JPH08308745A - 組立式バーベキューコンロ - Google Patents
組立式バーベキューコンロInfo
- Publication number
- JPH08308745A JPH08308745A JP14830495A JP14830495A JPH08308745A JP H08308745 A JPH08308745 A JP H08308745A JP 14830495 A JP14830495 A JP 14830495A JP 14830495 A JP14830495 A JP 14830495A JP H08308745 A JPH08308745 A JP H08308745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- fire bed
- pipe
- cooking
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】分解・再組立が簡単で可搬性に富み、かつ火力
調節の容易なバーベキューコンロを提供する。 【構成】パイプ10,12をパイプ継手11,13で抜
き差し自在に連結して形成したやぐら状の下部フレーム
1上に、3本の門形棒材2を抜き差し自在に配列した調
理フレーム3を設けて骨組みを構成し、下部フレーム1
に両端に引掛け継手22を有するパイプ21を介して着
脱自在に支持させた2基のジャッキ4に火床受け26を
介して火床5を挿脱自在に支承させる。火床5に灰32
を敷いて木炭33を並べ、ジャッキ4のハンドル19を
操作して火床5を昇降させ、調理フレーム3の渡し棒2
7上に串34,35に刺して並べた調理材料36に対す
る火床5の垂直距離を変えて火力を調節する。下部フレ
ーム1及び調理フレーム3は抜き差しにより簡単に分解
・再組立でき、また火床5の昇降にジャッキ4を用いて
いるので小さな力で円滑に火力の調節ができる。
調節の容易なバーベキューコンロを提供する。 【構成】パイプ10,12をパイプ継手11,13で抜
き差し自在に連結して形成したやぐら状の下部フレーム
1上に、3本の門形棒材2を抜き差し自在に配列した調
理フレーム3を設けて骨組みを構成し、下部フレーム1
に両端に引掛け継手22を有するパイプ21を介して着
脱自在に支持させた2基のジャッキ4に火床受け26を
介して火床5を挿脱自在に支承させる。火床5に灰32
を敷いて木炭33を並べ、ジャッキ4のハンドル19を
操作して火床5を昇降させ、調理フレーム3の渡し棒2
7上に串34,35に刺して並べた調理材料36に対す
る火床5の垂直距離を変えて火力を調節する。下部フレ
ーム1及び調理フレーム3は抜き差しにより簡単に分解
・再組立でき、また火床5の昇降にジャッキ4を用いて
いるので小さな力で円滑に火力の調節ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、火床と調理材料との
垂直距離を変えて焼き加減を調節できるバーベキューコ
ンロに関し、特に組立・分解が簡単で自在に運搬でき、
比較的大人数の野外パーティーに好適な組立式のバーベ
キューコンロに関する。
垂直距離を変えて焼き加減を調節できるバーベキューコ
ンロに関し、特に組立・分解が簡単で自在に運搬でき、
比較的大人数の野外パーティーに好適な組立式のバーベ
キューコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】火床と調理材料との垂直距離が変えられ
るバーベキューコンロとして、実用新案登録番号第30
00739号公報に記載されたものがある。このバーベ
キューコンロにおいては、火床となる容器状本体の側壁
に網板若しくは鉄板を載置する一対の支持腕杆が回動自
在に軸支され、その下端部分は容器本体の前部に回転自
在に縦設された螺子軸に螺合する上下動作部に翼杆部を
介して係止されている。しかして、螺子軸を駆動ハンド
ル部で回転すると、上下動作部の上下動に伴って支持腕
杆が回動し、その頂部に載置した網板若しくは鉄板の上
下位置、すなわち火床との垂直距離が変わる。
るバーベキューコンロとして、実用新案登録番号第30
00739号公報に記載されたものがある。このバーベ
キューコンロにおいては、火床となる容器状本体の側壁
に網板若しくは鉄板を載置する一対の支持腕杆が回動自
在に軸支され、その下端部分は容器本体の前部に回転自
在に縦設された螺子軸に螺合する上下動作部に翼杆部を
介して係止されている。しかして、螺子軸を駆動ハンド
ル部で回転すると、上下動作部の上下動に伴って支持腕
杆が回動し、その頂部に載置した網板若しくは鉄板の上
下位置、すなわち火床との垂直距離が変わる。
【0003】上記登録実用新案に係るバーベキューコン
ロは網板や鉄板が上下動するものであるが、火床が上下
動するものとして特開昭56−68416号公報に記載
された屋外バーベキューグリルがある。この屋外バーベ
キューグリルにおいては、垂直な中空コラムに支持され
た半球状のなべに支柱部材で支持された灰パンが収容さ
れ、調理すべき食品が載置されるワイヤグリルはなべに
支持され、木炭火格子はワイヤグリルの下方において灰
パンに支持されている。灰パンの支柱部材はなべを支持
する中空コラム内に同心的に配置される一方、中空コラ
ムの側壁には多数個の水平方向のセグメントを含む垂直
方向の割溝が設けられており、支柱部材はその中央部に
割溝を通してねじ込まれたハンドルを介して水平方向セ
グメントに掛けられている。しかして、ハンドルを割溝
内で上下に移動させて異なる高さ位置の水平方向セグメ
ントに掛け換えると、ワイヤグリルに対する灰パン(火
床)の垂直距離が変わる。
ロは網板や鉄板が上下動するものであるが、火床が上下
動するものとして特開昭56−68416号公報に記載
された屋外バーベキューグリルがある。この屋外バーベ
キューグリルにおいては、垂直な中空コラムに支持され
た半球状のなべに支柱部材で支持された灰パンが収容さ
れ、調理すべき食品が載置されるワイヤグリルはなべに
支持され、木炭火格子はワイヤグリルの下方において灰
パンに支持されている。灰パンの支柱部材はなべを支持
する中空コラム内に同心的に配置される一方、中空コラ
ムの側壁には多数個の水平方向のセグメントを含む垂直
方向の割溝が設けられており、支柱部材はその中央部に
割溝を通してねじ込まれたハンドルを介して水平方向セ
グメントに掛けられている。しかして、ハンドルを割溝
内で上下に移動させて異なる高さ位置の水平方向セグメ
ントに掛け換えると、ワイヤグリルに対する灰パン(火
床)の垂直距離が変わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上に示した従来のバー
ベキューコンロないしはバーベキューグリルは比較的小
人数の集まりに適した小型のものと考えられる。すなわ
ち、上記登録実用新案に係るバーベキューコンロは、棒
材からなる支持腕杆を一方の側から操作して網板や鉄板
を上下動させる構造上、安定的に支持できる網板や鉄板
の大きさや重量、あるいは上下ストロークには限度があ
り、またこれも棒材からなる八の字形の丈の低い脚で火
床を支える外観からして、屋外で岩場や適宜の足場上に
載置して、高々4〜5人程度で囲む用途のものであると
見られる。とりわけ、調理面(網板や鉄板)が上下する
構造であるため、調理材料の前処理や調理後の取り分け
をする補助テーブルの脇に併置して、テーブル面と調理
面の高さを揃えた状態で大人数分の材料を能率よく調理
するような用途には不向きである。
ベキューコンロないしはバーベキューグリルは比較的小
人数の集まりに適した小型のものと考えられる。すなわ
ち、上記登録実用新案に係るバーベキューコンロは、棒
材からなる支持腕杆を一方の側から操作して網板や鉄板
を上下動させる構造上、安定的に支持できる網板や鉄板
の大きさや重量、あるいは上下ストロークには限度があ
り、またこれも棒材からなる八の字形の丈の低い脚で火
床を支える外観からして、屋外で岩場や適宜の足場上に
載置して、高々4〜5人程度で囲む用途のものであると
見られる。とりわけ、調理面(網板や鉄板)が上下する
構造であるため、調理材料の前処理や調理後の取り分け
をする補助テーブルの脇に併置して、テーブル面と調理
面の高さを揃えた状態で大人数分の材料を能率よく調理
するような用途には不向きである。
【0005】一方、上記公開特許公報に係るバーベキュ
ーグリルは、なべを支持する垂直な中空コラムにより調
理面(ワイヤグリル)にある程度の高さが得られている
ものの、1本の支持部材で中心を支持され、手動操作に
よるハンドル位置の掛け換えにより上下に移動される灰
パンの火格子を含めた寸法や重量、更に上下ストローク
にもまた限度があり、この場合も上記登録実用新案に係
るバーベキューコンロと同程度の人数を対象としたもの
と見られる。また、上記いずれの従来例も火床の周囲は
閉鎖状態にあるため、燃料(木炭)の補給には鉄板やグ
リルを持ち上げなければならず、その際の取扱い面から
も鉄板やグリルの大きさには制約が生じるものと考えら
れる。
ーグリルは、なべを支持する垂直な中空コラムにより調
理面(ワイヤグリル)にある程度の高さが得られている
ものの、1本の支持部材で中心を支持され、手動操作に
よるハンドル位置の掛け換えにより上下に移動される灰
パンの火格子を含めた寸法や重量、更に上下ストローク
にもまた限度があり、この場合も上記登録実用新案に係
るバーベキューコンロと同程度の人数を対象としたもの
と見られる。また、上記いずれの従来例も火床の周囲は
閉鎖状態にあるため、燃料(木炭)の補給には鉄板やグ
リルを持ち上げなければならず、その際の取扱い面から
も鉄板やグリルの大きさには制約が生じるものと考えら
れる。
【0006】更に、これらの従来例は上述した通り比較
的小型であると見られることから、その運搬の際にはそ
のままで例えば乗用車のトランクに入るものと考えら
れ、上記公開特許公報に係るバーベキューグリルでは支
柱部材を含めた灰パン部分をなべから取り出せるように
配慮してはいるものの、特に各部の分解・再組立につい
ては考慮されておらず、そのまま大型化しただけでは運
搬性に難が生じるものと推測される。
的小型であると見られることから、その運搬の際にはそ
のままで例えば乗用車のトランクに入るものと考えら
れ、上記公開特許公報に係るバーベキューグリルでは支
柱部材を含めた灰パン部分をなべから取り出せるように
配慮してはいるものの、特に各部の分解・再組立につい
ては考慮されておらず、そのまま大型化しただけでは運
搬性に難が生じるものと推測される。
【0007】この発明は、以上述べた従来技術を背景に
なされたもので、以下の特性を備えた、特に比較的大人
数、例えば10人あるいはそれ以上の野外パーティーに
好適な組立式のバーベキューコンロを提供することを目
的とするものである。 (1) 補助テーブルの脇に置いて、これと一体的に使用す
るのに都合がよい。 (2) 火床が大型でも火加減の調節が容易である。 (3) 運搬が容易であり、かつ収納に場所を取らない。 (4) 鉄板焼きや網焼きのみならず、串焼き(特に丸焼
き)にも適する。 (5) 鉄板や網を取り除かなくても燃料の補給ができる。
なされたもので、以下の特性を備えた、特に比較的大人
数、例えば10人あるいはそれ以上の野外パーティーに
好適な組立式のバーベキューコンロを提供することを目
的とするものである。 (1) 補助テーブルの脇に置いて、これと一体的に使用す
るのに都合がよい。 (2) 火床が大型でも火加減の調節が容易である。 (3) 運搬が容易であり、かつ収納に場所を取らない。 (4) 鉄板焼きや網焼きのみならず、串焼き(特に丸焼
き)にも適する。 (5) 鉄板や網を取り除かなくても燃料の補給ができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の組立式バーベキューコンロは、複数本の
パイプ材をパイプ継手で互いに結合して形成し、上下2
段の方形枠、これらを四隅で連結する支柱及び下段の前
記方形枠の四隅を支持する支持脚を設けるとともに、少
なくとも前記支柱と支持脚とは前記パイプ継手に対して
抜き差し自在としたやぐら状の下部フレームと、この下
部フレームの上段の前記方形枠の互いに相対するパイプ
材に各々の両脚部を抜き差し自在に差し込んで垂直に支
持させ、前記パイプ材の長手方向に間隔を置いて配列し
た複数本の門形棒材から形成した調理フレームと、両端
に引掛け継手を設けたパイプ材をベースに取り付け、前
記引掛け継手を介して前記下部フレームの下段の前記方
形枠の互いに相対するパイプ材に着脱自在に支持させた
ねじ式のジャッキと、このジャッキの上面に取り付けた
火床受けに挿脱自在に支承させ、前記調理フレームの内
側で昇降操作する方形皿状の火床とから構成するものと
する。
に、この発明の組立式バーベキューコンロは、複数本の
パイプ材をパイプ継手で互いに結合して形成し、上下2
段の方形枠、これらを四隅で連結する支柱及び下段の前
記方形枠の四隅を支持する支持脚を設けるとともに、少
なくとも前記支柱と支持脚とは前記パイプ継手に対して
抜き差し自在としたやぐら状の下部フレームと、この下
部フレームの上段の前記方形枠の互いに相対するパイプ
材に各々の両脚部を抜き差し自在に差し込んで垂直に支
持させ、前記パイプ材の長手方向に間隔を置いて配列し
た複数本の門形棒材から形成した調理フレームと、両端
に引掛け継手を設けたパイプ材をベースに取り付け、前
記引掛け継手を介して前記下部フレームの下段の前記方
形枠の互いに相対するパイプ材に着脱自在に支持させた
ねじ式のジャッキと、このジャッキの上面に取り付けた
火床受けに挿脱自在に支承させ、前記調理フレームの内
側で昇降操作する方形皿状の火床とから構成するものと
する。
【0009】
【作用】この発明においては、パイプ継手を利用したパ
イプ構造のやぐら状の下部フレームの上面に複数本の門
形棒材からなる調理フレームを形成して全体の骨格を構
築し、下部フレームに支持させたねじ式のジャッキに火
床を支承させて、このジャッキの操作により調理フレー
ム上面の調理面に対する火床の垂直距離を無段階調節す
る。その場合、パイプ材同士やパイプ材と調理フレーム
との間は抜き差し自在とし、またジャッキや火床は着脱
ないしは挿脱自在として、全体として分解及び再組立が
簡単な構造とする。
イプ構造のやぐら状の下部フレームの上面に複数本の門
形棒材からなる調理フレームを形成して全体の骨格を構
築し、下部フレームに支持させたねじ式のジャッキに火
床を支承させて、このジャッキの操作により調理フレー
ム上面の調理面に対する火床の垂直距離を無段階調節す
る。その場合、パイプ材同士やパイプ材と調理フレーム
との間は抜き差し自在とし、またジャッキや火床は着脱
ないしは挿脱自在として、全体として分解及び再組立が
簡単な構造とする。
【0010】このような構成によれば、 (1) やぐら状の下部フレーム上に門形の調理フレームを
形成した骨格は全体として屋台状であり、かつ調理面は
不動なので、下部フレームの支柱又は支持脚の高さを適
切に選定することにより、バーベキューコンロを補助テ
ーブルに隣接配置し、調理面とテーブル面とを連続させ
た状態で使用することが可能である。 (2) 火床の昇降手段としてジャッキを使用しているの
で、重量のある火床も円滑かつ連続的に昇降でき、また
長大な火床もジャッキを2基用いることにより安定的に
昇降できる。 (3) 全体的に分解可能な構造でかつ再組立も簡単なの
で、大型のものでも分解すれば容易に運搬でき、また収
納に場所を取らない。 (4) 調理フレームは複数個の門形棒材からなっているの
で、その上面に鉄板や網板を載せて鉄板焼きや網焼きが
できることはもちろん、門形棒材間にこれと交差させて
2〜3本の棒材を渡せば、金串や竹串に刺した調理材料
をこの棒材に跨がらせて焼くこともできる。また、適宜
の防熱材を介して藁束などの串受けを調理フレーム上に
置けば、調理材料に竹串を刺したものを藁束に突き立て
て丸焼きするような囲炉裏風の調理も可能である。 (5) 火床の周りは空間のある枠組みなので、鉄板や網を
取り除かなくても燃料を補給ができる。
形成した骨格は全体として屋台状であり、かつ調理面は
不動なので、下部フレームの支柱又は支持脚の高さを適
切に選定することにより、バーベキューコンロを補助テ
ーブルに隣接配置し、調理面とテーブル面とを連続させ
た状態で使用することが可能である。 (2) 火床の昇降手段としてジャッキを使用しているの
で、重量のある火床も円滑かつ連続的に昇降でき、また
長大な火床もジャッキを2基用いることにより安定的に
昇降できる。 (3) 全体的に分解可能な構造でかつ再組立も簡単なの
で、大型のものでも分解すれば容易に運搬でき、また収
納に場所を取らない。 (4) 調理フレームは複数個の門形棒材からなっているの
で、その上面に鉄板や網板を載せて鉄板焼きや網焼きが
できることはもちろん、門形棒材間にこれと交差させて
2〜3本の棒材を渡せば、金串や竹串に刺した調理材料
をこの棒材に跨がらせて焼くこともできる。また、適宜
の防熱材を介して藁束などの串受けを調理フレーム上に
置けば、調理材料に竹串を刺したものを藁束に突き立て
て丸焼きするような囲炉裏風の調理も可能である。 (5) 火床の周りは空間のある枠組みなので、鉄板や網を
取り除かなくても燃料を補給ができる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図4に基づいてこの発明の実施
例を説明する。ここで、図1は調理フレーム上に渡し棒
を取り付けて使用した状態のバーベキューコンロの斜視
図、図2は同じく藁束からなる串受けを置いて使用した
状態のバーベキューコンロの斜視図、図3は図1及び図
2のバーベキューコンロの分解斜視図、図4は図3に示
した各部を重ねて一纏めにした状態の斜視図である。ま
ず、図1ないしは図2において、図示バーベキューコン
ロは大きく分けて、やぐら状の下部フレーム1と、その
上面に配列された複数本(図示の場合は3本)の門形棒
材2からなる調理フレーム3と、下部フレーム1に着脱
自在に支持された2基のジャッキ4と、その上面に挿脱
自在に支承された火床5とから構成されている。これら
各部を図3を参照しながら詳細に説明すると、以下の通
りである。
例を説明する。ここで、図1は調理フレーム上に渡し棒
を取り付けて使用した状態のバーベキューコンロの斜視
図、図2は同じく藁束からなる串受けを置いて使用した
状態のバーベキューコンロの斜視図、図3は図1及び図
2のバーベキューコンロの分解斜視図、図4は図3に示
した各部を重ねて一纏めにした状態の斜視図である。ま
ず、図1ないしは図2において、図示バーベキューコン
ロは大きく分けて、やぐら状の下部フレーム1と、その
上面に配列された複数本(図示の場合は3本)の門形棒
材2からなる調理フレーム3と、下部フレーム1に着脱
自在に支持された2基のジャッキ4と、その上面に挿脱
自在に支承された火床5とから構成されている。これら
各部を図3を参照しながら詳細に説明すると、以下の通
りである。
【0012】下部フレーム1はパイプ構造で、これを更
に分解すると(図3参照)、上下2段の方形枠6及び7
と、これらを四隅で連結する支柱8と、下段の方形枠7
の四隅を支持する支持脚9とからなっている。上段の方
形枠6は左右が約770mm、前後が約370mmの長
方形で、所定寸法に切断された長短4本のパイプ材10
がパイプ継手11で互いに連結されることにより形成さ
れている。パイプ材10は外径28mmで、鋼管の外面
に樹脂コーティングし、内面に塗装をしたものである。
パイプ継手11は直交する3方向にパイプ差込み口を有
する三方継手で材質はパイプ材10と同一であるが、パ
イプ差込み口の内径はパイプ材10が僅かな隙間を介し
て抜き差しできる寸法に設定されている。もっとも今の
場合、方形枠6は図示枠状に固結されるものとして、パ
イプ材10はパイプ継手11に差し込まれた後、接着剤
の流し込みにより固着されている。上記したパイプ材や
パイプ継手は後述するものも含めて、各種の枠組み用に
一般に市販されているものをそのまま利用可能である。
に分解すると(図3参照)、上下2段の方形枠6及び7
と、これらを四隅で連結する支柱8と、下段の方形枠7
の四隅を支持する支持脚9とからなっている。上段の方
形枠6は左右が約770mm、前後が約370mmの長
方形で、所定寸法に切断された長短4本のパイプ材10
がパイプ継手11で互いに連結されることにより形成さ
れている。パイプ材10は外径28mmで、鋼管の外面
に樹脂コーティングし、内面に塗装をしたものである。
パイプ継手11は直交する3方向にパイプ差込み口を有
する三方継手で材質はパイプ材10と同一であるが、パ
イプ差込み口の内径はパイプ材10が僅かな隙間を介し
て抜き差しできる寸法に設定されている。もっとも今の
場合、方形枠6は図示枠状に固結されるものとして、パ
イプ材10はパイプ継手11に差し込まれた後、接着剤
の流し込みにより固着されている。上記したパイプ材や
パイプ継手は後述するものも含めて、各種の枠組み用に
一般に市販されているものをそのまま利用可能である。
【0013】下段の方形枠7は上段の方形枠6と全く同
寸で、パイプ材10と同一の長短4本のパイプ材12が
パイプ継手13で固結されて形成されている。ただし、
パイプ継手13は図の上方向にも下方向と同心のパイプ
差込み口がある四方継手で、上下のパイプ差込み口は互
いに仕切られている。4本の支柱8はパイプ材10,1
1と同一サイズのパイプ材からなり、長さ(高さ)は約
160mmである。この支柱8は両端がパイプ継手11
の下方向のパイプ差込み口11a及びパイプ継手13の
上方向のパイプ差込み口13aに抜き差し自在に差し込
まれて、上下の方形枠6,7を互いに連結する。4本の
支持脚9は長さ(高さ)が約150mmで支柱8と同一
サイズのパイプ材からなり、パイプ継手13の下方向の
パイプ差込み口13bに抜き差し自在に差し込まれて下
段の方形枠7を支持する。また、いまの場合、支持脚9
の下端部には約25mmの上下ストロークを持つアジャ
スタねじ14が装着されており、このアジャスタねじ1
4を含む支持脚部分の高さは約260mmとなってい
る。
寸で、パイプ材10と同一の長短4本のパイプ材12が
パイプ継手13で固結されて形成されている。ただし、
パイプ継手13は図の上方向にも下方向と同心のパイプ
差込み口がある四方継手で、上下のパイプ差込み口は互
いに仕切られている。4本の支柱8はパイプ材10,1
1と同一サイズのパイプ材からなり、長さ(高さ)は約
160mmである。この支柱8は両端がパイプ継手11
の下方向のパイプ差込み口11a及びパイプ継手13の
上方向のパイプ差込み口13aに抜き差し自在に差し込
まれて、上下の方形枠6,7を互いに連結する。4本の
支持脚9は長さ(高さ)が約150mmで支柱8と同一
サイズのパイプ材からなり、パイプ継手13の下方向の
パイプ差込み口13bに抜き差し自在に差し込まれて下
段の方形枠7を支持する。また、いまの場合、支持脚9
の下端部には約25mmの上下ストロークを持つアジャ
スタねじ14が装着されており、このアジャスタねじ1
4を含む支持脚部分の高さは約260mmとなってい
る。
【0014】調理フレーム3を構成する門形棒材2は直
径6mmのステンレスの丸棒から折曲げ形成され、前後
幅は方形枠6の前後のパイプ材10の中心間の距離と同
じであり、高さ寸法は約260mmとなっている。この
門形棒材2は前後の上記パイプ材10にその長手方向に
沿って約300mmの間隔で垂直にあけられた穴15
に、僅かにテーパが付けられた両脚部先端が抜き差し自
在に差し込まれて直立に支持される。門形棒材2の左右
方向の倒れに対する支持を確実にするために、穴15を
あける部分にはパイプ材10内に木の丸棒片16が打ち
込まれ、穴15はパイプ材10の上面壁と丸棒片16と
を貫通してパイプ材10の下面壁の手前まであけられて
いる。
径6mmのステンレスの丸棒から折曲げ形成され、前後
幅は方形枠6の前後のパイプ材10の中心間の距離と同
じであり、高さ寸法は約260mmとなっている。この
門形棒材2は前後の上記パイプ材10にその長手方向に
沿って約300mmの間隔で垂直にあけられた穴15
に、僅かにテーパが付けられた両脚部先端が抜き差し自
在に差し込まれて直立に支持される。門形棒材2の左右
方向の倒れに対する支持を確実にするために、穴15を
あける部分にはパイプ材10内に木の丸棒片16が打ち
込まれ、穴15はパイプ材10の上面壁と丸棒片16と
を貫通してパイプ材10の下面壁の手前まであけられて
いる。
【0015】ジャッキ4は水平なねじ棒17の回転操作
により菱形枠18が開閉する方式のもので、その上下ス
トロークは約250mmのものが使用されている。ねじ
棒17の回転操作のために、その操作端部には木製円盤
からなるハンドル19が嵌め込みにより装着されてい
る。ジャッキ4のベース20の底面にはパイプ材21が
2本並べて取り付けられ、これらのパイプ材21の両端
には引掛け継手22が開口を下向きにしてそれぞれ固着
されている。パイプ材21は他のパイプ材と同一サイズ
のものであり、また引掛け継手22も円弧状のフック2
2aがパイプ材12の外径にフィットするサイズのもの
である。また、パイプ材21の両端のフック22aの中
心間距離は方形枠7の前後のパイプ材12の中心間距離
と同じになっている。ベース20とパイプ材21とは、
ベース20の前後各1本のボルト23が2本のパイプ材
21間の隙間を通して、その裏側に当接する締め金24
にねじ込まれることにより結合されている。
により菱形枠18が開閉する方式のもので、その上下ス
トロークは約250mmのものが使用されている。ねじ
棒17の回転操作のために、その操作端部には木製円盤
からなるハンドル19が嵌め込みにより装着されてい
る。ジャッキ4のベース20の底面にはパイプ材21が
2本並べて取り付けられ、これらのパイプ材21の両端
には引掛け継手22が開口を下向きにしてそれぞれ固着
されている。パイプ材21は他のパイプ材と同一サイズ
のものであり、また引掛け継手22も円弧状のフック2
2aがパイプ材12の外径にフィットするサイズのもの
である。また、パイプ材21の両端のフック22aの中
心間距離は方形枠7の前後のパイプ材12の中心間距離
と同じになっている。ベース20とパイプ材21とは、
ベース20の前後各1本のボルト23が2本のパイプ材
21間の隙間を通して、その裏側に当接する締め金24
にねじ込まれることにより結合されている。
【0016】ジャッキ4の頭部の支持枠25には、火床
5を支承する火床受け26がねじ27により締め付けら
れている。火床受け26はステンレス板から折曲げ形成
され、その支承面の形状は火床5の横断形状に沿う逆台
形状となっている。火床受け26に支承される火床5は
ステンレス板から折曲げ形成されて要所が溶接されたも
ので、形状は四方の周壁が外側にやや倒れた逆台形の方
形皿状となっており、周壁上縁には補強のためにフラン
ジ5aが一体に折り曲げ形成されている。フランジ5a
を含む火床5の概略外形寸法は、縦700×横300×
高さ110mmで、方形枠7の内側に若干の隙間を介し
て収まる大きさとなっている。
5を支承する火床受け26がねじ27により締め付けら
れている。火床受け26はステンレス板から折曲げ形成
され、その支承面の形状は火床5の横断形状に沿う逆台
形状となっている。火床受け26に支承される火床5は
ステンレス板から折曲げ形成されて要所が溶接されたも
ので、形状は四方の周壁が外側にやや倒れた逆台形の方
形皿状となっており、周壁上縁には補強のためにフラン
ジ5aが一体に折り曲げ形成されている。フランジ5a
を含む火床5の概略外形寸法は、縦700×横300×
高さ110mmで、方形枠7の内側に若干の隙間を介し
て収まる大きさとなっている。
【0017】以上でバーベキューコンロ本体の構成部分
の説明を終わるが、このバーベキューコンロには、ステ
ンレス棒からなる2本の渡し棒27及び2束の藁束から
なる魚用の串受け28が用意されている。渡し棒27は
一端にU字状のフック27aが折曲げ形成され、他端に
はねじ部27bが形成されていて、このねじ部27bに
は押し板29が図示しない貫通穴を介して挿入されると
ともに、その上に蝶ナット30が装着されている。押し
板29は短冊形のステンレス板の両端を門形棒材2に嵌
合する円弧状に屈曲し、中央部に上記貫通穴をあけたも
のである。渡し棒27は後述する使用状態において、図
1に示すように調理フレーム3上に組み合わされて蝶ナ
ット30で固定される。一方、串受け28は麦藁を長さ
約700mm、直径約70mmに束ねて形成され、火床
5から火力を受ける面が焦げないように金属枠31上に
載せられ、図示しない針金で縛りつけられている。金属
枠31はアルミのアングル材により額縁状に形成された
もので、図2に示す使用状態において調理フレーム3上
に被さるように載置される。
の説明を終わるが、このバーベキューコンロには、ステ
ンレス棒からなる2本の渡し棒27及び2束の藁束から
なる魚用の串受け28が用意されている。渡し棒27は
一端にU字状のフック27aが折曲げ形成され、他端に
はねじ部27bが形成されていて、このねじ部27bに
は押し板29が図示しない貫通穴を介して挿入されると
ともに、その上に蝶ナット30が装着されている。押し
板29は短冊形のステンレス板の両端を門形棒材2に嵌
合する円弧状に屈曲し、中央部に上記貫通穴をあけたも
のである。渡し棒27は後述する使用状態において、図
1に示すように調理フレーム3上に組み合わされて蝶ナ
ット30で固定される。一方、串受け28は麦藁を長さ
約700mm、直径約70mmに束ねて形成され、火床
5から火力を受ける面が焦げないように金属枠31上に
載せられ、図示しない針金で縛りつけられている。金属
枠31はアルミのアングル材により額縁状に形成された
もので、図2に示す使用状態において調理フレーム3上
に被さるように載置される。
【0018】さて、上述した各部からなるバーベキュー
コンロは、使用に際して図1あるいは図2に示す状態に
組み立てる。すなわち、まず上下の方形枠6,7の四隅
のパイプ継手11,13のパイプ差込み口11a,13
a,13bに支柱8及び支持脚9を差し込んで下部フレ
ーム1を立ち上げる。次いで、2基のジャッキ4を方形
枠7の前後のパイプ材12に引掛け継手22を介して組
み合わせる。引掛け継手22のフック22aは開口がパ
イプ材12の外径より小さいが、押し込むことにより弾
性変形してパイプ材12に容易にフィットし、その位置
でパイプ材12を把持する。ジャッキ4の間隔は適宜で
よいが、下部フレーム1の長手(左右)方向にバランス
よく位置させる。
コンロは、使用に際して図1あるいは図2に示す状態に
組み立てる。すなわち、まず上下の方形枠6,7の四隅
のパイプ継手11,13のパイプ差込み口11a,13
a,13bに支柱8及び支持脚9を差し込んで下部フレ
ーム1を立ち上げる。次いで、2基のジャッキ4を方形
枠7の前後のパイプ材12に引掛け継手22を介して組
み合わせる。引掛け継手22のフック22aは開口がパ
イプ材12の外径より小さいが、押し込むことにより弾
性変形してパイプ材12に容易にフィットし、その位置
でパイプ材12を把持する。ジャッキ4の間隔は適宜で
よいが、下部フレーム1の長手(左右)方向にバランス
よく位置させる。
【0019】続いて、下部フレーム1の上方から火床5
を挿入し、ジャッキ4の火床受け26に嵌め込む。ジャ
ッキ4は保管中は最低状態に畳まれているが、その状態
で火床5を支承させると、火床5の上面は下部フレーム
1の上面とほぼ同一面となる。最後に、下部フレーム1
の穴15に3個の門形棒材2の両脚を差し込んで調理フ
レーム3を形作れば完了である。この組立状態で調理面
(調理フレーム3の上面)の床面からの高さは約700
mmとなるが、この高さを例えばバーベキューコンロの
横に併置した補助テーブルの上面に正確に合わせたい場
合には、予め長さの異なる支持脚9を2〜3種類用意し
ておき、その中の適宜のものを使用した上で、アジャス
タねじ14を回して細かく調整する。
を挿入し、ジャッキ4の火床受け26に嵌め込む。ジャ
ッキ4は保管中は最低状態に畳まれているが、その状態
で火床5を支承させると、火床5の上面は下部フレーム
1の上面とほぼ同一面となる。最後に、下部フレーム1
の穴15に3個の門形棒材2の両脚を差し込んで調理フ
レーム3を形作れば完了である。この組立状態で調理面
(調理フレーム3の上面)の床面からの高さは約700
mmとなるが、この高さを例えばバーベキューコンロの
横に併置した補助テーブルの上面に正確に合わせたい場
合には、予め長さの異なる支持脚9を2〜3種類用意し
ておき、その中の適宜のものを使用した上で、アジャス
タねじ14を回して細かく調整する。
【0020】火床5には使用時に図1に示す通り灰32
を40〜50mmの厚さに敷き詰め、その上に木炭33
を置く。灰床とせず金属製の簀の子を用いてもよいが、
灰床の方が火力が軟らかくて焼き味がよく、また木炭の
火持ちもよい上、下方向への輻射熱を灰で遮蔽できるの
で室内の床や庭の芝生を痛めないなど利点が多い。簀の
子を用いた場合にも薄く灰を敷いて輻射熱を減少させた
方がよい。使用後、消火する場合には火床5の上面をア
ルミホイルなどで覆い空気を遮断する。
を40〜50mmの厚さに敷き詰め、その上に木炭33
を置く。灰床とせず金属製の簀の子を用いてもよいが、
灰床の方が火力が軟らかくて焼き味がよく、また木炭の
火持ちもよい上、下方向への輻射熱を灰で遮蔽できるの
で室内の床や庭の芝生を痛めないなど利点が多い。簀の
子を用いた場合にも薄く灰を敷いて輻射熱を減少させた
方がよい。使用後、消火する場合には火床5の上面をア
ルミホイルなどで覆い空気を遮断する。
【0021】調理フレーム3の上面には金網か鉄板を置
いて調理することが可能であるが、図1に示すように2
本の渡し棒27を取り付けることにより、金串34や竹
串35に刺した調理材料36を渡し棒27に跨がらせて
調理できる。串34,35を使うと金網や鉄板に焦げつ
いたり皮が剥がれたりすることがなく、体裁よく調理で
きる。また、鮎やヤマメのような魚を焼く場合には図2
に示すように、串受け28を用いるのがよい。すなわ
ち、魚は口を下にして脂肪分や魚汁を体外に滴らせなが
ら焼く必要があるので、魚37を図示の通りに竹串38
に刺して串受け28に突き立てて囲炉裏風に調理する。
串受け28は串を自由に突き立てられる材質のものであ
ればよく、例えば発泡スチロールなども使用できるが、
使用感からは藁束、特に麦藁の束が最良である。
いて調理することが可能であるが、図1に示すように2
本の渡し棒27を取り付けることにより、金串34や竹
串35に刺した調理材料36を渡し棒27に跨がらせて
調理できる。串34,35を使うと金網や鉄板に焦げつ
いたり皮が剥がれたりすることがなく、体裁よく調理で
きる。また、鮎やヤマメのような魚を焼く場合には図2
に示すように、串受け28を用いるのがよい。すなわ
ち、魚は口を下にして脂肪分や魚汁を体外に滴らせなが
ら焼く必要があるので、魚37を図示の通りに竹串38
に刺して串受け28に突き立てて囲炉裏風に調理する。
串受け28は串を自由に突き立てられる材質のものであ
ればよく、例えば発泡スチロールなども使用できるが、
使用感からは藁束、特に麦藁の束が最良である。
【0022】火力の調節はジャッキ4で火床5を上下す
ることにより行う。すなわち、ジャッキ4のハンドル1
9を指先の力で軽く回転させることにより、火床5を容
易に昇降させることができる。ジャッキ4はすでに述べ
た通り約250mmの昇降ストロークを有しており、一
杯まで上昇させると火床5の上面は門形棒材2の横梁の
下面に近接して最大火力となる。調理材料から油脂分が
火中に滴下して燃えると炎は100mm位の高さまで上
がるから、その場合には炎が届かない高さまで火床5を
下げて調理すれば、焦げ目のない美しい仕上がりが得ら
れる。
ることにより行う。すなわち、ジャッキ4のハンドル1
9を指先の力で軽く回転させることにより、火床5を容
易に昇降させることができる。ジャッキ4はすでに述べ
た通り約250mmの昇降ストロークを有しており、一
杯まで上昇させると火床5の上面は門形棒材2の横梁の
下面に近接して最大火力となる。調理材料から油脂分が
火中に滴下して燃えると炎は100mm位の高さまで上
がるから、その場合には炎が届かない高さまで火床5を
下げて調理すれば、焦げ目のない美しい仕上がりが得ら
れる。
【0023】大人数のバーベキューパーティーでは、焼
けた肉などを保温しながら次の材料を調理する必要が生
じる。そのような場合には、左右のジャッキ4の高さを
アンバランスにして火床5を傾け、火床5が高い側で調
理をし、低い側で保温することが可能である。その際、
火床5に灰32が入っていれば、火床5が傾いても木炭
33が転がる心配がない。木炭は燃焼に即応性がないの
で火力が不足してから追加しても直ぐには間に合わず、
料理がなくなってパーティーが白けることになりかねな
い。従って、木炭の補給は常に怠りなく行う必要がある
が、図示バーベキューコンロは火床5の周囲が開放して
おり、火床5を少し下げれば火挟みが入るので、金網や
鉄板を一々持ち上げなくても容易に木炭を補給できる。
けた肉などを保温しながら次の材料を調理する必要が生
じる。そのような場合には、左右のジャッキ4の高さを
アンバランスにして火床5を傾け、火床5が高い側で調
理をし、低い側で保温することが可能である。その際、
火床5に灰32が入っていれば、火床5が傾いても木炭
33が転がる心配がない。木炭は燃焼に即応性がないの
で火力が不足してから追加しても直ぐには間に合わず、
料理がなくなってパーティーが白けることになりかねな
い。従って、木炭の補給は常に怠りなく行う必要がある
が、図示バーベキューコンロは火床5の周囲が開放して
おり、火床5を少し下げれば火挟みが入るので、金網や
鉄板を一々持ち上げなくても容易に木炭を補給できる。
【0024】図示実施例のバーベキューコンロは比較的
大型で20人以上のパーティーにも耐えうるものである
が、小人数、例えば10人以下での使用を主目的として
これよりも小型に構成する場合にはジャッキを1基とす
ることが可能である。小人数なら主人が客の状況を見な
がら調理量を加減できるので、上述したようにして火床
を傾ける必要はない。従って、火床受けは幅広として単
一でも火床を安定に支承できるようにする。
大型で20人以上のパーティーにも耐えうるものである
が、小人数、例えば10人以下での使用を主目的として
これよりも小型に構成する場合にはジャッキを1基とす
ることが可能である。小人数なら主人が客の状況を見な
がら調理量を加減できるので、上述したようにして火床
を傾ける必要はない。従って、火床受けは幅広として単
一でも火床を安定に支承できるようにする。
【0025】使用後の図示バーベキューコンロは再び分
解し、図4に示すようにまとめる。すなわち、枠類6,
7,31や火床5は重ね、支柱類8,9やジャッキ4、
門形棒材2は火床5内に納める。これにより、約20人
用の図示バーベキューコンロも小型乗用車のトランクに
調理材料と一緒に楽に収容可能となる。なお、図示実施
例では下部フレーム1のパイプ材は支柱8と支持脚9の
みをパイプ継手11,13に対して抜き差し自在に構成
したが、必要に応じて方形枠6,7自体のパイプ材1
0,12も抜き差し自在としたり、これらのパイプ材1
0,12の途中に2方パイプ継手を挿入することも可能
である。
解し、図4に示すようにまとめる。すなわち、枠類6,
7,31や火床5は重ね、支柱類8,9やジャッキ4、
門形棒材2は火床5内に納める。これにより、約20人
用の図示バーベキューコンロも小型乗用車のトランクに
調理材料と一緒に楽に収容可能となる。なお、図示実施
例では下部フレーム1のパイプ材は支柱8と支持脚9の
みをパイプ継手11,13に対して抜き差し自在に構成
したが、必要に応じて方形枠6,7自体のパイプ材1
0,12も抜き差し自在としたり、これらのパイプ材1
0,12の途中に2方パイプ継手を挿入することも可能
である。
【0026】
【発明の効果】以上示した通り、この発明によれば以下
の効果が得られる。 (1) バーベキューコンロの調理面と補助テーブルのテー
ブル面の高さを揃えて、バーベキューコンロを補助テー
ブルに隣接配置することが容易なので、比較的大人数の
バーベキューパーティーなどで調理材料の前処理や調理
後の取り分けなど行う補助テーブルとの一体使用が可能
である。 (2) 火床の昇降手段としてジャッキを使用しているの
で、重量のある火床も円滑かつ連続的に昇降でき、また
長大な火床もジャッキを2基用いることにより安定的に
昇降できる。 (3) 分解・再組立が簡単で、大型のものでも分解すれば
容易に運搬できまた収納に場所を取らない。 (4) 複数個の門形棒材からなる調理フレームは汎用性に
富み、鉄板焼きや網焼きのみならず、渡し棒や串受けを
用いて串焼きや生魚の丸焼きが簡単にできる。 (5) 鉄板や網を持ち上げなくても燃料補給ができるの
で、大人数のパーティーでも火力不足により調理が間に
合わなくなるようなことがない。
の効果が得られる。 (1) バーベキューコンロの調理面と補助テーブルのテー
ブル面の高さを揃えて、バーベキューコンロを補助テー
ブルに隣接配置することが容易なので、比較的大人数の
バーベキューパーティーなどで調理材料の前処理や調理
後の取り分けなど行う補助テーブルとの一体使用が可能
である。 (2) 火床の昇降手段としてジャッキを使用しているの
で、重量のある火床も円滑かつ連続的に昇降でき、また
長大な火床もジャッキを2基用いることにより安定的に
昇降できる。 (3) 分解・再組立が簡単で、大型のものでも分解すれば
容易に運搬できまた収納に場所を取らない。 (4) 複数個の門形棒材からなる調理フレームは汎用性に
富み、鉄板焼きや網焼きのみならず、渡し棒や串受けを
用いて串焼きや生魚の丸焼きが簡単にできる。 (5) 鉄板や網を持ち上げなくても燃料補給ができるの
で、大人数のパーティーでも火力不足により調理が間に
合わなくなるようなことがない。
【図1】この発明の実施例を示すバーベキューコンロの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1のバーベキューコンロの異なる使用状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】図1及び図2のバーベキューコンロの分解斜視
図である。
図である。
【図4】図3のバーベキューコンロを分解してまとめた
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
1 下部フレーム 2 門形棒材 3 調理フレーム 4 ジャッキ 5 火床 6 上段方形枠 7 下段方形枠 8 支柱 9 支持脚 10 パイプ材 11 パイプ継手 12 パイプ材 13 パイプ継手 22 引掛け継手 26 火床受け 27 渡し棒 28 串受け 32 灰 33 木炭
Claims (1)
- 【請求項1】複数本のパイプ材をパイプ継手で互いに結
合して形成し、上下2段の方形枠、これらを四隅で連結
する支柱及び下段の前記方形枠の四隅を支持する支持脚
を設けるとともに、少なくとも前記支柱と支持脚とは前
記パイプ継手に対して抜き差し自在としたやぐら状の下
部フレームと、 この下部フレームの上段の前記方形枠の互いに相対する
パイプ材に各々の両脚部を抜き差し自在に差し込んで垂
直に支持させ、前記パイプ材の長手方向に間隔を置いて
配列した複数本の門形棒材から形成した調理フレーム
と、 両端に引掛け継手を設けたパイプ材をベースに取り付
け、前記引掛け継手を介して前記下部フレームの下段の
前記方形枠の互いに相対するパイプ材に着脱自在に支持
させたねじ式のジャッキと、 このジャッキの上面に取り付けた火床受けに挿脱自在に
支承させ、前記調理フレームの内側で昇降操作する方形
皿状の火床とから構成したことを特徴とする組立式バー
ベキューコンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14830495A JPH08308745A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 組立式バーベキューコンロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14830495A JPH08308745A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 組立式バーベキューコンロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308745A true JPH08308745A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15449798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14830495A Pending JPH08308745A (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 組立式バーベキューコンロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08308745A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1284118A2 (en) * | 2001-08-10 | 2003-02-19 | W.C. Bradley Company | Quick assembly barbecue grill and cart assembly |
EP1285618A1 (en) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Weber-Stephen Products Co. | Barbecue grill assembly with a shelf component |
JP2011055993A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Rogosu Corp:Kk | バーベキューグリル用アジャスター及びこれを用いたバーベキューグリル |
JP5188645B1 (ja) * | 2012-09-04 | 2013-04-24 | 株式会社ロゴスコーポレーション | バーベキューグリル |
CN103125535A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-06-05 | 山东凤祥股份有限公司 | 一种碳烤机及食品支撑架 |
CN108742182A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-11-06 | 桐城市立行电子科技有限公司 | 一种新型手摇式烤肉串装置 |
JP2019042213A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 株式会社ロゴスコーポレーション | 屋外用燃焼装置 |
KR20200042121A (ko) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 유병길 | 반자동 화로대 시스템 |
KR102330521B1 (ko) * | 2021-05-24 | 2021-11-23 | 정진해 | 고기 구이기 |
JP7187642B1 (ja) * | 2021-10-13 | 2022-12-12 | 敏光 増田 | 焼き網保持治具 |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP14830495A patent/JPH08308745A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1284118A2 (en) * | 2001-08-10 | 2003-02-19 | W.C. Bradley Company | Quick assembly barbecue grill and cart assembly |
EP1285618A1 (en) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Weber-Stephen Products Co. | Barbecue grill assembly with a shelf component |
EP1284118A3 (en) * | 2001-08-10 | 2003-06-25 | W.C. Bradley Company | Quick assembly barbecue grill and cart assembly |
JP2011055993A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Rogosu Corp:Kk | バーベキューグリル用アジャスター及びこれを用いたバーベキューグリル |
JP5188645B1 (ja) * | 2012-09-04 | 2013-04-24 | 株式会社ロゴスコーポレーション | バーベキューグリル |
CN103125535A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-06-05 | 山东凤祥股份有限公司 | 一种碳烤机及食品支撑架 |
CN103125535B (zh) * | 2013-02-04 | 2015-10-28 | 山东凤祥股份有限公司 | 一种碳烤机及食品支撑架 |
JP2019042213A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 株式会社ロゴスコーポレーション | 屋外用燃焼装置 |
CN108742182A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-11-06 | 桐城市立行电子科技有限公司 | 一种新型手摇式烤肉串装置 |
KR20200042121A (ko) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 유병길 | 반자동 화로대 시스템 |
KR102330521B1 (ko) * | 2021-05-24 | 2021-11-23 | 정진해 | 고기 구이기 |
JP7187642B1 (ja) * | 2021-10-13 | 2022-12-12 | 敏光 増田 | 焼き網保持治具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4508094A (en) | Convertible cooking unit | |
US3943837A (en) | Dual purpose barbecue grill and rotisserie | |
US20060191528A1 (en) | Gas grill compatible pizza oven | |
US20050039612A1 (en) | Multiple bottom outdoor grill accessory | |
US2154165A (en) | Barbecue stand | |
US3121424A (en) | Outdoor cooking apparatus | |
DE602004004666T2 (de) | Küchenmöbelzubehör für verwendung im freien und in innenräumen, das mit einer austauschbaren kochfläche versehen ist und durch eine modulare stützkonstruktion gestützt wird | |
KR100879805B1 (ko) | 휴대용 바비큐 구이기 | |
JPH08308745A (ja) | 組立式バーベキューコンロ | |
US20170258269A1 (en) | Barbecue Grill and Smoker | |
KR20200123965A (ko) | 피구이물을 뒤집어 골고루 익힘이 가능한 고기구이기 | |
US9833108B2 (en) | Barbecue grill with rotating fire receptacle | |
US6125835A (en) | Camping range | |
JP3036673U (ja) | バーベキューこんろ | |
KR102551706B1 (ko) | 캠핑용 다용도 그리들 | |
KR200244899Y1 (ko) | 불판의 높이 조절이 가능한 음식물 구이기 | |
US3152586A (en) | Cooking apparatus | |
KR200198107Y1 (ko) | 구이기 | |
KR200166423Y1 (ko) | 휴대용 접철식 구이기 | |
CN221012981U (zh) | 一种带有保温网的铁板烧烤炉 | |
WO2018042260A1 (en) | Barbecue grill | |
KR102660534B1 (ko) | 구이용 경사형 석쇠장치 | |
CN219048144U (zh) | 一种便于装拆的烤炉 | |
CN218572042U (zh) | 一种户外多用途简便分体组装式取暖火盆烤炉 | |
JP3213483U (ja) | 囲炉裏セット |