、およびオルト三リン酸ナト
リウム)には、これをエラストマーに混入させた場合に
は、塩類水溶液への曝露による、アルミニウムまたはア
ルミニウム合金の類の金属の腐食を防止するのに取り立
てて作用がないことが判明している。
単独でも、あるいはモリブデン酸セリウム(III)また
は塩化亜鉛含有の混合物中でも、特に効果的であること
が判明しているアンモニウム塩は、オルトリン酸または
ホスフィン酸のそれである。好適なアンモニウム塩は、
ホスフィン酸アンモニウム、およびリン酸二水素アンモ
ニウム、ないしはそれらの混合物である。
現時点では、好ましくは金属部品との接触に際してエラ
ストマー性固体へと硬化する、液体重合体への前記アン
モニウム塩の混入は、前記金属部品の亀裂成長の防止は
もとり、孔食および腐食、特にすきま腐食をも軽減する
ものと考えられている。
本発明は、アルミニウム(もしくはアルミニウム合金)
の孔食、腐食、および亀裂を防止するのに、たとえば異
種金属製の、例えばチタン製の結締具、例えばリベット
を用いて前記表面が互いに強固に固定され、または結合
されている場合であっても、非常に有用であると思われ
る。
また、本発明の組成物は、アルミニウムと、チタンまた
はカドミウムめっき鋼製の結締具との間のガルバニ電気
による相互作用を最小限に抑止する。
本発明の好適な液体重合体は、ポリスルフィド、ポリウ
レタン、ポリチオエーテル、およびポリエーテルであ
り、特に好適な液体重合体は、メルカプタン基を末端残
基とする前記重合体である。
本発明は、アルカリ性酸化触媒を用いて硬化されるエラ
ストマー性重合体に特に有益である。例えば、メルカプ
タン基を末端残基とする重合体の大半は、アルカリ性の
酸化触媒を用いて、単独で、あるいはアルカリ性物質、
例えば水酸化ナトリウムの添加によって硬化する。酸化
触媒を用いて前記重合体の硬化を実施するには、ほとん
どの酸化触媒の場合にアルカリ性の環境でこれを実施し
なければならない。pHが7より大でなければならないか
らである。
本発明のメルカプタン基を末端残基とする重合体の硬化
に有用な酸化触媒としては、有機および無機の過酸化物
(例えば過酸化カドミウム)、および酸化物、例えば二
酸化マンガンである。二酸化マンガンの場合は、触媒作
用を効果的にするために、少量の(約0.5〜約3重量%
の)水酸化ナトリウムを添加する。二酸化マンガン触媒
とともに存在する水酸化ナトリウムは、アンモニウム塩
を対応するナトリウム塩に転化するはずであり、これは
前記の通り、塩類水溶液に曝露された際の金属部品の腐
食の抑止、または疲労亀裂成長の防止には相対的に無効
であると判明しているから、本発明のアンモニウム塩
が、前述のような卓越した成果を挙げるのは特に驚異的
である。
前述の通り、本発明の腐食および亀裂成長防止化合物
は、比較的毒性が少なく、かつ、これがまさに重要な点
であるが、本発明のコーティング剤組成物またはシーラ
ント組成物の一部を形成する液体重合体、特にエラスト
マー性液体重合体の硬化特性に悪影響を及ぼすことがな
い。
最も広い意味で本発明は、弾性に富み、かつ硬化可能な
エラストマー性物質に対して非反応性であって、このエ
ラストマー性物質の硬化速度に影響しないばかりでな
く、環境的にも基本的に無害な、腐食または亀裂成長防
止組成物に関する。
(1) (a)モリブデン酸セリウム(III)と、
(b)リン酸(オルトまたはメタリン酸、あるいは次リ
ン酸)、あるいは、オルトホスホン酸またはホスフィン
酸のアンモニウム塩のうちの少なくとも1種との混合
物、 (2) モリブデン酸セリウム(III)、あるいは (3) リン酸またはホスホン酸のアンモニウム塩のう
ちの1種ないしそれ以上 である。
モリブデン酸セリウム(III)は、硝酸セリウム(III)
とモリブデン酸ナトリウムとをほぼ化学量論的比率で、
あるいは重量比でほぼ1:1とし、硝酸セリウム(III)が
僅かに過剰となるようにして、反応させることによっ
て、これを調製することができる。反応式は下記の通り
である。
3Na2MoO4・2H2O+2Ce(NO3)3・6H2O→Ce2(MoO4)3+6NaNO3+18
H2O 反応は、硝酸セリウム(III)およびモリブデン酸ナト
リウムを適当な水性溶媒、例えば、蒸留水などに溶解さ
せて、これを進行させる。硝酸セリウム(III)および
モリブデン酸ナトリウムを溶解させるのに、必要にして
充分な量の溶媒を用いるのが好ましい。次いで、化合物
をほぼ化学量論的比率で化合させると、黄色沈澱が形成
されるが、これがモリブデン酸セリウム(III)であ
る。
モリブデン酸セリウム(III)を硝酸ナトリウムから分
離するには、いかなる適当な手段、例えば濾過を用いる
ことも可能であるが、必ずしも両反応生成物を分離する
必要はなく、何ら不都合な作用もなくこれらを併用する
ことができる。更に、モリブデン酸セリウム(III)だ
けでも、モリブデン酸セリウム(III)と硝酸ナトリウ
ムとの混合物でも、これを本発明のホスホン酸またはリ
ン酸のアンモニウム塩と混合することができる。ただ
し、重量部を用いて計算する場合は、モリブデン酸セリ
ウム(III)と硝酸ナトリウムとの混合物についてでは
なく、モリブデン酸セリウム(III)だけについて行う
ことに留意しなければならない。
モリブデン酸セリウム(III)、あるいはモリブデン酸
セリウム(III)・アンモニウム塩混合物を液体重合体
組成物に添加し、次いで、これを固体のシーラントまた
はコーティング剤組成物へと硬化させるのが好ましい。
更に好適なのは、前記モリブデン酸セリウム(III)ま
たはモリブデン酸セリウム(III)・アンモニウム塩混
合物を、固体エラストマーへと硬化可能な液体重合体に
添加することである。
前述の通り、本発明の一層好適な実施例においては、塩
化亜鉛が本発明の組成物と併用される。
モリブデン酸セリウム(III)を単独で用い、あるいは
液体重合体組成物に添加する場合は、金属、例えばアル
ミニウムの腐食または亀裂成長を防止するのに充分な量
のモリブデン酸セリウム(III)を添加する。所望の結
果を得るのに必要な量は、個々の重合体によって異なる
と思われるが、これは本発明の教唆するところに従い当
業界の技術の習熟者には容易に算定される。一般的に
は、液体重合体組成物に配合されるモリブデン酸セリウ
ム(III)の量は、約0.01重量%に始まって(例えば0.0
2または0.03重量%)、10重量%にまで達するが、好適
な量は約1〜5重量%である。
モリブデン酸セリウム(III)を本発明のアンモニウム
塩と混合する場合は、重合体組成物に添加される得られ
た混合物の量は、単独で前記液体重合体組成物に添加さ
れるモリブデン酸セリウム(III)の量とほぼ同じ、す
なわち約0.01〜約14重量%(例えば、約0.01〜約10重量
%)であり、好ましくは約1〜約5重量%である。
モリブデン酸セリウム(III)とアンモニウム塩の重量
比も、一様ではないと思われるが、一般的には、約0.5:
2〜2:0.5である。
シーラントまたはコーティング剤へと硬化可能な液体重
合体に、より好ましくはエラストマー性の固体へと硬化
可能な液体重合体に、本発明のリン酸またはホスホン酸
のアンモニウム塩を添加することは、前記液体重合体組
成物で被覆または密閉された金属部品の腐食または亀裂
成長を妨げるものと考えられる。
具体的には、液体重合体にリン酸またはホスホン酸のア
ンモニウム塩のうちの1種ないしそれ以上を添加するこ
とによって、アルミニウムまたはアルミニウム合金の部
品、およびこれを結合するカドミウムめっき鋼、ステン
レス鋼、あるいはチタン製の結締具が、本発明の液体重
合体組成物で被覆または密閉され、かつ前記組成物が固
体、好ましくは固体エラストマーへと硬化した場合に、
前記部品の孔食、あるいは変則的な溶解が防止される。
本発明の液体重合体に添加されるリン酸またはホスホン
酸のアンモニウム塩の量は、多様に変化させることがで
きる。例えば、液体重合体に添加されるリン酸またはホ
スホン酸のアンモニウム塩の量は、一般的には約1〜約
20重量%(液体重合体の重量を基準として)であるが、
好適な量は、約3〜約14重量%である。
本発明の組成物に塩化亜鉛を混入させる場合は、モリブ
デン酸セリウム(III)、あるいはモリブデン酸セリウ
ム(III)とアンモニウム塩との混合物のいずれかに添
加される塩化亜鉛の量は、モリブデン酸セリウム(II
I)の重量に基づいてこれを決定することになり、広い
範囲にわたる可能性がある。例えば、モリブデン酸セリ
ウム(III)の塩化亜鉛の重量比を、約0.5:2〜2:0.5と
することができる。
塩化亜鉛を本発明のアンモニウム塩組成物に添加する場
合もまた、その量は広い範囲にわたる可能性があるが、
一般的には、モリブデン酸セリウム(III)とリン酸ま
たはホスホン酸のアンモニウム塩との重量比は、約0.5:
2〜2:0.5となるものと思われる。
前述の通り、特に好適な重合体は、ポリスルフィド、ポ
リエーテル、ポリチオエーテル、およびポリウレタンで
あって、とりわけメルカプタン基を末端残基として、ア
ルカリ性酸化触媒、例えば二酸化マンガン、過酸化カル
シウム等々を用いて硬化されるそれらが好適である。
「ポリスルフィド」なる用語を、本明細書では、ジスル
フィド結合を有していて、チオコール(Thiokol)ポリ
スルフィドなる商品名のもとに市販されている、例えば
米国特許第2,466,963号明細書に開示の多数の重合体の
意味で用いている。本発明に有用な他のポリスルフィド
重合体は、米国特許第4,623,711号明細書、および同じ
く第4,609,762号明細書に開示されている。上記両米国
特許明細書にはまた、メルカプタン基を末端残基とする
ポリスルフィドも開示されている。
本発明に有用なポリウレタン重合体は、当業界の技術に
おいて周知であって、米国特許第3,923,748号明細書に
特定的に開示されているが、これには、メルカプタン基
を末端残基とするポリウレタンも開示されている。
同様に、ポリチオエーテル重合体も当業界の技術におい
て公知であり、例えば米国特許第4,366,307号明細書に
開示されている。メルカプタン基を末端残基とするポリ
チオエーテルも、この米国特許に開示されている。
本発明に有用なポリエーテルも公知であり、例えば米国
特許第4,366,307号明細書に開示されていて、メルカプ
タン基を末端残基とするポリエーテルも、やはり開示さ
れている。
[実施例] 実施例1 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例を説明する。
第1図は、3.5%NaCl溶液中での、7075-T6なるアルミニ
ウムの電位差動態を示すグラフである。縦軸は印加電圧
をボルトで表し、横軸は腐食電流をna/cm2で表してい
る。グラフのAなる分枝はアノード反応の電流部分を、
Bなる分枝はカソード反応の電流部分を示す。C点は静
止電圧を示し、アルミニウムがカルバニ電位が異なる他
の金属と結合されている場合に重要な意味を持つ。第1
図に示した試料は、腐食速度が毎年約0.085mm(3.35mil
s/yr)であった。
第2図は、0.05%MgCrO4含有の3.5%NaCl溶液に浸漬し
た、7075-T6なるアルミニウムの電位差動態を示すグラ
フである。腐食電流の減少がグラフのBなるカソード反
応部分に生じる一方、Aのアノード反応部分は、印加電
圧に関して基本的に同一のままであることが注目され
る。
第3図は、NaClが3.5%であって、充分量のモリブデン
酸ナトリウムと硝酸セリウム(III)との未分離の反応
生成物により、モリブデン酸セリウム(III)の濃度が
0.018%、硝酸ナトリウムの濃度が0.015%となっている
溶液に浸漬した、7057-T6なるアルミニウムの電位差動
態のグラフである。
カソード反応部分のグラフに生じた腐食電流の減少が注
目される。この試料の腐食速度は、毎年約0.0053mm(0.
21mils/yr)であることが判明したが、これは、第2図
の、クロム酸塩含有防食剤で処理したアルミニウムに生
じた年間約0.0081mm(0.32mils/yr)という腐食速度よ
りも有利な数字である。
第3図に用いたモリブデン酸セリウム(III)と硝酸ナ
トリウムの混合物を、二酸化マンガン触媒の添加と同時
に、濃度が1重量%となるように、ポリスルフィドシー
ラント(mil−S−8802 A2)に添加した。硬化期間中に
粘度測定によって測定した限りでの硬化速度は、防食剤
を全く含有しない対照用シーラントの回分のそれと実質
的に同一であった。
実施例2 次の試験として、本発明の防食剤の疲労亀裂の成長抑止
特性を調べ、結果を示したのが下記第1表である。7075
-T6なるアルミニウムの、幅101.6mm(4インチ)、厚さ
2.54mm(0.1インチ)、長さ406.4mm(16インチ)の中割
れ疲労試験用試料を用いた。ポリスルフィドシーラント
の薄膜を拡散によって通過した大気中の水分と同じ組成
の液体に亀裂を曝露するための特別な手法を開発した。
ポリスルフィドシーラントを二酸化マンガン触媒と混合
し、101.6mm(4インチ)ペトリ皿の下半部に塗布し
て、厚さほぼ1.59mm(1/16インチ)のポリスルフィドシ
ーラントの薄膜を作成する。ポリスルフィドシーラント
の硬化後、各ペトリ皿に10mlの蒸留水を満たす。72時間
後、シーラントから防食剤を溶け出させたこの液体を静
かに注ぎ出して、疲労試験に用いる。
試験標本に5Hzの周期で張力を与え、亀裂先端の応力集
中(デルタK)を、3.14〜6.92KSI/cm1/2(5.0〜11.0KS
I/インチ1/2)の範囲で漸増させる。10,000回の周期か
ら各試験期間の直前に、シーラント抽出液を亀裂に注入
する。10倍の顕微鏡を用いて、亀裂成長を視覚的に監視
した。試験結果を第1表に要約する。
防食剤Iは、モリブデン酸セリウム(III)とホスフィ
ン酸アンモニウムの重量比0.5:1の混合物であって、こ
れの3重量%となる量を、ポリスルフィドシーラントに
混合した。
第1表から理解できる通り、亀裂成長速度は、防食剤I
が水中に存在する場合は、ほとんど50%まで、また塩類
溶液に存在する場合は、約60%ないし約70%以上も低下
する。
実施例3 7075-T6なるアルミニウムを0.35%NaCl水溶液に浸漬
し、これに本発明の各種の防食剤を添加した。腐食速度
を測定し、結果を第2表に要約した。表中、Aなる化合
物はモリブデン酸セリウム(III)であり、Bなる化合
物はホスフィン酸アンモニウムである。
実施例4 耐食性を測定するために、更に別の試験を設定した。こ
の試験は、2片の異種材料の表面間の接点に似せたもの
で、構造物が海中で遭遇するのと大差ない条件下で、周
囲の環境が境界面に恒久的に侵入できるようになってお
り、前記接点における塩類および水の集積は、基本的に
不可逆的である。
結合された金属の推進電位もまた、塩類の噴霧で洗い流
される際よりも、化学的に酸素と水を還元して、アルミ
ニウム表面のごく近傍に水酸化ナトリウムを生成させる
ことによる腐食性の侵食を増大させる際に重要な要因と
なる。観察された腐食の性状は、実地に、例えば運行中
の航空機に認められるものと酷似している。実施された
発明者ら特有の試験は、下記の通りである。
50.8mm×127.0mm(2×5インチ)の7075-T6なる未処理
アルミニウム合金の板金を、0.51mm×12.7mm×50.8mm
(0.02×1/2×2インチ)のシーラント片で被覆し、隣
り合う各片は、被覆していないアルミニウムの幅12.7mm
(1/2インチ)の帯状の部分を隔てて隔離する。
このアルミニウムの板金とほぼ同一寸法の被験金属(す
なわち、カドミウムめっき鋼)をアルミニウムの、シー
ラントで被覆した側に圧着し、接着剤またはマスキング
用テープを用いて、127.0mm(5インチ)の方の辺を露
出させたまま、末端で互いに固定する(板金の裏面は適
当な絶縁薄膜で被覆し、この部分で電気的測定を行
う)。このサンドイッチ様の構成体を、3%の鹹水を満
たした水槽に、127.0mm(5インチ)の辺に沿って立て
るようにして、半ば水没させる。
水槽は、大気中に開放されているが、水分の蒸発を制限
するために、緩く蓋をする。ガルバニ電気による腐食を
促進するために、この金属対をわに口クリップで接続
し、異種金属間の腐食電流を誘起させる。
鹹水および酸素は、0.51mm(20mil)の厚さのシーラン
トが12.7mmの間隔の部域に形成した空隙内に拡散する。
短絡的に閉じられた回路は、間欠的にこれを開いて、高
感度の電圧電流計またはホイーストンブリッジを用い
て、電圧および電流を測定することができ、最終的に
は、電池によるサンドイッチ構造の内側表面における腐
食、あるいはシーラントの侵食を測定することができ
る。
防食剤としての各種の塩をを試験するのに、下記のエラ
ストマー性シーラントを用いたが、ここでポリスルフィ
ド重合体とは、米国イリノイ州シカゴ所在、モートン・
チオコール・ケミカル・コーポレーション(Morton Thi
okol Chemical Corporation)によって、チオコールLP-
32号として製造かつ販売されているものである。LP-32
号は、式 HS(RSS)nRSH (式中、Rは-C2H4-O-CH2-O-C2H4-なる原子団を、nは
分子量が約4,000となるような数字をそれぞれ意味す
る) で示される。
エラストマー性シーラント 化合物 重量部 ポリスルフィド重合体(LP-32号) 100 炭酸カルシウム(充填剤) 50 フェノール性接着促進剤 (2,4−ジアリルフェノール) 3 塩による防食剤 各種 上記シーラント組成物に、約1重量%の水酸化ナトリウ
ムを含有する7重量部の二酸化マンガン触媒を加える。
この触媒は、8重量部の水素化ジフェニルベンゼン中に
分散されている[モンサント(Monsanto)HB-40号:商
品名]。
アルミニウム合金−カドミウム対合を用いた、上記のガ
ルバニ電気性すきま腐食電池に加えて、防食され、また
は防食されていないチオコールポリスルフィドシーラン
トの小片で被覆した上記と同じアルミニウム合金に他の
数種類の金属を対合させ、下記の結果を得た。
実施例5 アルミニウムは、視認し得る程の局所的な侵食を示すこ
とはないのが常であるが、総体的な金属腐食をより定量
的に評価するために、腐食電池を間欠的に開放し、高イ
ンピーダンスの計器を用いて腐食電流を測定し、下記の
結果を得た。
クロム酸マグネシウムの量は5重量%、混合物は等量の
リン酸二水素アンモニウムとホスフィン酸アンモニウム
を含有し、その量は5重量%である。
各防食剤の量は5重量%であり、混合物はリン酸二水素
アンモニウム3重量部およびモリブデン酸セリウム(II
I)1重量部を含有している。
実施例6 ホスフィン酸アンモニウム含有の各種シーラントの腐食
防護力 本発明による耐食性の利点は、ホスフィン酸アンモニウ
ムを防食剤として用いた他の重合体(基本的なエラスト
マー性シーラントの処方が用いられている)にも見出さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、3.5重量%NaCl溶液中の7075-T6なる未処理ア
ルミニウムの電位差動態を示すグラフである。 第2図は、3.5重量%NaClおよび0.05%MgCrO4溶液中の7
075-T6アルミニウムの電位差動態を示すグラフである。 第3図は、3.5重量%NaCl、約0.018重量%モリブデン酸
セリウム(III)、および約0.015重量%硝酸ナトリウム
溶液中の7075-T6アルミニウムの電位差動態を示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 15/28 (72)発明者 アーメド シャラビー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサ ンゼルス フラワーパークドライブ 29039 (72)発明者 ロバート エヌ ミラー アメリカ合衆国 ジョージア州 30101 アクワース ヨットクラブドライブ 7007 (56)参考文献 特開 平1−149865(JP,A) (54)【発明の名称】 金属の腐食および亀裂成長防止組成物、それによる金属の腐食および亀裂成長を防止する方法、 ならびに金属の腐食および亀裂成長防止に使用する、エラストマーに硬化可能な液体重合体組成 物、それによる金属の腐食・亀裂成長防止方法

Claims (71)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鹹水環境に暴露される金属の腐食および亀
    裂成長を防止するに有効量のモリブデン酸セリウム(II
    I)を、アルミニウム金属表面に塗布する工程を特徴と
    する鹸咸水環境に暴露されるアルミニウム金属の腐食お
    よび亀裂成長を防止する方法。
  2. 【請求項2】モリブデン酸セリウム(III)の塗布に先
    立って、前記モリブデン酸セリウム(III)を硬化性エ
    ラストマーと混合することを特徴とする請求項1記載の
    アルミニウム金属の腐食および亀裂成長を防止する方
    法。
  3. 【請求項3】硬化性エラストマーと混合されるモリブデ
    ン酸セリウム(III)の量が、0.1〜10重量%であること
    を特徴とする請求項2記載のアルミニウム金属の腐食お
    よび亀裂成長を防止する方法。
  4. 【請求項4】硬化性エラストマーと混合されるモリブデ
    ン酸セリウム(III)の量が、1〜5重量%であること
    を特徴とする請求項2記載のアルミニウム金属の腐食お
    よび亀裂成長を防止する方法。
  5. 【請求項5】モリブデン酸セリウム(III)と塩化亜鉛
    との混合物を、その防止有効量、アルミニウム金属表面
    に塗布することを特徴とする請求項1記載のアルミニウ
    ム金属の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  6. 【請求項6】アルミニウム金属表面に塗布して用いる、
    アルミニウム金属の腐食および亀裂成長を防止するコー
    テイング又はシーリング組成物であって、弾性に富み、
    且つ、硬化性のエラストマーポリマーに配合された防止
    有効量のモリブデン酸セリウム(III)を含有すること
    を特徴とするアルミニウム金属の腐食および亀裂成長の
    防止組成物。
  7. 【請求項7】弾性で、且つ、硬化性のエラストマーポリ
    マーに配合されるモリブデン酸セリウム(III)の量
    が、1〜5重量%であることを特徴とする請求項6記載
    のアルミニウム金属の腐食および亀裂成長の防止組成
    物。
  8. 【請求項8】該エラストマーポリマーが、ポリスルフィ
    ドポリマーであることを特徴とする請求項7記載のアル
    ミニウム金属の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  9. 【請求項9】該エラストマーポリマーが、ポリウレタン
    ポリマーであることを特徴とする請求項7記載のアルミ
    ニウム金属の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  10. 【請求項10】モリブデン酸セリウム(III)と塩化亜
    鉛との混合物を、その防止有効量、弾性で硬化性エラス
    トマーポリマーに配合したことを特徴とする請求項7記
    載のアルミニウム金属の腐食および亀裂成長の防止組成
    物。
  11. 【請求項11】モリブデン酸セリウム(III):塩化亜
    鉛との混合重量比が、0.5:2〜2:0.5であることを特徴と
    する請求項10記載のアルミニウム金属部品の腐食および
    亀裂成長の防止組成物。
  12. 【請求項12】該弾性ポリマーと混合されたモリブデン
    酸セリウム(III):塩化亜鉛の量が、1〜5重量%で
    ある請求項11記載のモリブデン酸セリウム(III)と塩
    化亜鉛との混合物を、その防止有効量、アルミニウム金
    属表面に塗布することを特徴とする請求項11記載のアル
    ミニウム金属の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  13. 【請求項13】該エラストマーポリマーがポリスルフィ
    ドポリマーである請求項12記載のアルミニウム金属の腐
    食および亀裂成長の防止組成物。
  14. 【請求項14】該エラストマーポリマーがポリウレタン
    ポリマーである請求項12記載のアルミニウム金属の腐食
    および亀裂成長の防止組成物。
  15. 【請求項15】(a) 少なくとも1つの燐酸、オルト
    ホスホン酸或いはホスフィン酸の水溶性アンモニウム
    塩、及び、 (b) モリブデン酸セリウム(III)よりなる腐食お
    よび亀裂成長防止有効量の腐食および亀裂成長防止組成
    物を、アルミニウム金属表面に適用する工程を特徴とす
    る鹹水環境に暴露されたアルミニウム金属部品の腐食お
    よび亀裂成長を防止する方法。
  16. 【請求項16】該アルミニウム金属の腐食および亀裂成
    長の防止組成物を、異種で互いに接合されている少なく
    とも2つの金属の表面に塗布することを特徴とする請求
    項15記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂成長
    を防止する方法。
  17. 【請求項17】該アンモニウム塩は、オルト燐酸アンモ
    ニウムおよびホスホン酸アンモニウムよりなる群から選
    択されることを特徴とする請求項15記載のアルミニウム
    金属部品の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  18. 【請求項18】該アンモニウム塩は、燐酸二水素塩であ
    る請求項15記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀
    裂成長を防止する方法。
  19. 【請求項19】該アンモニウム塩は、ホスフィン酸アン
    モニウムである請求項15記載のアルミニウム金属部品の
    腐食および亀裂成長を防止する方法。
  20. 【請求項20】該モリブデン酸セリウム(III)と該ア
    ンモニウム塩:該防止組成物の重量比は、0.5:2〜2:0.5
    の範囲である請求項15記載のアルミニウム金属の腐食お
    よび亀裂成長を防止する方法。
  21. 【請求項21】防止組成物は、塩化亜鉛を含有すること
    を特徴とする請求項15記載のアルミニウム金属部品の腐
    食および亀裂成長を防止する方法。
  22. 【請求項22】該防止組成物中でのモリブデン酸セリウ
    ム(III):アンモニウム塩:塩化亜鉛の重量比は、0.
    5:2:2〜2:0.5:0.5であることを特徴とする請求項21記載
    のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂成長を防止す
    る方法。
  23. 【請求項23】該腐食および亀裂成長の防止組成物を、
    エラストマーと硬化する液体ポリマーを、該アルミニウ
    ム金属表面に塗布する前に、混合することを特徴とする
    請求項15記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂
    成長を防止する方法。
  24. 【請求項24】該液体ポリマーは、ポリスルフィド、ポ
    リウレタン、ポリチオエーテル、ポリエーテルよりなる
    群から選択される請求項23記載のアルミニウム金属部品
    の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  25. 【請求項25】該液体ポリマーは、エラストマーと硬化
    でき、メルカプタン末端基であることを特徴とする請求
    項24記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂成長
    を防止する方法。
  26. 【請求項26】該液体ポリマーは、メルカプタン末端基
    であることを特徴とする請求項25記載のアルミニウム金
    属部品の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  27. 【請求項27】該液体ポリマーは、硬化触媒の硬化効果
    量含有することを特徴とする請求項26記載のアルミニウ
    ム金属の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  28. 【請求項28】該触媒は、アルカリ性酸化触媒であるこ
    とを特徴とする請求項27記載のアルミニウム金属の腐食
    および亀裂成長を防止する方法。
  29. 【請求項29】(a) 固体エラストマーシーラントと
    硬化できる液体ポリマーと、 (b)(i) 少なくとも1つの燐酸、オルトホスホン
    酸或いはホスフィン酸の水溶性アンモニウム塩、 (ii) モリブデン酸セリウム(III)より本質的にな
    る腐食および亀裂成長防止有効量の腐食および亀裂成長
    防止組成物と、 (c) 固体エラストマーシーラントと該液体ポリマー
    を硬化する触媒の硬化効果量; とより本質的になる液体ポリマー組成物で充填、結合
    し、 該液体ポリマーを、固体エラストマーシーラントと硬化
    させ、異種金属部分の反対側表面の間の接合点を、密封
    せしめる工程を特徴とする異種金属部分の表面を被覆す
    る対向表面の間の接点に、密閉被覆物を形成して、アル
    ミニウム金属との2種の異種金属部品の対向するすり合
    わせ表面の間の接点を形成している、アルミニウム金属
    部品の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  30. 【請求項30】該アンモニウム塩は、オルト燐酸アンモ
    ニウムおよびホスホン酸アンモニウムよりなる群から選
    択されることを特徴とする請求項29記載のアルミニウム
    金属部品の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  31. 【請求項31】該アンモニウム塩は、燐酸二水素アンモ
    ニウム塩およびホスフィン酸からなる群から選択される
    ことを特徴とする請求項29記載のアルミニウム金属部品
    の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  32. 【請求項32】該液体ポリマーが、メルカプタン基を末
    端とする請求項31記載のアルミニウム金属部品の腐食お
    よび亀裂成長を防止する方法。
  33. 【請求項33】該触媒は、アルカリ性酸化触媒である請
    求項32記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂成
    長を防止する方法。
  34. 【請求項34】該アルカリ性酸化触媒は、アルカリ性二
    酸化マンガンである請求項33記載のアルミニウム金属部
    品の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  35. 【請求項35】該腐食および亀裂成長防止組成物中で
    の、水溶性アンモニウム塩とモリブデン酸セリウム(II
    I)との重量比は、0.5:2〜2:0.5の範囲である請求項29
    記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂成長を防
    止する方法。
  36. 【請求項36】該防止組成物は、塩化亜鉛を含有するこ
    とを特徴とする請求項29記載のアルミニウム金属の腐食
    および亀裂成長を防止する方法。
  37. 【請求項37】該防止組成物中でのモリブデン酸セリウ
    ム(III):アンモニウム塩:塩化亜鉛の重量比は、0.
    5:2:2〜2:0.5:0.5であることを特徴とする請求項36記載
    のアルミニウム金属の腐食および亀裂成長を防止する方
    法。
  38. 【請求項38】(a) 少なくとも1つの燐酸、オルト
    ホスホン酸或いはホスフィン酸の水溶性アンモニウム
    塩、 (b) モリブデン酸セリウム(III)より本質的にな
    ることを特徴とする異種金属接合のアルミニウム金属表
    面の腐食および亀裂成長防止組成物。
  39. 【請求項39】モリブデン酸セリウム(III)と水溶性
    アンモニウム塩との重量比は、0.5:2〜2:0.5の範囲であ
    る請求項38記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀
    裂成長の防止組成物。
  40. 【請求項40】塩化亜鉛をも含有することを特徴とする
    請求項38記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂
    成長の防止組成物。
  41. 【請求項41】該防止組成物中でのモリブデン酸セリウ
    ム(III):アンモニウム塩:塩化亜鉛の重量比は、0.
    5:2:2〜2:0.5:0.5であることを特徴とする請求項40記載
    のアルミニウム金属部品の腐食および亀裂成長の防止組
    成物。
  42. 【請求項42】該防止組成物は、固体エラストマーと硬
    化できる液体ポリマーを過半量含有することを特徴とす
    る請求項38記載のアルミニウム金属部品の腐食および亀
    裂成長の防止組成物。
  43. 【請求項43】該液体ポリマーは、メルカプタン末端基
    であることを特徴とする請求項42記載のアルミニウム金
    属部品の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  44. 【請求項44】該液体ポリマーは、ポリスルフィド、ポ
    リウレタン、ポリチオエーテル、ポリエーテルよりなる
    群から選択される請求項43記載のアルミニウム金属部品
    の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  45. 【請求項45】該液体ポリマーは、硬化触媒の硬化効果
    量含有することを特徴とする請求項44記載のアルミニウ
    ム金属部品の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  46. 【請求項46】該触媒は、アルカリ性酸化触媒であるこ
    とを特徴とする請求項45記載のアルミニウム金属部品の
    腐食および亀裂成長の防止組成物。
  47. 【請求項47】該アルカリ性酸化触媒は、アルカリ性二
    酸化マンガンである請求項46記載のアルミニウム金属部
    品の腐食および亀裂成長の防止組成物。
  48. 【請求項48】硝酸セリウムとモリブデン酸ナトリウム
    を化学的量論比率で、混合された反応混合物、と、1〜
    5重量%の濃度の弾性で、硬化性のエラストマーポリマ
    ーとを混合して有することを特徴とするアルミニウム金
    属に塗布する被覆およびシーリング組成物。
  49. 【請求項49】該エラストマー材料は、ポリスルフィド
    ポリマーである請求項48記載のアルミニウム金属に塗布
    する被覆およびシーリング組成物。
  50. 【請求項50】該エラストマー材料は、ポリウレタンポ
    リマーである請求項48記載のアルミニウム金属に塗布す
    る被覆およびシーリング組成物。
  51. 【請求項51】本質的に、ポリスルフィド、ポリウレタ
    ン、ポリチオエーテルおよびポリエーテルよりなる群か
    ら選択される液体ポリマーを有し、該液体ポリマーは、
    少なくとも水溶性燐酸或いはオルトホスホン酸或いはホ
    スフィン酸のアンモニウム塩を腐食防止効果量、含有し
    ており、水性塩溶液に暴露されたアルミニウム金属に塗
    布して、その腐食および亀裂成長を防止する固体エラス
    トマーと硬化できる液体ポリマー組成物。
  52. 【請求項52】該アンモニウム塩は、オルト燐酸アンモ
    ニウムおよびホスホン酸アンモニウムよりなる群から選
    択されることを特徴とする請求項51記載の液体ポリマー
    組成物。
  53. 【請求項53】該アンモニウム塩は、燐酸二水素アンモ
    ニウム塩であることを特徴とする請求項52記載の液体ポ
    リマー組成物。
  54. 【請求項54】該アンモニウム塩は、ホスフィン酸アン
    モニウム塩であることを特徴とする請求項52記載の液体
    ポリマー組成物。
  55. 【請求項55】該液体ポリマーが、メルカプタン基を末
    端とする請求項52記載の液体ポリマー組成物。
  56. 【請求項56】該液体ポリマー組成物は、アルカリ性酸
    化硬化触媒の硬化効果量含有することを特徴とする請求
    項55記載の液体ポリマー組成物。
  57. 【請求項57】該アルカリ性酸化触媒は、アルカリ性二
    酸化マンガンであることを特徴とする請求項56記載の液
    体ポリマー組成物。
  58. 【請求項58】ポリスルフィド、ポリウレタン、ポリチ
    オエーテル及びポリエーテルよりなる群から選択され
    る、固体エラストマーと硬化できる液体ポリマー組成物
    を、アルミニウム金属に塗布し、そして、その液体ポリ
    マーは、その中に、 (a) 腐食防止効果量の、少なくとも1つの燐酸、オ
    ルトホスホン酸或いはホスフィン酸の水溶性アンモニウ
    ム塩、及び、 (b) 硬化効果量の触媒; とより本質的になり、そして、 該液体ポリマー組成物を、アルミニウムに塗布して、該
    液体ポリマー組成物を、固体エラストマーと硬化させる
    工程を特徴とする水性塩溶液により腐食されるアルミニ
    ウム金属の腐食耐性を増加させる方法。
  59. 【請求項59】該アンモニウム塩は、オルト燐酸アンモ
    ニウムおよびホスホン酸アンモニウムよりなる群から選
    択されることを特徴とする請求項58記載のアルミニウム
    金属の腐食耐性を増加させる方法。
  60. 【請求項60】該アンモニウム塩は、燐酸二水素アンモ
    ニウム塩であることを特徴とする請求項59記載のアルミ
    ニウム金属の腐食および亀裂成長を防止する方法。
  61. 【請求項61】該アンモニウム塩は、ホスフィン酸アン
    モニウム塩であることを特徴とする請求項59記載のアル
    ミニウム金属の腐食耐性を増加させる方法。
  62. 【請求項62】該液体ポリマーは、メルカプタン末端基
    であることを特徴とする請求項59記載のアルミニウム金
    属の腐食耐性を増加させる方法。
  63. 【請求項63】該硬化触媒は、アルカリ性酸化触媒であ
    る請求項62記載のアルミニウム金属の腐食耐性を増加さ
    せる方法。
  64. 【請求項64】該アルカリ性酸化触媒は、アルカリ性二
    酸化マンガンである請求項63記載のアルミニウム金属の
    腐食耐性を増加させる方法。
  65. 【請求項65】固体シーラントエラストマーと硬化する
    液体ポリマー組成物で接合点を充填し、その組成物は、
    固体エラストマーシーラントと硬化する液体ポリマーよ
    りなり、該液体ポリマーには、次のものが含有されて
    い、即ち、 (a) 少なくとも1つの燐酸、オルトホスホン酸或い
    はホスフィン酸の水溶性アンモニウム塩の腐食防止有効
    量、及び (b) 固体エラストマーシーラントと該液体ポリマー
    を硬化する触媒の硬化効果量; そして、該液体ポリマーを、固体エラストマーシーラン
    トと硬化させ、該異種金属部分の接合面で、密封せしめ
    る工程を特徴とする異種金属部分の表面を被覆する対向
    表面の間の前記接点での2つの金属部分のアルミニウム
    金属部品の腐食を抑制する方法。
  66. 【請求項66】該アンモニウム塩は、オルトホスホン酸
    アンモニウム塩およびホスホン酸アンモニウム塩からな
    る群から選択されることを特徴とする請求項65記載のア
    ルミニウム金属部品の腐食を抑制する方法。
  67. 【請求項67】該アンモニウム塩は、燐酸二水素アンモ
    ニウム塩である請求項66記載のアルミニウム金属部品の
    腐食を抑制する方法。
  68. 【請求項68】該アンモニウム塩は、ホスフィン酸アン
    モニウム塩である請求項66記載のアルミニウム金属部品
    の腐食を抑制する方法。
  69. 【請求項69】該液体ポリマーは、ポリスルフィド、ポ
    リウレタン、ポリチオエーテル、ポリエーテルよりなる
    群から選択される請求項65記載のアルミニウム金属部品
    の腐食を抑制する方法。
  70. 【請求項70】該液体ポリマーは、メルカプタン末端基
    であることを特徴とする請求項69記載のアルミニウム金
    属の腐食を抑制する方法。
  71. 【請求項71】該硬化触媒は、アルカリ性酸化触媒であ
    る請求項70記載のアルミニウム金属の腐食を抑制する方
    法。
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