JPH07261953A - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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Publication number
JPH07261953A
JPH07261953A JP6047098A JP4709894A JPH07261953A JP H07261953 A JPH07261953 A JP H07261953A JP 6047098 A JP6047098 A JP 6047098A JP 4709894 A JP4709894 A JP 4709894A JP H07261953 A JPH07261953 A JP H07261953A
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JP
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printer
print
printers
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selection
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Application number
JP6047098A
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English (en)
Inventor
Hidenori Okano
英紀 岡野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリント要求時における現プリンタの状態情報
をもとに、該提供ユーザの要求を反映した柔軟かつ効率
的なプリンタ選択ができる。 【構成】共有可能な複数のプリンタP1〜P3と、これ
らのプリンタの状態を管理する管理手段(PS1,PS
2,M)と、プリント要求を前記複数のプリンタの所望
プリンタにプリントジョブとして出力するワークステー
ションWS1〜WS3からなるプリントシステムにおい
て、ワークステーションは、ユーザのプリント指示によ
り、前記管理手段にプリンタの状態を問合せ、問合せ結
果に基づいて、プリントジョブを出力すべきプリンタの
選択画面データを作成してプリンタの選択画面を表示す
る選択処理部1と、該選択画面で選択されたプリンタに
プリントジョブを出力する送受信処理部2とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共有可能な複数のプリ
ンタのうちから所望のプリンタを選択し、該選択したプ
リンタからプリント出力することができるプリントシス
テムに関し、特に、ユーザによる所望のプリンタの選択
支援を可能とするプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタは様々な環境で使用され
ている。
【0003】例えば、1台のプリンタが1台のコンピュ
ータにローカルに接続されるような環境でプリンタが使
用する場合がある。この場合、印刷命令を実行するコン
ピュータの近傍に直接接続されたプリンタが存在するた
め、ユーザは、プリンタの障害状況、及び印刷可能な用
紙サイズ、フォント、印字品質、片面/両面印刷等の種
々のプリンタ属性を容易に把握することができる。
【0004】また、オフィス等においては、ネットワー
ク等を介して該ネットワークに接続される複数のプリン
タに該ネットワークに接続される複数のコンピュータか
ら印刷命令を実行することができる環境でプリンタが使
用される場合もある。この場合、一般にネットワークに
接続されるプリンタと印刷命令を実行するコンピュータ
との間の距離は一定でない。従って、プリント処理対象
となる複数のプリンタの障害状況等の現況を把握するこ
とは必ずしも容易ではない。また、印刷命令を受けたプ
リンタが、必ずしも印刷命令を発したコンピュータの近
傍に存在するとは限らないため、プリント出力された用
紙を取りにいくための移動時間も異なる。しかも、上述
した印刷可能な用紙サイズ等のプリンタ属性はプリンタ
毎に異なる場合がほとんどであり、所望のプリンタ選択
には時間がかかる。
【0005】また、プリンタ選択にかかる時間を軽減す
るため、複数のプリンタのプリンタ状態を取得して該プ
リンタ状態をユーザに通知するプリンタシステムがある
が、このプリンタシステムでは、プリンタ状態の情報授
受とプリントジョブの情報授受とは無関係に行われてい
たため、ユーザが誤って障害の発生しているプリンタを
選択してしまう可能性がある。
【0006】このような障害が発生しているプリンタに
プリントジョブを送出すると、該障害が発生しているプ
リンタが復旧するまで待たなければならず、プリント出
力結果をすぐに欲しい場合には、さらに障害が発生して
いない正常なプリンタを選択して該正常なプリンタにプ
リントジョブを再送出しなければならないので、ユーザ
にとって逆に時間のかかるプリント出力処理となってし
まい、効率的なプリント出力を行えない場合が生ずる。
【0007】さらに、障害が発生しているプリンタに送
出したプリントジョブのキャンセルが不可能な場合、障
害が発生したプリンタによる障害復旧後のプリント出力
と、改めて選択した正常なプリンタによるプリント出力
とが重複して行われることになり、資源の浪費を招き、
効率的なプリント出力が行えないと共に、他のユーザの
プリンタ選択の機会を減少させる。
【0008】そこで、このような問題点を解決するた
め、コンピュータが、複数のプリンタにプリンタの状態
を問い合わせて取得し、自動的に使用可能なプリンタを
選択するプリントシステムや、集中管理装置が、複数の
プリンタの状態を一括管理して、自動的に使用可能なプ
リンタを選択するプリントシステムがある。
【0009】例えば、特開平3−122715号公報に
は、複数のプリンタが1つのコンピュータに接続された
スタンドアロン型のコンピュータシステム、あるいは複
数のプリンタが光ファイバや同軸ケーブルを介して接続
されたバス型、リング型、ツリー型等のコンピュータシ
ステムで、該コンピュータシステム内の任意の複数のプ
リンタを予め記憶しておき、プリンタ印刷出力時にはそ
れらの記憶している複数のプリンタの中からその時点で
使用可能な状態となっている任意の1つのプリンタを自
動選択することにより、印刷待ちとなる事態の発生確率
を減少することができるものが記載されている。
【0010】また、特開平1−229349号公報に
は、複数の印字デバイス等の出力装置(プリンタ)に対
してただ1つのデバイスアドレスを与え、各出力装置の
状態に応じて出力先の選択を行うことにより、デバイス
アドレスの占有数を減少し、印字デバイス故障時にも他
の印字デバイスで代わりに印字が可能となるものが記載
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリントシステムにおいては、上述したように複数の使
用可能なプリンタの中から1つのプリンタを自動的に選
択し、あるいは予め定められた優先順位等をもとに1つ
のプリンタを自動的に選択するようにしているため、ユ
ーザはプリンタ状態を把握することができず、ユーザの
プリンタ選択に関与する機会も無く、ユーザは、どのプ
リンタが選択されて結果的にどのプリンタにプリントジ
ョブが発行されたのかを知ることができないという状態
を招いている。
【0012】すなわち、自動的に選択される複数のプリ
ンタの中に、ユーザが指示するプリント要求の条件を満
足するプリンタが複数存在する場合に、ユーザが該プリ
ンタの中から最も条件を満足するプリンタを任意に選択
する余地を無くしているため、結果的に柔軟性に欠ける
プリンタ選択となっている。
【0013】さらに、ユーザはプリンタ状態を把握する
ことができない状態で、プリンタが自動選択されること
から、ユーザが所望するプリント条件を満足しないプリ
ンタが選択される可能性があるが、この場合、ユーザは
プリント要求の中止、すなわちプリントジョブの発行の
中止を行うことができない。この場合、時間と資源を浪
費するという結果を招くことになる。
【0014】一方、複数のプリンタ状態を取得してユー
ザに該プリンタ状態を通知することにより、ユーザがプ
リンタ状態を把握することができる従来のプリントシス
テムでは、上述したようにプリンタ状態の情報授受とプ
リントジョブの情報授受とが無関係であるため、誤って
障害の発生しているプリンタを選択する可能性があり、
この場合、上述したように逆に時間のかかるプリント処
理となる。
【0015】すなわち、プリンタ選択時におけるプリン
ト要求の属性内容と選択されるプリンタの属性との適合
性は考慮されないため、ユーザの誤った判断により不適
合なプリンタが選択されてしまうという不具合が依然と
して解消されない。
【0016】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、プリント要求時における現プリンタの状態情報をも
とに、該ユーザのプリント要求を反映した柔軟かつ効率
的なプリンタ選択を可能とするプリントシステムを提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、共有可能な複
数のプリンタと、これらのプリンタの状態を管理する管
理手段と、プリント要求を前記複数のプリンタの所望プ
リンタにプリントジョブとして出力する依頼装置からな
るプリントシステムにおいて、前記依頼装置は、プリン
ト指示により、前記管理手段にプリンタの状態を問合
せ、問合せ結果に基づいて、プリントジョブを出力すべ
きプリンタの選択画面データを作成してプリンタの選択
画面を表示する処理手段と、前記選択画面で選択された
プリンタにプリントジョブを出力する出力処理手段とを
具備することを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明によれば、まず依頼装置がユーザからの
プリント指示を受けると、該依頼装置の処理手段が、ネ
ットワーク内の共有可能な複数のプリンタの状態を管理
する管理手段に該複数のプリンタの状態を問い合わせ
る。
【0019】そして、この問合せ結果を基に、処理手段
は、プリントジョブを出力すべきプリンタを選択するた
めの選択画面データを作成し、該選択画面データを基に
プリンタの選択画面を表示する。
【0020】ユーザは、表示されたこのプリンタの選択
画面をもとに、所望のプリンタを選択し、出力処理手段
は、選択結果に基づいて選択されたプリンタにプリント
ジョブを出力する。
【0021】従って、ユーザに対し、プリント要求時の
現プリンタの状態を選択画面としてユーザに一度提供し
てユーザに所望のプリンタ選択の余地を与えるため、プ
リントシステム全体として、確実かつ柔軟性の高いプリ
ンタ選択を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施例であるプリ
ントシステムの構成を示す図である。
【0024】第1の実施例である図1のプリントシステ
ムでは、ネットワークN1にワークステーションWS1
〜WS3、プリントサーバPS1,PS2が接続されて
いる。そして、プリントサーバPS1,PS2には、そ
れぞれプリンタP1,P2が接続されている。また、ワ
ークステーションWS3には、プリンタP3が接続され
ている。なお、図1のプリントシステムのプリンタP
1,P2は、プリントサーバPS1,PS2に接続され
てネットワークN1に直接接続されていないが、プリン
トサーバPS1,PS2のプリントサーバ機能をそれぞ
れプリンタP1,P2に内蔵させる構成をとり、該プリ
ンタP1,P2をネットワークN1に直接接続させる構
成であってもよい。
【0025】プリントサーバPS1,PS2は、それぞ
れプリンタP1,P2における用紙の残量、トナーの残
量、障害発生の有無等のプリンタ状態を管理している。
また、プリントサーバPS1,PS2は、それぞれワー
クステーションWS1〜WS3からのプリンタ状態の問
合せに対して応答する応答部a1,a2を有している。
【0026】ワークステーションWS3も同様に、ワー
クステーションWS3とローカルに接続されたプリンタ
P3のプリンタ状態を管理する管理部Mとプリンタ状態
の問合せに対して応答する応答部a3を有している。こ
の管理部Mは、プリントサーバPS1、PS2の機能に
相当する機能を有し、応答部a3も、応答部a1,a2
の機能に相当する機能を有している。
【0027】ワークステーションWS1は、選択処理部
1、送受信処理部2、表示部3、及び入力部を有してい
る。なお、他のネットワークN1に接続されるワークス
テーションWS2,WS3も同様な構成を有している
が、説明の便宜上省略する。
【0028】選択処理部1は、さらに選択処理の全体制
御を行う選択制御部5、選択制御部5のもとに表示部3
への表示処理を行う表示処理部6、各プリンタP1〜P
3の状態情報が格納される状態テーブル7a,プリンタ
状態情報毎の表示部3への表示方法が格納された表示情
報テーブル7b,印刷中止の場合における表示部3への
表示方法が格納された印刷中止表示情報テーブル7c,
及び各プリンタP1〜P3のアドレスと通信方法が格納
された通信テーブル7dからなるテーブル部7を有して
いる。
【0029】送受信処理部2は、選択処理部1からの指
示のもとに、ユーザがプリント要求したプリントジョブ
を、選択したプリンタにネットワークN1を介して出力
処理する。
【0030】表示部3は、ディスプレイ等の表示手段で
ある。
【0031】入力部4は、マウス、キーボード等の入力
指示手段である。
【0032】ここで、プリンタP1〜P3の機能、性能
を示すそれぞれの属性について説明する。
【0033】図2は、プリンタP1〜P3のプリンタ属
性を示す図である。
【0034】図2において、プリンタP1は、印刷可能
サイズが「A4,A3,B5,B4」の4つであり、サ
ポートしているプリンティング・プロトコルは「PDL
1,PDL2」の2つであり、サポートしているフォン
トは、「明朝,ゴシック」の2種類であり、両面印刷は
可能である機能・性能を有している。同様に、プリンタ
P2は、印刷可能サイズが「A4,A3,レター」の3
つであり、サポートしているプリンティング・プロトコ
ルは「PDL1」の1つであり、サポートしているフォ
ントは「明朝」の1つであり、両面印刷はできない機能
・性能を有している。さらに、プリンタP3は、印刷可
能サイズが「A4」の1つであり、サポートしているプ
リンティング・プロトコルは「PDL2」の1つであ
り、サポートしているフォントは「ゴシック」の1つで
あり、両面印刷はできない機能・性能を有している。な
お、「PDL1」および「PDL2」は、ページ記述言
語の種類を表している。
【0035】このように、ネットワークN1内のプリン
タP1〜P3は、それぞれ異なった機能・性能を有して
いる。
【0036】次に、プリントサーバPS1,PS2及び
管理部Mにおけるプリンタの管理内容について説明す
る。
【0037】図3は、プリントサーバPS1,PS2及
び管理部Mにおけるプリンタの管理内容を示す図であ
る。
【0038】図3において、プリントサーバPS1,P
S2及び管理部Mのそれぞれは、トレイの用紙の残量を
示す「トレイ残量」、トナーの残量を示す「トナー残
量」、及び障害発生を示す「エラー発生」に関するプリ
ンタ状態を管理している。例えば、プリントサーバPS
1は、プリンタP1を管理し、プリンタP1の全てのト
レイ残量は、問題なく、エラーも発生していない。プリ
ントサーバPS2は、プリンタP2を管理し、「A3」
用紙のトレイ残量が紙切れである。また、管理部Mは、
プリンタP3を管理し、トナー残量に問題がありトナー
切れとなっている。
【0039】このように、プリントサーバPS1,PS
2及び管理部Mは、それぞれの管理項目に対してプリン
タP1〜P3の状態を管理している。
【0040】次に、状態テーブル7aの構成について説
明する。
【0041】図4は、状態テーブル7aの初期状態を示
す図であり、状態テーブル7aには、プリンタP1〜P
3までのプリンタ状態が格納される。
【0042】プリンタの状態を把握するための「プリン
タ状態」の項目としては、それぞれのプリンタ毎に、問
合せ結果に対するプリンタ応答状態、紙切れ状態、紙づ
まり状態、トナー切れ状態、障害発生状態である。ま
た、紙切れ状態には、所定の印刷可能な用紙サイズ、す
なわち「A4」,「A3」,「B5」,「B4」の用紙
サイズとその他の用紙サイズ毎に区分されている。これ
らの状態テーブルのます目には、プリンタへの問合せ結
果がその後格納されることになる。
【0043】次に、通信テーブル7dの格納状態につい
て説明する。
【0044】図5は、通信テーブル7dの格納状態の一
例を示す図であり、通信テーブル7dには、プリンタ毎
のアドレスと該プリンタと通信方法が格納されている。
すなわち、プリンタP1には、プリントサーバPS1の
アドレス「11」と通信方法「RPC」が格納され、プ
リンタP2には、プリントサーバPS2のアドレス「1
2」と通信方法「RPC」が格納され、プリンタP3に
は、ワークステーションWS3のアドレス「13」と通
信方法「RPC」が格納されている。なお、「RPC」
は、リモート・プロシージャ・コールであり、このリモ
ート・プロシージャ・コールを用いて、各プリンタへ問
合せの通信が可能となることを示している。
【0045】次に、表示情報テーブル7bについて説明
する。
【0046】図6は、表示情報テーブル7bの格納状態
の一例を示す図であり、表示情報テーブル7bには、図
4で示すプリンタ状態の項目毎に、ボタン表示するか、
メッセージ表示するかを示す表示部3への表示方法と、
その場合の表示内容が格納されている。また、全てがプ
リンタ状態が正常である場合に、ボタン表示するか、メ
ッセージ表示するかの表示方法とその表示内容が格納さ
れている。図6に示す例では、プリンタ状態の各項目の
異常に対しては、全てメッセージ表示を行う指示データ
と、そのメッセージ表示内容は、プリンタ名と障害を意
味する文字列データが格納されている。また、プリンタ
状態が正常な場合には、ボタン表示を行う指示データ
と、ボタン表示内容には、プリンタ名の表示を指示する
データが格納されている。
【0047】次に、印刷中止表示情報テーブル7cにつ
いて説明する。
【0048】図7は、印刷中止表示情報テーブル7cの
格納状態の一例を示す図であり、印刷中止表示情報テー
ブル7cには、表示部3の表示画面上に、印刷中止を指
示をするための表示処理データが格納されている。この
表示処理内容は、図6に示す表示情報テーブル7bの内
容と同様なものであり、印刷中止の指示を行うための画
面上の表示をボタン表示にするか、メッセージ表示する
かの指示と、それぞれの表示内容が格納されている。図
7においては、ボタン表示を行う場合の例が示され、そ
のボタン表示内容は、「印刷中止」とするものである。
【0049】なお、上述した図5〜図7のそれぞれのテ
ーブル内容は、予めそれぞれのテーブルに入力部4を介
して設定入力されているものである。
【0050】ここで、選択処理部1の動作手順について
説明する。
【0051】図8及び図9は、選択処理部1によるプリ
ンタ選択処理の動作手順を示すフローチャートである。
【0052】図8において、まず選択処理部1の選択制
御部5は、入力部4を介して指示されるユーザからのプ
リント要求の待ち受け状態となっている(ステップ10
1)。ここで、ユーザからプリント要求が入力される
(ステップ102)と、各プリンタのプリンタ状態を問
合せ、状態テーブルに該プリンタ状態の情報を格納する
次の処理を行う。
【0053】まず、状態テーブル7aのプリンタ状態の
欄に空欄があるか否かを判断し(ステップ103)、空
欄がない場合は、状態テーブルの作成を終了し、ステッ
プ110に移行する。一方、ステップ103で空欄があ
る限り、ステップ104に移行する。
【0054】ステップ104では、通信テーブル7dか
ら、空欄に対応するプリンタのアドレス及び通信方法を
取得する。そして、取得してプリンタのアドレスと通信
方法を送受信処理部2に渡し、送受信処理部2は該当す
るプリンタにプリンタ状態を問い合わせる(ステップ1
05)。そして、選択処理部1は、応答待ち状態となる
(ステップ106)。これに対し、問合せを受けたプリ
ントサーバあるいはワークステーションは、応答部a1
〜a3からネットワークN1を介してワークステーショ
ンWS1に問合せ結果を通知する。一方、ワークステー
ションWS1の選択処理部1は、所定時間以内に問合せ
をしたプリンタから問合せ結果が応答された判断し(ス
テップ107)、応答があった場合は、問合せ結果を状
態テーブル7aの該当欄に格納すると共に状態テーブル
7aの応答欄を「あり」に設定し(ステップ108)、
所定時間以内に応答がない場合は、状態テーブル7aの
応答欄を「なし」に設定し(ステップ109)、それぞ
れステップ103に移行して、通信テーブルに格納され
ている全てのプリンタに対する問合せ処理及び状態テー
ブルへの格納処理が終了する。
【0055】このようにして作成された状態テーブルの
一例を図10に示す。図10においては、プリンタP2
からの応答がなく、プリンタP1,P3に関しては、送
られてきたプリンタ状態の情報が対応欄に格納され、そ
れぞれが問題なく「No」として格納されている。
【0056】さて、図9のフローチャートに基づいて、
選択処理を続けて説明する。
【0057】上述した状態テーブル7aの作成処理を行
った後、選択制御部5は、状態テーブル7aを参照し
て、次の表示部3への表示処理を行う。
【0058】まず、状態テーブル7aに未参照の欄があ
るか否かを判断し(ステップ110)、未参照の欄がな
い場合、すなわち全ての欄の参照が終了して表示処理が
終了した場合には、ステップ117に移行して、ユーザ
からのイベント入力を待つ。一方、ステップ110で、
未参照の欄がある場合、状態テーブル7aの「プリンタ
状態」の項目の各内容と表示情報テーブル7bの「プリ
ンタ状態」の項目の各内容を順次比較する(ステップ1
11)。そして、この比較結果により一致する内容の
「プリンタ状態」の項目に対する表示処理、および一致
しない場合、すなわち正常な場合における表示処理を表
示情報テーブル7bに格納された情報に基づいた表示処
理を行う(ステップ112)。
【0059】次に、ステップ113で、印刷中止表示情
報テーブル7cの内容に基づいて、「印刷中止」の指示
のための表示処理を行う。
【0060】そして、選択制御部5は、ユーザによるプ
リンタ選択あるいはプリント中止のイベント待ち状態と
なる(ステップ114)。
【0061】ここで、、図11は、表示部3に表示出力
されたプリンタ選択ウィンドウの表示例を示す図であ
り、この表示例は、問合せ結果が格納された状態テーブ
ル7a、表示情報テーブル7b、および印刷中止表示情
報テーブル7cをもとに表示処理されたものである。
【0062】すなわち、図10に示すプリンタP1で
は、一致する「プリンタ状態」がないため、正常である
と判断し、表示情報テーブルの最下欄の「正常」の項目
に対する処理を行うことにより、プリンタP1のプリン
タ名「α」がボタンB1として、プリンタ選択ウィンド
ウW1内に表示出力される。同様に、プリンタP3に対
しては、一致する「プリンタ状態」がなく、正常である
ため、プリンタP3のプリンタ名「γ」がボタンB2と
してプリンタ選択ウィンドウW1内に表示出力される。
また、プリンタP2は、「プリンタ状態」の項目中の
「応答なし」が一致するため、表示情報テーブルの最上
欄の「応答なし」の項目に対する処理を行うことによ
り、プリンタP2のプリンタ名「β」と障害内容である
「応答なし」とからなるメッセージ(E1)がプリンタ
選択ウィンドウW1内に表示出力される。さらに、印刷
中止表示情報テーブル7cが参照されて、「印刷中止」
の表示を有するボタンB3がプリンタ選択ウィンドウW
1内に表示出力される。これにより、ボタン表示された
ものは、ユーザによる選択対象となる。なお、図11の
プリンタ選択ウィンドウW1内には、その他の必要な表
示処理がなされるのはもちろんである。例えば、図11
においては、「下記のものが選択可能である旨」の案内
メッセージ(C1)および「下記のものが障害のため選
択できない旨」の案内メッセージが付随して表示出力さ
れる。
【0063】さて、図9に戻り、選択制御部5がユーザ
からのイベントを受け付ける(ステップ115)と、さ
らにこのイベントがプリンタ選択のイベントか否かを判
断し(ステップ116)、プリンタ選択のイベントであ
る場合は、ユーザが選択したプリンタおよびプリントジ
ョブを送受信処理部2に通知する(ステップ117)。
そして、送受信処理部2は、選択されたプリンタに対
し、プリントジョブをネットワークN1を介して出力
し、このプリントジョブを受けたプリンタは該プリント
ジョブを実行することになる。一方、選択処理部1は、
ステップ117による送受信処理部2への通知処理が終
了すると、表示処理部6に対し、プリント選択ウィンド
ウW1の表示を終了させる指示を行い、プリンタ選択ウ
ィンドウW1は、表示部3の表示画面から消去され(ス
テップ118)、ステップ101に移行し、次のプリン
ト要求の待ち受け状態となる。
【0064】一方、ステップ116においてプリンタ選
択でなく、印刷中止の選択である場合、ステップ118
に移行し、プリンタ選択ウィンドウが表示部3の表示画
面から消去され、その後、ステップ101に移行して、
次のプリント要求の待ち受け状態となる。
【0065】このようにして、ユーザはプリンタ選択ウ
ィンドウを参照して、現在プリント出力が可能なプリン
タを選択することができると共に、印刷中止の選択をす
ることができる。
【0066】従って、ユーザは、現在使用が不可能なプ
リンタを選択できないと共に、選択可能なプリンタが複
数存在する場合で、特にプリントジョブとして要求しな
かった属性、例えば距離的に最も近いプリンタあるいは
高解像度のプリンタを更に選択することができるという
柔軟性が生じる。また、ユーザがプリントジョブを発行
した後に、印刷中止の選択することができることは、重
複したプリント処理がなくなり、資源の有効利用を図る
ことができる。
【0067】また、プリンタ選択ウィンドウには、な
ぜ、他のプリンタを選択することができないかを認識す
ることができる。
【0068】次に、第2の実施例について説明する。
【0069】上述した第1の実施例では、現在のプリン
タ状態を考慮してプリント可能なプリンタの提示がプリ
ンタ選択ウィンドウ内に表示され、ユーザに提示された
が、プリント要求されたプリントジョブの内容(属性)
をも考慮して、ユーザに提示されたものとはなっていな
い。
【0070】第2の実施例は、ユーザが発したプリント
要求であるプリントジョブの属性を考慮して、プリント
可能なプリンタの提示をユーザ対して行うものである。
【0071】図12は、第2の実施例であるプリントシ
ステムの構成を示す図である。
【0072】図12において、第2の実施例であるプリ
ントシステムは、図1に示す第1の実施例であるプリン
トシステムとほぼ同様の構成であるが、第2の実施例の
特徴である、ジョブ解析部8、属性記憶部9、属性不適
合表示情報テーブル7eをさらに有し、これらの制御を
も行う選択制御部50が選択制御部5が異なる。なお、
その他の構成部分については、説明の便宜上同一符号で
示している。
【0073】ジョブ解析部8は、さらに解析結果テーブ
ル8aを有し、プリント要求されたプリントジョブを解
析し、該プリント要求の属性内容を取得して、その結果
を解析結果テーブル8aに格納する。このジョブ解析部
8の動作手順をフローチャートに基づいて説明する。
【0074】図13は、ジョブ解析部8のプリントジョ
ブ解析手順を示すフローチャートである。
【0075】図13において、まず解析結果テーブル8
aには、予め解析すべき属性項目を設定し、この各属性
項目は初期状態として空欄になっている。なお、この予
め解析すべき属性項目は、属性記憶部9の属性テーブル
9aの属性項目に合わせている。すなわち、プリンティ
ング・プロトコル種別、用紙サイズ、フォント、及び両
面/片面印刷の4項目である。
【0076】そして、選択制御部50からプリントジョ
ブの解析処理の依頼があると、ジョブ解析部8は、プリ
ントジョブのプリンティング・プロトコル種別を解析
し、このプリンティング・プロトコル種別を解析結果テ
ーブル8aに設定する(ステップ201)。そして、次
に示す処理を行って、解析結果テーブル8aの属性項目
に対するプリントジョブの属性内容を設定する。
【0077】すなわち、まずジョブ解析部8は、解析結
果テーブル8a内に空欄があるか否かを判断し(ステッ
プ202)、空欄が存在する場合は、該空欄に対応する
属性が記載されているフィールドをプリントジョブ内か
らサーチし(ステップ203)、サーチした結果を該空
欄に設定する(ステップ204)。そして、ステップ2
02に移行し、さらに上述した処理を繰り返す。
【0078】一方、解析結果テーブル8a内に空欄がな
い場合、すなわち全ての属性項目に対する解析処理を終
了した場合は、選択制御部50に、プリントジョブの解
析処理の終了を通知し(ステップ205)、本処理を終
了する。
【0079】ここで、あるページ記述言語PDL1で記
述されたプリントジョブに対するジョブ解析部8の解析
例を説明する。
【0080】図14は、ページ記述言語PDL1で記述
されたプリントジョブの概要構成を示す図である。図1
4において、プリントジョブは、大きくヘッダとプリン
トデータからなる。そして、ヘッダには、用紙サイズで
「A4」両面印刷を指示している。また、プリントデー
タでは、所定の領域(図14では、全ての領域)の文書
データに対して、「明朝」のフォントを用いることを指
示している。
【0081】図15は、図14に示すプリントジョブに
対する解析結果テーブルの内容を示す図であり、プリン
ティング・プロトコル種別「PDL1」、用紙サイズ
「A4」、フォント「明朝」、および両面印刷「する」
とする解析結果が設定されることになる。
【0082】次に、属性記憶部9は、さらに属性テーブ
ル9aを有し、この属性テーブル9aには、ネットワー
クN1内の全てのプリンタに対する、所定のプリント処
理に関する属性を持つか否かの情報が格納されている。
この属性テーブル9aの一例を次に示す。
【0083】図16は、属性テーブル16の設定内容の
一例を示す図である。この設定内容は、図2に示す全プ
リンタP1〜P3のプリンタ属性を属性情報と保持して
いるものであり、この属性情報は、予めユーザにより設
定される。もちろん、プリンタのネットワーク接続に通
知される該プリンタの属性情報をもとに自動的に作成す
るようにしてもよい。
【0084】図16においては、図15の解析結果テー
ブルの属性項目と対応するかたちで、属性が設定されて
いる。すなわち、プリンティング・プロトコル種別、用
紙サイズ、フォント、および両面印刷の可否である。そ
して、これらの属性項目はさらに具体的な属性に分類さ
れ、各プリンタごとに該具体的な属性が可能か否かが設
定されている。すなわち、プリンティング・プロトコル
種別は、ページ記述言語PDL1,PDL2に分類さ
れ、用紙サイズは、A4,A3,B5,B4,レターの
サイズに分類され、フォントは、明朝とゴシックに分類
されている。
【0085】なお、上述した解析結果テーブルの内容と
属性テーブルの内容は、入力されたプリントジョブの属
性に適合するプリンタか否かを選択制御部50が判断す
る際に用いられる。また、解析結果テーブルおよび属性
テーブルの属性項目は任意に増減でき、具体的な属性に
ついても任意に増減することができる。
【0086】次に、属性不適合表示情報テーブル7eの
内容について説明する。
【0087】図17は、属性不適合表示情報テーブル7
eの内容の一例を示す図であり、このテーブルは、図6
に示す表示情報テーブル7bあるいは図7に示す印刷中
止表示情報テーブル7cの構成と同様なものであり、プ
リントジョブをプリンタとの属性の適合性判別結果の表
示処理に関する情報が格納されている。
【0088】図17の属性不適合表示情報テーブルで
は、プリントジョブとプリンタとの属性が不適合である
場合は、メッセージ表示を行い、このメッセージ内容は
不適合であったプリンタの「プリンタ名」と属性が不適
合である旨を示す「不適合」とを表示すべきことを指示
する情報が格納されている。
【0089】次に、第2の実施例の選択処理部1の動作
手順について説明する。
【0090】図18および図19は、図12の選択処理
部1によるプリンタ選択処理の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【0091】図18において、まず選択処理部1の選択
制御部50は、入力部4を介して指示されるユーザから
のプリント要求の待ち受け状態となっている(ステップ
301)。ここで、ユーザからのプリント要求が入力さ
れる(ステップ302)と、ジョブ解析部8にプリント
要求のあったプリントジョブの解析を依頼する。そし
て、ジョブ解析部8は、この依頼を受けると、プリント
ジョブの解析を行い、その解析結果を解析結果テーブル
8aに設定して、ジョブの解析終了を選択制御部50に
通知する。この通知を受けた選択制御部50は、解析結
果テーブル8aの内容を取得する(ステップ303)。
【0092】さらに、選択制御部50は、ネットワーク
N1内の全てのプリンタの属性を属性記憶部9の属性テ
ーブル9aから取得する(ステップ304)。
【0093】なお、ステップ303およびステップ30
4の処理は、それぞれの情報が必要な時に、それぞれの
テーブルから情報を獲得するようにしてもよい。
【0094】次に、選択制御部50は、第1の実施例と
同様に、各プリンタP1〜P3のプリンタ状態を問合
せ、状態テーブル7aにそれぞれのプリンタのプリンタ
状態の情報を格納して状態テーブル7aを作成する処理
を行う(ステップ305〜311)。
【0095】そして、この状態テーブル7aの作成処理
後、選択制御部50は、状態テーブル7aを参照して、
次の表示部3への表示処理を各プリンタごとに行う。
【0096】まず、状態テーブル7aに未参照の欄があ
るか否かを判断し(ステップ312)、未参照の欄がな
い場合、すなわち全ての欄の参照が終了して表示処理が
終了した場合には、ステップ318に移行して、ユーザ
からのイベント入力を待つ。一方、ステップ312で、
未参照の欄がある場合、状態テーブル7aの「プリンタ
状態」の項目の各内容と表示情報テーブル7bの「プリ
ンタ状態」の項目の各内容を順次比較する(ステップ3
13)。そして、この比較結果からプリンタ状態は「正
常」か否かを判断し(ステップ314)、「正常」でな
い場合は、ステップ316に移行する。一方、プリンタ
状態が「正常」である場合は、さらにステップ303で
取得した解析結果テーブル8aの属性内容とステップ3
04で取得した属性テーブル9aの属性内容とを比較し
て、プリントジョブが必要とする全ての属性を満足する
プリンタか否か、すなわち属性の適合性を判断する(ス
テップ315)。そして、プリントジョブの属性を満足
するプリンタでないと判断された場合は、属性不適合表
示情報テーブル7eの内容に基づいた表示処理を行い
(ステップ317)、ステップ312に移行する。一
方、ステップ315でプリントジョブの属性を満足する
プリンタであると判断された場合は、表示情報テーブル
7aの内容に基づいた表示処理を行い(ステップ31
6)、ステップ312に移行し、上述した処理を繰り返
す。
【0097】次に、ステップ318では、印刷中止表示
情報テーブル7cの内容に基づいて、「印刷中止」の指
示のための表示処理を行う。
【0098】その後、印刷制御部50は、ユーザからの
イベントの入力待ちとなり、図9に示す第1の実施例で
説明した、ユーザのプリンタ選択に対する処理(ステッ
プ114〜118)と同様な処理を行って(ステップ3
19〜323)、本処理を終了する。
【0099】ここで、図20は、第2の実施例により表
示部3の表示画面上に表示出力されたプリンタ選択ウィ
ンドウの一例を示す図である。
【0100】図20に示すプリンタ選択ウィンドウW2
には、プリンタP1がプリンタ状態が正常であり、かつ
プリントジョブの属性を満足するため、表示情報テーブ
ル7bを基に、プリンタP1のプリンタ名「α」がボタ
ンB11として表示出力されている。また、プリンタP
3は、プリンタ状態が正常であるが、プリントジョブの
属性を満足しないため、属性不適合表示情報テーブル7
eを基に、プリンタP3のプリンタ名「γ」と属性が不
適合である旨を示す「属性不適合」とのメッセージが表
示出力されている(E11)。さらに、プリンタP2
は、プリンタ状態の問合せに対して応答がなかったた
め、プリンタP2のプリンタ名「β」と応答がなかった
旨を示す「応答なし」とのメッセージ表示が表示出力さ
れる(E12)。また、印刷中止表示情報テーブル7c
が参照されて、「印刷中止」の表示を有するボタンB1
2が表示出力されている。従って、この場合、ユーザが
選択できるのは、プリンタP1の選択と、印刷中止の選
択である。そして、ユーザは、このプリンタ選択ウィン
ドウW2をもとに、その他のプリンタは選択することが
不適切あるいは障害が発生していることを認識すること
ができる。
【0101】なお、上述した第1及び第2の実施例にお
いては、各プリンタに付随するプリントサーバあるいは
ワークステーションのそれぞれが、個別にプリンタの状
態を管理するようにしているが、ネットワークに直接接
続された独立の管理装置を設け、該管理装置が各プリン
タを集中管理するようにしてもよい。この場合の各プリ
ンタへの問合せは、管理装置を介して行われることな
る。また、管理装置は、ネットワークに接続される全て
のプリンタを管理しており、各プリンタは、障害発生等
のプリンタ状態を発生と同時に管理装置に通知する。従
って、例えばワークステーションが該管理装置に各プリ
ンタへの問合せを行うと、この問合せを受けた管理装置
が、問い合わせたワークステーションに対し、現在の各
プリンタのプリンタ状態を通知することになる。
【0102】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、依頼装置がユーザからのプリント指示を受けると、
該依頼装置の処理手段が、ネットワーク内の共有可能な
複数のプリンタのプリンタ状態を問い合わせ、該問合せ
結果に基づいて、処理手段が、プリントジョブを出力す
べきプリンタを選択するための選択画面データを作成
し、該選択画面データを基にプリンタの選択画面を表示
する。そして、ユーザは、表示されたこのプリンタの選
択画面をもとに、所望のプリンタを選択し、出力処理手
段は、選択結果に基づいて選択されたプリンタにプリン
トジョブを出力するようにしている。
【0103】従って、ユーザに対し、プリント要求時の
現プリンタの状態を選択画面としてユーザに一度提供し
てユーザに所望のプリンタ選択の余地を与えるため、プ
リントシステム全体として、確実かつ柔軟性の高いプリ
ンタ選択を行うことができる利点を有する。
【0104】特に、現在のプリンタ状態を把握したプリ
ンタの選択画面をユーザに提供することができるので、
再度プリントジョブを発行する必要がなくなり、時間及
び資源の浪費をなくすという利点を有する。
【0105】さらに、プリントジョブの発行後に、印刷
中止を選択する機会がユーザに与えられるため、ユーザ
自身によるミスプリントを防止することができる利点を
有する。
【0106】また、ユーザが発行したプリントジョブの
属性とプリンタが有する属性との適合性の判定をも行う
ようにしているので、ユーザが所望するプリンタを正し
く選択することができる利点を有する。
【0107】さらには、選択画面上には、選択できるプ
リンタの候補としてとりあげなかったプリンタの状態あ
るいは理由を選択画面上に表示出力されるため、ユーザ
は納得のいき、安心してプリンタ選択を行うことができ
る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるプリントシステム
の構成を示す図。
【図2】プリンタP1〜P3のプリンタ属性を示す図。
【図3】プリントサーバPS1,PS2及び管理部Mに
おけるプリンタの管理内容を示す図。
【図4】状態テーブル7aの初期状態を示す図。
【図5】通信テーブル7dの格納状態の一例を示す図。
【図6】表示情報テーブル7bの格納状態の一例を示す
図。
【図7】印刷中止表示情報テーブル7cの格納状態の一
例を示す図。
【図8】選択処理部1によるプリンタ選択処理の動作手
順を示すフローチャート(その1)。
【図9】選択処理部1によるプリンタ選択処理の動作手
順を示すフローチャート(その2)。
【図10】問合せ結果が格納された状態テーブルの一例
を示す図。
【図11】表示部3に表示出力されたプリンタ選択ウィ
ンドウの表示例を示す図。
【図12】本発明の第2の実施例であるプリントシステ
ムの構成を示す図。
【図13】ジョブ解析部8のプリントジョブ解析手順を
示すフローチャート。
【図14】ページ記述言語PDL1で記述されたプリン
トジョブの概要構成を示す図。
【図15】図14に示すプリントジョブに対する解析結
果テーブルの内容を示す図。
【図16】属性テーブル16の設定内容の一例を示す
図。
【図17】属性不適合表示情報テーブル7eの内容の一
例を示す図。
【図18】図12の選択処理部1によるプリンタ選択処
理の動作手順を示すフローチャート(その1)。
【図19】図12の選択処理部1によるプリンタ選択処
理の動作手順を示すフローチャート(その2)。
【図20】第2の実施例により表示部3の表示画面上に
表示出力されたプリンタ選択ウィンドウの一例を示す
図。
【符号の説明】
1 選択処理部 2 送受信処理部 3 表示部 4
入力部 5 選択制御部 6 表示処理部 7 テーブル部 7
a 状態テーブル 7b 表示情報テーブル 7c 印刷中止表示情報テー
ブル 7d 通信テーブル P1〜P3 プリンタ PS1,PS2 プリントサーバ WS1〜WS3 ワ
ークステーション a1〜a3 応答部 M 管理部 N1 ネットワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有可能な複数のプリンタと、これらの
    プリンタの状態を管理する管理手段と、プリント要求を
    前記複数のプリンタの所望プリンタにプリントジョブと
    して出力する依頼装置からなるプリントシステムにおい
    て、 前記依頼装置は、 プリント指示により、前記管理手段にプリンタの状態を
    問合せ、問合せ結果に基づいて、プリントジョブを出力
    すべきプリンタの選択画面データを作成してプリンタの
    選択画面を表示する処理手段と、 前記選択画面で選択されたプリンタにプリントジョブを
    出力する出力処理手段とを具備することを特徴とするプ
    リントシステム。
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