JPH0725903Y2 - ヘツド移動装置 - Google Patents

ヘツド移動装置

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JPH0725903Y2
JPH0725903Y2 JP15012288U JP15012288U JPH0725903Y2 JP H0725903 Y2 JPH0725903 Y2 JP H0725903Y2 JP 15012288 U JP15012288 U JP 15012288U JP 15012288 U JP15012288 U JP 15012288U JP H0725903 Y2 JPH0725903 Y2 JP H0725903Y2
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JP
Japan
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lead screw
spring
carriage
moving device
head moving
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JP15012288U
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和視 宗片
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばフロツピーデイスク装置のヘツド移動
装置に適用するのに最適なものであつて、ヘツドが取付
けられたキヤリツジをガイド軸によつて案内しながら、
リードスクリユーによつて移動させるようにしたものに
関する。
〔考案の概要〕
本考案は、シヤーシ上に平行に配置されたガイド軸及び
モータにて回転駆動されるリードスクリユーと、ヘツド
が取付けられたキヤリツジと、上記キヤリツジに設けら
れて上記ガイド軸に挿入されたスライド用孔と、上記キ
ヤリツジに固定された上記リードスクリユーの螺旋溝に
係合された係合部材とを有するヘツド移動装置におい
て、上記キヤリツジに取付けられて上記ガイド軸に押圧
されるキヤリツジ片寄せばねと、上記キヤリツジに取付
けられて上記リードスクリユーに上記係合部材の反対側
から押圧されるリードスクリユー押えばねとを1本のば
ねで兼用させることにより、部品点数及び組立工数の削
減を図ることができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来から、フロツピーデイスク装置のヘツド移動装置
は、例えば、本考案の出願人が先に出願した実願昭62−
176291号に見られるように、第6図に示す如く、シヤー
シ上に平行に配置された固定のガイド軸1及びモータに
て回転駆動されるリードスクリユー2と、ヘツドが取付
けられたキヤリツジ3と、上記キヤリツジ3に設けられ
て上記ガイド軸1に挿入されたスライド用孔4と、上記
キヤリツジ3に固定されて上記リードスクリユー2の螺
旋溝5に係合された係合部材であるニードル6とを有し
ている。そして、キヤリツジ3に取付けた板ばねからな
るキヤリツジ片寄せばね7をガイド軸1に矢印a方向か
ら押圧させることによつて、ガイド軸1に対してキヤリ
ツジ3を矢印b方向に片寄せして、フロツピーデイスク
装置の姿勢差によるオフトラツクを防止している。ま
た、キヤリツジ3に取付けた板ばねからなるリードスク
リユー押えばね8をリードスクリユー2にニードル6の
反対側から矢印c方向に押圧させることによつて、リー
ドスクリユー2に対してニードル6を矢印d方向に押え
るようにして、螺旋溝5とニードル6との係合状態を保
持させるようにしている。なお、第7図に示す如く、板
ばねからなるリードスクリユー押えばね8は螺旋溝5の
最大半径d1である外周5aに押圧されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のヘツド移動装置は、キヤリツジ片寄せば
ね7と、リードスクリユー押えばね8との2個のばねを
個別に取付けていたので、部品点数及び組立工数が多
く、コスト高についていた。
また、リードスクリユー押えばね8に用いられた板ばね
は、ばね定数が板厚の3乗に比例するため、限られたス
ペース内ではその板ばねの荷重コントロールが困難であ
り、リードスクリユー駆動モータの負荷トルクに大きな
変動が生じ易く、磁気ヘツドの微小送りを高精度に行い
難く、オフトラツクが発生し易かつた。
更に、板ばねからなるリードスクリユー押えばね8は螺
旋溝5の最大半径d1である外周5aに押圧されているた
め、リードスクリユー駆動モータの負荷トルクが大き
く、その駆動モータを大型化しなければならないと言つ
た問題点があつた。
本考案は、キヤリツジ片寄せばねと、リードスクリユー
押えばねとを1本のばねで兼用させることができ、しか
も、リードスクリユー駆動モータの負荷トルクの変動を
少なくできるようにしたヘツド移動装置を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のヘツド移動装置
は、キヤリツジに取付けた線状ばねからなる捩りコイル
ばねの一端側をガイド軸に押圧させたキヤリツジ片寄せ
ばねに構成すると共に、上記捩りコイルばねの他端側を
リードスクリユーに係合部材の反対側から押圧させたリ
ードスクリユー押えばねに構成したものである。
なお、上記リードスクリユー押えばねをリードスクリユ
ーの螺旋溝の谷底に押圧させるのが好ましい。
〔作用〕
上記のように構成されたヘツド移動装置は、キヤリツジ
片寄せばねと、リードスクリユー押えばねとを1本の捩
りコイルばねで兼用させることができる。しかも、リー
ドスクリユー押えばねを構成する線状ばねは、板ばねと
異なり、限られたスペース内でばね定数を十分ねかせる
ことができるので、そのリードスクリユー押えばねの荷
重コントロールが容易になり、リードスクリユー駆動モ
ータの負荷トルクの変動を少なくできる。
なお、線状ばねからなるリードスクリユー押えばねを螺
旋溝の最小半径である谷底に押圧させれば、リードスク
リユー駆動モータの負荷トルク自体も小さくできる。
〔実施例〕
以下、本考案をフロツピーデイスク装置におけるヘツド
移動装置に適用した一実施例を第1図〜第5図によつて
説明する。
まず、第5図によつてヘツド移動装置全体を説明すれ
ば、シヤーシ11上にガイド軸12とリードスクリユー13と
がそれぞれ取付台14、15によつて平行に取付けられてい
て、リードスクリユー13はステツピングモータからなる
駆動モータ16によつて回転駆動される。そして、ガイド
軸12とリードスクリユー13との間にキヤリツジ17が配置
され、そのキヤリツジ17の上部にアーム18が板ばね19を
介して取付けられていて、これらキヤリツジ17とアーム
18との先端部の上下には一対の磁気ヘツド20が取付けら
れている。なお、キヤリツジ17のアーム取付台17a上に
一体に設けられたばね係止ピン21に捩りコイルばねから
なるアーム押えばね22が取付けられて、このアーム押え
ばね22によつてアーム18の先端部が下方に押圧付勢され
ている。そして、キヤリツジ17の一側部17bに一体に設
けられた一対の凸部23に貫通して設けられた一対のスラ
ストベアリング24内のスライド用孔24aがガイド軸12に
スライド可能に挿通されている。また、キヤリツジ17の
他側部17cに固着された係合部材であるニードル25がリ
ードスクリユー13の外周に形成された螺旋溝26に上方か
ら係合されている。
このヘツド移動装置は、上下一対の軸ヘツド20をフロツ
ピーデイスク27の上下両面にアーム押えばね22による押
圧力によつて押圧させた状態で、そのフロツピーデイス
クを矢印e方向に高速で回転駆動する。そして、駆動モ
ータ16によつてリードスクリユー13を矢印f方向に回転
制御して、螺旋溝26によつてニードル25を介してキヤリ
ツジ17及びアーム18を矢印g、h方向にステツプ送りす
ることによつて、上下一対の磁気ヘツド20でフロツピー
デイスク27の上下両面を選択的に記録、再生するように
したものである。
そして、このヘツド移動装置には、キヤリツジ17のアー
ム取付台17aの下部にキヤリツジ片寄せばね31とリード
スクリユー押えばね32とが取付けられている。
次に、第1図〜第4図によつて、キヤリツジ片寄せばね
31とリードスクリユー押えばね32の詳細を説明する。
まず、第1図及び第2図に示すように、線状ばねから捩
りコイルばね33のコイル部34から一側方に延出された一
端側がキヤリツジ片寄せばね31に構成され、コイル部34
から他側方に延出された他端側がリードスクリユー押え
ばね32に構成されている。そして、キヤリツジ17のアー
ム取付台17aの下部に一体に設けられたばね係止ピン35
にコイル部34が嵌装されて取付けられている。なお、ば
ね係止ピン35の先端にはコイル部34の抜け止め用突起35
aが一体に設けられている。そして、キヤリツジ片寄せ
ばね31をガイド軸12に矢印a方向から押圧させることに
よつて、ガイド軸12に対してキヤリツジ17を矢印b方向
に片寄せして、フロツピーデイスク装置の姿勢差による
オフトラツクを防止している。また、リードスクリユー
押えばね32をリードスクリユー13にニードル25の反対側
である下方から矢印c方向に押圧させることによつて、
リードスクリユー13に対してニードル25を矢印d方向に
押えるようにして、螺旋溝26とニードル25との係合状態
を保持させるようにしている。
なお、第3図及び第4図に示すように、螺旋溝26は最外
周26aに向つて先広がりとなる断面形状が台形状の溝に
構成されている。そして、ニードル25の直径d1が螺旋溝
26の溝巾wよりやや大きく構成されていて、そのニード
ル25は螺旋溝26の一対の斜面26bに押圧されている。ま
た、線状ばねからなるリードスクリユー押えばね32の直
径d2が螺旋溝26の溝巾wより十分に小さく構成されてい
て、そのリードスクリユー押えばね32は螺旋溝26の最小
半径d2である谷底26cに押圧されている。
以上の如く構成されたヘツド移動装置は、キヤリツジ片
寄せばね31と、リードスクリユー押えばね32とを1本の
捩りコイルばね33で兼用させることができるので、部品
点数の削減を図ることができると共に、1つの捩りコイ
ルばね33をそのコイル部34によつてばね係止ピン35に対
して脱着するだけで、2つのばね31、32の脱着を同時に
行えるから、2つのばね31、32の組立及び分解工数を削
減できる。
また、第1図に示すように、キヤリツジ片寄せばね31と
リードスクリユー押えばね32の荷重は、これらのばね3
1、32の固定点P1から荷重作用点P2、P3までのアーム長l
1、l2の調整によつて正確にコントロールすることがで
きる。その際特に、リードスクリユー押えばね32の荷重
コントロールを正確に行う必要があるが、リードスクリ
ユー押えばね32を構成する線状ばねは、板ばねと異な
り、限られたスペース内でばね定数を十分ねかせること
ができるので、そのリードスクリユー押えばね32の荷重
コントロールが容易になり、リードスクリユー13の駆動
モータ16の負荷トルクの変動を少なくできる。従つて、
上下一対の磁気ヘツド20の第5図で矢印g、h方向の微
小送りを高精度に行えて、オフトラツクを防止できる。
なお、リードスクリユー13のリードスクリユー押えばね
32による回転負荷トルクは、第4図に示される矢印c方
向の押圧力F、その押圧箇所におけるリードスクリユー
13の直径d2及び摩擦係数μによつて決定されるが、線状
ばねからなるリードスクリユー押えばね32を螺旋溝26の
最大半径R1である外周26aより十分に小さい最小半径R2
である谷底26cに押圧させているので、リードスクリユ
ー13の回転負荷トルク自体を第7図で示した従来例より
十分に小さくできる。従つて、駆動モータ16の負荷トル
クを十分に小さくすることができて、駆動モータ16の小
型化を図ることができる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は上記
の実施例に限定されることなく、本考案の技術的思想に
基づき各種の有効な変更が可能である。
例えば、係合部材としてニードルを示したが、これはボ
ール等でもよい。
なお本考案は、フロツピーデイスク装置におけるヘツド
移動装置に限定されることなく、ガイド軸及びリードス
クリユーを用いる各種のヘツド移動装置に適用可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
キヤリツジ片寄せばねと、リードスクリユー押えばねと
を1本の捩りコイルばねで兼用させることができるの
で、部品点数及び組立工数の削減を図ることができて、
低コストなものが得られる。
リードスクリユー駆動モータの負荷トルクの変動を少な
くできるので、磁気ヘツドの微小送りを高精度に行え
て、オフトラツクを防止できる。
リードスクリユー駆動モータの負荷トルク自体も小さく
することが可能であり、リードスクリユー駆動モータの
小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであつて、第1図
は要部を示した第5図のI−I矢視状態の正面図、第2
図は要部の斜視図、第3図は第5図のIII−III矢視拡大
図、第4図は第3図のIV−IV矢視図、第5図は全体を示
した平面図である。 第6図は従来例の正面図、第7図は従来例の要部を示し
た断面図である。 なお図面に用いられている符号において、 11……シヤーシ 12……ガイド軸 13……リードスクリユー 16……駆動モータ 17……キヤリツジ 20……磁気ヘツド 24a……スライド用孔 25……ニードル(係合部材) 26……螺旋溝 26c……谷底 31……キヤリツジ片寄せばね 32……リードスクリユー押えばね 33……捩りコイルばね である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シヤーシ上に平行に配置されたガイド軸及
    びモータにて回転駆動されるリードスクリユーと、ヘツ
    ドが取付けられたキヤリツジと、上記キヤリツジに設け
    られて上記ガイド軸に挿入されたスライド用孔と、上記
    キヤリツジに固定されて上記リードスクリユーの螺旋溝
    に係合された係合部材とを有するヘツド移動装置におい
    て、 上記キヤリツジに取付けた線状ばねからなる捩りコイル
    ばねの一端側を上記ガイド軸に押圧させたキヤリツジ片
    寄せばねに構成すると共に、上記捩りコイルばねの他端
    側を上記リードスクリユーに上記係合部材の反対側から
    押圧させたリードスクリユー押えばねに構成したことを
    特徴とするヘツド移動装置。
  2. 【請求項2】上記リードスクリユー押えばねを上記リー
    ドスクリユーの螺旋溝の谷底に押圧させたことを特徴と
    する請求項1記載のヘツド移動装置。
JP15012288U 1988-11-17 1988-11-17 ヘツド移動装置 Expired - Lifetime JPH0725903Y2 (ja)

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JP15012288U JPH0725903Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 ヘツド移動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0272470U JPH0272470U (ja) 1990-06-01
JPH0725903Y2 true JPH0725903Y2 (ja) 1995-06-07

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ID=31422978

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JPH0272470U (ja) 1990-06-01

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