JPH07254983A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07254983A
JPH07254983A JP7008673A JP867395A JPH07254983A JP H07254983 A JPH07254983 A JP H07254983A JP 7008673 A JP7008673 A JP 7008673A JP 867395 A JP867395 A JP 867395A JP H07254983 A JPH07254983 A JP H07254983A
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国雄 佐藤
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啓介 中島
Nagaharu Hamada
長晴 浜田
Noboru Suemori
登 末森
Takashi Kubo
隆 久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異なる製品、異なる機種と自由に交信可能なフ
ァクシミリ装置を提供する。 【構成】画像読取り手段と,これからのアナログ信号の
歪補正を行い、デジタル信号出力のアナログ信号処理
部,デジタル信号を所定の情報形態に変換するデジタル
信号処理部,各部の動作タイミング設定部,外部制御手
段とデータ,コントロールバスを介して接続されるイン
ターフェイスを備えた画像信号処理手段であり、インタ
ーフェイスは画像信号処理手段の動作を決めるパラメー
タを設定するレジスタ,外部制御手段からの信号に基づ
き上記パラメータをレジスタに書込むコントローラ,デ
ジタル信号処理部に対してデジタル信号を入出力するバ
スバッファを有する画像信号処理手段と,画像信号処理
手段からの画像信号を外部に送信する送信手段と,外部
から画像信号を受信し画像信号処理手段に供給する受信
手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に係
り、特に光電変換読み取りセンサなどから出力されるア
ナログ画像信号の処理に多様に対応できる画像信号処理
機能を備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ,OCR,高機能コピー
機,ハンドスキャナなどのように光電変換読み取りセン
サを備えた製品における画像信号処理は、製品の相違や
機種の相違によってまちまちである。従ってこれらの製
品は、それぞれの画像信号処理に適した専用の画像信号
処理回路を備えており、この画像信号処理回路を別の製
品や機種に適用することができない。
【0003】ファクシミリの分野においては、 (1) 送信原稿サイズと受信記録紙サイズ及び線密度 (2) 送信原稿と読み取りセンサの相対位置 (3) 読み取りセンサからのイメージ信号の振幅 (4) 性能上(画質上)の設定値 などの値によって、画像信号処理態様が相違する。CC
ITT(国際電信電話訪問委員会)の勧告でグループIII
(GIII)のファクシミリは、1728画素を6本/mm
の線密度(主走査方向)で1ラインずつ画面の左側から
MH符号あるいはMR符号によって送受信することが標
準モードとして定められている。これは紙幅が216mm
のA4サイズあるいはレターサイズの原稿を送受信する
ためのものである。しかし実際には、紙幅が257mmの
B4サイズの原稿を送信できる送信機とA4サイズの受
信機の交信もある。また線密度に関しても、8本/mmの
ファクシミリばかりではなく、12本/mm,16本/mm
あるいは200本/インチ,240本/インチ,300
本/インチ,400本/インチなどのファクシミリが製
造あるいは開発されており、これらのファクシミリは自
由に交信できることが望ましい。このためには、各種の
ファクシミリはそれぞれが画像データを縮少,拡張する
機能をもたなければならない。
【0004】また、市販されているCCDセンサなどの
光電変換読み取りセンサのイメージ信号の出力は、1画
素毎に別チャンネルで出力するもの、1チャンネルで出
力するもの、あるいは波形整形して出力するものなどが
ある。またイメージ信号の振幅も光源の輝度ばらつき,
センサの感度ばらつきによってばらつきが発生し、原稿
濃度によって変化する。これらによりイメージ信号の振
幅は10倍以上も変化するのでその整合が必要である。
【0005】また、中間調画像の読み取り方法に、組織
的デイザ法がある。これはイメージ信号をスライスする
レベルをあるパターンに従って1画素毎に切換える方法
である。このパターンの設定、また読み取り時のγ補正
の設定値の決定が必要である。
【0006】また、ファクシミリは副走査方向の走査ピ
ッチを変化させ、情報量の少ない領域は早送りする機能
をもっている。このため送信すべき原稿の情報量を判定
する線密度判定機能が必要である。
【0007】更にまた、センサは1画素毎に感度のばら
つきがあり、これを補正する機能が必要である。
【0008】従来の信号処理回路は、以上のような各機
能に対応する専用の回路構成となっていたので、製品や
機種の相違に対しては、それぞれ新しい処理回路の設
計,製作が必要であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、異な
る製品または異なる機種と自由に交信することが可能な
ファクシミリ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴とするところは、画像原稿を読み取り,画像に
対応したアナログ信号を生成する画像読み取り手段と,
画像読み取り手段から入力されるアナログ信号の歪補正
を行い、デジタル信号として出力するアナログ信号処理
部と,デジタル信号を所定の情報形態に変換するデジタ
ル信号処理部と,各部の動作タイミングを設定するタイ
ミング設定部と,外部制御手段とデータバス及びコント
ロールバスを介して接続されるインターフェイスをそれ
ぞれ具備した画像信号処理手段であって、インターフェ
イスは、この画像信号処理手段の動作モードまたは各種
コマンドまたは各種のパラメータ値がアドレスに対応し
て設定されるレジスタと、外部制御手段から供給される
アドレスデータに基づいて、動作モードまたは各種コマ
ンドまたは各種のパラメータ値をレジスタに書き込みを
行うコントローラと,デジタル信号処理部からの出力デ
ジタル信号を外部制御手段に出力、または外部制御手段
からの信号を入力するバスバッファとを備えた画像信号
処理手段と,画像信号処理手段から出力され、外部制御
手段を介して供給される画像信号を外部に送信する送信
手段と,外部から伝送される画像信号を受信し、外部制
御手段を介して画像信号処理手段に供給する受信手段と
を有するファクシミリ装置にある。
【0011】
【作用】製品または機種が異なっても、画像信号処理手
段内部のレジスタの値を変化させるのみで対応できるの
で、種々の製品または機種と自由に交信することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について詳細に説明
する。図1は本発明によるファクシミリ装置におけるプ
ロセッサ10とその周辺の回路構成の一例である。
【0013】1はアナログ信号処理部、2はディジタル
信号処理部、3はラインメモリ、4はセンサドライバイ
ンターフェイス(センサI/F)、5はタイマ部、6は
シーケンサ部、7はμCPUインターフェイス(μCP
UI/F)部、8はμCPUである。
【0014】本発明のファクシミリ装置におけるプロセ
ッサは1チップの信号処理プロセッサLSI10として
作られ、このLSIはアナログ信号処理部1,ディジタ
ル信号処理部2,センサI/F4,タイマ5,シーケン
サ6,μCPUI/F7を備える。
【0015】センサ(CCDラインセンサなど)を駆動
するためのタイミンング信号をセンサI/F4で発生
し、上記タイミング信号に同期したアナログのイメージ
信号をアナログ信号処理部1に入力する。アナログ信号
処理部1は特願昭55−60565 号に記載されたものとほぼ
同じである。このアナログ信号処理部1は光学系、例え
ばレンズや光源などに起因する信号歪特性を記憶してお
くことによって、センサから入来するイメージ信号を正
しくディジタル化する。上記ディジタル化されたイメー
ジ信号はディジタル信号処理部2に入力する。ディジタ
ル信号処理部2では、上記ディジタル信号をファクシミ
リ等の装置に必要な情報形態に変換し、μCPUI/F
7を通してμCPU8のバスラインへ送出したり、シリ
アル情報として出力する。
【0016】ディジタル信号処理部2のもつ機能として
は、主走査方向及び副走査方向の線密度変換(主に縮
少)あるいは前記した線密度判定などがある。副走査方
向の線密度を変換するためには、前ラインあるいは前々
ラインの情報を記憶しておく必要がある。ラインメモリ
3はこのために接続される。
【0017】ディジタル信号処理部2ではμCPU8の
バスラインからの情報をμCPUI/F7を通して受け
取り、シリアル情報として出力することも可能である。
これにより、ファクシミリ等の信号受信時にデータを記
録装置に出力するためのインターフェイスの役割をはた
すことができる。
【0018】タイマ5はセンサ駆動のくり返し時間を定
めたり、センサからのイメージ信号のうち有効部分を切
り出したりするためのタイミング信号等を発生する。
【0019】シーケンサ6はこのプロセッサ全体を動作
させるためのタイミング信号等を発生する。
【0020】図2は図1に示したLSI10のブロック
構成図をより詳細に記した一実施例である。
【0021】11はサンプルホールド回路、12はピー
クホールド回路、13はA/D・D/A変換回路、14
は差分変復調回路、15はRAM、16はA/D変換回
路の各回路ブロックで、これらはアナログ信号処理部1
に相当する。21は主走査線密度変換回路、22はアド
レスカウンタ、23はビデオバスバッファ、24は副走
査線密度変換回路、25は線密度判定回路、26はシリ
アル出力回路、27はラツチ回路の各回路ブロックで、
これらはディジタル信号処理部2に相当する。31はR
AMで歪特性信号を記憶する。71はコントローラ、7
2はシステムバスバッファ、73はレジスタで、これら
はμCPUI/F7を構成する。91はμCPU8のコ
ントロールバス、92はデータバスである。93はシス
テムバスでシステムバスバッファを通してデータバス9
2に接続されている。94はビデオバスである。
【0022】図3は図2に示す各ブロックに関する動作
タイムチャートである。図3を参照して図2に示すプロ
セッサ10の動作を説明する。
【0023】本プロセッサ10はμCPU8のプログラ
ムに従ってレジスタ73にデータを書き込むことで、動
作モードが定められ、かつ動作の開始,停止などを行う
ことができる。本プロセッサ10の動作の一例を以下に
述べる。
【0024】まず、μCPU8はレジスタやカウンタな
どをリセット(セット)するために、リセット信号(R
ESET)を本プロセッサ10に入力する。その後コン
トローラ71を通して、レジスタ73を設定し本プロセ
ッサの動作モードを決める。次に、同じレジスタ73の
中にあるワークイネープルレジスタを書き換える。即ち
プロセッサイネープル信号(PRCE)を立てることに
よって、本プロセッサ10はすでに定められたモードの
動作を開始する。この時、まずセンサI/F4からセン
サ駆動パルスが始めて発生する。最初に入力されるイメ
ージ信号は通常正しい読み取りデータにはなり得ない。
複数回センサを駆動した後、レジスタ73にあるピーク
ホールドイネープル信号(PEAKE)を立てる。これ
によりピークホールド回路12の動作を開始し、イメー
ジ信号の白の最大値(図3のタイムチャートでは最少
値;センサからのイメージ信号は白信号が下側に出力す
る。)を検出する。なお、サンプルホールド回路11は
PRCE信号が出力された時点で動作を開始する。次
に、1ラインに渡って白の情報を読み取り、この白のイ
メージ情報に含まれる信号歪量をRAM15に記憶す
る。このための信号歪記憶指令信号(WCOM)はレジ
スタ73を書き換えることによって立てる。
【0025】CCDラインセンサを用いた場合、レンズ
の周辺光量低下,光源のむら、あるいはセンサ自体の感
度のばらつきなどが原因となって、上記信号歪は図3に
示すような形状なることが多い。この信号歪を一般には
シェーディング波形と呼んでいる。
【0026】WCOM信号が立つと、サンプルホールド
回路11の出力であるイメージ信号の初期値を検出する
ため、複数回(本実施例では23回)のセンサ駆動をく
り返す。A/D・D/A変換回路13で初期値(イメー
ジ信号の始まりの複数画素、本実施例では8画素に於け
る最初値;黒よりの出力値)を検出する。次のイメージ
信号(24回目)時にA/D・D/A変換回路13で、
追従比較方式によるA/D変換を実行し、かつ差分変復
調回路14で、差分信号に変調する。そして、この差分
信号をRAM15に記憶する。
【0027】なお、A/D・D/A変換回路13のリフ
ァレンス電圧にピークホールド回路12の出力電圧を用
いることによって、センサからのイメージ信号の出力振
幅のばらつきに対する補正を行う。
【0028】また、イメージ信号の1画素ごとの感度を
補正するモードを指定するワークイネーブルレジスタ
(図26に示すレジスタの1つ)の第0ビットである各
画素補正感度補正モード指定ビット(AADJ)に1が
設定されている場合、イメージ信号の25回目に、1画
素ごとの歪信号をアナログ信号処理部1で作成し、これ
をビデオバスを通してRAM31に記憶する。RAM3
1は本LSIプロセッサ10の外部に接続する。
【0029】その後画像情報を含んだイメージ信号がセ
ンサより入力すること、このイメージ信号はサンプルホ
ールド回路11で波形整形され、ピークホールド回路1
2でピーク値が検出される。このピーク値がA/D・D
/A変換回路13のリファレンス電圧とされる。RAM
15から読み出された信号は差分変復調回路14で復調
され、A/D・D/A変換回路13でD/A変換され
て、シェーディング波形信号を再生する。再生されたシ
ェーディング波形信号はA/D変換回路16のリファレ
ンス電圧として入力される。この結果、A/D変換回路
16から歪のないディジタル信号を出力することができ
る。
【0030】なおイメージ信号の1画素ごとの感度補正
を実行する場合も、センサからのイメージ信号と同期し
てRAM31を読み出し、その出力をA/D・D/A変
換回路13でD/A変換し、各画素ごとの歪を再生す
る。A/D変換回路16のリファレンス電圧に各画素ご
との歪みを入力することによって補正を行う。
【0031】感度補正したディジタルのイメージ信号
は、ディジタル信号処理部2に入力され、上記ディジタ
ルイメージ信号に同期して信号処理を施され、μCPU
I/F7のシステムバスバッファ72を介してμCPU
8に出力される。または、シリアル出力回路26でシリ
アル信号に変換されて本プロセッサ10の外部に出力さ
れる。
【0032】本プロセッサ10において、A/D変換回
路16はその出力が多値(4ピットのパイナリ)のモー
ドと2値のモードに区分される。前記のデイザ法による
中間調情報の出力は、2値のモードに含まれる。
【0033】多値のモードでは4ピットのパイナリ信号
を2画素分まとめて8ピットにし、ラインメモリ3に出
力することができる。この時センサの1画素ごとの補正
した情報を、ラインメモリ3に出力することも可能であ
る。
【0034】2値のモードでは、その出力を主走査線密
度変換回路21に入力し、レジスタ73の中に定められ
た動作で線密度変換を実行しビデオバスバッファ23を
通してラインメモリ3に記憶する。この時ラインメモリ
3のアドレス信号を本プロセッサ10内のアドレスカウ
ンタ22で発生する。主走査線密度変換回路21から出
力される現ラインの2値データと同期してラインメモリ
3から読み出された前ライン及び前々ラインの2値デー
タを副走査線密度変換回路24に入力する。副走査線密
度変換回路24はレジスタ73からの指示に従って線密
度変換動作を実行する。その結果はシステムバスバッフ
ァ72を通してμCPU8に出力される。
【0035】タイマ5は、センサ駆動の周期や、本プロ
セッサ10から出力するディジタルイメージ信号の有効
部分の切り出し制御を行う。またシーケンサ6は、これ
まで述べてきた動作を実行するのに必要なタイミング信
号などを発生する。
【0036】以下、図2の回路ブロックについて詳細に
説明する。
【0037】図4はサンプルホールド回路11の回路図
の概要である。図5は図4の各部のタイムチャートであ
る。図6はレジスタ73から図4に示すサンプルホール
ド回路11の各回路へ入力する信号に関するレジスタ割
付けをまとめたものである。110はデコーダTr
1,TrC2,TrS1,TrS2,TrS,TrC,T
rI1,TrI2,TrIOはMOSトランジスタであ
る。実際のLSIではC−MOS(コンプリメンタリM
OS)を用いているが、図示を簡単にするため単一のM
OSで代表させている。ゲート入力がハイレベルのとき
上記MOSトランジスタはオン状態となるような正論理
である。ANDS1,ANDS2,ANDC1,ANDC
2はアンドゲート、IN1はインバータ、OP−Sはオ
ペアンプ、C1,C2,C3 はコンデンサである。イメー
ジ信号1(Image Sig.1)とイメージ信号2(Image Si
g.2)はセンサからの入力信号、VBLは黒レベルを示す
直流電圧で、外部より入力する。イメージ信号出力(Im
age Sig.0)はサンプルホールドした出力信号である。
【0038】デコーダ110の出力R111,R11
2,R113,R114,R115,R116,R11
7,R118,R119の信号によって本回路の回路動
作が定まる。これらの信号はレジスタ73の3ピットの
レジスタSMD0,SMD1,SMD2をデコーダ11
0でデコードすることによって得ることができる。上記
入力信号R111〜119は図6のように定められる。
サンプルホールド回路11は6つのモードで動作する。
第1のモードは1チャンネル化された出力をもつセンサ
からのイメージ信号をImage Sig.1として入力し、図5
(1)のごとき波形にて、サンプルホールドし、かつ黒レ
ベルをVBLにおさえる。オペアンプOP−Sの出力をサ
ンプルホールドしたイメージ信号出力(Image Sig.0)
として出力する。なお図5でφB1はサンプリングパル
ス、φC1はイメージ信号の黒レベルを電圧VBLに合致さ
せるためのクランプパルスである。
【0039】第2のモードは第1のモードと同様に動作
させるが、MOSトランジスタTrIOをハイ・インピ
ーダンスにして、サンプルホールドされた信号をイメー
ジ信号出力(Image Sig.0)として出力しない。
【0040】第3のモードは、2チャンネルのセンサ出
力をImage Sig.1,2として入力し、図5(2)のごとき
タイミングで、サンプルホールドと黒レベルクランプを
実行する。φS2はサンプリングパルス、φC2はクランプ
パルスである。このときサンプルホールド信号はImage
Sig.0に出力される。
【0041】第4のモードは第3のモードと同様である
が、サンプルホールドしたイメージ信号(Image Sig.
0)を出力しない。
【0042】第5のモードは外部回路でサンプルホール
ドしたイメージ信号をイメージ信号1の端子からオペア
ンプOP−Sに入力されるモードで、Image Sig.2の端
子から外部回路にサンプリングパルスφS を与え、Imag
e Sig.0の端子から外部回路にクランプパルスφCを与
える。φS は図5(1)のφS1、φCは同図5(1)のφC1
と同一信号である。
【0043】第6のモードは第5のモードと同じように
φS,φCを出力し、Image Sig.1のイメージ信号をその
ままイメージ信号(Image Sig.)として、本プロセッサ
10の内部に供給するモードである。
【0044】図7はピークホールド回路12の詳細な回
路ブロックの一例である。120はカウンタ、121は
デコーダ、122はバススイッチ、123はディジタル
コンパレータ、ANP1〜3はアンドゲート、INP1
〜3はインバータ、TrPO,TrPP,TrPI及び
TrPo〜n(本実施例ではn=255)はMOSトラ
ンジスタで正論理で記述する。COMPPはアナログコ
ンパレータ、OP−2はオペアンプ、RーPは抵抗スト
リングである。
【0045】図8は図7に示すピークホールド回路12
の動作を説明するためのタイムチャートである。センサ
スタート信号φTGに同期してイメージ信号(Image Sig.
0)が入力する。この時カウンタ120がリセットされ
ているとすれば、デコーダ121はMOSトランジスタ
TrPOを選択する。従ってオペアンプOP−2の出力
PEAKはVボルトを示す。(但し、レジスタ73から
の入力信号APEAKE はロウレベルとする。)次に、タイ
マ5からの信号PAPWがハイレベルになると、アナロ
グコンパレータCOMPPの出力信号が反転するまで、
カウンタ120はUPモードで駆動される。その結果、
イメージ信号(Image Sig.0)のピーク値(白ピーク)
がオペアンプOP−2の出力PEAKに得られる。(但
し、レジスタ73の出力PEAKEはロウレベル)セン
サスタート信号φTGがダウンクロック(DOWNCLK)に入
力され、ピーク値が1抵抗ストリング分だけ下がる。
【0046】抵抗ストリングRーPは次式で表わされる
ように各ノードの電圧を定めている。
【0047】
【数1】
【0048】即ちVo〜Vnまでが等比級数となる。こ
れは、イメージ信号ピーク値の大小にかかわらず、一定
の割合の量子化誤差にするためである。
【0049】本LSI10では、VBL電圧は外部からの
入力信号で最大3.5V まで許容する。今VBL=3.5
VとするとV0=3.4V,V255=1.5V に設定され
る。この間を数1に従って区分すると、イメージ信号の
ピーク値出力PEAKの量子化誤差は1.1%以下にな
る。
【0050】カウンタ120の出力信号はバススイッチ
122を通して、システムバス93に与えられる。これ
によりμCPU8はカウンタ120の出力信号を読み取
ることができる。またμCPU8からレジスタ73にP
EAK0〜7の信号を書き込み、この値をカウンタ12
0にロードすることによって、ピーク値出力PEAKを
一定値に設定することもできる。
【0051】レジスタ73に書き込まれたPDM2〜7
の値とカウンタ120のQ2〜Q7の値をディジタルコン
パレータ123で比較し、カウンタ123の出力がPD
M2〜7の値より小さくなった時、カウンタ123のイ
ンクリメントを止めることができる。即ち、PDM2〜
7の値よりピーク値出力PEAKが下がらないようにす
ることができる。これは、黒原稿を読み取る場合、ピー
ク値出力PEAKが黒レベルまで追従してしまうのを防
ぎ、黒情報を黒として検出するために必要である。
【0052】レジスタ73の出力PEAKEをハイレベ
ルにすると、カウンタ120の動作が止まり、ピーク値
出力PEAKは一定の値を保持する。またAPEAKE
をハイレベルにすると、抵抗ストリングRーPの選ばれ
た電圧がPEAKOに出力されると同時にPEAKIに
入力した電圧がPEAK信号としてA/D・D/A変換
回路13に出力される。
【0053】ディジタルコンパレータ123の出力FL
EXGはレジスタ73に入力されイメージ信号のピーク
値がPDM2〜7で設定した値より低いか高いかをμC
PU8に知らせることができる。この機能を用いるのと
光源の輝度低下などμCPU8で判断することができ
る。
【0054】図9はA/D・D/A変換回路13の詳細
な回路ブロックの一例である。
【0055】130はカウンタ、131は加算回路、1
32,133はデコータ、134は初期値レジスタであ
る。この初期レジスタ134は、図26のレジスタ名称
欄に示される初期値設定レジスタFD0〜FD7の出力
をラッチする。135はバススイッチ、R−Aは抵抗ス
トリング、TrAo〜n′,TrAH,TrAS,Tr
AAはMOSトランジスタ、COMPAはコンパレー
タ、OP3〜4はオペアンプである。
【0056】図10は図9に示すA/D・D/A変換回
路13の動作を説明するためのタイムチャートである。
【0057】A/D・D/A変換回路13がA/D変換
動作をするのは図3で説明したように、シェーディング
波形書き込み指令WCOMが立った時である。その時、
まずタイマ5よりSMSK信号を入力し、SMSKから
8画素分のイメージ信号の立上りを初期値として検出す
る。この動作はカウンタ130は8画素分のゲート信号
(シーケンサ6にて作る。)を与え図7のピークホール
ドと同様な動作を実行すればよい。この時にカウンタ1
30出力を初期値レジスタ134にラッチする。初期値
レジスタ134にはシステムバス93を通して、μCP
U8から書き込むこともできるし、読み出すことも可能
である。
【0058】初期値が定まると、その値がデコーダ13
2に出力される。MOSトランジスタTrAo〜TrA
n′のどれか1つが選択されてオン状態となり、その出
力電圧とイメージ信号Image Sig.0がコンパレータCO
MPAで比較される。コンパレータCOMPAの出力に
応じてカウンタ130がインクリメントまたはデクリメ
ントをくり返し、オペアンプOP−3とOP−4の出力
にはシェーディング波形が出力される。即ち、このA/
D変換動作はいわゆる追従比較形A/D変換方式と呼ば
れるものである。コンパレータCOMPAの出力が差分
変復調回路14に出力される。
【0059】次に、イメージ信号Image Sig.0が入力す
ると、これに同期してA/D・D/A変換回路13はD
/A変換動作を行う。差分変復調回路14から復調され
た復調信号がカウンタ130に入力されると、書き込み
時にコンパレータCOMPAの出力で制御されたと同様
の動作をする。その結果、ほぼシェーディング波形をオ
ペアンプOP−3とOP−4の出力信号DAO,OP4
−0として再生することができる。
【0060】抵抗ストリングR−Aの各ノードの電圧V
o〜Vn′(n′=127)は抵抗ストリングR−Pで
求めた数1と同様に表わされ、等比級数になっている。
また、抵抗ストリングR−Aの両端にはピークホールド
回路12の出力信号PEAKとVBLが与えられ、PEA
K−VoとVo−VBLの電圧比は6:4に設計されてい
る。即ちシェーディング波形はピーク値に対して60%
まで追従して、補正することが可能である。
【0061】レジスタ73からの信号ADMODE0,
1によって、デコーダ133の出力が定まり、その結
果、このA/D・D/A変換回路13は図11に示す3
つのモードで動作する。
【0062】第1と第3のモードでは図9のトランジス
タTrAAがオン状態にある。その結果、オペアンプO
P−4の出力OP4−0には、再生されたシェーディン
グ波形が出力される。
【0063】第2のモードではトランジスタTrASが
オンする。第4のモードではトランジスタTrAHがオ
ンし、それぞれ入力端子SLICE,HTONEからの
入力信号がオペアンプOP4に入力され、インピーダン
ス変換された信号がOP4−0に出力される。出力OP
4−0の信号はA/D変換回路16に入力される。
【0064】第1と第3のモードは、A/D・D/A変
換回路13では全く同一の動きをするが、A/D変換回
路16において異なったモードになる。
【0065】図12は差分変復調回路14及びRAM1
5の回路ブロックの一例である。
【0066】141は差分変復調回路、142は差分復
調回路、143はバススイッチである。
【0067】図3のタイミングチャートにあるシェーデ
ィング波形記憶時には、A/D・D/A変換回路13の
コンパレータCOMPAの出力を入力し、差分変調回路
141を動作させ、差分データをバイナリ信号としてRA
M15に記憶する。差分変復調回路141はアップダウ
ンカウンタを用いて構成される。上記シェーディング波
形記憶時以外はRAM15からのデータを差分復調回路
142に受け、差分値をほぼ直線で近似するような復調
信号を発生する。
【0068】RAM15の内容はバススイッチ143,
システムバス93,バスバッファ72、図26のレジス
タ名称欄に示されるシェーディング波形レジスタSD0
〜SD7をそれぞれを通してμCPU8に知らせること
ができる。またμCPU8から図26のレジスタ名称欄
に示すシェーディング波形レジスタSD0〜SD7に書
き込むことによりRAM15にシェーディングデータを
書き込むことも可能である。
【0069】図13はA/D変換回路16の詳細な回路
ブロックの一例である。
【0070】161はデコーダ、162はパイナリエン
コーダ、163は4−8ピット変換デコーダ、164は
セレクタ、165はデイザパターン用RAM、166は
デコーダ、167はγ補正用MOSトランジスタ群、1
68は切換スイッチ、OP5はオペアンプ、COMPA
Do〜nはコンパレータ(本LSIではn=15)、R
−AD1,2は抵抗ストリングである。TrADo〜n
はMOSトランジスタである。
【0071】このA/D変換回路16は並列に接続され
たコンパレータCOMPADo〜nによりフラッシュタ
イプのA/D変換を行う。まずA/D変換を行う範囲は
次のようにして定める。A/D・D/A変換回路13の
オペアンプOP4の出力OP40と外部からの直流電圧
DAL(通常VDAL=VBL)を抵抗ストリングR−AD1で
分圧する。分圧値はレジスタ73からの信号DAL0〜
3をデコーダ166でデコードし、TrADo〜nの1
つを選択することによって得られ、オペアンプOP5で
インピーダンス変換された出力になる。
【0072】本LSI10の信号DAL0〜3は4ピッ
トのパイナリ信号である。以上より抵抗ストリングR−
AD2のリフアレンス電圧はオペアンプOP4の出力O
P40とオペアンプOP5の出力OP50で定められる。
【0073】また、オペアンプOP4,OP5の出力O
P40,OP50の電圧をリニアに区分してコンパレー
タCOMPADo〜nに入力するのではなく、よりよい
画質を得るために、本LSI10では8通りのγ補正
(リニアも含む)ができる。このγ補正の値はレジスタ
73の出力γCONT0〜2をデコーダ161でデコー
ドしてγ補正用MOSトランジスタ群167を制御する
ことによって選択できる。
【0074】コンパレータCOMPADo〜n−1の出
力はパイナリエンコーダ162によって4ピットのパイ
ナリ信号に変換され、更に4−8ピット変換回路163
にて4ピットを2つ並べた形の8ピット信号に変換され
る。この8ピット信号はビデオバス94に接続される。
【0075】またレジスタ73からの出力SLICE0
〜3とディザパターンRAM165の出力を選択してセ
レクタ164に与える切換スイッチ168は、レジスタ
73の出力ADMODE0と1の組合せによって制御さ
れる。この制御は表2のモードと対応し、モード1,2
は2値データ、モード3,4はディザ信号を出力する。
2値データを出力する場合、4ピットSLICE信号に
よってセレクタ164を駆動し、コンパレータCOMP
ADo〜nの出力のうち1つを2値データPDATAと
する。ディザを出力する場合には、システムバス93を
通してμCPU8から書き込まれたRAM165の内容
に応じたスライスレベルでスライスした2値データPD
ATAを出力することができる。RAM165は4×4
のマトリックスに4ピットの情報(計64ピット)を記
憶するものである。RAM165に入力する情報によ
り、任意のディザパターンでイメージ信号を読み取るこ
とができる。
【0076】図14は主走査線密度変換回路21の詳細
な回路ブロックの一例である。
【0077】線密度変換指令パルス発生回路はm/(m
+1)指令発生回路211と(m−1)/m指令発生回路
212から成る。213はセレクタ、214は線密度演
算回路、214A,214B,214Cはシフトレジス
タ、215はセレクタ、216,217はカウンタ、2
18はセレクタ、219はシリアルパラレル変換回路で
ある。ANDEはアンドゲートである。
【0078】レジスタ73から、mの値が3ピットのパ
イナリ信号m0,m1,m2としてm/(m+1)指令
発生回路211と(m−1)/m指令発生回路212に
与えられる。A/D変換回路16で発生した2値データ
PDATAに同期したクロックCCKの(m+1)回に
対し1回のパルスをm/(m+1)指令発生回路211で
発生する。同様に(m−1)/m指令発生回路212では
クロック信号CCKのm回に1回のパルスを発生する。
今、(m+1)回に1回のパルスをN1 回,m回に1回
のパルスN2回くり返したとすれば、(m+1)N1+m
2回のクロックパルスCCKの間に(N1+N2)回の
パルスが発生する。このパルスの発生時の2値データP
DATAを削減すれば、次式で表わされる線密度変換
(縮少)が行われることになる。
【0079】
【数2】
【0080】次に(m+1)N1+mN2回のクロックパル
スCCKの間に発生する(N1+N)回のパルスに同期
した2値データPDATAのみを有効データとすれば、
縮少率Pは次式になる。
【0081】
【数3】
【0082】逆に、(m+1)N1+mN2回のクロック
パルスCCKの間に発生する(N1+N2 )回のパルス
の発生期間に2値データPDATAを増加すれば拡大が
可能になる。この拡大率Qは次式になる。
【0083】
【数4】
【0084】上記N1+N2の値をレジスタ73のk0
3の4ピットのバイナリ信号で与え、これをカウンタ
217のロード信号とする。またレジスタ73の信号l
0 〜l15を例えばN1をハイレベル,N2をロウレベルと
してセレクタ218に入力する。
【0085】例えばN1=4,N2=5とするとk0〜k3
に“9”をパイナリ信号で与える。そしてl0〜l8には
0=0,l1=1,l2=0,l3=1,l4=0,l5
1,l6=0,l7=1,l8=0(1:ハイレベルでm
/(m+1)のパルス、0:ロウレベルで(m+1)/m
のパルスをセレクタ213で選ぶと仮定する。)を与え
る。これによりl0〜l8の信号がくり返しセレクタ21
3に与えられ、m/(m+1)と(m+1)/mの出力パ
ルスが順次、TMSK信号として得られる。
【0086】数1,数2,数3,数4より
【0087】
【数5】
【0088】の範囲の縮少・拡大が可能である。
【0089】P1とP2はレジスタ73のLDCM信号に
よって区分される。P1とP2の関係はTMSK信号が互
いに逆極性になっているにすぎない。
【0090】上記TMSK信号によって縮少演算回路2
14とレジスタ214A〜Cが縮少処理を実行する。レ
ジスタ73で与えられた2ピットの信号LDLによっ
て、図15に示すような演算を実行しながら2値データ
PDATAを削減し、縮少(線密度変換)処理を実行す
る。2ピットの信号LDLはA〜Dまで4ヶ設定するこ
とができ、演算を順次切換えることも可能である。
【0091】縮少されたデータはシリアル−パラレル変
換回路219によって8ピットの信号に変換されてビデ
オパス94に出力される。
【0092】数3で表わされる拡大率Q1,Q2はTMS
K信号をシリアル出力回路26に与えることによって達
成できる。但し、2値データPDATAを拡大して出力
することはできない。拡大に関しては後述する。
【0093】図16は副走査線密度変換回路24及びビ
デオバスまわりの回路ブロックの一例である。
【0094】240は副走査線密度演算回路、241A
〜Cは、8ピットのラッチ回路で、これらは副走査線密
度変換回路24を構成する。94Aはビデオリードバ
ス、94Bはビデオライトバス、941,944,94
5はセレクタ、942,943はラッチ回路、946は
バススイッチである。
【0095】図16の回路はレジスタ73のVMODE
0,1の2ピットの信号により図17に示すような4つ
のモードで動作する。
【0096】第1のモードはセレクタ944,941及
びラッチ回路942によってA/D変換回路16の多値
情報,4−8変換回路163の出力をビデオリードバス
94Aに出力する。上記多値情報はアドレスカウンタ22
からのアドレス信号のもとにメモリ3に書き込まれる。
【0097】第2のモードでは主走査線密度変換回路2
1からの2値データがセレクタ944,ラッチ回路94
2,セレクタ941を通して、ビデオリードバス94A
に出力され、同時にラッチ回路241Cに現ラインのデ
ータとしてラッチされる。ビデオリードバス94Aの出
力信号はラインメモリ3に記憶される。そして前ライン
及び前々ラインのデータをラインメモリ3から読み出
し、それぞれラッチ回路241Bと241Aにラッチす
る。演算回路240では8画素の2値データを同時に演
算する。演算回数240はレジスタ73のSSMODE
0と1によって図18に示す3つの演算を実行し、その
結果をラッチ回路943に出力する。ラッチ回路943
のデータはラインメモリ3の前々ラインに記憶される。
ラッチ回路241Aにラッチされた前々ラインのデータ
はすでに演算回路240で演算された結果で、これはセ
レクタ94バススイッチ946を通してシステムバス9
3に出力される。そしてμCPU8のデータバス92に
読み出すことができる。この第2のモードでは、センサ
の各画素ごとの感度を補正することはできない。
【0098】第3のモードは、センサの各画素ごとの歪
感度を補正し、かつ主走査線密度変換回路21を通し
て、主走査方法のみ縮少したデータμCPU8のデータ
バス92に出力する。主走査線密度変換回路21からの
2値データをセレクタ944,ラッチ回路942を通し
て、セレクタ945に入力する。上記2値データをセレ
クタ945で選び、バススイッチ946でシステムバス
93に出力する。そしてμCPU8のデータバス92に
出力する。
【0099】第4のモードは主走査線密度変換回路21
で縮少されない2値データをセレクタ944,ラッチ回
路942,セレクタ941を通して、ビデオリードバス
94A及びラッチ回路241Cに与える。そして副走査線
密度演算されたデータをセレクタ945,バススイッチ
946,バスバッファ72を通して、データバス92に
出力する。この時、センサの各画素ごとの感度補正は可
能である。
【0100】以上、第3と第4のモードは本LSI10
への入力クロック信号CLKに対し1/4の周波数でセ
ンサを駆動する場合にのみ動作可能である。後述するが
センサ駆動には上記クロック信号CLKの1/2と1/
4の2通りがある。
【0101】アドレスカウンタ22はラインメモリ3と
RAM31のアドレス信号を発信する。
【0102】図19はシリアル出力回路26の詳細な回
路ブロックの一例である。
【0103】261は8ピットのパラレルインシリアル
アウトのシフトレジスタ、262はカウンタ、263,
264はセレクタである。
【0104】まずシリアル出力のモードとしては、セン
サにて読み取ったデータを、センサ駆動周波数に同期し
た2値データをSDATAとして出力するモードと、μ
CPU8のデータバス92からのデータ(通常、ファクシミ
リの場合は受信信号)を出力するモードとがある。
【0105】上記のモードを区別するのは、レジスタ7
3の出力R/Tの信号である。前者のモードで2値デー
タPDATA及びクロック信号TCLKが主走査線密度
変換回路21から入力され、セレクタ264及び263
を通って、それぞれデータSDATA及びクロック信号
SCLKになる。この時のデータSDATAは主走査線
密度変換回路21にて縮少されたデータを出力すること
ができるが、拡大は不可能である。
【0106】後者のモードでは、システムバス93から
シフトレジスタ261に書き込まれたデータが、外部か
らの入力クロック信号RCLKIに同期したクロック信
号SCLKと共にデータ出力SDATAとなる。セレク
タ263はクロック信号RCLKIを選びカウンタ26
2に出力する。カウンタ262は主走査線密度変換回路
21からのTMSK信号を受けると動作を停止し、かつ
シフトレジスタ261へのクロックパルスSFCLKも
停止する。この時クロック信号SCLKの出力は停止し
ない。こうすることによって、同一のデータを複数回S
DATA信号として出力することができる。これが拡大
データである。カウンタ262がインクリメンされ、8
カウントされると、8ピットのシフトレジスタ261の
内容は全てSDATA信号として出力されたことにな
る。そこで、μCPU8に対するデータ要求信号DRE
Qを立てる。DACK信号を受けると8ピットのデータ
がデータバス92からバスバッファ72を通してシフト
レジスタ261にとり込まれ、同時にカウンタ262が
リセットされる。外部からのクロックRCLKI によって上
記動作をくり返す。この動作はいわゆるDMAC(ダイ
レクトメモリアクセスコントローラ)による。
【0107】図20は線密度判定回路25の回路ブロッ
クの一例である。
【0108】251B,251Cはパラレルインシリア
ルアウトのシフトレジスタ、252は変化点検出回路、
253はダウンパルス発生回路、254はカウンタ、2
56は判定数発生回路、257はディジタルコンパレー
タである。
【0109】副走査線密度変換回路24のラッチ回路2
41Bと241Cからの8ピットのパラレルデータはシ
フトレジスタ251Bと251Cによってシリアルデー
タに変換される。シフトレジスタ251Cの内容は現ラ
インデータ、シフトレジスタ251Bの内容は前ライン
のデータである。この2つのデータ間に存在する白から
黒,黒から白への変化点が検出回路252で検出され、
その数がカウンタ254にて計数される。以上は副走査方
向に対する変化点を検出するもので、レジスタ73の出
力VR0を“1”とした場合はシフトレジスタ251C
の前々ラインデータ、VR1を“1”にした場合はシフ
トレジスタ251Bの前ラインのデータに白から黒、あ
るいは黒から白への変化点が検出されてカウンタ254
に出力される。
【0110】カウンタ254にはダウンクロック信号D
OWNが入力される。これは、細かい文字等による変化
点の数と大きな文字による変化点の数を区分するための
ものである。1ライン全体にわたりダウンクロック信号
DOWNがカウンタ254に入力した場合、大きな文字
が紙面いっぱいに書かれている時の変化点数と小さな文
字が紙面の一部に書かれている時との区別がつかなくな
る。線密度判定としては、前者の大きな文字は粗い線密
度、後者の小さな文字は密な線密度にすることが望まし
い。
【0111】レジスタ73からの信号LEAK0,1,
2によってダウンクロック信号DOWNは図21のように発
生する。
【0112】またレジスタ73からの信号LDTH0〜
3よって、判定数発生回路256から図22のようなパ
イナリ信号が発生する。この出力信号とカウンタ254
の出力とがコンパレータ257で比較され、カウンタ2
54の出力が大きくなった時、信号LDD8としてレジ
スタ73に入力される。μCPU8はこの信号を読み取
ることによって送信すべき線密度を決定する。
【0113】図23はセンサI/F4の回路ブロックの
一例である。41,44はクロック信号CLKの周期を
1/2にするデパイダ、42はセレクタ、43はセンサ
タイミング発生回路である。
【0114】プロセッサ10の外部からの入力クロック
信号CLKをデパイダ41,44で1/2に分周する。
レジスタ73からの信号SDRVにより、セレクタ42
はCLK/2がCLK/4かどちらかの信号を選択し
て、センサタイミング発生回路43に入力する。この入
力信号CCKはイメージ信号の周波数に同期する。SD
RV信号によって、センサ駆動周波数を高速モードと低
速モードに分ける。高速モードは低速モードの2倍のス
ピードでセンサを駆動する。
【0115】センサタイミング発生回路43は、センサ
用のセンサスタート信号φTG,クロック信号φ1,セン
サリセット信号φRあるいは本プロセッサ10内のサン
プルホールド回路11に必要なサンプリングパルス
φB,クランプパルスφCを発生する。センサスタート信
号φTGは外部トリガ信号TRIGと、タイマ5の出力信
号SMSKとのどちらか長いパルスに同期して発生す
る。
【0116】図24はタイマ5の詳細な回路ブロックで
ある。51はカウンタ、52〜56,60はディジタル
コンパレータ、57〜59はセットリセット付フリップ
フロップである。カウンタ51は13ピットあり、セン
サI/F4から出力されるセンサ画素周波数に同期した
クロック信号CCKをカウントする。このカウンタ51
はセンサスタート信号φTGから8K画素までカウントす
ることができる。
【0117】図25は図24に示すタイマ5の動作を説
明するためのタイムチャートである。センサスタート信
号φTGが入力した後のクロック信号CCKによってカウ
ンタ51が作動し、通常以下のような信号を発生する。
【0118】まず、センサのダミーピット数を意味する
レジスタ73からの設定値DMB0〜5にカウンタ51
の出力が等しくなった時、コンパレータ52からパルス
が発生し、フリップフロップ57がセットされる。これ
がSMSK信号の始まりである。そして、カウンタ51
の出力がレジスタ73からの設定値TIME7〜12に
等しくなった時、フリップフロップ57がリセットされ
てSMSK信号は終了する。SMSK信号をセンサI/
F4に入力して次のセンサスタート信号φTGを発生す
る。但し、外部トリガ信号TRIGはロウレベルとす
る。
【0119】同様にレジスタ73の設定値VMST0〜
11に応じてVMSK信号が発生する。ところで、この
VMSK信号を終了させる信号TCは以下のようにして
得る。ビデオアドレスカウンタ22の出力とレジスタ7
3の設定値VMEND2〜11をコンパレータ60で比
較し両者が等しくなった時にTC信号を発生し、この信
号によってフリップフロップ58をリセットする。
【0120】全く同様に、設定値PAPWL5〜12と
PAPWR5〜12の値に応じて、フリップフロップ5
9が駆動され信号PAPWを発生する。
【0121】PAPW信号はすでに説明したがピークホ
ールド回路12に入力され、ハイレベルの期間のみピー
クホールド動作が行われる。VMSK信号はイメージ信
号の有効部分を表わし、ハイレベルの期間の信号のみが
システムバス93に出力される。
【0122】SMSK信号の立上りはA/D・D/A変
換回路13に入力して、初期値を設定するのに用いる。
終了はセンサI/F4に入力して、TRIG信号と比べ
長い方に同期してセンサスタート信号φTGを発生する。
【0123】シーケンサ6では各回路プロックへのタイ
ミング信号を発生する。シーケンサ6はカウンタ,シフ
トレジスタ及びゲート回路等で構成される。
【0124】μCPUI/F7のうちコントローラ71
はμCPU8のコントロールバス91から信号を受け、
レジスタ73へのデータの書き込み,読み出しを行った
り、μCPU8へのインタラプト信号を発生したりする
ことは一般的なμCPU8のインターフェイスと同様で
ある。また、ファクシミリなどでは、センサの駆動周期
と、実際に必要なデータとが同期しない場合が多い。例
えば紙送りのためのパルスモータ等への駆動周期とセン
サ駆動周期とが一致しない。そのため、本プロセッサ1
0の外部からデータ要求信号SCAKを入力すると、次
のセンサスタート信号に続くイメージ信号をディジタル
化し、情報としてデータバス92に出力するようなコン
トロール回路がコントローラ71に含まれる。
【0125】以上説明してきたようなレジスタ73の内
容をまとめたものが図26である。コントローラ71に
はレジスタ73を選ぶための5ピットのアドレスカウン
タがあり、その設定値によって、レジスタ73に内容を
書き込んだり,読み出したりする。
【0126】CSはチップセレクト信号でロウレベルの
時、μCPU8と本LSIとの間でデータのやりとりが
可能になる。RSはレジスタセレクト信号であり、ロウ
レベルでマドレスレジスタ,ハイレベルでコマンドレジ
スタを選択する。
【0127】CS,RSがロウレベルのときアドレスレ
ジスタが選択される。この時、コントローラ71に書き
込み指令信号(R/W)のロウレベルが入力すると、デ
ータバス92のアドレスデータがアドレスレジスタAR
0〜4に書き込まれる。次にRSをハイレベルにすれ
ば、AR0〜4に書き込まれたアドレスにあるコマンド
レジスタが選ばれる。書き込み/読み出し指令信号(R
/W)によって、上記コマンドレジスタへの内容の、書
き込み/読み出しが可能になる。
【0128】本プロセッサではジェネラルリセット信号
(RESET)を入力した後、書き込み指令信号とデー
タを同期して入力すれば、コマンドレジスタのアドレス
は“0”から“1D”までが順次切りかわり、全てのコ
マンドレジスタにデータを書き込むことができる。
【0129】コマンドレジスタの内容について以下に説
明する。
【0130】“0”番地はモード選択レジスタである。
ADM0,ADM1は図11で説明したADMODE
0,1に相当し、SSM0,1は図18のSSMODE
0,1に相当し、VM0,1は図17のVDMODE
0,1に相当する。LMLESSには、ラインメモリ3
が接続されてないシステム(RAM31も付けられな
い)の場合“1”を入力する。この場合、2値化(デイ
ザ信号も可)された画情報をシステムバス93,システ
ムバスバッファ72からシステムバス92へ出力し、ま
たはシリアル出力回路26からシリアルデータとして出
力する。この時、主走査方向のデータの縮少が可能であ
る。
【0131】R/Tは本プロセッサが読み取りモード
(T)で動作するのか受信モード(R)で動作するのかの
指令信号で図19のシリアル出力回路26などで使われ
る。
【0132】“1”番地にはワークイネーブルレジスタ
が格納されている。MAGEは拡大許可信号で“1”で
拡大を実行する。REDEは縮少許可信号で、“1”で
縮少を実行する。INTEはμCPU8へのインタラプ
ト信号の許可信号で、“0”の時はインタラプト信号を
発生しない。DMAEはDMAモードでのデータリクエ
スト信号(DREQ)の許可信号である。
【0133】PRCEは本プロセッサの動作許可信号で
“1”になると本プセッサが動作を開始する。
【0134】WCOMはRAM15へのシェーディング
波形の書き込み指令信号で、“1”にすると一度だけ書
き込み動作を実行する。
【0135】VBSTは本文の中で特に説明をしなかっ
たが、次のような内容である。本プロセッサではライン
メモリ3に記憶された1ライン分の情報をバーストモー
ドで外部に転送することが可能である。これは最高速で
データを転送する場合に用いられ、VBSTを立てると
本モードでの動作を実行する。
【0136】AADJはセンサ各画素の感度補正の実行
を許可するレジスタである。
【0137】“2”〜“7”番地は図24,図25で説
明したタイマに関する設定値である。
【0138】“8”,“9”番地のVR0,1、LEA
KO,1,2、LDTH1〜4は図20,図21,図2
2で説明した線密度判定に関するものである。またSM
D0〜2は図6で説明したセンサI/F4に係り、SD
RVはセンサ駆動周波数の設定用で図23で説明したも
のである。
【0139】“A”番地はピークホールド回路12に関
するもので図7で説明したものである。
【0140】“B”,“C”番地のDAL0〜3,SL
ICE0〜3,γCONTはA/D変換回路16に関係
し、図13で説明したものである。
【0141】ALLR0,1はセンサ各画素ごとの感度
補正用のレジスタで後で説明する。“D”,“E”,
“F”番地は線密度変換に関するもので図14で説明し
たものである。
【0142】“10”〜“17”番地はハーフトーンレ
ジスタHS1〜HS16と呼ばれるもので、図13に示
すようにデイザパターン用のRAM165に値を設定す
るためのレジスタであり、任意のパターンを書き込むこ
とができる。
【0143】“18”番地のLDLA〜Dは図14のセ
レクタ215への入力信号を設定するもので演算動作を
決定する。
【0144】“19”,“1A”番地はVMSK信号の
終了を示すTC信号を作るためのレジスタで図24に説
明したものである。
【0145】1B番地はピーク値を読んだり設定したり
するためのレジスタで、図7で説明したものである。
【0146】“1C”番地はシェーディング波形の初期
値に関するもので図9に説明したものである。
【0147】“1D”番地はシェーディング波形記憶用
RAM15の内容をリード/ライトするもので、約1.
5K ピットのRAM15の内容を見ることができる。
【0148】次にセンサ各画素ごとの感度補正の動作に
ついて説明する。
【0149】図26のワークイネーブルレジスタのAA
DJを立てて動作を開始した場合、図3のタイミングチ
ャートにあるRAM15へのシェーディング波形の書き
込み動作までは全く変化がない。次のイメージ信号の入
力と同期して感度補正を実行する。図27に感度補正時
の波形の一例を示す。イメージ信号のピーク値PEAKに対
し、図9のA/D・D/A変換回路13にあるオペアン
プOP4の出力OP4−0は、イメージ信号のエンベロ
ープになる。図27に示すような感度ばらつきには追従
できない。
【0150】OP4−0信号が第11に示すA/D変換
回路16に入力されると、レジスタ73からの信号DA
L0〜3によってオペアンプOP5の出力OP5−0は
図27のような波形になる。出力信号OP4−0とOP
5−0をγ補正用スイッチ167によりOP4−0側の
電圧ステップが大きくなるようにしてコンパレータCO
MPADo〜n(本LSIではn=15)の比較電圧にす
る。出力信号OP4−0とOP5−0の間の電圧をn等
分するのではなく等比級数に近くなるよう分割する。出
力信号OP4−0とOP5−0の範囲にあるイメージ信
号の感度ばらつきがディジタル信号に変換され、バイナ
リエンコーダ162,4−8デコーダ163で信号変換
されビデオバス94からRAM31に記憶される。次に
RAM31から読み出されたデータは、ビデオバス94を通
ってラッチ回路27に入り、ラッチ回路27から図9の
A/D・D/A変換回路13にある加算回路131に入
力される。この時、RAM31からの信号はパイナリ信
号である。カウンタ130の出力からは図27がの出力信
号OP4−0に相当するデジタル信号が得られ、これに
感度ばらつきに関するラッチ回路27からのデジタル信
号を加算回路131で加える。こうすることによって出力
信号OP4−0には図27の感度ばらつきを有するイメ
ージ信号が再生される。この信号をもとにA/D変換回
路16でイメージ信号をディジタル信号に変換すれば、
感度ばらつきを補正したディジタル信号を得ることがで
きる。
【0151】コマンドレジスタの“C”番地にあるAL
LR0,1による動作は以下のようである。
【0152】図13にあるDAL0〜3を設定すること
により、図27のOP5−0の出力値を選ぶことができ
る。即ち、感度補正可能な範囲を変えることができる。
この範囲を変えるときは、図9で加算回路131への入
力の値も変えなければ、元のイメージ信号を発生するこ
とができない。本プロセッサ10では、加算回路132の
ラッチ回路27からの桁を変えることによって、上記範
囲を3つの状態に変えることができる。最も小さな範囲
を“1”とすると、“2”,“4”倍の範囲を選択でき
る。
【0153】図27のPEAK値をイメージ信号のピー
ク値より大きくする(外部回路により、入力PEAKI
に入力する。)ことにより、図27のエンペロープOP
4−0より上部にとび出した感度に対する補正も可能で
ある。
【0154】以上のようなプロセッサ(LSI)10に
よれば、プロセッサ内部のレジスタの値を変化させるこ
とにより、下記の様な画像伝送および画像読み取りを容
易に実行できるという効果がある。
【0155】(1) 送信原稿サイズと受信記録サイズが
異なる場合の画像伝送。
【0156】(2) 送信原稿読み取りピッチ(線密度)
と受信記録ピッチが異なる場合の画像伝送。
【0157】(3) センサ位置に対して、原稿の送信開
始位置が異なる場合の画像読み取り。 (4) 光電変換を行うためのコントロール信号やクロッ
ク波形が異なるセンサを用いる場合の画像読み取り。
【0158】(5) 光電変換後のイメージ信号の大き
さ,出力フォーマットが異なるセンサを用いる場合の画
像読み取り。
【0159】(6) 1ピット単位での歪補正が必要な場
合の画像読み取り。
【0160】このように、従来のファクシミリでは、単
一機能もしくは数種の機能のモード選択で対処してきた
複数な操作を、プロセッサ内部のレジスタ変更のみで自
由に実現可能となるという効果がある。
【0161】また、このプロセッサは、前述のファクシ
ミリ用読み取り操作のみならず、光学的読み取り機能を
有する種々の装置に適用可能である。以下簡単に本プロ
セッサを適用した場合の効果について述べる。
【0162】(1) インテリジェント・コピー機 本プロセッサの線密度変換回路を用いて、任意倍率の拡
大縮少ハードウェアを容易に実現できる。また、本プロ
セッサにより処理されたデータを、マイクロプロセッサ
で管理できるため、図面中に定められた記号やわくを書
いておくことにより、高度な編集操作で行う装置をソフ
トウェアのみの変更で実現できるというメリットがあ
る。
【0163】(2) OCR 従来、OCRは高速なプロセッサを多数個用い認識率の
向上を計っていた。また、OCRはファクシミリと異な
り、読めなかった文字に対しては2値化レベルを変化さ
せ再試行を行う機能も有している。これらの高級な読み
取り操作に対しても、本プロセッサを用いるこうによ
り、2値化レベルの変更はもとより、自動的に線密度の
判定を行い、読みたい部分のみを詳しく読むという操作
も容易に実現できる。
【0164】(3) ハンド・スキャナ 本プロセッサはLSI化を指向しており、ハンド・スキ
ャナのような小型化,軽量化,低消費電力化,低価格化
が望まれる装置に対しては充分にそのニーズに対応でき
るものである。
【0165】以上のように、本プロセッサはファクシミ
リ以外にも広汎な応用が可能である。
【0166】
【発明の効果】本発明によれば、駆動波形や出力波形の
異なる種々の光センサ等の光電変換デバイスによって読
み取られたアナログの画像信号を、歪やノイズを除去
し、ディジタル変換し、信号処理を行うプロセッサを実
現できるので、交信相手の製品や機種が異なっても内部
のレジスタの値を変化させるのみで対応でき、ハードウ
ェアの共通化を計ることができ、開発費,部品コストの
大幅低下,信頼性の向上,小型化等の特徴を充分発揮す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセッサの概略ブロック図。
【図2】プロセッサの詳細なブロック図。
【図3】タイミングチャート。
【図4】サンプルホールド部の回路図。
【図5】タイミングチャート。
【図6】レジスタ73から図4に示すサンプルホールド
回路11の各回路へ入力する信号に関するレジスタ割付
けをまとめた表。
【図7】ピークホールド部のブロック図。
【図8】タイミングチャート。
【図9】A/D・D/A変換部のブロック図。
【図10】タイミングチャート。
【図11】A/D・D/A変換回路13が動作するモー
ドを示す表。
【図12】変復調部のブロック図。
【図13】A/D変換部のブロック図。
【図14】線密度変換部のブロック図。
【図15】縮少演算回路214とレジスタ214A〜C
が実行する演算の内容を示す表。
【図16】線密度変換部のブロック図。
【図17】図16の回路が動作するモードを示す表。
【図18】演算回数240が実行する演算の内容を示す
表。
【図19】出力部のブロック図。
【図20】線密度判定部のブロック図。
【図21】レジスタ73からの信号LEAK0,1,2
によって発生するダウンクロック信号DOWNの内容を
示す表。
【図22】判定数発生回路256から発生するバイナリ
信号を示す表。
【図23】センサI/Fのブロック図。
【図24】タイマ部のブロック図。
【図25】タイミングチャート。
【図26】レジスタ73の内容をまとめた表。
【図27】入出力波形図。
【符号の説明】
1…アナログ信号処理部、2…ディジタル信号処理部、
4…センサI/F部、5…タイマ部、6…シーケンサ
部、7…μCPUI/F部、10…信号処理プロセッサ
LSI、71…コントローラ、73…レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 長晴 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 末森 登 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所戸塚工場内 (72)発明者 久保 隆 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像原稿を読み取り,画像に対応したアナ
    ログ信号を生成する画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段から入力される前記アナログ信号
    の歪補正を行い、デジタル信号として出力するアナログ
    信号処理部と,前記デジタル信号を所定の情報形態に変
    換するデジタル信号処理部と,前記各部の動作タイミン
    グを設定するタイミング設定部と,外部制御手段とデー
    タバス及びコントロールバスを介して接続されるインタ
    ーフェイスをそれぞれ具備した画像信号処理手段であっ
    て、前記インターフェイスは、この画像信号処理手段の
    動作モードまたは各種コマンドまたは各種のパラメータ
    値がアドレスに対応して設定されるレジスタと,前記外
    部制御手段から供給されるアドレスデータに基づいて、
    前記動作モードまたは各種コマンドまたは各種のパラメ
    ータ値を前記レジスタに書き込みを行うコントローラ
    と、前記デジタル信号処理部からの出力デジタル信号を
    前記外部制御手段に出力、または前記外部制御手段から
    の信号を入力するバスバッファとを備えた画像信号処理
    手段と、 前記画像信号処理手段から出力され、前記外部制御手段
    を介して供給される画像信号を外部に送信する送信手段
    と、 外部から伝送される画像信号を受信し、前記外部制御手
    段を介して前記画像信号処理手段に供給する受信手段と
    を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記デジタル信号処理
    部は、前記デジタル信号の主及び副走査線密度を指定さ
    れた走査線密度に各々変換するものであることを特徴と
    するファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記アナログ信号処理
    部は、前記ファクシミリ装置の光学系に起因する前記ア
    ナログ信号の歪特性を補正するものであることを特徴と
    するファクシミリ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5647167A (en) * 1979-09-26 1981-04-28 Ricoh Co Ltd Facsimile transmitter
JPS5945763A (ja) * 1982-09-09 1984-03-14 Matsushita Graphic Commun Syst Inc フアクシミリ制御装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS5945763A (ja) * 1982-09-09 1984-03-14 Matsushita Graphic Commun Syst Inc フアクシミリ制御装置

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