JPH0725956B2 - 耐油、耐候性ゴム組成物 - Google Patents
耐油、耐候性ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH0725956B2 JPH0725956B2 JP12435086A JP12435086A JPH0725956B2 JP H0725956 B2 JPH0725956 B2 JP H0725956B2 JP 12435086 A JP12435086 A JP 12435086A JP 12435086 A JP12435086 A JP 12435086A JP H0725956 B2 JPH0725956 B2 JP H0725956B2
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- Japan
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- component
- ethylene
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- copolymer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械的性質に優れた、更には、耐熱性、耐寒
性、耐水性が改良された耐油性、耐候性ゴム組成物に関
する。更に詳しくは、アルキルアクリレート系共重合
体、エチレン−α−オレフィン系共重合体、および、変
性オレフィン系共重合体を必須成分とするゴム組成物に
関するものである。
性、耐水性が改良された耐油性、耐候性ゴム組成物に関
する。更に詳しくは、アルキルアクリレート系共重合
体、エチレン−α−オレフィン系共重合体、および、変
性オレフィン系共重合体を必須成分とするゴム組成物に
関するものである。
二種以上のエラストマーをブレンドすることにより、単
一エラストマーでは得られない性能をひきだす手法は古
くから行なわれている。新規な性能を付与すること以外
にも、加工性の向上や原材料費を低減する目的にもブレ
ンド手法が用いられている。代表例として、タイヤのト
レッド用素材としてのスチレン−ブタジエン共重合体
(以下SBRと略す)とブタジエン重合体(以下BRと略
す)とのブレンド組成物やタイヤのサイドウオール用素
材としてのSBRとエチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合体(以下EPDMと略す)のブレンド組成物などが挙
げられる。後者の例にみられるごとく、EPDMと他のジエ
ン系エラストマーのブレンドは、耐候性、特に耐オゾン
性を向上させることを目的とするものであるが、ブレン
ド物の機械的性質はブレンドすることにより低下する傾
向にあるのが一般的であった。EPDMとブレンドする相手
が、極性の高いエラストマーである場合は、特にその傾
向が著しく、ブレンドゴムはその劣った機械的性質のた
め、実用に供し得ないものであった。
一エラストマーでは得られない性能をひきだす手法は古
くから行なわれている。新規な性能を付与すること以外
にも、加工性の向上や原材料費を低減する目的にもブレ
ンド手法が用いられている。代表例として、タイヤのト
レッド用素材としてのスチレン−ブタジエン共重合体
(以下SBRと略す)とブタジエン重合体(以下BRと略
す)とのブレンド組成物やタイヤのサイドウオール用素
材としてのSBRとエチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合体(以下EPDMと略す)のブレンド組成物などが挙
げられる。後者の例にみられるごとく、EPDMと他のジエ
ン系エラストマーのブレンドは、耐候性、特に耐オゾン
性を向上させることを目的とするものであるが、ブレン
ド物の機械的性質はブレンドすることにより低下する傾
向にあるのが一般的であった。EPDMとブレンドする相手
が、極性の高いエラストマーである場合は、特にその傾
向が著しく、ブレンドゴムはその劣った機械的性質のた
め、実用に供し得ないものであった。
近年、一連の自動車排ガス規制、パワーステアリング、
空調、排ガスコンバータなど、多くの快適な性能および
信頼性の要求によって、自動車のエンジン温度は上昇し
てきており、またコンパクトなフードアセンブリによっ
てもエンジンルーム内の温度は上昇を来たしている。さ
らに、ハイパワーと高速性能がエンジンまたはギヤオイ
ル、冷却水、燃料などの温度を上昇させている。このよ
うな自動車エンジンの高温化、並びに一般産業機械の高
速、高性能化などにより耐久性、耐熱性にすぐれた耐油
性ゴム材料が強く要望されるようになった。
空調、排ガスコンバータなど、多くの快適な性能および
信頼性の要求によって、自動車のエンジン温度は上昇し
てきており、またコンパクトなフードアセンブリによっ
てもエンジンルーム内の温度は上昇を来たしている。さ
らに、ハイパワーと高速性能がエンジンまたはギヤオイ
ル、冷却水、燃料などの温度を上昇させている。このよ
うな自動車エンジンの高温化、並びに一般産業機械の高
速、高性能化などにより耐久性、耐熱性にすぐれた耐油
性ゴム材料が強く要望されるようになった。
このようなゴム材料として、アルキルアクリレート系共
重合体(以下アクリルゴムと略す)があるが、アクリル
ゴムは加工性、加硫成形性、機械的性質、耐寒性等が劣
るのが現状である。
重合体(以下アクリルゴムと略す)があるが、アクリル
ゴムは加工性、加硫成形性、機械的性質、耐寒性等が劣
るのが現状である。
〔問題点を解決するための手段) 本発明者は、これらの点に鑑み、鋭意研究した結果、ア
ルキルアクリレート系共重合体、エチレン−α−オレフ
ィン系共重合体に変性オレフィン系共重合体をブレンド
することにより良好な機械的強度を有し、かつ、耐熱
性、耐寒性、耐水性、耐油性、耐候性のバランスの優れ
たゴム組成物を製造し得ることを見出し、本発明に到達
した。
ルキルアクリレート系共重合体、エチレン−α−オレフ
ィン系共重合体に変性オレフィン系共重合体をブレンド
することにより良好な機械的強度を有し、かつ、耐熱
性、耐寒性、耐水性、耐油性、耐候性のバランスの優れ
たゴム組成物を製造し得ることを見出し、本発明に到達
した。
即ち、本発明は、アルキルアクリレート系共重合体
(A)と、エチレン−α−オレフィン系共重合体(B)
とエチレン−α−オレフィン系共重合体にアミノ基、ヒ
ドロキシル基、エポキシ基、カルボキシル基、または酸
無水物基を有する反応性単量体を上記共重合体100重量
部当り0.01〜20重量部付加させた変性オレフィン系共重
合体(C)とを必須成分とするゴム組成物に関するもの
である。
(A)と、エチレン−α−オレフィン系共重合体(B)
とエチレン−α−オレフィン系共重合体にアミノ基、ヒ
ドロキシル基、エポキシ基、カルボキシル基、または酸
無水物基を有する反応性単量体を上記共重合体100重量
部当り0.01〜20重量部付加させた変性オレフィン系共重
合体(C)とを必須成分とするゴム組成物に関するもの
である。
本発明で使用されるアルキルアクリレート系共重合体
(A)は、一般にアクリルゴムと呼ばれる重合体でエチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート等のアルキルアク
リレート、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチ
ルアクリレート等のアルコキシアルキルアクリレート、
アルキルチオアルキルアクリレートなどの単独重合体ま
たは相互共重合体、更にはこれらのアクリレートと共重
合可能な少くとも1種の他の単量体、例えばアクリロニ
トリル、スチレン、活性塩素を分子内に有する2−クロ
ルエチルビニルエーテル、ビニルベンジルクロライド、
ビニルクロルアセテート、ビニルクロルプロピオネー
ト、アリルクロルアセテート、アリルクロルプロピオネ
ート、エポキシ基を分子内に有するグリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエ
ーテル、カルボキシル系のラトラヒドロベンジルアクリ
レート、ミクロペンテニルアクリレート等のジエン系の
エチレンデンノルボルネン、ビニルノルボルネンなどの
架橋点となる活性基を有するコモノマー、更にはジビニ
ルベンゼンなどを約40重量%以下の割合で共重合させた
共重合体である。
(A)は、一般にアクリルゴムと呼ばれる重合体でエチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート等のアルキルアク
リレート、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチ
ルアクリレート等のアルコキシアルキルアクリレート、
アルキルチオアルキルアクリレートなどの単独重合体ま
たは相互共重合体、更にはこれらのアクリレートと共重
合可能な少くとも1種の他の単量体、例えばアクリロニ
トリル、スチレン、活性塩素を分子内に有する2−クロ
ルエチルビニルエーテル、ビニルベンジルクロライド、
ビニルクロルアセテート、ビニルクロルプロピオネー
ト、アリルクロルアセテート、アリルクロルプロピオネ
ート、エポキシ基を分子内に有するグリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエ
ーテル、カルボキシル系のラトラヒドロベンジルアクリ
レート、ミクロペンテニルアクリレート等のジエン系の
エチレンデンノルボルネン、ビニルノルボルネンなどの
架橋点となる活性基を有するコモノマー、更にはジビニ
ルベンゼンなどを約40重量%以下の割合で共重合させた
共重合体である。
本発明で使用されるエチレン−α−オレフィン系共重合
体(B)はエチレン−プロピレンゴムに代表される共重
合体で、エチレン−α−オレフィン系共重合体、および
/またはエチレン−α−オレフィン−ジエン三元共重合
体が挙げられる。ここでα−オレフィンとしては炭素数
3〜8のα−オレフィンすなわち、プロピレン、ブテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1が挙げられるが、プ
ロピレンが好ましい。ジエン系モノマーとして1,4−ヘ
キサジエンのような開鎖非共役ジオレフィン、ジシクロ
ペンタジエンのような環状ジエン、エチリデンノルボル
ネンのようなアルキリデンノルボルネンなどが挙げられ
る。
体(B)はエチレン−プロピレンゴムに代表される共重
合体で、エチレン−α−オレフィン系共重合体、および
/またはエチレン−α−オレフィン−ジエン三元共重合
体が挙げられる。ここでα−オレフィンとしては炭素数
3〜8のα−オレフィンすなわち、プロピレン、ブテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1が挙げられるが、プ
ロピレンが好ましい。ジエン系モノマーとして1,4−ヘ
キサジエンのような開鎖非共役ジオレフィン、ジシクロ
ペンタジエンのような環状ジエン、エチリデンノルボル
ネンのようなアルキリデンノルボルネンなどが挙げられ
る。
変性オレフィン系共重合体(C)は上述したエチレン−
α−オレフィン系共重合体に、各種官能基を持つ反応性
単量体を付加することにより得ることができる。
α−オレフィン系共重合体に、各種官能基を持つ反応性
単量体を付加することにより得ることができる。
エチレン−α−オレフィン系共重合体に付加される反応
性単量体としてはアミノ基、ヒドロキシル基、エポキシ
基、カルボキシル基または酸無水物基を含有する単量体
が挙げられる。
性単量体としてはアミノ基、ヒドロキシル基、エポキシ
基、カルボキシル基または酸無水物基を含有する単量体
が挙げられる。
具体的には、アミノ基を含有する単量体としてジエチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノメ
チル(メタ)アクリレート、ビニルピリジンなどが挙げ
られる。
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノメ
チル(メタ)アクリレート、ビニルピリジンなどが挙げ
られる。
ヒドロキシル基を含有する単量体としては、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。
エポキシ基を含有する単量体としては、グリシジル(メ
タ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニル
グリシジルエーテルなどが挙げられる。
タ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニル
グリシジルエーテルなどが挙げられる。
またカルボキシル基または酸無水物基を含有する単量体
としては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
無水イタコン酸、ハイミック酸、無水ハイミック酸など
のα,β−不飽和カルボン酸またはその酸無水物が挙げ
られる。
としては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
無水イタコン酸、ハイミック酸、無水ハイミック酸など
のα,β−不飽和カルボン酸またはその酸無水物が挙げ
られる。
これらのうちエチレン−α−オレフィン系共重合体への
付加反応操作の行ない易さから、カルボキシル基または
酸無水物基を含有する単量体化合物が好ましく、中でも
無水マレイン酸が特に好ましい。
付加反応操作の行ない易さから、カルボキシル基または
酸無水物基を含有する単量体化合物が好ましく、中でも
無水マレイン酸が特に好ましい。
これら反応性単量体のエチレン−α−オレフィン系共重
合体への付加量はゴム100重量部当り0.01〜20重量部、
好ましくは0.2〜5重量部である。0.01重量部未満では
本発明の効果であるところの機械的強度、及び耐熱性、
耐油性改良効果に乏しく、20重量部を越えるとゲル化に
よりゴムとしての特性が損われる。
合体への付加量はゴム100重量部当り0.01〜20重量部、
好ましくは0.2〜5重量部である。0.01重量部未満では
本発明の効果であるところの機械的強度、及び耐熱性、
耐油性改良効果に乏しく、20重量部を越えるとゲル化に
よりゴムとしての特性が損われる。
エチレン−α−オレフィン系共重合体への各種官能基を
含有する単量体の付加反応については、特公昭39−6384
に記されている方法を利用することができる。すなわち
エチレン−α−オレフィン系共重合体と各種単量体を固
相状態で混合加熱することにより反応せしめることがで
きる。
含有する単量体の付加反応については、特公昭39−6384
に記されている方法を利用することができる。すなわち
エチレン−α−オレフィン系共重合体と各種単量体を固
相状態で混合加熱することにより反応せしめることがで
きる。
加熱方法は密閉型混練機による方法でも押し出し機等に
より連続的に加熱反応させる方法のいずれでも良い。こ
の際反応を促進させるため1部過酸化物を用いることも
できる。
より連続的に加熱反応させる方法のいずれでも良い。こ
の際反応を促進させるため1部過酸化物を用いることも
できる。
本発明における(A)成分と{(B)+(C)}成分の
配合比については機械的強度、耐寒性、耐水性、耐熱
性、耐油性のバランスという面からは(A)成分/
{(B)+(C)}成分の配合重量比が90/10〜10/90の
範囲、更に好ましくは80/20〜20/80であり、90/10を下
まわると機械的強度、耐寒性、耐水性が劣り、10/90を
越えると耐油性、耐熱性が十分でない。かつ(B)成分
と(C)成分の配合比については機械的強度及び耐熱
性、耐油性の向上という面から(B)成分/(C)成分
の配合重量比が0/100〜70/30の範囲、更に好ましくは0/
100〜60/40である。70/30を越えると機械的強度、耐油
性、耐熱性が十分でなくなる。
配合比については機械的強度、耐寒性、耐水性、耐熱
性、耐油性のバランスという面からは(A)成分/
{(B)+(C)}成分の配合重量比が90/10〜10/90の
範囲、更に好ましくは80/20〜20/80であり、90/10を下
まわると機械的強度、耐寒性、耐水性が劣り、10/90を
越えると耐油性、耐熱性が十分でない。かつ(B)成分
と(C)成分の配合比については機械的強度及び耐熱
性、耐油性の向上という面から(B)成分/(C)成分
の配合重量比が0/100〜70/30の範囲、更に好ましくは0/
100〜60/40である。70/30を越えると機械的強度、耐油
性、耐熱性が十分でなくなる。
本発明の組成物には必須成分である(A)成分(B)成
分及び、(C)成分の他、必要に応じてゴム工業で常用
される各種配合剤、例えば補強剤および/または充てん
剤、可塑剤、加工助剤、老化防止剤、加硫剤を加え、ロ
ール・バンバリー等の混合機を用いて混練されたもの、
および、その加硫成形物も含まれる。
分及び、(C)成分の他、必要に応じてゴム工業で常用
される各種配合剤、例えば補強剤および/または充てん
剤、可塑剤、加工助剤、老化防止剤、加硫剤を加え、ロ
ール・バンバリー等の混合機を用いて混練されたもの、
および、その加硫成形物も含まれる。
以下に実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこ
れらによって何ら制限されるものではない。
れらによって何ら制限されるものではない。
尚、本発明の組成物の物性については主としてJIS K
−6301に従って機械的性質は引張り試験、耐熱性につい
てはギヤオーブンによる熱老化後の引張り試験、耐油性
についてはJISNo.3油及びエンジンオイル(SD20W−40)
による浸漬試験、耐水性については蒸留水による浸漬試
験、耐寒性についてはゲーマンねじり試験、耐候性につ
いてはオゾン劣化試験を評価の基準とした。
−6301に従って機械的性質は引張り試験、耐熱性につい
てはギヤオーブンによる熱老化後の引張り試験、耐油性
についてはJISNo.3油及びエンジンオイル(SD20W−40)
による浸漬試験、耐水性については蒸留水による浸漬試
験、耐寒性についてはゲーマンねじり試験、耐候性につ
いてはオゾン劣化試験を評価の基準とした。
〔実施例〕 実施例1〜15、比較例1〜13 変性オレフィン系共重合体(変性EP(a)〜(g))の
作製は次のように行った。
作製は次のように行った。
エチレン−プロピレン共重合体(日本合成ゴム(株)製
JSR EPO2P ムーニー粘度ML1+4(100℃)=24)100重
量部に対して無水マレイン酸0.01〜80重量部と2,5−ジ
−メチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)へキサ
ン0.2〜1.0重量部を、あらかじめ180〜250℃に温度設定
された二軸押出し機(東芝機械(株)製TEM−50A、D=
53mmφ、L/D=30.6)に移し、滞留時間2〜7分で溶融
混合し、変性オレフィン系共重合体(a−1〜5)を得
た。
JSR EPO2P ムーニー粘度ML1+4(100℃)=24)100重
量部に対して無水マレイン酸0.01〜80重量部と2,5−ジ
−メチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)へキサ
ン0.2〜1.0重量部を、あらかじめ180〜250℃に温度設定
された二軸押出し機(東芝機械(株)製TEM−50A、D=
53mmφ、L/D=30.6)に移し、滞留時間2〜7分で溶融
混合し、変性オレフィン系共重合体(a−1〜5)を得
た。
以下同様の方法にて無水マレイン酸の代りにアクリル
酸、ジエチルアミノエチルメタリアクレート、ヒドロキ
シエチルメタアクリレート、グリシジルメタアクリレー
トを用いて変性オレフィン系共重合体(b〜e)を得
た。
酸、ジエチルアミノエチルメタリアクレート、ヒドロキ
シエチルメタアクリレート、グリシジルメタアクリレー
トを用いて変性オレフィン系共重合体(b〜e)を得
た。
尚、変性オレフィン系共重合体(f)は、エチレン−プ
ロピレン(日本合成ゴム(株)製JSR EP911P ムーニ
ー粘度ML1+4(100℃)=15)を用い無水マレイン酸によ
り変性したものであり、変性オレフィン系共重合体
(g)はエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(日本
合成ゴム(株)製JSR EP93 ムーニー粘度ML1+4(100
℃)=50)を用い無水マレイン酸により変性したもので
ある。
ロピレン(日本合成ゴム(株)製JSR EP911P ムーニ
ー粘度ML1+4(100℃)=15)を用い無水マレイン酸によ
り変性したものであり、変性オレフィン系共重合体
(g)はエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(日本
合成ゴム(株)製JSR EP93 ムーニー粘度ML1+4(100
℃)=50)を用い無水マレイン酸により変性したもので
ある。
上記処方で作製した変性オレフィン系共重合体を表1に
まとめた。
まとめた。
以上の方法に従って得られた変性オレフィン系共重合体
を用い次表に示す配合処方に従ってバンバリーミキサー
で混練し、180℃で10分間プレス加硫した。
を用い次表に示す配合処方に従ってバンバリーミキサー
で混練し、180℃で10分間プレス加硫した。
得られた加硫物の物性評価結果を表2に示した。
表2に示した結果で実施例1〜13と比較例1〜4 との比較より明らかなように本発明組成物の(A)成分
と(B)+(C)成分の配合比が90/10〜10/90の範囲内
で機械的強度、耐熱、耐水、耐寒性と耐油性のバランス
に優れたゴム組成物であることがわかる。
と(B)+(C)成分の配合比が90/10〜10/90の範囲内
で機械的強度、耐熱、耐水、耐寒性と耐油性のバランス
に優れたゴム組成物であることがわかる。
表2に示した結果で実施例1〜13と比較例5〜9との 比較より本発明組成物の(B)成分と(C)成分の配合
比が0/100〜70/30の範囲内で、耐水、耐寒性と機械的強
度、耐熱、耐油性のバランスに優れたゴム組成物である
ことがわかる。
比が0/100〜70/30の範囲内で、耐水、耐寒性と機械的強
度、耐熱、耐油性のバランスに優れたゴム組成物である
ことがわかる。
表2に示した結果で実施例14、15と比較例12、13 との比較より本発明組成物の(C)成分の反応性単量体
の付加量がゴム100重量部当り0.01重量部未満では、機
械的強度、耐熱、耐油性に乏しく20重量部を越えると機
械的強度に乏しいことがわかる。
の付加量がゴム100重量部当り0.01重量部未満では、機
械的強度、耐熱、耐油性に乏しく20重量部を越えると機
械的強度に乏しいことがわかる。
本発明によるゴム組成物は、機械的性質に優れ、更には
耐熱性、耐寒性が改良された耐熱性、耐油性、耐候性ゴ
ム組成物である。当ゴム組成物の具体的用途としては、
各種工業用品、自動車部品として、オイルシール(高
温、高速用、各種潤滑油対象用など)、ガスケット、O
−リング、パッキン、ホース、自動車の公害対策部品
(エミションコントロールホースなど)、断熱材、コー
ティング部品の他、防振材、吸音材(スピーローコー
ン、タイプライター)や防水コネクターシール、プラグ
カバー、ブーツなどの電気関係部品などがあげられる。
耐熱性、耐寒性が改良された耐熱性、耐油性、耐候性ゴ
ム組成物である。当ゴム組成物の具体的用途としては、
各種工業用品、自動車部品として、オイルシール(高
温、高速用、各種潤滑油対象用など)、ガスケット、O
−リング、パッキン、ホース、自動車の公害対策部品
(エミションコントロールホースなど)、断熱材、コー
ティング部品の他、防振材、吸音材(スピーローコー
ン、タイプライター)や防水コネクターシール、プラグ
カバー、ブーツなどの電気関係部品などがあげられる。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)アルキルアクリレート系共重合体、 (B)エチレン−α−オレフィン系共重合体、および (C)エチレン−α−オレフィン系共重合体100重量部
に対してアミノ基、ヒドロキシル基、エポキシ基、カル
ボキシル基または酸無水物基を有する反応性単量体を0.
01〜20重量部付加させた変性オレフィン系共重合体を必
須成分として含有し、 (A)成分と{(B)+(C)}成分の配合割合が重量
比90:10〜10:90で、かつ、(B)成分と(C)成分の配
合割合が重量比0:100〜70:30であることを特徴とする耐
油、耐候性ゴム組成物。 - 【請求項2】上記反応性単量体が無水マレイン酸である
特許請求の範囲第(1)項記載のゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12435086A JPH0725956B2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 耐油、耐候性ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12435086A JPH0725956B2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 耐油、耐候性ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62280244A JPS62280244A (ja) | 1987-12-05 |
JPH0725956B2 true JPH0725956B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=14883201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12435086A Expired - Lifetime JPH0725956B2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 | 耐油、耐候性ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725956B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2002361094A1 (en) | 2001-12-25 | 2003-07-15 | Jsr Corporation | Acrylic rubber, process for its production, and rubber compositions, oil- and weather-resistant rubber compositions, and oil- and weather-resistant rubbers, containing the same |
WO2023217604A1 (en) * | 2022-05-12 | 2023-11-16 | Arlanxeo Deutschland Gmbh | Tire compositions comprising functionalized rubbers based on ethylene-copolymers |
-
1986
- 1986-05-29 JP JP12435086A patent/JPH0725956B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62280244A (ja) | 1987-12-05 |
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