JPH0725318Y2 - 防爆キャップ - Google Patents

防爆キャップ

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JPH0725318Y2
JPH0725318Y2 JP1989044784U JP4478489U JPH0725318Y2 JP H0725318 Y2 JPH0725318 Y2 JP H0725318Y2 JP 1989044784 U JP1989044784 U JP 1989044784U JP 4478489 U JP4478489 U JP 4478489U JP H0725318 Y2 JPH0725318 Y2 JP H0725318Y2
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JP
Japan
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cap
bottle
explosion
proof cap
top plate
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JP1989044784U
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JPH02135462U (ja
Inventor
孝雄 山口
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PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
Original Assignee
PRECISION SHIBAZAKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ジュースやウーロン茶等の腐敗し易い内容液
を収容する瓶の封緘に好適なキャップに関するものであ
る。
「従来の技術」 ペットボトル等の比較的強度の弱い瓶にジュースやウー
ロン茶等の発酵し易いものを充填した場合、一度開栓し
たあと内容液が残った状態で再度閉栓して炎天下などに
放置すると、内容液が発酵して発生したガスで瓶が破裂
する事故が起こる危険が指摘されている。
このような問題に対処するために本考案者らは鋭意研究
を重ね、先に特願昭62−249534号において第6図ないし
第8図に示す防爆キャップを提案した。
この防爆キャップは、キャップ本体1のサイドシール部
2に強く絞り込まれた部分3…と弱く絞り込まれた部分
4…とが交互に形成されたものである。
この防爆キャップは、サイドシール部2の弱く絞り込ま
れた部分4…におけるパッキン5を瓶口の上側部に押圧
する力(以下、サイドシールと略称する)が弱い。この
ため、内容液の発酵等により瓶内の圧力が上昇してキャ
ップ本体1の天板6が上方に膨らみ(以下、ドーミング
と記す)、瓶本体の口部上端面7に対するパッキン5の
当たり(以下、トップシールと記す)が弱まると、サイ
ドシール部2の弱く絞り込まれた部分4…を介して瓶内
のガスが外に放出され、破瓶する圧力(以下、破瓶圧と
記す)まで内圧が上昇するのを防止する。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら上記従来の防爆キャップにあっては、サイ
ドシール部2の弱く絞り込まれた部分4…のサイドシー
ルが弱いので、密封性が若干損なわれる不安があった。
またキャップが小径になると天板6はドーミングしにく
くなるので、小径のキャップでは破瓶圧以下で瓶内のガ
スが放出されるように設計することが難しかった。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、密封性が良
く、かつ小径でも防爆機能を充分に発揮する防爆キャッ
プを提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案の防爆キャップでは、瓶口部にキャップを巻締め
た状態で上記ライナーの周縁に隣接する前記筒部の上端
部近傍に、周方向に沿って、瓶内圧が破瓶圧に達する前
に強化ブリッジを残して破断する線状の弱化部を形成し
たことによって、前記課題の解決を図った。
「作用」 瓶の内圧が内容物の腐敗等により上昇すると、キャップ
の天面にこれを外方に押し上げる力が作用する。すると
筒部の上端部近傍に形成された弱化部に引張り応力が加
わる。この引張り応力が所定の大きさになると、弱化部
が破断されキャップの天板が瓶口部から離れる。
「実施例」 以下、実施例に沿って説明する。
(実施例1) 第1図は本考案のキャップの第1実施例を示すものであ
る。このキャップは、天板部10と、その周縁から垂下す
る筒部11とからなるもので、天板部10の内面にはパッキ
ン12が取り付けられている。
このキャップの筒部11には、弱化部13が形成されてい
る。この弱化部13は、第2図に示すように、このキャッ
プを瓶口に装着したとき絞り込まれるサイドシール部14
と、上部ナール15との間の位置に、周方向に沿って全周
に亙って設けられている。
このキャップの弱化部13は、スコア16…とブリッジ17…
とが交互に設けられてなるものである。またブリッジ17
…のうち1本は、特別幅広に形成されており強化ブリッ
ジ17aとされている。そしてこの弱化部13は、破瓶圧
(通常約10kg/cm2以上)よりも低い瓶内圧で破断するよ
うに形成されており、通常は瓶内圧が3〜8kg/cm2、好
ましくは5〜6kg/cm2に達したときに破断するように形
成されている。
この防爆キャップはキャッピングマシーンによって、天
板部10を押圧されサイドシール部14を絞り込まれて、第
2図に示すように瓶口に装着される。
この防爆キャップが装着された瓶の内圧が内容物の腐敗
等により上昇すると、防爆キャップの天板部10にはこれ
を上方に押し上げる力Fが作用する。すると筒部11の上
端部近傍に形成されて弱化部13に引張り応力が集中して
加わる。この引張り応力が所定の大きさになると、弱化
部13のブリッジ17…が切断されてキャップの天板部10が
瓶口から離れる(第3図参照)。そして、瓶内の腐敗ガ
スは放出され瓶内は大気圧となる。この結果、破瓶が防
止される。
ブリッジ17…が切断されるとき、細く形成されたブリッ
ジ17…が先に切断され、太く形成された強化ブリッジ17
aは切断されずに残るので、天板部10は吹き飛ばされる
ことなく瓶口に残る。
この防爆キャップは、筒部11の上部端近傍に周方向に沿
って線状に弱化部13が形成されたものなので、瓶口の全
周に亙って均一なトップシールおよびサイドシールを行
うことができる。従ってこの防爆キャップは密封性が良
好なものとなる。
またこの防爆キャップは、ブリッジ17…に所定の引張り
応力が加わればブリッジ17…が切断されて天板部10が瓶
口部から離間するので、天板部10の変形し易さは防爆機
能とは無関係になる。従ってこの防爆キャップは、小径
であっても良好な防爆機能を発揮し得るものとなる。
さらにこの例の防爆キャップでは、ブリッジ17…のうち
強化ブリッジ17a一本を幅広く形成することによって引
張り強度を変化させているので、弱化部13全体が一度に
破断されることはない。その結果、瓶内圧が上昇して弱
化部13が破断されたとき、強化ブリッジ17aのみは切断
されず、天板部10を筒部11につなぎ止める。従って、こ
の防爆キャップでは瓶から放出されるガスによって天板
部10が吹き飛ばされる事態を防止でき、天板部10が人体
に危害を与える事故を防ぐことができる。
(実施例2) 第4図は、本考案の防爆キャップの第2実施例を示すも
のである。
この防爆キャップは前記実施例1のものと異なり、弱化
部13を形成するブリッジ17…が全て同一の幅に形成され
ている。そしてブリッジ17…の間隔が一部狭く設定され
ており、この部分が強化部19とされている。
この防爆キャップにおいても、実施例1のものと同様の
作用効果が得られる。
(実施例3) 第5図に示す防爆キャップは、筒部11の内面に弱化線20
を刻設することより弱化部13が形成されたものである。
この弱化線20は1箇所で途切れており、この途切れた部
分は強化部21とされている。
この防爆キャップにおいても、前記実施例1のものと同
様の作用効果を得ることができる。
加えてこの防爆キャップでは、弱化部13を形成する弱化
線20が筒部11の内面に刻設されているので、弱化部13を
設けることによる外面の変化を避けることができる。従
ってこの防爆キャップは外観の良好なものとなる。
「考案の効果」 以上説明したように、瓶口部にキャップを巻締めた状態
で上記ライナーの周縁に隣接する前記筒部の上端部近傍
に、周方向に沿って、瓶内圧が破瓶圧に達する前に強化
ブリッジを残して破断する線状の弱化部が形成されたも
のなので、内容物の腐敗等により瓶の内圧が上昇すると
弱化部が破断してキャップの天板が瓶口部から離れる。
従って本考案の防爆キャップによれば、破瓶を防止でき
る。
また本考案の防爆キャップは、筒部の上部端近傍に周方
向に沿って線状に弱化部が形成されたものなので、トッ
プシールおよびサイドシールを瓶口全周に亙って均一に
行うことができる。従ってこの防爆キャップは密封性も
良好なものとなる。
またこの防爆キャップは、弱化部に所定の引張り応力が
加われば弱化部が切断されて天板部が瓶口部から離間す
るので、天板部の変形し易さは防爆機能とは無関係にな
る。従ってこの防爆キャップは、小径であっても良好な
防爆機能を発揮し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防爆キャップの第1実施例を示す一部
断面視した正面図、第2図は同キャップを瓶口に装着し
た状態を示す一部断面視した正面図、第3図は同キャッ
プによって破瓶が防止された状態を示す一部断面視した
正面図、第4図は本考案の防爆キャップの第2実施例を
示す一部断面視した正面図、第5図は同第3実施例を示
す一部断面視した正面図、第6図は従来の防爆キャップ
を示す一部断面視した正面図、第7図および第8図は同
従来の防爆キャップの要部を示す断面図である。 10…天板部、11…筒部、13…弱化部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板部とその周縁から垂下する筒部とから
    なる金属製のキャップ本体と、このキャップ本体の天板
    部内面に薄肉状に設けられた樹脂製のライナーとからな
    るキャップにおいて、 瓶口部にキャップを巻締めた状態で上記ライナーの周縁
    に隣接する前記筒部の上端部近傍に、周方向に沿って、
    瓶内圧が破瓶圧に達する前に強化ブリッジを残して破断
    する線状の弱化部が形成されたことを特徴とする防爆キ
    ャップ。
JP1989044784U 1989-04-17 1989-04-17 防爆キャップ Expired - Lifetime JPH0725318Y2 (ja)

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JPH02135462U JPH02135462U (ja) 1990-11-09
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