JPH07255609A - 焜 炉 - Google Patents

焜 炉

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Publication number
JPH07255609A
JPH07255609A JP6074297A JP7429794A JPH07255609A JP H07255609 A JPH07255609 A JP H07255609A JP 6074297 A JP6074297 A JP 6074297A JP 7429794 A JP7429794 A JP 7429794A JP H07255609 A JPH07255609 A JP H07255609A
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JP
Japan
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furnace
side plate
main part
furnace body
plate
Prior art date
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Application number
JP6074297A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Sakaguchi
伸宏 坂口
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Kyoto Spacer Co Ltd
Original Assignee
Kyoto Spacer Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、安価に製造でき、しかも、調理を
続けながら簡単に燃料の追加や灰の除去ができるように
した焜炉を提供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は、底壁とこれの側縁部から立ち上げ
られる側壁を有する焜炉本体を備える焜炉において、上
記焜炉本体が樋状の主部と、その一方又は両方の端面を
塞ぐ側板とを有し、これら側板の一方又は両方が横外方
に変位可能に主部に支持されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焜炉に関し、特に安価
に製造でき、しかも、調理を続けながら簡単に燃料の追
加や灰の除去ができるようにした焜炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、社会の人間関係は非常に複雑にな
っており、この中で人間関係を円滑に処理するために家
庭、近隣の一群の家族、職場のグループ、友人関係を単
位としてパーティが催されることが増えてきている。
【0003】このようなパーティでは、原始時代から火
を中心に集合することによって人間関係が築かれてき
た。この点を上手く利用するため、焜炉を囲んで飲食し
ながら談笑することがあるが、このような設備を常備し
ている家族や職場は稀であり、多くのパーティでは臨時
に焜炉を借用している。
【0004】従来、この種の焜炉としては、例えば図1
1に示すように底壁105とこれの周縁部から立ち上げ
られる周壁106とを備える焜炉本体101と、この焜
炉本体を所定の高さに支持する架台102と、焜炉本体
101内の底部に載置される火格子103と、焜炉本体
101上に載置される調理物載置板104とを備えるも
のがある。
【0005】焜炉本体101は鉄板を丸鍋状或いは角鍋
状にプレス加工して作られ、必要に応じて周壁106に
開設された火力調節用の窓107と、この窓107を開
閉する回転式或いは引戸式の蓋108が設けられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の焜炉では、
焜炉本体101をプレス成形するためには鍋型のキャビ
ティを有する金型が必要であり、この金型費用のために
焜炉本体101の製造費用が高価になるという問題があ
る。
【0007】又、小さな窓107からは灰を除去するこ
とが容易ではなく、長時間にわたって使用する時には、
一旦、調理物載置板104を持ち上げて、燃料を追加し
たり、灰を除去したりしなければならず、調理を続けな
がら燃料を追加したり、灰を除去したりすることができ
ない。
【0008】本発明は、上記技術的課題に鑑みて完成さ
れたものであり、安価に製造でき、しかも、調理を続け
ながら簡単に燃料の追加や灰の除去ができるようにした
焜炉を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の焜炉は、上記目
的を達成するために、底壁とこれの側縁部から立ち上げ
られる側壁を有する焜炉本体を備える焜炉において、上
記焜炉本体が樋状の主部と、その一方又は両方の端面を
塞ぐ側板とを有し、これら側板の一方又は両方が横外方
に変位可能に主部に支持されることを特徴とする。
【0010】本発明においては、横外方に変位可能に設
けられる側板を主部に支持させる構造は特に限定され
ず、横外方に変位可能に設けられる側板を主部の底壁に
支持させても、側壁に支持させてもよい。
【0011】上記側板を横外方に変位可能に主部に支持
させるためには、主部における底壁を延出し、この底壁
の延出部に係合案内部を形成し、この係合案内部に空気
量調節部を摺動可能に連結する構造を採用することも可
能であるが、この場合、不使用時でも主部の全長が長く
なるので、保管コストや運送コストを低減する上で不利
になる。
【0012】従って、本発明においては、側板が主部の
端面を塞いで空気量を調節する空気量調節部と、主部に
支持される摺動案内部からなり、この摺動案内部が底壁
に摺動可能に構成されている構造を採用することが好ま
しい。
【0013】この場合、側板を主部から分解できないよ
うに連結、支持させてもよいが、使用前後の手入れ、燃
料の追加、灰の除去などを容易にするために、側板が主
部に着脱自在に支持されているものが好ましい。
【0014】ところで、本発明において、樋状の主部
と、その一方又は両方の端面を塞ぐ側板とを有し、これ
ら側板の一方又は両方が横外方に変位可能に主部に支持
されるとは、空気量を調節するために、主部と側板との
間に火力調整口を開くことができるのであり、しかも、
側板の位置を調整することによりその開口率を調整でき
る意味である。
【0015】この場合、樋状の主部において、その一方
端面を塞ぎ、他方端面を解放して側板を設け、この側板
を横外方に変位させて、空気量を調節してもよく、或い
は、樋状の主部において、その両方の端面を解放し、こ
の各端面に側板を設け、この側板を横外方に変位させ
て、空気量を調節するように構成しても良いのである。
【0016】又、本発明においては、側板が1枚の板材
をL字状又は略L字状に折り曲げて形成されているもの
が、構造が簡単で製造し易く、しかも廉価で、主部への
着脱が至極容易である上、重ね合わせて保管や搬送がで
きるので場所が僅かで良い結果、保管コストや運送コス
トの低減を図ることができる等の理由より、望ましい。
【0017】又、本発明においては、側板はその摺動案
内部が底壁に接当するように載置されて支持するように
構成されたものが、手入れの容易化を図ったり、主部へ
の着脱が一層容易なるのどの理由より、最も望ましい。
【0018】本発明においては、上記焜炉本体を所定の
高さに支持する架台が設けられるか否かは自由である
が、立食パーティの場合には、焜炉本体を所定の高さに
支持する架台が設けられていると、焼けた食品をとり易
く食事がし易いので望ましい。
【0019】このように架台を設ける場合には、架台が
所定の高さを有する脚部と、この脚部どうしを連結する
連結部材からなるものが挙げられるのであり、又、この
連結部材としては脚部が倒れないように構成されていれ
ば特に限定されるものではないが、具体的には、例えば
筋交い材と横材などからなるものなどが挙げられる。
【0020】又、本発明においては、脚部には、連結部
材より上方に、焜炉本体の支持部材を形成し、この支持
部材によって、例えば焜炉本体の位置決めを行うように
しても良いのである。
【0021】これらの脚部や横材等は板材で形成するこ
とも可能であるが、製造コスト及び輸送コストの削減を
図る上では板材に比べて軽量にできる棒材、線材、パイ
プ材などを用いることが好ましい。
【0022】そして、本発明において、脚部を棒材や線
材で形成する場合には、脚部の上端部を連結部材より上
方に延出して焜炉本体の支持部材を形成しても良いので
ある。
【0023】更に、この架台は折り畳みや分解ができな
いように、脚部、横材及び支持部材を互いに固定しても
よいが、保管コスト及び輸送コストの低減を図るために
は、これらを折り畳み可能又は分解可能に組立ることが
好ましい。
【0024】上記焜炉本体内には、燃料により生じる灰
を未燃焼或いは燃焼中の燃料から分離して、燃料効率を
高めるために、火格子を設けることができる。
【0025】この火格子は、焜炉本体の底壁を全面的に
上方から覆うように設けてもよく、又、調理される食物
を火から遠ざけて、その食物が過剰に加熱されることを
防止するために、上記火格子が焜炉本体の底壁の両端の
一部分を除く部分を上方から覆うように配置してもよ
い。
【0026】又、この火格子は、燃料、特に炭、ブリッ
クなどの固形燃料を載置でき、かつ、この固形燃料に下
方から空気を供給できるようにしてあればよく、例えば
金網、有孔金属板、金属棒材などを組み合わせた格子な
どで構成すればよい。
【0027】更に、この火格子は、その下方に灰を貯め
られるようにするために、底壁から所定の高さに配置す
る必要があり、このため、火格子を受ける台や桟を主部
内の底部に設けることも考えられるが、部品点数を削減
して構成を簡単にするために、金網又は有孔板を逆溝状
に折り曲げた火格子を用いることが好ましい。
【0028】又、本発明においては、焜炉本体上に載置
される調理物載置板を備えることができ、この場合、調
理物載置板は焜炉本体の上面のみを覆うように設けるこ
ともできるが、調理される食物を火から遠ざけて、その
食物が過剰に加熱されることを防止するために、上記調
理物載置板が焜炉本体の両側縁の少なくとも一方の外方
に延出されることが好ましい。
【0029】
【作用】本発明の焜炉は、上記構成を有し、焜炉本体の
主部が樋状に形成されているので、この主部は特別な鍋
状のキャビティを有する高価な金型を用いずにベンダー
などによって簡単に、且つ、安価に製造することができ
る。
【0030】又、側板の一方又は両方が横外方に変位可
能に主部に支持されるので、側板の位置を横外方に移動
させることにより主部と側板との間に火力調整口を開く
ことができ、しかも、側板の位置を調整することにより
その開口率を調整できる。
【0031】即ち、樋状の主部において、その一方端面
を塞ぎ、他方端面を解放して側板を設け、この側板を横
外方に変位させて開口率を調整することにより、空気量
を調節してもよく、或いは、樋状の主部において、その
両方の端面を解放し、この各端面に側板を設け、この側
板を横外方に変位させて開口率を調整することにより、
空気量を調節するように構成しても良いのである。
【0032】又、本発明の焜炉においては、この側板を
大きく開いたり、取外したりすることにより、焜炉本体
内の火格子の上に燃料を追加したり、火格子の下の灰を
取り出したりすることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明するが、本発明は以下に説明する実施例に限定
されるものではない。
【0034】図1の分解斜視図に示すように、本発明の
一実施例に係る焜炉は、焜炉本体1と、架台2と、火格
子3と、調理物載置板4とを備えており、上記焜炉本体
1は樋状の主部5と、この実施例では、その両端面を塞
ぐ側板6とを有している。
【0035】図2の側面図に示すように、上記主部5
は、1枚の薄い板材を例えばベンダーで折り曲げて樋状
に形成され、底壁7とその長手方向の両側縁から立ち上
げられた側壁8と、各側壁8の上縁から外方に折り曲げ
られた受部9とを備える。
【0036】この実施例では、調理物が加熱される面積
を火格子3の面積よりも広くして、調理物を乗せる位置
によって調理物の加熱状態を変えられるようにしたり、
主部5の積み重ねや重ね合わせを容易にして保管や輸送
を簡便にするために、両側壁8が互いに上広がりになる
ように配置されているが、両側壁8を互いに平行に配置
したり、下広がりになるように配置することも可能であ
る。
【0037】又、上記受部9は、側壁8の上縁部の補強
と側壁8の高さを安定させるために設けられるので、省
略してもよい。
【0038】図3の縦断正面図に示すように、上記側板
6はそれぞれ独立して横外方に変位可能に主部5に支持
されるが、各側板6を主部5に支持させる構造は特に限
定されず、各側板6を底壁7に支持させても、側壁8に
支持させてもよい。
【0039】この実施例では、側板5の移動により主部
5の端面と側板6との間に形成される開口をできるたけ
広くするため、側板6を底壁7に載置して支持させるよ
うに構成されている。
【0040】上記側板6を横外方に変位可能に主部5に
支持させるためには、図示しないが、主部5における底
壁7を延出し、この底壁7の延出部に係合案内部を形成
し、この係合案内部に空気量調節部を摺動可能に連結す
る構造を採用することも可能であるが、この場合、不使
用時でも主部5の全長が長くなるので、保管コストや運
送コストを低減する上で不利になる。
【0041】そこで、側板6が主部5の端面を塞いで空
気量を調節する空気量調節部10と、主部5に支持され
る摺動案内部11からなり、この摺動案内部11が底壁
7に摺動可能に構成されている構造を採用することが好
ましい。
【0042】この場合、側板6を主部5から分解できな
いように連結、支持させてもよいが、使用前後の手入
れ、燃料の追加、灰の除去などを容易にするために、側
板6が主部5に着脱自在に支持されているものが好まし
い。
【0043】この実施例では、側板6を形成するにあた
り、1枚の板材をL字状に折り曲げて空気量調節部10
と摺動案内部11を形成し、この摺動案内部11を主部
5に摺動可能に支持させる構造を採用している。
【0044】この場合、摺動案内部11を主部5から分
解できないように主分解5に支持させてもよいが、この
実施例では、使用前後の手入れ、燃料の追加、灰の除去
などを容易にするため、摺動案内部11を主部5に分解
可能に支持させている。
【0045】即ち、この実施例では、各側板6における
摺動案内部11が底壁7に載置されるように構成して、
各側板6を底壁7の上で滑らせて自由に主部5の横外方
に変位可能に構成されている。
【0046】これにより、主部5の全長を短くして保管
コストや運送コストを低減でき、又、手入れ、燃料の追
加、灰の除去などを容易化でき、しかも、構成を簡単に
できる上、部品の加工コストを低減できる。
【0047】上記架台2は、図4の分解斜視図に示すよ
うに、左右一対の組立部品12とこれらを連結する長短
各2本の筋交い13・14とを分解できるようにしてあ
り、これらを分解することにより、保管コスト及び輸送
コストを低減できるようにしている。
【0048】上記各組立部品12は、所定の高さを有す
る2本の脚部15と、脚部15どうしを連結する上下の
横材16・17と、脚部15から焜炉本体1の横側部に
連出される支持部材18とを備え、各脚部15と支持部
材18とは1本の棒材を折り曲げて形成されている。
【0049】又、各横材16・17は両端部を脚部15
に溶接することにより前後に並ぶ各脚部15の間隔を一
定に保持できるようにしている。
【0050】図1に示すように、上記筋交い13・14
のうちの短い方の2本の筋交い13は左右一対の組立部
品12の上側の横材16間に平面視においてX字状にな
るように掛け渡され、図5の正面図に示すように、長い
方の2本の筋交い14は一方の組立部品12の上側の横
材16と他方の組立部品12の下側の横材17とに渡っ
て、側面視においてX字状になるように掛け渡される。
【0051】図2及び図5に示すように、上記焜炉本体
2は左右一対の組立部品12の上側の各横材16の上に
載置され、その前後方向への移動を支持部材18によっ
て制限される。
【0052】上記火格子3は、調理される食物を火から
遠ざけて、その食物が過剰に加熱されることを防止する
ために、焜炉本体1の底壁7の両端の一部分を除く部分
を上方から覆うように配置してもよいが、この実施例で
は、後述するように調理物載置板4を焜炉本体1の四方
に張り出させ、この張出部分に食物を乗せることにより
食物が過剰に加熱されることを防止できるようにしてい
るので、図6の平面図に示すように、底壁7を全面的に
上方から覆うように設けている。
【0053】又、この火格子3は、燃料、特に炭、ブリ
ックなどの固形燃料を載置でき、且つ、この固形燃料に
下方から空気を供給できるようにしてあればよいので、
例えば金網、有孔金属板、或いは、金属棒材を組み合わ
せた格子などで構成すればよいのであるが、この実施例
では、軽量化とコストダウンを図るために、金網で火格
子3を形成している。
【0054】更に、この火格子3は、その下方に灰を貯
められるようにするために、底壁7から所定の高さに配
置する必要があり、このため、火格子3の他に火格子3
を受ける台や桟を主部内の底部に設けることも考えられ
るが、この実施例では、部品点数を削減して構成を簡単
にするため、金網を逆溝型に折り曲げた火格子3を用い
ている。
【0055】ここで、金網を焜炉本体1の幅方向に伸び
る逆溝型に形成することも考えられるが、火格子3の下
方の灰を焜炉本体1の両側に取り出し易くするために、
焜炉本体1の長手方向に伸びる逆溝型に形成している。
【0056】上記調理物載置板4は、調理物を乗せるこ
とができればよく、例えば有孔金属板、スリットを設け
た金属板、金属棒材を組み合わせた格子などで構成する
ことができるが、ここでは、火格子3上で燃える燃料の
直火が当たり易いようにすると共に、軽量化を図るため
に金網で構成している。
【0057】又、この実施例では、調理物載置板4の変
形を防止するために、金属棒材を梯子型に溶接した支持
枠19が焜炉本体1と調理物載置板4との間に挿入され
る。
【0058】この調理物載置板4の平面積は、焜炉本体
1の上面開口よりも狭くてもよいのであるが、この実施
例では、図7の平面図に示すように、調理物載置板4を
焜炉本体1の四方に張り出させ、この張出部分に食物を
乗せることにより食物が過剰に加熱されることを防止で
きるようにしている。
【0059】図8の斜視図に示すように、この焜炉は、
使用する現場で架台2を組み立て、その上に焜炉本体1
を乗せ、側板6と火格子3とを主部5の底壁7に乗せた
後、炭20などの燃料を火格子3に乗せ、更に、支持枠
19と調理物載置板4を焜炉本体1の上に乗せ、この
後、或いは、支持枠19と調理物載置板4を焜炉本体1
の上に乗せる前に燃料に火が着けられる。
【0060】上記調理物載置板4の上に食物21を乗
せ、燃料の燃焼熱によって食物を加熱調理するが、一定
以上加熱された食物は調理物載置板4の焜炉本体1から
張り出させた部分に乗せ換えてそれ以上加熱されること
を防止すると共に、焜炉本体1の側壁8からの輻射熱に
より冷却されることを防止される。
【0061】上記板材10を焜炉本体1に出し入れする
ことにより、側板6と焜炉本体1の側壁8との間の間隙
が開閉され、焜炉本体1に出入りする空気量を調整する
ことができ、これにより、火力調整ができる。
【0062】更に、使用中に板材10を焜炉本体1から
大きく引き出したり、焜炉本体1から抜き取ることによ
り、焜炉本体1の側方に大きな空間が形成されるので、
調理物載置板4を取り外さずに、この空間から焜炉本体
1内の火格子3の上に燃料を追加したり、火格子3の下
に溜まった灰を掻き出したりすることができる。
【0063】なお、使用後には、上記と逆の順で分解さ
れるが、焜炉本体1内の灰は焜炉本体1を裏返すことに
より排除すればよい。
【0064】図9の分解斜視図に示す本発明の他の実施
例に係る焜炉では、架台22が互いに溶接された棒材で
構成され、又、図10の平面図に示すように、火格子2
3が焜炉本体1の底壁7の両端の一部分を除く部分を上
方から覆うように配置されている。
【0065】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0066】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の焜炉
は、焜炉本体が樋状の主部と、その一方又は両方の端面
を塞ぐ側板とを有するので、焜炉本体を特別な鍋状のキ
ャビティを有する高価な金型を用いずにベンダーなどに
よって簡単に、しかも大量、且つ安価に形成することが
できる。
【0067】又、これら側板の一方または両方が横外方
に変位可能に主部に支持されるので、側板を横外方に出
し入れすることにより焜炉本体と側板との間の間隙を開
閉して火力調節ができると共に、側板を大きく横外方に
引き出すことにより、焜炉本体の横側方に大きな空間を
形成できる結果、調理物載置板を取り外さずに、この空
間から焜炉本体内に容易に燃料を補給したり、焜炉本体
内の灰を容易に掻き出したりできる効果を有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の分解斜視図であ
る。
【図2】図2は、本発明の一実施例の側面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例の焜炉本体の縦断正
面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施例の架台の分解斜視図
である。
【図5】図5は、本発明の一実施例の正面図である。
【図6】図6は、本発明の一実施例の調理物載置板及び
支持枠を取り除いた平面図である。
【図7】図7は、本発明の一実施例の平面図である。
【図8】図8は、本発明の一実施例の使用状態を説明す
る分解斜視図である。
【図9】図9は、本発明の他の実施例の分解斜視図であ
る。
【図10】図10は、本発明の他の実施例の調理物載置
板及び支持枠を取り除いた平面図である。
【図11】図11は従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 焜炉本体 2 架台 3 火格子 4 調理物載置板 5 主部 6 側板 7 底壁 8 側壁 10 空気量調節部 11 摺動案内部 13 筋交い 14 筋交い 15 脚部 16 横材 17 横材 21 食物 22 架台 23 火格子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁とこれの側縁部から立ち上げられる
    側壁を有する焜炉本体を備える焜炉において、 上記焜炉本体が樋状の主部と、その一方又は両方の端面
    を塞ぐ側板とを有し、これら側板の一方又は両方が横外
    方に変位可能に主部に支持されることを特徴とする焜
    炉。
  2. 【請求項2】 側板が主部の両端面を塞いで空気量を調
    節する空気量調節部と、主部に支持される摺動案内部か
    らなり、この摺動案内部が底壁に摺動可能に構成されて
    いる請求項1に記載の焜炉。
  3. 【請求項3】 側板が1枚の板材をL字状又は略L字状
    に折り曲げて形成されている請求項1又は2に記載の焜
    炉。
  4. 【請求項4】 側板はその摺動案内部が底壁に接当する
    ように載置されて支持されている請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の焜炉。
  5. 【請求項5】 焜炉本体を所定の高さに支持する架台が
    設けられる請求項1ないし4のいずれかに記載の焜炉。
  6. 【請求項6】 架台が所定の高さを有する脚部と、この
    脚部どうしを連結する連結部材からなる請求項5に記載
    の焜炉。
  7. 【請求項7】 連結部材が筋交い材と横材からなる請求
    項6に記載の焜炉。
  8. 【請求項8】 脚部の上端部を連結部材より上方に延出
    して焜炉本体の支持部材を形成している請求項5ないし
    7のいずれかに記載の焜炉。
  9. 【請求項9】 架台が折り畳み可能又は分解可能に組立
    られる請求項5ないし8のいずれかに記載の焜炉。
  10. 【請求項10】 焜炉本体内の底部に載置される火格子
    が設けられ、この火格子が焜炉本体の長手方向に伸びる
    逆溝状に折り曲げられた金網又は有孔板で形成されてる
    請求項1ないし9のいずれかに記載の焜炉。
  11. 【請求項11】 焜炉本体上に載置される調理物載置板
    を備え、この調理物載置板が焜炉本体の両側縁の少なく
    とも一方の外方に延出されている請求項1ないし10の
    いずれかに記載の焜炉。
JP6074297A 1994-03-18 1994-03-18 焜 炉 Pending JPH07255609A (ja)

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JP6074297A JPH07255609A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 焜 炉

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011072413A1 (zh) * 2009-12-14 2011-06-23 Ho Chi Ming Frankie 便携式烧烤炉的支撑结构
JP2013024499A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Keihan Engineering:Kk クッキングストーブ

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