JPH07258145A - 新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents
新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍剤Info
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- JPH07258145A JPH07258145A JP7129394A JP7129394A JPH07258145A JP H07258145 A JPH07258145 A JP H07258145A JP 7129394 A JP7129394 A JP 7129394A JP 7129394 A JP7129394 A JP 7129394A JP H07258145 A JPH07258145 A JP H07258145A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/27—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
- C07C45/29—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation of hydroxy groups
- C07C45/298—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation of hydroxy groups with manganese derivatives
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】下記の一般式
【化1】
(式中、R1は炭素数1〜5のアルコキシ基、R2は炭
素数1〜5のアルコキシ基、水酸基または炭素数1〜5
のアシルオキシ基、R3は水素原子または炭素数1〜5
のアルコキシ基およびR4は炭素数1〜8のn−アルキ
ル基を示す)で表される新規ベンゾイル基含有アセチレ
ン系化合物である。 【効果】 優れた抗腫瘍活性を示す。
素数1〜5のアルコキシ基、水酸基または炭素数1〜5
のアシルオキシ基、R3は水素原子または炭素数1〜5
のアルコキシ基およびR4は炭素数1〜8のn−アルキ
ル基を示す)で表される新規ベンゾイル基含有アセチレ
ン系化合物である。 【効果】 優れた抗腫瘍活性を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規ベンゾイル基含有
アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍
剤に関するものである。
アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】わが国の死因の第一位は癌によるもので
あり、依然として癌に対する社会的関心は高く、癌の予
防、治療のためにあらゆる面からのアプローチが行わ
れ、総合的に研究がなされている。
あり、依然として癌に対する社会的関心は高く、癌の予
防、治療のためにあらゆる面からのアプローチが行わ
れ、総合的に研究がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの研究成果は着
実に癌撲滅のために貢献しているが、さらにより抗腫瘍
活性が高く、副作用の少ない抗腫瘍剤の開発が望まれて
いた。そこで本発明の目的は、抗腫瘍活性が高く、副作
用の少ない新規化合物およびこれを有効成分とする抗腫
瘍剤を提供することにある。
実に癌撲滅のために貢献しているが、さらにより抗腫瘍
活性が高く、副作用の少ない抗腫瘍剤の開発が望まれて
いた。そこで本発明の目的は、抗腫瘍活性が高く、副作
用の少ない新規化合物およびこれを有効成分とする抗腫
瘍剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、乾癬症治療剤の有
効成分として開発された新規化合物の中に優れた抗腫瘍
作用を有するものがあることを突き止め、その化合物の
当該作用の発現部分と推定される構造を中心にさらに研
究を重ねたところ、特定ベンゾイル基含有アセチレン系
化合物が優れた抗腫瘍活性を有することを見い出し、本
発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、乾癬症治療剤の有
効成分として開発された新規化合物の中に優れた抗腫瘍
作用を有するものがあることを突き止め、その化合物の
当該作用の発現部分と推定される構造を中心にさらに研
究を重ねたところ、特定ベンゾイル基含有アセチレン系
化合物が優れた抗腫瘍活性を有することを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、次の一般式
【化2】 (式中、R1は炭素数1〜5のアルコキシ基、R2は炭
素数1〜5のアルコキシ基、水酸基または炭素数1〜5
のアシルオキシ基、R3は水素原子または炭素数1〜5
のアルコキシ基およびR4は炭素数1〜8のn−アルキ
ル基を示す)で表される新規ベンゾイル基含有アセチレ
ン系化合物である。
素数1〜5のアルコキシ基、水酸基または炭素数1〜5
のアシルオキシ基、R3は水素原子または炭素数1〜5
のアルコキシ基およびR4は炭素数1〜8のn−アルキ
ル基を示す)で表される新規ベンゾイル基含有アセチレ
ン系化合物である。
【0006】上記(1)式で表される本発明の化合物の
好適例として、下記のものを挙げることができる。
好適例として、下記のものを挙げることができる。
【0007】(イ)上記(1)式中、R4がn−ペンチ
ル基であるベンゾイル基含有アセチレン系化合物。
ル基であるベンゾイル基含有アセチレン系化合物。
【0008】(ロ)上記(イ)の化合物のうち、R1が
メトキシ基であるベンゾイル基含有アセチレン系化合
物。
メトキシ基であるベンゾイル基含有アセチレン系化合
物。
【0009】(ハ)上記(ロ)の化合物のうち、R2が
メトキシ基、水酸基またはアセトキシ基であるベンゾイ
ル基含有アセチレン系化合物。
メトキシ基、水酸基またはアセトキシ基であるベンゾイ
ル基含有アセチレン系化合物。
【0010】(ニ)上記(ハ)の化合物のうち、R3が
水素原子またはメトキシ基であるベンゾイル基含有アセ
チレン系化合物。
水素原子またはメトキシ基であるベンゾイル基含有アセ
チレン系化合物。
【0011】更に、本発明は、上記ベンゾイル基含有ア
セチレン系化合物を有効成分とする抗腫瘍剤に関するも
のである。以下に、本発明の好適化合物の製造例につい
て説明する。
セチレン系化合物を有効成分とする抗腫瘍剤に関するも
のである。以下に、本発明の好適化合物の製造例につい
て説明する。
【0012】下記(2)式で表されるベンズアルデヒド
と末端アセチレンとをカップリングし、次いで二酸化マ
ンガンまたはピリジニウムクロロクロメート(PC
C)、ピリジニウムジクロメート(PDC)のクロム系
酸化剤等の酸化剤で酸化することにより目的化合物
(1)を得ることができる。
と末端アセチレンとをカップリングし、次いで二酸化マ
ンガンまたはピリジニウムクロロクロメート(PC
C)、ピリジニウムジクロメート(PDC)のクロム系
酸化剤等の酸化剤で酸化することにより目的化合物
(1)を得ることができる。
【0013】
【化3】 なお、R2が水酸基である場合には、その保護基である
t−ブチルジメチルシリル(TBDMS)基で予め保護
しておき、酸化後に当該保護基を外し、またR2がアセ
トキシ基である場合には更にアセチル化すればよい。
t−ブチルジメチルシリル(TBDMS)基で予め保護
しておき、酸化後に当該保護基を外し、またR2がアセ
トキシ基である場合には更にアセチル化すればよい。
【0014】次に、本発明の化合物の投与量および製剤
化について説明する。本発明の化合物はそのまま、ある
いは慣用の製剤担体とともに動物およびヒトに投与する
ことができる。投与形態としては特に制限がなく、必要
に応じて適宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆
粒剤、細粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経
口剤を挙げることができる。
化について説明する。本発明の化合物はそのまま、ある
いは慣用の製剤担体とともに動物およびヒトに投与する
ことができる。投与形態としては特に制限がなく、必要
に応じて適宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆
粒剤、細粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経
口剤を挙げることができる。
【0015】経口剤として所期の効果を発揮するために
は、患者の年齢、体重、疾患の程度によって異なるが、
通常、成人で本発明の化合物の重量として10〜600
0mgを、一日数回に分けて服用するのが適当と思われ
る。
は、患者の年齢、体重、疾患の程度によって異なるが、
通常、成人で本発明の化合物の重量として10〜600
0mgを、一日数回に分けて服用するのが適当と思われ
る。
【0016】経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、
マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスタ
ーチ、無機塩類等を用いて常法にしたがって製造するこ
とができる。
マンニット、カルボキシメチルセルロース、コーンスタ
ーチ、無機塩類等を用いて常法にしたがって製造するこ
とができる。
【0017】この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他、
結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、
矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、
矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
【0018】夫々の具体例は以下に示す通りである。 結合剤 デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール等を挙げることがで
きる。
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール等を挙げることがで
きる。
【0019】崩壊剤 デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース等を挙げることができる。
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース等を挙げることができる。
【0020】界面活性剤 ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート80等を挙げることができ
る。
エステル、ポリソルベート80等を挙げることができ
る。
【0021】滑沢剤 タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル等を挙げることができる。
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル等を挙げることができる。
【0022】流動性促進剤 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム等を挙げること
ができる。
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム等を挙げること
ができる。
【0023】また、本発明の化合物は、懸濁液、エマル
ジョン液、シロップ剤、エリキシル剤としても投与する
ことができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色
剤を含有させてもよい。
ジョン液、シロップ剤、エリキシル剤としても投与する
ことができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色
剤を含有させてもよい。
【0024】非経口剤として所期の効果を発揮するため
には、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なるが、
通常、成人で本発明の化合物の重量として一日1〜10
0mgまでの静注、点滴静射、皮下注射、筋肉注射が適
当と思われる。
には、患者の年齢、体重、疾患の程度により異なるが、
通常、成人で本発明の化合物の重量として一日1〜10
0mgまでの静注、点滴静射、皮下注射、筋肉注射が適
当と思われる。
【0025】これらの非経口剤は常法によって製造さ
れ、希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブ
ドウ糖水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、
ダイズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等を用いることができる。さらに
必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよ
い。また、この非経口剤は安定性の点から、バイアル等
に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去
し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することも
でいる。さらに必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、
防腐剤、無痛化剤等を加えてもよい。
れ、希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブ
ドウ糖水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、
ダイズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール等を用いることができる。さらに
必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよ
い。また、この非経口剤は安定性の点から、バイアル等
に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去
し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することも
でいる。さらに必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、
防腐剤、無痛化剤等を加えてもよい。
【0026】
【実施例】次に本発明を実施例に基づき具体的に説明す
る。 実施例11−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オク
チン−1−オンの合成 下記の反応式、
る。 実施例11−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−オク
チン−1−オンの合成 下記の反応式、
【0027】
【化4】 に基づき以下のようにして標記の目的化合物を合成し
た。
た。
【0028】n−ブチルリチウム(1.68Mヘキサ
ン)34.0ml(57.1mmol)のテトラヒドロ
フラン溶液100mlに、−50℃で1−ヘプチン5.
88g(61.1mmol)のテトラヒドロフラン溶液
50mlを滴下し、そのまま1時間撹拌した。さらに、
3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド6.00g
(30.6mmol)のテトラヒドロフラン溶液50m
lを滴下し、そのまま16時間撹拌した。反応混合物に
水200mlを加え、酢酸エチル100mlで3回抽出
し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をジクロロメタン
300mlに溶かし、二酸化マンガン26.6g(30
6mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合
物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。濃縮物をカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:
5)で精製したところ、1−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−2−オクチン−1−オンを油状物として
6.33g(71.4%)得た。得られた生成物の同定
は下記に示す理化学的性質により行った。
ン)34.0ml(57.1mmol)のテトラヒドロ
フラン溶液100mlに、−50℃で1−ヘプチン5.
88g(61.1mmol)のテトラヒドロフラン溶液
50mlを滴下し、そのまま1時間撹拌した。さらに、
3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド6.00g
(30.6mmol)のテトラヒドロフラン溶液50m
lを滴下し、そのまま16時間撹拌した。反応混合物に
水200mlを加え、酢酸エチル100mlで3回抽出
し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をジクロロメタン
300mlに溶かし、二酸化マンガン26.6g(30
6mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応混合
物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。濃縮物をカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:
5)で精製したところ、1−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−2−オクチン−1−オンを油状物として
6.33g(71.4%)得た。得られた生成物の同定
は下記に示す理化学的性質により行った。
【0029】赤外吸収スペクトル:IRνmax cm
−1(KBr):2940, 2868, 2216,
1640, 1582, 1502,1462, 1
416, 1334, 1220, 1182, 11
28,1002, 862, 768, 742, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.43(2H,s) 3.
94(3H,s) 3.93(6H,s) 2.51
(2H,t,J=7.0) 1.7−1.6(2H,
m) 1.5−1.3(4H,m) 0.93(3H,
t,J=7.0) マススペクトル: m/z(%)[EI−MS]:29
1(18%) 290(M+,100%) 275(1
3%)
−1(KBr):2940, 2868, 2216,
1640, 1582, 1502,1462, 1
416, 1334, 1220, 1182, 11
28,1002, 862, 768, 742, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.43(2H,s) 3.
94(3H,s) 3.93(6H,s) 2.51
(2H,t,J=7.0) 1.7−1.6(2H,
m) 1.5−1.3(4H,m) 0.93(3H,
t,J=7.0) マススペクトル: m/z(%)[EI−MS]:29
1(18%) 290(M+,100%) 275(1
3%)
【0030】実施例21−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−2−
オクチン−1−オンの合成
オクチン−1−オンの合成
【0031】4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアル
デヒド15.2g(0.100mol)のジメチルホル
ムアミド溶液200mlに、t−ブチルジメチルシリル
クロライド18.1g(0.120mol)、イミダゾ
ール9.60g (0.141mol)を加えて、室温
で15時間撹拌した。反応混合物を氷水300ml中に
注ぎ、エーテル200mlで3回抽出し、洗浄、乾燥
後、濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製したところ、4−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−メトキシベンズ
アルデヒドを油状物として22.7g(85.0%)得
た。この4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−メ
トキシベンズアルデヒドを用いて下記の反応式、
デヒド15.2g(0.100mol)のジメチルホル
ムアミド溶液200mlに、t−ブチルジメチルシリル
クロライド18.1g(0.120mol)、イミダゾ
ール9.60g (0.141mol)を加えて、室温
で15時間撹拌した。反応混合物を氷水300ml中に
注ぎ、エーテル200mlで3回抽出し、洗浄、乾燥
後、濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製したところ、4−
t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−メトキシベンズ
アルデヒドを油状物として22.7g(85.0%)得
た。この4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−3−メ
トキシベンズアルデヒドを用いて下記の反応式、
【0032】
【化5】 に基づき以下のようにして標記の目的化合物を合成し
た。
た。
【0033】n−ブチルリチウム(1.68M−ヘキサ
ン)35.0ml(58.8mmol)のテトラヒドロ
フラン溶液(60ml)に、−30℃で1−ヘプチン
8.00ml(61.5 mmol)を滴下し、そのま
ま1時間撹拌した。さらに、4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド9.97g
(37.3 mmol)のテトラヒドロフラン溶液40
mlを滴下し、そのまま17時間撹拌した。反応混合物
に水100mlを加え、酢酸エチル100mlで3回抽
出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:7)で精製
したところ、1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−3−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシ−2−オ
クチンを油状物として12.6g(93.3%)得た。
ン)35.0ml(58.8mmol)のテトラヒドロ
フラン溶液(60ml)に、−30℃で1−ヘプチン
8.00ml(61.5 mmol)を滴下し、そのま
ま1時間撹拌した。さらに、4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド9.97g
(37.3 mmol)のテトラヒドロフラン溶液40
mlを滴下し、そのまま17時間撹拌した。反応混合物
に水100mlを加え、酢酸エチル100mlで3回抽
出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:7)で精製
したところ、1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−3−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシ−2−オ
クチンを油状物として12.6g(93.3%)得た。
【0034】次いで、1−(4−t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−3−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシ
−2−オクチン12.5g(34.5mmol)のジク
ロロメタン溶液300 mlに、二酸化マンガン30.
0g(345mmol)を加え、室温で4 時間撹拌し
た。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。
濃縮物をテトラヒドロフラン100 mlに溶解し、−
10℃でテトラブチルアンモニウムフルオライド(1.
0M−テトラヒドロフラン)40.0ml(40.0m
mol)を滴下し、そのまま30分間撹拌した。反応混
合物に水100mlを加え酢酸エチル100mlで3回
抽出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)で精
製し、結晶化したところ、1−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシフェニル)−2−オクチン−1−オンを5.8
1g(68.4%)得た。得られた生成物の同定は下記
に示す理化学的性質により行った。
リルオキシ−3−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシ
−2−オクチン12.5g(34.5mmol)のジク
ロロメタン溶液300 mlに、二酸化マンガン30.
0g(345mmol)を加え、室温で4 時間撹拌し
た。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。
濃縮物をテトラヒドロフラン100 mlに溶解し、−
10℃でテトラブチルアンモニウムフルオライド(1.
0M−テトラヒドロフラン)40.0ml(40.0m
mol)を滴下し、そのまま30分間撹拌した。反応混
合物に水100mlを加え酢酸エチル100mlで3回
抽出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:4)で精
製し、結晶化したところ、1−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシフェニル)−2−オクチン−1−オンを5.8
1g(68.4%)得た。得られた生成物の同定は下記
に示す理化学的性質により行った。
【0035】融点:57.5℃ 赤外吸収スペクトル:IRνmax cm−1(KB
r):3368, 2956, 2932, 222
8, 2196, 1632,1604, 1570,
1512, 1462, 1286, 1222,1
192, 1164, 1106, 1030, 87
0, 794, 750, 724, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.80(1H,dd,J=
8.2,1.9) 7.62(1H,d,J=1.9)
6.98(1H,d,J=8.2) 6.22(1
H,brs) 3.95(3H,s) 2.48(2
H,t,J=7.0) 1.7−1.6(2H,m)
1.5−1.3(4H,m) 0.92(3H,t,J
=7.1)マススペクトル:m/z(%)[EI−M
S]:246(M+,100%) 203(34%)
190(26%) 161(22%) 151(64
%) 124(19%) 123(13%) 79(2
2%) 55(18%) 52(12%) 41(19
%) 元素分析: 計算値; C: 73.15 % H: 7.37
% 実測値; C: 73.13 % H: 7.42
%
r):3368, 2956, 2932, 222
8, 2196, 1632,1604, 1570,
1512, 1462, 1286, 1222,1
192, 1164, 1106, 1030, 87
0, 794, 750, 724, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.80(1H,dd,J=
8.2,1.9) 7.62(1H,d,J=1.9)
6.98(1H,d,J=8.2) 6.22(1
H,brs) 3.95(3H,s) 2.48(2
H,t,J=7.0) 1.7−1.6(2H,m)
1.5−1.3(4H,m) 0.92(3H,t,J
=7.1)マススペクトル:m/z(%)[EI−M
S]:246(M+,100%) 203(34%)
190(26%) 161(22%) 151(64
%) 124(19%) 123(13%) 79(2
2%) 55(18%) 52(12%) 41(19
%) 元素分析: 計算値; C: 73.15 % H: 7.37
% 実測値; C: 73.13 % H: 7.42
%
【0036】実施例31−(4−アセトキシ−3−メトキシフェニル)−2−
オクチン−1−オンの合成 下記の反応式、
オクチン−1−オンの合成 下記の反応式、
【0037】
【化6】 に基づき以下のようにして標記の目的化合物を合成し
た。
た。
【0038】1−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェ
ニル)−2−オクチン−1−オン2.00g(8.13
mmol)をピリジン8.0mlに溶解し、無水酢酸
8.0mlを加え、氷冷で2時間撹拌した。反応混合物
に氷冷で1N塩酸50mlを加えエーテル100mlで
3回抽出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:6)
で精製したところ、1−(4−アセトキシ−3−メトキ
シフェニル)−2−オクチン−1−オンを油状物として
2.21g(94.4%)得た。得られた生成物の同定
は下記に示す理化学的性質により行った。
ニル)−2−オクチン−1−オン2.00g(8.13
mmol)をピリジン8.0mlに溶解し、無水酢酸
8.0mlを加え、氷冷で2時間撹拌した。反応混合物
に氷冷で1N塩酸50mlを加えエーテル100mlで
3回抽出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:6)
で精製したところ、1−(4−アセトキシ−3−メトキ
シフェニル)−2−オクチン−1−オンを油状物として
2.21g(94.4%)得た。得られた生成物の同定
は下記に示す理化学的性質により行った。
【0039】赤外吸収スペクトル:IRνmax cm
−1(NaCl):2932, 2864, 221
6, 1770, 1644, 1598,1502,
1466, 1414, 1370, 1326,
1282,1232, 1210, 1194, 11
70, 1032, 744, 462, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.80(1H,dd,J=
8.2,1.9) 7.71(1H,d,J=1.9)
7.15(1H,d,J=8.2) 3.90(3
H,s) 2.50(2H,t,J=6.9) 2.3
3(3H,s) 1.7−1.6(2H,m) 1.5
−1.3(4H,m) 0.92(3H,t,J=6.
8) マススペクトル: m/z(%)[EI−MS]:28
8(M+,2.6%) 247(17%) 246(1
00%) 203(15%) 190(13%) 16
1(8.3%) 151(28%) 79(11%)
55(9.5%) 43(35%) 41(8.4%)
−1(NaCl):2932, 2864, 221
6, 1770, 1644, 1598,1502,
1466, 1414, 1370, 1326,
1282,1232, 1210, 1194, 11
70, 1032, 744, 462, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.80(1H,dd,J=
8.2,1.9) 7.71(1H,d,J=1.9)
7.15(1H,d,J=8.2) 3.90(3
H,s) 2.50(2H,t,J=6.9) 2.3
3(3H,s) 1.7−1.6(2H,m) 1.5
−1.3(4H,m) 0.92(3H,t,J=6.
8) マススペクトル: m/z(%)[EI−MS]:28
8(M+,2.6%) 247(17%) 246(1
00%) 203(15%) 190(13%) 16
1(8.3%) 151(28%) 79(11%)
55(9.5%) 43(35%) 41(8.4%)
【0040】実施例41−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−オクチン−
1−オンの合成 下記の反応式、
1−オンの合成 下記の反応式、
【0041】
【化7】 に基づき以下のようにして標記の目的化合物を合成し
た。
た。
【0042】n−ブチルリチウム(1.56M−ヘキサ
ン)13.5ml(21.0 mmol)のテトラヒド
ロフラン溶液25mlに、−30℃で1−ヘプチン2.
50ml(19.2mmol)を滴下し、そのまま2時
間撹拌した。さらに、3,4−ジメトキシベンズアルデ
ヒド2.55g(15.3mmol)のテトラヒドロフ
ラン溶液15mlを滴下し、そのまま17時間撹拌し
た。反応混合物に水50mlを加え、酢酸エチル50m
lで3回抽出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:3)で精製したところ、1−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−1−ヒドロキシ−2−オクチンを油状物と
して3.63g(90.5%)得た。
ン)13.5ml(21.0 mmol)のテトラヒド
ロフラン溶液25mlに、−30℃で1−ヘプチン2.
50ml(19.2mmol)を滴下し、そのまま2時
間撹拌した。さらに、3,4−ジメトキシベンズアルデ
ヒド2.55g(15.3mmol)のテトラヒドロフ
ラン溶液15mlを滴下し、そのまま17時間撹拌し
た。反応混合物に水50mlを加え、酢酸エチル50m
lで3回抽出し、洗浄、乾燥後、濃縮した。濃縮物をカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
1:3)で精製したところ、1−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−1−ヒドロキシ−2−オクチンを油状物と
して3.63g(90.5%)得た。
【0043】次いで、1−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−1−ヒドロキシ−2−オクチン3.60g(1
3.7mmol)のジクロロメタン溶液130mlに、
二酸化マンガン13.5g(155mmol)を加え、
室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過
し、濾液を濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)で精製したとこ
ろ、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−オクチ
ン−1−オンを油状物として3.42g(96.1%)
得た。得られた生成物の同定は下記に示す理化学的性質
により行った。
ル)−1−ヒドロキシ−2−オクチン3.60g(1
3.7mmol)のジクロロメタン溶液130mlに、
二酸化マンガン13.5g(155mmol)を加え、
室温で3時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過
し、濾液を濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル:ヘキサン=1:5)で精製したとこ
ろ、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−オクチ
ン−1−オンを油状物として3.42g(96.1%)
得た。得られた生成物の同定は下記に示す理化学的性質
により行った。
【0044】赤外吸収スペクトル:IRνmax cm
−1(NaCl):2932, 2220, 163
6, 1584, 1512, 1464,1418,
1272, 1250, 1222, 1176,
1134,1022, 764, 748, 616,
452, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.84(1H,dd,J=
8.3,2.0) 7.62(1H,d,J=2.0)
6.93(1H,d,J=8.3) 3.97(3
H,s) 3.94(3H,s) 2.49(2H,
t,J=7.0) 1.7−1.6(2H,m) 1.
5−1.3(4H,m) 0.93(3H,t,J=
7.0)マススペクトル: m/z(%)[EI−M
S]:261(18%) 260(M+,100%)
217(12%) 175(11%) 165(28
%) 138(11%) 79(17%) 55(9.
9%) 41(9.4%)
−1(NaCl):2932, 2220, 163
6, 1584, 1512, 1464,1418,
1272, 1250, 1222, 1176,
1134,1022, 764, 748, 616,
452, プロトン核磁気共鳴スペクトル(CDCl3中 )δ
[200MHz]ppm:7.84(1H,dd,J=
8.3,2.0) 7.62(1H,d,J=2.0)
6.93(1H,d,J=8.3) 3.97(3
H,s) 3.94(3H,s) 2.49(2H,
t,J=7.0) 1.7−1.6(2H,m) 1.
5−1.3(4H,m) 0.93(3H,t,J=
7.0)マススペクトル: m/z(%)[EI−M
S]:261(18%) 260(M+,100%)
217(12%) 175(11%) 165(28
%) 138(11%) 79(17%) 55(9.
9%) 41(9.4%)
【0045】実験例1 DTマウス線維芽細胞のK−ラス オンコジーン(ra
s oncogene)活性化による癌化細胞、3T3
マウス線維芽細胞樹立株、ヒーラ(HeLa)ヒト子宮
頸癌細胞、T24ヒト膀胱癌細胞、MCF7ヒト乳癌細
胞(エストロゲン依存性)およびL1210マウス白血
病細胞を夫々3×104個/mlに調製し、96穴マル
チプレートに1穴当たり100μl播種し、37℃、5
%CO2の条件下で24時間培養した。
s oncogene)活性化による癌化細胞、3T3
マウス線維芽細胞樹立株、ヒーラ(HeLa)ヒト子宮
頸癌細胞、T24ヒト膀胱癌細胞、MCF7ヒト乳癌細
胞(エストロゲン依存性)およびL1210マウス白血
病細胞を夫々3×104個/mlに調製し、96穴マル
チプレートに1穴当たり100μl播種し、37℃、5
%CO2の条件下で24時間培養した。
【0046】上記実施例で得た各化合物を予めDMSO
(ジメチルスルホキシド)に溶解後、リン酸緩衝溶液
(PBS(−))で溶解後夫々の濃度に調整して(最終
DMSO濃度は0.5%である)、一穴当たり10μl
添加した。37℃、5%CO2の条件下で48時間培養
した。しかる後、生存している細胞に特異的に反応し、
結晶を形成する性質を有する5mg/mlのMTT[3
−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5
−ジフェニルテトラゾリウムブロミド]溶液を一穴当た
り20μl加えた。37℃、5%CO2の条件下で4時
間培養後、0.01N HCl−10%ドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS)溶液を一穴当たり100μl添加し
て反応を停止させた。さらに、一晩培養し結晶を溶解
後、ELISAリーダー(540〜690nm)にて吸
光度を測定した。各細胞の増殖を50%阻害する実施例
化合物の濃度IC50(μg/ml)として求めた。得
られた結果を以下の表1に示す。
(ジメチルスルホキシド)に溶解後、リン酸緩衝溶液
(PBS(−))で溶解後夫々の濃度に調整して(最終
DMSO濃度は0.5%である)、一穴当たり10μl
添加した。37℃、5%CO2の条件下で48時間培養
した。しかる後、生存している細胞に特異的に反応し、
結晶を形成する性質を有する5mg/mlのMTT[3
−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5
−ジフェニルテトラゾリウムブロミド]溶液を一穴当た
り20μl加えた。37℃、5%CO2の条件下で4時
間培養後、0.01N HCl−10%ドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS)溶液を一穴当たり100μl添加し
て反応を停止させた。さらに、一晩培養し結晶を溶解
後、ELISAリーダー(540〜690nm)にて吸
光度を測定した。各細胞の増殖を50%阻害する実施例
化合物の濃度IC50(μg/ml)として求めた。得
られた結果を以下の表1に示す。
【0047】なお、表中のR1〜R3は、下記の一般式
(4)で表される化合物の置換基に対応するものであ
る。。
(4)で表される化合物の置換基に対応するものであ
る。。
【0048】
【化8】
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の新規ベ
ンゾイル基含有アセチレン系化合物を有効成分とする抗
腫瘍剤は、優れた抗腫瘍活性を示す。
ンゾイル基含有アセチレン系化合物を有効成分とする抗
腫瘍剤は、優れた抗腫瘍活性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板東 千波 茨城県稲敷郡阿見町吉原3586 株式会社ツ ムラ内
Claims (5)
- 【請求項1】 次の一般式 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜5のアルコキシ基、R2は炭
素数1〜5のアルコキシ基、水酸基または炭素数1〜5
のアシルオキシ基、R3は水素原子または炭素数1〜5
のアルコキシ基およびR4は炭素数1〜8のn−アルキ
ル基を示す)で表される新規ベンゾイル基含有アセチレ
ン系化合物。 - 【請求項2】 R4がn−ペンチル基である請求項1記
載の新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物。 - 【請求項3】 R1がメトキシ基である請求項2記載の
新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物。 - 【請求項4】 R2がメトキシ基、水酸基またはアセト
キシ基である請求項3記載の新規ベンゾイル基含有アセ
チレン系化合物。 - 【請求項5】 R3が水素原子またはメトキシ基である
請求項4記載の新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129394A JPH07258145A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7129394A JPH07258145A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258145A true JPH07258145A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13456496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7129394A Pending JPH07258145A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 新規ベンゾイル基含有アセチレン系化合物およびこれを有効成分とする抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07258145A (ja) |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP7129394A patent/JPH07258145A/ja active Pending
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