JPH07254476A - 耐雷ホーン - Google Patents

耐雷ホーン

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Publication number
JPH07254476A
JPH07254476A JP4615194A JP4615194A JPH07254476A JP H07254476 A JPH07254476 A JP H07254476A JP 4615194 A JP4615194 A JP 4615194A JP 4615194 A JP4615194 A JP 4615194A JP H07254476 A JPH07254476 A JP H07254476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current limiting
limiting element
insulating
filling layer
lightning protection
Prior art date
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Pending
Application number
JP4615194A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP4615194A priority Critical patent/JPH07254476A/ja
Publication of JPH07254476A publication Critical patent/JPH07254476A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/12Overvoltage protection resistors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Insulators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 限流素子と耐張絶縁棒との間における絶縁充
填層の熱膨張や熱収縮を、軸線方向及び半径方向のいず
れの方向にも吸収できるとともに、限流素子のコンパク
ト化を図ることができる耐雷ホーンを提供する。 【構成】 耐張絶縁棒1の外周に円筒状の限流素子3を
嵌挿配置し、限流素子3の外周には絶縁外套体15を形
成する。限流素子3と耐張絶縁棒1との間隙には弾性絶
縁材を注入して絶縁充填層18を形成する。限流素子3
の一側縁には軸線方向に延びる切欠溝5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、送電線路等に雷サ
ージ電流が流れた場合に、それを大地へ速やかに放電す
るとともに、その後に生じる続流を抑制遮断することが
できる耐雷ホーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、6〜10KVの配電線路に使用
される耐雷ホーンにおいては、耐張絶縁棒の外周に円筒
状の限流素子が嵌挿配置され、その限流素子の外周には
絶縁外套体が形成されている。また、限流素子と耐張絶
縁棒との間隙には弾性絶縁材を注入することによって絶
縁充填層が形成されている。
【0003】しかしながら、この種の構造の耐雷ホーン
を22〜33KVの送電線路に使用した場合には、限流
素子の積層数が増加して積層長さが大きくなるため、限
流素子と耐張絶縁棒との間隙に弾性絶縁材が注入し難く
なるという問題があった。
【0004】このような問題に対処するため、例えば図
6に示すように、円筒状の限流素子21を積層する間に
スペーサ23を設け、このスペーサ23に半径方向の透
孔22を形成し、この透孔22を介して限流素子21と
耐張絶縁棒との間隙に弾性絶縁材を注入するように構成
した耐雷ホーンも従来から提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
の耐雷ホーンでは、限流素子21と耐張絶縁棒との間に
おいて絶縁充填層の熱膨張や熱収縮をこれら透孔22だ
けでは充分に吸収し得ないという問題があった。また、
この従来の耐雷ホーンにおいては、円筒状のスペーサ2
3の周面に複数の透孔22を形成する必要があるため、
全長がスペーサ23の厚み分大きくなるという問題があ
った。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、限流素子と耐張絶縁棒との間における絶縁
充填層の熱膨張や熱収縮を、軸線方向及び半径方向のい
ずれの方向にも吸収することができるとともに、全長を
短くして、よりコンパクトにできる耐雷ホーンを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1の発明では、耐張絶縁棒の外周に円筒
状の限流素子を嵌挿配置し、その限流素子の外周には絶
縁外套体を形成するとともに、限流素子と耐張絶縁棒と
の間隙には弾性絶縁材を注入して絶縁充填層を形成して
なる耐雷ホーンにおいて、前記限流素子の一側縁には軸
線方向に延びる切欠溝を形成したものである。
【0008】また、請求項2の発明では、請求項1の耐
雷ホーンにおいて、前記限流素子の外周には耐圧絶縁筒
を嵌挿配置し、その耐圧絶縁筒と限流素子との間隙にも
弾性絶縁材を注入して絶縁充填層を形成したものであ
る。
【0009】
【作用】 上記のように構成された耐雷ホーンにおいて
は、円筒状の限流素子の一側縁に軸線方向へ延びる切欠
溝が形成されている。そのため、弾性絶縁材により限流
素子の外周に絶縁外套体を形成する際には、弾性絶縁材
が切欠溝を通して限流素子と耐張絶縁棒との間隙内へ円
滑に注入されて、絶縁充填層が形成される。また、耐雷
ホーンの使用中に内部温度が上昇した場合、あるいは下
降した場合には、限流素子と耐張絶縁棒との間における
絶縁充填層の熱膨張又は収縮が、切欠溝を介して軸線方
向及び半径方向のいずれの方向にも吸収される。加え
て、従来のスペーサを不要にできる分、全長を短くする
ことができる。
【0010】
【実施例】 以下、この発明を具体化した耐雷ホーンの
一実施例を、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図
1、図3及び図5に示すように、耐張絶縁棒1はFRP
等の耐張材料により円柱状に形成され、その両端にはネ
ジ部2が形成されている。複数の円筒状の限流素子3は
接触板4を介して積層した状態で、耐張絶縁棒1の外周
に所定の間隙をおいて嵌挿配置され、酸化亜鉛(Zn
O)を主材とする電圧−電流特性が非直線性の抵抗材料
から構成されている。切欠溝5は限流素子3の一側縁に
形成され、軸線方向に沿って全長に亘り延びている。な
お、この切欠溝5の溝幅は、限流素子3の外径が40m
mの場合、5〜10mm程度に、また耐張絶縁棒1の外
径より小さく設定するのが望ましい。
【0011】図2及び図3に示すように、一対の電極金
具6,7は前記耐張絶縁棒1の両端ネジ部2に螺着さ
れ、一方の電極金具6と限流素子3の一端面との間には
スペーサ8が介装されるとともに、他方の電極金具7と
限流素子3の他端面との間にはスペーサ8及び皿バネ9
が介装されている。端面四角形状の凸部10は両電極金
具6,7の外面に突設され、それらの中央には取付用の
ネジ孔11が形成されている。
【0012】そして、耐張絶縁棒1に限流素子3及び電
極金具6,7を組み付ける際には、電極金具7の凸部1
0に工具を嵌合させて、その電極金具7をネジ部2に対
し締め付け回転させることができる。これにより、皿バ
ネ9が圧縮されて、限流素子3の一端面がスペーサ8を
介して一方の電極金具6に接合されるとともに、限流素
子3の他端面がスペーサ8及び皿バネ9を介して他方の
電極金具7に接合される。
【0013】図1及び図3に示すように、耐圧絶縁筒1
2は前記限流素子3の外周に所定の間隙をおいて嵌挿配
置され、その両端が複数のビス13により、あるいは図
4に示すように両電極金具6,7の段部19に嵌め合わ
せて両電極金具6,7の外周面に固定されている。ま
た、この耐圧絶縁筒12はFRP等の耐張材料により円
筒状に形成され、その周面には複数の透孔14が設けら
れている。絶縁外套体15はエチレン−プロピレン共重
合ゴム(EPゴム)等の弾性絶縁材により耐圧絶縁筒1
2の外周にモールド形成され、その外周には複数の絶縁
ひだ16が突設されている。
【0014】外側絶縁充填層17は前記耐圧絶縁筒12
と限流素子3との間隙に充填形成され、絶縁外套体15
のモールド時に、耐圧絶縁筒12の透孔14を通してE
Pゴム等の弾性絶縁材が注入されることにより形成され
る。内側絶縁充填層18は限流素子3と耐張絶縁棒1の
と間隙に充填形成され、外側絶縁充填層17の形成時
に、限流素子3の切欠溝5を通してEPゴム等の弾性絶
縁材が注入されることにより形成される。
【0015】さて、この実施例においては、耐圧絶縁筒
12の周面に複数の透孔14が形成されるとともに、円
筒状の限流素子3の周面に軸線方向へ延びる切欠溝5が
形成されている。そのため、弾性絶縁材により限流素子
3の外周に絶縁外套体15をモールド形成する際には、
その弾性絶縁材が透孔14を通して耐圧絶縁筒12と限
流素子3との間隙内に注入されると同時に、切欠溝5を
通して限流素子3と耐張絶縁棒1との間隙内にも円滑に
注入される。従って、限流素子3の積層数が増加して積
層長さが大きくなった送電線路用耐雷ホーンにおいて
も、限流素子3と耐張絶縁棒1との間隙に、内側絶縁充
填層18を支障なく短時間に形成することができる。
【0016】また、この実施例においては、限流素子3
の周面に切欠溝5が形成されているため、組み付けに際
して複数の限流素子3を積層する場合、この切欠溝5に
位置決め板等を嵌合することにより、各限流素子3の切
欠溝5を所定位置に位置合わせすることができる。この
ように、複数の限流素子3の切欠溝5を所定位置に配置
した場合には、各限流素子3間の接触面の減少に伴う電
流容量の低下のおそれを防止することができる。
【0017】さらに、この実施例においては、限流素子
3の切欠溝5を通して、限流素子3と耐張絶縁棒1との
間隙に内側絶縁充填層18が形成されている。このた
め、耐雷ホーンの使用中、温度が高まった場合には、限
流素子3と耐張絶縁棒1との間における熱膨張係数が他
より大きい内側絶縁充填層18の熱膨張や熱収縮が、切
欠溝5を介して軸線方向及び半径方向のいずれの方向に
も吸収される。従って、限流素子3が内部圧力の上昇に
伴って破損するおそれを確実に防止することができる。
【0018】なお、この発明は前記各実施例の構成に限
定されるものではなく、例えば以下のように各部の構成
を任意に変更して具体化することも可能である。 (a)耐圧絶縁筒12を設けることなく、限流素子3の
外周に絶縁外套体15を直接形成すること。 (b)弾性絶縁材として、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合ゴム(EPDM)やシリコーンゴムなどを用い
ること。
【0019】ここで、前記実施例より把握される請求項
以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)耐張絶縁棒の外周に限流素子を嵌挿配置するとと
もに、切欠溝に位置決め体を嵌合し、複数の限流素子を
所定位置に位置決めした後、弾性絶縁材を注入する耐雷
ホーンの製造方法。この方法により、限流素子3の電流
容量の低下を防止することができる。
【0020】
【発明の効果】 この発明の耐雷ホーンは、以上説明し
たように構成されているため、限流素子と耐張絶縁棒と
の間における絶縁充填層の熱膨張や熱収縮を、軸線方向
及び半径方向のいずれの方向にも確実に吸収することが
できる。しかも、この発明によれば、限流素子の全長を
短くできて、よりコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した耐雷ホーンの一実施例
を示すもので、図3のA−A線における断面図である。
【図2】 その耐雷ホーンの平面図である。
【図3】 同じく耐雷ホーンの縦断面図である。
【図4】 耐雷ホーンの部分拡大断面図である。
【図5】 その耐雷ホーンの限流素子を示す斜視図であ
る。
【図6】 従来の耐雷ホーンの限流素子を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…耐張絶縁棒、3…限流素子、5…切欠溝、6…電極
金具、7…電極金具、12…耐圧絶縁筒、15…絶縁外
套体、17…外側絶縁充填層、18…内側絶縁充填層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐張絶縁棒の外周に円筒状の限流素子を
    嵌挿配置し、その限流素子の外周には絶縁外套体を形成
    するとともに、限流素子と耐張絶縁棒との間隙には弾性
    絶縁材を注入して絶縁充填層を形成してなる耐雷ホーン
    において、 前記限流素子の一側縁には軸線方向に延びる切欠溝を形
    成した耐雷ホーン。
  2. 【請求項2】 前記限流素子の外周には耐圧絶縁筒を嵌
    挿配置し、その耐圧絶縁筒と限流素子との間隙にも弾性
    絶縁材を注入して絶縁充填層を形成した請求項1に記載
    の耐雷ホーン。
JP4615194A 1994-03-16 1994-03-16 耐雷ホーン Pending JPH07254476A (ja)

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JP4615194A JPH07254476A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 耐雷ホーン

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