JPH07253376A - 漏出量測定装置 - Google Patents

漏出量測定装置

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JPH07253376A
JPH07253376A JP7140494A JP7140494A JPH07253376A JP H07253376 A JPH07253376 A JP H07253376A JP 7140494 A JP7140494 A JP 7140494A JP 7140494 A JP7140494 A JP 7140494A JP H07253376 A JPH07253376 A JP H07253376A
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microphone
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守 永瀬
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum
    • G01M3/04Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point
    • G01M3/24Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum by detecting the presence of fluid at the leakage point using infrasonic, sonic, or ultrasonic vibrations

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏出位置を探知できると共に正確な漏出量を
測定できる漏出量測定装置を提供すること。 【構成】 測定対象から発せられる音をマイクロフォン
6で検出し、信号処理回路8に入力する。同時にマイク
ロフォン6から測定対象までの距離を距離計13で測定
し、信号処理回路8に入力する。信号処理回路8は距離
をパラメ―タとして記憶している音圧レベルと漏出量の
関係に基づいて漏出量を算出する。この算出漏洩量が表
示部10に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体配管や流体使用機
器や弁等の内部を流体が通過する測定対象から離間させ
た状態で測定対象の内部から外部に漏出する流体の音を
測定することにより漏出位置を探知するときに用いる装
置に関し、特に漏出量を正確に測定できるようにした漏
出量測定装置に関する。
【0002】工場やプラントにおける生産現場において
は各種の流体配管や流体使用機器や弁等の内部を流体が
通過する設備が数多く設置されており、これらの設備
は、最少の消費エネルギ―で最大の生産量を得ると共に
最高の生産品質を維持するために、音を測定することに
よって漏出位置を探知することが行なわれている。
【0003】
【従来の技術】従来の音による漏出位置測定装置は、マ
イクロフォンを内蔵したプロ―ブと、信号処理回路を内
蔵すると共に外側面に表示部を配設した計器本体と、プ
ロ―ブと計器本体とを接続するケ―ブルと、から成るも
のが一般的である。
【0004】この漏出位置測定装置は、プロ―ブを一方
の手で計器本体を他方の手で把持し、マイクロフォンを
測定対象の方向に向けプロ―ブの向きを徐々に変化させ
て使用する。測定対象から流体が漏出している場合に
は、マイクロフォンの受信面が漏出位置の方向を向いた
ときに、漏出位置から放射される音がマイクロフォンで
電気信号として検出される。マイクロフォンで検出され
た電気信号は計器本体の信号処理回路で増幅等処理さ
れ、表示部に表示される。この表示部に表示された音圧
レベルを読み取ることによって、プロ―ブ前方の測定対
象の漏出位置を探知する。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、
表示部に表示された音圧レベルを読み取ることによって
測定対象の漏出位置を探知できるものであるが、正確な
漏出量を測定できない問題があった。これは、同一の音
圧レベルであっても、マイクロフォンから測定対象まで
の距離が異なれば漏出量が異なるためである。
【0006】従って本発明の技術的課題は、漏出位置を
探知できると共に正確な漏出量を測定できる漏出量測定
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、測定対象から発
せられる音を検出するマイクロフォンと、該マイクロフ
ォンから測定対象までの距離を測定する距離計と、各距
離ごとの音圧レベルと漏出量の関係を記憶した記憶部と
記憶関係に基づいて前記マイクロフォン及び距離計での
検出値から漏出量を算出する演算部を備えた信号処理回
路と、該信号処理回路での算出漏出量を表示する表示部
と、を具備することを特徴とする漏出量測定装置にあ
る。
【0008】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
測定対象から流体が漏出している場合には、マイクロフ
ォンの受信面を漏出位置の方向へ向けたときに、漏出位
置から放射される音がマイクロフォンによって電気信号
として検出され、信号処理回路に入力される。またマイ
クロフォンから測定対象までの距離が距離計によって測
定され、信号処理回路に入力される。信号処理回路は距
離をパラメ―タとして記憶している音圧レベルと漏出量
の関係に基づいて、入力されたマイクロフォン及び距離
計での検出値から漏出量を算出する。この算出された漏
出量が表示部に表示されるので、マイクロフォン前方の
測定対象の漏出位置を探知できると共に、正確な漏出量
を測定できる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1に本発明の漏出量測定装置の正面図を示
す。漏出量測定装置1のプロ―ブケ―シング2は、横断
面がほぼ四角形の棒状で、中央部3の外径が片手で把持
できる程度の大きさである。先端部4と後端部5は少し
先細りとなっている。
【0010】測定対象から発せられる音を検出する超音
波マイクロフォン6(点線で示す)を、その受信面7を
プロ―ブケ―シング2の先端面に露出させて先端部4内
に収容する。超音波マイクロフォン6の横に並べて、測
定対象までの距離を検出する距離計13を、その送受信
面14をプロ―ブケ―シング2の先端面に露出させて先
端部4内に収容する。距離計13には光や赤外線や超音
波等を利用したを公知のものを用いることができる。超
音波マイクロフォン6及び距離計13での検出値を処理
する信号処理回路8(一点鎖線で示す)を中央部3内に
収容する。
【0011】中央部3の外側面の一側面9に信号処理回
路8での測定値を表示する表示部10と、表示部に表示
された測定値を固定表示するホ―ルドスイッチと電源の
オン・オフを行なう電源スイッチとを兼ねた電源兼ホ―
ルドスイッチ11とを配設する。電源兼ホ―ルドスイッ
チ11は、プロ―ブケ―シング2の後方部12を片手で
把持したときに例えば親指で操作できるように、一側面
9のほぼ中央に位置する。また表示部10は、把持した
手で塞がれないように、電源兼ホ―ルドスイッチ11の
配設位置よりも先端部4側の一側面9に位置する。表示
部10は測定値をデジタル10a及びバ―グラフ10b
表示する。
【0012】図2のブロック図に上記実施例の電気的回
路を示す。図1に示した信号処理回路8は増幅回路21
と検波回路22と整流回路23とアナログ/デジタル変
換回路24及び中央演算処理回路25とからなる。図1
に示した超音波マイクロフォン6は増幅回路21に連結
し、検波回路22、整流回路23、アナログ/デジタル
変換回路24を通して中央演算処理回路25に連結し、
更に図1に示した表示部10に連結する。また図1に示
した電源兼ホ―ルドスイッチ11は中央演算回路25に
連結する。更に図1に示した距離計13は中央演算回路
25に連結する。
【0013】中央演算処理回路25は、図3のグラフに
示す距離D1,D2,D3(D1<D2<D3)に応じ
た音圧レベルと漏出量の関係を記憶する記憶部を備えて
いる。このグラフは音圧レベルと漏出量の関係を測定対
象までの距離をパラメ―タとして表示したもので、音圧
レベルが同じであっても距離が大きくなるほど漏出量が
多いことを示している。また中央演算処理回路25は、
この記憶関係に基づいて入力された音圧レベルと距離値
から漏出量を算出する演算部を備えている。電源兼ホ―
ルドスイッチ11は信号処理回路8を駆動する電源のオ
ン・オフを行なうと共に、表示部10に表示された測定
値のホ―ルド・ホ―ルド解除を行なう。電源オフとホ―
ルド・ホ―ルド解除は、例えば電源兼ホ―ルドスイッチ
11を押す時間の長さで判別したり、あるいは一定時間
内に押される回数で判別する。
【0014】上記実施例の漏出量測定装置の作動は以下
の通りである。測定対象の漏出量測定に際して、プロ―
ブケ―シング2の後方部12を片手で把持し、例えば親
指で電源兼ホ―ルドスイッチ11を押してオン状態にす
る。そしてプロ―ブケ―シング2を測定対象から離間さ
せた状態で、先端部4を測定対象の方向に向け向きを徐
々に変化させる。
【0015】流体が外部に漏出している場合には、先端
部4が漏出位置の方向を向いたときに、即ち超音波マイ
クロフォン6の受信面7が漏出位置の方向を向いたとき
に、漏出位置から放射される音が超音波マイクロフォン
6で電気信号として検出される。この電気信号が信号処
理回路8に送られ、増幅回路で21で増幅され、検波回
路22で検波され、整流回路23で整流され、アナログ
/デジタル変換回路24でデジタル変換され、中央演算
処理回路25に送られる。また超音波マイクロフォン6
から測定対象までの距離が距離計13によって測定さ
れ、央演算処理回路25に送られる。央演算処理回路2
5で距離をパラメ―タとした音圧レベルと漏洩量の関係
に基づいて漏出量が算出され、瞬時値やピ―ク値等の測
定値として表示部10にデジタル10aあるいはバ―グ
ラフ10b表示される。
【0016】このとき電源兼ホ―ルドスイッチ11を例
えば2秒未満押すことにより、表示部10に表示された
測定値がホ―ルドされ固定表示される。そして電源兼ホ
―ルドスイッチ11が例えば再び2秒未満押されるとホ
―ルド解除され、2秒以上押されると電源がオフ状態に
なる。
【0017】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、漏出位置を探知できると共
に正確な漏出量を測定できる漏出量測定装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の漏出量測定装置の実施例を示す正面
図。
【図2】本発明の漏出量測定装置の電気的回路を示すブ
ロック図。
【図3】距離ごとの音圧レベルと漏出量の関係を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1 漏出量測定装置 2 プロ―ブケ―シング 3 プロ―ブケ―シング中央部 4 プロ―ブケ―シング先端部 5 プロ―ブケ―シング後端部 6 超音波マイクロフォン 7 超音波マイクロフォン受信面 8 信号処理回路 9 プロ―ブケ―シング一側面(外側面) 10 表示部 11 電源兼ホ―ルドスイッチ 12 プロ―ブケ―シング後方部 13 距離計 14 距離計送受信面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象から発せられる音を検出するマ
    イクロフォンと、該マイクロフォンから測定対象までの
    距離を測定する距離計と、各距離ごとの音圧レベルと漏
    出量の関係を記憶した記憶部と記憶関係に基づいて前記
    マイクロフォン及び距離計での検出値から漏出量を算出
    する演算部を備えた信号処理回路と、該信号処理回路で
    の算出漏出量を表示する表示部と、を具備することを特
    徴とする漏出量測定装置。
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