JPH0725785A - インターロイキン−6の医薬組成物 - Google Patents
インターロイキン−6の医薬組成物Info
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- JPH0725785A JPH0725785A JP4323558A JP32355892A JPH0725785A JP H0725785 A JPH0725785 A JP H0725785A JP 4323558 A JP4323558 A JP 4323558A JP 32355892 A JP32355892 A JP 32355892A JP H0725785 A JPH0725785 A JP H0725785A
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Abstract
療のための薬剤組成物の製造における、IL−6および
/またはその塩、官能性誘導体、ムテイン、または活性
画分の使用に関する。 【構成】 本発明は、IL−6および/またはその塩、
官能性誘導体、ムテイン、または活性画分を活性成分と
して含み、随時薬剤として許容される担体および/また
は賦形剤および/またはアジュバントを含む、CLLま
たはB細胞リンパ腫の治療のための薬剤組成物を与え
る。この薬剤組成物はさらなる活性成分として可溶性I
L−6リセプターを含有していてもよい。
Description
はB細胞リンパ腫の治療のための、インターロイキン−
6および/またはその塩、官能性誘導体、ムテイン(m
uteins)、または活性画分の使用に関する。本発
明はまた、可溶性インターロイキン−6リセプター、薬
剤組成物、および慢性リンパ球性白血病またはB細胞リ
ンパ腫の治療法に関する。
るB細胞の異なる成熟状態が特徴的な不均一な疾患群で
ある。従ってリンパ腫は3つの群に分類される:低度、
中等度および高度リンパ腫。「低度」結節性リンパ球性
の充分分化したリンパ腫は、組織学的病像が同じため、
ときどき慢性リンパ球性白血病と混同される。
学的に成熟であるように見えるが生物学的には未成熟で
あるBリンパ球の増殖と蓄積が特徴である。CLLは典
型的には50才以上のヒトに発生する。この疾患は欧米
では白血病の30%を占め、米国だけで毎年新たに1
0,000症例が診断されている(1)。
リンを産生することができないリンパ球の増殖が特徴で
あり、これは臓器に浸潤するとリンパ節の肥大と肝脾腫
を引き起こす。この疾患の進展した状態では異常リンパ
球による骨髄の占有が骨髄不全を引き起こし、これは貧
血と血小板減少症を引き起こす。
ーカーであるマウス赤血球に対するリセプターを有す
る。この疾患ではTサプレッサー細胞の増加とともにT
細胞の数の増加が報告されている(2−5)。B−CL
L細胞がT細胞機能を抑制する阻害因子を分泌する可能
性を指示するデータもある(6)。さらにCLL患者の
50%では染色体異常が検出され、B細胞CLL患者の
臨床データに加えて染色体分析は全体の生存率に関する
予後の情報を与えることを最近のデータは示唆している
(7)。
ターロイキン−6(9−11)(以後IL−6と呼ぶ)
のようないくつかのサイトカインは、一般にB細胞の増
殖を刺激することが知られているが、腫瘍壊死因子(T
NF)は、CLLにおける病的B細胞のオートクリンな
(autokrine)腫瘍壊死因子として作用するこ
とが証明された(12,13)。
および誘導ハイブリドーマ(9−11)のようないくつ
かのB細胞新生物の増殖刺激因子、またはエプスタイン
バーウィルス(EBV)形質転換B細胞リンパ球
(17)の増殖刺激因子としても作用することが見いだ
された。B細胞CLLでは、IL−6遺伝子の構成的発
現が見いだされたが、B−CLLにおけるIL−6発現
の生物学的重要性は充分に解明されなかった(14)。
(12,13)のオートクリンな腫瘍増殖因子として作
用し、B細胞CLL細胞の生存を引き延ばしその増殖を
誘導することか証明された(13)。
TNFにより誘導され、次にこのサイトカインは白血病
細胞の増殖過程に寄与する媒体となる。B細胞CLLが
生存のためにオートクリンな増殖因子に依存する場合、
オートクリンなループの妨害は治療に有用である
(15)。オートクリンな増殖刺激ループのこのような
妨害はインターフェロン−α(16)により得られた
が、このサイトカインのCLL患者への投与は有効では
なかった。
の白血病性リンパ球のTNF誘導増殖(3H−チミジン
取り込みにより測定)はIL−6により阻害されること
を証明する。
LL患者の白血病性リンパ球のTNF−αおよびTNF
−β(いずれも「TNF」と呼ぶ)誘導性増殖を阻害す
ることを見いだした。
ンパ腫の治療のための薬剤組成物の製造における、IL
−6および/またはその塩、官能性誘導体、ムテイン、
または活性画分の使用に関する。
細胞リンパ腫の治療のための薬剤組成物の製造におけ
る、可溶性IL−6リセプターとともにIL−6および
/またはその塩、官能性誘導体、ムテイン、または活性
画分の使用に関する。
および/またはその塩、官能性誘導体、ムテイン、また
は活性画分を活性成分として含み、随時薬剤として許容
される担体および/または賦形剤および/またはアジュ
バントを含む、CLLまたはB細胞リンパ腫の治療のた
めの薬剤組成物に関する。
可溶性IL−6リセプターを含有していてもよい。
6および/またはその塩、官能性誘導体、ムテイン、ま
たは活性画分を、随時可溶性IL−6リセプターと薬剤
として許容される担体および/または賦形剤および/ま
たはアジュバントとともに患者に投与することなる、C
LLまたはB細胞リンパ腫の治療法に関する。
ンパ球のTNF誘導体増殖(3H−チミジンの取り込み
により測定)はIL−6により阻害されることが見いだ
された。IL−6によるTNF阻害は、IL−6の生物
学的活性を助けることが知られているその可溶性リセプ
ター(sIL−6R)(18)の存在下でさらに顕著で
ある。
は、そのリンパ球がTNFの存在下で増殖する、CLL
患者のサブグループで証明された。B−CLLリンパ球
のIL−6誘導性阻害は、培地への外来性添加とともに
自家組織性(autologous)TNFによれ観察
される。
の産生はTNFの増殖シグナルに打ち勝つのに重要であ
るが、これらの作用を完全に破壊するにはおそらく不充
分であることを示す。
2つの追加の観察によりさらに支持される:(a)抗−
IL−6抗体によるIL−6の中和により、TNFに応
答してB細胞CLLリンパ球の増殖が増強された;およ
び(b)抗−IL−6リセプター抗体を用いるその細胞
関連リセプターの中和によるIL−6の妨害により、3
H−チミジン取り込みにより測定された白血病性リンパ
球の増殖が急激に増加した。
のIL−6による阻害は、CLLを阻止しその緩解を誘
導するのに臨床的に使用することができる。
増加させ、この疾患で障害されている免疫グロブリンの
産生を増加させる。
白のカルボキシル基の塩およびアミノ基の酸付加塩の両
方を意味する。カルボキシル基の塩は当業者に公知の手
段により形成され、無機塩(例えばナトリウム塩、カル
シウム塩、第二鉄塩または亜鉛塩など)、および例えば
アミン(例えばトリエタノールアミン、アルギニン、ま
たはリジン、ピペラジン、プロカインなど)とともに形
成される有機塩基の塩を含む。酸付加塩は、例えば鉱酸
(例えば塩酸または硫酸)との塩、および有機酸(例え
ば酢酸またはシュウ酸)との塩を含む。
う用語は、残基の側鎖またはN−末端基またはC−末端
基として存在する官能基から、当業者に公知の手段によ
り調製される誘導体を含み、薬剤として許容される(す
なわち蛋白の活性を破壊せずそれを含む組成物に毒性を
与えない)限り、本発明に含まれる。
の脂肪酸エステル、アンモニウムまたは1級または2級
アミンとの反応によるカルボキシル基のアミド、アシル
部分(例えばアルカノイル基またはカルボサイクリック
アロイル基)と形成されるアミノ酸残基の遊離アミノ基
のN−アシル誘導体、またはアシル部分と形成される遊
離ヒドロキシ基のO−アシル誘導体(例えばセリン残基
またはスレオニン残基)を含む。
自身またはその関連分子または結合した残基(例えば糖
残基またはリン酸残基)のポリペプチド鎖の任意の断片
または前駆体、または蛋白分子の凝集体またはそれ自身
の糖残基(これらの画分がIL−6と同じ生物活性成分
を有し薬剤として許容される限り)が、本発明に含まれ
る。
は、IL−6アミノ酸配列の1つまたはそれ以上のアミ
ノ酸が他のアミノ酸により置換されているかまたは完全
に欠失している蛋白(得られるムテインがIL−6と同
じ生物活性を示し薬剤として許容される限り)である。
与法により投与される。好適な投与法は静脈、筋肉内ま
たは皮下投与である。薬剤組成物は連続的に(すなわち
注入により)投与される。剤型と投与量は治療すべき状
態、投与経路、および治療すべき患者の状態および体重
に依存する。正確な投与量は担当の医師により決められ
る。
ば活性成分を薬剤としておよび生理的に許容される担体
および/または安定剤および/または賦形剤)により調
製され、例えば投与バイアル中の凍結乾燥により、投与
型で調製される。
−6抗体に応答した4人の患者、およびそれぞれの対照
のCLLリンパ球による3H−チミジンの取り込みを示
す。
胞での、対照細胞(外来性TNFを含まない)と比較し
た3H−チミジン取り込みの低下を示す。
B−CLL細胞に同様の影響を及ぼすことを示す。
濃度の関数としての3人の異なる患者のB−CLLリン
パ球への3H−チミジン取り込みを示す。
よびリンホトキシン誘導性増殖へのIL−6の阻害効果
を示す。
球による3H−チミジン取り込み、およびTNFに応答
した白血病細胞の増殖のIL−6誘導性阻害に対するs
IL−6−Rの影響を示す。これらの応答は健常対照の
それと比較される。
R、抗IL−6抗体、およびこれらの異なる組合せの存
在下で増殖された、白血病細胞の写真を示す。
−6−R、およびこれらの異なる組合せの4つの異なる
細胞集団(B細胞、B細胞+T細胞、B細胞+単球、お
よびこれら3つの組合せ)への影響を示す。
れらは本発明を限定するものではない。
細胞のTNF誘導性増殖を阻害する B慢性リンパ球性白血病(B−CLL)患者の単核白血
球を、抹消血からフィコール−ハイペーク(Ficol
l−Hypaque)クッション(ファルマシア(Ph
armacia)、ウプサラ(Uppsala)、スエ
ーデン)で遠心分離して単離した。白血病細胞の白血球
画分を濃縮するために、単核白血球のT細胞を羊赤血球
とロゼット形成させて欠失させ、次にプラスチックに吸
着させて単核食細胞を欠失させた。白血球を、10%胎
児牛血清を補足したRPMI1640培地で培養した。
ープレート中でそれぞれ2.5×103細胞/0.2m
l/ウェルと5×103細胞/0.2ml/ウェルで培
養した。指示された培養時間後の細胞増殖速度は、細胞
のDNAへの3H−チミジン取り込みを測定して評価し
た。標識したチミジン(25Ci/ミリモル、アマーシ
ャム(Amersham)、英国)をインキュベートの
最後の8時間に培養物にかけ(1μCi/ウェル)、P
HD細胞ハーベスター(ケンブリッジテクノロジー社
(Cambridge Technology In
c.)、ウォータータウン、メアリーランド)を用いて
細胞を集めた後、DNAに取り込まれた放射能の量を測
定した。細胞を蒸留水で洗浄して溶解し、フィルターに
結合した標識物を液体シンチレーションカウンターで測
定した。
l)は対照(レーン1)に比較してB細胞(レーン2)
の3H−チミジン取り込みを有意に上昇させた。モノク
ローナル抗IL−6抗体(1:400)の添加によりT
NFによる増殖刺激は上昇した(レーン3)。IL−6
(12.5ng/ml)の添加はTNFに誘導される増
殖刺激を35−85%鈍らせた。この観察事実は、IL
−6はB−CLL細胞に対するTNFの刺激効果を阻害
することを示唆している。この作用は追加の5人の連続
の患者でも見られた。白血病性リンパ球がTNF応答性
の患者でのみ、TNFの添加のないIL−6のみでは、
B−CLL細胞への3H−チミジンの取り込みは12−
65%低下した(図2)。
のIL−6の効果はTNFに連結していることを示して
いる。
6の直接的拮抗作用を証明する最初のものである。TN
F産生に対するIL−6の拮抗作用は我々(21)およ
び他の研究者(22)がすでに証明している。
−6バッチに連結していない B−CLL白血病性リンパ球を、上記実施例1で記載し
たように1人のドナー(#200)から分離した。異な
る組換えIL−6バッチの存在下で細胞をインキュベー
トした。 a.組換えCHOIL−6バッチ、バッチ1/4と表
示。 b.組換えCHOIL−6バッチ、バッチ17/4と表
示。 c.組換え大腸菌IL−6バッチ。
ml)を用いて、TNFの増殖刺激作用に対する有意の
拮抗作用が各調製物で得られた(図3):組換えCHO
1/4バッチで70%、組換えCHO1/17バッチで
58%、組換え大腸菌バッチで67%、これは、阻害能
力は特異的IL−6バッチに限定されず、何らかの汚染
不純物に関連する非特異的毒性作用に限定されるもので
もないことを示唆していた。
殖刺激作用を阻害する 実施例1に記載したようにB−CLL細胞を分離し、順
次増加する濃度のリンホトキシン(TNF−β)の存在
下で96穴プレート中で7日間増殖させた(図4a)。
3H−チミジンの取り込みは、リンホトキシン濃度の関
数として劇的に増加した。
(約50u/ml)の存在下で増殖させた時、図4bに
示すように3H−チミジンの取り込みは有意に減少し
た。これは、B−CLL細胞に対するTNF−αとTN
F−βの増殖刺激作用に拮抗するIL−6の能力を示し
ている。
−CLL細胞のTNF作用のIL−6阻害を支持する B−CLL細胞に対するTNFの増殖刺激作用に対する
IL−6の阻害作用に対するさらなる支持は、IL−6
とその可溶性リセプターを細胞(sIL−6R)とイン
キュベートすることにより得られた(図5)。
その可溶性リセプターと一緒になって、その複合体はg
p130と呼ばれる追加の細胞表面リセプターに結合す
る(18)。これでIL−6シグナルが細胞に移入さ
れ、その作用が増強される。
5ng/ml)ではTNF増殖刺激作用(レーン4)を
34%(ドナー#96)と37%(ドナー#97)低下
させた。可溶性IL−6リセプター(80ng/ml)
のIL−6への添加(レーン6)は、TNF作用をさら
にそれぞれ65%と61%低下させた。
TNFの増殖刺激作用に対するIL−6の拮抗を支持す
るものである。
−CLL細胞の増殖を阻害する 実施例1に記載したようにB−CLL細胞を分離し、T
NF、IL−6、可溶性IL−6リセプターおよびこれ
らの異なる組合せの存在下で、増殖させた(図6)。I
L−6はTNFの存在下で増殖された時細胞の数を有意
に阻害した。sIL−6Rに助けられるIL−6は、T
NF増殖刺激作用にさらに拮抗する。
素と組合せた時TNF作用に対するIL−6拮抗効果は
継続する 白血病性B−CLL細胞に対するTNFの刺激に対する
IL−6の拮抗に対するさらなる支持は、図7に示され
ている。
コール−ハイペーク(Ficoll−Hypaque)
で分離した。これらの単核球はB細胞(白血病性)、T
細胞および単球を含んでいた。この細胞混合物の一部を
プラスチックに吸着させて単球を除去し、B細胞とT細
胞の混合物を得て、一部は羊赤血球とインキュベートし
てT細胞を除去し、こうしてB細胞と単球の混合物を得
た。この混合物の一部をさらにプラスチックに吸着させ
て単球を除去し、純粋なB細胞を得た(略図参照)。
は96穴プレート中で300000細胞/ウェルの細胞
濃度でさらにインキュベートし、サイトカイン、可溶性
リセプターまたは抗体の各組合せを加えた(図7参
照)。
単球の混合培養物では、TNFへのIL−6抗体(ポリ
クローナル)の添加(レーン3)は、TNFのみに比較
して取り込みを有意に上昇させた。ポリクローナル抗I
L−6R抗体の添加(レーン7)は、TNFの増殖刺激
作用を増強し、自家組織のIL−6産生を妨害した。
T細胞の混合培養物では、抗IL−6抗体(レーン8)
または抗IL−6リセプター抗体(レーン10)は対照
細胞に比較して3H−チミジンの取り込みを有意に増加
させた。自家組織性IL−6(表1)の拮抗作用はサイ
トカインまたはそのリセプターに対する抗体により妨害
されたため、これらの培養物により自発的に産生された
TNFに応答して細胞は増殖した(表2)。これはすで
に報告されている細胞毒性測定法により測定した(2
3)。
抗−IL−6抗体に応答した4人の患者、およびそれぞ
れの対照のCLLリンパ球による3H−チミジンの取り
込みを示す。
の、対照細胞(外来性TNFを含まない)と比較した3
H−チミジン取り込みの低下を示す。
CLL細胞に同様の影響を及ぼすことを示す。
の関数としての3人の異なる患者のB−CLLリンパ球
への3H−チミジン取り込みを示す。
リンホトキシン誘導性増殖へのIL−6の阻害効果を示
す。
よる3H−チミジン取り込み、およびTNFに応答した
白血病細胞の増殖のIL−6誘導性阻害に対するsIL
−6−Rの影響を示す。これらの応答は健常対照のそれ
と比較される。
IL−6抗体、およびこれらの異なる組合せの存在下で
増殖された、白血病細胞の写真を示す。
−R、およびこれらの異なる組合せの4つの異なる細胞
集団(B細胞、B細胞+T細胞、B細胞+単球、および
これら3つの組合せ)への影響を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 CLL(慢性リンパ球性白血病)または
B細胞リンパ腫の治療のための薬剤組成物であって、I
L−6(インターロイキン−6)および/またはその
塩、官能性誘導体、ムテイン(muteins)、また
は活性画分を活性成分として、随意薬剤として許容され
る担体および/または賦形剤および/またはアジュバン
トとともに含むことよりなる上記組成物。 - 【請求項2】 CLLの治療のための「請求項1」記載
の薬剤組成物。 - 【請求項3】 さらなる活性成分として可溶性IL−6
リセプターを含む、「請求項1」または「請求項2」記
載の薬剤組成物。 - 【請求項4】 組換えIL−6が使用される「請求項
1」から「請求項3」までのいずれか1項に記載の薬剤
組成物。
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