JPH07259251A - トラス梁および仮設屋根 - Google Patents
トラス梁および仮設屋根Info
- Publication number
- JPH07259251A JPH07259251A JP5633294A JP5633294A JPH07259251A JP H07259251 A JPH07259251 A JP H07259251A JP 5633294 A JP5633294 A JP 5633294A JP 5633294 A JP5633294 A JP 5633294A JP H07259251 A JPH07259251 A JP H07259251A
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- JP
- Japan
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- chord members
- concrete
- members
- increased
- truss beam
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- Pending
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自重を増して、仮設屋根の梁として利用した
場合の吹上力に対する抵抗力を増す。 【構成】 上弦材11および下弦材12が鋼管で構成さ
れたトラス梁において、鋼管で構成された上弦材11お
よび下弦材12の内部にコンクリート16を充填した。
場合の吹上力に対する抵抗力を増す。 【構成】 上弦材11および下弦材12が鋼管で構成さ
れたトラス梁において、鋼管で構成された上弦材11お
よび下弦材12の内部にコンクリート16を充填した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラス梁およびそれを
用いた仮設屋根に関する。
用いた仮設屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場等の上方に設けられる仮設屋根
としては、トラス梁の上に天幕等の仮設屋根材を張った
簡単な構造のものが用いられている。この場合のトラス
梁としては、鋼管を組み合わせて構成した立体トラス梁
が多く用いられる。
としては、トラス梁の上に天幕等の仮設屋根材を張った
簡単な構造のものが用いられている。この場合のトラス
梁としては、鋼管を組み合わせて構成した立体トラス梁
が多く用いられる。
【0003】図2は建設現場の上方に仮設屋根を設けた
例を示す側面図である。間隔をおいて対向した支柱1に
沿って足場2が組まれ、足場2の上方にトラス梁3が架
設され、該トラス梁3の上に天幕4が張られている。ト
ラス梁3は図面と直交する方向に複数個数所定のピッチ
で架設されている。
例を示す側面図である。間隔をおいて対向した支柱1に
沿って足場2が組まれ、足場2の上方にトラス梁3が架
設され、該トラス梁3の上に天幕4が張られている。ト
ラス梁3は図面と直交する方向に複数個数所定のピッチ
で架設されている。
【0004】このような仮設屋根に用いられる立体トラ
ス梁は比較的軽量なので、梁成を大きくとれば、大スパ
ンにも対応できる。したがって、長期応力状態(自重と
天幕)では、撓みと応力度に注意すれば、強度的には問
題はない。
ス梁は比較的軽量なので、梁成を大きくとれば、大スパ
ンにも対応できる。したがって、長期応力状態(自重と
天幕)では、撓みと応力度に注意すれば、強度的には問
題はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、暴風時には
風が矢印イのように吹き込んで、矢印ロのような吹上力
が働くので、軽量であることが短所となる。トラス梁3
のピッチを詰めれば、全体自重が大きくなるので、吹上
風に対する抵抗力が増すことになるが、長期的には梁の
本数が増えるので不経済となる。
風が矢印イのように吹き込んで、矢印ロのような吹上力
が働くので、軽量であることが短所となる。トラス梁3
のピッチを詰めれば、全体自重が大きくなるので、吹上
風に対する抵抗力が増すことになるが、長期的には梁の
本数が増えるので不経済となる。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、ピッチを詰
めて本数を増やさずに、暴風時の吹上力に対抗できるト
ラス梁および架設屋根を提供することを目的とする。
めて本数を増やさずに、暴風時の吹上力に対抗できるト
ラス梁および架設屋根を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上弦
材および下弦材が鋼管で構成されたトラス梁の上弦材お
よび下弦材の内部にコンクリートを充填したことを特徴
とする。
材および下弦材が鋼管で構成されたトラス梁の上弦材お
よび下弦材の内部にコンクリートを充填したことを特徴
とする。
【0008】請求項2の発明の架設屋根は、請求項1の
トラス梁を複数間隔的に配置し、その上面または下面に
天幕等の仮設屋根材を張ったことを特徴とする。
トラス梁を複数間隔的に配置し、その上面または下面に
天幕等の仮設屋根材を張ったことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、上弦材と下弦材にコンク
リートを充填したので、自重が増加する。また、コンク
リートが充填された上弦材と下弦材はコンクリート充填
鋼管となるので、圧縮力に対する強度が増大し、クリー
プも少なくなる。
リートを充填したので、自重が増加する。また、コンク
リートが充填された上弦材と下弦材はコンクリート充填
鋼管となるので、圧縮力に対する強度が増大し、クリー
プも少なくなる。
【0010】請求項2の発明では、自重が増したトラス
梁を用いることにより、ピッチを詰めて本数を増やさな
くても、吹上力に対する耐力が増す。
梁を用いることにより、ピッチを詰めて本数を増やさな
くても、吹上力に対する耐力が増す。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1(a)、(b)は実施例の立体トラス梁1
0の構成図である。この立体トラス梁10は所定の長さ
のもので、長手方向に順次連結されることにより、所望
長さの仮設梁を構成することができる。この立体トラス
梁10は、鋼管より構成され互いに平行に配設された2
本の上弦材11、11および2本の下弦材12、12
を、斜材13、つか材14、連結板15で相互に接合し
一体化したものであり、鋼管からなる上弦材11と下弦
材12の内部に、コンクリート16が充填されている。
また、上弦材11と下弦材12の端部には、ボルト連結
するための連結板17が接合されている。
明する。図1(a)、(b)は実施例の立体トラス梁1
0の構成図である。この立体トラス梁10は所定の長さ
のもので、長手方向に順次連結されることにより、所望
長さの仮設梁を構成することができる。この立体トラス
梁10は、鋼管より構成され互いに平行に配設された2
本の上弦材11、11および2本の下弦材12、12
を、斜材13、つか材14、連結板15で相互に接合し
一体化したものであり、鋼管からなる上弦材11と下弦
材12の内部に、コンクリート16が充填されている。
また、上弦材11と下弦材12の端部には、ボルト連結
するための連結板17が接合されている。
【0012】コンクリート16は上弦材11、下弦材1
2の内部に予め工場等において充填されるものであり、
上記トラス梁10はそれらコンクリート16が充填され
ている上弦材11および下弦材12を組み立てることで
形成されるユニット式のものである。
2の内部に予め工場等において充填されるものであり、
上記トラス梁10はそれらコンクリート16が充填され
ている上弦材11および下弦材12を組み立てることで
形成されるユニット式のものである。
【0013】このトラス梁10を用いて仮設屋根を構成
する場合は、屋根骨組を構成する梁の長さになるよう、
複数本のトラス梁10を順次連結する。そして、所定長
さの梁を所定のピッチで複数本平行に配設し、図2に示
すようにその下面(もしくは上面)に天幕4を張り付け
て仮設屋根を完成する。この場合、各トラス梁10は、
コンクリート16を充填した分だけ自重が増している。
従って、屋根骨組全体の自重が増し、暴風時の吹上力に
対しても抵抗力が増大する。また、各トラス梁10は、
上弦材11と下弦材12がコンクリート充填鋼管で構成
されることになるため、圧縮強度が増し、仮設屋根全体
の強度向上に寄与する。なお、上弦材11や下弦材12
としては丸型鋼管に限らず角型鋼管も採用可能であるこ
とは勿論である。
する場合は、屋根骨組を構成する梁の長さになるよう、
複数本のトラス梁10を順次連結する。そして、所定長
さの梁を所定のピッチで複数本平行に配設し、図2に示
すようにその下面(もしくは上面)に天幕4を張り付け
て仮設屋根を完成する。この場合、各トラス梁10は、
コンクリート16を充填した分だけ自重が増している。
従って、屋根骨組全体の自重が増し、暴風時の吹上力に
対しても抵抗力が増大する。また、各トラス梁10は、
上弦材11と下弦材12がコンクリート充填鋼管で構成
されることになるため、圧縮強度が増し、仮設屋根全体
の強度向上に寄与する。なお、上弦材11や下弦材12
としては丸型鋼管に限らず角型鋼管も採用可能であるこ
とは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、上弦材と下弦材にコンクリートを充填したの
で、自重を増大させることができる。よって、仮設屋根
の梁として用いた場合に、ピッチを詰めて本数を増やさ
なくても、暴風時の吹上力に対する抵抗力が増し、コス
トをあまり増大させずに、暴風時の対策を講じることが
できる。また、コンクリート充填鋼管の作用によりクリ
ープしにくくなるので、強度も増し、大スパンにも対応
できる。
よれば、上弦材と下弦材にコンクリートを充填したの
で、自重を増大させることができる。よって、仮設屋根
の梁として用いた場合に、ピッチを詰めて本数を増やさ
なくても、暴風時の吹上力に対する抵抗力が増し、コス
トをあまり増大させずに、暴風時の対策を講じることが
できる。また、コンクリート充填鋼管の作用によりクリ
ープしにくくなるので、強度も増し、大スパンにも対応
できる。
【0015】請求項2の発明によれば、請求項1のトラ
ス梁を用いて屋根骨組を構成したので、暴風時に対する
抵抗力が増し、強度も増大する。
ス梁を用いて屋根骨組を構成したので、暴風時に対する
抵抗力が増し、強度も増大する。
【図1】本発明の一実施例の構成を示し、(a)は全体
斜視図、(b)は(a)のIb−Ib矢視断面図であ
る。
斜視図、(b)は(a)のIb−Ib矢視断面図であ
る。
【図2】従来の仮設屋根の施工例を示す側面図である。
4 天幕 10 立体トラス梁 11 上弦材 12 下弦材 16 コンクリート
Claims (2)
- 【請求項1】 上弦材および下弦材が鋼管で構成された
トラス梁において、前記鋼管で構成された上弦材および
下弦材の内部にコンクリートを充填したことを特徴とす
るトラス梁。 - 【請求項2】 請求項1のトラス梁を複数間隔的に配置
し、その上面または下面に天幕等の仮設屋根材を張った
ことを特徴とする仮設屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5633294A JPH07259251A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | トラス梁および仮設屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5633294A JPH07259251A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | トラス梁および仮設屋根 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259251A true JPH07259251A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13024255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5633294A Pending JPH07259251A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | トラス梁および仮設屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07259251A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109487685A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-19 | 中建港务建设有限公司 | 一种大桥抗风结构 |
CN109853846A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-06-07 | 哈尔滨工业大学 | 一种建筑结构用冷弯薄壁型钢空翼缘组合构件 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP5633294A patent/JPH07259251A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109487685A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-19 | 中建港务建设有限公司 | 一种大桥抗风结构 |
CN109853846A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-06-07 | 哈尔滨工业大学 | 一种建筑结构用冷弯薄壁型钢空翼缘组合构件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010206 |