JPH07259708A - 減圧弁用操作装置 - Google Patents

減圧弁用操作装置

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JPH07259708A
JPH07259708A JP7055110A JP5511095A JPH07259708A JP H07259708 A JPH07259708 A JP H07259708A JP 7055110 A JP7055110 A JP 7055110A JP 5511095 A JP5511095 A JP 5511095A JP H07259708 A JPH07259708 A JP H07259708A
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JP
Japan
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transmission lever
force transmission
rope roller
operating device
pressure reducing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7055110A
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English (en)
Inventor
Thomas Stark
シュタルク トーマス
Rudolf Krebs
クレプス ルドルフ
Helmut Zimmermann
ツィンマーマン ヘルムート
Harald Schliemann
シュリーマン ハラルト
Joerg Schlossarczyk
シュロッサーツツェユク ヨェルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N19/00Starting aids for combustion engines, not otherwise provided for
    • F02N19/004Aiding engine start by using decompression means or variable valve actuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/08Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for decompression, e.g. during starting; for changing compression ratio
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/02Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by hand, foot, or like operator controlled initiation means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N3/00Other muscle-operated starting apparatus
    • F02N3/02Other muscle-operated starting apparatus having pull-cords

Abstract

(57)【要約】 【目的】軸方向に運動する構成部を有しない小型のロー
プ引張スタータによって簡単で、確実に自動的に操作さ
れる減圧弁用の操作装置を提供する。 【構成】ロープ引張スタータを有する機動チェーンソー
等の内燃機関の減圧弁用操作装置。従来の操作装置で
は、減圧弁の開放および閉鎖のための調整操作運動は、
クラッチ要素の軸方向運動から導出された。本発明の操
作装置によって、携帯作業機械の小型に構成されたロー
プ引張スタータにより減圧弁を、軸方向にスライドされ
る構成部材なしで操作することができる。操作装置は、
ロープローラと減圧弁との間に配置された力伝達レバー
からなり、力伝達レバーの端部はロープローラによりそ
の回転方向に牽引される。始動過程の開始時にロープロ
ーラの回転角度がわずかであっても、減圧弁の開放に必
要な力伝達レバーの旋回運動を形成するのに十分であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロープ引張スタータを
有する内燃機関、例えばチェーンソー、カッティンググ
ラインダ等の携帯ないし小型作業機械の内燃機関の減圧
弁用操作装置に関する。本発明は特に、
【0002】ロープ引張スタータと、内燃機関のシリン
ダに配置された減圧弁と、力伝達レバーとを有する内燃
機関の減圧弁用操作装置であって、
【0003】前記減圧弁の弁要素にはその閉鎖位置では
力伝達レバーを介して力が加えられ、
【0004】前記力伝達レバーはその長手軸を中心に回
転可能に支承されており、該長手軸)ロープローラの回
転面にたいして間隔をおき、かつロープローラの回転軸
にたいして横方向に配され、
【0005】ロープローラの運動から導出された運動が
力伝達レバーの第1の端部をその回転軸を中心に回転さ
せるよう構成され、
【0006】これにより力伝達レバーの第2の端部が、
開放方向に弁要素に伝達される調整運動を行う、形式の
減圧弁用操作装置に関する。
【0007】
【従来の技術】米国特許第3687124号明細書か
ら、上記のような形式の操作装置が公知である。この操
作装置は、手動で始動する内燃機関の始動過程を、圧縮
工程中に燃焼室の減圧を行うことにより容易にするもの
である。燃焼室の上部領域には減圧弁が配置されてお
り、この弁は実質的に軸方向に移動する弁要素からな
る。弁要素は流出チャネルを閉鎖する。弁要素はばねに
よって閉鎖位置に保持される。減圧のためには、弁要素
をばねの力に対抗して開放しなければならない。このた
めに弁要素には力伝達レバーが係合している。このレバ
ーはロープ引張スタータの操作時に形成される、クラッ
チ要素の軸方向の結合運動を弁要素に伝達し、弁要素を
開放位置にもたらす。内燃機関が始動すると、オーバー
ラン(ワンウェイ)クラッチの一部として設けられたク
ラッチ要素は軸方向に元の位置に戻る。これにより力伝
達レバーも元へ戻り、減圧弁の弁要素は閉鎖する。シリ
ンダの燃焼室は再び圧力に対して密に閉鎖される。減圧
弁を開放および閉鎖するための調整操作運動は、クラッ
チ要素の軸運動から導出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】携帯作業機械に使用さ
れる場合のようにロープ引張スタータが小型に構成され
ているときには軸方向運動するクラッチ部が備えられて
いない。そのため減圧弁を公知の装置によって操作する
ことはできないという問題がある。
【0009】本発明の課題は、ロープ引張スタータを備
えた内燃機関の減圧弁用の操作装置を改善し、軸方向に
運動する構成部を有しない小型のロープ引張スタータに
よっても簡単で、動作が確実で自動的に操作される減圧
弁用の操作装置が得られるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、力伝達レバーの第1の端部はロープローラにより、
該ロープローラの回転方向に牽引されるように構成して
解決される。
【0011】
【作用】減圧弁の操作をもっぱらロープローラの回転運
動から導出される力伝達レバーの旋回運動によって行う
ことができるようになる。ロープローラの回転角がわず
かであっても、減圧弁の開放に必要な力伝達レバーの旋
回運動を形成することができる。相応にして、ロープ引
張スタータの反対方向での回転角がわずかであっても十
分に、始動過程の終了時に減圧弁を遅滞なく閉鎖するこ
とができる。
【0012】
【好適な実施の態様】有利には第1の端部はロープロー
ラの外周面に、例えば半径方向で摩擦結合する。ロープ
ローラが回転運動する際に、端部は伝達ロッドの旋回運
動によってその終端位置に達するまで回転方向に共に牽
引される。
【0013】有利な実施例では、力伝達レバーの長手軸
23とロープローラの回転軸24は1つの共通の交差点
を有する。即ち、力伝達レバーはクランクシャフトのよ
うに配置されている。
【0014】有利には力伝達レバーの第1の端部は回転
方向で、ロープローラの外側周面にその周方向で当間隔
に相互に配置された歯の間にある。この形状によりロー
プローラと力伝達レバーとの確実な結合が保証され、第
1の端部の終端位置も設定される。
【0015】力伝達レバーの第1の端部はまた摩擦リン
グの外周面に当接することもできる。この場合は摩擦リ
ングはロープローラに摩擦結合により支承される。ロー
プローラと摩擦リングとの間の摩擦は有利には、リング
ばねによって作り出される。ロープローラと摩擦リング
との間の摩擦力を越えると摩擦リングはロープローラを
中心に回転する。
【0016】有利にはそれぞれの端部は予圧下で外周面
に当接する。
【0017】本発明のさらなる構成は、従属請求項、明
細書および図面から明らかである。図面には本発明の実
施例が記載されている。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について詳述する。
【0019】図1には、ロープ引張スタータを備えた携
帯作業機械の内燃機関、例えば2サイクル機関が示され
ている。この内燃機関は、例えば機動式チェーンソー、
カッティンググラインダ、機動式鎌等に組み込まれる。
ロープ引張スタータはスタータカバー34に配置されて
おり、巻き付けられた引張ロープ15とこれに固定され
たハンドグリップ16を備えたロープローラ5を有す
る。操作者により引っ張られた引張ロープ15によって
ロープローラ5(ロープローラは半径方向にレリースさ
れるラチェット14を担持する)は回転運動させられ
る。この時ラチェット4はクラッチベル4に係合してい
る。クラッチベルは機関のクランクシャフトと固定的に
結合している。回転するクランクシャフトによりシリン
ダ3に配置されたピストンは上下に運動する。これによ
りシリンダ3の燃焼室へ流入する空気/燃料混合気が圧
縮され、点火プラグ19により点火される。
【0020】機関の始動時に操作者が必要とする力を小
さくするために、シリンダ3には弁要素28を備えた減
圧弁17が設けられている。弁要素はロープ引張スター
タの操作時に開放し、これにより燃焼室と外気との接続
チャネルが開放される。これによって燃焼室の圧縮圧力
が減少する。始動時には比較的に高い始動回転数を達成
することができ、このことは始動試行数が少なくても機
関の迅速で確実な起動にとって有利である。
【0021】弁要素28は力伝達レバー8によって操作
される。力伝達レバーはロープロータ5の回転運動を開
放運動として弁要素28に伝達し、弁要素は開放位置へ
もたらされる。力伝達レバー8はロープローラ5の回転
軸24にたいして横方向に延在しており、回転軸23を
中心にしてもっぱら回転するように旋回する。回転軸2
3は図示の実施例では力伝達レバーの長手軸と一致し、
有利にはロープローラ5の回転軸24にたいしてほぼ垂
直に延在する。ここでは、力伝達レバー8の長手軸23
がロープローラ5の回転軸24との交差点を有すると有
利である。すなわち、力伝達レバー8はクランクシャフ
トのように配置される。ロープローラから調整操作運動
を導出し減圧弁へ伝達するために、力伝達レバー8の長
手軸はロープローラ5の回転面にたいして距離を置いて
いる。ここで力伝達レバー8の端部10はロープローラ
による始動時にその回転方向に共に引っ張られ、これに
より他方の端部11は調整操作運動(回転軸を中心にし
た旋回運動)を行う。
【0022】力伝達レバー8は有利には伝達ロッド9か
らなる。伝達ロッド9はその軸方向の端部領域に適切な
手段25、26を有する。この手段はロープローラ5な
いし減圧弁17と係合しており、ロープローラの運動を
減圧弁に伝達することができる。図1によれば、伝達ロ
ッド9の軸方向端部領域では、端部材10、11が曲折
されている。ロープローラに配属された曲折端部材10
は伝達ロッド9の長さに対して比較的に短いレバーから
なることができ、このレバーはロープローラ5の外側周
面13に噛合している。曲折端部材10はロッド9が中
央(角度)位置にあるときロープローラ5の回転軸24
に対してほぼ平行に延在しており、伝達ロッド9と端部
材10はほぼ直角を成す。図1と図2の実施例では、曲
折端部材10は伝達ロッド9の反対側の端部に(先端)
突起12を有する。突起12は伝達ロッド9の長手軸2
3にたいしてほぼ平行に延在し、ロープローラ5の外側
周面13に半径方向に噛合ないし当接している。
【0023】ロープローラ5の回転運動を力伝達レバー
8に伝達するために、図2では突起12が歯車状の隆起
部22の中間空間27に形状的に噛合している。突起1
2は曲折端部材10にたいしてほぼ直角に突出してい
る。隆起部22はロープローラの軸方向に延在し、半径
方向外方に突出している。突起12は伝達ロッド9と同
じように有利には円形の横断面を有する。これにより力
伝達レバーの旋回時に部分円運動が歯22の側縁によっ
て妨げられることがない。突起12は有利には、ロープ
ローラ5の外側周面13の上方に次のように配置されて
いる。すなわち、力伝達ロッド8が中央位置にあって突
起12がロープローラ15の回転軸に対して正確に半径
方向にあるとき、曲折端部材10とは反対側の突起端部
が中間空間27の底部には当接しないように配置されて
いる。このとき突起は有利には少なくとも歯22の高さ
を有し、これにより曲折端部10は旋回中に歯22によ
って妨げられることがない。
【0024】レバー状の曲折端部材10は有利には軸方
向にも、ロープローラ5の歯22の中間空間27に噛合
することができる。この場合、曲折端部材10が予圧下
に中間空間27の底部に当接するよう力伝達レバー8を
配置すると有利である。これにより半径方向の圧力がロ
ープローラに及ぼされる。半径方向の予圧下で支えられ
る場合には、力伝達レバー8の第1の曲折端部10とロ
ープローラ5との間の摩擦結合が得られる。これにより
図3に示すように、ロープローラ5の外側周面13を平
らに構成することができる。外側周面13を摩擦層によ
りザラザラにしたり被覆することにより摩擦結合力をさ
らに高めることができる。
【0025】別の図示しない実施例では、力伝達ロッド
9の端部10を歯車として構成することもできる。この
歯車は歯22により形成される噛合部に噛合し、同じよ
うにして力伝達レバー8の旋回運動を行う。しかし歯車
は、力伝達レバーの終端位置でロープローラのさらなる
回転を保証するために滑り結合(Rutschkupplung)によ
り力伝達レバー8に固定すべきである。
【0026】曲折端部10は予付勢力(バイアス)によ
り軸方向にロープローラの端面に当接することもでき
る。この場合、端面は有利には同じようにザラザラにす
るかまたは被覆により高められた摩擦を有するものとす
る。
【0027】引張ロープ15を引っ張ることによる機関
の始動時に、ロープローラ5は矢印方向20に回転し、
力伝達レバー8の端部10を矢印21の方向に共に牽引
する。曲折端部材11により形成される第2の端部11
は減圧弁17の弁要素28に当接し、弁要素28は復帰
ばねの力に抗してその閉鎖位置から持ち上げられる。こ
れによりシリンダの燃焼室の圧縮圧力を低減することが
できる。弁要素28は、ロープローラの回転運動がわず
かであってもこれから導出された力伝達レバー8の矢印
21への旋回運動によってすぐに開放される。ロープロ
ーラ5がさらに回転すると、歯22はその間に把持され
た力伝達レバー8の端部10をラチェットのように通過
する。その際、開放位置にある減圧弁17の弁要素28
は力伝達レバー8の旋回運動に対するストッパを形成す
る。第1の端部10は、約20°から約60°のロープ
ローラ5の回転角αにわたって、減圧弁17の閉鎖位置
から開放位置への所要の調整操作運動を行う。図2の実
施例では角度αは約45°である。
【0028】ロープローラ5は、引張ロープ15が引っ
張られる際にはまだラチェット14を介してクラッチベ
ル4と連結している。燃焼室における空気/燃料混合気
を点火プラグ19を用いて点火することにより機関の始
動を可能にするためには、減圧弁17が閉じていなけれ
ばならない。そのためにはロープローラ5がわずかに逆
転すれば十分である。この逆転は螺旋状の復帰ばね6に
より駆動される。減圧弁の閉鎖は、空気/燃料混合気の
点火後に燃焼室の燃焼圧力が減圧弁の弁要素28を閉鎖
位置へ押圧することによっても行うことができる。弁要
素に当接する、力伝達レバー8の第2の曲折端部材11
は閉鎖運動に追従する。これによって第1の端部材10
も復帰回転し、ロープローラは復帰ばね6の力に支援さ
れて逆転する。
【0029】減圧弁17を制御するために力伝達レバー
8のレバー形状を変化することができる。これは例え
ば、曲折端部材10と11を異なる長さに構成すること
により可能である。このことには、レバーによる有利な
変換比が実現され、減圧弁を開放するためにわずかな力
しか必要ないという利点がある。同じ作用が、端部材1
0と11が力伝達ロッドにたいして異なる角度を有する
ようにしても得られる。減圧弁側の端部材11の調整距
離は、減圧弁の閉鎖位置で有利にはストッパ30により
制限される。ストッパ30はばね状に構成することがで
き、例えば機関のカバーキャップ7に取り付けられる。
これにより下方端部材10の調整距離も制限され、した
がって減圧弁の閉鎖位置では、下方端部材10が常にロ
ープローラ5の外側周面13と噛合していることが保証
される。同じようにして、減圧弁の開放位置もストッパ
により制限することができる。このストッパは下方端部
材10を外周面との接触状態に保持する。ロープローラ
のロックを阻止し、レバーがいつでも回転方向の変化に
追従できることを保証するために、弾性にたわむ力伝達
レバーが使用されことが有利である。この力伝達レバー
は例えばばね鋼のような高い弾性率を有する材料からな
る。これによって伝達ロッド9のよじれ、ないし曲折端
部材10と11の間の逃げ・たわみが可能である。
【0030】中間空間27に噛合する曲折端部材10な
いし突起12のの幅は2つの順次連続する歯22の間隔
よりわずかに小さくすると有利であることが判明した。
【0031】図5および図6による別の実施例では、力
伝達レバー8は摩擦リング32の外周面13に当接す
る。摩擦リングはロープローラ5に摩擦結合して支承さ
れている。摩擦結合は有利にはリングばね33によって
作り出される。リングばねは一例として摩擦リング32
とロープローラ5の間に支承されている。摩擦リング3
2とリングばね33は有利には次のようにロープローラ
5の外周面の収容溝35に配置されている。すなわち、
リングばね33は、摩擦リング32を収容溝35の制限
壁36にたいして軸方向に押圧するように配置されてい
ると共に反対方向では対向する制限壁37に支持されて
いる。リングばね33によって摩擦リング32に及ぼさ
れる摩擦力により、摩擦リングは摩擦力を上回るときに
初めてロープローラを中心に回転することができる。摩
擦力は有利には、これが減圧弁の開放に必要な力よりも
大きいように選定される。
【0032】力伝達レバー8はその曲折端部材10(さ
らに先端突起12)を介して中間空間27へ噛合する。
中間空間は摩擦リング32の外側周面13上に歯と歯2
2の間に配置されている。始動装置の操作時にロープロ
ーラ5は矢印20の方向に回転運動させられ、摩擦リン
グ32とリングばね33との間の摩擦力によって摩擦リ
ングを回転方向に連行する。これにより減圧弁は力伝達
レバー8の回転によって開放位置へもたらされる。燃焼
室の減圧によって始動装置の引張ロープを比較的わずか
な引張力で十分に引っ張ることができ、ロープローラを
機関を始動するための十分に高い回転速度にもたらすこ
とができる。引張ロープが完全に引き出された際に機関
が点火されれば、ロープローラがわずかに逆転するだけ
で十分に減圧弁を再び閉鎖することができる。燃焼室は
再び完全な圧縮圧力となり、機関は正常に加速すること
ができる。この過程の際には摩擦リング32とロープロ
ーラ5との相対運動は生じない。そのため減圧弁の開放
および閉鎖は、図1から図4の前の実施例と同じように
機能する。
【0033】機関の点火が比較的に早い時点で、すなわ
ち引張ロープが完全に引き出されていない状態で行われ
た場合、減圧弁は燃焼室で急速に上昇する圧力によって
閉鎖される。減圧弁の閉鎖運動は力伝達レバー8によっ
て摩擦リング32に伝達される。燃焼室内圧によって減
圧弁に及ぼされる閉鎖力は、摩擦リング32とリングば
ね33との間の摩擦力を上回る。したがって、ロープロ
ーラが操作者により引っ張られた引張ロープによりさら
に前方へ回転させられても、摩擦リングは逆転すること
ができる。摩擦リング32はロープローラ5にたいして
相対的に回転する。これにより最初の点火時点から減圧
弁は閉鎖位置となり、ロープローラのさらなる回転運動
によって阻止されることはない。
【0034】減圧弁にたいして開放位置および閉鎖位置
用の係止(ロック)位置を設けると有利である。このた
めに図7では締め付けばね38が設けられている。この
締め付けばねには有利には力伝達レバー8の下方端部材
10が旋回して入り込むことができ、これにより減圧弁
の開放位置を固定(ロック)することができる。締め付
けばね38は例えば機関カバーキャップ7に取り付けら
れる。締め付けばねはほぼ円形の内部空間39を取り囲
み、下方端部の旋回方向に片側が開口している。内部空
間は力伝達レバー8の下方端部材10を収容する。開口
部はストッパ壁40と41によって画成される。ストッ
パ壁は締め付けばねの内部空間39の方向に先細になっ
ており、通路42を制限している。通路の直径は力伝達
レバー8の下方端部材10の直径より小さい。これによ
って、下方端部材10を内部空間39(減圧弁の開放位
置)へ旋回させるのに必要な力が、下方端部材10を内
部空間39にある係止位置から解除するのに必要な力よ
りも小さいことが保証される。
【0035】締め付けばね(Klemmfeder)38を、減圧
弁を開放位置に固定するために使用することはとくに、
ロープローラ5に支承された前記の摩擦リング32との
摩擦結合した接続に適する。締め付けばね38は有利に
は、力伝達レバーの下方端部材10を係止位置へ旋回す
るために必要な力が、摩擦リング32とリングばね33
との間の摩擦力よりも小さく、かつ下方端部材10を係
止位置から解除するための力は摩擦リングとリングばね
との間の摩擦力よりも大きいように選定される。始動装
置の操作時に、力伝達レバー8の下方端部材10は締め
付けばね38の内部空間39へ旋回して入り込む。その
際、摩擦リング32とリングばね33との間の摩擦力に
基づき、摩擦リング32はロープローラ5と共に回転運
動させられる。下方端部材10を係止位置に固定するこ
とによって、減圧弁から力伝達レバーを介してロープロ
ーラへ伝達される弁要素の復帰力が伝達されない。この
ことは始動装置をとくにわずかな引張力で操作するのに
有利である。機関の始動後、燃焼室の内部空間にある力
が力伝達レバーの下方端部材10を係止位置から押し出
し、これにより力伝達レバーは、復原方向へ旋回可能と
なり、減圧弁は閉鎖位置にもたらされる。
【0036】それに対し、機関の始動時において未点火
の間は、力伝達レバーの下方端部材10は締め付けばね
38内に係止されており、減圧弁も開放位置に留まる。
【0037】ロープローラ5の復帰ばね6の力は、ロー
プローラを出発位置へ逆転させるのに作用する。この
間、摩擦リングは下方端部材10ないし突起12の噛合
位置によって位置を変えないままである。したがってロ
ープローラ5は摩擦リング32の下で空転し出発位置へ
戻る。この出発位置から新たな始動試行を開始すること
ができる。この構成によって、始動試行を繰り返す際に
も減圧弁を一度開放位置にするだけでよい。その際に力
伝達レバーの係止位置ではロープローラないし摩擦リン
グとの噛合がもう行われないようにすると有利である。
これによって力伝達レバーおよび減圧弁の摩耗がさらに
低減される。力伝達レバーは燃料/空気混合気の始動
後、燃焼室内圧によって再び摩擦リングとの噛合位置へ
もたらされ、ロープローラの位置に関係なく閉鎖位置へ
戻る。
【0038】ここに図示しない実施例では、係止ばねの
機能を減圧弁に直接組み込まれた係止位置により、例え
ば係止ばねまたはばね負荷されたボールを介して引き継
ぐことができる。その際この機能は、前記の締め付けば
ねの機能に相応する。
【0039】力伝達レバーは図1では案内部20によっ
てシリンダ3に支承することができる。また図4の別の
実施例では、機関カバーキャップ7に支承することもで
きる。その際支承は、伝達ロッド9の領域でのたわみを
回避するため、伝達ロッドの全長にわたって行うことが
できる。しかし力伝達レバー8を機関ブロック2に支承
することもできる。力伝達レバーは有利には、伝達ロッ
ド9と回転しないように結合された支承スリーブ31を
介して軸方向に、失われることのないように案内部に保
持される。図4参照。
【0040】伝達ロッド9は曲折端部材10と11と共
に有利には一体の構成部材を形成する。この構成部材は
わずかな製造コストで製造することができる。
【0041】減圧弁に対する操作装置は電動的に駆動さ
れる始動装置にも使用することができる。小型の作業装
置、とりわけ携帯作業装置では、長時間にわたって疲労
しない作業を可能にするため作業装置の総重量をできる
だけ小さくすることに注意しなければならない。この理
由から、内燃機関用のスタータとして機能する電動機は
できるだけ小型に構成しなければならない。このこと
は、わずかな始動力で内燃機関を始動することができる
ようにするため、減圧弁を使用することに関連する。こ
の種の電動スタータでは、減圧弁を閉鎖位置から開放位
置へもたらすための力伝達レバーの調整操作運動を電動
スタータの回転可動部材によって行うのが常套である。
内燃機関の始動後、力伝達レバーは旋回して戻り、減圧
弁の弁要素は再び閉鎖する。
【0042】
【発明の効果】本発明の基本構成(請求項1)により、
軸方向に運動する構成部を有しない小型のロープ引張ス
タータによっても簡単で、確実に自動的に操作される減
圧弁用の操作装置が得られる。
【0043】さらに、この基本構成体、従属請求項に示
す具体的かつ多様な展開の基礎を提供する。各従属請求
項の特徴の付加により、さらに具体的な効果が付加され
るが、その詳細は、実施例に記載した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロープ引張スタータと減圧弁と力伝達レバーと
ロープローラを有する内燃機関の一実施例の概略的展開
図である。
【図2】力伝達レバーと噛合したロープローラの一実施
例の概略図である。
【図3】ロープローラと力伝達レバーの別の実施例の斜
視図である。
【図4】ロープローラと、機関のカバーキャップに支承
された力伝達レバーの実施例の側面図である。
【図5】外側に摩擦リングを有するロープローラの一実
施例の正面図である。
【図6】図5のロープローラの側面図である。
【図7】締め付けばねと係止される力伝達レバーの一実
施例の概略図である。
フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート ツィンマーマン ドイツ連邦共和国、71394 ケルネン イ ー.エル.、イェガーシュトラーセ 8 (72)発明者 ハラルト シュリーマン ドイツ連邦共和国、71334 ヴァイプリン ゲン、ガルゲンベルク 31 (72)発明者 ヨェルク シュロッサーツツェユク ドイツ連邦共和国、71346 ヴィネンデン、 レーマーシュトラーセ 25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロープ引張スタータと、内燃機関(1)の
    シリンダ(3)に配置された減圧弁(17)と、力伝達
    レバー(8)とを有する内燃機関の減圧弁用操作装置で
    あって、 前記減圧弁の弁要素(28)にはその閉鎖位置では力伝
    達レバーを介して力が加えられ、 前記力伝達レバーはその長手軸(23)を中心に回転可
    能に支承されており、該長手軸(23)はロープローラ
    (5)の回転面にたいして間隔をおき、かつロープロー
    ラ(5)の回転軸(24)にたいして横方向に配され、 ロープローラ(5)の運動から導出された運動が力伝達
    レバー(8)の第1の端部(10)をその回転軸(2
    3)を中心に回転させるよう構成され、 これにより力伝達レバー(9)の第2の端部が、開放方
    向に弁要素(28)に伝達される調整運動を行う、形式
    の減圧弁用操作装置において、 力伝達レバー(8)の第1の端部はロープローラ(5)
    により、該ロープローラの回転方向(20)に牽引され
    るよう構成したことを特徴とする減圧弁用操作装置。
  2. 【請求項2】第1の端部(10)はロープローラ(5)
    の外周面(13)に摩擦結合して当接している、請求項
    1記載の操作装置。
  3. 【請求項3】第1の端部(10)は前記ロープローラの
    回転方向(20)で、ロープローラ(5)の外周面(1
    3)に配置された歯(22)の間に形状的に係合する、
    請求項1記載の操作装置。
  4. 【請求項4】第1の端部(10)は摩擦リング(32)
    の外周面(13)に当接しており、 該摩擦リングはロープローラ(5)に摩擦結合して支承
    されている、請求項2または3記載の操作装置。
  5. 【請求項5】摩擦結合は、ロープローラ(5)と摩擦リ
    ング(32)との間に作用するリングばね(33)によ
    って作り出される、請求項4記載の操作装置。
  6. 【請求項6】第1の端部(10)は予圧下で、ロープロ
    ーラ(5)の外側周面(13)に当接している、請求項
    1から5までのいずれか1項記載の操作装置。
  7. 【請求項7】力伝達レバー(8)の長手軸(23)はロ
    ープローラ(5)の回転軸(24)と交差する、請求項
    1から6までのいずれか1項記載の操作装置。
  8. 【請求項8】力伝達レバー(8)は、曲折した端部材
    (10、11)を備えた、力伝達レバー(8)の長手軸
    (23)にある伝達ロッド(9)からなり、 前記端部材は力伝達レバーの第1ないし第2の端部を形
    成する、請求項1から7までのいずれか1項記載の操作
    装置。
  9. 【請求項9】第1の端部は曲折端部材(10)の先端突
    起(12)により形成され、 前記突起は伝達ロッド(9)の長手軸(23)に対して
    ほぼ平行であり、ロープローラ(5)の外側周面(1
    3)にほぼ半径方向で噛合する、請求項8記載の操作装
    置。
  10. 【請求項10】減圧弁を閉鎖方向に向ける力伝達レバー
    (8)の調整運動は、ストッパ(3)により制限され
    る、請求項1から9までのいずれか1項記載の操作装
    置。
  11. 【請求項11】減圧弁(17)を閉鎖位置から開放位置
    へもたらす力伝達レバー(8)の第1の端部(10)の
    旋回距離は、ロープローラ(5)の約20°から60°
    の旋回角(α)で経過する、請求項1から10までのい
    ずれか1項記載の操作装置。
  12. 【請求項12】力伝達レバー(8)はシリンダ(3)に
    案内部(29)を介して支承されている、請求項1から
    11までのいずれか1項記載の操作装置。
  13. 【請求項13】力伝達レバー(8)はエンジンカバーキ
    ャップ(7)に支承されて、請求項1から11までのい
    ずれか1項記載の操作装置。
  14. 【請求項14】力伝達レバー(8)は、高い弾性率を有
    する材料請求項1から13までのいずれか1項記載の操
    作装置。
JP7055110A 1994-02-19 1995-02-20 減圧弁用操作装置 Withdrawn JPH07259708A (ja)

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DE4405313.4 1994-02-19
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JP7055110A Withdrawn JPH07259708A (ja) 1994-02-19 1995-02-20 減圧弁用操作装置

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US5582143A (en) 1996-12-10
DE4405313A1 (de) 1995-08-24
FR2716500B1 (fr) 1996-06-28

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