JPH07258677A - タービン油組成物 - Google Patents
タービン油組成物Info
- Publication number
- JPH07258677A JPH07258677A JP7377994A JP7377994A JPH07258677A JP H07258677 A JPH07258677 A JP H07258677A JP 7377994 A JP7377994 A JP 7377994A JP 7377994 A JP7377994 A JP 7377994A JP H07258677 A JPH07258677 A JP H07258677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- weight
- phosphite
- turbine
- oil composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 芳香族分含有量0.5重量%以下、硫黄含有
量5ppm以下、粘度指数100以上の鉱油又は合成油
を基油とし、その基油にアルキル化フェニル−α−ナフ
チルアミンを0.05〜0.7重量%、フォスファイト
を0.1〜0.5重量%、アルキルコハク酸誘導体を
0.01〜0.3重量%、並びにベンゾトリアゾール及
びその誘導体の少なくとも1種を0.001〜0.05
重量%の割合で配合してなるタービン油組成物 【効果】 非常に高い酸化安定性を示すと共に、スラッ
ジ発生が極めて少なく色安定性に優れ、長期に亘り酸化
安定性を示す。
量5ppm以下、粘度指数100以上の鉱油又は合成油
を基油とし、その基油にアルキル化フェニル−α−ナフ
チルアミンを0.05〜0.7重量%、フォスファイト
を0.1〜0.5重量%、アルキルコハク酸誘導体を
0.01〜0.3重量%、並びにベンゾトリアゾール及
びその誘導体の少なくとも1種を0.001〜0.05
重量%の割合で配合してなるタービン油組成物 【効果】 非常に高い酸化安定性を示すと共に、スラッ
ジ発生が極めて少なく色安定性に優れ、長期に亘り酸化
安定性を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービン油組成物に関
し、詳しくは非常に高い酸化安定性を示すと共に、スラ
ッジ発生が極めて少なく色安定性に優れ、長期に亘り酸
化安定性を有するタービン油組成物に関するものであ
る。
し、詳しくは非常に高い酸化安定性を示すと共に、スラ
ッジ発生が極めて少なく色安定性に優れ、長期に亘り酸
化安定性を有するタービン油組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タービン油のような酸化安定性を
重視する潤滑油は、酸化防止剤やさび止め剤、消泡剤な
どの各種添加剤を鉱油からなる基油に配合して製造され
ている。酸化防止剤は、油の酸化の過程で生じる酸化生
成物の重縮合による粘度上昇、油に不溶解のスラッジ生
成など、潤滑油としての性能低下を防ぐ目的で用いられ
ている。酸化防止剤として一般に良く知られている物質
としては、DBPC(d−t−butyl p−cre
sol)が挙げられるが、これは作動油及びタービン油
など潤滑油全般に広く使用されている。
重視する潤滑油は、酸化防止剤やさび止め剤、消泡剤な
どの各種添加剤を鉱油からなる基油に配合して製造され
ている。酸化防止剤は、油の酸化の過程で生じる酸化生
成物の重縮合による粘度上昇、油に不溶解のスラッジ生
成など、潤滑油としての性能低下を防ぐ目的で用いられ
ている。酸化防止剤として一般に良く知られている物質
としては、DBPC(d−t−butyl p−cre
sol)が挙げられるが、これは作動油及びタービン油
など潤滑油全般に広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近メ
ンテナンスの容易性に起因する更油期間の延長という点
から、タービン油についてもロングライフ化が要求され
ており、従来からの酸化防止剤であるDBPCを用いた
タービン油ではその要求に応えることができない。すな
わちDBPCを用いた場合、タービン油の一般的な酸化
安定性を示す試験値である回転ボンベ式酸化安定度試験
(RBOT)での寿命が新油で200〜300分程度し
かなく、またDBPCが揮発性であるために使用中に飛
散し、RBOT寿命の低下度合いが大きいためである。
ンテナンスの容易性に起因する更油期間の延長という点
から、タービン油についてもロングライフ化が要求され
ており、従来からの酸化防止剤であるDBPCを用いた
タービン油ではその要求に応えることができない。すな
わちDBPCを用いた場合、タービン油の一般的な酸化
安定性を示す試験値である回転ボンベ式酸化安定度試験
(RBOT)での寿命が新油で200〜300分程度し
かなく、またDBPCが揮発性であるために使用中に飛
散し、RBOT寿命の低下度合いが大きいためである。
【0004】従って、酸化防止剤としてRBOT寿命を
大幅に延長し、揮発性の低いタイプのものが要求され
る。かかる酸化防止剤としては種々の化合物が知られて
おり、例えばアルキル化ジフェニルアミンなどのアミン
系酸化防止剤が挙げられる。しかし、アミン系酸化防止
剤は、酸化防止作用をした後の劣化物がスラッジ化し易
いこと及び油を着色することから今までタービン油に用
いられることはほとんどなかった。すなわち、タービン
油は、発電機に使用される為に、スラッジの発生がな
く、色変化の少ないものが要求されるからである。本発
明は、上記従来技術の状況に鑑みてなされたものであ
り、非常に高い酸化安定性を示すと同時に、スラッジ発
生が極めて少なく、色安定性に優れ、長期に亘り酸化安
定性を有するタービン油組成物を提供することを目的と
する。
大幅に延長し、揮発性の低いタイプのものが要求され
る。かかる酸化防止剤としては種々の化合物が知られて
おり、例えばアルキル化ジフェニルアミンなどのアミン
系酸化防止剤が挙げられる。しかし、アミン系酸化防止
剤は、酸化防止作用をした後の劣化物がスラッジ化し易
いこと及び油を着色することから今までタービン油に用
いられることはほとんどなかった。すなわち、タービン
油は、発電機に使用される為に、スラッジの発生がな
く、色変化の少ないものが要求されるからである。本発
明は、上記従来技術の状況に鑑みてなされたものであ
り、非常に高い酸化安定性を示すと同時に、スラッジ発
生が極めて少なく、色安定性に優れ、長期に亘り酸化安
定性を有するタービン油組成物を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、基油として特
定の性状を有する鉱油又は合成油を使用し、さらに添加
剤としてアルキル化フェニル−α−ナフチルアミン、フ
ォスファイト、アルキルコハク酸誘導体、ベンゾトリア
ゾール又はその誘導体を特定量配合することにより、非
常に高い酸化安定性を示すと同時に、スラッジ発生が極
めて少なく色安定性に優れ、長期に亘り酸化安定性を有
することを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
を解決するために鋭意研究を行った結果、基油として特
定の性状を有する鉱油又は合成油を使用し、さらに添加
剤としてアルキル化フェニル−α−ナフチルアミン、フ
ォスファイト、アルキルコハク酸誘導体、ベンゾトリア
ゾール又はその誘導体を特定量配合することにより、非
常に高い酸化安定性を示すと同時に、スラッジ発生が極
めて少なく色安定性に優れ、長期に亘り酸化安定性を有
することを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、芳香族分含有量0.
5重量%以下、硫黄含有量5ppm以下、粘度指数10
0以上の鉱油又は合成油を基油とし、その基油にアルキ
ル化フェニル−α−ナフチルアミンを0.05〜0.7
重量%、フォスファイトを0.1〜0.5重量%、アル
キルコハク酸誘導体を0.01〜0.3重量%、並びに
ベンゾトリアゾール及びその誘導体の少なくとも1種を
0.001〜0.05重量%の割合で配合してなること
を特徴とするタービン油組成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
5重量%以下、硫黄含有量5ppm以下、粘度指数10
0以上の鉱油又は合成油を基油とし、その基油にアルキ
ル化フェニル−α−ナフチルアミンを0.05〜0.7
重量%、フォスファイトを0.1〜0.5重量%、アル
キルコハク酸誘導体を0.01〜0.3重量%、並びに
ベンゾトリアゾール及びその誘導体の少なくとも1種を
0.001〜0.05重量%の割合で配合してなること
を特徴とするタービン油組成物を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明のタービン油組成物において使用さ
れる基油は、特定の性状を有する鉱油又は合成油であ
る。この基油の芳香族分含有量は、0.5重量%以下で
あることが必要であり、好ましくは0.1重量%以下で
あり、特に好ましくは0重量%である。この芳香族分含
有量は、環分析法(n−d−m)、ASTM D323
8により測定したものである。また、この基油の硫黄含
有量は、5ppm以下であることが必要であり、好まし
くは2ppm以下である。この硫黄含有量は、JIS
K2541、微量電量滴定式酸化法により測定したもの
である。さらに、この基油は、潤滑油として使用できる
粘度を有するものであり、基油の粘度指数が100以上
であることが必要であり、好ましくは粘度指数が100
〜150であり、さらに好ましくは110〜150であ
り、特に好ましくは115〜150である。この粘度指
数は、JIS K2283に規定されている方法により
測定したものである。基油が上記の範囲の性状を満たさ
ない場合は、所望の性能が得られない。この基油の好適
なものとしては、例えば減圧蒸留留出油をフルフラール
などの溶剤で抽出処理し、得られたラフィネートをメチ
ルエチルケトンなどの溶剤で溶剤脱ろう処理した後、さ
らに高圧下にて水素精製し、硫黄分などの不純物を除去
したものが挙げられる。
れる基油は、特定の性状を有する鉱油又は合成油であ
る。この基油の芳香族分含有量は、0.5重量%以下で
あることが必要であり、好ましくは0.1重量%以下で
あり、特に好ましくは0重量%である。この芳香族分含
有量は、環分析法(n−d−m)、ASTM D323
8により測定したものである。また、この基油の硫黄含
有量は、5ppm以下であることが必要であり、好まし
くは2ppm以下である。この硫黄含有量は、JIS
K2541、微量電量滴定式酸化法により測定したもの
である。さらに、この基油は、潤滑油として使用できる
粘度を有するものであり、基油の粘度指数が100以上
であることが必要であり、好ましくは粘度指数が100
〜150であり、さらに好ましくは110〜150であ
り、特に好ましくは115〜150である。この粘度指
数は、JIS K2283に規定されている方法により
測定したものである。基油が上記の範囲の性状を満たさ
ない場合は、所望の性能が得られない。この基油の好適
なものとしては、例えば減圧蒸留留出油をフルフラール
などの溶剤で抽出処理し、得られたラフィネートをメチ
ルエチルケトンなどの溶剤で溶剤脱ろう処理した後、さ
らに高圧下にて水素精製し、硫黄分などの不純物を除去
したものが挙げられる。
【0008】本発明のタービン油組成物に使用されるア
ルキル化フェニル−α−ナフチルアミンの好適なもの
は、化1の一般式(1)で表されるものである。
ルキル化フェニル−α−ナフチルアミンの好適なもの
は、化1の一般式(1)で表されるものである。
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R1は、炭素数1〜16のアルキ
ル基を表す。) R1の好ましいものは、炭素数4〜8のアルキル基であ
る。R1の具体例としては、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ter
t−ブチル、、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、tert−ペンチル、2−メチルブチル、n−ヘ
キシル、イソヘキシル、3−メチルペンチル、エチルブ
チル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシル、n−オクチ
ル、イソオクチル、tert−オクチル、2−エチルヘ
キシル、3−メチルヘプチル、n−ノニル、イソノニ
ル、1−メチルオクチル、エチルヘプチル、n−デシ
ル、1−メチルノニル、n−ウンデシル、1,1−ジメ
チルノニル、n−ドデシル、n−テトラデシルなどが挙
げられる。アルキル化フェニル−α−ナフチルアミンの
適当な具体例としては、例えばオクチル化フェニル−α
−ナフチルアミンが挙げられる。これらのアルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンは、1種単独で用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ル基を表す。) R1の好ましいものは、炭素数4〜8のアルキル基であ
る。R1の具体例としては、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ter
t−ブチル、、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、tert−ペンチル、2−メチルブチル、n−ヘ
キシル、イソヘキシル、3−メチルペンチル、エチルブ
チル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシル、n−オクチ
ル、イソオクチル、tert−オクチル、2−エチルヘ
キシル、3−メチルヘプチル、n−ノニル、イソノニ
ル、1−メチルオクチル、エチルヘプチル、n−デシ
ル、1−メチルノニル、n−ウンデシル、1,1−ジメ
チルノニル、n−ドデシル、n−テトラデシルなどが挙
げられる。アルキル化フェニル−α−ナフチルアミンの
適当な具体例としては、例えばオクチル化フェニル−α
−ナフチルアミンが挙げられる。これらのアルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンは、1種単独で用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】本発明のタービン油組成物に使用されるフ
ォスファイトは、トリス(2−エチルヘキシル−3−メ
ルカプトプロピオネート)フォスファイト、トリフェニ
ルフォスファイト、トリオクタデシルフォスファイト、
トリステアリルフォスファイト、トリラウリルトリチオ
フォスファイト、トリイソオクチルフォスファイト、ト
リス(ノニルフェニル)フォスファイト、トリクレジル
フォスファイト、ジフェニルイソデシルフォスファイト
などの亜燐酸トリアルキルエステル類、亜燐酸ジアルキ
ルエステル類、亜燐酸モノアルキルエステル類などが挙
げられ、好ましくはトリス(アルキルフェニル)フォス
ファイトであり、その代表例としては化2の一般式
(2)で表されるものである。
ォスファイトは、トリス(2−エチルヘキシル−3−メ
ルカプトプロピオネート)フォスファイト、トリフェニ
ルフォスファイト、トリオクタデシルフォスファイト、
トリステアリルフォスファイト、トリラウリルトリチオ
フォスファイト、トリイソオクチルフォスファイト、ト
リス(ノニルフェニル)フォスファイト、トリクレジル
フォスファイト、ジフェニルイソデシルフォスファイト
などの亜燐酸トリアルキルエステル類、亜燐酸ジアルキ
ルエステル類、亜燐酸モノアルキルエステル類などが挙
げられ、好ましくはトリス(アルキルフェニル)フォス
ファイトであり、その代表例としては化2の一般式
(2)で表されるものである。
【0012】
【化2】 (式中、R2、R3は炭素数1〜12のアルキル基であ
り、好ましくは炭素数2〜6のアルキル基である。) これらのトリス(アルキルフェニル)フォスファイトの
うち、特に好ましいものは、トリス(2,4−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイトである。
り、好ましくは炭素数2〜6のアルキル基である。) これらのトリス(アルキルフェニル)フォスファイトの
うち、特に好ましいものは、トリス(2,4−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイトである。
【0013】本発明のタービン油組成物に使用されるベ
ンゾトリアゾール及びその誘導体は、化3の一般式
(3)で表されるベンゾトリアゾールと、それに水溶性
アミン、脂肪酸エステルなどを反応して得られる誘導体
である。
ンゾトリアゾール及びその誘導体は、化3の一般式
(3)で表されるベンゾトリアゾールと、それに水溶性
アミン、脂肪酸エステルなどを反応して得られる誘導体
である。
【0014】
【化3】 これらのベンゾトリアゾールとその誘導体は、1種単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0015】本発明のタービン油組成物に使用されるア
ルキルコハク酸の誘導体としては、アルキルコハク酸ア
ミド、アルキルコハク酸エステルなどが挙げられ、アル
キルコハク酸の誘導体の好適なものは、化4の一般式
(4)又は化5の一般式(5)で表されるものである。
ルキルコハク酸の誘導体としては、アルキルコハク酸ア
ミド、アルキルコハク酸エステルなどが挙げられ、アル
キルコハク酸の誘導体の好適なものは、化4の一般式
(4)又は化5の一般式(5)で表されるものである。
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】
【0018】上記2つの式中、R4、R6及びR7は炭素
数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R5
は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示す。R4
の好ましいものは、炭素数10〜14のアルケニル基で
あり、特に好ましくはドデセニル(−CH12H25)又は
ドデカジエニル(−CH12H23)である。R6及びR7の
好ましいものは、炭素数8〜16のアルキル基又はアル
ケニル基である。R4、R6及びR7の具体例として
は、、例えばヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウ
ンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘプタデシル、オ
クタデシル、ヘキセニル、オクテニル、ノネニル、デセ
ニル、ウンデセニル、ドデセニル、テトラデセニル、ヘ
プタデセニル、オクタデセニル、ヘキサジエニル、オク
タジエニル、ノナジエニル、デカジエニル、ウンデカジ
エニル、ドデカジエニル、テトラデカジエニル、ヘプタ
デカジエニル、オクタデカジエニルなどが挙げられる。
数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R5
は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基を示す。R4
の好ましいものは、炭素数10〜14のアルケニル基で
あり、特に好ましくはドデセニル(−CH12H25)又は
ドデカジエニル(−CH12H23)である。R6及びR7の
好ましいものは、炭素数8〜16のアルキル基又はアル
ケニル基である。R4、R6及びR7の具体例として
は、、例えばヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウ
ンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘプタデシル、オ
クタデシル、ヘキセニル、オクテニル、ノネニル、デセ
ニル、ウンデセニル、ドデセニル、テトラデセニル、ヘ
プタデセニル、オクタデセニル、ヘキサジエニル、オク
タジエニル、ノナジエニル、デカジエニル、ウンデカジ
エニル、ドデカジエニル、テトラデカジエニル、ヘプタ
デカジエニル、オクタデカジエニルなどが挙げられる。
【0019】R5の具体例としては、例えばn−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert
−ブチル、、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、tert−ペンチル、2−メチルブチルなどが挙げ
られる。これらのアルキルコハク酸誘導体は、1種単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
いが、好ましくは2種以上を組み合わせたものであり、
特に好ましくはアルケニルコハク酸の部分エステルとア
ルキルコハク酸アミドを組み合わせたものである。な
お、本発明のタービン油組成物は、アルキル化ジフェニ
ルアミンをさらに添加しても、同様の効果が得られる。
アルキル化ジフェニルアミンの好適なものは、化1の一
般式(1)で表されるものである。
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert
−ブチル、、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、tert−ペンチル、2−メチルブチルなどが挙げ
られる。これらのアルキルコハク酸誘導体は、1種単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
いが、好ましくは2種以上を組み合わせたものであり、
特に好ましくはアルケニルコハク酸の部分エステルとア
ルキルコハク酸アミドを組み合わせたものである。な
お、本発明のタービン油組成物は、アルキル化ジフェニ
ルアミンをさらに添加しても、同様の効果が得られる。
アルキル化ジフェニルアミンの好適なものは、化1の一
般式(1)で表されるものである。
【0020】
【化6】
【0021】(式中、R8、R9は、それぞれ水素原子、
又は炭素数1〜16のアルキル基を示す。) 上記式中、R8及びR9の好ましいものは、水素原子又は
炭素数3〜9のアルキル基であり、特に好ましくは水素
原子又は炭素数4及び8のアルキル基である。炭素数1
〜16のアルキル基の具体例としては、例えばR1のも
のと同様なものが挙げられる。アルキル化ジフェニルア
ミンの好適な具体例としては、例えばp,p−ジオクチ
ルジフェニルアミン、オクチルジフェニルアミンなどが
挙げられる。これらのアルキル化ジフェニルアミンは、
1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
又は炭素数1〜16のアルキル基を示す。) 上記式中、R8及びR9の好ましいものは、水素原子又は
炭素数3〜9のアルキル基であり、特に好ましくは水素
原子又は炭素数4及び8のアルキル基である。炭素数1
〜16のアルキル基の具体例としては、例えばR1のも
のと同様なものが挙げられる。アルキル化ジフェニルア
ミンの好適な具体例としては、例えばp,p−ジオクチ
ルジフェニルアミン、オクチルジフェニルアミンなどが
挙げられる。これらのアルキル化ジフェニルアミンは、
1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
【0022】本発明のタービン油組成物において、基油
である鉱油又は合成油に配合する上記各添加剤の配合割
合は、以下に示す通りである。アルキル化フェニル−α
−ナフチルアミンの配合割合は、0.05〜0.7重量
%であることが必要であり、好ましくは0.1〜0.5
重量%、さらに好ましくは0.1〜0.3重量%であ
る。フォスファイトの配合割合は、0.1〜0.5重量
%であることが必要であり、好ましくは0.1〜0.3
重量%である。アルキルコハク酸誘導体の配合割合は、
0.01〜0.3重量%であることが必要であり、好ま
しくは0.03〜0.1重量%であり、さらに好ましく
は0.03〜0.07重量%である。
である鉱油又は合成油に配合する上記各添加剤の配合割
合は、以下に示す通りである。アルキル化フェニル−α
−ナフチルアミンの配合割合は、0.05〜0.7重量
%であることが必要であり、好ましくは0.1〜0.5
重量%、さらに好ましくは0.1〜0.3重量%であ
る。フォスファイトの配合割合は、0.1〜0.5重量
%であることが必要であり、好ましくは0.1〜0.3
重量%である。アルキルコハク酸誘導体の配合割合は、
0.01〜0.3重量%であることが必要であり、好ま
しくは0.03〜0.1重量%であり、さらに好ましく
は0.03〜0.07重量%である。
【0023】ベンゾトリアゾール及びその誘導体の配合
割合は、0.001〜0.05重量%であることが必要
であり、好ましくは0.003〜0.02重量%、特に
好ましくは0.005〜0.01重量%である。アルキ
ル化ジフェニルアミンを添加する場合、その配合割合
は、通常0.2重量%以下である。本発明のタービン油
組成物においては、基油である鉱油又は合成油に上記添
加剤を上記配合割合で配合することにより、非常に高い
酸化安定性を示すと共に、スラッジの発生が極めて少な
く色安定性に優れ、長期に亘り酸化安定性を有するター
ビン油組成物を得ることができる。
割合は、0.001〜0.05重量%であることが必要
であり、好ましくは0.003〜0.02重量%、特に
好ましくは0.005〜0.01重量%である。アルキ
ル化ジフェニルアミンを添加する場合、その配合割合
は、通常0.2重量%以下である。本発明のタービン油
組成物においては、基油である鉱油又は合成油に上記添
加剤を上記配合割合で配合することにより、非常に高い
酸化安定性を示すと共に、スラッジの発生が極めて少な
く色安定性に優れ、長期に亘り酸化安定性を有するター
ビン油組成物を得ることができる。
【0024】なお、本発明のタービン油組成物には、所
望によりさらに各種添加剤を配合してもよい。各種添加
剤としては、例えばスチレン−ブタジエン水添加共重合
体、エチレンプロピレン共重合体、ポリイソブチレン、
ポリメタクリレートなどの流動点降下剤、ポリアクリレ
ート、ポリジメチルシロキサンなどの消泡剤などが挙げ
られる。
望によりさらに各種添加剤を配合してもよい。各種添加
剤としては、例えばスチレン−ブタジエン水添加共重合
体、エチレンプロピレン共重合体、ポリイソブチレン、
ポリメタクリレートなどの流動点降下剤、ポリアクリレ
ート、ポリジメチルシロキサンなどの消泡剤などが挙げ
られる。
【0025】本発明のタービン油組成物は、上記添加剤
を基油である鉱油又は合成油に配合することにより製造
することができる。基油及び添加剤の混合方法及び添加
方法は、特に制限されるものではなく、種々の方法によ
り行うことができ、混合順序及び添加順序も種々の混合
順序及び添加順序で行うことができる。例えば、基油に
各添加剤を順次添加してもよいし、予め各添加剤を混合
しておいて鉱油に添加してもよい。
を基油である鉱油又は合成油に配合することにより製造
することができる。基油及び添加剤の混合方法及び添加
方法は、特に制限されるものではなく、種々の方法によ
り行うことができ、混合順序及び添加順序も種々の混合
順序及び添加順序で行うことができる。例えば、基油に
各添加剤を順次添加してもよいし、予め各添加剤を混合
しておいて鉱油に添加してもよい。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら制
限されるものではない。実施例及び比較例における評価
方法は、次の方法に従って行った。
説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら制
限されるものではない。実施例及び比較例における評価
方法は、次の方法に従って行った。
【0027】酸化安定性の評価方法 (1)RBOT(分) 潤滑油の酸化防止性能を評価する方法の一つで、JIS
K2514に制定されている回転ボンベ式酸化安定度
試験によるもの。
K2514に制定されている回転ボンベ式酸化安定度
試験によるもの。
【0028】(2)TOST後の全酸価増加、RBOT
(分)、色相(ASTM) TOSTは、潤滑油の酸化防止性能を評価する方法の一
つで、JIS K2514に制定されているタービン油
酸化安定度試験法によるもので、規定された試験時間後
の全酸価にて試験結果を表す。JIS K2514に
は、規定されていないが、試験後のタービン油のRBO
T、色相(ASTM)についても測定、比較を行った。
これらが優れているほど、長期にわたる酸化安定性を有
するタービン油であることを示している。
(分)、色相(ASTM) TOSTは、潤滑油の酸化防止性能を評価する方法の一
つで、JIS K2514に制定されているタービン油
酸化安定度試験法によるもので、規定された試験時間後
の全酸価にて試験結果を表す。JIS K2514に
は、規定されていないが、試験後のタービン油のRBO
T、色相(ASTM)についても測定、比較を行った。
これらが優れているほど、長期にわたる酸化安定性を有
するタービン油であることを示している。
【0029】次に、実施例及び比較例において使用した
鉱油及び各添加剤を以下に示す。 鉱油(基油) 基油A、Bは、減圧蒸留留出油をフルフラールで溶剤抽
出し、メチルエチルケトンで溶剤脱ろう後、さらに水素
化精製した基油で、粘度がISO VG32のものであ
り、基油に含まれる芳香族分はASTM D3238の
環分析法(n−d−m)による測定結果である。
鉱油及び各添加剤を以下に示す。 鉱油(基油) 基油A、Bは、減圧蒸留留出油をフルフラールで溶剤抽
出し、メチルエチルケトンで溶剤脱ろう後、さらに水素
化精製した基油で、粘度がISO VG32のものであ
り、基油に含まれる芳香族分はASTM D3238の
環分析法(n−d−m)による測定結果である。
【0030】アルキル化フェニル−α−ナフチルアミン 一般式(1)において、R1が、−C8H17のもの。
【0031】ベンゾトリアゾール 一般式(3)で表されるベンゾトリアゾール。
【0032】アルキルコハク酸誘導体(1) 一般式(4)において、R4が炭素数12のアルケニル
基であり、R5が炭素数5のアルキル基であるのもの。 アルキルコハク酸誘導体(2) 一般式(5)において、R6が炭素数12のアルキル基
であり、R7が炭素数12のアルキル基であるのもの。
基であり、R5が炭素数5のアルキル基であるのもの。 アルキルコハク酸誘導体(2) 一般式(5)において、R6が炭素数12のアルキル基
であり、R7が炭素数12のアルキル基であるのもの。
【0033】アルキル化ジフェニルアミン 一般式(6)において、R8、R9が、水素原子、−C4
H9、−C8H17のいずれかの組み合わせの混合物。
H9、−C8H17のいずれかの組み合わせの混合物。
【0034】実施例1 基油Aに、アルキル化ジフェニルアミン、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミン、トリス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)フォスファイト、ベンゾトリアゾー
ル誘導体、アルキルコハク酸誘導体(1)、アルキルコ
ハク酸誘導体(2)及び消泡剤を、表1に示される配合
割合で配合し、タービン油組成物を調製した。タービン
油組成物の評価を行い、その結果を表1に示した。
ェニル−α−ナフチルアミン、トリス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)フォスファイト、ベンゾトリアゾー
ル誘導体、アルキルコハク酸誘導体(1)、アルキルコ
ハク酸誘導体(2)及び消泡剤を、表1に示される配合
割合で配合し、タービン油組成物を調製した。タービン
油組成物の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0035】実施例2 実施例1において、アルキル化ジフェニルアミンを配合
せず、アルキル化フェニル−α−ナフチルアミンの配合
割合を0.15重量%に変えた以外は実施例1と同様に
配合し、タービン油組成物を調製した。タービン油組成
物の評価を行い、その結果を表1に示した。
せず、アルキル化フェニル−α−ナフチルアミンの配合
割合を0.15重量%に変えた以外は実施例1と同様に
配合し、タービン油組成物を調製した。タービン油組成
物の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0036】比較例1 実施例1において、アルキル化ジフェニルアミン及びア
ルキルコハク酸誘導体(2)を配合せず、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンの配合割合を0.15重量
%に変え、アルキルコハク酸誘導体(1)の配合割合を
0.05重量%に変えた以外は実施例1と同様に配合
し、タービン油組成物を調製した。タービン油組成物の
評価を行い、その結果を表1に示した。
ルキルコハク酸誘導体(2)を配合せず、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンの配合割合を0.15重量
%に変え、アルキルコハク酸誘導体(1)の配合割合を
0.05重量%に変えた以外は実施例1と同様に配合
し、タービン油組成物を調製した。タービン油組成物の
評価を行い、その結果を表1に示した。
【0037】比較例2 実施例1において、アルキル化ジフェニルアミン及びア
ルキルコハク酸誘導体(1)を配合せず、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンの配合割合を0.15重量
%に変え、アルキルコハク酸誘導体(2)の配合割合を
0.05重量%に変えた以外は実施例1と同様に配合
し、タービン油組成物を調製した。タービン油組成物の
評価を行い、その結果を表1に示した。
ルキルコハク酸誘導体(1)を配合せず、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンの配合割合を0.15重量
%に変え、アルキルコハク酸誘導体(2)の配合割合を
0.05重量%に変えた以外は実施例1と同様に配合
し、タービン油組成物を調製した。タービン油組成物の
評価を行い、その結果を表1に示した。
【0038】比較例3 実施例1において、アルキル化ジフェニルアミン及びト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
トを配合せず、アルキル化フェニル−α−ナフチルアミ
ンの配合割合を0.15重量%に変えた以外は実施例1
と同様に配合し、タービン油組成物を調製した。タービ
ン油組成物の評価を行い、その結果を表1に示した。
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
トを配合せず、アルキル化フェニル−α−ナフチルアミ
ンの配合割合を0.15重量%に変えた以外は実施例1
と同様に配合し、タービン油組成物を調製した。タービ
ン油組成物の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0039】比較例4 基油Bに、DBPC、アルキルコハク酸誘導体(1)、
及び消泡剤を、表1に示される配合割合で配合し、ター
ビン油組成物を調製した。タービン油組成物の評価を行
い、その結果を表2に示した。
及び消泡剤を、表1に示される配合割合で配合し、ター
ビン油組成物を調製した。タービン油組成物の評価を行
い、その結果を表2に示した。
【0040】比較例5 基油Aの代わりに基油Bを使用した以外は、実施例1と
同様にしてタービン油組成物を調製した。タービン油組
成物の評価を行い、その結果を表2に示した。
同様にしてタービン油組成物を調製した。タービン油組
成物の評価を行い、その結果を表2に示した。
【0041】比較例6 実施例1において、基油Aの代わりに基油Bを使用し、
アルキル化ジフェニルアミンを配合せず、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンの配合割合を0.15重量
%に変えた以外は実施例1と同様に配合し、タービン油
組成物を調製した。タービン油組成物の評価を行い、そ
の結果を表2に示した。
アルキル化ジフェニルアミンを配合せず、アルキル化フ
ェニル−α−ナフチルアミンの配合割合を0.15重量
%に変えた以外は実施例1と同様に配合し、タービン油
組成物を調製した。タービン油組成物の評価を行い、そ
の結果を表2に示した。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明のタービン油組成物は、非常に高
い酸化安定性を示すと共に、スラッジ発生が極めて少な
く色安定性に優れ、長期に亘り酸化安定性を示す。
い酸化安定性を示すと共に、スラッジ発生が極めて少な
く色安定性に優れ、長期に亘り酸化安定性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 129:76 133:16 133:44) C10N 30:04 30:10 40:12 (72)発明者 林 健司 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社コ スモ総合研究所研究開発センター内 (72)発明者 細矢 愼一郎 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社コ スモ総合研究所研究開発センター内 (72)発明者 矢野 法生 埼玉県幸手市権現堂1134−2 株式会社コ スモ総合研究所研究開発センター内
Claims (1)
- 【請求項1】 芳香族分含有量0.5重量%以下、硫黄
含有量5ppm以下、粘度指数100以上の鉱油又は合
成油を基油とし、その基油にアルキル化フェニル−α−
ナフチルアミンを0.05〜0.7重量%、フォスファ
イトを0.1〜0.5重量%、アルキルコハク酸誘導体
を0.01〜0.3重量%、並びにベンゾトリアゾール
及びその誘導体の少なくとも1種を0.001〜0.0
5重量%の割合で配合してなることを特徴とするタービ
ン油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7377994A JPH07258677A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | タービン油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7377994A JPH07258677A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | タービン油組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258677A true JPH07258677A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13528039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7377994A Pending JPH07258677A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | タービン油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07258677A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6207623B1 (en) | 2000-01-14 | 2001-03-27 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Industrial oils of enhanced resistance to oxidation |
WO2003106601A1 (ja) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | 新日本石油株式会社 | 潤滑油組成物 |
AU2010328497B2 (en) * | 2009-12-10 | 2014-02-13 | Soane Energy, Llc | Low interfacial tension surfactants for petroleum applications |
US8969612B2 (en) | 2009-12-10 | 2015-03-03 | Soane Energy, Llc | Low interfacial tension surfactants for petroleum applications |
US11060046B2 (en) | 2015-03-20 | 2021-07-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Lubricating oil composition |
WO2023162708A1 (ja) * | 2022-02-28 | 2023-08-31 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP7377994A patent/JPH07258677A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6207623B1 (en) | 2000-01-14 | 2001-03-27 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Industrial oils of enhanced resistance to oxidation |
WO2003106601A1 (ja) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | 新日本石油株式会社 | 潤滑油組成物 |
AU2010328497B2 (en) * | 2009-12-10 | 2014-02-13 | Soane Energy, Llc | Low interfacial tension surfactants for petroleum applications |
US8742165B2 (en) | 2009-12-10 | 2014-06-03 | Soane Energy, Llc | Low interfacial tension surfactants for petroleum applications |
US8969612B2 (en) | 2009-12-10 | 2015-03-03 | Soane Energy, Llc | Low interfacial tension surfactants for petroleum applications |
US11060046B2 (en) | 2015-03-20 | 2021-07-13 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Lubricating oil composition |
WO2023162708A1 (ja) * | 2022-02-28 | 2023-08-31 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU755427B2 (en) | Poly(neopentyl polyol) ester based coolants and improved additive package | |
US4880551A (en) | Antioxidant synergists for lubricating compositions | |
US20030125218A1 (en) | Biodegradable non-toxic gear oil | |
US3923672A (en) | Turbine oil compositions | |
JPH07228882A (ja) | ガスタービン油組成物 | |
CA1280402C (en) | Lubricants for reciprocating air compressors | |
JPH04142396A (ja) | チオジキサントゲン及び金属チオホスフェートを含む潤滑油 | |
JP2001214187A (ja) | 油圧作動油組成物 | |
CA2486699A1 (en) | Ashless additive formulations suitable for hydraulic oil applications | |
JP2001303086A (ja) | 潤滑油組成物および添加剤組成物 | |
JP4249485B2 (ja) | 高イオウ含量ベースストックを有し、さらなる酸化防止剤としてジチオカルバミン酸モリブデンを含有するエンジン潤滑剤 | |
JP2017517610A (ja) | 改善された適合性を有する合成工業用潤滑剤 | |
JPH04106195A (ja) | 潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物 | |
WO2007084854A1 (en) | Lubricant oil and lubricating oil additive concentrate compositions | |
JPH07258677A (ja) | タービン油組成物 | |
US20030171227A1 (en) | Stabilizing compositions for lubricating oils | |
JP3495168B2 (ja) | 潤滑油組成物 | |
JPH0395297A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JPH07126680A (ja) | 耐摩耗性潤滑油組成物 | |
JPH0345697A (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP2006522153A (ja) | アルキル化ジフェニルアミンの製造方法 | |
JP3151784B2 (ja) | 耐熱作動油組成物 | |
JPH07268379A (ja) | 建設機械用ディーゼルエンジン油組成物 | |
JPH11246883A (ja) | エンジン油組成物 | |
CN115491246B (zh) | 冷冻机油、工作流体组合物及应用 |