JPH0726026Y2 - 転造加工用素材支持装置 - Google Patents

転造加工用素材支持装置

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JPH0726026Y2
JPH0726026Y2 JP2700992U JP2700992U JPH0726026Y2 JP H0726026 Y2 JPH0726026 Y2 JP H0726026Y2 JP 2700992 U JP2700992 U JP 2700992U JP 2700992 U JP2700992 U JP 2700992U JP H0726026 Y2 JPH0726026 Y2 JP H0726026Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対の転造丸ダイスを
備えた転造装置により転造加工される素材をその加工位
置で支持する転造加工用素材支持装置に係わり、特に、
転造装置の生産性を向上させる技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】略水平で互いに平行な軸心まわりの回転
可能に配設された一対の転造丸ダイス間で棒状の素材を
挾圧しつつ軸心まわりに回転させながら転造加工を行う
転造装置において、その素材の加工位置近傍に配設さ
れ、素材の軸心まわりの回転を許容するように素材を上
記加工位置で支持する転造加工用素材支持装置が知られ
ている。このような転造加工用素材支持装置としては、
例えば図8に示す素材支持装置70のように、素材72
と滑り接触させられる固定型の支持刃74を支持刃台7
6上に有する形式のもの、或いは、図9の平面図に示す
素材支持装置80のように、素材82を両端部の外側か
ら心押しセンタ84および86で押圧する形式のもの等
がある。そして、図8の形式の素材支持装置は、小径の
素材に対しても容易に適用可能であって単価的にも安く
構成することができ、また、図9の形式の素材支持装置
は、素材の支持精度が高く、装置自体の耐久性に優れて
いる。実開昭58−160641号公報に記載の装置は
上記図8の形式の転造加工用素材支持装置の一例であ
り、特開昭63−2527号公報に記載の装置は上記図
9の形式の転造加工用素材支持装置の一例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記図8の形
式の素材支持装置においては、転造時に素材が上方へ飛
び出すのを防ぐため、素材の軸心(Ow ) が一対の転造
丸ダイスの軸心(Oa ,Ob ) を含む平面より下に位置
する状態で上記支持刃によって支持されるようになって
いるのが普通であり、転造時に素材は支持刃に押圧され
た状態で回転させられるため、素材と支持刃との接触部
における滑り摩擦によって摩耗および溶着が生じ易く、
それに伴うカジリ(スコーリング)現象により転造物の
仕上がり面を悪くし転造物の精度を低下させるととも
に、支持刃の寿命が比較的短いという欠点があった。ま
た、上記図9の形式の素材支持装置においては、素材の
両端部にセンタ穴を形成するための余分な工程が増える
とともに所定の心押し圧力を素材の両側から作用させる
心押し機構を設ける必要があり、加えて、センタへの素
材の取付け取外しに時間がかかって転造装置の稼働率が
低いという不都合があった。
【0004】本考案は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、摩耗や溶着がなく、
しかも素材の供給、取出しを迅速に行うことができる生
産性の高い転造加工用素材支持装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案の要旨とするところは、互いに平行な軸心ま
わりの回転可能に配設された一対の転造丸ダイス間で棒
状の素材を挾圧しつつ軸心まわりに回転させながら転造
加工を行う転造装置において、前記一対の転造丸ダイス
間で前記素材を軸心まわりの回転可能に支持する転造加
工用素材支持装置であって、(a)円柱形状を成し、そ
の外周面上に略平行となる姿勢で前記素材が前記一対の
転造丸ダイスに挟まれた状態で載置されるとともに、両
端部に第1センタ穴が設けられた支持ローラと、(b)
相対向して第2センタ穴が設けられた一対の支柱部を有
するとともに、その第2センタ穴と前記第1センタ穴と
の間に硬質ボールを介在させた状態で前記支持ローラを
軸心まわりの回転可能に保持し、転造加工時における前
記素材の回転に伴ってその支持ローラが軸心まわりに連
れ回りすることを許容するローラ保持台とを有すること
にある。
【0006】
【作用】上記転造加工用素材支持装置においては、円柱
形状を成してその外周面上に略平行となる姿勢で素材が
載置される支持ローラの両端部に第1センタ穴が設けら
れているとともに、ローラ保持台の一対の支柱部に相対
向して第2センタ穴が設けられており、それら第1セン
タ穴と第2センタ穴との間に硬質ボールが介在させられ
た状態で支持ローラが軸心まわりの回転可能にローラ保
持台に保持され、転造加工時に素材の回転に伴ってその
支持ローラが軸心まわりに連れ回りすることが許容され
る。
【0007】
【考案の効果】このため、支持ローラと素材との転がり
接触によってそれらの間での摩耗や溶着が良好に回避さ
れてカジリ現象を生じることがないとともに、支持ロー
ラ自体の高い耐久性が得られる。また、素材の供給、取
出しが簡単で迅速に行うことができる。これにより、素
材との間で滑り接触させられる前記図8の形式の従来装
置に比較して、素材に悪影響を与えることなく格段に良
い精度で転造加工を行うことができる一方、前記図9の
形式の従来装置に比較して、少ない設備コストおよび運
転コストにも拘らず高能率な転造加工を行うことが可能
となり、転造装置による生産性を大幅に向上させること
ができるのである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図3は、本考案の一実施例である転造加工
用素材支持装置10(以下、単に素材支持装置10と言
う。)が配設された転造装置12の転造加工状態を示す
正面図であり、図4はその平面図である。転造装置12
は、略水平で互いに平行な軸心まわりの回転可能に配設
された一対の転造丸ダイス14および16を備えてお
り、転造丸ダイス14は位置固定に設けられている一
方、転造丸ダイス16は、その軸心と直角な水平方向に
図示しないスライド装置により転造丸ダイス14に対し
て接近、離間させられるとともに、所定の回転方向(図
3に矢印で示す左まわり方向)に図示しない駆動手段に
より予め定められた回転速度で回転駆動されるようにな
っている。図3および図4の両図から明らかなように、
それら転造丸ダイス14および16は等しい径寸法およ
び幅寸法(軸方向長さ)を有するものであり、それぞれ
の外周全体に加工面18および20を備えている。これ
ら加工面18および20は、ねじ、セレーション、スプ
ライン等の各種の形状を転造により形成するための複数
の凸状歯からなっている。そして、転造丸ダイス16の
接近駆動により転造丸ダイス14との間で棒状の素材2
2を挾圧しつつ、転造丸ダイス16の回転駆動により素
材22をその軸心まわりに回転させながら転造加工が行
われる。
【0010】転造加工される上記素材22を転造丸ダイ
ス14,16間で回転可能に支持するために配設された
素材支持装置10は、転造丸ダイス14,16の下方に
固設されたベース部材24上に位置調整用のスライダ2
6を介して固定されている。この素材支持装置10は、
その斜視図を示す図5、およびその組付け前の各要素の
斜視図を示す図6から判るように、素材22が略平行に
載置され得るよう所定の軸心方向長さを有して両端部に
第1センタ穴30がそれぞれ設けられた円柱形状の支持
ローラ32と、その支持ローラ32の両端部外側にそれ
ぞれ位置する一対の支柱部34および36を有してスラ
イダ26に取り付けられるローラ保持台38と、先端側
に第2センタ穴40を有してそれら一対の支柱部34,
36にそれぞれ螺合させられる一対の押しボルト42
と、上記第1センタ穴30と第2センタ穴40との間に
形成される空間に介在させられる一対の硬質ボール44
とから構成されている。上記一対の押しボルト42は、
その中心軸が支持ローラ32の回転軸心と一致させられ
た状態で螺合させられているのである。上記硬質ボール
44としては、一般にボールベアリング用として市販さ
れているスチールボール、セラミックスボール、超硬合
金製ボール等が用いられる。
【0011】一方の支柱部36付近の要部断面図を図1
に示す。支柱部36には雌ねじ46が形成されており、
その雌ねじ46に押しボルト42の外周に設けられた雄
ねじ48が螺合させられている。押しボルト42は、第
2センタ穴40と反対側の端部に六角穴50を備えてお
り、硬質ボール44の摺動による支持ローラ32の回転
が可能な程度に予め定められた所定の推力を支持ローラ
32側へ作用させるように締結され、その状態で接着剤
により支柱部36に対して相対回転不能に固着される。
その接着剤を溶解除去すれば、押しボルト42を抜き取
ることにより硬質ボール44の交換を行うことが可能と
なる。また、支持ローラ32の第1センタ穴30および
押しボルト42の第2センタ穴40は、頂角60゜の通
常のセンタ穴加工に加えて、端面側の一部に硬質ボール
44の曲率に略等しい凹状球面加工がそれぞれ施されて
おり、その硬質ボール44を介して支持ローラ32が押
しボルト42によって心押しされる際の受圧面積が大き
くされて接触面での摩耗が生じ難いようになっている。
上記の構造は、他方の支柱部34においても同様であ
る。このように第1センタ穴30および第2センタ穴4
0との間に硬質ボール44を介挿した比較的精度の高い
ボールセンタ軸支構造により、支持ローラ32は高い精
度でローラ保持台38によって軸心まわりの回転可能に
保持されており、その外周面上に略平行となる姿勢で載
置された素材22が一対の転造丸ダイス14,16に挟
まれた状態で回転可能に支持され、素材22と支持ロー
ラ32との良好な転がり接触状態が得られる。
【0012】図3の転造加工部を拡大して示す図2から
判るように、上記の構成によって軸心Os まわりの回転
可能に配設された支持ローラ32の軸心Os の高さ位置
は、支持ローラ32上に載置される素材22の軸心Ow
の位置が、転造加工の開始から終了までを通して、転造
丸ダイス14,16のそれぞれの軸心Oa とOb とを結
んだ直線である基準高さLよりも下側の予め定められた
所定範囲に位置するように、それら素材22および支持
ローラ32の外径寸法に基づいて定められている。前記
ボールセンタ軸支構造を構成する硬質ボール44、第1
センタ穴30が設けられた支持ローラ32、および第2
センタ穴40が設けられた押しボルト42等は、それら
の材質や表面処理等の二次加工が適宜選択されてそれら
が形成されることにより、変形や摩耗に対する充分な強
度が比較的容易に確保されている。なお、支持ローラ3
2についてはたとえば超硬合金のように他の部材よりも
硬く強靭なものを用いることが好ましい。そうすること
により、硬質ボール44および押しボルト42のみの交
換により一層耐久性を得ることができる。
【0013】このように、本実施例においては、素材2
2を転造丸ダイス14,16間で回転可能に支持する素
材支持装置10の支持ローラ32の両端部に第1センタ
穴30が設けられているとともに、その支持ローラ32
の両端部外側においてローラ保持台38の一対の支柱部
34および36に押しボルト42がそれぞれ螺合させら
れることにより第2センタ穴40が相対向させられてお
り、それら第1センタ穴30と第2センタ穴40との間
に硬質ボール44が介在させられた状態で、支持ローラ
32が軸心Os まわりの回転可能に保持されていること
から、その支持ローラ32上において素材22が転造丸
ダイス14,16間で挾圧されつつ回転させられるのに
伴って、その支持ローラ32が軸心Os まわりに連れ回
りすることが許容されるため、支持ローラ32と素材2
2との滑らかな転がり接触によりそれらの間での摩耗や
溶着が良好に回避されてカジリ現象を生じることがな
く、高い転造精度が得られるとともに支持ローラ32自
体の高い耐久性が得られる。また、素材22は支持ロー
ラ32上に載置されるだけであり、その供給、取出しも
簡単且つ迅速に行われ得る。
【0014】また、第1センタ穴30や第2センタ穴4
0を形成するだけの支持ローラ32や押しボルト42、
および支柱部34,36を備えたローラ保持台38等は
比較的簡単な構造であるとともに、硬質ボール44は市
販のものを用いることが可能であり調達も容易であるこ
とから、素材支持装置10を容易且つ安価に構成するこ
とができる。さらに、小径の素材22を転造する場合で
あってもその径寸法に対応して小径の硬質ボール44を
採用することにより支持ローラ32を比較的小径に構成
でき、ローラベアリング等の軸受手段を採用した場合に
比較して、小径の素材22に適用できる利点がある。
【0015】加えて、本実施例では、第2センタ穴40
を備えた押しボルト42が一対の支柱部34および36
に軸心Os 方向の外側から螺合させられる形式となって
いるため、その押しボルト42を取り外すだけで硬質ボ
ール44の交換が簡単且つ迅速に行え、補修性が極めて
優れているとともに、補修コストも少なくて済む。
【0016】したがって、本実施例によれば、支持刃が
素材との間で滑り接触させられる前記図8の形式の従来
装置に比較して、素材に悪影響を与えることなく格段に
良い精度で転造加工を行うことができる一方、素材の1
つ1つにセンタ穴加工を施すとともにその素材の供給、
排出毎に心押し機構を操作する必要がある前記図9の形
式の従来装置に比較して、少ない設備コストおよび運転
コストであるにも拘らず高能率な転造加工を行うことが
可能となり、転造装置における稼働率を高く維持できて
その生産性を大幅に向上させることができるのである。
【0017】因に、本考案の転造加工用素材支持装置
(A)と固定支持刃による前記図8の形式の従来装置
(B)とを用いて表1に示す条件で実際に転造加工を行
い、転造加工された素材にカジリが発生するまでの本数
を調べたところ、表2に示す結果が得られた。なお、従
来装置(B)については、2回目以降5回目までは、支
持刃の上面に溶着した溶着物を1500番ダイヤモンドハン
ドラッパーで除去して繰り返し転造加工を行ったデータ
である。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】この結果によれば、従来装置(B)におい
ては平均して166本転造する毎にカジリを発生する一
方、本考案の装置(A)では65,000本転造した後
においてもカジリ現象を生じるまでに至らなかったこと
が判る。また、表2に付随して示したように、(B)の
装置の場合、カジリ発生後の修正および再段取りに要す
る時間が合わせて15分かかるため、その間は転造作業
が中断することになる。また、ダイヤモンドハンドラッ
パーによる修正の繰返し(約30回)で生じた凹みを平
坦にするためにダイヤモンド砥石で研削修正(0.4mm程
度)する場合には、さらに補修時間を要する。そして、
それらの修正可能回数に基づいて試算した支持刃の寿命
に対応する転造可能本数は、39,840本であった。
これに対し、本考案の装置(A)の場合、一度も転造作
業を中断することなく、65,000本を転造すること
ができ、この後に硬質ボールの摩耗に起因する支持ロー
ラの緩みを矯正するために、緩み止め接着剤を溶解して
押しボルトを取り外し、硬質ボールを新しいものに取り
替えるだけで転造加工を再開できる。この硬質ボールの
交換に要する時間は3分程度である。
【0021】以上、本考案の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本考案は他の態様で実施することも
できる。
【0022】例えば、前述の実施例における第1センタ
穴30および第2センタ穴40は、頂角60゜の通常の
センタ穴加工に加えて、端面側の一部に硬質ボール44
の曲率に略等しい凹状球面加工がそれぞれ施されていた
が、センタ穴の形状は任意であり、単純な円錐形状、或
いは母線に正または負の曲率が与えられた円錐形状など
であっても差支えない。
【0023】また、前述の実施例においては、硬質ボー
ル44が第1センタ穴30および第2センタ穴40の双
方に対して相対回転可能に介挿されていたが、第1セン
タ穴30および第2センタ穴40の何れか一方に接着剤
などにより固着されても良い。
【0024】また、前述の実施例においては、ローラ保
持台38の一対の支柱部34および36に押しボルト4
2がそれぞれ螺合させられることにより相対向して第2
センタ穴40が構成されていたが、第2センタ穴を備え
て着脱可能に構成された支柱部を有するローラ保持台が
用いられても良いし、押しボルト42にかえて、第2セ
ンタ穴を有するとともにばね部材等からなる一定の推力
を作用し得る付勢手段によって第1センタ穴30との間
に硬質ボール44を挟持できる押圧部材を支柱部34,
36に一体的に設けることも可能である。
【0025】また、前述の実施例は、一対の転造丸ダイ
ス14および16がそれぞれ外周全体に加工面18およ
び20を有し、一方の転造丸ダイス16が他方の転造丸
ダイス14に接近駆動されて支持ローラ32上に載置さ
れた素材22が挾圧される形式の転造装置12の場合で
あったが、図7に示すように、周方向の一部に加工面6
0および62を有する一対の転造丸ダイス64および6
6が共に固定されて軸間距離が一定とされた形式の転造
装置の場合や、素材を軸方向へ送りつつ通し転造を行う
形式の転造装置の場合などにおいても同様に本考案を適
用することができる。
【0026】また、前述の実施例においては、径寸法が
一定である一様な円柱形状をなした支持ローラ32が用
いられた場合であったが、この支持ローラの外周面形状
は素材の形状等に応じて適宜変更され得る。
【0027】また、前述の実施例においては、支持ロー
ラ32に素材22から作用させられる軸心方向に直角な
ラジアル荷重を、硬質ボール44のみを介して一対の支
柱部34,36が受け止める状態に構成されていたが、
素材22に対する支持ローラ32の背後側、即ち図1の
下側にバックアップロールを配設してそのバックアップ
ロールが上記ラジアル荷重を受け止めるように構成する
ことも可能である。
【0028】また、前述の実施例におけるローラ保持台
38は、ベース部材34に対して相対移動不能に固設さ
れていたが、転造加工時に素材が軸心方向へ移動する場
合には、その動きに追従できるように、その軸心方向と
平行な方向への移動可能とされていても良い。
【0029】その他一々例示はしないが、本考案は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である転造加工用素材支持装
置における支持ローラを回転可能に保持する部分の要部
断面図である。
【図2】図3の転造装置における転造加工部の拡大詳細
図である。
【図3】本考案の転造加工用素材支持装置を備えた転造
装置の正面図であり、転造加工状態を示す図である。
【図4】図3の転造装置の平面図である。
【図5】図1の転造加工用素材支持装置の全体を示す斜
視図である。
【図6】図1の転造加工用素材支持装置の組付け前の各
要素の斜視図である。
【図7】本考案の転造加工用素材支持装置が配設された
他の適用例を示す図である。
【図8】従来の転造加工用素材支持装置の一例を示す図
である。
【図9】従来の転造加工用素材支持装置の別の一例を示
す図である。
【符号の説明】
10:転造加工用素材支持装置 12:転造装置 14,16,64,66:転造丸ダイス 22:素材 30:第1センタ穴 32:支持ローラ 34,36:支柱部 38:ローラ保持台 40:第2センタ穴 44:硬質ボール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な軸心まわりの回転可能に配
    設された一対の転造丸ダイス間で棒状の素材を挾圧しつ
    つ軸心まわりに回転させながら転造加工を行う転造装置
    において、前記一対の転造丸ダイス間で前記素材を軸心
    まわりの回転可能に支持する転造加工用素材支持装置で
    あって、 円柱形状を成し、その外周面上に略平行となる姿勢で前
    記素材が前記一対の転造丸ダイスに挟まれた状態で載置
    されるとともに、両端部に第1センタ穴が設けられた支
    持ローラと、 相対向して第2センタ穴が設けられた一対の支柱部を有
    するとともに、該第2センタ穴と前記第1センタ穴との
    間に硬質ボールを介在させた状態で前記支持ローラを軸
    心まわりの回転可能に保持し、転造加工時における前記
    素材の回転に伴って該支持ローラが軸心まわりに連れ回
    りすることを許容するローラ保持台とを有することを特
    徴とする転造加工用素材支持装置。
JP2700992U 1992-03-30 1992-03-30 転造加工用素材支持装置 Expired - Lifetime JPH0726026Y2 (ja)

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JPH0578334U JPH0578334U (ja) 1993-10-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230165536A (ko) * 2022-05-27 2023-12-05 최원충 전조 다이스를 이용한 장구형 웜기어 가공용 소재지지장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230165536A (ko) * 2022-05-27 2023-12-05 최원충 전조 다이스를 이용한 장구형 웜기어 가공용 소재지지장치

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