JPH07257343A - 車両のアンチスキッドブレーキ装置 - Google Patents

車両のアンチスキッドブレーキ装置

Info

Publication number
JPH07257343A
JPH07257343A JP5612694A JP5612694A JPH07257343A JP H07257343 A JPH07257343 A JP H07257343A JP 5612694 A JP5612694 A JP 5612694A JP 5612694 A JP5612694 A JP 5612694A JP H07257343 A JPH07257343 A JP H07257343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
control
wheel
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5612694A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Okazaki
晴樹 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP5612694A priority Critical patent/JPH07257343A/ja
Publication of JPH07257343A publication Critical patent/JPH07257343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ハンマリングの圧力波による弊害を解消して耐
久性能を改善できるアンチスキッドブレーキ装置を提供
する。 【構成】増圧フェーズの終了時には増圧バルブすなわち
左後輪の電磁開閉弁SOV1 を閉じる制御信号を発す
る。同時にあるいは、閉命令信号が発生してから所定時
間経過後に、連通関係にある右後輪の配管系の増圧バル
ブを設定時間開方向に制御する信号を発生する。増圧バ
ルブの閉動作によって衝撃波が生じ後輪用制動圧供給ラ
インL18、L15、L1 を伝播して、そのライン上にある
各種のバルブに衝突する。本例の構成では、電磁開閉弁
SOV1 と連通関係にある他の電磁開閉弁SOV2 が僅
かに開方向に制御されているので、衝撃波は右後輪用制
動圧供給ラインL2 に逃がされる。すなわち、配管の衝
撃波による圧力の急上昇を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各車輪のブレーキ装
置の制動力を制御するバルブの動作にともなって油圧制
御系に生じるハンマリングの弊害を防止することができ
るアンチスキッドブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のブレーキシステムとして、制動時
における車輪のロックないしスキッド状態の発生の防止
を目的としたアンチスキッドブレーキ装置が知られてい
る。一般に、この種のアンチスキッドブレーキ装置は、
車輪の回転速度を検出する車輪速センサと、ブレーキ油
圧をの給排を制御する電磁制御弁とを備え、例えば車輪
速センサにより検出された車輪速から求められる車輪速
度の変化率すなわち車輪の加減速度が所定の値よりも小
さくなったときには、電磁制御弁を制御してブレーキ油
圧を減少させる一方、ブレーキ油圧の低下によって車輪
の回転速度が回復し、上記加減速度が所定値を越えて増
大する場合には、上記制御弁を制御してブレーキ油圧を
増大させるようになっている。そして、このようなサイ
クルでブレーキ油圧の制御(以下、ABS制御という)
を、例えば車両が停止するまであるいは所定の速度まで
低下するように反復的に行うことにより、急制動時にお
ける車輪のロックないしスキッド状態の発生を防止する
ことができ、当該車両を方向安定性を失わせることなく
短い制動距離で効果的に制動することが可能となるもの
である。
【0003】このようなABS制御において、上記のよ
うな油圧の制御は、各車輪のホイールシリンダへのブレ
ーキ油圧を高めることあるいは保持するための増圧バル
ブと、ホイールシリンダからのブレーキ油圧をリザーバ
に開放あるいは保持するための減圧バルブとによって行
なわれるようになっている。ところで、アンチスキッド
ブレーキ装置の油圧配管系においてバルブの開閉動作に
ともなうハンマリング現象が生じることが知られてい
る。ハンマリング現象が発生すると、油圧の衝撃が圧力
波となって配管系全体に伝播し、配管系に設けられたバ
ルブ等の作動に悪影響を及ぼし、配管の耐久上支障を来
すことになる。とくに、上記のように増圧バルブ及び減
圧バルブの反復動作はアンチスキッドブレーキ装置にお
いては不可避的に生じるため、ハンマリング現象はアン
チスキッドブレーキ装置全体の耐久性能に重大な影響を
与える。特開平4−63755号公報には、増圧バルブ
と減圧バルブを動作させるにおいて、増圧バルブをホイ
ールシリンダへの油圧供給及び保持、減圧バルブをブレ
ーキ液のリザーバへのリターン及び保持という基本的な
動作以外の動作を行わせるものが開示されている。この
公報に開示されたものでは、アンチスキッドブレーキ装
置の微小な油圧制御を達成するために、増圧バルブと減
圧バルブとを同時に開制御するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この特開平4−637
55号公報に開示されるものは、ブレーキ圧の制御の精
度を高める目的で、増圧バルブと減圧バルブの同時開放
制御を行なうようにしているが、このような構成では、
特にバルブの閉動作に際に生じる上記のハンマリングの
弊害を解消することはできない。本発明はこのような事
情に鑑みて構成されたもので、従来のから知られている
アンチスキッドブレーキ装置の油圧回路におけるハンマ
リングによる異音を解消することができるアンチスキッ
ドブレーキ装置を提供することを目的とする。また、本
発明は上記ハンマリングの衝撃の圧力波による弊害を有
効に解消して耐久性能を改善することができるアンチス
キッドブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は以下のように構成される。すなわち、本発
明によれば、車輪の制動力を増加するために油圧を車輪
のブレーキ装置に供給する第1増圧バルブと、油圧配管
を介して連通状態にある他の車輪の制動力を増加するた
めの油圧を供給する第2増圧バルブと、前記第2増圧バ
ルブが閉の場合には前記第1増圧バルブの閉動作に同期
して該第2増圧バルブを瞬間的に開方向に制御して配管
系のロック状態を緩和する制御手段とを備えたことを特
徴とする。さらに好ましい態様では、さらに車輪の制動
力を減少せしめるように油圧を制御する減圧バルブであ
って、油圧配管を介して前記第1または第2増圧バルブ
に連通しているものを備えたアンチスキッドブレーキ装
置においては、前記制御手段は、該減圧バルブが閉動作
に同期して前記第1または第2増圧バルブを瞬間的に開
方向に制御して配管系のロック状態を緩和するように構
成される。
【0006】
【作用】ABS制御において増圧フェーズが終了して保
持フェーズになった場合には、増圧バルブは閉となるよ
うに制御される。また、減圧フェーズが終了して減圧保
持になる場合にも閉となるように制御される。上記のよ
うに、増圧バルブの閉動作にともなって、衝撃波が発生
し、この衝撃波がアンチスキッドブレーキ装置の配管系
を伝播して、各所にハンマリングの弊害をもたらすこと
になる。本発明では、ABS制御におけるフェーズ変化
に伴って増圧バルブ(第1増圧バルブ)が閉動作を生じ
るのに同期して、この増圧バルブとアンチスキッドブレ
ーキ装置の油圧制御配管系を介して連通状態にある別の
増圧バルブ(第2増圧バルブ)が閉である場合には、こ
のバルブを瞬間的に開方向に制御する。これによって、
配管系に第2増圧バルブの微小な開動作によって、上記
第1増圧バルブが閉じることによって、油圧配管系が閉
じてロック状態となるのが回避される。すなわち、第1
増圧バルブの閉動作に伴って発生する衝撃波の逃げを作
ることができる。このことによって、第1増圧バルブの
閉動作に伴って生じる衝撃波を第2増圧バルブによる配
管系の外部に逃がすことができるので、内部でハンマリ
ングが発生することを防止することができる。
【0007】このようなハンマリングは減圧バルブの閉
動作にともなっても、発生する恐れがあるため、本発明
では減圧バルブが閉じられる場合にも、これと配管系を
介して連通関係にある増圧バルブを僅かに開方向に操作
して、配管系をロックさせないように制御することによ
って上記のように衝撃波を外部に逃がすようにしてい
る。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。本発明を適用することができる車両のアンチスキ
ッドブレーキ装置の油圧制御装置の回路図が図1に示さ
れている。本例の装置は、通常のブレーキ装置、アンチ
スキッドブレーキ装置(ABS)、ブレーキトラクショ
ン制御によるトラクションコントロール装置を組み合わ
せたブレーキ制御システムを構成している。図中符号1
00は、アンチスキッドブレーキ装置とブレーキトラク
ション制御によるトラクションコントロール装置を組み
合わせたブレーキ制御システムの油圧制御系統を示す。
尚、本例の制御システムは、FR車用のものとして構成
されている。図中符号RLは左後輪用ブレーキホイール
シリンダ、RRは右後輪用ブレーキホイールシリンダ、
FLは左前輪用ブレーキホイールシリンダ、FRは右前
輪用ブレーキホイールシリンダ、またMCRは後輪ブレ
ーキ用のマスターシリンダ第1室、MCFは前輪ブレー
キ用のマスターシリンダ第2室、MBはブレーキ用マス
ターバッグ(真空倍力装置)、BPはブレーキペダル、
Bはブレーキスイッチ、VS1 〜VS4 は前後各車輪の
車輪速センサ、ECUはマイクロコンピュータを含んで
構成される電子コントロールユニットを夫々示す。上記
電源電圧検出手段としては、バッテリにより駆動される
電動モータの回転をチェックすることにより電源電圧を
検出する電源電圧検出手段又は、バッテリの電圧を直接
検出する電源電圧検出手段がある。
【0009】上記左後輪用ブレーキホイールシリンダR
Lは、液路(油圧配管)L1 、L15、L18を介して上記
駆動輪側後輪ブレーキ用のマスターシリンダ第1室MC
Rに接続されている。上記右後輪用ブレーキホイールシ
リンダRRは、液路L2 、L 15、L18を介して上記後輪
ブレーキ用のマスターシリンダ第1室MCRに接続され
ている。さらに上記左前輪用ブレーキホイールシリンダ
FLは、液路L3 、L 16、L19を介して上記前輪ブレー
キ用のマスターシリンダ第2室MCFに接続されてい
る。右前輪用ブレーキホイールシリンダFRは、液路L
4 、L16、L19を介して上記前輪ブレーキ用のマスター
シリンダ第2室MCFに接続されている。更に、符号R
ST1 は後輪側液圧系統用の第1のリザーバタンクを、
RST2は前輪側液圧系統用の第2のリザーバタンクを
夫々示す。該第1のリザーバタンクRST1 は、第1の
リリーフ弁SGV1 を設けた液路L5 を介して、上記液
路L1 の第1の電磁開閉弁SOV1 の下流側に接続さ
れ、又、第2のリリーフ弁SGV2 を設けた液路L6
介して上記液路L2 の第2の電磁開閉弁SOV2 の下流
側に接続され、更に、インレットバルブIV2 、オイル
ポンプP1 、アウトレットバルブOV2 、バッファチャ
ンバーDC1 、チェックバルブCV6 を設けた液路L9
を介して上記第1、第2の電磁開閉弁SOV1 、SOV
2 上流側の後輪側メイン液路L15に接続されている。上
記第1、第2の電磁開閉弁SOV1 、SOV2 は、開ボ
ート側に搾り機能を有して構成されている。また、第
1、第2のリリーフ弁SGV1 、SGV2 は、そのリリ
ーフ量によってABS制御時およびブレーキトラクショ
ン制御時のブレーキ液圧をコントロールする。
【0010】また第2のリザーバタンクRST2 は、先
ず第3のリリーフ弁SGV3 を設けた液路L7 を介して
上記液路L3 の第3の電磁開閉弁SOV3 の下流側に、
次に第4のリリーフ弁SGV4 を設けた液路L3 を介し
て上記液路L4 の第4の電磁開閉弁SOV4 の下流側
に、さらにインレッドバルブIV3 、オイルポンプ
2、アウトレッドバルブVO3 、バッファチャンバー
DC2 、チェックバルブCV 7 を設けた液路L10を介し
て前輪側メイン液路L16に各々接続されている。該第
1、第2のリザーバタンクRST1 、RST2 は、各々
リザーバ液圧設定用のスプリングを備えて構成されてい
る。そして、上記第1〜第4の各電磁開閉弁SOV1
SOV4 をバイパスするように、各々チェック弁CV2
〜CV5 を設けた第1〜第4のバイパス液路L11〜L14
が設けられている。また、上記オイルポンプP1 、P2
は、オイルポンプ駆動モータMによって共通に駆動され
るようになっている。一方、上記後輪側メイン液路L18
の途中には、液圧系統切換弁(電磁開閉弁)TCV1
設けられているとともに、さらに、その下流側には増圧
ピストンTCPを介して2本の液路L20およびL21の一
端が共通に接続されている。該液路L 20およびL21の他
端は、各々第3リザーバタンクRST3 および第3のオ
イルポンプP3 のアウトレット側に接続されている。ま
た、該第3のオイルポンプP3は、そのインレット側を
インレットバルブIV1 を介設した液路L22を介して上
記第3のオイルリザーバタンクRST3 と接続されてい
る一方、そのアウトレット側をアウトレットバルブOV
1 を介して上記液路L21の他端と接続されている。
【0011】また液路L20には、上記増圧ピストンTC
Pに併用する第3のオイルポンプP 3 からの吐出圧をO
N/OFF制御するための増減圧制御弁である電磁開閉
弁TCV2 が介設されている。さらに、液路L20とL21
とは、液路L20側から液路L 21側へのチェック弁機能と
液路L21側から液圧L20側への圧力リリーフ機能を有し
たパイロットバルブ(圧力リリーフ弁)PLVを設けた
液路L23を介して接続されている。このパイロットバル
ブPLVは、上記増圧ピストンTCPに対するオイルポ
ンプ吐出圧が所定値になった時に当該吐出圧を第3のリ
ザーバタンクRST3 に逃がし、一定圧に維持する。上
記油圧系統切換弁TCV1 は、その開弁状態では上記後
輪側マスタシリンダMCRとブレーキホイールシリンダ
RL、RRとを連通させ、通常ブレーキ操作およびAB
S作動を可能とする一方、閉弁状態になると少なくとも
メイン液路L 15の上流側を閉じて増圧ピストンTCPに
よる増圧力がチェック弁CV1 のチェック作用によって
ブレーキホイールシリンダRL、RRに作用するように
し、ブレーキトラクション制御が可能となるようにす
る。チェック弁CV1 は、該液圧系統切換弁TCV1
バイパスする液路L17に設けられており、ブレーキトラ
クション制御時のブレーキベダルBPによるブレーキン
グを可能とする。
【0012】以上のように、本実施例におけるブレーキ
制御システムは、先ず上記第1バルブユニットSO
1 、SGV1 の作動によって左後輪におけるブレーキ
装置の制動圧を可変制御する第1チャンネルと、第2バ
ルブユニットSOV2 、SGV2の作動によって右後輪
におけるブレーキ装置の制動圧を可変制御する第2チャ
ンネルと、第3バルブユニットSOV3 、SGV3 の作
動によって左前輪におけるブレーキ装置の制動圧を可変
制御する第3チャンネルと、第4バルブユニットSOV
4 、SGV4 の作動によって右前輪におけるブレーキ装
置の制動圧を可変する第4チャンネルとが設けられてい
て、これら第1〜第4チャンネルが互いに独立してAB
S制御できるようになっている。又、上記第1〜第4の
各電磁開閉弁SOV1 〜SOV4 及び第1〜第4のリリ
ーフ弁SGV1 〜SGV4 は、電磁ソレノイド弁であ
る。又、上記ブレーキ制御システムには上記液圧系統切
換弁TCV1 と、上記電磁開閉弁TCV2 と、上記第1
〜第4チャンネルの各バルブSOV1 、SGV1 、SO
2 、SGV2 、SOV3 、SGV3 、SOV4 、SG
4 と、オイルポンプ駆動モータM等を制御するコント
ロールユニットECUが備えられている。このコントロ
ールユニットECUは、上記ブレーキベダルBPのON
/OFFを検出するブレーキスイッチBからのブレーキ
ベダル作動信号と、各車輪の回転速度をそれぞれ検出す
る車輪速センサVS1 〜VS4 からの車輪速検出信号と
を各々入力し、これらの信号に応じた制動圧制御信号を
上記第1〜第4のバルブユニットの各バルブおよび液圧
系統切換弁TCV1 、電磁開閉弁TCV2 にそれぞれ出
力することにより、左右の各後輪および各前輪のスリッ
プに対する制動力制御と左右の後輪(駆動輪)に対する
独立した制動力制御、すなわちABS制御とブレーキト
ラクション制御とを適切に行うようになっている。
【0013】具体的には、上記コントロールユニットE
CUは、上記各車輪速センサVS1〜VS4 からの車輪
速信号が示す車輪速に基づいて上記第1〜第4チャンネ
ルのバルブユニット(SOV1 、SGV1 )、(SOV
2 、SGV2 )、(SOV3、SGV3 )、(SO
4 、SGV4 )における電磁開閉弁SOV1 、SOV
2、SOV3 、SOV4 とリリーフ弁SGV1 、SGV
2 、SGV3 、SGV4 とをそれぞれデューティ制御に
よって開閉制御することにより、スリップの状態に応じ
た制動圧で後輪および前輪に最適な制動力を付与するA
BS制御を行う。この場合、コントロールユニットは、
予め車速域と路面摩擦係数とに応じて設定した各種の制
御閾値から、摩擦係数値と疑似車体速とに対応する制御
閾値を選択すると共に、これらの制御閾値を上記悪路判
定処理の判定結果などに応じて補正する。ここで、制御
閾値は非スリップ率の値を設定することによってあたえ
ることができる。例えばABS非制御状態を示すフェー
ズから増圧後の保持状態を示す保持フェーズへの移行判
定用の減速度閾値と、増圧状態を示す増圧フェーズから
該フェーズへの移行判定用の減速度閾値と、該フェーズ
から減圧状態を示す減圧フェーズへの移行判定用の減速
度閾値と、このフェーズから減圧後の保持状態を示すフ
ェーズへの移行判定用の減速度閾値と、フェーズからフ
ェーズへの増圧判定用のスリップ率閾値と、制御開始直
後の第1サイクル用の初期スリップ率閾値とが、車速域
と路面摩擦係数とに応じてそれぞれ設定されている。
【0014】この場合、制動力に大きく影響する減速度
閾値は、路面摩擦係数が大きいときのブレーキ性能と、
路面摩擦係数が小さいときの制御応答性とを高水準で両
立させるために、つまり路面摩擦係数が小さくなるほど
小さくなるようにすなわちゼロG(Gは重力加速度)に
近づくように設定されている。このABS制御は、ブレ
ーキホイールシリンダに供給されるブレーキ圧の保持、
減圧、減圧後の保持、増圧からなる公知のABS制御サ
イクルを繰り返すことによって行われる。又、この増圧
工程を、初期の急増圧とその後の緩増圧とに分けて行っ
てもよい。上記のようにコントロールユニットECU
は、公知の方法による悪路判定を行っている。この悪路
判定は、上記車輪速センサVS1 〜VS4 からの信号に
基づく車輪の加減速度が、所定期間内に、所定の悪路判
定しきい値以上となる回数をカウントすることによって
行われ、悪路判定しきい値以上となる回数が、所定値よ
り多いときに悪路であると判定し、悪路判定フラグを1
とする。更に、コントロールユニットECUは、上記車
輪速センサVS1 〜VS4 からの信号等に基づいて、公
知の方法で路面摩擦係数μの推定処理も併せて行ってい
る。
【0015】尚、減圧時第1〜第4バルブユニットにお
ける各リリーフ弁SGV1 〜SGV 4 から、バイパス管
路であるドレンライン液路L5 〜L8 に導かれたブレー
キ液は、上記各々リザーバタンクRST1 、RST2
一時的に収容される。このリザーバタンクRST1 、R
ST2 に収容されたブレーキ液は、電動モータMによっ
て駆動されるポンプP1 、P2 によって加圧され、第
1、第2の電磁開閉弁SOV1 、SOV2 又は第3、第
4の電磁開閉弁SOV3 、SOV4 の上流側(マスタシ
リンダ側)で、メイン液路L15、又はL16に戻される。
この時、ポンプP 1 、P2 は、リザーバタンクRS
1 、RST2 に収容されたブレーキ液を、マスタシリ
ンダから供給されているブレーキ圧より高い圧力に加圧
してメイン液路L15、又はL16に戻すことになる。そし
て、増圧状態では、上記のように、ラインL11〜L14
マスタシリンダの圧力よりの高い圧力でもどされたブレ
ーキ油圧が、電磁開閉弁SOV1 〜SOV 4 が開とされ
ることによってラインL1 〜L4 に供給される。これに
よって、各車輪のブレーキホイールシリンダFL、F
R、RL、RRへのブレーキ油圧が増圧されることにな
る。この時リリーフ弁SGV1 〜SGV4 は閉に維持さ
れている。そして、増圧保持は、リリーフ弁SGV1
SGV4 が閉の状態で、電磁開閉弁SOV1 〜SOV4
が閉に制御される。
【0016】なお、このABS制御は、本例では、第1
〜第4バルブユニットが各車輪に対応して設けられてい
るので、ABS制御は各車輪毎に独立して行なうことが
できる。しかし、第1及び第2バルブユニット及び第3
及び第4バルブユニットはそれぞれ油圧源すなわちポン
プを共有する構成となっており、互いの油圧配管はバル
ブ等を介在して連通状態になっている。ABS非制御状
態においては、上記コントロールユニットECUからは
制動圧制御信号が出力されず、したがって第1〜第4バ
ルブユニットにおける各リリーフバルブSGV1 〜SG
4 がそれぞれ閉弁状態に保持され、かつ各バルブユニ
ットの電磁開閉弁SOV1 〜SOV4 がそれぞれ開弁状
態に保持されることになる。この結果、ブレーキペダル
BPの踏込力に応じてマスターシリンダMCR、MCF
で発生した制動液圧が、後輪用制動圧供給ラインL18
15、L1 、L2および前輪用制動圧供給ラインL19
16、L3 、L4 を介して左右の後輪および前輪におけ
るブレーキホイールシリンダRL・RR、FL・FRに
対して供給され、これらの制動液圧に応じた制動力が後
輪および前輪の各ブレーキディスクに対してダイレクト
に付与される、通常のブレーキ制御が行われる。
【0017】更に、上記コントロールユニットECU
は、上記ABS制御に加えて、ブレーキ制御によるトラ
クションコントロールを行う。このため、上記コントロ
ールユニットECUのROMにはブレーキ制御によるト
ラクションコントロールに必要な制御プログラム、及び
各種マップ又はテーブルが、更に、ECUのRAMには
該制御を実行するのに必要な各種メモリが設けられてい
る。そして、その中央制御部には、後に述べたようなス
リップ判定用しきい値の設定手段、スリップ量の演算手
段及びエンジンのトルク調整用コントロール手段等が設
けられている。本実施例の装置によって行われる、ブレ
ーキ制御によるトラクションコントロール(ブレーキト
ラクション制御)を概略的に説明する。このブレーキト
ラクション制御は、先ず、コントロールユニットECU
が、駆動輪側の車輪速センサVS1 、VS2 が検出した
車輪速等に基づいて、駆動輪の路面に対するスリップ率
を算出する。ついで、このスリップ率に対応した制動圧
を駆動輪側のブレーキ装置に供給するために、コントロ
ールユニットは、上記液圧系統切換弁TCV1 および電
磁開閉弁TCV2 を閉弁させた後、増圧ピストンTCP
によりブレーキトラクション用制動圧を発生させ、上記
第1、第2のリリーフ弁SGV1 、SGV 2 及び電磁開
閉弁SOV1 、SOV2 を開閉制御することによって駆
動輪である後輪用の制動圧供給ラインL1 、L2 内に供
給されるブレーキトラクション制御用制動圧を周期的に
増減させ、所望のトラクションを得るようにする。
【0018】即ち、電磁開閉弁SOV1 又は電磁開閉弁
SOV2 を開き、上記第1のリリーフ弁SGV1 又は第
2のリリーフ弁SGV2 を閉じることにより、後輪のブ
レーキホイールシリンダLR又はRRにブレーキトラク
ション用制動圧を供給する増圧行程と、電磁開閉弁SO
1 又は電磁開閉弁SOV2 を閉じ、上記第1のリリー
フ弁SGV1 又は第2のリリーフ弁SGV2 を開くこと
により、後輪のブレーキホイールシリンダRL又はRR
に供給されるブレーキトラクション用制動圧を減圧する
減圧行程とを、周期的に繰り返す。この減圧行程では、
第1のリリーフ弁SGV1 又は第2のリリーフ弁SGV
2 が開かれるので、ブレーキ液の一部が、バイパス管路
であるドレンライン液路L5 又はL6 に導かれる。ドレ
ンライン液路L5 又はL6 に導かれたブレーキ液は、一
度、リザーバタンクRST1 又はRST2 に収容された
のち、ポンプP1 又はP2 によって加圧され、電磁開閉
弁SOV1 又は電磁開閉弁SOV2 のマスタシリンダ側
で、後輪用制動圧供給ラインL1 又はL2 に戻されるこ
とになる。上記の動作において、ABS制御において、
増圧フェーズが終了する時点及び減圧フェーズが終了す
る時点においては、電磁開閉弁SOV1 〜SOV4 及び
リリーフ弁SGV1 〜SGV4 が閉動作される。これに
よって油圧制御配管系に衝撃波が発生し、この衝撃波
は、前輪ブレーキ配管系を伝播して、その配管内に設け
られたバルブ等に衝突していわゆるハンマリングを発生
し、異音を発生するとともに、反復的な発生によってブ
レーキ装置の耐久性能にも悪影響をもたらすことにな
る。
【0019】本例では、上記のように電磁開閉弁SOV
1 〜SOV4 の閉動作が生じる場合には、これに同期し
て共通の配管系にある他の電磁開閉弁を操作して、衝撃
波を緩和するようにしている。このハンマリング緩和制
御について図2のフローチャートを参照して、左後輪の
ABS制御を例にとって説明する。コントロールユニッ
トECUは、まず、ステップS1 において、左後輪がA
BS制御中であるかどうかを判断する。ABS制御中で
ある場合には、つぎにABS制御におけるフェーズが増
圧フェーズであって増圧中かどうかを判断する。増圧中
である場合には、その増圧フェーズが上記の増圧フェー
ズにおける制御閾値に照らして、終了すべきかどうかを
判断する(ステップS3 )。終了すべきであると判断し
た場合には、コントロールユニットECUは、増圧バル
ブすなわち当該制御対象となっている車輪、つまり左後
輪の電磁開閉弁SOV1 を閉じるように制御信号を発す
る。同時にあるいは、この電磁開閉弁SOV1 の閉命令
信号が発生してから所定時間経過後に、連通関係にある
制御配管系すなわち右後輪の配管系の増圧バルブすなわ
ち電磁開閉弁SOV2 を設定時間だけ(たとえば1m
s)開方向に制御する命令信号を発生する(ステップS
4 )。上記のように電磁開閉弁SOV1 の閉動作によっ
て衝撃波が生じこの衝撃波は後輪用制動圧供給ラインL
18、L15、L1 を伝播して、そのライン上にある各種の
バルブに衝突する。仮に、他の電磁開閉弁SOV2 の同
期した微小な開方向への制御がない場合には上記の左後
輪用のラインL11、L18、L15、L1 は完全密閉状態す
なわちロック状態となり、ハンマリングによって異音を
発生するだけでなく衝撃波がロック状態となった配管に
おいて各所に衝突して障害を与える。ABS制御中にお
ける油圧は極めて高圧であるのでそのハンマリングの影
響は重大となる。
【0020】本例の構成では、配管を通じて電磁開閉弁
SOV1 と連通関係にある他の電磁開閉弁SOV2 が僅
かに開方向に制御されているので、この部分を通じて衝
撃波は右後輪用制動圧供給ラインL2 に逃がされること
になる。すなわち、配管の衝撃波による圧力の急上昇を
回避することができるので、上記の異音の問題及び衝撃
波による配管系の損傷の問題を解消することができる。
また、ステップS2 において、増圧中でない場合には、
コントロールユニットECUは、さらにステップS5
おいて、減圧フェーズにおける減圧中であるかを判断す
る。そして、減圧中である場合には上記と同様にその減
圧フェーズが上記の減圧フェーズにおける制御閾値に照
らして、終了すべきかどうかを判断する(ステップ
6 )。そして、減圧フェーズを終了すべきであると判
断した場合には、コントロールユニットECUは、減圧
バルブすなわち当該制御対象となっている車輪、つまり
左後輪のリリーフ弁SGV1 を閉じるように制御信号を
発する。同時にあるいは、このリリーフ弁SGV1 電磁
開閉弁SOV1 の閉命令信号が発生してから所定時間経
過後に、連通関係にある制御配管系すなわち右後輪の配
管系の増圧バルブすなわち電磁開閉弁SOV2 を設定時
間だけ(たとえば1ms)開方向に制御する命令信号を
発生する(ステップS7 )。
【0021】上記の電磁開閉弁SOV1 または、リリー
フ弁SGV1 の閉動作に伴う電磁開閉弁SOV2 の開制
御は、電磁開閉弁SOV2 を完全に開放するのを主眼と
しているものではなく、あくまで衝撃波の逃げを作る目
的で行われるものであるので期間的にも量的にも極めて
限定的されているものである。電磁開閉弁SOV2 開動
作が大きすぎると、当該車輪(左後輪)のABS制御に
悪影響がでるおそれがあるからである。また、他方(右
後輪)制御にも悪影響がでるおそれもある。以上のよう
な操作を行なうことによって、ABS制御におけるハン
マリングの問題を解消することができるものである。な
お前輪の制御についても同様である。また、ABS制御
が終了したあとにおいて、ABS制御用のモータを停止
し増圧バルブすなわち電磁開閉弁SOV1 〜SOV4
開くとともに、減圧バルブ即ちリリーフ弁SGV1 〜S
GV4 を閉状態にする。リリーフ弁SGV1 〜SGV 4
を閉状態にする理由は、ABS制御が解除された場合に
は、通常のブレーキ制御状態を可能な状態にしておく必
要あり、この場合、リリーフ弁SGV1 〜SGV4 が開
放さされているとブレーキペダルを操作することによっ
て後輪用制動圧供給ラインL18、L15、L1 、L2 ある
いは前輪用制動圧供給ラインL19、L16、L3 、L4
供給されに踏力が逃げてしまって、ブレーキ力がブレー
キホイールシリンダRL、RR、FL、FRに作用しな
くなるからである。
【0022】しかし、ABS制御が終了して、モータを
止めたとき、リリーフ弁SGV1 〜SGV4 が閉状態の
ままであると、その上流側の圧力が完全に抜けない状態
で保持される可能性があるので好ましくない。また、A
BS制御が終了したあとまでモータを回しつづけて圧力
を下げるようにするとモータの音が不快に聞こえる恐れ
がある。本例ではこのような事情に鑑みて、上記のよう
な問題が生じないようにABS制御終了後の処置を行な
うようにしている。図3のフローチャートを参照する
と、コントロールユニットECUは、ABS制御中であ
るかどうかを判定し(ステップSS1 )、ABS制御中で
ある場合にはその制御を終了すべき条件がととのったか
どうかを判断する(ステップSS2 )。この判断がYES
である場合には、コントロールユニットECUは、モー
タを停止するとともに、増圧バルブ(電磁開閉弁SOV
1 )を開にするとともに、減圧バルブ(リリーフ弁SG
1 )を閉にする(ステップSS3 )。そして、ブレーキ
ペダルが開放されたかどうかを判定する(ステップS
S4 )。ブレーキペダルが開放されている場合には、リ
リーフ弁SGV1 を所定時間だけ開くように制御する
(ステップSS5 )。これによって、ABS制御終了後に
おいて制動圧供給ラインL1 に油圧が残留することを防
止することができる。
【0023】なお、このことを達成するために、上記の
ような減圧バルブの開制御によらず図4に示すようにラ
インL5 に電磁開閉弁SOV1 をバイパスするバイパス
ラインL51を設けこのラインL51にポンプへの戻りを許
容するチェックバルブCV52を設けるようにしても良
い。さらに、本例では、アンチスキッドブレーキ装置に
おいては、上記のポンプの容量を前輪用のポンプP2
容量を後輪制御用のポンプP1 の容量より大きくしてい
る。このようにすることによって、ABS制御の頻度の
高いしたがって流通するブレーキ液の量が多い前輪のA
BS制御を適正に行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、増圧フ
ェーズの終了時における増圧バルブの閉動作及び、減圧
フェーズの終了時における減圧バルブの閉動作に伴うハ
ンマリングの弊害を簡単な構成で有効に解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンチスキッドブレーキ装置が装
備された車両の全体概略構成図
【図2】路面摩擦係数の推定ルーチンを示すフローチャ
ート、
【図3】ABS制御終了後のブレーキ液の処理を示すフ
ローチャート、
【図4】ABS制御終了後のブレーキ液の処理を行なう
ための構成を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
M 電動モータ P1 ポンプ P2 ポンプ SOV1 電磁開閉弁 SOV2 電磁開閉弁 SOV3 電磁開閉弁 SOV4 電磁開閉弁 ECU コントロールユニット RR 後輪ブレーキホイールシリンダ LR 後輪ブレーキホイールシリンダ FL 前輪ブレーキホイールシリンダ FR 前輪ブレーキホイールシリンダ RST1 リザーバ RST2 リザーバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪の制動力を増加するために油圧を車輪
    のブレーキ装置に供給する第1増圧バルブと、 油圧配管を介して連通状態にある他の車輪の制動力を増
    加するための油圧を供給する第2増圧バルブと、 前記第2増圧バルブが閉の場合には前記第1増圧バルブ
    の閉動作に同期して該第2増圧バルブを瞬間的に開方向
    に制御して配管系のロック状態を緩和する制御手段とを
    備えたことを特徴とする車両のアンチスキッドブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、さらに車輪の制動力を
    減少せしめるように油圧を制御する減圧バルブであっ
    て、油圧配管を介して前記第1または第2増圧バルブに
    連通しているものを備え、 前記制御手段は、該減圧バルブが閉動作に同期して前記
    第1または第2増圧バルブを瞬間的に開方向に制御して
    配管系のロック状態を緩和するように構成されたことを
    特徴とする車両のアンチスキッドブレーキ装置。
JP5612694A 1994-03-25 1994-03-25 車両のアンチスキッドブレーキ装置 Pending JPH07257343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5612694A JPH07257343A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 車両のアンチスキッドブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5612694A JPH07257343A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 車両のアンチスキッドブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07257343A true JPH07257343A (ja) 1995-10-09

Family

ID=13018387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5612694A Pending JPH07257343A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 車両のアンチスキッドブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07257343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022994A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022994A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9002611B2 (en) Vehicular brake hydraulic pressure control apparatus
JPH01275247A (ja) 車両のトラクション制御方法
JPH11341604A (ja) ブレーキ制御装置
US6961649B2 (en) Vehicle motion control apparatus
JP3653774B2 (ja) 車両の安定制御装置
US4796957A (en) Vehicular drive control system
JP2000335389A (ja) 制動力配分制御装置
US20060208566A1 (en) Braking force control apparatus of wheeled vehicle
US6328390B1 (en) Brake control system for a vehicle
JPH09109861A (ja) 車両ブレーキ装置の制御方法および装置
JPH0995228A (ja) 車両の制動力制御装置
JPH07257343A (ja) 車両のアンチスキッドブレーキ装置
JPH07304440A (ja) 車両のスリップ制御装置
US5971502A (en) Secondary braking control
JP3911813B2 (ja) 制動制御装置
US5178440A (en) Antiskid brake control method
JPH09254764A (ja) 車両の制動力制御装置
JP4222071B2 (ja) 制動制御装置
KR100491919B1 (ko) 차량 안티록 브레이크 시스템의 제어회로
JP3234093B2 (ja) 車両のスリップ制御装置
JP4586228B2 (ja) 制動力配分制御の終了方法
JP4089042B2 (ja) 車両の制動制御装置
JPS61125955A (ja) 車両用推進制御装置
JPH1191525A (ja) 車両の運動制御装置
KR100358735B1 (ko) 안티록 브레이크 시스템의 솔레노이드밸브 제어방법