JPH07259965A - 樹脂製歯付プーリ - Google Patents
樹脂製歯付プーリInfo
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- JPH07259965A JPH07259965A JP5240294A JP5240294A JPH07259965A JP H07259965 A JPH07259965 A JP H07259965A JP 5240294 A JP5240294 A JP 5240294A JP 5240294 A JP5240294 A JP 5240294A JP H07259965 A JPH07259965 A JP H07259965A
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- JP
- Japan
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- resin
- toothed pulley
- pulley
- carbon black
- molding material
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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Abstract
(57)【要約】
【目的】信号発生部材を取付けた樹脂製歯付プーリに導
電性を付与することにより、静電気を空気中へ放電しに
くい低温・低湿度雰囲気においても、歯付プーリと歯付
ベルトの噛み合いの際に発生する静電気を磁気センサに
放電しないようにする。 【構成】プーリを構成する成形材料中に、比表面積が5
00BET−m2/g以上のカーボンブラックを0.4
〜2重量%の範囲で含有させる。成形材料は補強繊維を
含有したフェノール樹脂が望ましい。さらに、成形材料
中のフェノール樹脂と硬化剤の合計含有量は40重量%
以下が望ましい。
電性を付与することにより、静電気を空気中へ放電しに
くい低温・低湿度雰囲気においても、歯付プーリと歯付
ベルトの噛み合いの際に発生する静電気を磁気センサに
放電しないようにする。 【構成】プーリを構成する成形材料中に、比表面積が5
00BET−m2/g以上のカーボンブラックを0.4
〜2重量%の範囲で含有させる。成形材料は補強繊維を
含有したフェノール樹脂が望ましい。さらに、成形材料
中のフェノール樹脂と硬化剤の合計含有量は40重量%
以下が望ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4サイクル内燃機関の
クランク軸、カム軸駆動用等に使用するのに適した樹脂
製歯付プーリに関する。
クランク軸、カム軸駆動用等に使用するのに適した樹脂
製歯付プーリに関する。
【0002】
【従来の技術】歯付プーリは、歯付ベルトとの組合せで
動力を滑り無く伝達することができ、4サイクル内燃機
関のクランク軸、カム軸駆動用等に使用されている。近
年、内燃機関の燃費向上や排気ガス浄化等の目的のため
様々な電子制御装置が用いられており、クランク軸やカ
ム軸等の各種回転軸に取付けてある歯付プーリの回転角
度位置を検出しその検出信号に基づき、点火時期や燃料
噴射時期を制御するようになってきている。しかし、歯
付プーリはそれ自体では回転角度を検出する機能をもた
ないため、樹脂製の歯付プーリでは、ボス1、リブ2お
よびリム3の適当な位置に、回転角度検出用として同一
円周上に等間隔もしくは適宜の間隔で信号発生部材4で
ある磁石または鋼材等の磁性材からなるブロックを配置
する(図1,2参照)。歯付プーリの回転中にこれら信
号発生部材4の通過を電磁ピックアップセンサ等の磁気
センサ5で検出する(図3参照)ことにより回転角度を
測定し、内燃機関の点火時期や燃料噴射時期を制御して
いる。
動力を滑り無く伝達することができ、4サイクル内燃機
関のクランク軸、カム軸駆動用等に使用されている。近
年、内燃機関の燃費向上や排気ガス浄化等の目的のため
様々な電子制御装置が用いられており、クランク軸やカ
ム軸等の各種回転軸に取付けてある歯付プーリの回転角
度位置を検出しその検出信号に基づき、点火時期や燃料
噴射時期を制御するようになってきている。しかし、歯
付プーリはそれ自体では回転角度を検出する機能をもた
ないため、樹脂製の歯付プーリでは、ボス1、リブ2お
よびリム3の適当な位置に、回転角度検出用として同一
円周上に等間隔もしくは適宜の間隔で信号発生部材4で
ある磁石または鋼材等の磁性材からなるブロックを配置
する(図1,2参照)。歯付プーリの回転中にこれら信
号発生部材4の通過を電磁ピックアップセンサ等の磁気
センサ5で検出する(図3参照)ことにより回転角度を
測定し、内燃機関の点火時期や燃料噴射時期を制御して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】歯付ベルトの材質はク
ロロプレンゴムや66ナイロン布等であり、これと樹脂
製歯付プーリとの組合せでは、歯付プーリと歯付ベルト
との噛み合い時に発生した静電気がプーリの樹脂部分に
帯電する。そして、帯電した静電気は、通常は空気中の
水分を介して空気中に放電されるものと考えられてい
る。これは、歯付プーリを構成する樹脂は電気抵抗が1
011〜1013Ωと大きく電気絶縁体であるためである。
鉄系の焼結金属製やアルミダイカスト製の歯付プーリで
は、その電気抵抗が小さいために、発生した静電気は歯
付プーリの歯面からリブ、ボスを通じてクランク軸、カ
ム軸へと流れ放電されるが、樹脂製歯付プーリでは前記
のように放電メカニズムが相違している。従って、樹脂
製歯付プーリは、その使用環境が−30℃のような低温
雰囲気や空気中の水分が少ない低湿度雰囲気である場
合、樹脂部分に帯電した静電気を空気中へ放電しにくい
状態になる。静電気が空気中へ放電されることなく樹脂
製歯付プーリに蓄積され樹脂の飽和帯電量を越えた際に
は、歯付プーリに最も近く位置する鉄、アルミニウム、
銅等の良導電性部材へ放電する。磁石または鋼材等の磁
性材からなる信号発生部材を取付けた樹脂製歯付プーリ
では、最も近くに位置する良導電性部材が電磁ピックア
ップセンサ等の磁気センサであり、樹脂製歯付プーリに
帯電している静電気がこれに放電した場合には、誤信号
がセンサに取り込まれることになる。磁気センサで検出
した信号で制御している内燃機関の点火時期や燃料噴射
時期に狂いが生じ、内燃機関の不調を起こすことがあ
る。本発明が解決しようとする課題は、信号発生部材を
取付けた樹脂製歯付プーリに導電性を付与することによ
り、静電気を空気中へ放電しにくい低温・低湿度雰囲気
においても、歯付プーリと歯付ベルトの噛み合いの際に
発生する静電気を磁気センサに放電しないようにするこ
とである。
ロロプレンゴムや66ナイロン布等であり、これと樹脂
製歯付プーリとの組合せでは、歯付プーリと歯付ベルト
との噛み合い時に発生した静電気がプーリの樹脂部分に
帯電する。そして、帯電した静電気は、通常は空気中の
水分を介して空気中に放電されるものと考えられてい
る。これは、歯付プーリを構成する樹脂は電気抵抗が1
011〜1013Ωと大きく電気絶縁体であるためである。
鉄系の焼結金属製やアルミダイカスト製の歯付プーリで
は、その電気抵抗が小さいために、発生した静電気は歯
付プーリの歯面からリブ、ボスを通じてクランク軸、カ
ム軸へと流れ放電されるが、樹脂製歯付プーリでは前記
のように放電メカニズムが相違している。従って、樹脂
製歯付プーリは、その使用環境が−30℃のような低温
雰囲気や空気中の水分が少ない低湿度雰囲気である場
合、樹脂部分に帯電した静電気を空気中へ放電しにくい
状態になる。静電気が空気中へ放電されることなく樹脂
製歯付プーリに蓄積され樹脂の飽和帯電量を越えた際に
は、歯付プーリに最も近く位置する鉄、アルミニウム、
銅等の良導電性部材へ放電する。磁石または鋼材等の磁
性材からなる信号発生部材を取付けた樹脂製歯付プーリ
では、最も近くに位置する良導電性部材が電磁ピックア
ップセンサ等の磁気センサであり、樹脂製歯付プーリに
帯電している静電気がこれに放電した場合には、誤信号
がセンサに取り込まれることになる。磁気センサで検出
した信号で制御している内燃機関の点火時期や燃料噴射
時期に狂いが生じ、内燃機関の不調を起こすことがあ
る。本発明が解決しようとする課題は、信号発生部材を
取付けた樹脂製歯付プーリに導電性を付与することによ
り、静電気を空気中へ放電しにくい低温・低湿度雰囲気
においても、歯付プーリと歯付ベルトの噛み合いの際に
発生する静電気を磁気センサに放電しないようにするこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る樹脂製歯付プーリは、回転角度位置検
出用の信号発生部材を取付けたものにおいて、プーリを
構成する成形材料中に、比表面積が500BET−m2
/g以上のカーボンブラックを0.4〜2重量%の範囲
で含有することを特徴とする。前記成形材料は補強材を
含有したフェノール樹脂が望ましい。さらに、成形材料
中のフェノール樹脂と硬化剤の合計含有量は40重量%
以下が望ましい。
に、本発明に係る樹脂製歯付プーリは、回転角度位置検
出用の信号発生部材を取付けたものにおいて、プーリを
構成する成形材料中に、比表面積が500BET−m2
/g以上のカーボンブラックを0.4〜2重量%の範囲
で含有することを特徴とする。前記成形材料は補強材を
含有したフェノール樹脂が望ましい。さらに、成形材料
中のフェノール樹脂と硬化剤の合計含有量は40重量%
以下が望ましい。
【0005】
【作用】着色剤として一般に使用されているカーボンブ
ラックを、歯付プーリを構成する樹脂成形材料に多量に
添加して、電気抵抗を小さくすることが考えられるが、
カーボンブラックの添加量を多くすると機械強度が低下
する傾向にある。本発明に係る樹脂製歯付プーリは、上
記の構成によりカーボンブラックの添加量を少なくしな
がら電気抵抗を108Ω以下にすることができる。この
ような電気抵抗のもとでは、歯付プーリと歯付ベルトの
噛み合いの際に発生した静電気を歯付プーリの歯面から
リブ、ボスを通じて回転軸へと流し容易に放電すること
ができる。機械強度を保持しながら電気抵抗を下げるに
は、カーボンブラックの比表面積を500BET−m2
/g以上にし、その添加量を2重量%以下にすることが
必要である。歯付プーリを構成する成形材料の樹脂と硬
化剤の合計量を40重量%以下にすれば、成形時の寸法
精度確保が容易であり、線膨張係数も小さく抑えること
ができる。
ラックを、歯付プーリを構成する樹脂成形材料に多量に
添加して、電気抵抗を小さくすることが考えられるが、
カーボンブラックの添加量を多くすると機械強度が低下
する傾向にある。本発明に係る樹脂製歯付プーリは、上
記の構成によりカーボンブラックの添加量を少なくしな
がら電気抵抗を108Ω以下にすることができる。この
ような電気抵抗のもとでは、歯付プーリと歯付ベルトの
噛み合いの際に発生した静電気を歯付プーリの歯面から
リブ、ボスを通じて回転軸へと流し容易に放電すること
ができる。機械強度を保持しながら電気抵抗を下げるに
は、カーボンブラックの比表面積を500BET−m2
/g以上にし、その添加量を2重量%以下にすることが
必要である。歯付プーリを構成する成形材料の樹脂と硬
化剤の合計量を40重量%以下にすれば、成形時の寸法
精度確保が容易であり、線膨張係数も小さく抑えること
ができる。
【0006】
【実施例】カーボンブラックは、ファーネスブラック、
チャンネルブラック、ケッチェンブラックを使用するこ
とができる。また、樹脂は、ノボラック型あるいはレゾ
ール型のフェノール樹脂やクレゾール樹脂、各種変性フ
ェノール樹脂等を使用することができ、エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等を添加してもよい。補強材
は、ガラス、アスベスト、カーボン、シリカ、ジルコニ
ア、窒化ホウ素、窒化ケイ素、ホウ素、チタン酸カリウ
ム、金属等の無機繊維やセルロースや芳香族ポリアミド
等の有機繊維、ガラス粉、ガラスビーズ、シリカ、石英
粉、カオリンクレー、タルク、ケイ酸アルミニウム等の
ケイ酸塩、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の金属
酸化物、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム等の金属炭酸塩、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム等の金属硫酸塩、窒化ホウ素、窒
化ケイ素、金属等の粉末、マイカのような層状物等を使
用することができる。これら補強材は、単独であるいは
2種類以上併用することができる。補強材は、収束剤や
表面処理剤で処理することが望ましい。このとき使用す
る表面処理剤は、シラン系化合物、エポキシ系化合物、
チタネート系化合物等である。
チャンネルブラック、ケッチェンブラックを使用するこ
とができる。また、樹脂は、ノボラック型あるいはレゾ
ール型のフェノール樹脂やクレゾール樹脂、各種変性フ
ェノール樹脂等を使用することができ、エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等を添加してもよい。補強材
は、ガラス、アスベスト、カーボン、シリカ、ジルコニ
ア、窒化ホウ素、窒化ケイ素、ホウ素、チタン酸カリウ
ム、金属等の無機繊維やセルロースや芳香族ポリアミド
等の有機繊維、ガラス粉、ガラスビーズ、シリカ、石英
粉、カオリンクレー、タルク、ケイ酸アルミニウム等の
ケイ酸塩、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の金属
酸化物、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム等の金属炭酸塩、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウム等の金属硫酸塩、窒化ホウ素、窒
化ケイ素、金属等の粉末、マイカのような層状物等を使
用することができる。これら補強材は、単独であるいは
2種類以上併用することができる。補強材は、収束剤や
表面処理剤で処理することが望ましい。このとき使用す
る表面処理剤は、シラン系化合物、エポキシ系化合物、
チタネート系化合物等である。
【0007】実施例1 表1に示す配合(重量部)で、フェノールノボラック樹
脂、ヘキサミン、ガラス繊維(φ13μm×3mm)、炭
酸カルシウム、酸化マグネシウム、カーボンブラックA
(比表面積1300BET−m2/g)およびステアリ
ン酸亜鉛を2軸加熱ロールで混練後、粉砕し成形材料を
得た。カーボンブラックAの添加量は0.5重量%であ
る。得られた成形材料を使用して、歯付プーリ、曲げ強
さ測定用試験片(10×4×80mm)およびシャルピー
衝撃強さ測定用試験片(15×15×90mm,ノッチ付
き)を50トン射出成形機で成形した。成形条件は、金
型温度180℃、シリンダ温度前部90℃、シリンダ温
度後部50℃である。測定した各種特性は表3に示す。
曲げ強さ、シャルピー衝撃強さ及び比重は、JIS K
6911に基づき測定した。歯付プーリの電気抵抗は、
歯付プーリのボスとリムとの間の抵抗を直流電圧500
Vで測定した。
脂、ヘキサミン、ガラス繊維(φ13μm×3mm)、炭
酸カルシウム、酸化マグネシウム、カーボンブラックA
(比表面積1300BET−m2/g)およびステアリ
ン酸亜鉛を2軸加熱ロールで混練後、粉砕し成形材料を
得た。カーボンブラックAの添加量は0.5重量%であ
る。得られた成形材料を使用して、歯付プーリ、曲げ強
さ測定用試験片(10×4×80mm)およびシャルピー
衝撃強さ測定用試験片(15×15×90mm,ノッチ付
き)を50トン射出成形機で成形した。成形条件は、金
型温度180℃、シリンダ温度前部90℃、シリンダ温
度後部50℃である。測定した各種特性は表3に示す。
曲げ強さ、シャルピー衝撃強さ及び比重は、JIS K
6911に基づき測定した。歯付プーリの電気抵抗は、
歯付プーリのボスとリムとの間の抵抗を直流電圧500
Vで測定した。
【0008】実施例2 表1に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックB(比表面積800BET
−m2/g)の添加量は1.0重量%である。以下、実
施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックB(比表面積800BET
−m2/g)の添加量は1.0重量%である。以下、実
施例1と同様に射出成形を行なった。
【0009】実施例3 表1に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックBの添加量は2.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックBの添加量は2.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
【0010】実施例4 表1に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックAの添加量は1.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックAの添加量は1.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
【0011】実施例5 表1に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックAの添加量は2.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックAの添加量は2.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
【0012】比較例1 表2に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックC(比表面積240BET
−m2/g)の添加量は2.0重量%である。
た。但し、カーボンブラックC(比表面積240BET
−m2/g)の添加量は2.0重量%である。
【0013】以下、実施例1と同様に射出成形を行なっ
た。測定した各種特性は表4に示す。
た。測定した各種特性は表4に示す。
【0014】比較例2 表2に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックCの添加量は4.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックCの添加量は4.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
【0015】比較例3 表2に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックAの添加量は0.3重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックAの添加量は0.3重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
【0016】比較例4 表2に示す配合で、実施例1と同様にして成形材料を得
た。但し、カーボンブラックAの添加量は2.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
た。但し、カーボンブラックAの添加量は2.0重量%
である。以下、実施例1と同様に射出成形を行なった。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】参考例1 歯付プーリの材質に鉄系焼結金属を用いた時の各種特性
を表4に示す。 参考例2 歯付プーリの材質にアルミダイカストを用いた時の各種
特性を表4に示す。
を表4に示す。 参考例2 歯付プーリの材質にアルミダイカストを用いた時の各種
特性を表4に示す。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【発明の効果】表3および表4から明らかなように、本
発明に係る樹脂製歯付プーリは、導電性付与のため添加
したカーボンブラックにより歯付プーリに必要な機械的
特性を低下させることなく電気抵抗を108Ω以下と小
さくすることができ、発生した静電気をリブ、ボスを通
じて回転軸へと流し十分に放電する能力がある。歯付プ
ーリを構成するフェノール樹脂成形材料の樹脂と硬化剤
の合計量を40重量%以下にすれば、成形時の寸法精度
確保が容易であり、線膨張係数も小さく抑えることがで
きる。
発明に係る樹脂製歯付プーリは、導電性付与のため添加
したカーボンブラックにより歯付プーリに必要な機械的
特性を低下させることなく電気抵抗を108Ω以下と小
さくすることができ、発生した静電気をリブ、ボスを通
じて回転軸へと流し十分に放電する能力がある。歯付プ
ーリを構成するフェノール樹脂成形材料の樹脂と硬化剤
の合計量を40重量%以下にすれば、成形時の寸法精度
確保が容易であり、線膨張係数も小さく抑えることがで
きる。
【図1】回転角度検出用の信号発生部材を配置した歯付
プーリの平面図である。
プーリの平面図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】歯付プーリの信号発生部材を磁気センサで検出
する様子を示す要部説明図である。
する様子を示す要部説明図である。
1は歯付プーリのボス 2は歯付プーリのリブ 3は歯付プーリのリム 4は信号発生部材 5は磁気センサ
Claims (3)
- 【請求項1】回転角度位置検出用の信号発生部材を取付
けた樹脂製歯付プーリにおいて、プーリを構成する成形
材料中に、比表面積が500BET−m2/g以上のカ
ーボンブラックを0.4〜2重量%の範囲で含有するこ
とを特徴とする樹脂製歯付プーリ。 - 【請求項2】成形材料が補強材を含有したフェノール樹
脂である請求項1記載の樹脂製歯付プーリ。 - 【請求項3】成形材料中のフェノール樹脂と硬化剤の合
計含有量が40重量%以下である請求項2記載の樹脂製
歯付プーリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5240294A JPH07259965A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 樹脂製歯付プーリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5240294A JPH07259965A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 樹脂製歯付プーリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259965A true JPH07259965A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12913813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5240294A Pending JPH07259965A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 樹脂製歯付プーリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07259965A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1724465A1 (en) * | 2004-02-19 | 2006-11-22 | Kabushiki Kaisha Denso | Belt driven-type engine starting device |
JP2011169313A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-09-01 | Denso Corp | バルブタイミング調整装置 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP5240294A patent/JPH07259965A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1724465A1 (en) * | 2004-02-19 | 2006-11-22 | Kabushiki Kaisha Denso | Belt driven-type engine starting device |
EP1724465A4 (en) * | 2004-02-19 | 2010-09-15 | Denso Kk | MOTOR DRIVEN TYPE ENGINE STARTING DEVICE |
JP2011169313A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-09-01 | Denso Corp | バルブタイミング調整装置 |
US8863709B2 (en) | 2010-01-20 | 2014-10-21 | Denso Corporation | Valve timing adjuster |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040323 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040517 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |