JPH07261759A - 複音電子楽器 - Google Patents
複音電子楽器Info
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- JPH07261759A JPH07261759A JP7021247A JP2124795A JPH07261759A JP H07261759 A JPH07261759 A JP H07261759A JP 7021247 A JP7021247 A JP 7021247A JP 2124795 A JP2124795 A JP 2124795A JP H07261759 A JPH07261759 A JP H07261759A
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- Japan
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- channel
- musical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複音電子楽器において、同時に発生される複
数の楽音のうち特定の1又は複数の楽音について音高、
音色、音量等の楽音特性をマニュアル制御可能とし、演
奏表現の自由度を向上させる。 【構成】 鍵盤回路10から回路30により各鍵毎にタ
ッチの強さを検出すると共に、回路32により複数の押
圧鍵の中で最もタッチの強い鍵を検出する。回路12,
14,16,24,26は、複数のチャンネルで時分割
的に楽音信号を形成可能なもので、複数の押圧鍵に対応
して複数の楽音信号を同時的に発生する。回路22から
ピッチベンド操作子の操作に応じて発生されるピッチベ
ンドデータは、回路32での最強タッチ検出に応じたチ
ャンネルタイミングでセレクタ20から乗算器16に供
給され、ピッチベンド制御を行なう。
数の楽音のうち特定の1又は複数の楽音について音高、
音色、音量等の楽音特性をマニュアル制御可能とし、演
奏表現の自由度を向上させる。 【構成】 鍵盤回路10から回路30により各鍵毎にタ
ッチの強さを検出すると共に、回路32により複数の押
圧鍵の中で最もタッチの強い鍵を検出する。回路12,
14,16,24,26は、複数のチャンネルで時分割
的に楽音信号を形成可能なもので、複数の押圧鍵に対応
して複数の楽音信号を同時的に発生する。回路22から
ピッチベンド操作子の操作に応じて発生されるピッチベ
ンドデータは、回路32での最強タッチ検出に応じたチ
ャンネルタイミングでセレクタ20から乗算器16に供
給され、ピッチベンド制御を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、演奏中に音高、音
色、音量等の楽音特性を微妙に変更制御しうる複音電子
楽器に関し、特に同時に発生される複数音のうち特定の
1乃至複数の音に関して楽音特性制御を行なうことによ
り新しい奏法を可能にしたものである。
色、音量等の楽音特性を微妙に変更制御しうる複音電子
楽器に関し、特に同時に発生される複数音のうち特定の
1乃至複数の音に関して楽音特性制御を行なうことによ
り新しい奏法を可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器の演奏中にピッチベンド
操作子を操作することにより発生楽音の音高(ピッチ)
を微妙に変化させてピッチベンド効果を得ることは知ら
れている(例えば、特公昭58−48914号公報、特
開昭56−74298号公報等参照)。これら公知のピ
ッチベンド付与手段は、主として単音電子楽器を対象と
するものであるが、複音電子楽器にも応用可能なもので
ある。
操作子を操作することにより発生楽音の音高(ピッチ)
を微妙に変化させてピッチベンド効果を得ることは知ら
れている(例えば、特公昭58−48914号公報、特
開昭56−74298号公報等参照)。これら公知のピ
ッチベンド付与手段は、主として単音電子楽器を対象と
するものであるが、複音電子楽器にも応用可能なもので
ある。
【0003】ところで、ピッチベンド効果を得ることの
できる複音電子楽器としては、いわゆるポリフォニック
シンセサイザが知られており、このシンセサイザにあっ
ては、ピッチベンド操作子を操作すると、その操作量に
応じて発音中のすべての音の音高が一様に変更制御され
るようになっている。
できる複音電子楽器としては、いわゆるポリフォニック
シンセサイザが知られており、このシンセサイザにあっ
ては、ピッチベンド操作子を操作すると、その操作量に
応じて発音中のすべての音の音高が一様に変更制御され
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したポリフォニッ
クシンセサイザによると、例えばエレクトリックギター
の演奏で見られるような、ある弦のみチョーキングし、
他の弦はチョーキングしないといった奏法は不可能であ
った。ここで、チョーキングとは、ピッキング後、押さ
えている弦を押し上げるか、下へひっぱるなどしてピッ
チを変化させる技術で、ベンディングとも呼ばれるもの
である。
クシンセサイザによると、例えばエレクトリックギター
の演奏で見られるような、ある弦のみチョーキングし、
他の弦はチョーキングしないといった奏法は不可能であ
った。ここで、チョーキングとは、ピッキング後、押さ
えている弦を押し上げるか、下へひっぱるなどしてピッ
チを変化させる技術で、ベンディングとも呼ばれるもの
である。
【0005】この発明の目的は、同時に発生される複数
音のうち特定の1乃至複数の音について音高、音色、音
量等の楽音特性をマニュアル制御可能とし、演奏表現の
自由度を向上させた新規な複音電子楽器を提供すること
にある。
音のうち特定の1乃至複数の音について音高、音色、音
量等の楽音特性をマニュアル制御可能とし、演奏表現の
自由度を向上させた新規な複音電子楽器を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の複
音電子楽器は、発生すべき楽音の音高を指定する音高指
定手段であって、同時に複数の音高を指定可能なもの
[図2の10]と、複数のチャンネルを有する楽音発生
手段であって、各チャンネルが該チャンネルに割当てら
れた楽音に対応する楽音信号を発生するもの[図2の2
4〜28]と、前記音高指定手段で指定された音高に対
応する楽音を前記複数のチャンネルのいずれかに割当て
る割当手段[図2の12,14]と、演奏に伴う楽音発
生中において演奏者による連続的な操作が可能な操作手
段を有し、この操作手段の操作状態に追従して連続的に
変化する楽音特性制御用の制御情報を発生する制御情報
発生手段[図2の22]と、前記複数のチャンネルのう
ち所定の鍵タッチ状態の楽音が割当てられているチャン
ネルを特定音チャンネルとして検出するチャンネル検出
手段[図2の30,32]と、前記特定音チャンネルと
して検出されたチャンネルのみにおいて前記制御情報発
生手段からの制御情報に応じて楽音信号の楽音特性を制
御する楽音制御手段[図2の16,20]とを備えたも
のである。
音電子楽器は、発生すべき楽音の音高を指定する音高指
定手段であって、同時に複数の音高を指定可能なもの
[図2の10]と、複数のチャンネルを有する楽音発生
手段であって、各チャンネルが該チャンネルに割当てら
れた楽音に対応する楽音信号を発生するもの[図2の2
4〜28]と、前記音高指定手段で指定された音高に対
応する楽音を前記複数のチャンネルのいずれかに割当て
る割当手段[図2の12,14]と、演奏に伴う楽音発
生中において演奏者による連続的な操作が可能な操作手
段を有し、この操作手段の操作状態に追従して連続的に
変化する楽音特性制御用の制御情報を発生する制御情報
発生手段[図2の22]と、前記複数のチャンネルのう
ち所定の鍵タッチ状態の楽音が割当てられているチャン
ネルを特定音チャンネルとして検出するチャンネル検出
手段[図2の30,32]と、前記特定音チャンネルと
して検出されたチャンネルのみにおいて前記制御情報発
生手段からの制御情報に応じて楽音信号の楽音特性を制
御する楽音制御手段[図2の16,20]とを備えたも
のである。
【0007】また、この発明に係る第2の複音電子楽器
は、発生すべき楽音の音高を指定する音高指定手段であ
って、同時に複数の音高を指定可能なもの[図5の1
0]と、複数のチャンネルを有する楽音発生手段であっ
て、各チャンネルが該チャンネルに割当てられた楽音に
対応する楽音信号を発生するもの[図5の24〜28]
と、前記音高指定手段で指定された音高に対応する楽音
を前記複数のチャンネルのいずれかに割当てる割当手段
[図5の12,14]と、演奏に伴う楽音発生中におい
て演奏者による連続的な操作が可能な操作手段を有し、
この操作手段の操作状態に追従して連続的に変化する楽
音特性制御用の制御情報を発生する制御情報発生手段
[図5の22]と、同時に発生すべき複数の楽音に関し
て予め定められた複数種類の検出条件のうち任意の1種
類の検出条件を選択するための選択手段[図5の42]
と、前記複数のチャンネルのうち前記選択手段で選択さ
れた検出条件を満足する楽音が割当てられているチャン
ネルを特定音チャンネルとして検出するチャンネル検出
手段[図5の30,40]と、前記特定音チャンネルと
して検出されたチャンネルのみにおいて前記制御情報発
生手段からの制御情報に応じて楽音信号の楽音特性を制
御する楽音制御手段[図5の16,20]とを備えたも
のである。
は、発生すべき楽音の音高を指定する音高指定手段であ
って、同時に複数の音高を指定可能なもの[図5の1
0]と、複数のチャンネルを有する楽音発生手段であっ
て、各チャンネルが該チャンネルに割当てられた楽音に
対応する楽音信号を発生するもの[図5の24〜28]
と、前記音高指定手段で指定された音高に対応する楽音
を前記複数のチャンネルのいずれかに割当てる割当手段
[図5の12,14]と、演奏に伴う楽音発生中におい
て演奏者による連続的な操作が可能な操作手段を有し、
この操作手段の操作状態に追従して連続的に変化する楽
音特性制御用の制御情報を発生する制御情報発生手段
[図5の22]と、同時に発生すべき複数の楽音に関し
て予め定められた複数種類の検出条件のうち任意の1種
類の検出条件を選択するための選択手段[図5の42]
と、前記複数のチャンネルのうち前記選択手段で選択さ
れた検出条件を満足する楽音が割当てられているチャン
ネルを特定音チャンネルとして検出するチャンネル検出
手段[図5の30,40]と、前記特定音チャンネルと
して検出されたチャンネルのみにおいて前記制御情報発
生手段からの制御情報に応じて楽音信号の楽音特性を制
御する楽音制御手段[図5の16,20]とを備えたも
のである。
【0008】
【作用】上記した第1の複音電子楽器によれば、所定の
鍵タッチ状態(所定のイニシャルタッチ状態又は所定の
アフタータッチ状態等)の楽音が割当てられているチャ
ンネルを特定音チャンネルとして検出し、この特定音チ
ャンネルのみにおいて制御情報発生手段からの制御情報
に応じて楽音信号の楽音特性を制御するようにしたの
で、例えば鍵盤にて複数鍵を同時に押してピッチベンド
操作子を操作すると、押された複数鍵にそれぞれ対応す
る複数音のうち鍵タッチの最も強い音にのみピッチベン
ド効果を付与することができる。
鍵タッチ状態(所定のイニシャルタッチ状態又は所定の
アフタータッチ状態等)の楽音が割当てられているチャ
ンネルを特定音チャンネルとして検出し、この特定音チ
ャンネルのみにおいて制御情報発生手段からの制御情報
に応じて楽音信号の楽音特性を制御するようにしたの
で、例えば鍵盤にて複数鍵を同時に押してピッチベンド
操作子を操作すると、押された複数鍵にそれぞれ対応す
る複数音のうち鍵タッチの最も強い音にのみピッチベン
ド効果を付与することができる。
【0009】また、上記した第2の複音電子楽器によれ
ば、複数種類の検出条件のうち任意の1種類の検出条件
を選択すると共に選択された検出条件を満足する楽音が
割当てられているチャンネルを特定音チャンネルとして
検出し、この特定音チャンネルのみにおいて制御情報発
生手段からの制御情報に応じて楽音信号の楽音特性を制
御するようにしたので、複数種類の検出条件として例え
ば最低音、最高音、最強タッチ音等を定めると、最低音
の条件を選択したときは複数の押鍵音中で最低音にのみ
ピッチベンド効果を付与し、最高音の条件を選択したと
きは複数の押鍵音中で最高音にのみピッチベンド効果を
付与し、最強タッチ音の条件を選択したときは複数の押
鍵音中で最強タッチ音にのみピッチベンド効果を付与す
ることができる。
ば、複数種類の検出条件のうち任意の1種類の検出条件
を選択すると共に選択された検出条件を満足する楽音が
割当てられているチャンネルを特定音チャンネルとして
検出し、この特定音チャンネルのみにおいて制御情報発
生手段からの制御情報に応じて楽音信号の楽音特性を制
御するようにしたので、複数種類の検出条件として例え
ば最低音、最高音、最強タッチ音等を定めると、最低音
の条件を選択したときは複数の押鍵音中で最低音にのみ
ピッチベンド効果を付与し、最高音の条件を選択したと
きは複数の押鍵音中で最高音にのみピッチベンド効果を
付与し、最強タッチ音の条件を選択したときは複数の押
鍵音中で最強タッチ音にのみピッチベンド効果を付与す
ることができる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の実施例を説明するための
複音電子楽器を示すもので、この電子楽器は時分割的な
楽音信号形成処理により複数の楽音を同時に発生しうる
ようになっている。
複音電子楽器を示すもので、この電子楽器は時分割的な
楽音信号形成処理により複数の楽音を同時に発生しうる
ようになっている。
【0011】鍵盤回路10は、多数の鍵を有する鍵盤
と、この鍵盤の多数の鍵でそれぞれ駆動される多数のキ
ースイッチとを含んでいる。
と、この鍵盤の多数の鍵でそれぞれ駆動される多数のキ
ースイッチとを含んでいる。
【0012】キーアサイナ12は、鍵盤回路10内の多
数のキースイッチを順次に且つ反復的に走査して押され
た鍵を検出するためのもので、押された鍵を検出する
と、その鍵に関する押鍵情報を鍵数よりはるかに少ない
複数(例えば8つ)の時分割チャンネルのうちの特定の
チャンネルに割当てるようになっている。押鍵情報とし
ては、押された鍵を識別するため鍵毎に定められたキー
コード信号KCと、押鍵ありを示すキーオン信号KON
とが用いられ、ある押鍵に関するキーコード信号KC及
びキーオン信号KONは割当てられた特定のチャンネル
のタイミングで同時的にキーアサイナ12から送出され
る。また、チャンネル数以下の複数鍵が押された場合に
は、それら複数鍵分のキーコード信号KC及びキーオン
信号KONがキーアサイナ12から時分割的に送出され
る。
数のキースイッチを順次に且つ反復的に走査して押され
た鍵を検出するためのもので、押された鍵を検出する
と、その鍵に関する押鍵情報を鍵数よりはるかに少ない
複数(例えば8つ)の時分割チャンネルのうちの特定の
チャンネルに割当てるようになっている。押鍵情報とし
ては、押された鍵を識別するため鍵毎に定められたキー
コード信号KCと、押鍵ありを示すキーオン信号KON
とが用いられ、ある押鍵に関するキーコード信号KC及
びキーオン信号KONは割当てられた特定のチャンネル
のタイミングで同時的にキーアサイナ12から送出され
る。また、チャンネル数以下の複数鍵が押された場合に
は、それら複数鍵分のキーコード信号KC及びキーオン
信号KONがキーアサイナ12から時分割的に送出され
る。
【0013】周波数ナンバメモリ14は、鍵盤の各鍵
(発生すべき各音)毎に定められた周波数ナンバデータ
を記憶しているもので、キーコード信号KCを受取るた
びにそれに対応した周波数ナンバデータFを乗算器16
に供給するようになっている。
(発生すべき各音)毎に定められた周波数ナンバデータ
を記憶しているもので、キーコード信号KCを受取るた
びにそれに対応した周波数ナンバデータFを乗算器16
に供給するようになっている。
【0014】最低音検出回路18は、複数鍵が押された
場合にそのうちで最も音高の低い鍵を検出するためのも
ので、キーオン信号KONが“1”のチャンネル(押鍵
ありのチャンネル)のうちでキーコード信号KCの値が
最も低音側である(最も小さい)チャンネルを検出し、
その検出したチャンネルのタイミングで出力信号“1”
をセレクタ20に選択制御信号Sとして供給するように
なっている。なお、押された鍵が1つの場合には、その
1つの鍵が最低音鍵として扱われる。
場合にそのうちで最も音高の低い鍵を検出するためのも
ので、キーオン信号KONが“1”のチャンネル(押鍵
ありのチャンネル)のうちでキーコード信号KCの値が
最も低音側である(最も小さい)チャンネルを検出し、
その検出したチャンネルのタイミングで出力信号“1”
をセレクタ20に選択制御信号Sとして供給するように
なっている。なお、押された鍵が1つの場合には、その
1つの鍵が最低音鍵として扱われる。
【0015】セレクタ20は、選択制御信号Sが“1”
ならば入力Aを選択し、選択制御信号Sが“0”ならば
入力Bを選択するもので、入力Aとしてはピッチベンド
操作回路22からのピッチベンドデータPDが供給さ
れ、入力Bとしては数値「1」を示すデータが供給され
ている。
ならば入力Aを選択し、選択制御信号Sが“0”ならば
入力Bを選択するもので、入力Aとしてはピッチベンド
操作回路22からのピッチベンドデータPDが供給さ
れ、入力Bとしては数値「1」を示すデータが供給され
ている。
【0016】ピッチベンド操作回路22は、一例とし
て、ピッチベンド操作子の操作によって抵抗値が変化す
る可変抵抗器を有する分圧回路と、この分圧回路からの
抵抗変化に応じた電圧出力をディジタル信号に変換する
A/D変換回路とをそなえ、このA/D変換回路のディ
ジタル出力をピッチベンドデータPDとして送出するよ
うになっている。なお、ピッチベンド操作回路22とし
ては、種々の構成のものを採用することができ、例えば
ピッチベンドの可変幅を任意に設定しうる型式のもの
(その一例は前述の特開昭56−74298号公報に示
されている)を採用してもよい。
て、ピッチベンド操作子の操作によって抵抗値が変化す
る可変抵抗器を有する分圧回路と、この分圧回路からの
抵抗変化に応じた電圧出力をディジタル信号に変換する
A/D変換回路とをそなえ、このA/D変換回路のディ
ジタル出力をピッチベンドデータPDとして送出するよ
うになっている。なお、ピッチベンド操作回路22とし
ては、種々の構成のものを採用することができ、例えば
ピッチベンドの可変幅を任意に設定しうる型式のもの
(その一例は前述の特開昭56−74298号公報に示
されている)を採用してもよい。
【0017】乗算器16においては、周波数ナンバメモ
リ14からの周波数ナンバデータFとセレクタ20の出
力データとが乗算される。セレクタ20は最低音鍵が検
出されたチャンネルのタイミングでピッチベンド操作回
路22からのピッチベンドデータPDを選択送出し、そ
れ以外のチャンネルのタイミングでは数値「1」を示す
データを選択送出するので、最低音鍵に対応する周波数
ナンバデータFにのみピッチベンドデータPDが乗算さ
れ、それ以外の周波数ナンバデータFには「1」が乗算
される。この結果、乗算器16から出力される最低音鍵
に対応する周波数ナンバデータF’の値はピッチベンド
データPDに応じて経時的に変化するものとなり、それ
以外の周波数ナンバデータF’の値は何等変化しないこ
とになる。
リ14からの周波数ナンバデータFとセレクタ20の出
力データとが乗算される。セレクタ20は最低音鍵が検
出されたチャンネルのタイミングでピッチベンド操作回
路22からのピッチベンドデータPDを選択送出し、そ
れ以外のチャンネルのタイミングでは数値「1」を示す
データを選択送出するので、最低音鍵に対応する周波数
ナンバデータFにのみピッチベンドデータPDが乗算さ
れ、それ以外の周波数ナンバデータFには「1」が乗算
される。この結果、乗算器16から出力される最低音鍵
に対応する周波数ナンバデータF’の値はピッチベンド
データPDに応じて経時的に変化するものとなり、それ
以外の周波数ナンバデータF’の値は何等変化しないこ
とになる。
【0018】乗算器16から出力される周波数ナンバデ
ータF’はアキュムレータ24に供給され、各チャンネ
ル毎に累算される。この累算動作は、周波数ナンバデー
タF’を累算していって所定の最大値に達すると、同様
の累算を始めからくりかえすように周期的に行なわれ
る。このため、累算の一周期の長さは、周波数ナンバデ
ータF’の値に依存する。この場合、周波数ナンバデー
タは高音になるほど大きな値になるように定められてい
るので、累算の一周期の長さは高音になるほど短くな
り、従って、累算の繰返し周波数は高音になるほど高く
なる。
ータF’はアキュムレータ24に供給され、各チャンネ
ル毎に累算される。この累算動作は、周波数ナンバデー
タF’を累算していって所定の最大値に達すると、同様
の累算を始めからくりかえすように周期的に行なわれ
る。このため、累算の一周期の長さは、周波数ナンバデ
ータF’の値に依存する。この場合、周波数ナンバデー
タは高音になるほど大きな値になるように定められてい
るので、累算の一周期の長さは高音になるほど短くな
り、従って、累算の繰返し周波数は高音になるほど高く
なる。
【0019】アキュムレータ24から送出される累算デ
ータqF’は、累算回数をqとし、アキュムレータ24
のモジュロ(法)をNとすると、「(q×F’)mod
uloN」なる値を示すものであり、累算回数が1回増
す毎に数値がF’ずつ増大する。
ータqF’は、累算回数をqとし、アキュムレータ24
のモジュロ(法)をNとすると、「(q×F’)mod
uloN」なる値を示すものであり、累算回数が1回増
す毎に数値がF’ずつ増大する。
【0020】トーンジェネレータ26は、例えば楽音波
形一周期分の波形サンプル値データを記憶した波形メモ
リ等を含むもので、この波形メモリからは累算データq
F’に応じて楽音波形サンプル値データが時分割的に読
出されるようになっている。この場合、楽音波形サンプ
ル値データの読出しは、前述した累算の繰返し周波数に
対応した速度で行なわれるので、波形メモリから各チャ
ンネル毎に順次に送出される楽音波形サンプル値データ
は各チャンネル毎にそのチャンネルに割当てられた鍵に
対応する音高(周波数)を示すようになる。
形一周期分の波形サンプル値データを記憶した波形メモ
リ等を含むもので、この波形メモリからは累算データq
F’に応じて楽音波形サンプル値データが時分割的に読
出されるようになっている。この場合、楽音波形サンプ
ル値データの読出しは、前述した累算の繰返し周波数に
対応した速度で行なわれるので、波形メモリから各チャ
ンネル毎に順次に送出される楽音波形サンプル値データ
は各チャンネル毎にそのチャンネルに割当てられた鍵に
対応する音高(周波数)を示すようになる。
【0021】波形メモリから時分割的に送出される各チ
ャンネルの楽音波形サンプル値データに対しては、各チ
ャンネル毎にキーオン信号KONに同期して立上る所定
のエンベロープを示す振幅エンベロープデータがそれぞ
れ乗算される。この乗算結果として得られる各チャンネ
ルの楽音波形サンプル値データはそれぞれディジタル楽
音信号としてサウンドシステム28に供給される。
ャンネルの楽音波形サンプル値データに対しては、各チ
ャンネル毎にキーオン信号KONに同期して立上る所定
のエンベロープを示す振幅エンベロープデータがそれぞ
れ乗算される。この乗算結果として得られる各チャンネ
ルの楽音波形サンプル値データはそれぞれディジタル楽
音信号としてサウンドシステム28に供給される。
【0022】サウンドシステム28に供給された各チャ
ンネルのディジタル楽音信号は、加算合成された後D/
A変換器、電力増幅器等を経てスピーカから楽音として
発音される。
ンネルのディジタル楽音信号は、加算合成された後D/
A変換器、電力増幅器等を経てスピーカから楽音として
発音される。
【0023】上記した構成の複音電子楽器によれば、鍵
盤にて複数鍵を押してピッチベンド操作子を操作する
と、押された複数鍵にそれぞれ対応した複数音のうち最
低音にのみピッチベンドを付与することができる。例え
ば、2音を発生させた場合には、低音側の音のみ音高を
変化させ、最終的には高音側の音と同一音高にしたり、
微妙にずらしたりすることができる。
盤にて複数鍵を押してピッチベンド操作子を操作する
と、押された複数鍵にそれぞれ対応した複数音のうち最
低音にのみピッチベンドを付与することができる。例え
ば、2音を発生させた場合には、低音側の音のみ音高を
変化させ、最終的には高音側の音と同一音高にしたり、
微妙にずらしたりすることができる。
【0024】なお、上記した複音電子楽器では、最低音
にピッチベンドを付与するようにしたが、これに限定さ
れず、例えば最高音、最低音以外の音、最高音以外の
音、最高音及び最低音以外の音(例えば中間の音)等に
ピッチベンドを付与するようにしてもよい。また、各チ
ャンネルの楽音信号形成は、時分割処理でなく、並列処
理であってもよい。さらに、楽音信号の発生方式は、波
形メモリ読出方式でなく、演算方式、周波数変調方式等
他の方式であってもよい。
にピッチベンドを付与するようにしたが、これに限定さ
れず、例えば最高音、最低音以外の音、最高音以外の
音、最高音及び最低音以外の音(例えば中間の音)等に
ピッチベンドを付与するようにしてもよい。また、各チ
ャンネルの楽音信号形成は、時分割処理でなく、並列処
理であってもよい。さらに、楽音信号の発生方式は、波
形メモリ読出方式でなく、演算方式、周波数変調方式等
他の方式であってもよい。
【0025】図2は、この発明の第1の実施例による複
音電子楽器を示すもので、図1におけると同様の部分に
は同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
音電子楽器を示すもので、図1におけると同様の部分に
は同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0026】この第1の実施例の特徴は、鍵盤での鍵タ
ッチを検出して最も鍵タッチの強い音にピッチベンドを
付与するようにしたことである。
ッチを検出して最も鍵タッチの強い音にピッチベンドを
付与するようにしたことである。
【0027】タッチ検出回路30は、鍵盤の各鍵毎にイ
ニシャルタッチを検出するためのもので、各押圧鍵のイ
ニシャルタッチの強さに応じたタッチデータをキーアサ
イナ12から出力されるキーコード信号KCに従って時
分割化して最強タッチ検出回路32に供給するようにな
っている。
ニシャルタッチを検出するためのもので、各押圧鍵のイ
ニシャルタッチの強さに応じたタッチデータをキーアサ
イナ12から出力されるキーコード信号KCに従って時
分割化して最強タッチ検出回路32に供給するようにな
っている。
【0028】最強タッチ検出回路32は、複数鍵が押さ
れた場合にそのうちで最もイニシャルタッチの強い鍵を
検出するためのもので、キーオン信号KONが“1”の
チャンネルのうちでタッチデータの値が最も大きいチャ
ンネルを検出し、その検出したチャンネルのタイミング
で出力信号“1”をセレクタ20に選択制御信号Sとし
て供給するようになっている。なお、押された鍵が1つ
の場合には、その1つの鍵が最強タッチの鍵として扱わ
れる。
れた場合にそのうちで最もイニシャルタッチの強い鍵を
検出するためのもので、キーオン信号KONが“1”の
チャンネルのうちでタッチデータの値が最も大きいチャ
ンネルを検出し、その検出したチャンネルのタイミング
で出力信号“1”をセレクタ20に選択制御信号Sとし
て供給するようになっている。なお、押された鍵が1つ
の場合には、その1つの鍵が最強タッチの鍵として扱わ
れる。
【0029】このような構成によれば、鍵盤にて複数鍵
を押してピッチベンド操作子を操作すると、押された複
数鍵にそれぞれ対応した複数音のうちイニシャルタッチ
の最も強い音にのみピッチベンドを付与することができ
る。
を押してピッチベンド操作子を操作すると、押された複
数鍵にそれぞれ対応した複数音のうちイニシャルタッチ
の最も強い音にのみピッチベンドを付与することができ
る。
【0030】なお、上記した第1の実施例では、イニシ
ャルタッチの最も強い音にピッチベンドを付与するよう
にしたが、アフタータッチを検出して、アフタータッチ
の最も強い音にピッチベンドを付与するようにしてもよ
い。
ャルタッチの最も強い音にピッチベンドを付与するよう
にしたが、アフタータッチを検出して、アフタータッチ
の最も強い音にピッチベンドを付与するようにしてもよ
い。
【0031】図3は、この発明の実施例を説明するため
の複音電子楽器を示すもので、図1におけると同様の部
分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
の複音電子楽器を示すもので、図1におけると同様の部
分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】この図3の電子楽器の特徴は、鍵盤の特定
鍵域を検出し、その特定鍵域に属する音にのみピッチベ
ンドを付与するようにしたことである。
鍵域を検出し、その特定鍵域に属する音にのみピッチベ
ンドを付与するようにしたことである。
【0033】特定鍵域検出回路34は、オクターブコー
ド及びノートコードの組合せからなるキーコード信号K
Cのうちのオクターブコード信号OCとキーオン信号K
ONとに基づいて特定オクターブに属する鍵を検出する
ためのもので、キーオン信号KONが“1”のチャンネ
ルに関してオクターブコード信号OCと予め定められた
特定のオクターブコードとを比較し、両者が一致するチ
ャンネルを検出し、その検出したチャンネルのタイミン
グで出力信号“1”をセレクタ20に選択制御信号Sと
して供給するようになっている。
ド及びノートコードの組合せからなるキーコード信号K
Cのうちのオクターブコード信号OCとキーオン信号K
ONとに基づいて特定オクターブに属する鍵を検出する
ためのもので、キーオン信号KONが“1”のチャンネ
ルに関してオクターブコード信号OCと予め定められた
特定のオクターブコードとを比較し、両者が一致するチ
ャンネルを検出し、その検出したチャンネルのタイミン
グで出力信号“1”をセレクタ20に選択制御信号Sと
して供給するようになっている。
【0034】このような構成によれば、鍵盤において特
定のオクターブに属する鍵とそれ以外のオクターブに属
する鍵とを同時に押してピッチベンド操作子を操作する
と、特定のオクターブに属する鍵に対応した音にのみピ
ッチベンドが付与される。また、特定オクターブに属す
る複数鍵を押してピッチベンド操作子を操作すると、こ
れら複数鍵に対応した複数音にそれぞれピッチベンドが
付与される。
定のオクターブに属する鍵とそれ以外のオクターブに属
する鍵とを同時に押してピッチベンド操作子を操作する
と、特定のオクターブに属する鍵に対応した音にのみピ
ッチベンドが付与される。また、特定オクターブに属す
る複数鍵を押してピッチベンド操作子を操作すると、こ
れら複数鍵に対応した複数音にそれぞれピッチベンドが
付与される。
【0035】なお、特定鍵域検出回路34には、オクタ
ーブコード信号OCの代りにキーコード信号KCを入力
して特定鍵域に属する鍵を検出するようにしてもよい。
ーブコード信号OCの代りにキーコード信号KCを入力
して特定鍵域に属する鍵を検出するようにしてもよい。
【0036】第4図は、この発明の実施例を説明するた
めの複音電子楽器を示すもので、図1におけると同様の
部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
めの複音電子楽器を示すもので、図1におけると同様の
部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0037】この図4の電子楽器の特徴は、最大音量の
音を検出し、その音にのみピッチベンドを付与するよう
にしたことである。
音を検出し、その音にのみピッチベンドを付与するよう
にしたことである。
【0038】トーンジェネレータ26内に設けられたエ
ンベロープ発生器(EG)36は、各チャンネルのキー
オン信号KONを受けてディジタル楽音信号の振幅エン
ベロープ特性を定めるための振幅エンベロープデータE
Vを時分割的に発生するもので、このデータEVは前述
のように波形メモリから読み出された楽音波形サンプル
値データと乗算される一方、最大値検出回路38に供給
される。
ンベロープ発生器(EG)36は、各チャンネルのキー
オン信号KONを受けてディジタル楽音信号の振幅エン
ベロープ特性を定めるための振幅エンベロープデータE
Vを時分割的に発生するもので、このデータEVは前述
のように波形メモリから読み出された楽音波形サンプル
値データと乗算される一方、最大値検出回路38に供給
される。
【0039】最大値検出回路38は、複数音が同時に発
生される場合にそのうちで最も音量の大きい音を検出す
るためのもので、キーオン信号KONが“1”のチャン
ネルのうちで振幅エンベロープデータEVの値が最も大
きいチャンネルを検出し、その検出したチャンネルのタ
イミングで出力信号“1”をセレクタ20に選択制御信
号Sとして供給するようになっている。
生される場合にそのうちで最も音量の大きい音を検出す
るためのもので、キーオン信号KONが“1”のチャン
ネルのうちで振幅エンベロープデータEVの値が最も大
きいチャンネルを検出し、その検出したチャンネルのタ
イミングで出力信号“1”をセレクタ20に選択制御信
号Sとして供給するようになっている。
【0040】このような構成によれば、鍵盤にて複数鍵
を押してピッチベンド操作子を操作すると、押された複
数鍵にそれぞれ対応した複数音のうち最も音量の大きい
音にのみピッチベンドが付与される。
を押してピッチベンド操作子を操作すると、押された複
数鍵にそれぞれ対応した複数音のうち最も音量の大きい
音にのみピッチベンドが付与される。
【0041】図5は、この発明の第2の実施例による複
音電子楽器を示すもので、図1、図2及び図4における
と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略
する。
音電子楽器を示すもので、図1、図2及び図4における
と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0042】この第2の実施例の特徴は、複数音を同時
に発生させる場合において、種々のピッチベンド付与態
様のうちから任意のものを選択できるようにしたことで
ある。
に発生させる場合において、種々のピッチベンド付与態
様のうちから任意のものを選択できるようにしたことで
ある。
【0043】ピッチベンド付与制御回路40は、モード
選択スイッチ(SW)回路42内の第1〜第6のモード
選択スイッチS1 〜S6 のオン信号に応じてそれぞれイ
ネーブル状態となる第1〜第6の制御回路を含んでお
り、これら6個の制御回路はピッチベンド付与態様を互
いに異にするものである。
選択スイッチ(SW)回路42内の第1〜第6のモード
選択スイッチS1 〜S6 のオン信号に応じてそれぞれイ
ネーブル状態となる第1〜第6の制御回路を含んでお
り、これら6個の制御回路はピッチベンド付与態様を互
いに異にするものである。
【0044】すなわち、第1の制御回路は、同時に発生
されるすべての音にピッチベンドを付与するためのもの
で、この回路がイネーブル状態になると、すべてのチャ
ンネルのタイミングで出力信号“1”をセレクタ20に
選択制御信号Sとして供給するようになっている。この
ため、第1のモード選択スイッチS1 をオンした場合に
は、鍵盤で押した複数鍵に対応した複数音にそれぞれピ
ッチベンドを付与することができる。
されるすべての音にピッチベンドを付与するためのもの
で、この回路がイネーブル状態になると、すべてのチャ
ンネルのタイミングで出力信号“1”をセレクタ20に
選択制御信号Sとして供給するようになっている。この
ため、第1のモード選択スイッチS1 をオンした場合に
は、鍵盤で押した複数鍵に対応した複数音にそれぞれピ
ッチベンドを付与することができる。
【0045】第2の制御回路は、同時に発生される複数
音のうち最も鍵タッチの強い音にピッチベンドを付与す
るためのもので、機能的には図2の最強タッチ検出回路
32と同様のものである。従って、第2のモード選択ス
イッチS2 をオンした場合には、鍵盤で押した複数鍵に
対応した複数音のうち最も鍵タッチの強い音にのみピッ
チベンドを付与することができる。
音のうち最も鍵タッチの強い音にピッチベンドを付与す
るためのもので、機能的には図2の最強タッチ検出回路
32と同様のものである。従って、第2のモード選択ス
イッチS2 をオンした場合には、鍵盤で押した複数鍵に
対応した複数音のうち最も鍵タッチの強い音にのみピッ
チベンドを付与することができる。
【0046】第3の制御回路は、同時に発生される複数
音のうち最も音高の低い音にピッチベンドを付与するた
めのもので、機能的には図1の最低音検出回路18と同
様のものである。従って、第3のモード選択スイッチS
3 をオンした場合には、鍵盤で押した複数鍵に対応した
複数音のうち最も音高の低い音にのみピッチベンドを付
与することができる。
音のうち最も音高の低い音にピッチベンドを付与するた
めのもので、機能的には図1の最低音検出回路18と同
様のものである。従って、第3のモード選択スイッチS
3 をオンした場合には、鍵盤で押した複数鍵に対応した
複数音のうち最も音高の低い音にのみピッチベンドを付
与することができる。
【0047】第4の制御回路は、同時に発生される複数
音のうち最も音高の高い音にピッチベンドを付与するた
めのもので、その機能は最低音の代りに最高音を検出す
る点を除き前述の第3の制御回路と同様である。従っ
て、第4のモード選択スイッチS4 をオンした場合に
は、鍵盤で押した複数鍵に対応した複数音のうち最も音
高の高い音にのみピッチベンドを付与することができ
る。
音のうち最も音高の高い音にピッチベンドを付与するた
めのもので、その機能は最低音の代りに最高音を検出す
る点を除き前述の第3の制御回路と同様である。従っ
て、第4のモード選択スイッチS4 をオンした場合に
は、鍵盤で押した複数鍵に対応した複数音のうち最も音
高の高い音にのみピッチベンドを付与することができ
る。
【0048】第5の制御回路は、特定鍵域の音にピッチ
ベンドを付与するためのもので、機能的には図3の特定
鍵域検出回路34と同様のものである。従って、第5の
モード選択スイッチS5 をオンした場合には、鍵盤で特
定鍵域に属する鍵を押したときにのみ、その鍵に対応す
る音にピッチベンドを付与することができる。
ベンドを付与するためのもので、機能的には図3の特定
鍵域検出回路34と同様のものである。従って、第5の
モード選択スイッチS5 をオンした場合には、鍵盤で特
定鍵域に属する鍵を押したときにのみ、その鍵に対応す
る音にピッチベンドを付与することができる。
【0049】第6の制御回路は、同時に発生される複数
音のうち最も音量の大きい音にピッチベンドを付与する
ためのもので、機能的には図4の最大値検出回路38と
同様のものである。従って、第6のモード選択スイッチ
S6 をオンした場合には、鍵盤で押した複数鍵に対応し
た複数音のうち最も音量の大きい音にのみピッチベンド
を付与することができる。
音のうち最も音量の大きい音にピッチベンドを付与する
ためのもので、機能的には図4の最大値検出回路38と
同様のものである。従って、第6のモード選択スイッチ
S6 をオンした場合には、鍵盤で押した複数鍵に対応し
た複数音のうち最も音量の大きい音にのみピッチベンド
を付与することができる。
【0050】演奏者は、演奏前又は演奏中に第1〜第6
のモード選択スイッチS1 〜S6 のいずれかを適宜オン
操作することにより好みのピッチベンド付与態様を選択
することができるので、変化に富んだ演奏を楽しむこと
ができる。
のモード選択スイッチS1 〜S6 のいずれかを適宜オン
操作することにより好みのピッチベンド付与態様を選択
することができるので、変化に富んだ演奏を楽しむこと
ができる。
【0051】図6は、この発明の第3の実施例による複
音電子楽器を示すもので、図1及び図2におけると同様
の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
音電子楽器を示すもので、図1及び図2におけると同様
の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0052】この第3の実施例において、第1の特徴は
楽音信号発生方式として可変分周方式を採用したことで
あり、第2の特徴は特定音の音色又は音量をベンド操作
子の操作に基づいて変更制御するようにしたことであ
る。
楽音信号発生方式として可変分周方式を採用したことで
あり、第2の特徴は特定音の音色又は音量をベンド操作
子の操作に基づいて変更制御するようにしたことであ
る。
【0053】特定音検出回路44は、複数鍵が押された
場合にそのうちの特定の1乃至複数の鍵を検出するため
のもので、具体的には例えば前述の最低音検出回路18
(図1)、最強タッチ検出回路32(図2)又は特定鍵
域検出回路34(図3)と同様に構成され、所望により
図5に示したようにピッチベンド付与制御回路40及び
モード選択スイッチ回路42の組合せとして構成するこ
ともできる。
場合にそのうちの特定の1乃至複数の鍵を検出するため
のもので、具体的には例えば前述の最低音検出回路18
(図1)、最強タッチ検出回路32(図2)又は特定鍵
域検出回路34(図3)と同様に構成され、所望により
図5に示したようにピッチベンド付与制御回路40及び
モード選択スイッチ回路42の組合せとして構成するこ
ともできる。
【0054】特定音検出回路44は、特定の1又は複数
の鍵(又は音)を検出したチャンネルのタイミングで出
力信号“1”をセレクタ46に選択制御信号Sとして供
給するようになっている。
の鍵(又は音)を検出したチャンネルのタイミングで出
力信号“1”をセレクタ46に選択制御信号Sとして供
給するようになっている。
【0055】セレクタ46は、選択制御信号Sが“0”
のときは基準電圧信号VO を選択送出する一方、選択制
御信号Sが“1”のときはベンド操作回路48からのベ
ンド制御用の電圧信号VB を選択送出するようになって
いる。
のときは基準電圧信号VO を選択送出する一方、選択制
御信号Sが“1”のときはベンド操作回路48からのベ
ンド制御用の電圧信号VB を選択送出するようになって
いる。
【0056】ベンド操作回路48は、ベンド操作子の操
作に基づいて音色又は音量をベンド制御するための電圧
信号VB を発生するようになっている。
作に基づいて音色又は音量をベンド制御するための電圧
信号VB を発生するようになっている。
【0057】分周値メモリ50は、鍵盤の各鍵毎に定め
られた分周値データを記憶しているもので、キーコード
信号KCを受取るたびにそれに対応した分周値データD
を送出するようになっている。
られた分周値データを記憶しているもので、キーコード
信号KCを受取るたびにそれに対応した分周値データD
を送出するようになっている。
【0058】トーンジェネレータ52は、キーアサイナ
12におけるチャンネル数をNとすると、これに対応し
たN個の可変分周式トーンジェネレータTG1 〜TGN
を含むもので、ここでは、代表として第1チャンネルに
対応したトーンジェネレータTG1 の構成及び作用を述
べる。
12におけるチャンネル数をNとすると、これに対応し
たN個の可変分周式トーンジェネレータTG1 〜TGN
を含むもので、ここでは、代表として第1チャンネルに
対応したトーンジェネレータTG1 の構成及び作用を述
べる。
【0059】トーンジェネレータTG1 において、ラッ
チ回路52a は、第1チャンネルのタイミング信号CH
1に応じて分周値メモリ50からの分周値データDと、
キーアサイナ12からのキーオン信号KONと、セレク
タ46からの電圧信号Vとをラッチするもので、ある鍵
の押鍵情報が第1チャンネルに割当てられていると、そ
の鍵に対応した分周値データD1と、その鍵に関する電
圧信号V1と、その鍵に関するキーオン信号KON1と
を送出するようになっている。この場合、電圧信号V1
は、押された鍵が例えば最低音のような特定音に対応し
たものであればベンド制御用の電圧信号VB からなり、
そうでなければ基準電圧信号VO からなるものである。
チ回路52a は、第1チャンネルのタイミング信号CH
1に応じて分周値メモリ50からの分周値データDと、
キーアサイナ12からのキーオン信号KONと、セレク
タ46からの電圧信号Vとをラッチするもので、ある鍵
の押鍵情報が第1チャンネルに割当てられていると、そ
の鍵に対応した分周値データD1と、その鍵に関する電
圧信号V1と、その鍵に関するキーオン信号KON1と
を送出するようになっている。この場合、電圧信号V1
は、押された鍵が例えば最低音のような特定音に対応し
たものであればベンド制御用の電圧信号VB からなり、
そうでなければ基準電圧信号VO からなるものである。
【0060】可変分周回路52b は、音源発振器54か
らの音源クロック信号を分周値データD1に応じて分周
することにより押された鍵に対応した音高を有する音源
信号を発生するもので、この音源信号は電圧制御型の可
変フィルタ(VCF)52cに供給されて所望の音色特
性が付与されるようになっている。
らの音源クロック信号を分周値データD1に応じて分周
することにより押された鍵に対応した音高を有する音源
信号を発生するもので、この音源信号は電圧制御型の可
変フィルタ(VCF)52cに供給されて所望の音色特
性が付与されるようになっている。
【0061】可変フィルタ52c は、電圧信号V1に応
じて例えばカットオフ周波数が制御されるもので、電圧
信号V1がベンド制御用の電圧信号VB からなっている
場合にはこの電圧信号VB に応じてカットオフ周波数を
経時的に変更制御することによりいわゆるブリリアンス
ベンド(又はトーンベンド)を楽音信号に付与し、そう
でない場合には基準電圧信号VO に応じて一定のカット
オフ周波数を維持するようになっている。
じて例えばカットオフ周波数が制御されるもので、電圧
信号V1がベンド制御用の電圧信号VB からなっている
場合にはこの電圧信号VB に応じてカットオフ周波数を
経時的に変更制御することによりいわゆるブリリアンス
ベンド(又はトーンベンド)を楽音信号に付与し、そう
でない場合には基準電圧信号VO に応じて一定のカット
オフ周波数を維持するようになっている。
【0062】エンベロープ発生器(EG)52d は、キ
ーオン信号KON1に応じて所定の振幅エンベロープを
表わす電圧信号を発生するもので、この電圧信号は電圧
制御型の可変利得アンプ(VCA)52e に供給される
ようになっている。
ーオン信号KON1に応じて所定の振幅エンベロープを
表わす電圧信号を発生するもので、この電圧信号は電圧
制御型の可変利得アンプ(VCA)52e に供給される
ようになっている。
【0063】可変利得アンプ52e は、エンベロープ発
生器52d からの電圧信号に応じて可変フィルタ52c
からの楽音信号に振幅エンベロープを付与するもので、
振幅エンベロープの付与された楽音信号はサウンドシス
テム56に供給されるようになっている。
生器52d からの電圧信号に応じて可変フィルタ52c
からの楽音信号に振幅エンベロープを付与するもので、
振幅エンベロープの付与された楽音信号はサウンドシス
テム56に供給されるようになっている。
【0064】可変利得アンプ52e には、破線で示すよ
うに電圧信号V1を供給して利得を制御するようにして
もよく、このようにすると、ベンド制御用電圧信号VB
に応じて振幅エンベロープ(すなわち音量)を経時的に
微妙に変更制御することができる。
うに電圧信号V1を供給して利得を制御するようにして
もよく、このようにすると、ベンド制御用電圧信号VB
に応じて振幅エンベロープ(すなわち音量)を経時的に
微妙に変更制御することができる。
【0065】トーンジェネレータTG1 について上述し
た構成及び作用は、ラッチタイミングがそれぞれ対応す
るチャンネルのタイミングになる点を除き他のトーンジ
ェネレータTG2 〜TGN についても同様である。トー
ンジェネレータTG1 〜TGN からの楽音信号は混合さ
れてサウンドシステム56に供給され、電力増幅等を経
てスピーカから発音されるようになっている。この結
果、スピーカからは同時に複数(最大でN個)の楽音を
発生可能である。
た構成及び作用は、ラッチタイミングがそれぞれ対応す
るチャンネルのタイミングになる点を除き他のトーンジ
ェネレータTG2 〜TGN についても同様である。トー
ンジェネレータTG1 〜TGN からの楽音信号は混合さ
れてサウンドシステム56に供給され、電力増幅等を経
てスピーカから発音されるようになっている。この結
果、スピーカからは同時に複数(最大でN個)の楽音を
発生可能である。
【0066】図6の複音電子楽器によれば、鍵盤で複数
鍵を押し、そのうちの少なくとも1鍵が特定音検出回路
44の指定する特定音に該当するものであると、発生さ
れる複数音のうち特定音についてのみベンド操作子の操
作に基づいて音色及び/又は音量を変更制御することが
でき、演奏者としては、これまで不可能であった演奏表
現が可能となるものである。
鍵を押し、そのうちの少なくとも1鍵が特定音検出回路
44の指定する特定音に該当するものであると、発生さ
れる複数音のうち特定音についてのみベンド操作子の操
作に基づいて音色及び/又は音量を変更制御することが
でき、演奏者としては、これまで不可能であった演奏表
現が可能となるものである。
【0067】なお、この第3の実施例において、分周値
メモリ50の出力側に乗算器を設けるとともに、セレク
タ46と並列に図1のセレクタ20と同様のセレクタを
設け、そしてこの新たに設けたセレクタに特定音検出回
路44の出力信号を選択制御信号Sとして供給するとと
もにそのA入力およびB入力にベンド操作回路48の出
力電圧信号VB をA/D変換したディジタル信号および
数値「1」を示すデータをそれぞれ供給し、このセレク
タの出力信号を上述の乗算器に供給するようにすれば、
前述した図1乃至図5の電子楽器と同様に複数音のうち
の特定音に対してピッチベンドを付与することができる
ようになる。
メモリ50の出力側に乗算器を設けるとともに、セレク
タ46と並列に図1のセレクタ20と同様のセレクタを
設け、そしてこの新たに設けたセレクタに特定音検出回
路44の出力信号を選択制御信号Sとして供給するとと
もにそのA入力およびB入力にベンド操作回路48の出
力電圧信号VB をA/D変換したディジタル信号および
数値「1」を示すデータをそれぞれ供給し、このセレク
タの出力信号を上述の乗算器に供給するようにすれば、
前述した図1乃至図5の電子楽器と同様に複数音のうち
の特定音に対してピッチベンドを付与することができる
ようになる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複音
電子楽器において同時に発生される複数音のうち特定の
1乃至複数音を指定し、その指定の音についてのみ音
高、音色、音量等の楽音特性をベンド操作に応じて変更
制御するようにしたので、エレクトリックギターにおけ
る同音異弦奏法に類似した新しい奏法が可能であり、演
奏表現の自由度が向上する。
電子楽器において同時に発生される複数音のうち特定の
1乃至複数音を指定し、その指定の音についてのみ音
高、音色、音量等の楽音特性をベンド操作に応じて変更
制御するようにしたので、エレクトリックギターにおけ
る同音異弦奏法に類似した新しい奏法が可能であり、演
奏表現の自由度が向上する。
【0069】また、同時に発生される複数楽音の中の特
定音の検出を鍵タッチ状態に従って行なうようにしたの
で、演奏者がマニュアル制御したい楽音を鍵タッチによ
り自由に選定することができ、演奏表現の自由度が一層
向上する。
定音の検出を鍵タッチ状態に従って行なうようにしたの
で、演奏者がマニュアル制御したい楽音を鍵タッチによ
り自由に選定することができ、演奏表現の自由度が一層
向上する。
【0070】さらに、楽音信号発生用の複数のチャンネ
ルを有する楽音発生手段を用い、特定音チャンネルとし
て検出されたチャンネルのみにおいて楽音特性制御を行
なうようにしたので、特定音発生用に別の楽音発生手段
を設けるのに比べて構成が簡単且つ安価となる。
ルを有する楽音発生手段を用い、特定音チャンネルとし
て検出されたチャンネルのみにおいて楽音特性制御を行
なうようにしたので、特定音発生用に別の楽音発生手段
を設けるのに比べて構成が簡単且つ安価となる。
【0071】さらにまた、同時に発生される複数楽音の
中の特定音の検出条件として複数種類の検出条件を用意
し、これらの検出条件のうち任意の1種類の検出条件を
選択できるようにすると、演奏曲目や演奏進行に従って
適切な検出条件を選択することができ、演奏表現の自由
度が一層向上する。
中の特定音の検出条件として複数種類の検出条件を用意
し、これらの検出条件のうち任意の1種類の検出条件を
選択できるようにすると、演奏曲目や演奏進行に従って
適切な検出条件を選択することができ、演奏表現の自由
度が一層向上する。
【図1】 この発明の実施例を説明するための複音電子
楽器のブロック図である。
楽器のブロック図である。
【図2】 この発明の第1の実施例に係る複音電子楽器
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施例を説明するための複音電子
楽器のブロック図である。
楽器のブロック図である。
【図4】 この発明の実施例を説明するための複音電子
楽器のブロック図である。
楽器のブロック図である。
【図5】 この発明の第2の実施例に係る複音電子楽器
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図6】 この発明の第3の実施例に係る複音電子楽器
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
10:鍵盤回路、12:キーアサイナ、14:周波数ナ
ンバメモリ、16:乗算器、18:最低音検出回路、2
0,46:セレクタ、22:ピッチベンド操作回路、2
4:アキュムレータ、26,52:トーンジェネレー
タ、28,56:サウンドシステム、30:タッチ検出
回路、32:最強タッチ検出回路、34:特定鍵域検出
回路、36:エンベロープ発生器、38:最大値検出回
路、40:ピッチベンド付与制御回路、42:モード選
択スイッチ回路、44:特定音検出回路、48:ベンド
操作回路、52c :可変フィルタ、52e :可変利得ア
ンプ。
ンバメモリ、16:乗算器、18:最低音検出回路、2
0,46:セレクタ、22:ピッチベンド操作回路、2
4:アキュムレータ、26,52:トーンジェネレー
タ、28,56:サウンドシステム、30:タッチ検出
回路、32:最強タッチ検出回路、34:特定鍵域検出
回路、36:エンベロープ発生器、38:最大値検出回
路、40:ピッチベンド付与制御回路、42:モード選
択スイッチ回路、44:特定音検出回路、48:ベンド
操作回路、52c :可変フィルタ、52e :可変利得ア
ンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10H 1/053 D 1/057 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)発生すべき楽音の音高を指定する音高指定手段で
あって、同時に複数の音高を指定可能なものと、 (b)複数のチャンネルを有する楽音発生手段であっ
て、各チャンネルが該チャンネルに割当てられた楽音に
対応する楽音信号を発生するものと、 (c)前記音高指定手段で指定された音高に対応する楽
音を前記複数のチャンネルのいずれかに割当てる割当手
段と、 (d)演奏に伴う楽音発生中において演奏者による連続
的な操作が可能な操作手段を有し、この操作手段の操作
状態に追従して連続的に変化する楽音特性制御用の制御
情報を発生する制御情報発生手段と、 (e)前記複数のチャンネルのうち所定の鍵タッチ状態
の楽音が割当てられているチャンネルを特定音チャンネ
ルとして検出するチャンネル検出手段と、 (f)前記特定音チャンネルとして検出されたチャンネ
ルのみにおいて前記制御情報発生手段からの制御情報に
応じて楽音信号の楽音特性を制御する楽音制御手段とを
備えた複音電子楽器。 - 【請求項2】 前記所定の鍵タッチ状態は、所定のイニ
シャルタッチ状態又は所定のアフタータッチ状態のいず
れかである請求項1記載の複音電子楽器。 - 【請求項3】 (a)発生すべき楽音の音高を指定する音高指定手段で
あって、同時に複数の音高を指定可能なものと、 (b)複数のチャンネルを有する楽音発生手段であっ
て、各チャンネルが該チャンネルに割当てられた楽音に
対応する楽音信号を発生するものと、 (c)前記音高指定手段で指定された音高に対応する楽
音を前記複数のチャンネルのいずれかに割当てる割当手
段と、 (d)演奏に伴う楽音発生中において演奏者による連続
的な操作が可能な操作手段を有し、この操作手段の操作
状態に追従して連続的に変化する楽音特性制御用の制御
情報を発生する制御情報発生手段と、 (e)同時に発生すべき複数の楽音に関して予め定めら
れた複数種類の検出条件のうち任意の1種類の検出条件
を選択するための選択手段と、 (f)前記複数のチャンネルのうち前記選択手段で選択
された検出条件を満足する楽音が割当てられているチャ
ンネルを特定音チャンネルとして検出するチャンネル検
出手段と、 (g)前記特定音チャンネルとして検出されたチャンネ
ルのみにおいて前記制御情報発生手段からの制御情報に
応じて楽音信号の楽音特性を制御する楽音制御手段とを
備えた複音電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7021247A JP2526527B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 複音電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7021247A JP2526527B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 複音電子楽器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59009242A Division JPS60153093A (ja) | 1984-01-21 | 1984-01-21 | 複音電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261759A true JPH07261759A (ja) | 1995-10-13 |
JP2526527B2 JP2526527B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=12049737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7021247A Expired - Lifetime JP2526527B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 複音電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526527B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010204275A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Yamaha Corp | 楽音信号生成装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6464585B1 (en) * | 1997-11-20 | 2002-10-15 | Nintendo Co., Ltd. | Sound generating device and video game device using the same |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7021247A patent/JP2526527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010204275A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Yamaha Corp | 楽音信号生成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2526527B2 (ja) | 1996-08-21 |
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