JPH07255761A - 頸を安静にする健康器具 - Google Patents

頸を安静にする健康器具

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JPH07255761A
JPH07255761A JP5538494A JP5538494A JPH07255761A JP H07255761 A JPH07255761 A JP H07255761A JP 5538494 A JP5538494 A JP 5538494A JP 5538494 A JP5538494 A JP 5538494A JP H07255761 A JPH07255761 A JP H07255761A
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JP
Japan
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patient
annular body
neck
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jaw
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JP5538494A
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Katsuzou Mizusaka
勝三 水阪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者の頭の重量を両肩或いは、胸と背中にて
支え、頸の血行を促進し肩凝りを解消する。 【構成】 患者6の頸63を包囲して着脱可能に装着され
一部が切り離されて拡縮可能な環状体1の内面の、患者
6の顎64及び後頭部の少し下方位置との対応位置に顎受
け部材2及び後頭部受け部材3を位置調節可能に配備し
ている。環状体1によって患者の頸椎を固定状態に保持
して安静にすると共に患者6の頭61の重量は、環状体1
を介して肩65、胸上部66及び背上部67にて支え、頭61の
重量を頸63に負担させない。このため、頸63の筋肉、神
経、骨の疲労を取り除いて肩凝りを解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者の頸を包囲して装
着し、患者の頭の重量を両肩或いは胸と背中にて支え、
頸の血行を促進し肩凝りを解消するための頸を安静にす
る健康器具に関するものである。
【0002】
【従来例】従来図8、図9に示す如く、樹脂で形成され
た環状体(1)を患者(6)の頸(63)に装着し、環状体
(1)の下縁を患者(6)の肩(65)、胸上部(66)及び背上
部(67)に載せ、環状体(1)の上縁に患者の顎下及び後頭
部の下側を当てて使用する健康器具が提案されている
(実公平3−6326号)。
【0003】上記健康器具は、環状体(1)の切離し部(1
0)を開いて環状体(1)を拡径方向に弾性変形させ、開い
た切離し部(10)から頸を挿入し、環状体(1)を弾性復帰
させて頸を包囲して装着する。上記健康器具は、頸椎を
固定状態に保持して安静にすると共に患者(6)の頭(61)
の重量を頸に負担させず、頸の筋肉、神経、骨の疲労を
取り除いて肩凝りを解消する効果を有する。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】環状体(1)はその弾
性復帰力により患者の頸(63)に密着するため、頸(63)に
圧迫を感じ、又、環状体(1)と頸(63)との間の空気流通
が阻止されるため、蒸れて発汗し易くなり、清潔さを保
つことが難しく、装着時に不快感がある。
【0005】又、環状体(1)の切離し部(60)には開きを
防止する手段は存在せず、頭の重量が切離し部(60)に作
用することにより、切離し部(60)が開き気味となり、安
定して装着できない問題が生じる。本発明は上記問題を
解決できる頸を安静にする健康器具を明らかにするもの
である。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明の頸を安静にする健康器
具は、患者(6)の頸(63)を包囲して着脱可能に装着され
る環状体(1)に、患者の後頭部(62)及び顎(64)を受ける
部分を設け、患者の頭(61)の重量を環状体(1)を介して
患者の両肩(65)で支持する器具において、環状体(1)は
一部が切り離されて拡縮可能且つ切離し部(10)の対向端
は係止具(4)によって拡縮調節可能に繋がれ、環状体
(1)の両側下端に患者(6)の肩(65)に当る肩当り縁(16)
が形成され、環状体(1)の内面には、患者(6)の顎(64)
及び後頭部の少し下方位置との対応位置に顎受け部材
(2)及び後頭部受け部材(3)を配備し、顎受け部材(2)
に顎先が嵌まる刳り孔(21)を開設している。
【0007】
【作用及び効果】環状体(1)を切離し部(10)から開き、
該切離し部(10)から患者(6)の頸(63)を挿入する。この
時、環状体(1)の内面に装着した顎受け部材(2)の刳り
孔(21)に患者(6)の頸(63)を嵌め、後頭部受け部材(3)
に患者の後頭部(62)の下部を当て、この状態にて環状体
(1)の切離し部(10)の対向端を係止具(4)にて係止す
る。
【0008】上記の如く、健康器具を患者に装着した状
態にて、環状体(1)の肩当り縁(16)(16)が、患者(6)の
両肩(16)(16)に載り且つ患者の頸(63)が引張られ気味と
なる様に、顎受け部材(2)及び後頭部受け部材(3)の位
置を調節しておく。
【0009】患者(6)の顎(64)及び後頭部(62)は、顎受
け部材(2)及び後頭部受け部材(3)に受けられ、環状体
(1)は、患者(6)の両肩(65)(65)に載っているため、患
者の頸椎を固定状態に保持して安静にすると共に、患者
(6)の頭(61)の重量を頸に負担させず、頸の筋肉、神
経、骨の疲労を取り除いて肩凝りの解消に効果を有す
る。又、環状体(1)の切離し部(10)の対向端は、係止具
(4)によって止められ、開きは防止されるため、安定し
て着用できる。
【0010】顎受け部材(2)と後頭部受け部材(3)が患
者の膚に接触し、環状体(1)と患者(6)の頸(63)との間
は、隙間(7)が生じているため、頸(63)への圧迫感はな
く、又、蒸れや頸(63)の発汗を抑えて清潔に保つことが
でき、装着感も良好である。
【0011】上記の場合、患者(6)の頭(61)の重量は、
環状体(1)を介して肩(65)で支えるが、環状体(1)の前
部(11)に患者(6)の胸上部(66)に当る胸当り片(14)、後
部(12)に患者の背上部(67)に当る背当り片(15)を突設し
て、頭(61)の重量を環状体(1)を介して胸上部(66)と背
上部(67)とによって支えることもでき、上記と同様の効
果を奏する。
【0012】
【実施例】環状体(1)は、患者(6)の喉側に被さる前部
(11)と、首筋側に被さる後部(12)が、繋がり部(13)を介
して片側で連続しており、繋がり部(13)の反対側は切離
し部(10)となっている。環状体(1)は発泡合成樹脂にて
形成され、高さ方向には容易には変形しないが、切離し
部(10)を手で開いて環状体(1)を拡げることが出来る。
【0013】環状体(1)の前部(11)は、上部が少し前側
に傾斜して患者の顎が隠れる程度の高さまで延び、下部
は少し前側に傾斜して患者(6)の胸上部(66)に当るまで
延びて胸当り片(14)を形成している。
【0014】環状体(1)の後部(12)は、上部が少し後側
に傾斜して患者の後頭部(62)まで延び、下部は少し後側
に傾斜して背上部(67)に当るまで延びて背当り片(15)を
形成している。繋がり部(13)及び切離し部(10)を含む環
状体(1)の両側部の下縁は、患者の肩(65)に沿う様に略
円弧状に刳られて肩当り縁(16)を形成している。
【0015】環状体(1)の前部(11)及び後部(12)の切離
し部(10)側端部には、切離し部(10)の開きを防止するた
めの係止具(4)が設けられている。実施例の係止具(4)
は、公知の面ファスナーであり、環状体(1)の前部(11)
の外面に、面ファスナー雄部材(41)を取り付け、後部(1
2)の内面に帯状の面ファスナー雌部材(42)の内端を取り
付けている。
【0016】環状体(1)の前部(11)内面に顎受け部材
(2)、後部(12)内面に後頭部受け部材(3)が、夫々着脱
可能な係止手段(45)により位置決め可能に取り付けられ
ている。顎受け部材(2)及び後頭部受け部材(3)は環状
体(1)と樹脂材にて扁平な拳大に形成され、顎受け部材
(2)は中央に患者(6)の顎(64)が嵌まる刳り孔(21)が開
設されている。後頭部受け部材(3)は患者の首筋に沿う
凹み(31)が形成されている。
【0017】顎受け部材(2)及び後頭部受け部材(3)を
環状体(1)に係止する係止手段(45)は、面ファスナーで
あって、環状体(1)の前部(11)及び後部(12)の内面に面
ファスナー雄部材(43)を取り付け、顎受け部材(2)及び
後頭部受け部材(3)に面ファスナー雌部材(44)を取り付
けている。前部(11)の外面には、硬質合成樹脂、金属板
等によって形成された補強板(5)が取り付けら、前部(1
1)の高さ方向の弾性変形を防止している。
【0018】然して、環状体(1)の切離し部(10)を開
き、環状体(1)内に頸(63)を入れ、顎受け部材(2)の刳
り孔(21)に顎先を嵌め、後頭部受け部材(3)を後頭部(6
2)の少し下に当てる。環状体(1)の前部(11)を手で押え
ながら、係止具(4)の面ファスナー雌部材(42)を前部(1
1)側に引張って、相手面ファスナー雄部材(41)に押え
る。
【0019】この時、環状体(1)の胸当り片(14)、背上
部(67)及び肩当り縁(16)が患者の胸上部(66)及び背上部
(67)及び肩(65)に当たることが望ましいが、胸当り片(1
4)及び背当り片(15)が胸上部(66)と背上部(67)に当って
いれば、肩当り縁(16)が肩(65)に当っていなくても可
い。或いは、左右の肩当り縁(16)が両肩(65)に当ってい
れば、胸当り片(14)及び背当り片(15)が胸上部(66)と背
上部(67)に当っていなくてもよい。要するに、患者(6)
の頭(61)の重量を頸(63)に負担させなければ可い。
【0020】又、健康器具を患者に装着した状態にて、
患者の頸(63)が引張られ気味となる様に、顎受け部材
(2)及び後頭部受け部材(3)の位置を調節しておく。顎
受け部材(2)及び後頭部受け部材(3)は、面ファスナー
にて環状体(1)に取り付けらており、患者の体形に応じ
て高さ及び左右位置を簡単に調節できる。
【0021】患者(6)の顎(64)及び後頭部(62)は、顎受
け部材(2)及び後頭部受け部材(3)に受けられ、環状体
(1)は、患者(6)の両肩(65)(65)、或いは胸上部(66)と
背上部(67)に載っているため、患者の頸椎を固定状態に
保持して安静にすると共に、患者(6)の頭(61)の重量を
頸(63)に負担させず、頸の筋肉、神経、骨の疲労を取り
除いて肩凝りの解消に効果を有する。又、環状体(1)の
切離し部(10)の対向端は、係止具(4)によって止めら
れ、開きは防止されるため、安定して着用できる。
【0022】顎受け部材(2)と後頭部受け部材(3)が患
者の膚に接触し、環状体(1)と患者(6)の頸(63)との間
は、隙間(7)が生じているため、頸(63)への圧迫感はな
く、蒸れや、頸(63)の発汗を抑えて清潔にを保つことが
でき、装着感も良好である。本発明は、上記実施例の構
成に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載の範
囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】健康器具の斜面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】健康器具を開き、顎受け部材と後頭部受け部材
を外した状態の斜面図である。
【図5】Aは顎受け部材の正面図、Bは側面図、Cは平
面図である。
【図6】Aは正面図、Bは側面図、Cは平面図である。
【図7】使用状態の断面図である。
【図8】従来例の斜面図である。
【図9】同上の断面図である。
【符号の説明】
(1) 環状体 (14) 胸当り片 (15) 背当り片 (16) 肩当り縁 (2) 顎受け部材 (21) 刳り孔 (3) 後頭部受け部材 (4) 係止具 (45) 係止手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者(6)の頸(63)を包囲して着脱可能に
    装着される環状体(1)に、患者の後頭部(62)及び顎(64)
    を受ける部分を設け、患者の頭(61)の重量を環状体(1)
    を介して患者の両肩(65)で支持する器具において、環状
    体(1)は一部が切り離されて拡縮可能且つ切離し部(10)
    の対向端は係止具(4)によって拡縮調節可能に繋がれ、
    環状体(1)の両側下端に患者(6)の肩(65)に当る肩当り
    縁(16)が形成され、環状体(1)の内面には、患者(6)の
    顎(64)及び後頭部の少し下方位置との対応位置に顎受け
    部材(2)及び後頭部受け部材(3)を配備し、顎受け部材
    (2)に顎先が嵌まる刳り孔(21)を開設した頸を安静にす
    る健康器具。
  2. 【請求項2】 患者(6)の頸(63)を包囲して着脱可能に
    装着される環状体(1)に、患者の後頭部(62)及び顎(64)
    を受ける部分を設け、患者の頭(61)の重量を環状体(1)
    を介して患者の胸及び背中で支持する器具において、環
    状体(1)は一部が切り離されて拡縮可能且つ切離し部(1
    0)の対向端は係止具(4)によって拡縮調節可能に繋が
    れ、環状体(1)の前部(11)の下部には患者(6)の胸上部
    (66)に当る胸当り片(14)が形成され、後部(12)の下部に
    は患者(6)の背上部(67)に当る背当り片(15)が形成さ
    れ、環状体(1)内面には患者(6)の顎(64)及び後頭部の
    少し下方位置との対応位置に、顎受け部材(2)及び後頭
    部受け部材(3)を配備し、顎受け部材(2)に顎先が嵌ま
    る刳り孔(21)を開設した頸を安静にする健康器具。
JP5538494A 1994-03-25 1994-03-25 頸を安静にする健康器具 Pending JPH07255761A (ja)

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JP5538494A JPH07255761A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 頸を安静にする健康器具

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JPH07255761A true JPH07255761A (ja) 1995-10-09

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JP5538494A Pending JPH07255761A (ja) 1994-03-25 1994-03-25 頸を安静にする健康器具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030078537A (ko) * 2002-03-30 2003-10-08 박창준 경추추간판탈출증 치료용 의료보조기
KR20160091731A (ko) * 2015-01-26 2016-08-03 장기용 목 견인 시스템
CN111603720A (zh) * 2020-07-14 2020-09-01 四川大学华西医院 颈椎功能训练仪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030078537A (ko) * 2002-03-30 2003-10-08 박창준 경추추간판탈출증 치료용 의료보조기
KR20160091731A (ko) * 2015-01-26 2016-08-03 장기용 목 견인 시스템
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