JPH07256285A - 風呂水用濾過装置 - Google Patents

風呂水用濾過装置

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Publication number
JPH07256285A
JPH07256285A JP6077825A JP7782594A JPH07256285A JP H07256285 A JPH07256285 A JP H07256285A JP 6077825 A JP6077825 A JP 6077825A JP 7782594 A JP7782594 A JP 7782594A JP H07256285 A JPH07256285 A JP H07256285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
fiber membrane
bath water
outer periphery
porous particle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6077825A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kobayashi
小林克実
Tatsuhiro Matsubara
松原達裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roki Techno Co Ltd
Original Assignee
Roki Techno Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6077825A priority Critical patent/JPH07256285A/ja
Publication of JPH07256285A publication Critical patent/JPH07256285A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、風呂水中の湯垢や菌を効果的に除
去し、しかも目詰まりによる頻繁なフイルタ−交換の必
要のない風呂水用濾過装置を提供することを目的とす
る。 【構成】この発明に於いては、濾過装置本体内に中空糸
膜束と多孔質粒子層とを収容し、多孔質粒子層からの微
粉によって、中空糸膜の外周に多孔質粒子のコ−テイン
グ層が形成されるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、風呂水中のバクテリ
ア等の細菌類、油脂分及び砂などの不溶物を効果的に除
去すると共に、湯垢によるフイルタ−の目詰まりを防止
した風呂水用濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、水を交換することなく風呂水を循
環浄化し、いつでも入浴できる循環風呂が普及しつつあ
る。この循環風呂には活性炭、麦飯石等を使用した濾過
装置が使用されているが、この濾過装置は、フイルタ−
交換後、1〜72時間程度の間は、水に濁りがでる問題
があった。これは、活性炭や麦飯石の砕けた細かい粒子
が出ることや生物分解のための微生物が所要数まで繁殖
しないことがその原因であると言われているが、完全に
は解明されていない。
【0003】従来この濁りの除去には、ゼ−タ電位等の
界面電位を使用した吸着等により行っていたが、この方
法は濾液が清浄になるまでには長時間を必要とする問題
があった。そればかりか、従来の濾過装置は、麦飯石等
の充填層とメカニカルな濾過層の2個の部品を必要とす
るほか、無菌濾過し得る濾過精度がなかったので、別途
の殺菌手段を設ける必要があった。このように、従来は
遊離塩素、紫外線、オゾン等によって濾過とは別に殺菌
を行っていたので、装置の費用が高くなるだけでなく、
消耗品及びメンテナンス費用も必要となるため、極めて
コスト高になると共に、生物分解のための微生物繁殖の
障害となる等の問題があった。
【0004】濾過精度の高いフイルタ−を使用すれば良
いわけであるが、風呂水中には、俗にヌルと言われる、
コロイド質の脂肪や蛋白質等の湯垢が分散しているの
で、この湯垢によってフイルターの目詰まりが激しくな
り、頻繁なフイルター交換が必要となるから、濾過精度
の高いフイルタ−は、現実には使用されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点を解消しようとするものであり、風呂水中の湯
垢や菌を効果的に除去し、しかも目詰まりによる頻繁な
フイルタ−交換の必要のない風呂水用濾過装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意研究の結果、目詰まりにより従来
使用し得ないと考えられていた中空糸膜を多孔質粒子層
と併用することによって、中空糸膜の外周に多孔質粒子
の微粉がコ−テイングされ、このコ−テイング層が捕捉
した水中の菌により生物分解層を構成し、この生物分解
層によって湯垢が効果的に分解除去されるため、湯垢に
よる目詰まりが生じないという驚くべき事実を見いだ
し、本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明は、中空糸膜束を収容固定し
てなる濾過装置本体と、該中空糸膜束の上流側に収容し
た生物分解培地となる多孔質粒子層とを具備してなるこ
とを特徴とする。本発明の効果の原因は理論的に十分解
明されているわけではないが、中空糸膜の周りに風呂水
中のバクテリアに富んだ生物分解層が形成されることが
その一因ではないかと考えられる。
【0008】本発明に使用する中空糸膜は、湯水中のバ
クテリアで分解しない材料であれば特に限定されない。
このようなものとしては、例えばポリエ−テルサルホン
等の合成高分子材料が挙げられる。中空糸膜の孔径は、
0.01μm〜1μmであるのが良く、これより小さい
と目詰まりし易くなり、これより大きいと水中の濁りや
バクテリアが効果的に除去できない。本発明に使用する
多孔質粒子としては、多孔質であれば特に限定されない
が、例えば活性炭、ゼオライト、珪藻土、麦飯石及びバ
−ミキュライトからなる群から選ばれる1種若しくは2
種以上を組み合わせて使用すれば良い。多孔質粒子の粒
子径は、0.5μm〜100μmであって、粒子の最小
径が中空糸膜の孔径よりは大きい粒子径のものを使用す
る。多孔質粒子の粒子径が小さすぎると、多孔質粒子に
よって、中空糸膜が目詰まりするし、大きすぎると中空
糸膜に効果的にコ−テイングされない。多孔質粒子層
は、水と共に運ばれて中空糸をコ−テングできる小さい
粒子を含むものであれば、上記範囲内のものより大きい
粒子のものを含んでいても良いのは勿論である。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例を示す断面図であり、循
環風呂の装置1内に、本発明の濾過装置がガスケット2
を介して固定されている。外周に多数の孔3を穿設した
筒状体4は、上部プレ−ト5と下部プレ−ト6とに挟持
固定され、内部には活性炭とゼオライトとの混合体7
が、内部の上部プレ−ト5には膜面積7m2、平均孔径
0.15μmのポリエ−テルサルホン製中空糸膜束8が
注入樹脂固定されている。筒状体4の外周には、ポリプ
ロピレン不織布9、多孔質粒子層10を介して濾過能力
のない細かいネット状のポリプロピレンカバ−11が固
定されている。
【0010】ポリプロピレン不織布9は、中空糸をコ−
テイングする細かい粒子以外の多孔質粒子層10が筒状
体4内に流入するのを防止するためのものであるから、
濾過精度の粗いものを使用するのがよい。濾過精度の高
いものを使用すると目詰まりが起こる。ポリプロピレン
不織布9とポリプロピレンカバ−11とは、細かい粒子
以外の多孔質粒子層10が外部に流出するのを防止する
なら、互いに同じものを使用しても良い。また、筒状体
4の全体若しくは開口部をネット状に形成する等して、
多孔質粒子層10が筒状体4内に流入するのを防止する
なら、ポリプロピレン不織布9はなくとも差し支えな
い。
【0011】筒状体4の外周の多孔質粒子層10に、活
性炭とゼオライトとの混合体のような中空糸をコ−テイ
ングする細かい多孔質粒子を収容すれば、筒状体4内に
は特に活性炭とゼオライトとの混合体7のような細かい
多孔質粒子を収容しなくとも差し支えない。また、粒子
径が、0.5μm〜100μmであって、粒子の最小孔
径が中空糸膜の孔径よりは大きい粒子径の多孔質粒子で
あるなら、特に活性炭とゼオライトとの混合体でなくと
も差し支えない。風呂水を図の矢印で示すように、下方
から上方に通過させて循環させると、従来の濾過装置を
使用した場合のような水の濁りは全く生じなかった。濁
りの一因となった微粉は、中空糸膜13の外周にコ−テ
イングされて、生物分解培地を形成し、この生物分解培
地に繁殖したバクテリアによって、湯垢が効果的に分解
除去される。
【0012】
【作用】次に、上記のように構成された本発明の作用を
説明する。図1に示す本発明の濾過装置を使用して、循
環風呂の風呂水を矢印で示すように、下方の浴槽から汲
み上げ、濾過して加熱装置(図示せず)を通って浴槽に
戻す循環を繰り返した。汲み上げられた浴湯は、下部プ
レート6の開口12から装置内に導入され、ポリプロピ
レンカバ−11から多孔質粒子層10、ポリプロピレン
不織布9を順次通って筒状体4内に流入する。
【0013】筒状体4内に流入した浴湯は、活性炭とゼ
オライトとの混合体7と中空糸膜13を順次通過して上
方の加熱装置に送られる。本発明の装置で濾過した浴湯
は、最初から従来の装置で濾過した場合のような濁りは
全く観察されなかった。このようにして、6カ月連続運
転して、流量の変化を観察した。比較として、中空糸膜
だけを使用し多孔質粒子を使用しない以外は、同様に構
成した装置を使用して、流量の変化を観察した。結果を
図2に示す。図2から明らかなように、本発明の装置
は、流量の変化は殆ど観察されず、中空糸の目詰まりは
殆どないと判断されるが、多孔質粒子を使用しない比較
例の場合は、4カ月経過までは徐々に流量が低下し、4
カ月経過後は急速に流量が低下したことから、中空糸が
目詰まりしたと判断される。上記実施例に於いては、中
空糸膜13外周と多孔質粒子層10の両方に生物分解培
地が形成され、湯垢はこの生物分解培地の栄養源となっ
て効果的に分解されたと考えられる。
【0014】
【効果】以上述べたごとく、本発明によれば、濾過面積
の大きい中空糸を使用した単一の装置で、浴湯中の不溶
物を完全に除去できるほか、細菌も除去できるので、装
置を全体として極めてコンパクトで安価に形成すること
ができるから設置スペ−スを小さくでき、熱伝導による
エネルギ−ロスを小さくできると共に、生物分解培地に
捕捉された湯垢は捕捉されたバクテリアにより分解除去
されるので、フイルタ−の目詰まりが避けられる等、こ
の種従来の風呂水の濾過装置には全く見られない多くの
顕著な効果を併有する。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の装置と中空糸膜だけを使用した装置と
の流量の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
4 筒状体 7 活性炭・ゼオライト混合体 8 中空糸膜束 10 多孔質粒子層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/10 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空糸膜束を収容固定してなる濾過装置本
    体と、該中空糸膜束の上流側に収容した生物分解培地と
    なる多孔質粒子層とを具備してなることを特徴とする風
    呂水用濾過装置。
  2. 【請求項2】前記多孔質粒子層からの微粉によって前記
    中空糸膜束を形成する中空糸膜の外周をコ−テイング
    し、中空糸膜外周に生物分解培地を形成してなる請求項
    1に記載の濾過装置。
  3. 【請求項3】前記中空糸膜束の中空糸の孔径が、0.0
    1μm〜1μmであり、前記多孔質粒子の粒子径が0.
    5μm〜100μmであり、多孔質粒子の粒子径が中空
    糸の孔径よりも大きい請求項1に記載の濾過装置。
  4. 【請求項4】前記多孔質粒子層が、活性炭、ゼオライ
    ト、珪藻土、麦飯石及びバ−ミキュライトからなる群か
    ら選ばれる1種以上である請求項1に記載の濾過装置。
  5. 【請求項5】外周に多数の孔を穿設した筒状体に、前記
    中空糸膜束を収容し、前記筒状体の外周に、前記多孔質
    粒子層を保持させてなる請求項1に記載の濾過装置。
  6. 【請求項6】前記筒状体内に粒子径が0.5μm〜10
    0μmで、粒子の最小径が中空糸の孔径よりも大きい多
    孔質粒子を収容してなる請求項5に記載の濾過装置。
JP6077825A 1994-03-25 1994-03-25 風呂水用濾過装置 Pending JPH07256285A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038172A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 膜処理装置
KR100938400B1 (ko) * 2009-07-30 2010-01-21 (주)대양하이테크 수처리 여과장치
CN107303469A (zh) * 2016-04-19 2017-10-31 Nok株式会社 中空纤维膜滤芯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007038172A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 膜処理装置
KR100938400B1 (ko) * 2009-07-30 2010-01-21 (주)대양하이테크 수처리 여과장치
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