JPH0725941Y2 - タンポン挿入具 - Google Patents

タンポン挿入具

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JPH0725941Y2
JPH0725941Y2 JP1989061521U JP6152189U JPH0725941Y2 JP H0725941 Y2 JPH0725941 Y2 JP H0725941Y2 JP 1989061521 U JP1989061521 U JP 1989061521U JP 6152189 U JP6152189 U JP 6152189U JP H0725941 Y2 JPH0725941 Y2 JP H0725941Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
tampon
locking claw
width
outer cylinder
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1989061521U
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English (en)
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JPH03726U (ja
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嘉一 花野
利一 江畑
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、外筒と内筒とからなる二重円筒形のタンポン
挿入具に関するものである。
[従来の技術] この種のタンポン挿入具として、例えば実開昭59−5920
号公報に記載されたものが公知である。これは、第5図
に示すように、花弁状の分割片3aで囲まれたタンポンの
押出口3を先端に有する外筒1内に、タンポン収容部材
と押出部材とを兼用する内筒2を摺動自在に挿入し、外
筒1の内壁面に内筒2内のタンポン4を押し出すための
係止爪5を設けると共に、内筒2の側壁に該係止爪5が
嵌合する案内溝6を軸線方向に設けたもので、該内筒2
を案内溝6の前縁に係止爪5が当接する位置まで最大限
後方へ引き出すことによって内筒2内のタンポン4を係
止爪5により外筒1内に押し出し、続いて、内筒2を再
び外筒1内に押し込むことによって上記タンポン4を押
出口3から体腔内に押し出すものである。
しかしながら、かかる構成のタンポン挿入具において
は、一般に、外筒1と内筒2とが十分なクリアランスを
持って嵌合され、且つ、外筒1内に内筒2を組み込む際
に係止爪5が案内溝6内に円滑に嵌入し得るように案内
溝6の溝幅が係止爪5の爪幅より十分広く形成されてい
るため、内筒2を最大限後方に引き出して外筒1との嵌
合長さが小さくなったときに両筒の嵌合状態が非常に不
安定になり、内筒2が傾斜したりぐらついたりすること
によって該内筒2の押し込み操作を円滑に行うことがで
きないという欠点があった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、外筒と内筒とからなる二重円筒形のタ
ンポン挿入具において、内筒を最大限後方に引き出して
外筒との嵌合長さが小さくなったときでも、両筒の嵌合
状態を安定させ、内筒の傾斜やぐらつき等を防いでその
押し込み操作を円滑に行い得るように構成することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、タンポンの押出口
を先端に備えた外筒内にタンポン収容部材と押出部材と
を兼ねる内筒を摺動自在に挿入し、外筒の内壁面に内筒
内のタンポンを押し出すための係止爪を設けると共に、
内筒の側壁に該係止爪が嵌合する案内溝を軸線方向に設
けたものにおいて、上記案内溝を、溝幅が係止爪の爪幅
よりも広い広幅部の先端に、溝幅が係止爪の爪幅と同じ
かそれより僅かに狭く、且つ長さが係止爪の該案内溝に
嵌合する基端部の長さと略同長の狭幅部を備えたものと
して構成したことを特徴とするものである。
[作用] タンポン挿入具の使用時には、内筒を案内溝の狭幅部前
縁に係止爪が当接する位置まで最大限後方へ引き出すこ
とによって該内筒内のタンポンを係止爪により外筒内に
押し出し、続いて、内筒を再び外筒内に押し込むことに
よって上記タンポンを押出口から体腔内に押し出す。
而して、上記の如く内筒を最大限後方に引き出したとき
には、係止爪が狭幅部内に嵌合した状態にあるが、該狭
幅部の溝幅が係止爪の爪幅と同じかそれより僅かに狭く
形成されているから、係止爪が該狭幅部内にしっかりと
保持され、ぐらつくことがなく、従って、内筒と外筒と
の嵌合長さが小さくても両筒の嵌合状態は非常に安定
し、内筒が傾斜したりぐらついたりすることがないた
め、該内筒の押し込み操作を円滑に行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、10は熱可塑性合成樹脂等の可撓性素材
からなる外筒、11は同様の素材からなる内筒であって、
上記外筒10内に内筒11が摺動自在に嵌合され、タンポン
収容部材と押出部材とを兼用する内筒11の内部にタンポ
ン12が収容されている。
上記外筒10は、花弁状に位置する複数の拡開可能な分割
片14aで囲まれたタンポン12の押出口14を先端に備えて
おり、可撓性を有するこれら分割片14aの先端は、それ
ぞれ外筒10の中心方向へ滑らかに湾曲し、互いに集束し
て上記押出口14をほぼ閉塞している。また、外筒10の後
端部近傍における側壁内面には、タンポン12を内筒11か
ら外筒10内に押出すための係止爪15が突設され、これに
対して内筒11の側壁には、該係止爪15が移動自在に嵌合
する案内溝16が軸線方向に長く切設されている。
上記係止爪15は、第3図に詳細に示すように、側壁内面
から立ち上がった基端部15aと、先端が外筒10の中心に
近づく方向に若干傾斜しながら前方に延びる係止部15b
とからなるもので、該係止部15bを略々所定の傾斜状態
のまま後方に延長させることにより、上記基端部15aの
長さaを係止部15bにおける爪の厚さtよりも十分大き
く形成している。この基端部15aの長さaは、爪幅w
(第2図参照)と同程度がそれより大きいことが望まし
い。
一方、上記案内溝16は、第2図から明らかなように、溝
幅Saが係止爪15の爪幅wよりも広く且つ均一な広幅部16
aの先端に、溝幅Sbが係止爪15の爪幅wと同じかそれよ
り僅かに狭く且つ均一な狭幅部16bを設けたもので、内
筒11を最大限後方に引き出したとき(第4図参照)に係
止爪15の基端部15aが狭幅部16b内にぴったりと嵌合し、
該狭幅部16bにおいてしっかりと保持されるようになっ
ている。従って、該狭幅部16bの長さmbは、少なくとも
係止爪15の基端部15aの長さaと同じ程度に形成してお
くことが望ましい。
上記広幅部16aの溝幅Saは、爪幅wの5/2〜5/4倍の範囲
が好ましく、特に好ましくは5/3倍程度であり、一方、
狭幅部16bの溝幅Sbは、外筒10と内筒11との間の嵌合ク
リアランスをgとした場合、Sb=w〜w−gの範囲にあ
ることが好ましく、特に好ましくはSb=w〜w−g/2で
ある。狭幅部16bの溝幅Sbを係止爪15の爪幅wに対して
このような関係に形成しておくことにより、該係止爪15
の基端部15aの長さを十分大きく形成したことと相俟っ
て、該係止爪15が狭幅部16b内に密に嵌合してしっかり
と保持されることになり、これによって内筒11の傾斜や
ぐらつき等を確実に防止することができる。特に、溝幅
Sbを爪幅wより狭くした場合には、外筒10及び内筒11が
合成樹脂により形成されていることから、係止爪15の基
端部15aが狭幅部16bに嵌合したとき該狭幅部16bが係止
爪15によって押し広げられ、その分だけ内筒11の先端部
の直径が大きくなるため、該内筒11と外筒10との嵌合が
一層密になり、係止爪15が狭幅部16b内にしっかりと保
持されることとの相乗効果により、内筒11の傾斜やぐら
つき等がより効果的に防止されることになる。なお、上
記溝幅Sbをw−gより狭くすると、係止爪15が狭幅部16
bに固く嵌り過ぎると共に内筒と外筒との嵌合が密にな
り過ぎ、該内筒11の操作に円滑さを欠いたり、係止爪15
又は案内溝16の破損を来すなどの不都合を生じ易くな
る。
上記構成を有するタンポン挿入具の使用時には、第4図
に示すように、内筒11を案内溝16の狭幅部16b前縁に係
止爪15が当接する位置まで最大限後方へ引き出すことに
よって該内筒11内のタンポン12を係止爪15により外筒10
内に押し出し、続いて、内筒11を再び外筒10内に押し込
むことによって上記タンポン12を押出口14から体腔内に
押し出すようにする。
ここで、上記の如く内筒11を最大限後方に引き出したと
きには、係止爪15が狭幅部16b内に嵌合した状態にある
が、該狭幅部16bの溝幅Sbが係止爪15の爪幅wと同じか
それより僅かに小さく形成されているから、該係止爪15
が狭幅部16b内にしっかりと保持されてぐらつくことが
なく、従って、内筒11と外筒10との嵌合長さが小さくて
も両筒の嵌合状態は非常に安定し、内筒11が傾斜したり
ぐらついたりすることがないため、該内筒11の押し込み
操作を円滑に行うことができる。
[考案の効果] このように、本考案のタンポン挿入具によれば、係止爪
の案内溝の先端部に、溝幅が係止爪の爪幅と同じかそれ
より僅かに狭く、且つ長さが係止爪の該案内溝に嵌合す
る基端部の長さと略同長の狭幅部を形成したので、内筒
を最大限後方に引き出したときに、係止爪の基端部を該
狭幅部内に密に嵌合させてしっかりと保持させることが
でき、これにより、内筒と外筒との嵌合長さが短くても
両筒の嵌合状態が非常に安定し、内筒が傾斜したりぐら
ついたりすることがないため、該内筒の押し込み操作を
円滑に行うことができる。
しかも、上記狭幅部を案内溝の先端部だけに局部的に形
成したことは、内筒を後方に引き出す操作において、係
止爪が上記狭幅部に嵌合するまでは該係止爪が案内溝の
広幅部に遊嵌していてそれらの間に摺動抵抗がないた
め、内筒と外筒との嵌合長さが十分に長くそれらの嵌合
状態が安定していることとの相乗作用により、上記引き
出し操作を円滑にするばかりでなく、製造時に外筒内に
内筒を組み込む際に、係止爪を案内溝の狭幅部以外の場
所に簡単に嵌合することができるため、両筒の組み込み
作業を容易にするという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は外筒
を破断して示す第2図の平面図、第3図は第1図の要部
拡大図、第4図は内筒を最大限後方に引き出した状態の
断面図、第5図は従来例の断面図である。 10……外筒、11……内筒、12……タンポン、14……押出
口14、15……係止爪、16……案内溝、16a……広幅部、1
6b……狭幅部、Sa,Sb……溝幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンポンの押出口を先端に備えた外筒内に
    タンポン収容部材と押出部材とを兼ねる内筒を摺動自在
    に挿入し、外筒の内壁面に内筒内のタンポンを押し出す
    ための係止爪を設けると共に、内筒の側壁に該係止爪が
    嵌合する案内溝を軸線方向に設けたものにおいて、 上記案内溝を、溝幅が係止爪の爪幅よりも広い広幅部の
    先端に、溝幅が係止爪の爪幅と同じかそれより僅かに狭
    く、且つ長さが係止爪の該案内溝に嵌合する基端部の長
    さと略同長の狭幅部を備えたものとして構成したことを
    特徴とするタンポン挿入具。
JP1989061521U 1989-05-26 1989-05-26 タンポン挿入具 Expired - Lifetime JPH0725941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989061521U JPH0725941Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 タンポン挿入具

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JP1989061521U JPH0725941Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 タンポン挿入具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03726U JPH03726U (ja) 1991-01-08
JPH0725941Y2 true JPH0725941Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=31589841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989061521U Expired - Lifetime JPH0725941Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 タンポン挿入具

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JP (1) JPH0725941Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145920U (ja) * 1984-08-30 1986-03-27 ライオン株式会社 タンポン挿入具

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JPH03726U (ja) 1991-01-08

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