JPS62199170A - 網点画の濃度階調補正方法 - Google Patents

網点画の濃度階調補正方法

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JPS62199170A
JPS62199170A JP61040440A JP4044086A JPS62199170A JP S62199170 A JPS62199170 A JP S62199170A JP 61040440 A JP61040440 A JP 61040440A JP 4044086 A JP4044086 A JP 4044086A JP S62199170 A JPS62199170 A JP S62199170A
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JP61040440A
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English (en)
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Takeshi Kiyono
清野 毅
Shinsuke Funaki
信介 舟木
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、写真画のような連続階調画から網点画を形成
する際の網点画の濃度階調補正方法に関する。
(従来技術) 近年、印刷分野での製版作業の効率化および網点画の画
質安定化を図るために光学的網かけ法に代わって電子的
網点発生法が普及・しつつある。このような電子的網点
発生法においては、連続階調画例えば写真画から光学的
読取走査手段によって光学的画像情報が読み取られ、こ
の光学的画像情報はCOD等の光電変換手段によって電
気信号に変換され、この電気信号はA/D変換器によっ
てデ・イジタル化されて濃度値に対応した画像データ(
以下「濃度対応値」という)とされ、次いでこの濃度値
対応値には網点発生用閾値マトリックスによって2値化
処理が施され、この2値化データに基づいて網点画が出
力されることになる。
周知のように、出力網点画がどのような網点によって形
成されるかは、網点発生用閾値マトリックスをどのよう
に設定するかによって決まる。例えば、網点発生用閾値
マトリックスが4×4のマトリックスとして[されると
、それによって発生させられる単位網点には4X4=1
6個のドツト(画素)が割り当てられることになる。こ
のような単位網点すなわち4×4ドツトの網点によって
形成される網点画・には17段階の濃°度階調が与えら
れる。すなわち、単位網点内にドツトが全く現われてい
ないとき、濃度は白レベルであり、単位網点内にドツト
が1つ与えられる毎に濃度は大きくなり、単位網点内に
16個のドツトがすべて与えられると、濃度は黒レベル
となる。
また、単位網点内でのドツトの発生順序については任意
に決めることができ、これは大きざの異なる閾値を網点
発生用閾値マトリックスにどのような順序で書き込むか
によって決まる。このような閾値の書込み順序の形態と
しては、ベイヤー(BAYER>形、網点形、渦巻形お
よびソング形などが知られている。
網点発生用閾値マトリックスに書き込むべき閾値群を求
める場合には、先ず基準原稿濃度値と網点面積率すなわ
ち単位網点内でのドツト発生個数との間に任意の適当な
関数関係を設定する。このような関数関係が設定される
と、基準原稿濃度値に対する読取デバイス出力電圧値(
すなわち読取り濃度対応値)と単位網点内でのドツト発
生個数との間に一義的な関係が成立することになる。
換言すれば、単位網点内でのドツト発生個数のそれぞれ
に対して所定の濃度対応値があてはまることになり、こ
れら大きざの異なる濃度対応値が網点発生用閾値マトリ
ックスに書き込むべき閾値群を構成することになる。例
えば、4X4ドツトの単位網点の場合には、大きざの異
なる16個の閾値が求められる。
第6図を参照すると、そこには4X4の網点発生用閾値
マトリックスが示されており、そこに書き込まれた数字
コないし16は大きざの異なる16個の閾値の書込み順
序を示しており、この書込み順序は渦巻形と呼ばれるも
のである。第6図のマトリックスにはそこに示された書
込み順序に従って、大きざの異なる16個の閾値が大き
い順にもしくは小ざい順に書き込まれる。例えば、基準
原稿濃度値と濃度対応値との間に、基準原稿濃度値が大
きくなればなる程、濃度対応値が大きくなるという関係
があるとすると、第6図のマトリックスへの閾値の書込
みは閾値がその書込み順序に従って大きくなるように行
われ、この場合には第6図のマトリックスの“1゛には
最も小ざな閾値が、その“16”には最も大きな閾値が
書き込まれる。一方、基準原稿濃度値と濃度対応値との
間に上述の場合とは逆の関係にあるときは、第6図のマ
トリックスへの閾値の書込みも逆に行われる。
このようにして作成された網点発生用閾値マトリックス
に基づく単位網点内でのドツト発生順序が第7図に模式
的に示されている。第7図から明らかなように、4×4
ドツトの単位網点内では第6図のマトリックスへの閾値
の書込み順序に従ってドツトが発生することが分る。な
お、ドツトが発生した箇所は斜線領域として示されてい
る。先にも述べたように、これらの網点H0ないし)’
116により、出力網点画には17段階の濃度階調が与
えられることになり、この場合網点H8はS度が白レベ
ルであることを、網点H1ないしH2Sは濃度が中間調
レベルすなわち灰色であることを、また網点H1Bは濃
度が黒レベルであることを示す。
要するに、任意の原稿例えば写真画から得られた濃度対
応値の集まりに第6図の網点発生用閾値マトリックスを
用いて2値化処理を施し、この2値化データに基づいて
網点画1を出力したとすると、この出力網点画の濃度は
第7図に示すような17段階の濃度階調によって表わさ
れることになる。
この場合、写真画の濃度と出力網点画の濃度階調との対
応関係は先に述べた関数関係すなわち基準原稿濃度値と
網点内でのドツト発生個数との間に設定された関数関係
によって決まる。
ところで、網点画とすべき写真画の濃度特性に応じて、
その写真画の濃度と出力網点画の濃度階調との対応関係
を調節することがしばしば必要とされる。例えば、写真
画の濃度が主にハイライト濃度である場合には、写真画
の濃度値の比較的小さな領域が細かい濃度階調で表現さ
れなければならず、また写真画の濃度が主にシャドー濃
度である場合には、写真画の濃度値の比較的大きな領域
が細かい濃度階調で表現されなければならない。
従来では、このような濃度階調補正は読取デバイス出力
電圧値すなわち濃度対応値を補正することによって行わ
れている。従来の濃度階調補正方法の原理について、第
8図の座標系を用いて以下に述べる。
第8図の座標系において、座標軸Pは網点面積率(%)
を、座標軸りは基準原稿濃度値を、座標軸■は読取デバ
イス出力電圧値すなわち読取り濃度対応値を、座標軸A
は階調補正後の濃度対応値を、座標軸Nは単位網点内で
のドツト発生個数を示す。
網点面積率は単位網点内に発生したドツトによって占め
られる面積を単位網点面積(すなわち、単位網点内に発
生したすべてのドツトによって占められる面積)によっ
て除したものに相当する。
すなわち、網点面積率(%)は次のように定義されるこ
とになる。すなわち、 したがって、例えば、4X4ドツトの単位網点の場合に
は、単位網点内には16個のドツトが割り当てられるこ
とになるので、単位網点内にN個のドツトが発生したと
すると、そのときの網点面積率は100XN/16 (
ただし、O≦N≦16)となる。しかしながら、実際に
は、隣り合うドツトが単位網点内で発生するとき、これ
ら両ドツトの一部が互いにオーバーラツプするよう゛に
なっているので、上述したような網点面積率の定義は近
似的にしか成り立たない。このため第8図に示すように
、゛網点面積率とドツト発生個数Nとの関係は一次関係
とならずに曲線aで示すような関係となる。なお、網点
面積率とドツト発生個数との関係を示す曲線aは網点画
記録装置の設計条件ならびに単位網点内でのドツト発生
順序によって決まり、それは実際に得られた網点につい
てその網点面積率を測定することによって求められる。
妙準原稿濃度値と読取濃度対応値との関係を示す曲線す
は読取デバイスに用いられる光電変換手段例えばCOD
等の光感度特性によって決まる。
網点面積率と基準原稿濃度値との関係を示す直IiCは
網点発生用閾値マトリックスに書き込むべき閾値群を求
めるために座標軸Pおよび0間に設定されたものである
。先に述べたように、かかる閾値群を求めるためには、
基準原稿濃度値と単位網点内でのドツト発生個数との間
に任意の適当な関数関係を設定して、読取濃度対応値と
の間に一義的な関係を成立させることが必要であり、直
線Cはそのような一義的な関係を得るため辷座標軸Pお
よび0間に設定されたものである。詳しく述べると、網
点面積率とドツト発生個数との間の関係は上述したよう
に曲線aによって決まっているので、座標軸Pおよび0
間に直線Cを設定すると、基準原稿濃度値(座標軸D)
とドツト発生個数(座標軸N)との間には直線Cの特性
と曲線aの特性によって決まる関数関係が成立し、これ
により読取濃度対応値とドツト発生個数との間に一義的
な関係が得られることになる。第8図では、そのような
一義的な関係が便宜的に座標軸AおよびN間に曲線dと
して示されている。座標軸Aは座標軸■と同一の目盛り
を有しているので、座標軸■の代りに座標軸Aを用いて
、読取濃度対応値とドツト発生個数との関係を示すこと
ができる。要するに、曲線dは、座標軸v上の読取濃度
対応値が座標軸■およびA間の対称軸線に沿って引かれ
た直線eによって座標軸A上に投影されたときの値とド
ツト発生個数との関係を示している。したがって、ドツ
ト発生個数のそれぞれに対応した所定の読取濃度対応値
が得られ、これら読取濃度対応値が閾値として用いられ
ることは先に述べたとうりである。
上述したように、直線Cは網点発生用閾値マトリックス
に書き込むべき閾値を求めるために座標軸Pおよび0間
に設定されたものではあるが、一方直線Cは出力網点画
の濃度階調特性を表わしているものでもある。すなわち
、直線Cを設定することによって得られた閾値(曲線d
)を網点発生用閾値マトリックスに書き込み、この網点
発生用閾値マトリックスを用いて、任意の写真画から得
られた濃度対応値の集まりに2値化処理を施し、これに
より網点画を出力させた場合、その写真画の濃度と出力
網点画の濃度階調との対応関係は直線Cに従うことにな
る。なお、直線Cは一次関数であるから、原稿のハイラ
イト濃度領域、ミドル濃度領域およびシャドー濃度領域
のすべてが出力網点画においては同じ程度の細かさの濃
度階調で表現されることになる。
このような出力網点画の濃度階調特性を補正する場合、
従来では、網点面積率と基準原稿濃度値との間は適当な
関数関係いわゆるグラデーションカーブfを設定して階
調補正曲線qを求めていた。
詳しく述べると、グラデーションカーブf上の任意の点
ず、が座標軸P上に投影され、この投影点すなわち網点
面積率P。は次いで曲線aを介して座標軸N上に投影さ
れ、この投影点すなわちドツト発生個数Nnはさらに曲
線dを介して座標軸A上に投影され、これにより座標軸
A上に投影点すなわち階調補正後出力電圧値Anが得ら
れる。一方、グラデーションカーブf上の任意の点f。
は座標軸りにも投影され、この投影点すなわち基準原稿
濃度値り。は次いで曲線すを介して座標軸V上に投影さ
れ、これにより座標軸V上に投影点読取濃度対応値■、
が得られる。このようにして得られた投影点V。および
A。により、座標軸■およびAによって形成される座標
系には点g。が得られる。このような操作を繰り返えす
ことにより、濃度階調補正曲線Qが求められることは明
らかであろう。濃度階調補正曲線qに基づいて出力網点
画の濃度階調を補正する場合、網点画とすべき任意の写
真画から読み取られた読取濃度対応値は先ず階調補正曲
線Qによって補正される。例えば、任意の写真画から得
られた読取濃度対応値がVIIlであるとすると、その
値■、はAll1と補正される(第8図)。次いで、こ
のようにして得られた補正値に上述の網点発生用閾値マ
トリックスによって2値化処理が施され、これにより網
点画が出力されると、その濃度階調はグラデーションカ
ーブfの特性を持つことになる。なお、グラデーション
カーブfの特性から明らかなように、基準原稿濃度値の
比較的大きな領域すなわちシャドー濃度領域が細かい濃
度階調で表現されることになるので、濃度階調補正曲線
9はシャドー濃度を持つ原稿すなわち黒ぽい写真画を網
点画とするのに適したものと言える。
以上要するに、従来の階調補正方法においては、網点発
生用閾値マトリックスに書き込まれるべき閾値群を予め
決定して固定し、この固定された閾値群に対して読取濃
度対応値を変化させ、これにより出力網点画の濃度階調
が補正されることになる。
さて、上述したような電子的網点発生法を用いる網点画
出力用面@処理装置において、従来の濃度階調補正方法
はマイクロコンピュータを用いて実施されている。この
場合、マイクロコンピュータには、ドツト発生個数が網
点面積に対して曲線aで示すような関係で書き込まれて
いるメモリ、階調補正後の濃度対応値がドツト発生個数
に対して曲線dで示すような関係で書き込まれているメ
モリ、および読取濃度対応値が基準原稿濃度値に対して
曲線すで示すような関係で書き込まれているメモリが予
め内蔵される。網点画とすべき写真画の濃度特性に応じ
て所定のグラデーションカーブ(例えばグラデーション
カーブf)が設定されて入力されると、マイクロコンピ
ュータはグラデーションカーブfに基づいて上記メモリ
から所定のデータを読み出して濃度階調補正曲線Qを求
める。換言すれば、階調補正後の濃度対応値が読取濃度
対応値に対して濃度階調補正曲線qで示すような関係で
メモリ(例えば記憶テーブル)に書き込まれる。この記
憶テーブルには上記写真画から得られた読取濃度対応値
がアドレスされるようになっており、これにより所定の
階調補正後の濃度対応値が得られることになる。
以上の記載から明らかなように、従来の濃度階調補正方
法においては、濃度階調補正曲線を求める際の手順が非
常に複雑であるので、マイクロコンピュータに用いられ
るプログラムやそれに伴う回路構成も複雑となる。また
、このことは濃度階調補正曲線を求める際の処理時間が
比較的長くなることを意味する。一方、濃度階調補正曲
線を求めるには、読取濃度対応値のすべてに対して階調
補正後の濃度対応値を求めなければならない。
例えば、読取デバイス出力電圧値をA/I)変換した読
取り濃度対応値が8ビツトである場合には、256通り
の読取濃度対応値に対して256通りの階調補正後の濃
度対応値を求めなければならない。したがって、濃度階
調補正曲線を求める際の処理時間は一層長くなる。
また、従来の濃度階調補正方法においては、網点画とす
べき写真画から得られた読取濃度対応値は2値化処理を
受ける前に濃度階調補正曲線に基づいて補正されるので
、写真画の読取とその網点画の出力とがリアルタイムで
行われる場合、読取濃度対応値の補正もリアルタイムで
行われなければならない。このため網点画出力用画像処
理装置自体の回路構成に対して処理速度の面から種々の
制約や負担が課せられることになる。
(発明の目的および構成) 本発明の目的は、上述したような従来の濃度階調補正方
法に伴う種々の問題点を解消あるいは改善し得る新規な
濃度階調補正方法を提供することである。
本発明による網点画の濃度階調補正方法は第1図に示す
ような手順に従って実施される。すなわち、先ず、網点
画と喋べき連続階調画の濃度特性に応じて基準原稿濃度
値と網点面積率との間に所定の関数関係を設定し、次い
でこの関数関係に基づいて閾値を求めて、この閾値によ
って網点発生用閾値マトリックスの閾値を書き替える。
このようんな閾値の書替えは上記関数関係が設定される
度毎に行われる。
(実施例) 先ず、本発明による階調補正方法の原理について、第2
図の座標を用いて説明する。
第2図の座標において、座標軸Pは網点面積率を、座標
軸りは基準原稿濃度値を、座標軸■は読取デバイス出力
電圧値すなわち濃度対応値を(座標軸Vの右側では電圧
値であり左側ではこれをデジタル化した値である)、座
標軸Nは単位網点内でのドツト発生個数を示す。
先に述べた場合と同様に、網点面積率(座標軸P)と単
位網点内でのドツト発生個数(座標軸N)との関係を示
す曲線りは網点画出力装置の設計条件および単位網点内
でのドツト発生順序によって決まり、また基準原稿濃度
値(座標軸D)と読取濃度対応値(座標軸■)との関係
を示す曲線iは読取デバイスに用いられる光電変換手段
(例えばCOD等)の光感度特性によって決まる。網点
面積率(座標軸P)と基準原稿濃度値(座標軸D)との
間にユーザによって任意の適当な関数関係いわゆるグラ
デーションカーブjが設定されると、読取デバイス出力
電圧値(座標軸■)とドツト発生個数(座標軸N)との
間には、先に述べた場合と同様に、曲線jとして示すよ
うな一義的な関数関係が成立する。したがって、ドツト
発生個数のそれぞれに対応した所定の読取デバイス出力
電圧値を求めることができる。このようにして求められ
た一層の読取濃度対応値が網点発生用閾値マトリックス
に書き込まれるべき閾値群となることは先に述ぺた場合
と同様である。また、網点面積率と基準原稿濃度値との
間に別のグラデーションカーブkが設定されると、読取
濃度対応値とドツト発生個数との間には、曲線に′とし
て示すような別の一義的な関数関係が成立し、このとき
には曲線jの場合とは異なった別の閾値群が得られるこ
とになる。
先に述べた場合と同様に、曲線jによって得られた閾値
群を網点画発生用閾値マトリックスに書き込み、この網
点画発生用閾値マトリックスを用いて任意の原稿から得
られた画像データに2値化処理を施し、これにより網点
画を出力させた場合、その原稿濃度と出力網点画の濃度
階調との対応関係はグラデーションカーブjに従うこと
になる。
一方、曲線に′によって得られた閾値群に基づいて網点
画を出力させた場合には、原稿濃度と出力網点画の濃度
階調との対応関数はグラデーションカーブkに従うこと
になる。要するに、本発明によれば、網点面積率と基準
原稿濃度値との間にユーザによってグラデーションカー
ブが設定される度毎に、そのグラデーションカーブに応
じた閾値群を求めることにより、出力網点画の濃度階調
が補正されることになる。
第3図を参照すると、そこには本発明による濃度階調補
正方法が実施されるように構成された網点画出力用画像
処理装置のブロック線図が示されている。
第3図に示すように、網点画出力用画像処理装置は原稿
読取部1、網点発生部2、網点画出力部3および閾値出
力部4から構成される。
原@読取部1には、光学的読取走査手段5、CCD等の
光電変換手段6およびA/D変換器7が設けられる。光
学的読取走査手段5によって原稿8から読み取られた光
学的画像情報は光電変換手段6によって電気信号に変換
される。次いで、その電気信号(すなわち読取デバイス
出力電圧値)はA/D変換器7によってディジタル変換
され、そこから例えば8ビツトの読取り濃度対応値とし
て出力される。
網点発生部2には例えばディジタルコンパレータから構
成される比較器9が設けられ、この比較器9には原稿読
取部2からの濃度対応値と閾値出力部4からの閾値とが
入力され、そこで゛該濃度対応値は閾値によって2値化
される。
網点画出力部3には網点画記録装置10が設けられ、こ
の網点画記録装置10は網点発生部2からの2値データ
に基づいて網点画11を出力する。
原稿読取部1、網点発生部2および網点画出力部3の構
成自体は、例えば印刷製版の分野で用いられている従来
の網点画出力用画像処理装置において周知なものである
から、これ以上詳細な説明は省略することにする。
本発明による出力網点画の濃度階調補正方法は閾値出力
部4において達成される。
閾値出力部4にはCPU12内線けられ、このCPU1
2にはD−V記憶テーブル13、N−P記憶テーブル1
4およびP−D記憶テーブル15がデータバスを介して
接続されている。D−V記憶テーブル13には読取濃度
対応値が基準原稿濃度に対し第2図の曲線iで示すよう
な関係で書き込まれ、またN−P記憶テーブル14には
網点面積率がドツト発生個数に対し第2図の曲線りで示
すような関係で書き込まれている。P−D記憶テーブル
15の入力側にはP−D入力部子6が接続され、そこに
は網点面積率と基準原稿濃度値との間の任意の適当な関
数関係いわゆるグラデーションカーブがユーザによって
入力されるようになっており、例えば第2図のグラデー
ションカーブjがP−D入力部16に入力されると、P
−D記憶テーブル15には基準原稿濃度値が網点面積率
に対してグラデーションカーブjで示すような関係で書
き込まれる。基準原稿濃度値と読取濃度対応値との関係
ならびにドツト発生個数と網点面積率との関係は、先に
述べたように、網点画出力用画像処理装置の設計条件に
よって決まるものであるから、D−V記憶テーブル13
およびV−P記憶テーブル14はROM等で構成され得
るが、網点。
面積率Pと基準原稿mioとの関係はP−D入力部16
に入力されるグラデーションカーブ毎に変わるので、P
−D記憶テーブル15はRAM等で構成される。
CPU12はN−P記憶テーブル14から所定のドツト
発生個数Nxに対応する網点面積率Pxを読み込み、次
いで、P−D記憶テーブル15からその網点面積率Px
に対応する基準原稿濃度値Dxを読み込み、ざらにD−
V記憶テーブル13からその基準原稿濃度値隅に対応す
る読取濃度対応値■、を読み込み、これによりCPU1
2内では所定のドツト発生個数NXに対応する読取濃度
対応値Vxが求められることになる。このようにして求
められた読取si対応値■、が閾値として用いられるこ
とは先に述べたとうりである。
第3図に示すように、CPU12には、また、網点閾値
参照テーブル17およびドツト発生順序記憶テーブル1
8がデータバスを介して接続されている。網点閾値参照
テーブル17には網点発生用閾値マトリックス(例えば
4X4の閾値マトリックス)が格納されている。一方、
ドツト発生順序記憶テーブル18には、所定のグラデー
ションカーブに対して求められた閾°値群の各閾値を4
×4の閾値マトリックスに書き込む際に用いられる閾値
書込み順序データが格納されている。本実施例゛では、
閾値書込み順序は渦巻形とされるので、CPU12がド
ツト発生順序記憶テーブル18の閾値書込み順序データ
に基づいて網点閾値参照テーブル17の閾値マトリック
ス(4X4)に閾値を書き込むとき、その書込みは第6
図に示すような書込み順序に従って行われる。なお、こ
のような閾値マトリックスに基づいて4×4ドツトの単
位網点内でドツトを発生させた際のドツト発生順序が第
7図に示すようになることはすでに述べたとうりである
網点閾値参照テーブル17の出力側は網点発生部2の比
較器9に接続されており、網点閾値参照テーブル17か
らは閾値マトリックス内の閾値が所定の周期で順次出力
されて比較器9に入力される。
次に第4図のフローチャートを参照して、第3図の網点
画出力用画像処理装置の作動ならびに本発明による濃度
階調補正方法について説明する。
先ず、網点画とすべき連続階調画く例えば写真画)の濃
度特性に応じて所定のグラデーションカーブ(例えばグ
ラデーションカーブj)を設定し、これをP−D入力部
16に入力すると(F−1)、P−D記憶テーブル15
には、上述したように、基準原稿濃度値が網点面積率に
対してグラデーションカーブjで示すような関係で書き
込まれる。
次いで、CPU12はドツト発生個数N1 (すなわち
1個)のときの網点面積率P1を、N−P記憶テーブル
14から読み込み(F−2>、続いて網点面積率P1の
ときの基準原稿濃度値D1をP−D記憶テーブル15か
ら読み込み(F−3>、ざらに基準原稿濃度値D1のと
きの読取濃度対応値■1をD−V記憶テーブル13から
読み込む(F−4>。
次いで、CPU12はこの電圧値v1をドツト発生順序
記憶テーブル18の書込み順序データに基づいて、網点
閾値参照テーブル17に格納された4×4の閾値マトリ
ックスの所定位置に書き込む(F−5>。
次に、CPLJ12はドツト発生個数N2 (すなわち
2個)のときの読取濃度対応値■2を同様な態様で読み
込んで4X4の閾値マトリックスの所定位置に書き込む
。このような操作はドツト発生個数N16(すなわち1
6個〉のときの読取濃度対応値V16を4×4の閾値マ
トリックスに書き込むまで繰り返される(F−6>。こ
のようにして閾値が書き込まれた閾値マトリックスを模
式的に示せば第5図のようになる。
網点閾値参照テーブル17に格納された閾値マトリック
スへの閾値の書込みが終了すると、原稿8すなわち上述
の写真画の読取走査が行われ、これにより得られる読取
り濃度対応値が比較器9に逐次入力される。一方、網点
閾値参照テーブル17からは、第5図に示すような閾値
マトリックス内の閾値が所定の周期で順次出力されて比
較器9に入力される。比較器9から得られる2値データ
は網点画記録装置10に入力され、これにより網点画1
1が得られることはすでに述べたが、このときの網点画
の濃度階調はグラデーションカーブjの特性を持つこと
になる。
上述の場合とは異なった濃度特性を持つ写真画を網点画
とする場合には、その濃度特性に応じたグラデーション
カーブ(例えばグラデーションカーブk)がユーザによ
って設定されてP−D入力部16に入力される。グラデ
ーションカーブkがP−D入力部16に入力されると、
P−D記憶テーブル15には、基準原稿濃度値が網点面
積率に対してグラデーションカーブにで示すような関係
に書き変えられる。次いで、グラデーションカーブkに
基づいて読取濃度対応値v丁ないしVlBが求められ、
これらVlないしVl6は閾値として網点閾値参照テー
ブル17の閾値マトリックス内に書き込まれる。このよ
うな閾値マトリックスを用いて網点画を出力させると、
その濃度階調はグラデーションカーブにの特性を持つこ
とになる。
上述の記載から明らかなように、本発明によれば、新た
なグラデーションカーブが設定される度毎にそのグラデ
ーションカーブに基づいて網点発生用閾値マトリックス
内の閾値を書き替え、これにより出力網点画の濃度階調
が補正されることになる。
本発明において、網点閾値参照テーブル17の容量を大
きくして、そこに4×4の閾値マトリックス以外の例え
ば16X16の閾値マトリックスを格納し得るようにし
てもよく、この場合には16X16の閾値マトリックス
用の書込み順序データを与えることが必要である。なお
、とのよりな閾値マトリックスを用いるか、またどのよ
うな書込み順序データを選択するかはユーザの設定によ
って決められる。
また、上述の実施例では、ユーザによって任意に設定さ
れたグラデーションカーブ毎に読取濃度対応値すなわち
閾値を求めているが、種々のグラデーションカーブのそ
れぞれについて予め閾値群を求めてメモリに格納してお
いてもよく、この場合にはユーザが種々のグラデーショ
ンカーブのうちの1つを選択することにより、それに対
応する閾値群が該メモリから出力されて閾値マトリック
スに書き込まれることになる。
(発明の効果) 以上の記載から明らかなように、従来の場合のように各
グラデーションカーブ毎に濃度階調補正曲線を求める手
順に比べて、本発明のように各グラデーションカーブ毎
に閾値群を求める手順のほうが簡単である。したがって
、マイクロコンピュータに用いられるプログラムやそれ
に伴う回路構成も従来の場合よりも簡素化することがで
き、また処理時間も短縮できる。一方、従来の濃度階調
補正方法によれば、読取濃度対応値のすべてについて階
調補正後の濃度対応値を常に求めなければならないのに
対して、本発明によれば、単位網点内に割り当てられる
ドツト数に対応した数の閾値を求めればよいので、処理
時間を大巾に短縮することができる。
また、本発明においては、従来の濃度階調補正方法のよ
うに濃度対応値自体を補正するのではないので、網点画
出力用画像処理装置自体の回路構成に対して制約や負担
を課すことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるS度階調補正方法の手順を示すフ
ローチャート、 第2図は本発明による濃度階調補正方法の原理を説明す
るための座標系、 第3図は本発明による濃度階調補正方法が適用されてい
る網点画出力用画像処理装置のブロック線図、 第4図は第3図の網点画出力用画像処理装置において本
発明による濃度階調補正方法を実施する際のフローチャ
ート、 第5図は本発明による濃度階調補正方法に従って閾値が
書き込まれている4×4の網点発生用閾値マトリックス
、 第6図は4X4の網点発生用閾値マトリックスに閾値を
書き込む際の書込み順序を示す図、第7図は4×4の単
位網点内でのドツトの発生順序を模式的に示す図、 第8図は従来の濃度viA調補正補正方法理を説明する
ための座標系である。 1・・・原稿読取部、2・・・網点発生部、3・・・網
点画出力部、12・CPtJ、13−D−V記憶テーブ
ル、14・・・N−P記憶テーブル、15・・・P−D
記憶テーブル、17・・・網点閾値参照テーブル、18
・・・ドツト発生順序記憶テーブル。 第4図 第 5 図 JI7 Ho        HI        H2−−一
・第6図 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 網点画とすべき連続階調画の濃度特性に応じて基準原稿
    濃度値と網点面積率との間に所定の関数関係が設定され
    る度毎に、網点発生用閾値マトリックスの閾値を前記関
    数関係に基づいて求められた閾値にすることを特徴とす
    る網点画の濃度階調補正方法。
JP61040440A 1986-02-27 1986-02-27 網点画の濃度階調補正方法 Pending JPS62199170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630249A (ja) * 1992-06-18 1994-02-04 Leo Giken:Kk 網点画像作成における網点面積率の忠実化方法
US6724498B1 (en) 1993-04-19 2004-04-20 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of correcting halftone dot image data and image processing apparatus with halftone dot image data correction

Cited By (2)

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