JP3482740B2 - エンジンの回転検出装置 - Google Patents

エンジンの回転検出装置

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JP3482740B2 JP14476295A JP14476295A JP3482740B2 JP 3482740 B2 JP3482740 B2 JP 3482740B2 JP 14476295 A JP14476295 A JP 14476295A JP 14476295 A JP14476295 A JP 14476295A JP 3482740 B2 JP3482740 B2 JP 3482740B2
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    • F02D41/009Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents using means for generating position or synchronisation signals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
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    • GPHYSICS
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    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの回転検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの運転を電子制御する自動車用
エンジン等は、エンジンの回転状態を検出するためのセ
ンサを設けている。
【0003】このような回転検出装置に、エンジンの基
準位置を検出するセンサのほかに、エンジンの始動時に
スタータモータのピニオンとかみ合うリングギアに対向
する位置に磁気センサを設け、リングギアの歯が磁気セ
ンサの磁界を通過するのをカウントすることで、エンジ
ンの回転数ならびに回転角を検出するようにしたものが
ある(特開昭58ー19532号、実開昭63ー183
375号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
タータピニオンとかみ合うリングギヤは、次第に摩耗す
るようになるが、その摩耗は部分的に進行する。
【0005】即ち、エンジンの始動時に、停止している
リングギアにスタータピニオンが飛び込み駆動するた
め、そのリングギア位置の摩耗が進みやすい。
【0006】また、クランキング中にエンジンの回動抵
抗が大きくなる区域があり、その区域にてスタータピニ
オンとかみ合うリングギア部分が摩耗する。
【0007】このため、磁気センサの出力電圧が低下し
たり、出力電圧比が変化して、精度良く検出できなくな
ることがある。
【0008】この発明は、摩耗部位にないリングギヤ部
位にて検出を行うことで、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】第の発明は、エンジン
のスタータモータのスタータピニオンとかみ合うリング
ギアに対向する位置にリングギアの歯の通過を検出する
磁気センサを設けて、エンジンの回転状態を検知する回
転検出装置において、エンジンの始動時のピストン上死
点前の回動抵抗の大きい区域にスタータピニオンとかみ
合うリングギアの区間を摩耗区間として、この摩耗区間
と磁気センサの検出区間とが重ならないようにスタータ
モータと磁気センサとを設置する。
【0011】第の発明は、エンジンのスタータモータ
のスタータピニオンとかみ合うリングギアに対向する位
置にリングギアの歯の通過を検出する磁気センサを設け
て、エンジンの回転状態を検知する回転検出装置におい
て、エンジンが停止している状態にてスタータピニオン
がかみ合うリングギアの位置と、エンジンの所定の回転
角度範囲にてリングギアの歯の通過を検出する磁気セン
サの検出区間とが重ならないように、スタータモータと
磁気センサとを設置する。
【0012】第の発明は、スタータモータの設置位置
に対して、リングギアの回転方向直前方位置に、または
当該位置からリングギアの回転中心に対し対称位置に磁
気センサを設置する。
【0013】第の発明は、所定の基準信号を基に磁気
センサが検出を行うようになっている。
【0014】第の発明は、磁気センサの検出区間は、
リングギアの通過歯数検出の所要時間から回転速度を表
す値を求める区間である。
【0015】
【0016】
【作用】第の発明においては、エンジン始動時のピス
トン上死点前の回動抵抗の大きい区域にスタータピニオ
ンとかみ合うリングギアの区間を摩耗区間としている。
即ち、エンジンの回動抵抗は図7(非運転時)のように
変化し、ピストン上死点前の所定の区域で大きくなり、
ピストン上死点後の所定の区域でマイナスになる。
【0017】このため、始動時つまりスタータモータに
よるクランキング動作中にリングギヤは、スタータピニ
オンからピストン上死点前の所定の区域にあるときに大
きなトルクを受け、そのリングギヤの区間が摩耗が進行
しやすい区間となる。
【0018】したがって、始動時のピストン上死点前の
回動抵抗の大きい区域にスタータピニオンとかみ合うリ
ングギアの区間を摩耗区間として、この摩耗区間と磁気
センサの検出区間とが重ならないようにスタータモータ
と磁気センサとを設置することによって、検出を良好に
行える。
【0019】この一方、エンジンはピストン上死点と下
死点との間の回動抵抗が0になる所定の位置で停止す
る。このため、エンジンが停止しているときは、スター
タモータの位置から所定角度ずれた区域がリングギヤの
摩耗区間となり、磁気センサの検出区間にリングギヤの
摩耗区間が一致しないようにスタータモータを容易に設
置できる。
【0020】第の発明においては、エンジンが停止し
ている状態にてスタータピニオンがかみ合うリングギア
の位置を摩耗区間としている。
【0021】即ち、エンジンはピストン上死点と下死点
との間の回動抵抗が0になる所定の位置で停止するた
め、始動時のスタータピニオンの飛び込み駆動によって
リングギアの摩耗が進行する位置は、エンジンが停止し
ているときのスタータモータ相当位置になる。
【0022】したがって、エンジンが停止している状態
にてスタータピニオンがかみ合うリングギアの位置を、
エンジンの所定の回転角度範囲の磁気センサの検出区間
とずらすことで、所定の回転角度範囲にて検出を良好に
行える。
【0023】この場合、第の発明のように、スタータ
モータの設置位置に対して、リングギアの回転方向直前
方位置に、または当該位置からリングギアの回転中心に
対し対称位置に磁気センサを設置すると、4気筒エンジ
ンにて磁気センサの的確な検出区域を設定できる。
【0024】第の発明のように、所定の基準信号を基
に磁気センサが検出を行うことによって、検出区間内に
て検出を的確に行える。
【0025】第の発明のように、磁気センサの検出区
間にて回転速度を表す値を求めることによって、該当気
筒の燃焼状態つまり失火等の判定が可能になる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】図1のように、10はリングギヤを示し、
リングギヤ10はエンジンのクランク軸11と一体回転
するフライホイール12に組付けられる。
【0028】フライホイール12を囲うハウジング13
には、リングギア10の周囲にスタータモータ14が、
リングギア10の歯先に対向する位置に磁気センサ15
が配設される。
【0029】スタータモータ14は、エンジンのイグニ
ッションスイッチがスタータ位置に入れられると、スタ
ータピニオン16がリングギア10に飛び込み、かみ合
って、リングギア10に一体のフライホイール12、ク
ランク軸11を回動させる。
【0030】磁気センサ15は、リングギア10の歯先
が磁気センサ15の磁界を通過するのを、磁束の変化か
ら検出する。この検出信号は検出回路17に送られる。
【0031】一方、図示しないが、エンジンの気筒判別
を行うために、所定の基準(REF)信号を出力する基
準センサ(磁気センサ15と同種のもので良い)が設け
られる。
【0032】これは、気筒数に基づきリングギア10の
それぞれ所定の位置に突起を設け、突起の通過を検出し
たときに基準センサから信号を出力させることで良い。
基準センサは磁気センサ15のハウジングに一体に組み
込んでも良く、その信号も検出回路17に送られる。
【0033】ここで、リングギア10の摩耗区間につい
て述べる。
【0034】エンジンの非運転時の回動抵抗は図7のよ
うに、ピストン上死点前の所定の区域で大きく(正の
値)なり、ピストン上死点後の所定の区域でマイナスに
なる。
【0035】このため、エンジンはピストン上死点後の
回動抵抗が0になる所定の位置Dで停止する。なお、回
動抵抗が0でもプラスからマイナスに変わる区域では停
止しない。停止位置は、エンジン1回転につき、4気筒
エンジンの場合に2カ所、6気筒エンジンの場合に3カ
所ある。図7は4気筒エンジンの特性を示しており、4
気筒エンジンの場合は、ピストン上死点と下死点との中
間に相当する位置D(ATDCまたはBTDC90°)
で停止する。
【0036】この一方、スタータモータ14によるクラ
ンキング動作中、リングギア10は、ピストン上死点前
の回動抵抗の大きい所定の区域にあるときに、かみ合っ
ているスタータピニオン16から大きなトルクを受け
る。
【0037】したがって、エンジンが停止しているとき
を基準にリングギア10の摩耗区間を示すと、4気筒エ
ンジンの場合は、図2のようにスタータモータ14の位
置から所定角度(およそ90°)前方の区域が、スター
タピニオン16から大きなトルクを受け、摩耗が進行し
やすいリングギア10の摩耗区間Aになる。この場合、
摩耗区間Aは円周に2カ所ある。6気筒エンジンの場合
は、スタータモータ14の位置から所定角度(およそ6
0°)前方の区域が、摩耗が進行しやすいリングギア1
0の摩耗区間Aになる。この場合、摩耗区間Aは円周に
3カ所ある。
【0038】リングギア10の歯20の摩耗例を示す。
図3は歯20の歯厚方向の傷みを、図4は歯20の軸方
向の傷みを表す。
【0039】この摩耗区間Aから外れたリングギア10
の区間Bが磁気センサ15の検出区間になる。
【0040】4気筒エンジンの場合、摩耗区間Aから9
0°ずれた区間が最も摩耗の少ない区間になり、6気筒
エンジンの場合、摩耗区間Aから60°ずれた区間が最
も摩耗の少ない区間になる。
【0041】磁気センサ15は、エンジンが停止位置
(図2の位置)から図5の位置まで回動したときに、前
記基準センサから基準信号が出力されるとすると、その
時点から前記リングギア10の摩耗の少ない検出区間内
の歯先の通過を検出可能な位置に設置する。
【0042】即ち、基準センサから基準信号が出力され
るタイミングをTDCからθREF°、エンジンの回動抵
抗が最大となるタイミングがTDCからθTR°とすれ
ば、リングギア10の摩耗が最大となる位置と基準信号
が出力される位置との角度は(θREF°−θTR°)とな
る。ここで、スタータモータ14の取付位置と磁気セン
サ15の取付位置との角度をθとすれば、4気筒エンジ
ンの場合、リングギア10の摩耗が最大となる位置に対
し90°ずれた位置が最もリングギア10の摩耗が少な
くなるため、図5の磁気センサ15の位置から(θREF
°−θTR°)だけ後方に(90°−θ°)ずらした位置
が、リングギア10の摩耗が最も少ない位置になる。6
気筒エンジンの場合、同様に(θREF°−θTR°)だけ
後方に(60°−θ°)ずらした位置が、リングギア1
0の摩耗が最も少ない位置になる。
【0043】したがって、この摩耗が最も少ない位置の
前後の区間にて検出を行うことで、摩耗の影響を受けず
に、的確に検出を行える。
【0044】始めに磁気センサ15の取付位置、検出区
間を決めた場合は、その検出区間にリングギア10の摩
耗区間Aが一致しないようにスタータモータ14を設置
するが、この場合エンジンが停止しているときを基準に
すると、スタータモータ14の位置から所定角度前方の
区域がリングギア10の摩耗区間Aになるため、スター
タモータ14の位置設定を容易に行える。
【0045】一方、検出回路17は、図6に示すように
基準センサから基準信号が送られると、磁気センサ15
の信号のカウントを開始して回転角を測定し、所定数カ
ウントするとカウントを終了すると共に、これを基準信
号が送られる毎に繰り返す(ステップ1〜4)。
【0046】したがって、基準信号を基に、摩耗の少な
い磁気センサ15の検出区間にて、回転角を正確に検出
することができる。
【0047】なお、エンジンが図5の位置(基準信号発
生位置)からTDCに来たときの状態を図8に、TDC
後、所定角度回動したときの状態を図9に示す。
【0048】図10〜図17は本発明の他の実施例を示
すもので、エンジンの始動時にスタータモータ14のス
タータピニオン16の飛び込み駆動によって摩耗するリ
ングギア10の摩耗区間Gを磁気センサ15の検出区間
とずらせたものである。
【0049】この場合、リングギア10の摩耗区間G
は、図10のようにエンジンが停止している状態(4気
筒エンジンの場合、ATDCまたはBTDC90°)に
てスタータモータ14のスタータピニオン16がかみ合
うリングギア10の区域である。つまり、エンジンはピ
ストン上死点後の回動抵抗が0になる所定の位置で停止
するため、始動時のスタータピニオン16の飛び込み駆
動によってリングギア10の摩耗が進行する位置は、エ
ンジンが停止しているときのスタータモータ相当位置に
なる。この摩耗区間Gは、エンジン1回転につき、4気
筒エンジンの場合は図10のように2カ所、6気筒エン
ジンの場合は3カ所ある。
【0050】この摩耗区間Gから外れたリングギア10
の区間にて磁気センサ15が検出を行うように設置す
る。
【0051】磁気センサ15の検出区間を図11に基づ
いて説明する。#を付した番号は気筒番号であり、該当
する気筒のTDC位置を示す。基準センサからのRef
信号は、各気筒のTDC前の所定角度θ5(例えばBT
DC70°)にて出力される。
【0052】Ref信号が出力されると、磁気センサ1
5の信号パルスをカウントし始め、所定数(n+m)カ
ウントすると終了する。nはRef信号時(TDC前の
所定角度θ5)からTDC後の所定角度θ3(例えばAT
DC15°)までの区間Xの歯数を、mはTDC後の所
定角度θ3から所定角度θ3+θ4(例えば70°)まで
の区間Yの歯数を示す。
【0053】この区間Yの歯数mをカウントするカウン
ト時間tを計って、同一気筒の1計測前のカウント時間
0や他の気筒のカウント時間tsと比較することによ
り、その差が大きいとき等、気筒の失火を検出すること
ができる。
【0054】なお、歯数mのカウント終了から次のRe
f信号時までの区間Z(θ6…例えば25°)では、カ
ウントは行わない。したがって、この区間Zで磁気セン
サ15を通過するリングギア10の歯に摩耗あるいは歯
欠け等があっても、検出精度には全く影響がない。
【0055】磁気センサ15は、エンジンが停止位置
(図10の位置)から図12の位置まで回動したとき
に、基準センサからRef信号が出力されるとすると、
その時点からリングギア10の摩耗区間Gの直後方位置
から歯先の通過を検出し始める位置に設置する。
【0056】即ち、リングギア10の摩耗区間Gは、エ
ンジンが停止しているときのスタータモータ相当位置に
なるため、4気筒エンジンの場合、磁気センサ15は、
スタータモータ14の設置位置に対して、リングギア1
0の回転方向直前方位置Hに、または当該位置Hからリ
ングギア10の回転中心に対し対称位置Iに設置する。
【0057】エンジン(4気筒エンジンの場合)が図1
0の停止位置(BTDC90°)から図12の位置(B
TDCθ5)まで回動すると、前図11の区間Xに入
り、図13のようにTDCの位置を過ぎて、図14のよ
うにTDC後の所定角度θ3まで回動すると、区間Xを
終え、区間Yに入る。そして、図15のようにTDC後
の所定角度θ3+θ4まで回動すると、区間Yを終了す
る。
【0058】このリングギア10の摩耗区間Gの中心F
の軌跡と計測タイミングを図16に示す。磁気センサ1
5はH,Iのいずれの位置に設置しても同じであり、こ
の場合スタータモータ14の位置に対する磁気センサ1
5の取付位置の角度θ1は、90°+(θ3+θ4)<θ1
<90°+(θ3+θ4)+θ6であり、例えばθ3=15
°、θ4=70°、θ6=25°とした場合、175°<
θ1<200°または−5°<θ1<20°の位置に設置
すれば良い。
【0059】なお、このスタータモータ14、磁気セン
サ15のハウジング25への取付例を図17に表してあ
る。
【0060】したがって、スタータピニオン16の飛び
込みによる摩耗の影響を受けずに、エンジンの所定の回
転角度範囲にて、回転角の検出を的確に行える。
【0061】また、ピストン上死点後の所定の区間Yの
歯数をカウントすると共に、そのカウント時間つまり所
定の区間Yの回転速度を表す値を求めるので、同一気筒
の1計測前の値や他の気筒の値との比較によって、各気
筒の失火検出を的確に行える。
【0062】なお、磁気センサ15は、図16のJ等の
位置に設置することもできる。この場合、スタータモー
タ14の位置に対する磁気センサ15の取付位置の角度
θ1は、90°−θ5<θ1<90°+θ3となって、リン
グギア10の摩耗区間Gが区間Xに重なるが、区間Xに
歯の摩耗があっても、区間Yは相対的にずれるだけなの
で、区間Yの歯のカウント時間に基づく失火検出に影響
はない。このため、検出区間を大きくは取りにくい6気
筒エンジンでも、区間Yでの検出を的確に行って、失火
検出を行うことが可能である。
【0063】
【0064】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、エン
ジンのスタータモータのスタータピニオンとかみ合うリ
ングギアに対向する位置にリングギアの歯の通過を検出
する磁気センサを設けて、エンジンの回転状態を検知す
る回転検出装置において、エンジンの始動時のピストン
上死点前の回動抵抗の大きい区域にスタータピニオンと
かみ合うリングギアの区間を摩耗区間として、この摩耗
区間と磁気センサの検出区間とが重ならないようにスタ
ータモータと磁気センサとを設置するので、回動抵抗に
よる摩耗の影響を受けずに、検出を精度良く行うことが
できる。
【0065】第の発明によれば、エンジンのスタータ
モータのスタータピニオンとかみ合うリングギアに対向
する位置にリングギアの歯の通過を検出する磁気センサ
を設けて、エンジンの回転状態を検知する回転検出装置
において、エンジンが停止している状態にてスタータピ
ニオンがかみ合うリングギアの位置と、エンジンの所定
の回転角度範囲にてリングギアの歯の通過を検出する磁
気センサの検出区間とが重ならないように、スタータモ
ータと磁気センサとを設置するので、スタータピニオン
による摩耗の影響を受けずに、検出を精度良く行うこと
ができる。
【0066】第の発明によれば、4気筒エンジンにて
磁気センサの的確な検出区域を設定できる。
【0067】第の発明によれば、検出区間内にて検出
を的確に行える。
【0068】第の発明によれば、各気筒の失火等の判
定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】エンジン停止時の状態図である。
【図3】摩耗状態の説明図である。
【図4】摩耗状態の説明図である。
【図5】基準位置にあるときの状態図である。
【図6】検出フローチャートである。
【図7】エンジンの回動抵抗を示す特性図である。
【図8】ピストン上死点位置の状態図である。
【図9】検出区間の終了位置の状態図である。
【図10】他の実施例のエンジン停止時の状態図であ
る。
【図11】検出のタイミングチャートである。
【図12】基準位置にあるときの状態図である。
【図13】ピストン上死点位置の状態図である。
【図14】ピストン上死点後の所定角度における状態図
である。
【図15】検出区間の終了位置の状態図である。
【図16】摩耗区間の中心の軌跡と計測タイミングを示
す特性図である。
【図17】配置構成図である。
【符号の説明】
10 リングギア 11 クランク軸 12 フライホイール 13 ハウジング 14 スタータモータ 15 磁気センサ 16 スタータピニオン 17 検出回路 25 ハウジング
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01P 3/488 G01P 3/488 H (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 35/00 F02D 45/00 F02B 77/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのスタータモータのスタータピ
    ニオンとかみ合うリングギアに対向する位置にリングギ
    アの歯の通過を検出する磁気センサを設けて、エンジン
    の回転状態を検知する回転検出装置において、エンジン
    の始動時のピストン上死点前の回動抵抗の大きい区域に
    スタータピニオンとかみ合うリングギアの区間を摩耗区
    間として、この摩耗区間と磁気センサの検出区間とが重
    ならないようにスタータモータと磁気センサとを設置す
    ことを特徴とするエンジンの回転検出装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのスタータモータのスタータピ
    ニオンとかみ合うリングギアに対向する位置にリングギ
    アの歯の通過を検出する磁気センサを設けて、エンジン
    の回転状態を検知する回転検出装置において、エンジン
    が停止している状態にてスタータピニオンがかみ合うリ
    ングギアの位置と、エンジンの所定の回転角度範囲にて
    リングギアの歯の通過を検出する磁気センサの検出区間
    とが重ならないように、スタータモータと磁気センサと
    を設置することを特徴とするエンジンの回転検出装置。
  3. 【請求項3】 スタータモータの設置位置に対して、リ
    ングギアの回転方向直前方位置に、または当該位置から
    リングギアの回転中心に対し対称位置に磁気センサを設
    置する請求項2に記載のエンジンの回転検出装置。
  4. 【請求項4】 所定の基準信号を基に磁気センサが検出
    を行うようになっている請求項1または2に記載のエン
    ジンの回転検出装置。
  5. 【請求項5】 磁気センサの検出区間は、リングギアの
    通過歯数検出の所要時間から回転速度を表す値を求める
    区間である請求項1または2に記載のエンジンの回転検
    出装置。
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