JPH07260732A - 蒸発燃料濃度検出装置 - Google Patents

蒸発燃料濃度検出装置

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JPH07260732A
JPH07260732A JP6053668A JP5366894A JPH07260732A JP H07260732 A JPH07260732 A JP H07260732A JP 6053668 A JP6053668 A JP 6053668A JP 5366894 A JP5366894 A JP 5366894A JP H07260732 A JPH07260732 A JP H07260732A
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fuel
purge
air
capacitance
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JP6053668A
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Hajime Hosoya
肇 細谷
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】キャニスタからのパージエア中の燃料濃度を高
精度に検出する。 【構成】キャニスタからのパージエアを内燃機関に供給
するためのパージ通路に、コンデンサCs として機能さ
せる複数の電極対を介装させる。ここで、これらの電極
対を相互に並列結合させ、各電極対(CS1〜Csn)に対
して燃料濃度に応じて蓄えられる電気量(静電容量)の
変化を、LC共振回路による共振周波数の変化として検
出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸発燃料濃度検出装置に
関し、詳しくは、キャニスタのパージエア中における燃
料濃度を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、燃料タンク内で発生した蒸発
燃料をキャニスタに一旦吸着捕集させた後、該キャニス
タに吸着捕集された蒸発燃料をパージ(脱離)させて内
燃機関に供給させ、燃料タンク内における蒸発燃料の大
気中への放散を防ぐシステムが提案されている(特開昭
62−7962号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ような
キャニスタを備える機関では、キャニスタパージがなさ
れると、その分だけ余分な燃料がシリンダ内に供給され
ることになって、空燃比をオーバーリッチ化させること
になる。そこで、キャニスタパージによって供給される
燃料量を見込んだ燃料供給制御が望まれることになる
が、パージエアの燃料濃度は一定ではないため、高精度
な燃料供給制御のためには、パージエア中の燃料濃度を
検出することが必要になる。
【0004】パージエア中の燃料濃度を検出する手段と
しては、空気と燃料(ガソリン)との誘電率の違いによ
って、パージ通路内に配設した電極間の静電容量が変化
することを利用し、前記静電容量に基づいて燃料濃度を
検出する手段がある。しかしながら、空気と燃料との間
での誘電率の差が比較的小さいため、燃料濃度が変化し
ても大きく静電容量が変化せず、以て、前記静電容量か
らパージエアの燃料濃度を精度良く検出することは困難
であった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、パージエア中の燃料濃度を静電容量変化に基づい
て高精度に検出できる蒸発燃料濃度検出装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかる蒸発燃料濃度検出装置は、燃料タンク内の蒸発
燃料を吸着捕集すると共に、該吸着捕集した蒸発燃料を
パージし、該パージエアをパージ通路を介して内燃機関
の吸気通路に供給するキャニスタを備えた内燃機関にお
いて、前記蒸発燃料の濃度を検出する装置であって、複
数の電極対を相互に並列結合してなる計測部を前記パー
ジ通路又は前記キャニスタに内設し、前記計測部の静電
容量変化に基づいて前記蒸発燃料の濃度を検出する構成
とした。
【0007】また、請求項2の発明にかかる装置では、
前記計測部が、複数のセルを備えたハニカム型の基体を
含んで構成され、前記各セル毎に電極対を配設して構成
されるものとした。更に、請求項3の発明にかかる装置
では、前記計測部の静電容量変化を発振周波数に基づい
て検出する構成とした。
【0008】
【作用】請求項1の発明にかかる蒸発燃料濃度検出装置
によると、複数の電極対が相互に並列結合されてパージ
通路或いはキャニスタ内に設けられる。ここで、前記各
電極対の間に存在する誘電体としてのパージエアの燃料
濃度が変化すると、電極対における静電容量が変化す
る。
【0009】ここで、前記複数の電極対は、相互に並列
結合されているから、計測部全体の静電容量は、誘電率
の違いによって大きく変化することになり、僅かな誘電
率の変化を精度良く捉えられる。即ち、電極対における
静電容量は、電極間に存在する誘電体の誘電率、電極の
面積,電極の間隔によって変化し、誘電率の変化を高い
分解能で検出するには、電極面積を増大させるか、電極
の間隔を狭めて、誘電率の変化によって生じる静電容量
の変化を大きくすれば良く、請求項1の発明にかかる装
置では、複数の電極対を相互に並列結合することで、大
きな面積を有する電極対を設けた場合と同様な特性を発
揮させることができるようにしている。
【0010】また、請求項2の発明にかかる装置では、
相互に並列結合される複数の電極対を、パージ通路或い
はキャニスタ内に設けるに当たって、複数のセルを備え
たハニカム型の基体の各セル毎に電極対を設け、複数の
電極対を基体によって一体的に介装させることができる
よう構成した。更に、請求項3の発明にかかる装置で
は、共振回路によって発生する共振波の周波数が前記計
測部の静電容量によって変化するので、静電容量の変化
を発振周波数に基づいて検出する構成とした。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図3は本
発明にかかる蒸発燃料濃度検出装置が適用されるキャニ
スタを備えた内燃機関のシステム構成を示す図である。
この図3において、内燃機関1には、スロットルチャン
バー2及び吸気マニホールド3を介して空気が吸入され
る。
【0012】前記スロットルチャンバー2には、図示し
ないアクセルペダルと連動するスロットル弁4が設けら
れていて、機関1の吸入空気量を制御する。吸気マニホ
ールド3のブランチ部には、各気筒毎に電磁式燃料噴射
弁5が設けられていて、図示しない燃料ポンプから圧送
されプレッシャレギュレータにより所定の圧力に制御さ
れた燃料(ガソリン)を吸気マニホールド3内に噴射供
給する。
【0013】前記燃料噴射弁5は、マイクロコンピュー
タを内蔵したコントロールユニット6から送られる噴射
パルス信号に応じて間欠的に開駆動され、前記コントロ
ールユニット6で演算される噴射パルス信号のパルス幅
に応じて燃料供給量が制御されるようになっている。内
燃機関1の各気筒には、それぞれ点火栓7が設けられて
いて、これらには点火コイル8にて発生する高電圧がデ
ィストリビュータ9を介して順次印加され、これによ
り、火花点火して混合気を着火燃焼させる。ここで、点
火コイル8は、付設されたパワートランジスタ10を介し
て高電圧の発生時期が制御されるようになっている。
【0014】前記スロットル弁4には、その開度TVO
をポテンショメータによって検出するスロットルセンサ
11が付設されている。前記ディストリビュータ9に内蔵
されたクランク角センサ12からは、所定クランク角度毎
に検出信号が出力され、かかる検出信号に基づいて機関
回転速度Neを算出できるようになっている。
【0015】また、機関1の冷却水ジャケットには、冷
却水温度Twを検出する水温センサ13が設けられ、排気
マニホールド14には、機関1の吸入混合気の空燃比と密
接な関係にある排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ
15が設けられ、更に、前記スロットルチャンバー2上流
側の吸気ダクト部には、機関1の吸入空気流量QA を検
出するエアフローメータ33が設けられている。
【0016】一方、前記機関1には、燃料タンク20の蒸
発ガス処理装置21が備えられている。前記蒸発ガス処理
装置21は、キャニスタ22内に充填された活性炭などの吸
着剤23に、燃料タンク20内で発生した燃料の蒸発ガスを
吸着捕集させ、該吸着剤23に吸着された燃料をパージ
し、該パージエアをパージ通路24を介してスロットル弁
4下流側の吸気通路に供給するものである。
【0017】前記パージ通路24には、該パージ通路24内
を流れるパージエア中の燃料濃度を検出する蒸発燃料濃
度検出装置34の計測部34aが設けられている。尚、前記
蒸発燃料濃度検出装置34の詳細な構成は、後に詳細に説
明する。前記キャニスタ22には、燃料タンク20内の正圧
が所定以上になったときに開くチェックバルブ25が介装
された蒸発ガス通路26を介して燃料タンク20内の蒸発ガ
スが導入されるようになっており、また、前記パージ通
路24には、スロットル負圧又は大気圧が基準圧導入路27
を介して導入される圧力室を備えたダイヤフラムバルブ
28が介装されている。
【0018】前記ダイヤフラムバルブ28は、圧力室にス
ロットル負圧が与えられるとスプリング28aの閉弁付勢
力に抗してパージ通路24を開き、圧力室が大気圧になっ
たときには前記スプリング28aの閉弁付勢力によって閉
弁してパージ通路24を閉じるものである。ここで、前記
ダイヤフラムバルブ28の圧力室に対して選択的にスロッ
トル負圧を与えるために、前記基準圧導入路27にコント
ロールユニット6によって通電制御されるパージコント
ロールソレノイド29が介装されている。
【0019】前記パージコントロールソレノイド29は、
オフ(開)状態では、スロットル負圧を導入する負圧導
入路30と前記基準圧導入路27とを連通させ、また、オン
(閉)状態では、スロットル弁4上流側から大気圧を導
入する大気圧導入路31と前記基準圧導入路27とを連通さ
せる構成となっている。従って、このパージコントロー
ルソレノイド29のオン・オフによってダイヤフラムバル
ブ28の圧力室にスロットル負圧と大気圧とを切り換えて
導入させることができ、これにより、パージ通路24の開
閉がコントロールユニット6によって電子制御できるよ
うになっている。
【0020】コントロールユニット6は、前記水温セン
サ13で検出される冷却水温度Twや車速センサ32で検出
される車両の走行速度VSPなどの運転条件に基づい
て、パージ通路24の開閉条件(キャニスタパージ条件)
を判定し、該判定結果に応じて前記パージコントロール
ソレノイド29をオン・オフ制御する。ここで、前記蒸発
燃料濃度検出装置34について詳細に説明する。
【0021】前記パージ通路24に介装される計測部34a
は、図2に示すように、パージエアが通過する両端が開
放された複数のセルを備えたハニカム型の基体101 から
なり、かかる基体101 の各セル101 aには、それぞれに
一対の電極102 a,102 bが対向配置されている。ここ
で、蒸発燃料濃度検出装置34は、パージエア中の燃料濃
度による誘電率の違いによって、前記計測部34aを構成
する各電極対102 における静電容量が変化することを利
用し、前記静電容量を計測することでパージエア中の燃
料濃度を検出するものである。
【0022】そして、前記静電容量の検出は、図1に示
すような回路構成によって行なわれる構成としてある。
図1において、Csはコンデンサとして機能する前記電
極対102 を示し、本実施例では、各電極対102 (コンデ
ンサCS1〜Csn)が相互に並列結合されている。そし
て、コイルLとコンデンサCによるLC共振回路によっ
て前記静電容量に応じた周波数で発振させ、該共振波
が、トランジスタTr1 と抵抗R3 によってパルス信号
に変換されて分周回路103 に出力される。分周回路103
では、変換されたパルス信号の周波数が所定の分周比で
分周され、該分周されたパルス信号は、F/V変換回路
104 に出力される。F/V変換回路104 では、入力した
パルス信号の分周周波数に基づいた電圧V0 を出力し、
この電圧V0 の測定によって前記静電容量の検出が行な
われるようになっている。
【0023】尚、前記LC共振回路やトランジスタTr
1 と抵抗R3 とによるパルス変換回路、更に、分周回路
103 ,F/V変換回路104 は、コントロールユニット6
内に組み込まれるものであっても良いし、コントロール
ユニット6とは独立に設けられる構成であっても良い。
空気と燃料(ガソリン)との間の誘電率の差は少ないた
め、かかる誘電率の違いをパージエア通路24に配設した
電極対における静電容量の変化として検出するには、燃
料濃度(誘電率)の違いによる静電容量の変化を極力大
きくすることが望まれる。
【0024】そこで、本実施例では、複数の電極対102
(コンデンサCs)を並列結合させることで、計測部34
a全体において蓄えられる電気量の総量Q(合成静電容
量)を各コンデンサCsに蓄えられる電気量(Q1,2,
・・・Qn ) の和とし(Q←Q1 +Q2 +・・・+
n ) 、誘電率の違いが蓄えられる電気量(静電容量)
に大きく影響するようにした。
【0025】従って、パージエア中の燃料濃度の変化に
対して誘電率が僅かにしか変化しなくても、かかる誘電
率の変化による静電容量の変化が拡大され、以て、共振
周波数が大きく変化するので、パージエア中の燃料濃度
を高精度に検出することが可能である。また、複数のセ
ル101 aを備えた基体101 によって複数の電極対102 を
一体的にパージ通路24に介装させることができるから、
相互に並列結合される複数の電極対102 を簡便に設ける
ことが可能である。
【0026】ここで、上記に説明した蒸発燃料濃度検出
装置34による検出結果を用いて行なわれるコントロール
ユニット6による燃料噴射制御の様子を、図4のフロー
チャートに従って説明する。図4のフローチャートにお
いて、ステップ1(図中ではS1としてある。以下同
様)では、前記パージコントロールソレノイド29のオン
・オフを判別することによって、キャニスタパージが行
われているか否かを判別する。
【0027】そして、キャニスタパージが行われていな
い場合には、ステップ6へ進み、エアフローメータ33で
検出された吸入空気流量QA と、クランク角センサ12か
らの出力信号に基づいて算出された機関回転速度Neと
に基づいて基本噴射パルス幅Tp(←K×QA /Ne:
Kは定数)を演算する。次いで、ステップ7へ進み、酸
素センサ15の検出結果に基づいて実際の空燃比を目標空
燃比に近づけるように設定される空燃比フィードバック
補正係数α、該空燃比フィードバック補正係数αを運転
領域別に学習して得た空燃比学習補正係数KBLRC、
冷却水温度Twなどの運転条件に応じて設定される各種
補正係数COEF、バッテリ電圧による補正分Tsなど
によって、前記基本噴射パルス幅Tpを補正して最終的
な噴射パルス幅Ti(←Tp×α×KBLRC×COE
F+Ts)を得る。
【0028】そして、次のステップ8では、前記噴射パ
ルス幅Tiに対応するパルス幅の噴射パルス信号を、所
定の噴射タイミングにおいて燃料噴射弁5に出力して、
燃料噴射弁5による燃料噴射を制御する。一方、ステッ
プ1で、キャニスタパージが行われていると判別された
ときには、ステップ2へ進み、エアフローメータ33で検
出された吸入空気流量QA と、クランク角センサ12から
の出力信号に基づいて算出された機関回転速度Neとに
基づいて、パージ通路24を介して供給されるパージエア
量QP を推定する。
【0029】ここで、パージ通路24を介して供給される
パージエアは、前記エアフローメータ33で検知されず
に、途中で付加される空気であり、真の機関吸入空気量
は、前記エアフローメータ33で検出される吸入空気流量
A に前記推定されたパージエア量QP を加算した量と
なる。従って、所期の空燃比の混合気を形成させるため
には、QA +QP に対応させて基本噴射パルス幅Tpを
演算させるべきであり、次のステップ3では、Tp←K
×(QA +QP )/Ne(Kは定数)として基本噴射パ
ルス幅Tpを演算する。
【0030】前記基本噴射パルス幅Tpは、パージエア
に蒸発燃料が混ざっていない場合には適正値となるが、
実際にはパージエアに蒸発燃料(燃料タンク内で発生し
た蒸発燃料)が混入して供給され、かかるパージエア中
の燃料が余分に供給されることになってしまう。このた
め、前記基本噴射パルス幅Tpから、パージエアと共に
供給される燃料量に相当する分を減算し、燃料噴射弁5
から噴射供給される燃料と、キャニスタパージによって
供給される燃料との総和が、前記空気QA +Q P に対応
する所定量となるようにすることが必要となる。
【0031】そこで、次のステップ4では、パージエア
量QP と蒸発燃料濃度検出装置34で検出されるパージ通
路24内における燃料濃度とに基づいて推定されるパージ
通路24を介して供給される燃料量を、燃料噴射弁5に出
力される噴射パルス信号のパルス幅Tpp(←K×燃料濃
度×QP /Ne)として算出する。ステップ5では、前
述のようにパージエア量を加味して演算された基本噴射
パルス幅Tpから、前記パージ通路24を介して付加され
る燃料量に対応するパルス幅Tppを減算し、該減算結果
を実際の燃料噴射制御に用いる基本噴射パルス幅Tp
(←Tp−Tpp)にセットする。そして、ステップ7,
8へ進み、前記ステップ5で演算された基本噴射パルス
幅Tpに基づく燃料噴射制御を実行させる。
【0032】上記ステップ5で演算される基本噴射パル
ス幅Tpは、キャニスタパージ時に、パージ通路24を介
して供給される空気量と燃料量とを見込んだ値となり、
これにより、パージ通路24からパージエアが供給される
状態においても、空燃比補正制御なしで得られるベース
空燃比を目標空燃比に維持できる。従って、キャニスタ
パージにより空燃比の大きな変動が発生することがな
く、キャニスタパージが行われるときに排気性状が悪化
することを回避でき、また、空燃比学習がキャニスタパ
ージによる空燃比ずれを誤学習することがないから、空
燃比学習の結果に基づく燃料系診断の精度を向上させる
ことができる。
【0033】尚、本実施例の蒸発ガス処理装置21では、
パージ通路24をダイヤフラム式の弁によって開閉する構
成としたが、直接的に電磁弁でパージ通路24を開閉する
構成であっても良いし、また、キャニスタパージを電子
制御するのではなく、機関負圧が所定以上のときにダイ
ヤフラム式弁によってパージ通路が開かれる構成であっ
ても良い。
【0034】また、本実施例では、蒸発燃料濃度検出装
置34の計測部34aをパージ通路24に設ける構成とした
が、キャニスタ22内に計測部34aを配設しても良い。更
に、計測部34aを構成する基体101 の外形をパージ通路
24の内周に合わせた円筒状に形成し、パージ通路24を通
過するパージエアの全てが基体101 の各セルを通過する
構成としても良いし、パージ通路24の一部に基体101 が
介装され、パージエアの一部がセル内を通過する構成で
あっても良い。
【0035】また、電極対102 における静電容量の検出
は、上記の共振周波数に基づく構成に限定されないが、
共振回路を用いた回路によって比較的簡便に静電容量を
検出できることになる。また、F/V変換器104 から出
力される電圧V0 を、温度(例えば外気温度)に応じて
補正し、温度による静電容量の変化で燃料濃度の検出精
度が悪化することを回避できるようにすることが好まし
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にか
かる蒸発燃料濃度検出装置によると、パージエア中の燃
料濃度を、静電容量に基づいて高精度に検出することが
でき、以て、キャニスタパージによる空燃比変動を高精
度に抑制できる燃料噴射制御が可能になるという効果が
ある。
【0037】また、請求項2の発明にかかる装置による
と、複数の電極対を、パージエア雰囲気中に配設するこ
とが簡便に行なえるという効果がある。更に、請求項3
の発明にかかる装置によると、電極対における静電容量
の変化を簡便に検出することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】同上実施例における電極対の配設構造を示す斜
視図。
【図3】内燃機関の全体構成を示すシステム構成図。
【図4】燃料濃度の検出結果を用いた燃料制御を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 内燃機関 6 コントロールユニット 20 燃料タンク 21 蒸発ガス処理装置 22 キャニスタ 23 吸着剤 24 パージ通路 28 ダイヤフラムバルブ 29 パージコントロールソレノイド 34 蒸発燃料濃度検出装置 34a 計測部 101 基体 101a セル 102 電極対

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンク内の蒸発燃料を吸着捕集すると
    共に、該吸着捕集した蒸発燃料をパージし、該パージエ
    アをパージ通路を介して内燃機関の吸気通路に供給する
    キャニスタを備えた内燃機関において、前記蒸発燃料の
    濃度を検出する装置であって、 複数の電極対を相互に並列結合してなる計測部を前記パ
    ージ通路又は前記キャニスタに内設し、前記計測部の静
    電容量変化に基づいて前記蒸発燃料の濃度を検出するこ
    とを特徴とする蒸発燃料濃度検出装置。
  2. 【請求項2】前記計測部が、複数のセルを備えたハニカ
    ム型の基体を含んで構成され、前記各セル毎に電極対を
    配設してなることを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料
    濃度検出装置。
  3. 【請求項3】前記計測部の静電容量変化を発振周波数に
    基づいて検出することを特徴とする請求項1又は2のい
    ずれかに記載の蒸発燃料濃度検出装置。
JP6053668A 1994-03-24 1994-03-24 蒸発燃料濃度検出装置 Pending JPH07260732A (ja)

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