JPH07256358A - パンチリテーナ - Google Patents
パンチリテーナInfo
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- JPH07256358A JPH07256358A JP5604194A JP5604194A JPH07256358A JP H07256358 A JPH07256358 A JP H07256358A JP 5604194 A JP5604194 A JP 5604194A JP 5604194 A JP5604194 A JP 5604194A JP H07256358 A JPH07256358 A JP H07256358A
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- Japan
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- punch
- retainer
- punch retainer
- stripper
- assembly
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定された鈑金ワークＷを挟んで、両側から
一対のロボットアームＨもしくは両側駆動アクチュエー
タの一方にパンチ組立体ＰＡを取付けるためのパンチリ
テーナＲを提供し、他の一方に取付けたダイＤとにより
所定のパンチング加工を行えるようにするための手段を
提供する。 【構成】 このため、パンチリテーナＲを、パンチＰと
ストリッパＳとより成るパンチ組成体ＰＡを抜出し可能
に収容し、このストッパＳ上を軸方向に摺動すると共
に、頂部にロボットアームＨ等へ取付けるためのフラン
ジ部Ｆを設けるよう構成した。
一対のロボットアームＨもしくは両側駆動アクチュエー
タの一方にパンチ組立体ＰＡを取付けるためのパンチリ
テーナＲを提供し、他の一方に取付けたダイＤとにより
所定のパンチング加工を行えるようにするための手段を
提供する。 【構成】 このため、パンチリテーナＲを、パンチＰと
ストリッパＳとより成るパンチ組成体ＰＡを抜出し可能
に収容し、このストッパＳ上を軸方向に摺動すると共
に、頂部にロボットアームＨ等へ取付けるためのフラン
ジ部Ｆを設けるよう構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチリテーナに、ま
た特に、一対のロボットもしくは両側駆動アクチュエー
タによりパンチングを行うためのパンチ組立体を保持す
るためのパンチリテーナに関するものである。
た特に、一対のロボットもしくは両側駆動アクチュエー
タによりパンチングを行うためのパンチ組立体を保持す
るためのパンチリテーナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワーク加工用ツールとしてのパン
チ及びダイにより例えば鈑金ワーク等のパンチング，バ
ーリング，カウンタシンク等の加工を行う場合、公知の
ようにプレス機の場合には、いわゆるパンチセットによ
り、またパンチング機械の場合、単一ステーション形の
機械では公知のスワンネック形式のパンチ／ダイホルダ
が用いられ、さらにまた、最近の数値制御式タレット
（ＮＣＴ）パンチプレスにおいては、上下のタレットデ
ィスクにそれぞれパンチ及びダイをセットし、これをス
トライカーにより打撃してワークを加工していた。
チ及びダイにより例えば鈑金ワーク等のパンチング，バ
ーリング，カウンタシンク等の加工を行う場合、公知の
ようにプレス機の場合には、いわゆるパンチセットによ
り、またパンチング機械の場合、単一ステーション形の
機械では公知のスワンネック形式のパンチ／ダイホルダ
が用いられ、さらにまた、最近の数値制御式タレット
（ＮＣＴ）パンチプレスにおいては、上下のタレットデ
ィスクにそれぞれパンチ及びダイをセットし、これをス
トライカーにより打撃してワークを加工していた。
【０００３】一方、最近におけるこの種の機械に対する
省力化、あるいは例えばレーザ加工機等による複合加工
の追加目的等を達成するために、一対のロボットもしく
は両側駆動アクチュエータ等により、固定の鈑金ワーク
を挟んで両側からこの種のパンチング等の加工を行う要
望が高まりつつある。
省力化、あるいは例えばレーザ加工機等による複合加工
の追加目的等を達成するために、一対のロボットもしく
は両側駆動アクチュエータ等により、固定の鈑金ワーク
を挟んで両側からこの種のパンチング等の加工を行う要
望が高まりつつある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな要望に添うべく、例えば一対のロボット（マニピュ
レータ）アームの先端にそれぞれ前記のスワンネック形
成のパンチ／ダイホルダやＮＣＴパンチプレス上／下の
タレットディスク等を取付けようとすると、これらはパ
ンチングストローク時のツール部の“振れ”をなくする
ため極めて頑丈で大形かつ重量物として構成されている
ため、またこの種のロボット加工の場合、ワークは従来
のように移動式でなく、両アーム間に固定された状態で
その両側から加工を行う形式となることが想定されるた
め、各ロボットの動きと無関係の中立状態のツールホル
ダとして各ロボットアームの先端に取付けることは事実
上不可能である。
うな要望に添うべく、例えば一対のロボット（マニピュ
レータ）アームの先端にそれぞれ前記のスワンネック形
成のパンチ／ダイホルダやＮＣＴパンチプレス上／下の
タレットディスク等を取付けようとすると、これらはパ
ンチングストローク時のツール部の“振れ”をなくする
ため極めて頑丈で大形かつ重量物として構成されている
ため、またこの種のロボット加工の場合、ワークは従来
のように移動式でなく、両アーム間に固定された状態で
その両側から加工を行う形式となることが想定されるた
め、各ロボットの動きと無関係の中立状態のツールホル
ダとして各ロボットアームの先端に取付けることは事実
上不可能である。
【０００５】本発明は以上のような局面にかんがみてな
されたもので、一対のロボット等でワークを加工するた
めの、一方のロボットアームの先端部に取付け可能であ
り、かつパンチ組立体を収容してストリッパ外径部上を
加工方向に摺動するよう構成したパンチリテーナの提供
を目的としている。
されたもので、一対のロボット等でワークを加工するた
めの、一方のロボットアームの先端部に取付け可能であ
り、かつパンチ組立体を収容してストリッパ外径部上を
加工方向に摺動するよう構成したパンチリテーナの提供
を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、ばねにより相互対向的に弾性付勢されたパンチと
ストリッパとより成るパンチ組立体において、パンチの
中間円筒外径部がストリッパの内径部と嵌合して軸方向
に摺動可能に構成されると共に、このパンチ組立体を収
納して一対のロボットアームまたはアクチュエータ手段
の一方に取付けるためのパンチリテーナを有し、このパ
ンチリテーナは、前記ストリッパの中空円筒状外径部に
嵌合して相互に軸方向に摺動し得る中空円筒状下部と、
前記パンチ組立体の弾性付勢部を収納するための中空円
筒状中間部と、前記パンチ組立体を挿入するための中心
開口部を有する頂部フランジ部とより成り、前記中心開
口部に着脱可能に閉鎖固定するための蓋部材を備えるよ
う構成し、あるいはまた前記パンチリテーナは前記一体
形のパンチリテーナに代えて、前記ストリッパの中空円
筒状外径部に嵌合して相互に軸方向に摺動し得る中空円
筒状の第２のパンチリテーナ部材と、前記パンチ組立体
の弾性付勢部を収納するための頂板付き中空円筒状の第
１のパンチリテーナ部材と、前記第１，第２の各パンチ
リテーナ部材を相互に解放可能に連結するための連結／
解放手段とを有するよう構成することにより、前記目的
を達成しようとするものである。
ては、ばねにより相互対向的に弾性付勢されたパンチと
ストリッパとより成るパンチ組立体において、パンチの
中間円筒外径部がストリッパの内径部と嵌合して軸方向
に摺動可能に構成されると共に、このパンチ組立体を収
納して一対のロボットアームまたはアクチュエータ手段
の一方に取付けるためのパンチリテーナを有し、このパ
ンチリテーナは、前記ストリッパの中空円筒状外径部に
嵌合して相互に軸方向に摺動し得る中空円筒状下部と、
前記パンチ組立体の弾性付勢部を収納するための中空円
筒状中間部と、前記パンチ組立体を挿入するための中心
開口部を有する頂部フランジ部とより成り、前記中心開
口部に着脱可能に閉鎖固定するための蓋部材を備えるよ
う構成し、あるいはまた前記パンチリテーナは前記一体
形のパンチリテーナに代えて、前記ストリッパの中空円
筒状外径部に嵌合して相互に軸方向に摺動し得る中空円
筒状の第２のパンチリテーナ部材と、前記パンチ組立体
の弾性付勢部を収納するための頂板付き中空円筒状の第
１のパンチリテーナ部材と、前記第１，第２の各パンチ
リテーナ部材を相互に解放可能に連結するための連結／
解放手段とを有するよう構成することにより、前記目的
を達成しようとするものである。
【０００７】
【作用】以上のような本発明構成により、このパンチ用
リテーナにあっては、パンチ及びストリッパより成るパ
ンチ組立体のストリッパ外径部が、このリテーナ内径部
を摺動し得るよう、また蓋部材により、もしくは２部材
分離式のリテーナ構造等によりこのパンチ組立体をパン
チリテーナ内に取外し可能に取付けたため、一対のロボ
ットアーム、もしくは両側駆動式アクチュエータの一方
に、また他方にダイをそれぞれ取付けて所定のパンチン
グ加工を行うことができる。
リテーナにあっては、パンチ及びストリッパより成るパ
ンチ組立体のストリッパ外径部が、このリテーナ内径部
を摺動し得るよう、また蓋部材により、もしくは２部材
分離式のリテーナ構造等によりこのパンチ組立体をパン
チリテーナ内に取外し可能に取付けたため、一対のロボ
ットアーム、もしくは両側駆動式アクチュエータの一方
に、また他方にダイをそれぞれ取付けて所定のパンチン
グ加工を行うことができる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
図１に、本発明に係るパンチリテーナの一実施例（ダイ
リテーナは省略し、ダイのみを示す）のそれぞれ、
（ａ）固定されたワークにパンチ及びダイが接触してク
ランプした状態、（ｂ）パンチ側のロボットのみが、パ
ンチングストロークを行った状態の各中心縦断面図を示
す。
図１に、本発明に係るパンチリテーナの一実施例（ダイ
リテーナは省略し、ダイのみを示す）のそれぞれ、
（ａ）固定されたワークにパンチ及びダイが接触してク
ランプした状態、（ｂ）パンチ側のロボットのみが、パ
ンチングストロークを行った状態の各中心縦断面図を示
す。
【０００９】図１において、Ｗは鈑金加工ワーク、Ｐは
パンチ、Ｄはダイを示す。Ｈは、パンチＰ側のロボット
（マニピュレータ）アーム（ハンド）、Ｒは本発明に係
る中空円筒状のパンチリテーナで、頂部にフランジＦを
有する上方部分Ｒａと、ストリッパＳ部分に嵌合する下
方部分Ｒｂとより成る。１は、頂部フランジ部Ｆに設け
られたロボットハンドＨへの取付ボルト穴である。
パンチ、Ｄはダイを示す。Ｈは、パンチＰ側のロボット
（マニピュレータ）アーム（ハンド）、Ｒは本発明に係
る中空円筒状のパンチリテーナで、頂部にフランジＦを
有する上方部分Ｒａと、ストリッパＳ部分に嵌合する下
方部分Ｒｂとより成る。１は、頂部フランジ部Ｆに設け
られたロボットハンドＨへの取付ボルト穴である。
【００１０】パンチＰは、先端のパンチツール部とパン
チボディ２との各外径部をパンチング方向（軸方向）に
摺動案内するためのストリッパＳとによりパンチ組立体
ＰＡを形成し、ストリッパＳの外径部（直径ｄ）は、本
発明に係るパンチリテーナＲの下方部分Ｒｂの内径部に
嵌合している。なお、パンチボディ２には、回り止め用
のキー２ａが打込まれており、ストリッパＳのスリット
部を貫通して、パンチリテーナＲの内径部軸方向キー溝
９に嵌合して、パンチ組立体ＰＡの軸方向のみに摺動し
得るよう構成されている。
チボディ２との各外径部をパンチング方向（軸方向）に
摺動案内するためのストリッパＳとによりパンチ組立体
ＰＡを形成し、ストリッパＳの外径部（直径ｄ）は、本
発明に係るパンチリテーナＲの下方部分Ｒｂの内径部に
嵌合している。なお、パンチボディ２には、回り止め用
のキー２ａが打込まれており、ストリッパＳのスリット
部を貫通して、パンチリテーナＲの内径部軸方向キー溝
９に嵌合して、パンチ組立体ＰＡの軸方向のみに摺動し
得るよう構成されている。
【００１１】パンチＰのシャンク頂部には、中心ねじ穴
３が設けられ、また外径ねじ部には、パンチ押え７の当
接用頂部材４が螺合され、回り止めキー４ａにより回転
弛みが防止されている。またパンチＰの前記シャンク下
部にはストリッパＳの上部の台座５が嵌合しており、頂
部材４と台座５間には、ストリッパばね（圧縮コイルば
ね）６が所定の弾性圧縮力でパンチＰとストリッパＳと
を相互に付勢している。
３が設けられ、また外径ねじ部には、パンチ押え７の当
接用頂部材４が螺合され、回り止めキー４ａにより回転
弛みが防止されている。またパンチＰの前記シャンク下
部にはストリッパＳの上部の台座５が嵌合しており、頂
部材４と台座５間には、ストリッパばね（圧縮コイルば
ね）６が所定の弾性圧縮力でパンチＰとストリッパＳと
を相互に付勢している。
【００１２】パンチリテーナＲの頂部のロボットアーム
Ｈへの取付け用フランジ部Ｆには、中心開口部Ｆａが穿
設され、パンチリテーナＲ内に収納されたパンチＰを固
定するための蓋部材Ｌが設けられ、その下部には、前記
パンチ押え７が４本のボルトによりそれぞれガタ（遊
び）取り用の圧縮コイルばね８を介して取付けられてい
る。
Ｈへの取付け用フランジ部Ｆには、中心開口部Ｆａが穿
設され、パンチリテーナＲ内に収納されたパンチＰを固
定するための蓋部材Ｌが設けられ、その下部には、前記
パンチ押え７が４本のボルトによりそれぞれガタ（遊
び）取り用の圧縮コイルばね８を介して取付けられてい
る。
【００１３】蓋部材Ｌの頂部には、図２（ａ），（ｂ）
にその上面図を示すように、十字形に４個の舌片部Ｌａ
が外径方向に凸設されており、一方、パンチリテーナ
Ｒ，フランジＦの内径部には、これら舌片部Ｌａの外径
寸法より小さい直径穴部Ｆａが設けられ、この穴部Ｆａ
の周囲には、十字形に４個の前記舌片部Ｌａより幅の広
い切欠き部Ｆｂが欠設されている。
にその上面図を示すように、十字形に４個の舌片部Ｌａ
が外径方向に凸設されており、一方、パンチリテーナ
Ｒ，フランジＦの内径部には、これら舌片部Ｌａの外径
寸法より小さい直径穴部Ｆａが設けられ、この穴部Ｆａ
の周囲には、十字形に４個の前記舌片部Ｌａより幅の広
い切欠き部Ｆｂが欠設されている。
【００１４】以上のような構成により、図２（ｂ）に示
すように、蓋部材Ｌの各舌片部Ｌａを各切欠き部Ｆｂに
整合させて下方に押込み、然る後、蓋部材Ｌを４５°左
右いずれかの方向に回転させると、蓋部材Ｌの各舌片部
ＬａがパンチリテーナＲのフランジＦの穴部Ｆａに覆わ
れて上方に抜けないよう拘束／保持される。また上記逆
順の動作により、この蓋部材Ｌを抜き出し／解放するこ
とができる。
すように、蓋部材Ｌの各舌片部Ｌａを各切欠き部Ｆｂに
整合させて下方に押込み、然る後、蓋部材Ｌを４５°左
右いずれかの方向に回転させると、蓋部材Ｌの各舌片部
ＬａがパンチリテーナＲのフランジＦの穴部Ｆａに覆わ
れて上方に抜けないよう拘束／保持される。また上記逆
順の動作により、この蓋部材Ｌを抜き出し／解放するこ
とができる。
【００１５】なお、前記パンチ押え７の固定用ボルト部
の各ばね８はこのときの上下の遊びＳ2 をなくするため
に設けられたものであり、さらにこの弛みを防止するた
め、ロック時の穴部Ｆａの所定の４個所のロック位置に
は、それぞれ先端部のボール１２をばね１１により圧接
させるためのボールプランジャロックボルト１０が設け
られ、各舌片部Ｌａ中央には、このボール１２を受ける
ための皿もみ穴１３が凹設されている。
の各ばね８はこのときの上下の遊びＳ2 をなくするため
に設けられたものであり、さらにこの弛みを防止するた
め、ロック時の穴部Ｆａの所定の４個所のロック位置に
は、それぞれ先端部のボール１２をばね１１により圧接
させるためのボールプランジャロックボルト１０が設け
られ、各舌片部Ｌａ中央には、このボール１２を受ける
ための皿もみ穴１３が凹設されている。
【００１６】図１（ａ）に示すようにパンチＰの遊び代
Ｓ2 をなくするよう初期設定されたパンチ組立体ＰＡ
は、ロボットアームＨのパンチ軸方向の動きにより、ま
ずストリッパＳがワークＷに当接し、次いで図１（ｂ）
に示すように、パンチングストロークＳ1 （＝Ｓ2 ＋Ｓ
3 ）により、所定のパンチ加工（成形）を行う。ここに
Ｓ3 はパンチＰをガイドするストリッパＳの移動代であ
り、設計上例えばワークＷに成形加工済のカウンタシン
ク部Ｗａ等が近くに存在する場合でも、所定の逃げ寸法
ｈを設定しておけば、パンチリテーナＲの先端部Ｃがカ
ウンタシンク部Ｗａと干渉することを避けることができ
る。
Ｓ2 をなくするよう初期設定されたパンチ組立体ＰＡ
は、ロボットアームＨのパンチ軸方向の動きにより、ま
ずストリッパＳがワークＷに当接し、次いで図１（ｂ）
に示すように、パンチングストロークＳ1 （＝Ｓ2 ＋Ｓ
3 ）により、所定のパンチ加工（成形）を行う。ここに
Ｓ3 はパンチＰをガイドするストリッパＳの移動代であ
り、設計上例えばワークＷに成形加工済のカウンタシン
ク部Ｗａ等が近くに存在する場合でも、所定の逃げ寸法
ｈを設定しておけば、パンチリテーナＲの先端部Ｃがカ
ウンタシンク部Ｗａと干渉することを避けることができ
る。
【００１７】なお、上記実施例においては、パンチＰ固
定用の蓋部材Ｌを十字形に形成してパンチ交換時の着脱
を容易にした事例を示したが、もちろんこれのみに限定
されるものでなく、パンチ組立体ＰＡの交換が余り多く
ない場合は、例えばそれぞれ図３（ａ），（ｂ）に示す
ような各変形例を用いても差支えないことはもちろんで
ある。
定用の蓋部材Ｌを十字形に形成してパンチ交換時の着脱
を容易にした事例を示したが、もちろんこれのみに限定
されるものでなく、パンチ組立体ＰＡの交換が余り多く
ない場合は、例えばそれぞれ図３（ａ），（ｂ）に示す
ような各変形例を用いても差支えないことはもちろんで
ある。
【００１８】（ａ）図は、蓋部材ＬＡを複数のボルト２
０により直接パンチリテーナＲに固設し、（ｂ）図は、
蓋部材ＬＢを、その外側ねじ２１により直接パンチリテ
ーナＲの内径部にねじ固定した状態である。２１ａは回
り止め用のホローセットスクリュー，２１ｂは真鍮等の
軟らかい金属を示す。
０により直接パンチリテーナＲに固設し、（ｂ）図は、
蓋部材ＬＢを、その外側ねじ２１により直接パンチリテ
ーナＲの内径部にねじ固定した状態である。２１ａは回
り止め用のホローセットスクリュー，２１ｂは真鍮等の
軟らかい金属を示す。
【００１９】また図４に、前記いずれかの方法で各基部
材Ｌ，ＬＡ，ＬＢ等を取外した際、パンチＰ頂部のねじ
穴３にロッド工具２２の先端部の雄ねじ部をねじ込ん
で、パンチ組立体ＰＡを引上げる状態を示す。
材Ｌ，ＬＡ，ＬＢ等を取外した際、パンチＰ頂部のねじ
穴３にロッド工具２２の先端部の雄ねじ部をねじ込ん
で、パンチ組立体ＰＡを引上げる状態を示す。
【００２０】（他の実施例）前記実施例は、パンチリテ
ーナＲをワンピースの一体構成とし、パンチ交換時に
は、蓋部材Ｌを取外した後に、ロッド工具２２によりパ
ンチ組立体ＬＡを引上げるようにした事例について説明
したが、これらの交換性をさらに向上するため、パンチ
リテーナＲを２ピース構成（Ｒ1 ＋Ｒ2 ）とした実施態
様例を図５〜図７に示す。図５は、この実施例の前記図
１相当図、図６，図７はそれぞれ、これら２ピースのロ
ック機構の側面及び断面説明図であり、図１におけると
同一（相当）構成要素は同一符号で表わし、個々の重複
説明は省略する。
ーナＲをワンピースの一体構成とし、パンチ交換時に
は、蓋部材Ｌを取外した後に、ロッド工具２２によりパ
ンチ組立体ＬＡを引上げるようにした事例について説明
したが、これらの交換性をさらに向上するため、パンチ
リテーナＲを２ピース構成（Ｒ1 ＋Ｒ2 ）とした実施態
様例を図５〜図７に示す。図５は、この実施例の前記図
１相当図、図６，図７はそれぞれ、これら２ピースのロ
ック機構の側面及び断面説明図であり、図１におけると
同一（相当）構成要素は同一符号で表わし、個々の重複
説明は省略する。
【００２１】図５〜図７に示すように、この実施例は、
前記１体形のパンチリテーナの構造を、パンチ組立体Ｐ
Ａの上方部分を収容すると共に、フランジ部Ｆにより、
ロボットアームＨへの取付を行うためのパンチリテーナ
１Ｒ1 （前記実施例、図１における上方部分Ｒａ相当）
と、パンチ組立体ＰＡの下部を収容してその上を摺動す
るためのパンチリテーナ２Ｒ2 （前記実施例、図１にお
ける下方部分Ｒｂ相当）との２部分に分割し、外側のカ
ラー３０の回転により、それぞれ両者の各リテーナＲ
1 ，Ｒ2 相互間の軸方向の連結／分離を簡単に行えるよ
うにして、パンチ組立体ＰＡの交換をより容易にするよ
うに構成したものである。
前記１体形のパンチリテーナの構造を、パンチ組立体Ｐ
Ａの上方部分を収容すると共に、フランジ部Ｆにより、
ロボットアームＨへの取付を行うためのパンチリテーナ
１Ｒ1 （前記実施例、図１における上方部分Ｒａ相当）
と、パンチ組立体ＰＡの下部を収容してその上を摺動す
るためのパンチリテーナ２Ｒ2 （前記実施例、図１にお
ける下方部分Ｒｂ相当）との２部分に分割し、外側のカ
ラー３０の回転により、それぞれ両者の各リテーナＲ
1 ，Ｒ2 相互間の軸方向の連結／分離を簡単に行えるよ
うにして、パンチ組立体ＰＡの交換をより容易にするよ
うに構成したものである。
【００２２】パンチリテーナ１Ｒ1 の下部と、パンチリ
テーナ２Ｒ2 の上部とは、それぞれパンチリテーナ１Ｒ
1 の下部に直径対向的に穿設された一対のみぞ穴３１内
にそれぞれ配設された鋼球３２ならびに、パンチリテー
ナ２Ｒ2 の上部外周に直径対向的に設けられた一対の平
坦部３３を介して相互に軸方向に拘束／保持されてい
る。
テーナ２Ｒ2 の上部とは、それぞれパンチリテーナ１Ｒ
1 の下部に直径対向的に穿設された一対のみぞ穴３１内
にそれぞれ配設された鋼球３２ならびに、パンチリテー
ナ２Ｒ2 の上部外周に直径対向的に設けられた一対の平
坦部３３を介して相互に軸方向に拘束／保持されてい
る。
【００２３】カラー３０は、パンチリテーナ１Ｒ1 の下
方部分の外周部に回転摺動可能に嵌合され、その内周部
には、直径対向的に一対の鋼球逃がしみぞ３４が凹設さ
れ、その円周方向の一端にはそれぞれ斜面３４ａが設け
られている。
方部分の外周部に回転摺動可能に嵌合され、その内周部
には、直径対向的に一対の鋼球逃がしみぞ３４が凹設さ
れ、その円周方向の一端にはそれぞれ斜面３４ａが設け
られている。
【００２４】また、カラー３０の下方には直径対向的に
一対のボールプランジャロックボルト１０が螺設され
て、その先端部の各ボールが、パンチリテーナ１Ｒ1 上
の、それぞれ角度α（≒４５°）だけ離れて凹設された
２対の直径対向位置の皿もみ凹所３５のいずれかの一対
にデテントされるよう構成されている。なお、これらの
それぞれα角度で隣接する皿もみ凹所３５間の円周部に
は、それぞれ各ボールプランジャロックボルト１０先端
部のボールを案内するための浅いＶ字状断面みぞ３６が
連続的に形成されている。
一対のボールプランジャロックボルト１０が螺設され
て、その先端部の各ボールが、パンチリテーナ１Ｒ1 上
の、それぞれ角度α（≒４５°）だけ離れて凹設された
２対の直径対向位置の皿もみ凹所３５のいずれかの一対
にデテントされるよう構成されている。なお、これらの
それぞれα角度で隣接する皿もみ凹所３５間の円周部に
は、それぞれ各ボールプランジャロックボルト１０先端
部のボールを案内するための浅いＶ字状断面みぞ３６が
連続的に形成されている。
【００２５】カラー３０の軸方向中間部外周には、図６
及び図７（ａ）に示すように、角度Ｂに亘って浅いスリ
ット３７が直径対向的に連続して形成されている。この
スリット３７は、両パンチリテーナＲ1 ，Ｒ2 を連結保
持している鋼球３２に過度な力が作用して、カラー３０
を破損させる可能性を防止するため、このスリット３７
により、カラー３０の剛性を低下させて、カラーを微少
変形させて応力を緩和するよう意図されたものである。
及び図７（ａ）に示すように、角度Ｂに亘って浅いスリ
ット３７が直径対向的に連続して形成されている。この
スリット３７は、両パンチリテーナＲ1 ，Ｒ2 を連結保
持している鋼球３２に過度な力が作用して、カラー３０
を破損させる可能性を防止するため、このスリット３７
により、カラー３０の剛性を低下させて、カラーを微少
変形させて応力を緩和するよう意図されたものである。
【００２６】以上のような構成により、図６，７の各
（ａ）図においては、両リテーナ１／２Ｒ1 ／Ｒ2 は、
それぞれ鋼球３２により互いに連結拘束され、パンチ組
立体ＰＡ交換時にはカラー３０を角度αだけ図７（ａ）
の反時計方向一回転させることにより、鋼球３２は、カ
ラー３０内周部の鋼球逃しみぞ３４部で拘束が解かれ、
両パンチリテーナＲ1 ／Ｒ2 は容易に分離して内部のパ
ンチ組立体ＰＡを交換することができる。
（ａ）図においては、両リテーナ１／２Ｒ1 ／Ｒ2 は、
それぞれ鋼球３２により互いに連結拘束され、パンチ組
立体ＰＡ交換時にはカラー３０を角度αだけ図７（ａ）
の反時計方向一回転させることにより、鋼球３２は、カ
ラー３０内周部の鋼球逃しみぞ３４部で拘束が解かれ、
両パンチリテーナＲ1 ／Ｒ2 は容易に分離して内部のパ
ンチ組立体ＰＡを交換することができる。
【００２７】なお図８は、本実施例の他の変形実施態様
例を示す図５（ａ）相当図である。パンチリテーナ１Ｒ
1 の中間部及びパンチリテーナ２Ｒ2 の頂部にはそれぞ
れフランジ部３９，４０が凸設され、その間に圧縮コイ
ルばね４１が配設されている。カラー３０Ａの内周下端
部には傾斜部４２が設けられ、その近接上部には、それ
ぞれ前記実施例、図５と同様に、パンチリテーナ１Ｒ1
の一対のみぞ穴３１とパンチリテーナ２Ｒ2 の平坦部３
３とにより鋼球３２がそれぞれの軸方向に拘束保持され
ているが、圧縮コイルばね４１のばね力に抗ってカラー
３０Ａを図の上方に持ち上げると、鋼球３２の拘束は傾
斜部４２を介して解放されるため両リテーナＲ1 ，Ｒ2
は分離され、パンチ組立体ＰＡを容易に交換することが
できる。
例を示す図５（ａ）相当図である。パンチリテーナ１Ｒ
1 の中間部及びパンチリテーナ２Ｒ2 の頂部にはそれぞ
れフランジ部３９，４０が凸設され、その間に圧縮コイ
ルばね４１が配設されている。カラー３０Ａの内周下端
部には傾斜部４２が設けられ、その近接上部には、それ
ぞれ前記実施例、図５と同様に、パンチリテーナ１Ｒ1
の一対のみぞ穴３１とパンチリテーナ２Ｒ2 の平坦部３
３とにより鋼球３２がそれぞれの軸方向に拘束保持され
ているが、圧縮コイルばね４１のばね力に抗ってカラー
３０Ａを図の上方に持ち上げると、鋼球３２の拘束は傾
斜部４２を介して解放されるため両リテーナＲ1 ，Ｒ2
は分離され、パンチ組立体ＰＡを容易に交換することが
できる。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一対のロボットアームもしくは両側駆動式アクチュエー
タの一方に、それぞれパンチリテーナを、内部のパンチ
組立体を交換可能に取付け、また他方にダイをそれぞれ
取付けて、所定のパンチング加工を行うことが可能とな
った。
一対のロボットアームもしくは両側駆動式アクチュエー
タの一方に、それぞれパンチリテーナを、内部のパンチ
組立体を交換可能に取付け、また他方にダイをそれぞれ
取付けて、所定のパンチング加工を行うことが可能とな
った。
【００２９】また、パンチリテーナの下端部のワークＷ
に対する逃げ寸法ｈを適切に設定することにより、既成
形加工済のワークＷのカウンタシンク部等への干渉をあ
る程度避けることができる。
に対する逃げ寸法ｈを適切に設定することにより、既成
形加工済のワークＷのカウンタシンク部等への干渉をあ
る程度避けることができる。
【図１】 一実施例の中心縦断面図
【図２】 図１の上面図
【図３】 他の複数の実施態様例の要部の図１相当図
【図４】 パンチ組立体引出し用ロッド工具
【図５】 他の実施例の図１相当図
【図６】 図５の正面図
【図７】 図６の各断面図
【図８】 他の実施態様例の図５（ａ）相当図
Ｄ ダイ Ｆ フランジ Ｈ ロボットアーム Ｌ，ＬＡ，ＬＢ蓋部材 Ｐ パンチ ＰＡ パンチ組立体 Ｒ，ＲＡパンチリテーナ Ｒ1 ／Ｒ2 第１／第２パンチリテーナ１／２ Ｓ ストリッパ Ｓ1 ，Ｓ2 ，Ｓ3 各ストローク Ｗ 鈑金ワーク ２ パンチボディ ６ ストリッパばね ７ パンチ押え
Claims (2)
- 【請求項１】 ばねにより相互対向的に弾性付勢された
パンチとストリッパとより成るパンチ組立体において、
パンチボディ外径部がストリッパの内径部と嵌合して軸
方向に摺動可能に構成されると共に、このパンチ組立体
を収納して一対のロボットアームまたはアクチュエータ
手段の一方に取付けるためのパンチリテーナを有し、 このパンチリテーナは、前記ストリッパの中空円筒状外
径部に嵌合して相互に軸方向に摺動し得る中空円筒状下
部と、前記パンチ組立体の弾性付勢部を収納するための
中空円筒状中間部と、前記パンチ組立体を挿入するため
の中心開口部を有する頂部フランジ部とより成り、前記
中心開口部に着脱可能に閉鎖固定するための蓋部材を備
えたことを特徴とするパンチリテーナ。 - 【請求項２】 前記パンチリテーナは前記一体形のパン
チリテーナに代えて、前記ストリッパの中空円筒状外径
部に嵌合して相互に軸方向に摺動し得る中空円筒状の第
２のパンチリテーナ部材と、前記パンチ組立体の弾性付
勢部を収納するための頂板付き中空円筒状の第１のパン
チリテーナ部材と、前記第１，第２の各パンチリテーナ
部材を相互に解放可能に連結するための連結／解放手段
とを有するよう構成したことを特徴とする請求項１記載
のパンチリテーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5604194A JPH07256358A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | パンチリテーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5604194A JPH07256358A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | パンチリテーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07256358A true JPH07256358A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13016010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5604194A Withdrawn JPH07256358A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | パンチリテーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07256358A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002143943A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Amada Co Ltd | パンチ金型およびパンチ金型の組立て方法 |
| WO2009072309A1 (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-11 | Umix Co., Ltd. | パンチャー |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP5604194A patent/JPH07256358A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002143943A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-21 | Amada Co Ltd | パンチ金型およびパンチ金型の組立て方法 |
| WO2009072309A1 (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-11 | Umix Co., Ltd. | パンチャー |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |