JPH0725531Y2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案はセパレート形の空気調和機の室外機に関する
もので、さらに詳しくは、例えば複数の室内機を互いに
並列に接続可能となしたマルチタイプに好適な空気調和
機の室外機に関するものである。

（従来の技術） 上記のようなマルチタイプの空気調和機の室外機の従来
例としては、例えば実公昭53-41815号公報記載の室外機
を挙げることができる。その室外機は冷房専用機として
構成されているもので、第５図の冷媒回路模式図で示し
ているように、圧縮機51の吸込側に接続されると共にガ
ス閉鎖弁56の介設されたガス管55と、凝縮器52に接続さ
れると共に受液器54及び液閉鎖弁58の介設された液管53
との各先端側は、それぞれ４本のガス支管57・・57、及
び電磁弁59・・59の介設された４本の液支管60・・60に
分岐され、これらのガス支管57と液支管60との各先端に
は連絡配管接続用のフレア継手61・・61が設けられてい
る。これらの連絡配管接続用フレア継手61・・61、及び
上記各閉鎖弁56、58は、第６図のように室外機の外郭を
形成するケーシング62の一面にそれぞれ固着されてい
る。

そして上記第６図に示されているように、各閉鎖弁56、
58から連絡配管接続用フレア継手61・・61へと至る分岐
配管構造（以下、出入口配管アセンブリと言う）は、上
記ケーシング62における各連絡配管接続用フレア継手61
固着面の内方に一括して設けられ、したがって上記のよ
うなマルチタイプの空気調和機の室外機内には、上記出
入口配管アセンブリを収納するための専用スペースも必
要となっている。

ところで近年においては、冷媒循環方向を切換えるため
の四路切換弁をさらに介設して構成した冷暖兼用形の空
気調和機が主流になりつつあり、この場合には、上記四
路切換弁の切換音等が室内側へと伝播することを防止す
るために、ガス管の先端から分岐した各ガス支管にそれ
ぞれマフラーが通常介設される。このマフラーは上記ガ
ス支管の配管径よりも径大となした円筒状部材で構成さ
れ、比較的形状の大きな部品となるものであるが、従来
は、例えば前記の第６図で示した複数に錯綜した出入口
配管アセンブリの構成において、それぞれ径路形状の異
なる各ガス支管57・・57毎に上記マフラーを介設してい
く構成となされているために、全体としては必ずしも空
間の有効利用がなされておらず、出入口配管アセンブリ
の専有空間が過大となって装置形状が大形化するという
問題を生じている。

そこで例えばこの考案の一実施例の説明図である第１図
に示すように、ガス閉鎖弁９の介設されたガス管６が接
続される直管状のガス管ヘッダ８を設け、各先端にガス
側の連絡配管接続用フレア継手20を有する複数のマフラ
ー23を互いに平行に、かつ上記ガス管ヘッダ８に対して
は略直交する方向でこのガス管ヘッダ８にそれぞれ接続
する構成とすることによって、よりコンパクトにするこ
とができる。

さらに第２図及び第３図に示しているように、室外機の
ケーシング30側面に略箱形のサブケーシング31を取着
し、このサブケーシング31の前面側垂直面32に上記ガス
閉鎖弁９と液閉鎖弁15とを、また上記サブケーシング31
の背面側垂直面33に上記ガス側連絡配管接続用フレア継
手20と液側連絡配管接続用フレア継手19とをそれぞれ固
着すると共に、上記のように構成した出入口配管アセン
ブリを、上記サブケーシング31内に収納する構成とする
ことによって、ケーシング30内における無駄なスペース
が少なくなり、ケーシング30及びサブケーシング31によ
って囲繞れる空間の小さな、したがって形状をより小形
になし得る室外機を構成することができる。

（考案が解決しようとする課題） ところで上記のマフラーは、機種毎に最適な消音効果を
有する形状を選定して介設する必要があり、特に上記サ
ブケーシング31内で前後方向に配設されるマフラー23と
して軸長の長いものを介設する必要のある場合には、上
記所定形状のサブケーシング31内には収納し得なくな
り、このときサブケーシング31も大きくする必要が生じ
る。しかしながらこの場合には、例えばこのサブケーシ
ング31の前後面にそれぞれ取着される閉鎖弁９、15や連
絡配管接続用継手19、20がケーシング30の前後面より突
出し、これらの個所に外的な損傷を受け易い構造とな
り、また背面側における連絡配管の接続スペースを大き
くする必要が生じて室外機の専有空間が大きなものにな
るという問題が生じることとなる。

この考案は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、上記したマフラー等の配管部品の軸長が長くなる場
合においても、所定のケーシング寸法内に収納可能に
し、これによりケーシングをコンパクト化すると共に、
さらに連絡配管を含めた室外機の専有空間をより小さな
ものとなし得る空気調和機の室外機を提供することにあ
る。

（問題を解決するための手段） そこでこの考案の空気調和機の室外機は、略箱形のケー
シング30における側面に、この側面に形成されている開
口を外方より覆う略箱形のサブケーシング31を取着する
と共に、このサブケーシング31においては、上記ケーシ
ング30の側面から側方へと延びる側面を継手固着面33と
し、この継手固着面33に連絡配管接続用の継手20を固着
して成る空気調和機の室外機であって、上記継手20をく
字状のベンド継手で構成し、この継手20の外端部は上記
ケーシング30の側面と略平行に上記継手固着面33から外
方へ突出させて連絡配管を接続可能にする一方、上記継
手20の内端部には、上記サブケーシング31の継手固着面
33からこれに対面する他方の側面32へと向かう方向から
上記ケーシング30内方へと傾斜させた略直管状の配管部
品23を接続していることを特徴としている。

（作用） 上記空気調和機の室外機においては、連絡配管接続用継
手20がく字状のベンド継手で構成されているので、前記
したマフラーのような略直管状の配管部品23を、上記サ
ブケーシング31内で傾斜させて連絡配管接続用継手20に
接続することができ、これにより継手固着面33に対面す
る他方の側面32側における上記配管部品23の端部側を、
ケーシング30内側の上記側面32を越える位置に位置する
ように傾斜させた配設構造ともなし得ることによって、
上記配管部品23を有する直線状の配管長がサブケーシン
グ31の幅寸法より大きくなる場合にも、これを、上記サ
ブケーシング31の幅寸法を変えることなく組立てること
が可能となり、このため室外機の専有空間をより小さな
ものとすることができる。

また連絡配管接続用継手20に連絡配管をケーシング30の
側面に平行に接続することが可能となり、連絡配管接続
用継手20への連絡配管の接続部がケーシング30の側方へ
と傾斜してさらに突出する接続状態となるのに比べて、
より専有空間を小さなものとすることができる。

（実施例） 次にこの考案の空気調和機の室外機の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。

第２図には、三台の室内熱交換器を互いに並列に接続し
得るように構成したこの考案の実施例における空気調和
機の室外機の正面図を、また第３図にはその右側面図を
示している。そして上記室外機内に構成している冷媒配
管系統図を第４図に示しているが、同図において１は圧
縮機であって、この圧縮機１の吐出配管２と、アキュー
ムレータ３の介設されている吸込配管４とはそれぞれ四
路切換弁５に接続され、この四路切換弁５に第１ガス管
６と第２ガス管７とが接続されている。上記第１ガス管
６の先端はガス管ヘッダ８に接続されると共に途中にガ
ス閉鎖弁９が介設されている。一方上記第２ガス管７
は、室外ファン10の付設された室外熱交換器11に接続さ
れており、この室外熱交換器11にはさらに液管12が接続
されている。この液管12には、上記室外熱交換器11側か
ら順次第１電動膨張弁13、受液器14、液閉鎖弁15が介設
されると共に、その先端は液管ヘッダ16に接続されてい
る。そしてこの液管ヘッダ16に三本の液支管17・・17が
接続される一方、上記ガス管ヘッダ三本のガス支管18・
・18がそれぞれ接続されている。これらの液支管17及び
ガス支管18の各先端には、それぞれ液側連絡配管接続用
フレア継手19・・19及びガス側連絡配管接続用フレア継
手20・・20が設けられており、液支管17側とガス支管18
側との間に、室内機Ａ、Ｂ、Ｃを互いに並列に連絡配管
21・・21で接続することによって、三室の同時空調運転
が可能なようになされている。なお上記各液支管17には
それぞれ第２電動膨張弁22・・22が介設され、そして上
記各ガス支管18には、例えば上記四路切換弁５の切換操
作時に生じる切換音等が室内側へと伝播するのを防止す
るために、マフラー23・・23がそれぞれ介設されてい
る。また上記の室内機Ａ、Ｂ、Ｃはそれぞれ室内熱交換
器24と室内ファン25とを有するものである（但し、室内
機Ａについてのみ図示している）。

上記の各機器が内装される室外機のケーシング30は、第
２図に示すように略箱形に形成されており、同図におい
て左側に寄せて上記室外熱交換器11と室外ファン10とが
配設され、一方、右側に上記圧縮機１、アキュムレータ
３、四路切換弁５、受液器14等の各機器が配設されてい
る。上記ケーシング30の右側壁面にはその略中央部から
下側に延びる矩形形状の開口を覆う略箱形のサブケーシ
ング31が固着されている。このサブケーシング31におけ
る背面側の垂直面33は継手固着面となされており、この
背面側垂直面33に、第３図に示しているように、上記各
連絡配管接続用フレア継手19・・19、20・・20をそれぞ
れ突出させて取着し、また上記背面側垂直面33に相対面
する前面側の側面である前面側垂直面32を貫通させて、
上記各閉鎖弁９、15をそれぞれ取着している。これによ
り上記各閉鎖弁９、15の操作、及び各連絡配管接続用フ
レア継手19、20への連絡配管21の接続作業をケーシング
30の外方より行えるようになされている。そして上記サ
ブケーシング31の内部に、第４図において、ガス閉鎖弁
９からガス側連絡配管接続用フレア継手20、及び液閉鎖
弁15から液側連絡配管接続用フレア継手19まで出入口配
管のガス管側配管アセンブリ、及び液管側配管アセンブ
リとしてそれぞれコンパクトに組上げた出入口配管アセ
ンブリを収納するようになされており、第１図にこの出
入口アセンブリの構成を示している。

同図のように、サブケーシング31の背面側垂直面33に、
液側連絡配管接続用フレア継手19とガス側連絡配管接続
用フレア継手29とが交互に縦一列に固着されており、液
側連絡配管接続用フレア継手19の内方側端部はそれぞれ
第２電動膨張弁22・・22の先端に一体的に連結されてい
る。これらの第２電動膨張弁22はＬ字状の内部流路を有
する構造のものであり、上記液側連絡配管接続用フレア
継手19と同軸上を電磁コイル部22a側へと延びる弁体22b
の途中に、この弁体22bに直交する枝管22cを有してお
り、各枝管22cが、上下方向に配設されている直管状の
液管ヘッダ16にそれぞれ接続されている。そしてこの液
管ヘッダ16の途中に、背面側垂直面側33から前面側垂直
面32へと水平に延びる液管12の先端が接続され、この液
管12の基端側は、この液管12に介設されると共に上記前
面側垂直面32を貫通してサブケーシング31の外方に配設
された液閉鎖弁15を介して、ケーシング30内方へと延び
る構成となされて上記液管側配管アセンブリが構成され
ている。

一方、上記ケーシング30内からサブケーシング31へと延
びている第１ガス管６は、上記液閉鎖弁15の下側に配設
されているガス閉鎖弁９を介してＵ字状の径路を構成す
るように曲げ成形されており、その先端は、上記サブケ
ーシング31の前面側垂直面32の内方垂直辺に沿って上下
方向に配設されている直管状のガス管ヘッダ８の下端部
に接続されている。そしてこのガス管ヘッダ８の外周側
面に、サブケーシング31の背面側垂直面33に向かって略
水平に、したがって上記ガス管ヘッダ８の軸心に対して
略直交する方向に配設されている三本の略直管状の配管
部品、すなわちマフラー23・・23の一端側がそれぞれ接
続されている。互いに平行に上下方向に並設されている
これらのマフラー23・・23は、それぞれ半球面状の両端
面を有する円筒状部材で構成されており、両端面の軸心
位置に円筒部よりも径小の出入口ポートが形成されてい
る。この出入口ポートの一方のポートが短寸の接続配管
を介して上記ガス管ヘッダ８にそれぞれ接続されている
のである。そして各他方のポートには前記したガス管連
絡配管接続用フレア継手20の内方端部が直結されてガス
管側の配管アセンブリが構成されている。

上記の出入口配管アセンブリにおいては、第１図で明ら
かなように、マフラー23が最も形状の大きな部品であ
り、このマフラー23の配設状態が出入口配管アセンブリ
の専有空間の大きさ、或いは組立作業性に大きく影響す
る。上記においては、ガス管ヘッダ８への各マフラー23
の接続点から連絡配管接続用フレア継手20までを直線状
に、しかも殆どマフラー23の軸長で決まるガス支管長さ
として構成されている。すなわち各ガス支管18を必要最
小限の長さとして構成し得ると共に、曲げ加工部を設け
る必要のない構成であり、したがって出入口配管アセン
ブリの専有空間が小さくなると共に配管の錯綜状態が低
減し整然とした組立体となされているので、組立作業性
も大いに向上したものとなっている。また上記実施例に
おいては、ガス管ヘッダ８から各マフラー23へと流入す
るガス冷媒に対して、略直角に曲がる流路が得られるこ
ととなる。このように急激に流路方向の変更を与えるこ
とによっても消音作用が与えられるものであり、したが
って上記においては消音性能の向上を図り得る構成とも
なっている。

そして第１図に示すように、サブケーシング31の背面側
垂直面33を、ケーシング30の側面に直交する面で形成す
ると共に、ガス側連絡配管接続用フレア継手20をく字状
のベンド継手で構成している。つまり連絡配管接続用フ
レア継手20における先端側の連絡配管接続部側の軸心は
上記背面側垂直面33と直交すると共に、上記連絡配管接
続用フレア継手20の基端側はケーシング30内方へと向か
う軸心方向となる状態で固着されている。したがってこ
の継手20の基端側に連結されているマフラー23に対し
て、このマフラー23の他端側に接続されているガス管ヘ
ッダ８までの上記連絡配管接続用フレア継手20からの長
さが、サブケーシング31の前後方向の寸法を超える場合
にも、上記ガス管ヘッダ８側が前面側垂直面22を超えて
ケーシング30内方に位置する配設状態とすることが可能
となる。この結果、上記サブケーシング31の前後方向幅
寸法を不必要に過大にすることなく、出入口配管アセン
ブリを収納することが可能となっている。

上記においては、ガス側連絡配管接続用フレア継手20に
接続される連絡配管は、ケーシング30の側面と並行に背
面側へと延びた後、90度の曲げ成形が施され、室外機の
据付場所における上記ケーシング30の背面と平行な壁面
に沿わせて配設されることとなる。背面側垂直面33を傾
斜させることによって上記配管構成を得る従来例におい
ては、上記のような連絡配管の接続に当たり、ガス側連
絡配管接続用フレア継手20から据付場所の壁面に至る間
に、ケーシング30の側面からさらに側方へと傾斜して突
出する配管構成となり、このため壁面に沿わせるために
90度を超える曲げ加工が必要となる結果、例えばケーシ
ング30の背面と据付場所の壁面との間の隙間がより広く
必要となり、専有空間が増加することとなったり、或い
はサブケーシング31からさらに側方へと突出する領域に
外的な衝撃を受け易い構造となるのに比べて、上記実施
例の構成においては、連絡配管の側方への突出を生じな
いので、専有空間が低減され、また外的衝撃の恐れの低
減された取付構造とすることができる。

なお上記実施例においては、液側連絡配管接続用フレア
継手19はストレート形の片ユニオン継手で構成すると共
に、これに直結される第２電動膨張弁22はその軸心が背
面側垂直面33に直交するように液管ヘッダ16に接続され
ているが、これに限らず、ガス側と同様に構成にしても
よい。

以上、この考案の具体的な実施例について説明したが、
上記実施例はこの考案を限定するものではなく、この考
案の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記にお
いては三室空調用の室外機を例に挙げて説明したが、二
室、或いは四室以上の多室空調用の室外機においてこの
考案の適用が可能である。また上記実施例においては、
ガス閉鎖弁９、液閉鎖弁15をガス管ヘッダ８、液管ヘッ
ダ16にそれぞれ接続される第１ガス管６、液管12の途中
に介設した例を示したが、例えばサブケーシング31にお
ける上面側或いは下面側に各閉鎖弁９、15を配設し得る
場合には、ガス管ヘッダ８、液管ヘッダ16の一端側に上
記各閉鎖弁９、15を直結する構成とすることも可能であ
り、この場合に出入口配管アセンブリをさらにコンパク
トに構成することができる。

（考案の効果） 上記のように、この考案の空気調和機の室外機において
は、サブケーシングの継手固着面に固着される連絡配管
接続用継手に、略直管状の配管部品を上記サブケーシン
グ内で傾斜させて接続することが可能となされているの
で、例えば上記配管部品の他端側が上記継手固着面に対
面する側面を超えてケーシング内に位置する傾斜配設状
態とすることができ、この結果、上記配管部品の長さが
長くなる場合にも上記サブケーシング或いはケーシング
の形状を大きくする必要がなく、室外機の専有空間をよ
り小さなものとすることが可能となる。

また連絡配管接続用継手がく字状のベンド継手で構成さ
れ、この連絡配管接続用継手における連絡配管の接続部
側をケーシングの側面に平行にした固着状態とすること
ができるので、これに接続される連絡配管に対して側方
への突出領域を生じず、このため連絡配管を含む室外機
の専有空間をさらに小さなものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例における空気調和機の室外機
の一部を切欠いて示した要部斜視図、第２図は上記室外
機の正面図、第３図は上記室外機の右側面図、第４図は
上記室外機内部に構成されている冷媒回路の系統図、第
５図は従来装置における室外機内部に構成されている冷
媒回路の系統模式図、第６図は従来装置における室外機
内部の出入口配管アセンブリの構造を示す側面図であ
る。 20……ガス側連絡配管接続用フレア継手（連絡配管接続
用の継手）、23……マフラー（配管部品）、30……ケー
シング、31……サブケーシング、32……前面側垂直面
（側面）、33……背面側垂直面（継手固着面）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−122466（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−155870（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】略箱形のケーシング（30）における側面
   に、この側面に形成されている開口を外方より覆う略箱
   形のサブケーシング（31）を取着すると共に、このサブ
   ケーシング（31）においては、上記ケーシング（30）の
   側面から側方へと延びる側面を継手固着面（33）とし、
   この継手固着面（33）に連絡配管接続用の継手（20）を
   固着して成る空気調和機の室外機であって、上記継手
   （20）をく字状のベンド継手で構成し、この継手（20）
   の外端部は上記ケーシング（30）の側面と略平行に上記
   継手固着面（33）から外方へ突出させて連絡配管を接続
   可能にする一方、上記継手（20）の内端部には、上記サ
   ブケーシング（31）の継手固着面（33）からこれに対面
   する他方の側面（32）へと向かう方向から上記ケーシン
   グ（30）内方へと傾斜させた略直管状の配管部品（23）
   を接続していることを特徴とする空気調和機の室外機。