JPH07256635A - 混練機の残留物混入防止装置 - Google Patents

混練機の残留物混入防止装置

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Publication number
JPH07256635A
JPH07256635A JP5580894A JP5580894A JPH07256635A JP H07256635 A JPH07256635 A JP H07256635A JP 5580894 A JP5580894 A JP 5580894A JP 5580894 A JP5580894 A JP 5580894A JP H07256635 A JPH07256635 A JP H07256635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kneaded
rotor
kneading
chamber
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5580894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tsujitake
一良 辻岳
Toshikazu Shojima
敏和 庄島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5580894A priority Critical patent/JPH07256635A/ja
Publication of JPH07256635A publication Critical patent/JPH07256635A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 次回の被混練物の混練時に残留物を混入させ
なくて、被混練物の品質を向上できる。 【構成】 チヤンバー2内に設けたロータ3をロータ軸
15を中心に矢印23方向に回転して、同ロータ3の先
端部に形成した混練翼22とチヤンバー2の内周面とに
より被混練物を混練するとき、ロータ3の先端部に形成
した混練翼22の回転方向前方に高圧部24が発生し、
混練翼22の回転方向後方が低圧部25になる。従来
は、上記高圧部24により、被混練物の一部が破線矢印
26方向に流れて、ロータ3とケーシング14との隙間
19及びスリップリング17とケーシング14との隙間
19へ侵入していたが、本発明は、凹部21をロータ軸
15の外周面よりも外側のロータ3の混練翼22の側面
に設けて、同凹部21の回転方向後部側をチヤンバー2
内に開口しており、上記隙間19に向かおうとする被混
練物の一部が実線矢印27のように凹部21へ入り、低
圧部25の方向に流れて、隙間19の方向に流れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゴム等の高分子
材料を混練する混練機の残留物混入防止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のゴム等の高分子材料を混練する混
練機を図4、図5により説明すると、図4の1が混練機
本体、2が混練機本体1内に形成したチヤンバー、3、
3がチヤンバー2内に配設した一対のロータで、これら
のロータ3がモータ(図示せず)により反対方向に且つ
内側に回転するようになっている。
【0003】4がチヤンバー2底部のロータ3、3間に
配設した混練済材料排出用ドロップドアで、この混練済
材料排出用ドロップドア4が開閉装置(図示ぜす)によ
り開閉するようになっている。5が混練機本体1の上部
に配設したホッパで、このホッパ5には、被混練物投入
口6が設けられ、この投入口6には、蓋7が取付けられ
ている。
【0004】8がホッパ5内に昇降可能に組み込んだフ
ローティングウエイト、11がフローティングウエイト
8に固定したピストンロッド、10がピストンロッド1
1の上端部に固定したピストン、9がホッパ5の上部に
固定したフローティングウエイト昇降用シリンダ、1
2、13がフローティングウエイト昇降用シリンダ9の
空気室である。
【0005】図5の14がチヤンバー2の端面に固定し
たケーシング、15がロータ3に固定したロータ軸、1
6がケーシング14に固定したスリップリング、17が
ロータ軸15に固定したスリップリング、19がロータ
3とケーシング14との隙間及びスリップリング17と
ケーシング14との隙間、20がスリップリング16、
17の摺動面、18がケーシング14を貫通して上記隙
間19に開口したオイル注入管で、オイル注入管18か
ら隙間19及び摺動面20へ潤滑油を供給して、隙間1
9へ侵入した被混練物の潤滑性を向上させるとともに、
スリップリング16、17の焼付を防止するようになっ
ている。
【0006】上記図4、図5に示す混練機では、フロー
ティングウエイト8を上昇させているときに、チヤンバ
ー2内の各ロータ3を回転させる一方、被混練物を投入
口6からホッパ5内へ投入し、次いで切換弁(図示せ
ず)を切り換えて、加圧空気を空気室13から排気する
とともに、加圧空気を空気室12内へ供給して、フロー
ティングウエイト8を下降させ、被混練物をチヤンバー
2内へ圧入、加圧して、各ロータ3の先端部に形成した
混練翼とチヤンバー2の内周面とにより被混練物を混練
する。
【0007】次いでフローティングウエイト8を上昇さ
せて、薬品を投入口6からホッパ5内へ投入し、次いで
フローティングウエイト8を再度下降させ、薬品をチヤ
ンバー2内へ圧入、加圧して、各ロータ3の先端部に形
成した混練翼とチヤンバー2の内周面とにより被混練物
と薬品とを混練する。そして混練が終了したら、混練済
材料排出用ドロップドア4を開いて、被混練物を混練機
外へ排出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図4、図5に示す
従来の混練機には、次の問題があった。即ち、各ロータ
3を回転させ、被混練物(及び薬品)を投入口6からホ
ッパ5内へ投入した後、フローティングウエイト8を下
降させ、被混練物をチヤンバー2内へ圧入、加圧して、
各ロータ3の先端部に形成した混練翼とチヤンバー2の
内周面とにより被混練物を混練し、混練が終了すると、
混練済材料排出用ドロップドア4を開いて、被混練物を
混練機外へ排出するが、混練の過程で、被混練物の一部
がロータ3とケーシング14との隙間19及びスリップ
リング17とケーシング14との隙間19へ侵入し、混
練が終わった時点では、これらの隙間19へ侵入した被
混練物が残留物として残り、これが次に混練機へ投入し
た被混練物に混入するため、被混練物が異種材料の場合
には、異材混入の原因になって、被混練物の品質を低下
させるという問題があった。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、次回の被混練物の混練時
に残留物を混入させなくて、被混練物の品質を向上でき
る混練機の残留物混入防止装置を提供しようとする点に
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、チヤンバー内に設けたロータをロータ
軸を中心に回転して、同ロータの先端部に形成した混練
翼と同チヤンバーの内周面とにより被混練物を混練する
混練機において、前記ロータ軸の外周面よりも外側の前
記混練翼の側面に凹部を設けて、同凹部の回転方向後部
側を前記チヤンバー内に開口している。
【0011】
【作用】本発明の混練機の残留物混入防止装置では、次
の作用が行われる。即ち、チヤンバー内に設けたロータ
をロータ軸を中心に回転して、ロータの先端部に形成し
た混練翼とチヤンバーの内周面とにより被混練物を混練
するとき、ロータの先端部に形成した混練翼の回転方向
前方に高圧部が発生し、その際、混練翼の回転方向後方
が低圧部になる。従来は、上記高圧部により、被混練物
の一部がロータとケーシングとの隙間及びロータ側スリ
ップリングとケーシングとの隙間の方向に流れて、これ
らの隙間へ侵入していたが、本発明は、凹部をロータ軸
の外周面よりも外側のロータの混練翼の側面に設けて、
同凹部の回転方向後部側をチヤンバー内に開口してお
り、上記隙間に向かおうとする被混練物の一部が凹部へ
入り、上記低圧部の方向に流れて、隙間の方向に流れな
いので、上記隙間に残留物が生ぜず、次回の被混練物の
混練時に残留物が混入しなくて、被混練物の品質が向上
する。
【0012】
【実施例】次に本発明の混練機の残留物混入防止装置を
図1〜図3に示す一実施例により説明すると、図1の2
が混練機本体(図4の1参照)内に形成したチヤンバ
ー、3がチヤンバー2内に配設した一対のロータで、こ
れらのロータ3がモータ(図示せず)により反対方向に
且つ内側に回転するようになっている。
【0013】14がチヤンバー2の端面に固定したケー
シング、15がロータ3に固定したロータ軸、16がケ
ーシング14に固定したスリップリング、17がロータ
軸15に固定したスリップリング、19がロータ3とケ
ーシング14との隙間及びスリップリング17とケーシ
ング14との隙間、20がスリップリング16、17の
摺動面、18がケーシング14を貫通して上記隙間19
に開口したオイル注入管で、オイル注入管18から隙間
19及び摺動面20へ潤滑油を供給して、隙間19へ侵
入した被混練物の潤滑性を向上させるとともに、スリッ
プリング16、17の焼付を防止するようになってい
る。
【0014】図1〜図3の21が本発明で最も特徴とす
る凹部で、この凹部21がロータ軸15の外周面よりも
外側のロータ3の混練翼22の側面に設けられて、同凹
部21の回転方向後部側がチヤンバー2内に開口してい
る。なお凹部21以外は、図4、図5に示す混練機と同
様に構成されている。次に前記図1〜図3に示す混練機
の残留物混入防止装置の作用を具体的に説明する。チヤ
ンバー2内に設けたロータ3をロータ軸15を中心に図
3の実線矢印23方向に回転して、同ロータ3の先端部
に形成した混練翼22とチヤンバー2の内周面とにより
被混練物を混練するとき、ロータ3の先端部に形成した
混練翼22の回転方向前方に高圧部24が発生し、混練
翼22の回転方向後方が低圧部25になる。
【0015】従来は、上記高圧部24により、被混練物
の一部が破線矢印26方向に流れて、ロータ3とケーシ
ング14との隙間19及びスリップリング17とケーシ
ング14との隙間19へ侵入していたが、本発明は、凹
部21をロータ軸15の外周面よりも外側のロータ3の
混練翼22の側面に設けて、同凹部21の回転方向後部
側をチヤンバー2内に開口しており、上記隙間19に向
かおうとする被混練物の一部が実線矢印27のように凹
部21へ入り、低圧部25の方向に流れて、隙間19の
方向に流れない。
【0016】
【発明の効果】本発明の混練機の残留物混入防止装置は
前記のようにチヤンバー内に設けたロータをロータ軸を
中心に回転して、ロータの先端部に形成した混練翼とチ
ヤンバーの内周面とにより被混練物を混練するとき、ロ
ータの先端部に形成した混練翼の回転方向前方に高圧部
が発生し、その際、混練翼の回転方向後方が低圧部にな
る。従来は、上記高圧部により、被混練物の一部がロー
タとケーシングとの隙間及びロータ側スリップリングと
ケーシングとの隙間の方向に流れて、これらの隙間へ侵
入していたが、本発明は、凹部をロータ軸の外周面より
も外側のロータの混練翼の側面に設けて、同凹部の回転
方向後部側をチヤンバー内に開口しており、上記隙間に
向かおうとする被混練物の一部を凹部へ入れ、上記低圧
部の方向に流して、隙間の方向に流さないので、上記隙
間に残留物を生じさせず、次回の被混練物の混練時に残
留物を混入させなくて、被混練物の品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混練機の残留物混入防止装置の一実施
例を示す縦断正面図である。
【図2】同残留物混入防止装置の凹部を示す側面図であ
る。
【図3】同残留物混入防止装置の作用説明図である。
【図4】従来の混練機を示す縦断側面図である。
【図5】同混練機の一部を拡大して示す縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
2 チヤンバー 3 ロータ 14 ケーシング 15 ロータ軸 16 ケーシング14側のスリップリング 17 ロータ軸15側のスリップリング 18 オイル注入管 19 隙間 20 摺動面 21 凹部 22 ロータ3の混練翼 23 ロータ3の回転方向 24 高圧部 25 低圧部 27 被混練物の流れ方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チヤンバー内に設けたロータをロータ軸
    を中心に回転して、同ロータの先端部に形成した混練翼
    と同チヤンバーの内周面とにより被混練物を混練する混
    練機において、前記ロータ軸の外周面よりも外側の前記
    混練翼の側面に凹部を設けて、同凹部の回転方向後部側
    を前記チヤンバー内に開口したことを特徴とする混練機
    の残留物混入防止装置。
JP5580894A 1994-03-25 1994-03-25 混練機の残留物混入防止装置 Pending JPH07256635A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5580894A JPH07256635A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 混練機の残留物混入防止装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5580894A JPH07256635A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 混練機の残留物混入防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07256635A true JPH07256635A (ja) 1995-10-09

Family

ID=13009231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5580894A Pending JPH07256635A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 混練機の残留物混入防止装置

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JP (1) JPH07256635A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034684A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Hideyuki Sato 混合機並びにシール構造
JP2008229620A (ja) * 2008-04-24 2008-10-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 混練機
JP2008230250A (ja) * 2008-04-18 2008-10-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 混練機
JP2008246479A (ja) * 2008-04-24 2008-10-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 混練機

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011218