JPH0725744B2 - アミノエポキシアルコ−ル誘導体 - Google Patents

アミノエポキシアルコ−ル誘導体

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JPH0725744B2
JPH0725744B2 JP61045709A JP4570986A JPH0725744B2 JP H0725744 B2 JPH0725744 B2 JP H0725744B2 JP 61045709 A JP61045709 A JP 61045709A JP 4570986 A JP4570986 A JP 4570986A JP H0725744 B2 JPH0725744 B2 JP H0725744B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目的〕 を有するペプスタチンは優れたペプシン阻害活性を有す
る化合物である〔梅沢ら、ジヤーナル・オブ・アンチバ
イオテイクス,25巻,689〜695頁,(1972年)〕。
本発明は、上記ペプスタチンの本質的な構成アミノ酸で
ある、(3S,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−6−
メチルヘプタン酸(以下スタチンと呼称)若しくはその
類緑体の重要な合成中間体であるアミノエポキシアルコ
ール誘導体及びその塩に関するものである。
従来、スタチンの製造方法としては、キラールなα−ア
ミノアルデヒド、例えばフタロイル−L−ロイシナール
と酢酸t−ブチルエステル臭化亜鉛との反応〔ジー・ア
イ・グローバーら,ジヤーナル・オブ・オルガニツク・
ケミストリー,43巻,754頁(1978年))G.I.Grover,et a
l.,J.Org.Chem,43,754(1978)〕;t−ブチルオキシカル
ボニル(以下BOCと呼称)−L−ロイシナールとリチウ
ム酢酸エチルとの反応〔デイー・エツチ・リツチら,ジ
ヤーナル・オブ・オルガニツク・ケミストリー,43巻,36
24頁(1978年)(D.H.Rich,et al.,J.Org.Chem,43,3624
(1978)及び米国特許4,397,786号,1983年〕あるいはBo
c−L−ロイシナールと1−メトキシ−3−トリメチル
シリルオキシブタジエンとの反応で得られる化合物をオ
ゾン酸化(エス・ダニシエフスキーら,ジヤーナル・オ
ブ・オルガニツク・ケミストリー,47巻,1981頁(1982
年)(S.Danishefsky,et al.,47,1981(1982)〕によつ
て製造する方法が知られている。しかし、これらの方法
ではいずれもスタチン及びその類緑体を選択的に製造す
ることは困難で、異性体の3(R)−ヒドロキシ体が副
生してくる。また、(S)−4−(1−メチルエチル)
−3−〔(メチルチオ)アセチル〕−2−オキサゾリジ
オンのボロンエノレートとBoc−L−ロイシナールとの
エナンチオ、エリスロ選択的アルドール縮合、脱硫反応
及び加水分解によるスタチンの不斉合成が報告されてい
る〔ピー・ダブリュー・ケー・ウー,テトラヘドロン・
レターズ,26巻,2973頁(1985年)(P.W.K.Woo,Tetrahed
ron Letters,26,2973(1985)〕。この方法は、反応操
作が煩雑であり、しかも全収率が24%と低収率である。
本発明者は、スタチン及びその類緑体の合成について、
長年に亘り鋭意研究を行つた結果、後記一般式(I)で
表わされる4−アミノ−2,3−エポキシアルコールが4
−アミノアリルアルコール(II)又は(III)の不斉エ
ポキシ化によつて容易に得られることを見出し、さらに
化合物(I)がスタチン及びその類緑体を立体選択的
に、かつ収率良く得るための重要な合成中間体となりう
ることを見出して本発明を完成させた。
〔構成〕
スタチン及びその類緑体の重要な合成中間体である、本
発明のアミノエポキシアルコール誘導体及びその塩は、 一般式 (式中、R1は保護されていてもよいアミノ基又はモノ若
しくはジ低級アルキル置換アミノ基を示し、R2は保護さ
れていてもよいカルボキシ基、カルバモイル基、保護さ
れていてもよい水酸基又は、保護されていてもよいアミ
ノ基、モノ若しくはジ低級アルキル置換アミノ基、1又
は2個の置換基を有していてもよいフエニル基若しくは
C3〜7シクロアルキル基が置換していてもよい低級アル
キル基を示す。)を有する。
上記一般式(I)において、R2の定義における「低級ア
ルキル基」並びにR1及びR2の定義における「モノ若しく
はジ低級アルキル置換アミノ基」の低級アルキル基部分
としては、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、イソ
ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチ
ル、ネオペンチル、n−ヘキシル、4−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3,3−
ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチル
ブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、
2,3−ジメチルブチルのような直鎖または分枝鎖C1〜6
ルキル基を示し、好適にはC1〜4アルキル基であり、さ
らに好適にはメチル、イソプロピル又はイソブチルであ
る。
R1及びR2の定義における「保護されていてもよいアミノ
基」の保護基分としては、特に限定はなく一般にアミノ
基の保護基として使用されている基を用いることができ
るが、例えば、ホルミル、アセチル、クロロアセチル、
プロピオニル、ベンゾイルのような低級脂肪族又は芳香
族アシル基;t−ブチルオキシカルボニル(Bocと呼
称)、2,2,2−トリブロムエチルオキシカルボニル、2
−トリメチルシリルエチルオキシカルボニル、イソアミ
ルオキシカルボニルのようなアルキルオキシカルボニル
基;ベンジルオキシカルボニル(Zと呼称)、p−メト
キシベンジルオキシカルボニル(PMZと呼称)、p−ニ
トロベンジルオキシカルボニル、o−ニトロベンジルオ
キシカルボニル、9−フルオレニルメチルオキシカルボ
ニルのようなアラルキルオキシカルボニル基又はアリル
オキシカルボニルのようなアルケニルオキシカルボニル
基を示し、好適には、アルキルオキシカルボニル基又は
アラルキルオキシカルボニル基である。
R2の定義における「保護されていてもよいカルボキシ
基」の保護基分としては、例えば前記定義した低級アル
キル基;2,2,2−トリクロロエチル、2−ハロエチル、2,
2−ジプロモエチルのようなハロゲノ低級アルキル基; ベンジル、p−ニトロベンジル、o−ニトロベンジル、
トリフエニルメチル、ジフエニルメチル、ビス(o−ニ
トロフエニル)メチル、9−アンスリルメチル、2,4,6
−トリメチルベンジル、p−ブロモベンジル、p−メト
キシベンジル、ピペロニルのようなアラルキル基又はメ
トキシメチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチ
ル、イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、メト
キシエトキシメチルのようなアルキルオキシ、メチル基
を示し、好適には、t−ブチル基、2,2,2−トリクロロ
エチル基、ベンジル基又はジフエニルメチル基であり、
さらに好適には、t−ブチル基、ジフエニルメチル基又
はベンジル基である。
R2の定義における「1又は2個の置換基を有していても
よいフエニル基」の置換基としては、例えば前記保護さ
れていてもよいアミノ基;ニトロ基;弗素、塩素、臭
素、沃素のようなハロゲン原子;前記低級アルキル基;
水酸基;低級アルキル基で置換された水酸基又はトリフ
ルオロメチル基を挙げることができフエニル基上の置換
位置はo−,m−,又は/及びp−である。
R2の定義における「C3〜7シクロアルキル基」として
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、2−メチルシ
クロプロピル、3−メチルシクロブチル、4−メチルシ
クロヘキシルのようなメチル基で置換されていてもよい
C3〜7シクロアルキル基を示し、好適にはシクロヘキシ
ル又はシクロペンチルである。
R2基全体として、好適には保護されていてもよいカルボ
キシ基;保護されていてもよいアミノメチル、2位が、
保護されていてもよいアミノエチル、3位が、保護され
ていてもよいアミノプロピル、4位が、保護されていて
もよいアミノブチルのような保護されていてもよいアミ
ノC1〜4アルキル基;ベンジル、2−フエネエチル、3
−フエニルプロピル、4−フエニルブチルのようなフエ
ニルC1〜4アルキル基;p−アミノベンジル、o−ニトロ
ベンジル、p−フルオロベンジル、p−トリル、p−ヒ
ドロキシベンジル、p−メトキシベンジル、p−トリフ
ルオロメチルベンジルのような置換されたベンジル基;
シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロ
ペンチルエチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシ
ルプロピル、シクロヘキシルブチルのようなC5〜6シク
ロアルキル−C1〜4アルキル基又はメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチルのようなC1〜4アルキル基であり、さら
に好適には、保護されていてもよいカルボキシ基、4位
が、保護されていてもよいアミノブチル基、ベンジル
基、シクロヘキシルメチル基又はイソブチル基である。
前記一般式(I)において、R1は保護されていてもよい
アミノ基を示し、さらにR2として保護されていてもよい
アミノ基を示す場合があり、これらの化合物は酸付加塩
の形にすることができる。そのような塩としては塩酸、
臭化水素酸のような鉱酸の塩あるいはシユウ酸、酒石
酸、クエン酸のような有機酸の塩をあげることができる
が、好適には塩酸塩である。
また、R2がカルボキシ基である場合は、例えば、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
のような無機金属の塩、リジン、アルギニンのような塩
基性アミノ酸の塩あるいはアンモニウム、シクロヘキシ
ルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、トリエ
チルアンモニウムのようなアンモニウム塩類にすること
ができるが、好適にはナトリウム塩及びカリウム塩であ
る。
本発明化合物(I)は、少なくとも、2位、3位及び4
位に、不斉炭素を有するため、その各々がR配位、S配
位である合計8種の立体異性体が存在するが、その各
々、あるいはそれらの混合物のいずれも本発明に包含さ
れている。
また、化合物(I)において、好適には、 (1)2位がS配位である化合物 (2)3位がR配位である化合物 (3)4位がα配位である化合物 (4)2位がS配位で3位がR配位である化合物 (5)3位がR配位で、4位がα配位である化合物 (6)2位がS配位で、4位がα配位である化合物 (7)2位がS配位で、3位がR配位で、4位がα配位
である化合物を挙げることができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物の具体例として
は、例えば第1表に記載する化合物を挙げることができ
るが、本発明はこれら化合物に限定されるものではな
い。
本発明のアミノエポキシアルコール誘導体(I)は、以
下に記載する方法によつて製造することができる。
上記式中、R1及びR2は記載と同意義であり、R3は水素原
子又は「水酸基の保護基」を示し、例えば、トリメチル
シリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリ
ル、tert−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピ
ルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロ
ピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基;ベンジ
ルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカル
ボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、
o−ニトロベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベン
ジルオキシカルボニルのようなアラルキルオキシカルボ
ニル基又はホルミル、アセチル、クロロアセチル、ジク
ロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセ
チル、メトキシアセチル、プロピオニル、n−ブチリ
ル、イソブチリルのような低級脂肪族アシル基を挙げる
ことができ、好適には、トリ低級アルキルシリル基であ
る。R1′はR1の定義における保護されたアミノ基を示
し、R2′はR2の定義における、保護されたカルボキシ
基、カルバモイル基又は、保護されたアミノ基、1又は
2個の置換基を有していてもよいフエニル基(該置換基
としては、保護されたアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、低級アルキル基、水酸基、低級アルキル基で置換さ
れた水酸基又はトリフルオロメチル基である。)若しく
はC3〜7シクロアルキル基が置換していてもよい低級ア
ルキル基を示す。
A法は、本発明化合物(I)の合成法である。
第1工程及び第1′工程は、化合物(II)又は(III)
を溶媒中で、有機過酸化物と反応させて、シス−エポキ
シ化し、R3が水酸基の保護基である場合には、これを除
去し、さらに所望により、R2′が保護されたカルボキシ
基若しくは保護されたアミノ基が置換された低級アルキ
ル基を示す場合等の保護基の除去及び/又はR1′のアミ
ノ基の保護基の除去を行ない、4−アミノ−2,3−エポ
キシアルコール(I−1,I−2,I−3又はI−4)を、定
量的に製造する工程である。
エポキシ化反応に使用される溶媒としては、反応を阻害
しないものであれば特に限定はないが、好適には塩化メ
チレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類又
はエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような
エーテル類である。使用される有機過酸化物としては、
通常エポキシ化に使用される有機過酸化物であれば特に
限定はないが、好適にはメタクロロ過安息香酸、t−ブ
チルヒドロペルオキシド又はパラメチル過安息香酸を挙
げることができ、さらに好適にはメタクロロ過安息香酸
である。反応温度は、室温以下であれば特に限定はない
が、好適には−10℃乃至室温で実施され、反応時間は、
主に反応温度及び原料化合物により異なるが、通常12時
間乃至40時間である。
この反応において、原料として、R3が水素原子である化
合物(II)を用いた場合、(I−1)と(I−2)は約
10対1以上の比率で生成し、(I−1)を選択的に取得
できる。一方、原料として、R3がトリ低級アルキルシリ
ル基のような水酸基の保護基である化合物(II)を用い
て、反応を行なうと、(I−1)生成の選択比が落ち
る。化合物(III)を原料とした場合は、R3基に無関係
に、(I−3)と(I−4)の生成比率は、ほぼ1対1
である。
これら異性体は、高速液体クロマトグラフイーにより、
各々独立に分離精製することができる。
R3が水酸基の保護基である場合には、これを除去するこ
とが必要であり、この除去反応は水酸基の保護基が、ト
リ低級アルキルシリル基である場合は、保護基の除去
は、弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素アニオ
ンを生成する化合物で処理することにより実施すること
ができる。使用される溶媒としては特に限定はないが、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類が
好適である。反応は好適には、室温付近において10乃至
18時間処理することによつて行われる。
水酸基の保護基が、アラルキルオキシカルボニル基であ
る場合には、還元剤と接触させることにより除去するこ
とができる。例えば、パラジウム炭素、白金のような触
媒を用い、常温にて接触還元を行うか、または硫化ナト
リウム、硫化カリウムのようなアルカリ金属硫化物を使
用して実施される。反応は溶媒の存在下で行われ、使用
される溶媒としては本反応に関与しないものであれば特
に限定はないが、メタノール、エタノールのようなアル
コール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類または酢酸のような脂肪酸およびこれらの有機
溶媒と水との混合溶媒が好適である。反応温度は通常、
0℃乃至室温付近であり、反応時間は原料化合物および
還元剤の種類によつて異なるが、通常は5分乃至12時間
である。
水酸基の保護基が、低級脂肪族アシル基である場合に
は、水性溶媒の存在下に塩基で処理することにより除去
することができる。使用される溶媒としては通常の加水
分解反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水
あるいは水とメタノール、エタノール、n−プロパノー
ルのようなアルコール類もしくはテトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類のような有機溶媒との混
合溶媒が好適である。塩基としては、化合物の他の部分
に影響を与えないものであれば特に限定はないが、好適
には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金
属炭酸塩またはアンモニアを用いて実施される。反応温
度は特に限定はないが、副反応を抑制するために0℃乃
至室温付近が好適である。反応時間は原料化合物の種類
および反応温度などにより異なるが、通常1乃至6時間
である。
反応終了後、目的化合物は常法に従つて反応混合物から
単離することができる。例えば、再結晶、分取用薄層ク
ロマトグラフイー、カラムクロマトグラフイー等により
精製して、純品を得ることができる。
所望による保護基の除去工程はその種類によつて異なる
が、一般にこの分野の技術において周知の方法によつて
以下の様に実施される。
アミノ基の保護基が、低級脂肪族又は芳香族アシル基又
はアルキルオキシカルボニル基である場合には、塩基で
処理することにより除去することができる。使用される
溶媒としては通常の加水分解反応に使用されるものであ
れば特に限定はなく、水あるいは水とメタノール、エタ
ノール、n−プロパノールのようなアルコール類もしく
はテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類
のような有機溶媒との混合溶媒が好適である。塩基とし
ては、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば
特に限定はないが、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムのようなアルカリ金属炭酸塩またはアンモニアを用
いて実施される。反応温度は特に限定はないが、副反応
を抑制するために0℃乃至室温付近が好適である。反応
時間は原料化合物の種類及び反応温度などにより異なる
が、通常1乃至6時間である。
なお、アルキルオキシカルボニル基のうち、t−ブトキ
シカルボニル基の除去については、塩基により処理する
ことによつて除去するよりも、好適には、例えばトリフ
ロロ酢酸又はジオキサン、メタノール、ジメチルホルム
アミドなどの有機溶媒中の塩化水素のような酸で処理す
ることにより除去する。使用される溶媒としては、反応
を阻害しないものであれば特に限定はなく、好適には上
記の有機溶媒、またトリフロロ酢酸を用いる場合は塩化
メチレンやクロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類を
挙げることができ、さらに好適には、ジオキサン、メタ
ノール、塩化メチレンである。反応温度は特に限定はな
いが、好適には0℃乃至30℃であり、反応時間は原料化
合物の種類及び反応温度などにより異なるが、通常15分
乃至30分間である。
アミノ基の保護基が、アラルキルオキシカルボニル基で
ある場合には、白金もしくはパラジウム炭素のような触
媒を使用して、常温で接触還元を行い、除去する方法が
好適である。使用される溶媒としては本反応に関与しな
いものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノ
ールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類、酢酸のような脂肪酸類また
はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。反
応時間は通常、0℃乃至室温付近であり、反応時間は原
料化合物および還元触媒の種類によつて異なるが、通常
は5分乃至12時間である。
アミノ基の保護基がアルケニルオキシカルボニル基であ
る場合は、通常、前記水酸基の保護基が低級脂肪族アシ
ル基、芳香族アシル基またはアルキルオキシカルボニル
基である場合の除去反応の条件と同様にして塩基と処理
することにより離脱させることができる。なおアリルオ
キシカルボニルの場合は、特にパラジウムおよびトリフ
エニルホスフインあるいはニツケルテトラカルボニルを
使用して除去する方法が簡便で、副反応が少なく実施す
ることができる。
なお、上記の様なアミノ基の保護基を除去する操作によ
つて、上述の水酸基の保護基又は/及びカルボキシル基
の保護基が同時に除去されることもある。
反応終了後、目的化合物は常法に従つて反応混合物から
単離することができる。例えば、再結晶、分取用薄層ク
ロマトグラフイー、カラムクロマトグラフイー等により
精製して、純品を得ることができる。
カルボキシル基の保護基の除去については、 カルボキシル基の保護基が低級アルキル基である場合に
は、塩基で処理することにより除去することができる。
反応条件は、アミノ基の保護基が低級脂肪族又は芳香族
アシル基又はアルキルオキシカルボニル基である場合に
おいて記載した除去反応の条件と同様である。
カルボキシル基の保護基が、アラルキル基またはハロゲ
ノ低級アルキル基である場合には、還元剤と接触させる
ことにより除去することができる。還元剤としては、カ
ルボキシル基の保護基がハロゲノ低級アルキル基である
場合には、亜鉛−酢酸が好適であり、アラルキル基であ
る場合には、パラジウム炭素、白金のような触媒を用い
接触還元を行うか、または硫化カリウム、硫化ナトリウ
ムのようなアルカリ金属硫化物を用いて実施される。反
応条件は、水酸基の保護基がアラルキルオキシカルボニ
ル基またはアラルキル基である場合において記載した除
去反応の条件と同様である。
カルボキシ基の保護基が、アルキルオキシメチル基であ
る場合には、溶媒中、酸で処理することにより、除去す
ることができる。使用される酸としては、好適には塩
酸、酢酸−硫酸などである。溶媒としては、本反応に関
与しないものであれば特に限定はないが、メタノール、
エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類またはこれらの有機
溶媒と水との混合溶媒が好適である。反応温度は通常0
℃乃至50℃で実施され、反応時間は原料化合物および酸
の種類によつて異なるが、通常10分乃至18時間である。
なお上記の様なカルボキシル基の保護基を除去する操作
によつて、前記水酸基の保護基又は/及びアミノ基の保
護基が同時に除去されることもある。
反応終了後、目的化合物は常法に従つて反応混合物から
採取される。例えば反応混合物より析出した不溶物を
去して後、有機溶剤層を水洗、乾燥し、溶媒を留去し、
例えば再結晶、分取用薄層クロマトグラフイー、カラム
クロマトグラフイー等により精製して、純品を得ること
ができる。
なお、上記の水酸基の保護基の除去反応、アミノ基の保
護基の除去反応およびカルボキシル基の保護基の除去反
応は、順不同で、希望する除去反応を順次実施すること
ができる。
さらに所望により、常法に従い、塩を形成することがで
きる。
上記式中、R1,R1′,R2,R2′及びR3は前記と同意義を
示し、R4は低級アルキル基又はベンジルのようなアラル
キル基を示す。
B法は、本発明の原料化合物(II)又は(III)の製造
法であり、例えば以下の反応式に示すように、式(IV)
を有する、公知のd,l−アミノ酸誘導体(例えば、ロイ
シン又はフエニルアラニン)から製造することができ
る。
第2工程は、化合物(IV)の各置換基を常法により前記
保護基で保護し、カルボン酸部分を、例えば常法により
低級アルキルエステル化した後、−78℃乃至−60℃で、
30分乃至1時間、還元を行なうことにより、化合物
(V)を製造する工程である。還元剤としては、通常、
エステルをアルコールまで還元できる試薬であれば特に
限定はないが、好適にはナトリウムボロンヒドリドと塩
化リチウムを使用し、浜田ら(Chem.Pharm.Bull.,30,92
1(1982))の方法に従つて実施するのがよく、使用溶
媒としては、反応を阻害しないものであれば特に限定は
ないが、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類
メタノール、エタノールのようなアルコール類又はエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類及びこれらの混合溶媒が好適である。
化合物(I)において、R2が保護されていてもよいカル
ボキシ基を示す化合物を製造するためには、dl−セリン
を用い、アミノ基及びカルボキシ基を保護することによ
り、化合物(V)を合成し、第3工程以下の工程に付
す。
この際、d体の化合物(IV)を原料とした場合の保護さ
れてもよいアミノ基の立体配位に相当する化合物(V)
を、上記セリンから合成する場合は、l−セリンを使用
し、l体の化合物(IV)を原料とした場合に相当する化
合物(V)を、合成する場合は、d−セリンを使用す
る。
第3工程は、化合物(V)のアルコール部分を、−78℃
乃至10℃で3分乃至0.5時間かけて、ジメチルスルホキ
シド酸化することにより、アルデヒド化合物(VI)を製
造する工程である。
第4工程及び第5工程は、アミノアルデヒド(VI)をス
テイルらの方法〔テトラヘドロン,レターズ24巻,4405
ページ(1983年)(Tetrahedron Lett.24,4405(198
3)〕に従つてウイテイツヒ反応によりα,β−不飽和
−γ−N−保護アミノ酸エステル(VII)又は(VIII)
にする工程である。ここで、ウイテイツヒ試薬としてビ
ス(2,2,2−トリフルオロエチル)(メトキシカルボニ
ルメチル)ホスホネートを用いると第4工程により
(Z)体の化合物(VII)が得られる。
一方、トリフエニルホスホラニリデンアルデヒドを用い
ると第5工程により、(E)体の化合物(VIII)が得ら
れる。
第6工程及び第7工程は、α,β−不飽和−γ−N−保
護アミノエステル(VII)又はアルデヒド(VIII)を適
当な溶媒中(例えば塩化メチレン、クロロホルムのよう
なハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、エーテ
ルのようなエーテル類、及びトルエン、ヘキサンのよう
な炭化水素類)、−50〜−80℃で還元して4−アミノア
リルアルコールとし、所望により、アルコールを前記水
酸基の保護基R3で常法により保護し、本発明の原料化合
物(II)又は(III)を製造する工程である。ここで用
いる還元剤としては、ジイソブチルアルミニウムヒドリ
ド、ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリ
ド(以下、レツド・アルと呼称)のようなアルミニウム
ヒドリド誘導体があげられる。
上記各工程終了後、目的化合物は常法に従つて反応混合
物から単離することができる。例えば、再結晶、分取用
薄層クロマトグラフイー、カラムクロマトグラフイー等
により精製して、純品を得ることができる。
上記式中、R1及びR2は前記と同意義を示す。
c法は、本発明化合物(I−1),(I−2),(I−
3)又は(I−4)を原料として、スタチン又はその類
縁体(IX)又は(X)を製造する方法である。
第8工程及び第8′工程は、本発明化合物(I−1),
(I−2),(I−3)又は(I−4)を溶媒中、還元
し、エポキシを開環させて、ヒドロキシアミノアルコー
ル化合物を製造し、この化合物を溶媒中、塩基の存在
下、触媒を使用し、空気又は酸素ガスを通じて酸化し、
γ−アミノ酸を製造し、さらに所望により、R1又は/及
びR2のアミノ基の保護基又は/及びR2のカルボキシル基
の保護基を除去することにより、化合物(IX)又は
(X)を製造する工程である。
前段の反応において、使用される溶媒としては、反応を
阻害しないものであれば、特に限定はないが、好適には
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エーテルのようなエ
ーテル類又はベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水
素類を挙げることができ、さらに好適にはテトラヒドロ
フランである。使用される還元剤としては、通常、エポ
キシを開環し、水酸基を生成させるものであれば特に限
定はないが、好適には、レツド・アル又はジイソブチル
アルミニウムヒドリドを挙げることができ、さらに好適
にはレツド・アルである。反応温度は特に限定はない
が、通常−10°乃至室温で実施され、反応時間は主に、
反応温度及び原料化合物により異なるが、通常3時間乃
至10時間である。
なお、R2が保護されていてもよいカルボキシ基を示す化
合物(XI)又は(X)を製造する場合に、原料化合物
(I−1),(I−2),(I−3)又は(I−4)に
おいて、R2は保護されていないカルボキシ基を使用する
のが好適であり、保護されたカルボキシ基を使用するこ
ともできるが、還元剤の種類により、この基が還元さ
れ、ヒドロキシメチル基になる場合がある。上記の様
に、R2が保護されていないカルボキシ基である化合物
(I−1),(I−2),(I−3)又は(I−4)を
用いて反応を行ない、化合物(IX)又は(X)を製造し
た場合、所望により、常法に従つて、このカルボキシ基
を前記保護基で保護することができる。
反応終了後、目的化合物は常法に従つて反応混合物から
単離することができる。例えば、再結晶、分取用薄層ク
ロマトグラフイー、カラムクロマトグラフイー等により
精製して、純品を得ることができる。
後段の反応において、使用される溶媒としては、反応を
阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば酢酸
エチルのようなエステル類、ベンゼン、トルエンのよう
な芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルムのよ
うなハロゲン化炭化水素類、若しくは水又は上記有機溶
媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適には、水
と酢酸エチルの混合溶媒である。使用される塩基として
は無機塩基であれば特に限定はないが、例えば、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩又は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような
アルカリ金属炭酸塩を挙げることができ、好適にはアル
カリ金属炭酸水素塩である。使用される触媒としては、
通常、酸化に使用される触媒であれば特に限定はない
が、例えば白金又は白金黒を挙げることができ、好適に
は白金黒である。反応温度は特に限定はないが、通常0
°乃至50℃で実施され、反応時間は主に、反応温度及び
原料化合物により異なるが、通常20時間乃至40時間であ
る。
反応終了後、目的化合物は常法に従つて反応混合物から
単離することができる。例えば、再結晶、分取用薄層ク
ロマトグラフイー、カラムクロマトグラフイー等により
精製して、純品を得ることができる。
A法,B法及びC法を通じて、R1の立体配位は保持され
る。従つて、原料にd−アミノ酸(IV)(R2が保護され
ていてもよいカルボキシ基を示す化合物を製造する場合
には、l−セリン誘導体(V))を使用した場合、本発
明化合物(I)並びにスタチン又はその類縁体(IX)及
び(X)の4位の立体配位は、R配位となり、l−アミ
ノ酸(IV)(R2が保護されていてもよいカルボキシ基を
示す化合物を製造する場合には、d−セリン誘導体
(V))を使用するとS配位となる。
〔効果〕
本発明の4−アミノ−2,3−エポキシアルコール(I)
を経由する方法によれば、スタチン又は類縁体(IX)又
は(X)をアミノ酸(IV)より6工程で、収率よく(例
えば、R2がイソブチルであり、R1が水素原子である化合
物(IX)の製造においては、全収率55.8%)合成でき、
しかも本発明の方法は、ピー・ダブリユー・ケー・ウー
(P.W.K.Woo)の方法に匹敵する立体選択性を有してい
る。
次に実施例及び参考例を挙げて、本発明をさらに具体的
に説明する。
実施例1. シス−4(S)−ベンジルオキシカルボニルアミノ−6
−メチル−2−ヘプテン酸メチルエステル 塩入らの方法(Chem.Pharm.Bull.,30,1921(1982))に
したがつて合成したN−ベンジルオキシカルボニル−L
−ロイシナールを原料としてステイルらの方法(Tetrah
edron Letters,24,4405(1983)にしたがつて以下のよ
うに合成した。
18−クラウン−6 10.7g(35ミリモル)とビス(2,2,2
−トリフロロエチル)(メトキシカルボニルメチル)−
ホスホネート2.28g(7ミリモル)を無水テトラヒドロ
フラン140mlに溶解し、−78℃に冷却後0.5Mカリウムテ
トラメチルジシラジドのトルエン溶液14mlを加え30分撹
拌後N−ベンジルオキシカルボニル−L−ロイシナール
1.75g(7ミリモル)のテトラヒロドフラン溶液5mlを加
えこのままの温度で40分間撹拌した後飽和の塩化アンモ
ニウム水溶液を加え室温とした後にエーテルで3回抽出
した。エーテル溶液を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥しエーテルを留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(ノルマルヘキサン−酢酸
エチル)で精製し無色の結晶1.85gを得た。
融点66−67°▲〔α〕25 D▼+92.0°(C1.08,MeOH) 元素分析値 C17H23NO4 計算値 C,66.86;H,7.59;N,4.59 実測値 C,66.82;H,7.58;N,4.49 以下実施例2〜5の化合物も同様にして合成した。
実施例2. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2−ペンテン酸メチルエステル 融点 46−48℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+124.6°(C:1.0,メタノール) 元素分析 C14H17NO4 計算値 C,63.87;H,6.51;N,5.32 実測値 C,63.88;H,6.58;N,5.29 実施例3. シス−(4S)−4−ベンジルオキシ カルボニルアミノ
−5−メチル−2−ヘキセン酸メチルエステル 融点 81−82℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+116.4°(C:2.62,メタノー
ル) 元素分析値 C16H21NO4 計算値 C,65.96;H,7.27;N,4.81 実測値 C,65.90;H,7.30;N,4.66 実施例4. シス−(4S)−4−ベンジルオキシ カルボニルアミノ
−5−フエニル−2−ペンテン酸メチルエステル 融点 92−93℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+95.3°(C:1.06,メタノール) 元素分析値 C20H21NO4 計算値 C,70.78;H,6.24;N,4.13 実測値 C,70.71;H,6.13;N,4.09 実施例5. シス−(4S,5R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−5−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−ヘキセ
ン酸メチルエステル oil 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+30.9°(C:1.0,メタノール) 元素分析値 C21H33NO5Si 計算値 C,61.88;H,8.16;N,3.44 実測値 C,61.64;H,8.02;N,3.45 質量分析 m/e408(M++1) 実施例6. (4S)−シス−4−(ベンジルオキシカルボニル)アミ
ノ−5−シクロヘキシル−2−ペンテン酸 メチルエス
テル 無水ジメチルスルホキシド36ml中に、N−ベンジルオキ
シカルボニル−L−シクロヘキシルアラニノール3.50g
(12ミリモル)及びトリエチルアミン5.02ml(36ミリモ
ル)を溶解し、窒素雰囲気下、三酸化イオウ・ピリジン
錯体5.74g(36ミリモル)を無水ジメチルスルホキシド3
6mlに溶かした溶液を加え、室温にて10分間撹拌した。1
0分後反応混合物を氷水360ml中に注ぎ、ジエチルエーテ
ル200mlにて3回抽出した。10%クエン酸水溶液、水、
飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾
燥。溶媒を減圧濃縮し、N−ベンジルオキシカルボニル
−L−シクロヘキシルアラニナールを3.35g得た。
ビス−(2,2,2−トリフルオロエチル)(メトキシカル
ボニルメチル)フオスフオネート3,82g(12ミリモル)
及び、18−クラウン−6/アセトニトリル錯体18.33g(60
ミリモル)を無水テトラヒドロフラン240ml中に溶解
し、−78℃に冷却し、窒素雰囲気下、カリウムビス(ト
リメチルシリル)アミド0.5モル、トルエン溶液24mlを
加え、さらに、先に合成したN−ベンジルオキシカルボ
ニル−L−シクロヘキシルアラニナールを加え、−78℃
にて30分間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加
え、ジエチルエーテルにて抽出後、硫酸マグネシウムに
て乾燥、溶媒を減圧留去後、残渣を中圧シリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:
4)にて精製し、標記化合物を無色油状物質として、2.7
5g(66%)得た。
旋光度 ▲〔α〕25 D▼+75.2°(C:1.24,メタノール) 元素分析値:C20H27NO4 計算値 C,69.54;H,7.88;N,4.05 実測値 C,69.35;H,8.03;N,4.04 質量分析 m/e345(M+) 実施例7. シス(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−6
−メチル−2−ヘプテノール シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
6−メチル−2−ヘプテン酸メチルエステル1.34g(4.3
7ミリモル)を塩化メチレン80mlに溶解し−78℃に冷却
後1Mジイソブチルアルミニウムヒドリドのヘキサン溶液
17.5mlを加え40分間撹拌後メタノール5mlを加え室温と
した。この溶液に酒石酸カリウムナトリウム水溶液を加
えた後、塩化メチレンで抽出。塩化メチレン溶液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(ヘキサン−酢酸エチル)
で精製すると無色油状物質913mgが得られた。
旋光度 ▲〔α〕25 D▼+44.8°(C:1.10,メタノール) 以下実施例8〜11の化合物を同様にして合成した。
実施例8. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2−ヘプテノール 融点 40.5−41.5℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+63.5°(C:0.78,メタノール) 元素分析値 C13H17NO3 計算値 C,66.36;H,7.28;N,5.95 実測値 C,66.31;H,7.27;N,6.04 実施例9. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
5−メチル−2−ヘキセノール 融点 80−81℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+48.4°(C:1.11,メタノール) 元素分析値 C15H21NO3 計算値 C,68.42;H,8.04;N,5.32 実測値 C,68.33;H,8.12;N,5.25 実施例10. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
5−フエニル−2−ペンテノール 融点 87−88℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+8.9°(C:0.89,メタノール) 元素分析値 C19H21NO3 計算値 C,73.29;H,6.80;N,4.50 実測値 C,73.16;H,6.72;N,4.62 実施例11. シス−(4S,5R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−5−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−ヘキセ
ノール oil 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+26.5°(C:1.14,メタノール) 元素分析値 C20H33NO4Si 計算値 C,63.29;H,8.76;N,3.69 実測値 C,62.46;H,8.67;N,3.71 質量分析 m/e322(M+−57) 実施例12. (4S)−シス−4−(ベンジルオキシカルボニル)アミ
ノ−5−シクロヘキシル−2−ペンテノール 実施例6にて合成したエステル体2.58g(7.47ミリモ
ル)を塩化メチレン40ml中に溶解し、−78℃に冷却し、
窒素雰囲気下、ジイソブチルアルミニウムヒドリド1.0
モル、トリエン溶液36.2mlを加え、さらに、−78℃にて
2時間撹拌した。2時間後、メタノール5mlを加え、さ
らに10%ロツセル塩水溶液を加えた後、ジエチルエーテ
ルにて抽出。硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧
留去。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:2)にて精製し、標記化合物
を白色結晶として、1.57g(66%)得た。
融点 55.0−57.5℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+33.8°(C:0.68,メタノール) 元素分析値 C19H27NO3 計算値 C,71.89;H,8.57;N,4.41 実測値 C,71.72;H,8.50;N,4.28 質量分析 m/e317(M+) 実施例13. (2S,3R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
6−メチル−2,3−エポキシヘプタノール シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
6−メチル−3−ヘプテノール100mg(0.36ミリモル)
を塩化メチレン10mlに溶解し、−10℃でメタクロロ過安
息香酸220mgを加え1時間、さらに0℃で24時間撹拌し
た後、1規定水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、ついで飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、塩
化メチレンを留去すると無色の結晶104mgが得られた。
このものはシリカゲル薄層プレート(ヘキサン−酢酸エ
チル)で単一スポツトである。ヘキサン−酢酸エチルか
ら再結晶した。
融点 99−100℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+16.7°(C:0.93,メタノール) 元素分析値 C16H23NO4 計算値 C,65.51;H,7.90;N,4.77 実測値 C,65.58;H,7.97;N,4.78 以下実施例14〜17の化合物を同様にして合成した。
実施例14. (2S,3R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2,3−エポキシペンタノール 融点 81−83℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+39.0°(C:0.81,メタノール) 元素分析値 C13H17NO4 計算値 C,62.14;H,6.82;N,5.57 実測値 C,62.03;H,6.76;N,5.34 実施例15. (2S,3R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
5−メチル−2,3−エポキシヘキサノール 融点 115−116℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+24.2°(C:0.76,メタノール) 元素分析値 C15H21NO4 計算値 C,64.50;H,7.58;N,5.01 実測値 C,64.36;H,7.52;N,4.89 実施例16. (2S,3R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
5−フエニル−2,3−エポキシペンタノール 融点 152−152℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼−10.1°(C:1.01,メタノール) 元素分析値 C19H21NO4 計算値 C,69.70;H,6.47;N,4.28 実測値 C,69.64;H,6.43;N,4.21 実施例17. (2S,3R,4S,5R)−4−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−2,3−エポキシ−5−t−ブチルジメチルシリルオ
キシヘキサノール Oil 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+27.3°(C:0.56,メタノール) 元素分析値 C20H33NO5Si 計算値 C,60.73;H,8.41;N,3.54 実測値 C,59.23;H,8.20;N,3.42 質量分析 m/e396(M++1) 実施例18. (2S,3R,4S)−4−(ベンジルオキシカルボニル)アミ
ノ−2,3−エポキシ−5−t−シクロヘキシルプロパノ
ール 実施例12で合成した、シス−アリルアルコール体1.00g
(3.15ミリモル)を塩化メチレン100ml中に溶解し、メ
タクロル過安息香酸(85%)1.92g(9.46ミリモル)を
加え、−10℃にて16時間撹拌した。反応混合物を10%水
酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫
酸マグネシウムにて乾燥。溶媒を減圧留去し、残渣をn
−ヘキサン−ジエチルエーテルより再結晶することによ
り、標記化合物を白色結晶として850mg(81%)得た。
融点 76.5−78.0℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+6.3°(C:1.0,メタノール) 元素分析値 C19H27NO4 計算値 C,68.44;H,8.16;N,4.20 実測値 C,68.43;H,8.12;N,4.07 質量分析 m/e333(M+) 実施例19. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2−ペンテノール tert−ブチルジメチルシリルエーテ
シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2−ペンテノール118mg(0.5ミリモル)をジメチルホル
ムアミド1mlに溶解し、イミダゾール51mg(0.75ミリモ
ル)、塩化tert−ブチルジメチルシラン90mg(0.6ミリ
モル)を加え室温で20分間撹拌した後酢酸エチルエステ
ルを加え、水ついで飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル薄層
クロマトグラフイー(ヘキサン−酢酸エチルエステル)
で精製し、無色の油状物質164mgを得た。
旋光度 ▲〔α〕25 D▼+62.8°(C:1.21,メタノール) 質量分析 m/e292(M+−57) 以下、実施例20〜22の化合物を同様にして合成した。
実施例20. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
5−フエニル−2−ペンテノールtert−ブチルジメチル
シリルエーテル 無色油状物質 旋光度 ▲〔α〕25 D▼−0.75°(C:0.80,メタノール) 質量分析 m/e368(M+−57) 実施例21. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
5−メチル−2−ヘキセノールtert−ブチルジメチルシ
リルエーテル 無色油状物質 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+49.2°(C:0.91,メタノール) 質量分析 m/e320(M+−57) 実施例22. シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
6−メチル−2−ヘプテノールtert−ジメチルシリルエ
ーテル 無色油状物質 旋光度 ▲〔α〕25 D▼+55.8°(C:0.84,メタノール) 実施例23. (2S,3R,4S)および(2R,3S,4S)−ベンジルオキシカル
ボニルアミノ−2,3−エポキシペンタノール tert−ブ
チルジメチルシリルエーテル シス−(4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2−ペンテノール tert−ブチルエステル147mg(0.42
ミリモル)を塩化メチレン4mlに溶解し、85%メタクロ
ロ過安息香酸128mg(0.63ミリモル)を加え室温で20時
間撹拌した。酢酸エチルを加え1規定水酸化ナトリウム
水溶液、飽和食塩水で洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去後残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフ
イー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製すると無色油状物
質138mgが得られた。このものは高速液体クロマトグラ
フイーによる分析で2種の異性体の混合物(3:2)であ
ることが判明した。
実施例24. (2S,3R,4S)および(2S,3S,4S)−ベンジルオキシカル
ボニルアミノ−5−フエニル−2−ペンテノール tert
−ブチルジメチルシリルエーテル 実施例23と同様に実施し、高速液体クロマトグラフイー
による分析で2種の異性体の混合物(3:1)であること
が判明した。
参考例1. L−シクロヘキシルアラニン塩酸塩 L−フエニルアラニン10.4g(61.7ミリモル)を二規定
塩酸150ml中に溶解し、白金黒1gを加え、パールの装置
を用い、室温にて、中圧接触水素添加を24時間行つた。
析出している結晶を250mlの水にて溶解した後、接触を
去し、液を約150ml位迄、減圧濃縮し、一晩放置し
た。析出した結晶を取、乾燥し、標記化合物を白色結
晶として、12.8g(91%)得た。
融点 232−234℃ 元素分析値 C9H18NO2Cl 計算値 C,52.05;H,8.73;N,6.74;Cl,17.04 実測値 C,51.97;H,8.75;N,6.69;Cl,17.21 参考例2. N−ベンジルオキシカルボニル−L シクロヘキシルア
ラニン メチルエステル L−シクロヘキシルアラニン塩酸塩6.5g(31.3ミリモ
ル)を氷冷下、一規定水酸化ナトリウム水溶液62.6mlに
溶解し、ベンジルオキシカルボニルクロリド5.88g(34.
5ミリモル)と一規定水酸化ナトリウム水溶液31.3mlを
交互に約30分かけて加え、さらに氷冷下3時間攪拌し
た。反応液をジエチルエーテルにて洗浄した後、水層を
濃塩酸にて酸性とし、酢酸エチルにて抽出し、これを水
洗した。硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去
し、N−ベンジルオキシカルボニル−L−シクロヘキシ
ルアラニンを無色油状物質として6.4g(67%)得た。こ
の化合物6.3g(20.6ミリモル)をジアゾメタンのエーテ
ル溶液にて、メチルエステルとし、シリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3)に
て精製し、標記化合物を無色油状物質として、5.5g(84
%)得た。
旋光度 ▲〔α〕25 D▼−14.7°(C:2.0,メタノール) 元素分析値 C18H25NO4 計算値 C,67.69;H,7.89;N,4.39 実測値 C,67.68;H,7.78;N,4.22 質量分析 m/e319(M+) 参考例3. N−ベンジルオキシルカルボニル−L−シクロヘキシル
アラニノール エタノール:テトラヒドロフラン=3:2混合溶液80ml中
に、塩化リチウム1.86g(43.9ミリモル)及び水素化ホ
ウ素ナトリウム1.66g(43.9ミリモル)を加え、30分攪
拌し、これに、N−ベンジルオキシカルボニル−L−シ
クロヘキシルアラニン メチルエステル4.9g(15.3ミリ
モル)をエタノール:テトラヒドロフラン=3:2混合溶
液40ml中に溶かした溶液を、氷冷下、滴下し、室温に
て、一晩攪拌した。アセトンにて、過剰の試薬を分解し
た後、溶媒を減圧留去。残渣に酢酸エチルを加え、水洗
後、硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧留去
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(酢酸
エチル:n−ヘキサン=1:2)にて精製後、n−ヘキサン
−ジエチルエーテルにて再結晶し、標記化合物を白色結
晶として、4.0g(90%)得た。
融点 59.5−60.0℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼−29.1°(C:1.08,メタノール) 元素分析値 C17H25NO3 計算値 C,70.07;H,8.65;N,4.81 実測値 C,69.98;H,8.74;N,4.78 質量分析 m/e291(M+) 参考例4. (3S,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3
−ヒドロキシ−6−メチルヘプタノール (2S,3R,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
6−メチル−2,3−エポキシヘプタノール366mg(1.25ミ
リモル)をテトラヒドロフラン6mlに溶解し、0℃に冷
却後3.4Mナトリウムビス−2−メトキシエトキシアルミ
ニウムヒドリド(レツド・アル)のベンゼン溶液1.1ml
を加え5時間攪拌後メタノール2ml、酒石酸カリウムナ
トリウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル溶液を飽和食塩水で洗浄後硫酸マグネシウムで
乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲル薄層クロマ
トグラフイー(ヘキサン−酢酸エチル)で精製し無色結
晶342mgを得た。
融点 89−90℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼−35.5°(C:0.97,メタノール) 参考例5. (3S,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3
−ヒドロキシ−6−メチルヘプタン酸(Z−スタチン) (3S,4S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3
−ヒドロキシ−6−メチルヘプタノール100mg(0.34ミ
リモル)、炭酸水素ナトリウム45mg(0.54ミリモル)白
金黒130mg、水10ml、酢酸エチル10mlの混合溶液に室温
で空気をふきこみながら24時間攪拌した。水層を分離
し、酢酸エチルで洗浄後、1規定硫酸水溶液で酸性とし
て、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル溶液を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸マグネシウム乾燥し、溶媒を減圧留去
すると無色結晶99mgが得られた。
融点 117−118℃ 旋光度 ▲〔α〕25 D▼−34.1°(C:1.25,メタノール) 元素分析値 C16H23NO5 計算値 C,62.12;H,7.49;N,4.53 実測値 C,62.12;H,7.46;N,4.53
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 7/18 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1は保護されていてもよいアミノ基又はモノ若
    しくはジ低級アルキル置換アミノ基を示し、R2は保護さ
    れていてもよいカルボキシ基、カルバモイル基、保護さ
    れていてもよい水酸基又は、保護されていてもよいアミ
    ノ基、モノ若しくはジ低級アルキル置換アミノ基、1又
    は2個の置換基を有していてもよいフェニル基若しくは
    C3〜7シクロアルキル基が置換していてもよい低級アル
    キル基を示す。)を有するアミノエポキシアルコール誘
    導体及びその塩。
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