JPH07260289A - 冷凍機用凝縮器のフィルター装置 - Google Patents

冷凍機用凝縮器のフィルター装置

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JPH07260289A
JPH07260289A JP6079654A JP7965494A JPH07260289A JP H07260289 A JPH07260289 A JP H07260289A JP 6079654 A JP6079654 A JP 6079654A JP 7965494 A JP7965494 A JP 7965494A JP H07260289 A JPH07260289 A JP H07260289A
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filter
condenser
oil
blower
air
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JP6079654A
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Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/002Details for cooling refrigerating machinery
    • F25D2323/0024Filters in the air flow cooling refrigerating machinery

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換や洗浄等のメンテナンスを不要とし、或
いは、メンテナンス間隔を延長することができる冷凍機
用凝縮器のフィルター装置を提供する。 【構成】 冷凍サイクルを構成する凝縮器Cに対して凝
縮器用送風機Fにより通風する。凝縮器Cの空気流入側
に回転可能に設けられたエンドレスの帯状フィルター1
6と、この帯状フィルター16の表面に接触して設けら
れた吸油性樹脂21とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用冷蔵庫或いは冷
凍・冷蔵ショーケース等の冷凍機を構成する凝縮器のフ
ィルター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷凍機、例えば業務用の
冷蔵庫等においては、圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷
却器を冷媒配管により順次環状に接続して冷凍サイクル
を形成している。上記凝縮器は圧縮機から吐出された高
温・高圧のガス冷媒の放熱を行い、凝縮させる機能を担
うものであるから、通常凝縮器用送風機により強制的に
外気を通風し、冷却するように構成している。
【0003】ところで、凝縮器に通風される外気中には
多数の塵埃が含まれており、これらが凝縮器に付着して
目詰まりを生ずると凝縮器への通風量が減少するため、
凝縮器における冷媒の凝縮能力が低下して冷蔵庫の冷却
能力が低下してしまう。そのため、従来より凝縮器の空
気流入側には塵埃除去用のフィルターが設けられるが、
このフィルターも汚れたら交換或いは洗浄等しなければ
ならず、メンテナンスが煩雑なものとなっていた。
【0004】そこで、従来では例えば実開平5−835
5号公報(F25B39/04)に示される如く、凝縮
器及び凝縮器用送風機の周囲にエンドレスの帯状フィル
ターを回転可能に設け、凝縮器の空気流入側にて塵埃を
フィルターに付着させ、それを回転させて送風機の吐出
側に移動させ、送風機からの風によって付着した塵埃を
除去するようにしており、係る構成によればフィルター
の交換作業を不要とすることが期待できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係るフ
ィルター装置では全体寸法が大がかりなものとなると共
に、既存の設備(冷蔵庫等)に取り付けることができ
ず、汎用性に劣る。また、例えばレストランの厨房等に
設置される冷蔵庫等においては、凝縮器に流入する空気
中に多数のオイルミスト(霧状に浮遊している油)が含
まれている。係るオイルミストもフィルターに付着する
が、油は送風のみでは除去し難く、また、付着した油に
塵埃が更に吸着されて行って目詰まりするため、結果と
して早期に帯状フィルターの交換作業を余儀なくされる
問題があった。
【0006】更に、この種フィルターは通常合成樹脂に
て成形されており、静電気を帯電しているため、どうし
ても空気中の塵埃を吸着し易くなっている。そのため、
無用な塵埃をも吸着して目詰まりを悪化させ、同様に早
期の交換を余儀なくされていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、交換や洗浄等のメンテナ
ンスを不要とし、或いは、メンテナンス間隔を延長する
ことができる冷凍機用凝縮器のフィルター装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
凝縮器のフィルター装置は、冷凍サイクルを構成する凝
縮器に対して凝縮器用送風機により通風する冷凍機に適
用され、凝縮器の空気流入側に回転可能に設けられたエ
ンドレスの帯状フィルターと、この帯状フィルターの表
面に接触して設けられた吸油性樹脂とを具備しているも
のである。
【0009】また、請求項2の発明の凝縮器のフィルタ
ー装置は、冷凍サイクルを構成する凝縮器に対して凝縮
器用送風機により通風する冷凍機に適用され、凝縮器の
空気流入側に回転可能に設けられたエンドレスの帯状フ
ィルターと、この帯状フィルターに対して内側より送風
する塵埃除去用送風機と、この塵埃除去用送風機の近傍
において帯状フィルターに当接するブラシと、回転によ
り塵埃除去用送風機及びブラシに至る以前の位置の帯状
フィルター表面に接触し、且つ、着脱可能に設けられた
吸油性樹脂とを具備しているものである。
【0010】請求項3の発明の凝縮器のフィルター装置
は、冷凍サイクルを構成する凝縮器に対して凝縮器用送
風機により通風する冷凍機に適用され、凝縮器の空気流
入側に設けられたフィルターと、このフィルター周囲の
空間にプラスとマイナスの空気イオンを供給する空気イ
オン発生装置とを具備しているものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明の冷凍機用凝縮器のフィルター
装置によれば、凝縮器の空気流入側にエンドレスの帯状
フィルターを設けるものであるから、新規製品は勿論、
既存の冷凍機の凝縮器に設置することができる。また、
帯状フィルターは回転可能に設けられているから、空気
の流入側に位置する部分は自動的に交換されることにな
る。更に、帯状フィルターの表面には吸油性樹脂が接触
して設けられているので、空気中に含まれるオイルミス
トは帯状フィルター表面に付着した後、この吸油性樹脂
との接触位置に至って吸油性樹脂に吸収除去される。従
って、係るオイルミストに対しても帯状フィルターを常
時清浄な状態に維持することができ、そのメンテナンス
を不要とし、或いはその間隔を延長することが可能とな
る。
【0012】また、請求項2の発明の冷凍機用凝縮器の
フィルター装置によれば、上記に加えて帯状フィルター
には塵埃除去用送風機により内側より送風すると共に、
この送風機の近傍には帯状フィルターに当接するブラシ
を設けたので、フィルターが回転すると、このブラシに
より帯状フィルターに付着した塵埃は取り去られ、そし
て、内側からの送風により外部に吹き飛ばされる。従っ
て、帯状フィルターを常時清浄な状態に維持することが
でき、そのメンテナンスを不要とし、或いはその間隔を
延長することが可能となる。
【0013】特に、この場合吸油性樹脂は回転により塵
埃除去用送風機及びブラシに至る以前の位置の帯状フィ
ルター表面に接触しているので、油によりブラシが汚れ
る不都合を低減できると共に、ブラシ及び送風機による
塵埃の除去作用をより向上させることが可能となる。ま
た、吸油性樹脂は着脱可能に設けられているので、十分
油を吸収して膨らんだ場合には交換することができ、高
い吸油作用を常時維持することが可能となる。
【0014】請求項3の発明の冷凍機用凝縮器のフィル
ター装置によれば、凝縮器の空気流入側に設けられたフ
ィルター周囲の空間にプラスとマイナスの空気イオンを
供給する空気イオン発生装置を設けたので、フィルター
の雰囲気空気中の導電率を上げてフィルターに帯電した
過剰電荷を逃がし、その静電気を中和させることができ
る。
【0015】従って、フィルターにより凝縮器への吸引
空気中の塵埃の通過を阻止しつつ、フィルター自体には
塵埃が付着し難くすることが可能となり、フィルターの
目詰まりによる交換等のメンテナンスを不要とし、或い
はその間隔を延長することができるようになる。また、
フィルターに付着した塵埃を振動等によって除去する場
合に生ずる周囲の汚損等も同時に解消することができる
ようになる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のフィルター装置1の平断面図、図2
は本発明のフィルター装置1の正面図である。本発明の
フィルター装置1は、容器状の底板2及び天板3と、両
板2、3間に位置して上下に立設され、両板2、3内面
に取り付けられた左右一対の支柱4、6とから組み立て
られている。両板2、3の前面2A、3Aは後面2B
(天板3については図示せず)に対して傾斜しており、
それによって後述する流通空気の吸込面積が大きくなる
ようにしている。
【0017】底板2及び天板3の後面2B内側左右に
は、両板2、3間に渡って一対のゴム製ローラ7、8が
立設されており、底板2及び天板3の前面2A、3A内
側左にも両板2、3間に渡ってゴム製ローラ9が立設さ
れている。これらローラ7、8、9の軸10、11、1
2は両板2、3に回動自在に枢支されると共に、ローラ
8の軸11には天板3上に取り付けられたモータ13の
出力軸14が接続されている。
【0018】前記ローラ7、8、9及び支柱4、6の周
囲には、図3に示す如きエンドレスの帯状フィルター1
6が装着されている。この帯状フィルター16は撥油性
の材料、例えばポリエステルフィラメント糸を隙間2m
m程の格子ネット状に製織したものに塩化ビニル樹脂で
コーティングしたもの(例えば、平岡織染株式会社製タ
ーボスクリーン(商品名))、或いはポリ4フッ化エチ
レン繊維の多孔質薄葉シート(例えば、株式会社巴川製
紙所製トミーファレックF(商品名))を帯状に連結し
て構成されている。尚、実施例では前者を使用するもの
とする。
【0019】また、ローラ9の軸12には支柱4に移動
可能に設けられた2本の押し棒26、26先端のカラー
27、27が回動自在に係合している。各押し棒26、
26はコイルバネ28、28にて常時外方に向け付勢さ
れており、それによって帯状フィルター16には適当な
張力が常時加えられている。そして、帯状フィルター1
6の前面に位置する部分(以下、前面部16Aと云う)
は、ローラ8、9の配置により、両板2、3の前面2
A、3Aよりも更に傾斜しており、それによって前面部
16Aの空気吸込面積は拡張されている。
【0020】一方、モータ13の出力軸14が接続され
たローラ8周面には、図4に示す如く複数の突部8A・
・が形成されている。各突部8A・・の間隔は帯状フィ
ルター16の網目のピッチに略合致しており、それによ
ってローラ8の駆動力が帯状フィルター16に効率良く
伝達されるように配慮されている。
【0021】他方、支柱4内には吐出型の軸流ファンか
ら成る塵埃除去用送風機22が上下に3個取り付けられ
ている。各塵埃除去用送風機22・・は回転して図1中
破線矢印の如く斜め後方に向かって空気を吐出し、ロー
ラ7の向かって右側に位置する部分の帯状フィルター1
6に内側から空気を吹き付ける。
【0022】また、塵埃除去用送風機22近傍の支柱4
左側には、両板2、3間に渡って回転ブラシ17が取り
付けられており、この回転ブラシ17は帯状フィルター
16の表面をこするように、ローラ9と7の間に位置す
る帯状フィルター16の外側の面に圧接している。
【0023】更に、この回転ブラシ17の前側には両板
2、3間に渡って吸油性樹脂21(例えば、株式会社日
本触媒製オレオソーブ(商品名)等)が着脱可能に取り
付けられている。この吸油性樹脂21は、ゲル状の自己
膨潤型吸油材を油が通過するシートにて包み込んで形成
されており、ローラ9の左側に位置する帯状フィルター
16の表面(外面)に接触して帯状フィルター16表面
に付着した油を吸収する。この吸油性樹脂21は油を吸
収することによって膨張するが、一旦吸収した油は戻さ
ない性質を備えている。
【0024】係る構成のフィルター装置1は、図示しな
い圧縮機、減圧装置及び冷却器等と共に例えば業務用冷
蔵庫の周知の冷凍サイクルを構成する凝縮器Cの前面空
気流入側に図1の如く取り付ける。従って、本発明のフ
ィルター装置1は新規製品の他、既存の凝縮器Cにも取
り付けることができるので、汎用性に富んでいる。凝縮
器Cの後方には吸引型のプロペラファンから成る凝縮器
用送風機Fが配置されており、この凝縮器用送風機Fが
運転されると凝縮器Cの前面、即ち、フィルター装置1
側から外気を吸い込み、帯状フィルター16の前面部1
6A、そして後辺に位置する部分、及び凝縮器C内を経
て凝縮器用送風機Fの後方に吐出する空気流が形成さ
れ、それによって、凝縮器Cは空冷される。このとき、
両板2、3は帯状フィルター16の上下を塞いでいるの
で、吸い込まれる外気は必ず帯状フィルター16を通過
するようになる。
【0025】以上の構成で、次に本発明のフィルター装
置1の動作を説明する。上述の如く凝縮器用送風機Fが
運転されると、外気は帯状フィルター16の前面部16
Aからフィルター装置1内に吸い込まれるので、前面部
16Aの外面には空気中に含まれる塵埃の他、オイルミ
ストも付着する。
【0026】そして、モータ13は帯状フィルター16
を、例えば定期的に極めて低速で図1中矢印の如く時計
回りに回転させるので、前面部16Aの外面に付着した
塵埃と油は、先ず、ローラ9左側の吸油性樹脂21へと
移動する。そして、帯状フィルター16表面の油はこの
吸油性樹脂21によって吸収除去されるので、オイルミ
ストに対しても帯状フィルター16を常時清浄な状態に
維持することが可能となる。特に、帯状フィルター16
に付着した油が垂れて底板2上に固まることも防止でき
るので、衛生上極めて効果的である。
【0027】尚、この吸油性樹脂21は大量に油を吸収
することによって前述の如く膨張するので、定期的に取
り外して交換する。それによって、常時高い吸油作用を
維持することができる。
【0028】この吸油性樹脂21を経た帯状フィルター
16は、回転して次に回転ブラシ17に至る。従って、
前面部16Aの外面に付着した塵埃にはこの回転ブラシ
17によって外側から削り取られるので、一部は係る作
用により除去されると共に、残った塵埃も落ち易くな
る。
【0029】係る残留塵埃は帯状フィルター16の回転
により次に塵埃除去用送風機22の後方に至る。そこで
は前述の如く支柱4後方に位置する帯状フィルター16
に、内側から外側に向かって送風されているので、削ら
れた塵埃は外方に吹き飛ばされる。これによって、帯状
フィルター16に付着した塵埃や油は略完全に除去され
るので、帯状フィルター16は交換や洗浄を行うこと無
く半永久的に使用できるようになる。特に、回転ブラシ
17及び塵埃除去用送風機22後方に至る以前に、帯状
フィルター16の油は吸油性樹脂21により除去されて
いるので、塵埃はより除去し易くなると共に、回転ブラ
シ17が油により汚損する不都合も軽減される。
【0030】尚、実施例では帯状フィルター16を定期
的に回転させたが、それに限らず、タイマーにより図示
しない圧縮機や凝縮器用送風機Fの運転時間を積算し、
所定の運転時間にて回転させるよう制御しても良く、ま
た、常時低速で回転させる方式としても良い。
【0031】また、図1に示した実施例では吸油性樹脂
21の端面を帯状フィルター16に接触させたが、それ
に限らず、図7に示す如く支柱4及びローラ9の前側で
所定幅(例えば50mm)の吸油性樹脂21を帯状フィ
ルター16に接触させても良い。そして、モータ13に
より定期的(例えば30秒置き)にこの吸油性樹脂21
の幅分だけ帯状フィルター16を回転させ、フィルター
表面に付着した油を吸収させる。これによって、吸油性
樹脂21と帯状フィルター16との接触時間及び面積が
増大し、吸油作用をより一層向上させることができる。
【0032】次に、図5はもう一つの本発明のフィルタ
ー装置1を示している。尚、図中図1乃至図4と同一符
号は同一のものとする。この場合のフィルター装置1も
凝縮器Cの前面空気流入側に取り付けられるが、フィル
ター16はエンドレスの帯状では無く、平板状で凝縮器
Cの前面側に配置されている。
【0033】一方、フィルター16の近傍には空気イオ
ン発生装置32が設けられている。この空気イオン発生
装置32は、金属電極に高電圧を印加することによって
コロナ放電を発生させ、係るコロナ放電によって空気を
プラスイオンとマイナスイオンにするものである。
【0034】この空気イオン発生装置32のフィルター
16側には送風機33が設けられており、回転して前記
空気イオン発生装置32により上述の如く生成されたプ
ラスとマイナスの空気イオンをフィルター16の周囲の
空間に供給する。これによって、フィルター16の雰囲
気空気中の導電率は上がるので前述の如き樹脂製のフィ
ルター16に帯電した過剰電荷を逃がし、その静電気を
中和させることができる。
【0035】従って、フィルター16により凝縮器Cへ
の吸引空気中の塵埃の通過を阻止しつつ、フィルター1
6自体には塵埃が付着し難くすることができるようにな
り、フィルター16の目詰まりによる交換等のメンテナ
ンスを不要とし、或いはその間隔を延長することができ
るようになる。また、この場合フィルター16に付着し
た塵埃を前述の如き振動等によって除去する場合に生ず
る周囲の汚損等も同時に解消することができるようにな
る。
【0036】尚、上記実施例では格別な空気イオン発生
装置32と送風機33をフィルター16の近傍に設置し
たが、それに限らず、例えば特開昭61−209904
号公報(C01B13/11)に示されるような市販の
オゾンブロワー(上記公報では殺菌装置と称している)
を用いても有効である。また、図1の如きエンドレスの
帯状フィルター16を用いて回転させるフィルター装置
1に空気イオン発生装置32を適用しても良い。この場
合、特に帯状フィルター16は回転駆動されており、静
電気を帯び易くなっているので、更に効果は顕著なもの
となる。
【0037】更に、図5ではフィルター16を平板状と
したが、それに限らず、図6の如く波状としても良い。
それによって、フィルター16の吸引面積が拡大し、よ
り一層目詰まりし難くなる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、凝縮器の空気流入側にエンドレスの帯状フィルター
を設けるものであるから、新規製品は勿論、既存の冷凍
機の凝縮器に設置することができる。また、帯状フィル
ターは回転可能に設けられているから、空気の流入側に
位置する部分は自動的に交換されることになる。更に、
帯状フィルターの表面には吸油性樹脂が接触して設けら
れているので、空気中に含まれるオイルミスト(油)は
帯状フィルター表面に付着した後、この吸油性樹脂との
接触位置に至って吸油性樹脂に吸収除去される。従っ
て、係るオイルミストに対しても帯状フィルターを常時
清浄な状態に維持することができ、そのメンテナンスを
不要とし、或いはその間隔を延長することが可能とな
る。
【0039】また、請求項2の発明の冷凍機用凝縮器の
フィルター装置によれば、上記に加えて帯状フィルター
には塵埃除去用送風機により内側より送風すると共に、
この送風機の近傍には帯状フィルターに当接するブラシ
を設けたので、フィルターが回転すると、このブラシに
より帯状フィルターに付着した塵埃は取り去られ、そし
て、内側からの送風により外部に吹き飛ばされる。従っ
て、帯状フィルターを常時清浄な状態に維持することが
でき、そのメンテナンスを不要とし、或いはその間隔を
延長することが可能となる。
【0040】特に、この場合吸油性樹脂は回転により塵
埃除去用送風機及びブラシに至る以前の位置の帯状フィ
ルター表面に接触しているので、油によりブラシが汚れ
る不都合を低減できると共に、ブラシ及び送風機による
塵埃の除去作用をより向上させることが可能となる。ま
た、吸油性樹脂は着脱可能に設けられているので、十分
油を吸収して膨らんだ場合には交換することができ、高
い吸油作用を常時維持することが可能となる。
【0041】請求項3の発明によれば、凝縮器の空気流
入側に設けられたフィルター周囲の空間にプラスとマイ
ナスの空気イオンを供給する空気イオン発生装置を設け
たので、フィルターの雰囲気空気中の導電率を上げてフ
ィルターに帯電した過剰電荷を逃がし、その静電気を中
和させることができる。
【0042】従って、フィルターにより凝縮器への吸引
空気中の塵埃の通過を阻止しつつ、フィルター自体には
塵埃が付着し難くすることが可能となり、フィルターの
目詰まりによる交換等のメンテナンスを不要とし、或い
はその間隔を延長することができるようになる。また、
フィルターに付着した塵埃を振動等によって除去する場
合に生ずる周囲の汚損等も同時に解消することができる
ようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルター装置の平断面図である。
【図2】本発明のフィルター装置の正面図である。
【図3】図1及び図2の帯状フィルターの斜視図であ
る。
【図4】図1の右側のローラの斜視図である。
【図5】本発明の他のフィルター装置の平断面図であ
る。
【図6】図5の他の実施例を示すフィルター装置の平断
面図である。
【図7】図1の発明のフィルター装置の他の実施例を示
す平断面図である。
【符号の説明】
1 フィルター装置 2 底板 3 天板 4 支柱 6 支柱 7 ローラ 8 ローラ 9 ローラ 13 モータ 16 帯状フィルター 17 回転ブラシ 21 吸油性樹脂 22 塵埃除去用送風機 32 空気イオン発生装置 C 凝縮器 F 凝縮器用送風機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルを構成する凝縮器に対して
    凝縮器用送風機により通風する冷凍機において、前記凝
    縮器の空気流入側に回転可能に設けられたエンドレスの
    帯状フィルターと、該帯状フィルターの表面に接触して
    設けられた吸油性樹脂とを具備して成る冷凍機用凝縮器
    のフィルター装置。
  2. 【請求項2】 冷凍サイクルを構成する凝縮器に対して
    凝縮器用送風機により通風する冷凍機において、前記凝
    縮器の空気流入側に回転可能に設けられたエンドレスの
    帯状フィルターと、該帯状フィルターに対して内側より
    送風する塵埃除去用送風機と、該塵埃除去用送風機の近
    傍において前記帯状フィルターに当接するブラシと、回
    転により前記塵埃除去用送風機及びブラシに至る以前の
    位置の前記帯状フィルター表面に接触し、且つ、着脱可
    能に設けられた吸油性樹脂とを具備して成る冷凍機用凝
    縮器のフィルター装置。
  3. 【請求項3】 冷凍サイクルを構成する凝縮器に対して
    凝縮器用送風機により通風する冷凍機において、前記凝
    縮器の空気流入側に設けられたフィルターと、該フィル
    ター周囲の空間にプラスとマイナスの空気イオンを供給
    する空気イオン発生装置とを具備して成る冷凍機用凝縮
    器のフィルター装置。
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