JPH07257310A - エアバッグ装置のインフレータ - Google Patents
エアバッグ装置のインフレータInfo
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- JPH07257310A JPH07257310A JP6051684A JP5168494A JPH07257310A JP H07257310 A JPH07257310 A JP H07257310A JP 6051684 A JP6051684 A JP 6051684A JP 5168494 A JP5168494 A JP 5168494A JP H07257310 A JPH07257310 A JP H07257310A
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- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
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- B60R21/2644—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/1624—Destructible or deformable element controlled
- Y10T137/1632—Destructible element
- Y10T137/1647—Explosive actuation
-
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- Y10T137/1624—Destructible or deformable element controlled
- Y10T137/1632—Destructible element
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- Y10T137/1632—Destructible element
- Y10T137/1692—Rupture disc
- Y10T137/1752—Integral disc assembly
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インフレータの容器の製造コストの低減を図
る。 【構成】 容器本体５８とエンドプレート６０とにより
容器５０が構成され、その内部にガス発生剤５２が装填
されている。容器本体５８の外面から凹陥するようにガ
ス放出孔６２，６６が設けられ、この孔６２，６６がフ
ィルム６４，６８で封じられている。このフィルム６
４，６８は容器本体５８と一体に鋳造にて形成されてい
る。 【効果】 フィルム６４，６８が容器本体５８と一体に
鋳造にて形成されるため、容器５０の製造コストがきわ
めて低廉である。
る。 【構成】 容器本体５８とエンドプレート６０とにより
容器５０が構成され、その内部にガス発生剤５２が装填
されている。容器本体５８の外面から凹陥するようにガ
ス放出孔６２，６６が設けられ、この孔６２，６６がフ
ィルム６４，６８で封じられている。このフィルム６
４，６８は容器本体５８と一体に鋳造にて形成されてい
る。 【効果】 フィルム６４，６８が容器本体５８と一体に
鋳造にて形成されるため、容器５０の製造コストがきわ
めて低廉である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエアバッグ装
置のインフレータに関する。詳しくはガス発生剤の防湿
を図るためのフィルムの構成を改良したインフレータに
関する。
置のインフレータに関する。詳しくはガス発生剤の防湿
を図るためのフィルムの構成を改良したインフレータに
関する。
【０００２】
【従来の技術】助手席用のエアバッグ装置のインフレー
タは、第５，６図に示す通り、筒状の容器１０と、該容
器１０内に装填されたガス発生剤１２と、該ガス発生剤
１２を点火するための点火器１４などを備えてなる。こ
の容器１０は、通常、アルミニウムやアルミニウム合金
製とされる。
タは、第５，６図に示す通り、筒状の容器１０と、該容
器１０内に装填されたガス発生剤１２と、該ガス発生剤
１２を点火するための点火器１４などを備えてなる。こ
の容器１０は、通常、アルミニウムやアルミニウム合金
製とされる。
【０００３】この容器１０は、ガス放出用の開口１６を
備えている。このガス放出用開口１６は、通常はフィル
ム１８で閉塞されている。ガス発生剤からガスが発生す
ると、ガス圧によってこのフィルム１８が破れる。容器
１０の内面に沿ってフィルタ２０が配設されている。こ
のフィルタ２０は、ガス中の微粒子を捕捉する。
備えている。このガス放出用開口１６は、通常はフィル
ム１８で閉塞されている。ガス発生剤からガスが発生す
ると、ガス圧によってこのフィルム１８が破れる。容器
１０の内面に沿ってフィルタ２０が配設されている。こ
のフィルタ２０は、ガス中の微粒子を捕捉する。
【０００４】容器１０は、先端が封じられ、後端が開放
した容器本体２２と、該容器本体２０の後端を塞ぐエン
ドプレート２４とを備えている。なお、この種のシリン
ダ型のインフレータは、運転席用エアバッグ装置や後席
用エアバッグ装置に用いられることもある。
した容器本体２２と、該容器本体２０の後端を塞ぐエン
ドプレート２４とを備えている。なお、この種のシリン
ダ型のインフレータは、運転席用エアバッグ装置や後席
用エアバッグ装置に用いられることもある。
【０００５】米国特許第4,858,951 号に記載の通り、容
器本体２２の後端２２ａをカシメることによりエンドプ
レート２２が容器本体２０に固着されている。
器本体２２の後端２２ａをカシメることによりエンドプ
レート２２が容器本体２０に固着されている。
【０００６】第７図は主として運転席用エアバッグ装置
に用いられるインフレータの断面図である。このインフ
レータは、容器２６と、該容器２６内に装填されたガス
発生剤２８と、該ガス発生剤２８を点火するための点火
器３０などからなる。
に用いられるインフレータの断面図である。このインフ
レータは、容器２６と、該容器２６内に装填されたガス
発生剤２８と、該ガス発生剤２８を点火するための点火
器３０などからなる。
【０００７】容器２６は、カップ形状の前半部３２と皿
形状の後半部３４とからなる。
形状の後半部３４とからなる。
【０００８】前半部３２の側周面にはガス放出用の開口
３６が設けられている。この開口３６はフィルム３８に
よって封じられている。このフィルム３８は、ガス発生
剤２８がガス発生反応すると、ガス圧によって開裂す
る。
３６が設けられている。この開口３６はフィルム３８に
よって封じられている。このフィルム３８は、ガス発生
剤２８がガス発生反応すると、ガス圧によって開裂す
る。
【０００９】前半部３２の内周面に沿ってフィルタ４０
が設けられている。後半部３４は、側方に広がるフラン
ジ部４２を備えている。
が設けられている。後半部３４は、側方に広がるフラン
ジ部４２を備えている。
【００１０】米国特許第4,561,675 号に記載の通り、こ
の前半部３２は後半部３４に対し溶接されている。
の前半部３２は後半部３４に対し溶接されている。
【００１１】なお、第７図の構成のインフレータは、助
手席用エアバッグ装置あるいは後席用エアバッグ装置に
も用いられる。
手席用エアバッグ装置あるいは後席用エアバッグ装置に
も用いられる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】従来のインフレータを
組み立てるに際しては、容器１０，２６の内面にフィル
ム１８，３８を貼着する作業が必要であり、手間がかか
っていた。特に、この容器１０，２６は径の小さな円筒
形又は円環形であり、その内面は凹に湾曲している。従
って、開口１６，３６を気密に封じるようにフィルム１
８，３８を貼着するのに手間がかかっていた。また、こ
の結果、インフレータの組み立てコストがそれだけ高い
ものとなっていた。
組み立てるに際しては、容器１０，２６の内面にフィル
ム１８，３８を貼着する作業が必要であり、手間がかか
っていた。特に、この容器１０，２６は径の小さな円筒
形又は円環形であり、その内面は凹に湾曲している。従
って、開口１６，３６を気密に封じるようにフィルム１
８，３８を貼着するのに手間がかかっていた。また、こ
の結果、インフレータの組み立てコストがそれだけ高い
ものとなっていた。
【００１３】なお、このフィルム１８，３８はガス発生
剤が大気中の湿気を吸収することを防ぐためのものであ
り、開口１６，３６の全周縁に密着される必要がある。
剤が大気中の湿気を吸収することを防ぐためのものであ
り、開口１６，３６の全周縁に密着される必要がある。
【００１４】本発明の目的は、ガス発生剤の防湿を図る
ためのフィルムが安価に形成されるインフレータを提供
することにある。
ためのフィルムが安価に形成されるインフレータを提供
することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明のインフレータ
は、金属製の容器と、該容器内に装填されたガス発生剤
と、該ガス発生剤のガス発生反応を開始させるための点
火器と、該容器に設けられたガス放出手段と、を有する
エアバッグ装置のインフレータにおいて、該ガス放出手
段は、容器の内面及び外面の少なくとも一方から他方に
向って凹設された凹部と、該容器の内外の連通を遮断す
るように該容器と一体に設けられた金属フィルムとから
なることを特徴とするものである。
は、金属製の容器と、該容器内に装填されたガス発生剤
と、該ガス発生剤のガス発生反応を開始させるための点
火器と、該容器に設けられたガス放出手段と、を有する
エアバッグ装置のインフレータにおいて、該ガス放出手
段は、容器の内面及び外面の少なくとも一方から他方に
向って凹設された凹部と、該容器の内外の連通を遮断す
るように該容器と一体に設けられた金属フィルムとから
なることを特徴とするものである。
【００１６】このフィルムは、容器の内面と面一状に設
けられるのが好ましい。
けられるのが好ましい。
【００１７】本発明のインフレータの容器は、好ましく
は軽量で耐食性の良いマグネシウム、マグネシウム合
金、又はアルミニウム、アルミニウム合金等の低融点金
属（合金を含む。）製とする。
は軽量で耐食性の良いマグネシウム、マグネシウム合
金、又はアルミニウム、アルミニウム合金等の低融点金
属（合金を含む。）製とする。
【００１８】本発明のインフレータの容器は、好ましく
は射出圧縮成形により成形される。さらに好ましくは、
金型の一部をキャビティ内方へ突出可能なプランジャ部
としておき、このプランジャを突出させ、キャビティ内
に金属の溶湯を充填した後プランジャを戻すことによ
り、プランジャの先端面と、対向する金型内面との間に
フィルムを形成する。
は射出圧縮成形により成形される。さらに好ましくは、
金型の一部をキャビティ内方へ突出可能なプランジャ部
としておき、このプランジャを突出させ、キャビティ内
に金属の溶湯を充填した後プランジャを戻すことによ
り、プランジャの先端面と、対向する金型内面との間に
フィルムを形成する。
【００１９】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第１図は本発明の実施例に係るエアバッグ装置のイ
ンフレータの長手方向の縦断面図、第２図はこのインフ
レータの容器の要部拡大断面図、第３図は第１図のIII-
III 線に沿う断面図、第４図はこのインフレータの側面
図である。
る。第１図は本発明の実施例に係るエアバッグ装置のイ
ンフレータの長手方向の縦断面図、第２図はこのインフ
レータの容器の要部拡大断面図、第３図は第１図のIII-
III 線に沿う断面図、第４図はこのインフレータの側面
図である。
【００２０】このインフレータは、容器５０と、該容器
５０内に装填されたガス発生剤５２と、このガス発生剤
５２を点火するための点火器５４と、容器５０の内面に
沿って設けられたフィルタ５６等を備えて構成されてい
る。容器５０は、先端が封じられ、後端が開放した形状
の容器本体５８と、該容器本体５８の後端を封じている
エンドプレート６０とを備えている。このエンドプレー
ト６０に点火器５４が螺着されている。
５０内に装填されたガス発生剤５２と、このガス発生剤
５２を点火するための点火器５４と、容器５０の内面に
沿って設けられたフィルタ５６等を備えて構成されてい
る。容器５０は、先端が封じられ、後端が開放した形状
の容器本体５８と、該容器本体５８の後端を封じている
エンドプレート６０とを備えている。このエンドプレー
ト６０に点火器５４が螺着されている。
【００２１】容器本体５８の側周面のうち、一方のサイ
ドには、ガス発生剤５２が点火器５４で点火されたとき
にガスを放出するためのガス放出孔６２が容器本体５８
の外周面側から凹陥するように設けられている。このガ
ス放出孔６２の最奥部は、容器本体５８と一体に設けら
れたフィルム６４によって封じられている。
ドには、ガス発生剤５２が点火器５４で点火されたとき
にガスを放出するためのガス放出孔６２が容器本体５８
の外周面側から凹陥するように設けられている。このガ
ス放出孔６２の最奥部は、容器本体５８と一体に設けら
れたフィルム６４によって封じられている。
【００２２】容器本体５８の他方のサイドには、このイ
ンフレータが火災に遭遇し、ガス発生剤５２が火災の熱
によってガス発生反応を開始したときにガスを放出する
ためのガス放出孔６６が容器本体５８の外周面から凹陥
するように設けられている。このガス放出孔６６の最奥
部は容器本体５８と一体のフィルム６８によって封じら
れている。
ンフレータが火災に遭遇し、ガス発生剤５２が火災の熱
によってガス発生反応を開始したときにガスを放出する
ためのガス放出孔６６が容器本体５８の外周面から凹陥
するように設けられている。このガス放出孔６６の最奥
部は容器本体５８と一体のフィルム６８によって封じら
れている。
【００２３】なお、第２図に明示の通り、容器本体５８
の後端側の内周面には雌螺子７０が刻設されている。こ
の雌螺子７０は、ネジ切りによって形成されても良い
が、容器本体５８を成形するときに金型を雄ネジ状とし
ておくことにより、成形時に形成されても良い。
の後端側の内周面には雌螺子７０が刻設されている。こ
の雌螺子７０は、ネジ切りによって形成されても良い
が、容器本体５８を成形するときに金型を雄ネジ状とし
ておくことにより、成形時に形成されても良い。
【００２４】エンドプレート６０に設けられた雄螺子７
２がこの雌螺子７０に螺じ込まれることによりエンドプ
レート６０が容器本体５８に固着されている。なお、エ
ンドプレート６０の外周部と容器本体５８の後端面との
間にはパッキン７４が介在されている。
２がこの雌螺子７０に螺じ込まれることによりエンドプ
レート６０が容器本体５８に固着されている。なお、エ
ンドプレート６０の外周部と容器本体５８の後端面との
間にはパッキン７４が介在されている。
【００２５】本実施例では、容器本体５８はマグネシウ
ム、マグネシウム合金又はアルミニウム、アルミニウム
合金製とされ、金型を用いた射出成形により鋳造された
ものである。この鋳造時に前記フィルム６４，６８が一
体に鋳造される。
ム、マグネシウム合金又はアルミニウム、アルミニウム
合金製とされ、金型を用いた射出成形により鋳造された
ものである。この鋳造時に前記フィルム６４，６８が一
体に鋳造される。
【００２６】本実施例においては、このフィルム６４の
厚さは５０〜３００μｍ程度とりわけ１００〜１５０μ
ｍ程度が好適である。フィルム６８は、このフィルム６
４よりも若干（２００〜３００μｍ程度）厚くするのが
好適である。
厚さは５０〜３００μｍ程度とりわけ１００〜１５０μ
ｍ程度が好適である。フィルム６８は、このフィルム６
４よりも若干（２００〜３００μｍ程度）厚くするのが
好適である。
【００２７】即ち、本実施例のエアバッグ装置のインフ
レータにおいては、点火器５４によって通常通りにガス
発生剤５２が点火作動されるときには、フィルム６４の
みが破れ、ガス放出孔６２のみからガスが噴出される。
インフレータに対し火災時の熱が加えられてガス発生剤
５２がガス発生反応する。この際には、インフレータに
対しては火災の熱が加えられているため、ガス発生剤の
反応が活溌であり、かつ、容器５０やフィルタ５６等の
金属部品や周辺部材も熱くなっており、これらに熱を奪
われることがないため、容器５０内では高い圧が生じ
る。このため、フィルム６２，６６の双方が開裂する。
これにより、インフレータからのガスはインフレータの
中心軸を挟んで双方向に噴出されることになり、インフ
レータに推力が生じない。
レータにおいては、点火器５４によって通常通りにガス
発生剤５２が点火作動されるときには、フィルム６４の
みが破れ、ガス放出孔６２のみからガスが噴出される。
インフレータに対し火災時の熱が加えられてガス発生剤
５２がガス発生反応する。この際には、インフレータに
対しては火災の熱が加えられているため、ガス発生剤の
反応が活溌であり、かつ、容器５０やフィルタ５６等の
金属部品や周辺部材も熱くなっており、これらに熱を奪
われることがないため、容器５０内では高い圧が生じ
る。このため、フィルム６２，６６の双方が開裂する。
これにより、インフレータからのガスはインフレータの
中心軸を挟んで双方向に噴出されることになり、インフ
レータに推力が生じない。
【００２８】このように構成されたインフレータを備え
たエアバッグ装置においては、このエアバッグ装置が搭
載された車両が衝突等の事故に遭遇すると、点火器５４
に通電が行なわれ、ガス発生剤５２が反応を開始して大
量のガスが急速に発生する。このガスはフィルム６４の
みを破り、ガス放出孔６２を通って噴出され、エアバッ
グを急速に展開させる。
たエアバッグ装置においては、このエアバッグ装置が搭
載された車両が衝突等の事故に遭遇すると、点火器５４
に通電が行なわれ、ガス発生剤５２が反応を開始して大
量のガスが急速に発生する。このガスはフィルム６４の
みを破り、ガス放出孔６２を通って噴出され、エアバッ
グを急速に展開させる。
【００２９】このインフレータが輸送中又は保管中に火
災に遭遇してガス発生剤５２が反応を開始した場合、発
生したガスはフィルム６４，６８を破り、ガス放出孔６
２，６６からインフレータの双方向に噴出される。
災に遭遇してガス発生剤５２が反応を開始した場合、発
生したガスはフィルム６４，６８を破り、ガス放出孔６
２，６６からインフレータの双方向に噴出される。
【００３０】第８，９図は主として運転席用エアバッグ
装置に用いられるインフレータの実施例を示す断面図、
第１０図は第９図のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
装置に用いられるインフレータの実施例を示す断面図、
第１０図は第９図のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【００３１】このインフレータは、容器７６と、該容器
７６内に装填されたガス発生剤７８と、該ガス発生剤７
８を点火するための点火器８０などからなる。
７６内に装填されたガス発生剤７８と、該ガス発生剤７
８を点火するための点火器８０などからなる。
【００３２】容器７６は、カップ形状の前半部８２と皿
形状の後半部８４とからなる。
形状の後半部８４とからなる。
【００３３】前半部３２の側周面にはガス放出孔８６が
設けられている。この孔８６は容器７６と一体に鋳造に
より形成されたフィルム８８によって封じられている。
このフィルム８８は、ガス発生剤７８がガス発生反応す
ると、ガス圧によって開裂する。
設けられている。この孔８６は容器７６と一体に鋳造に
より形成されたフィルム８８によって封じられている。
このフィルム８８は、ガス発生剤７８がガス発生反応す
ると、ガス圧によって開裂する。
【００３４】前半部８２の内周面に沿ってフィルタ９０
が設けられている。９２はフランジ部である。
が設けられている。９２はフランジ部である。
【００３５】この前半部８２の後端側の外周面には雄螺
子９４が設けられ、後半部８４の内周面には、この雄螺
子９４が螺じ込まれた雌螺子９６が設けられている。
子９４が設けられ、後半部８４の内周面には、この雄螺
子９４が螺じ込まれた雌螺子９６が設けられている。
【００３６】このように構成されたインフレータは、点
火器８０に通電されるとガス発生剤７８がガス発生反応
を開始し、このガス圧によってフィルム８８が開裂す
る。
火器８０に通電されるとガス発生剤７８がガス発生反応
を開始し、このガス圧によってフィルム８８が開裂す
る。
【００３７】上記実施例では、いずれもフィルム６４，
６８，８８が容器の内周面と連続面をなすように面一に
設けられているが、第１１図に示すように、容器１００
の外周面に沿ってフィルム１０２を設けても良く、第１
２図に示す如く、容器１０４の内周面と外周面との間の
部分にフィルム１０６を設けても良い。１０８，１１
０，１１２はガス放出孔を示す。
６８，８８が容器の内周面と連続面をなすように面一に
設けられているが、第１１図に示すように、容器１００
の外周面に沿ってフィルム１０２を設けても良く、第１
２図に示す如く、容器１０４の内周面と外周面との間の
部分にフィルム１０６を設けても良い。１０８，１１
０，１１２はガス放出孔を示す。
【００３８】ただし、インフレータを取扱う際にフィル
ムに手が触れないようにするために、第１０図の如く、
フィルムを容器の最奥部に形成するのが好適である。ま
た、このように最奥部にフィルムを構成する容器は、鋳
造し易い。
ムに手が触れないようにするために、第１０図の如く、
フィルムを容器の最奥部に形成するのが好適である。ま
た、このように最奥部にフィルムを構成する容器は、鋳
造し易い。
【００３９】本発明では、フィルムは全体に均一な厚さ
となっていても良く、部分的に薄い部分を設けても良
い。第１３図はそのような構成のガス放出孔を示す正面
図、第１４図は第１３図のXIV-XIV 線に沿う断面図であ
る。
となっていても良く、部分的に薄い部分を設けても良
い。第１３図はそのような構成のガス放出孔を示す正面
図、第１４図は第１３図のXIV-XIV 線に沿う断面図であ
る。
【００４０】容器１１４にガス放出孔１１６が設けら
れ、このガス通過孔１１６の最奥部にフィルム１１８が
容器１１４と一体に設けられている。このフィルム１１
８には十字形状に溝１２０が設けられており、容器内部
のガス発生剤がガス発生反応し、フィルム１１８がガス
圧によって押圧された場合、フィルム１１８は溝１２０
に沿って開裂する。
れ、このガス通過孔１１６の最奥部にフィルム１１８が
容器１１４と一体に設けられている。このフィルム１１
８には十字形状に溝１２０が設けられており、容器内部
のガス発生剤がガス発生反応し、フィルム１１８がガス
圧によって押圧された場合、フィルム１１８は溝１２０
に沿って開裂する。
【００４１】第１５図は本発明のインフレータの容器を
鋳造するのに好適な一方法を示す断面図である。一対の
金型１２２，１２４で囲まれるキャビティ内に合金溶湯
（なお、この合金溶湯は半凝固状態にあっても良い。）
１２６が導入される。金型１２２は、キャビティ内に向
って突出可能なプランジャ１２８を備えており、第１５
図（ｂ）に示す如く、プランジャ１２８をキャビティ内
に所定ストロークだけ突出させ、溶湯をキャビティ内に
導入して合金溶湯１２６を凝固させプランジャ１２８を
第１５図（ａ）の位置に戻す。これにより、きわめて薄
いフィルム１２８を、鋳造欠陥を全く発生させることな
く緻密にしかも予定通りの厚さにて成形することができ
る。また、このプランジャ１２８の先端面に凸条を設け
ておくことにより、第１３，１４図に示した溝１２０を
容易に形成することができる。
鋳造するのに好適な一方法を示す断面図である。一対の
金型１２２，１２４で囲まれるキャビティ内に合金溶湯
（なお、この合金溶湯は半凝固状態にあっても良い。）
１２６が導入される。金型１２２は、キャビティ内に向
って突出可能なプランジャ１２８を備えており、第１５
図（ｂ）に示す如く、プランジャ１２８をキャビティ内
に所定ストロークだけ突出させ、溶湯をキャビティ内に
導入して合金溶湯１２６を凝固させプランジャ１２８を
第１５図（ａ）の位置に戻す。これにより、きわめて薄
いフィルム１２８を、鋳造欠陥を全く発生させることな
く緻密にしかも予定通りの厚さにて成形することができ
る。また、このプランジャ１２８の先端面に凸条を設け
ておくことにより、第１３，１４図に示した溝１２０を
容易に形成することができる。
【００４２】
【発明の効果】以上の通り、本発明のエアバッグ装置の
インフレータは、容器のガス放出孔を閉塞するフィルム
が金属製の容器と一体の金属フィルムにて構成されてお
り、容器の製造時にフィルムを併せて鋳造することがで
きる。従って、容器の製造コストがきわめて安価なもの
となり、インフレータ全体の製造コストの低減を図るこ
とができる。
インフレータは、容器のガス放出孔を閉塞するフィルム
が金属製の容器と一体の金属フィルムにて構成されてお
り、容器の製造時にフィルムを併せて鋳造することがで
きる。従って、容器の製造コストがきわめて安価なもの
となり、インフレータ全体の製造コストの低減を図るこ
とができる。
【００４３】なお、請求項２のインフレータの容器は、
取扱い時にフィルムが指などで押されて破損するおそれ
がなく、扱い易い。また、その鋳造も容易である。
取扱い時にフィルムが指などで押されて破損するおそれ
がなく、扱い易い。また、その鋳造も容易である。
【図１】実施例に係る助手席用エアバッグ装置のインフ
レータの長手方向の断面図である。
レータの長手方向の断面図である。
【図２】図１の実施例に係る容器を示す要部拡大断面図
である。
である。
【図３】図１のIII-III 線に沿う拡大断面図である。
【図４】図１の実施例に係るインフレータの側面図であ
る。
る。
【図５】従来の助手席用エアバッグ装置のインフレータ
の長手方向の断面図である。
の長手方向の断面図である。
【図６】図５のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図７】従来の運転席用エアバッグ装置に用いられるイ
ンフレータの断面図である。
ンフレータの断面図である。
【図８】実施例に係る運転席用エアバッグ装置に用いら
れるインフレータの断面図である。
れるインフレータの断面図である。
【図９】図８のインフレータの容器の拡大断面図であ
る。
る。
【図１０】図９のＸ−Ｘ線に沿う断面図である。
【図１１】別の実施例に係るインフレータの容器の要部
断面図である。
断面図である。
【図１２】さらに別の実施例に係るインフレータの容器
の断面図である。
の断面図である。
【図１３】実施例に係るインフレータの容器の要部正面
図である。
図である。
【図１４】図１３のXIV-XIV 線に沿う断面図である。
【図１５】実施例に係るインフレータの容器を製造する
工程を示す金型の断面図である。
工程を示す金型の断面図である。
５０，７６，１００，１０４，１１４ 容器 ５２，７８ ガス発生剤 ５４，８０ 点火器 ６２，６６，８６ ガス放出孔 ６４，６８，８８，１０２，１０６，１１８ フィルム
Claims (2)
- 【請求項１】 金属製の容器と、該容器内に装填された
ガス発生剤と、該ガス発生剤のガス発生反応を開始させ
るための点火器と、該容器に設けられたガス放出手段
と、を有するエアバッグ装置のインフレータにおいて、 該ガス放出手段は、容器の内面及び外面の少なくとも一
方から他方に向って凹設された凹部と、該容器の内外の
連通を遮断するように該容器と一体に設けられた金属フ
ィルムとからなることを特徴とするエアバッグ装置のイ
ンフレータ。 - 【請求項２】 請求項１において、前記フィルムは容器
と一体に鋳造されたものであり、該フィルムの容器内側
の面は容器の内面と連続面となっていることを特徴とす
るエアバッグ装置のインフレータ。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6051684A JPH07257310A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | エアバッグ装置のインフレータ |
| US08/350,032 US5575499A (en) | 1994-03-23 | 1994-11-29 | Inflator for air bag device |
| GB9808176A GB2322182B (en) | 1994-03-23 | 1994-12-07 | Inflator for air bag device |
| GB9424613A GB2287776B (en) | 1994-03-23 | 1994-12-07 | Inflator for air bag device |
| GB9808177A GB2322183B (en) | 1994-03-23 | 1994-12-07 | Inflator for air bag device |
| DE4446055A DE4446055A1 (de) | 1994-03-23 | 1994-12-22 | Aufblasvorrichtung für eine Luft- bzw. Gassackeinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6051684A JPH07257310A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | エアバッグ装置のインフレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07257310A true JPH07257310A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12893725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6051684A Pending JPH07257310A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | エアバッグ装置のインフレータ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5575499A (ja) |
| JP (1) | JPH07257310A (ja) |
| DE (1) | DE4446055A1 (ja) |
| GB (1) | GB2287776B (ja) |
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| JP2008545529A (ja) * | 2005-06-03 | 2008-12-18 | オートリブ ディベロップメント アクティエボラーグ | ガス発生器ユニット |
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| WO2022044910A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
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-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051684A patent/JPH07257310A/ja active Pending
- 1994-11-29 US US08/350,032 patent/US5575499A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-07 GB GB9424613A patent/GB2287776B/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-22 DE DE4446055A patent/DE4446055A1/de not_active Ceased
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| GB2287776A (en) | 1995-09-27 |
| US5575499A (en) | 1996-11-19 |
| GB2287776B (en) | 1998-10-07 |
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