JPH0725228Y2 - 破砕研磨装置 - Google Patents

破砕研磨装置

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JPH0725228Y2
JPH0725228Y2 JP8540391U JP8540391U JPH0725228Y2 JP H0725228 Y2 JPH0725228 Y2 JP H0725228Y2 JP 8540391 U JP8540391 U JP 8540391U JP 8540391 U JP8540391 U JP 8540391U JP H0725228 Y2 JPH0725228 Y2 JP H0725228Y2
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JP
Japan
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receiving plate
drum
rotary
inner peripheral
peripheral surface
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JP8540391U
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JPH0528434U (ja
Inventor
豊 信太
Original Assignee
豊 信太
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、山から切り出した岩砕
石・砕砂や河川砂利の砕石あるいはスラグ(鉱滓)等を
破砕及び研磨して鋭角部を除去するとともに、付着する
泥土類を除去して良質の砂や砂利を得るための破砕研磨
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては実公平3−35381
号公報に記載のものや、特開昭63−236551号公
報に記載のものが知られている。これらは、略中空円筒
状のドラムの中心に単独で回転する回転ロータを設け、
ドラム内に一段又は二段以上の半径方向へ放射線状に配
置した多数の棒材と各棒材間に形成された隙間とから構
成された受板を回転ロータの回転により回転しないよう
に取付け、回転ロータに各受板から所定間隔をあけて上
方に位置させて回転ロータの回転により回転するように
放射線状に複数の回転羽根を受板と略平行になるように
取付け、ドラム上方から供給されてきた素材を回転ロー
タの回転により回転させられた回転羽根とこの回転羽根
の下方に位置する受板の棒材とで主として破砕・研磨す
るように構成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の回転羽根は中心
から外方に向けて高くなり、受板も同様にしていたの
で、傾斜具合によっては素材が中心側へ集まってしまう
か、あるいは受板上に均一に並ばず、破砕研磨時間が長
くなり回転羽根下面に偏摩耗が生じ易かった。そこで、
回転羽根も受板も略水平に設置し、素材が遠心力により
ドラム内周面側へ逃げても研磨できるように受板の外方
先端をドラム内周面に接触させてみたが、素材は回転羽
根の回転によりドラム内周面側へ集まり易く、そのため
に回転羽根のドラム内周面側の下面が著しく摩耗し易く
なり、回転羽根を短期間で取替えなければならなかっ
た。そこで、回転羽根として超硬材料を使用してみた
が、欠けてしまう等の不都合が生じた。
【0004】このような不具合を解決するためこの考案
がなされ、回転羽根の部分的かつ短期の摩耗を防止し、
破砕研磨効率を向上させた破砕研磨装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この考案は、受板と回転羽根とを略水平に設け、受
板のドラム内周面寄りの一端側とドラム内周面との間に
間隙を形成し、回転羽根のドラム内周面寄りの一端側下
面のコーナー部を削って受板との間に素材を逃がすため
のスペースを形成したものである。
【0006】
【作用】ドラム上方から素材、例えば砕砂を投入し、回
転ロータを回転させることにより、回転羽根を回転させ
ると、受板上に止まった砕砂は回転羽根と受板を構成す
る棒材とで主として破砕・研磨され、砕砂の角がとれ受
板の隙間から良質の砂となって落下する。この際、回転
羽根の回転により素材は回転の中心から外方へ逃げよう
とし、ドラム内周面側に集まる。このとき、素材の逃げ
場がないと回転羽根の先端側に大きな負荷がかかり、こ
の部分の摩耗や破損が生ずる。この考案では、ドラム内
周面側に集まった素材は、所定の大きさ以下のものはド
ラム内周面と受板との間の間隙から落下し、それ以上の
大きさのもの等は回転羽根と受板との広いスペースにス
ムースに逃げこむ。また、受板上の砕砂は回転羽根との
間に挟まれて剪断・圧縮されるとともに回転羽根の回転
により受板上を流動させられ、素材同士のぶつかり合い
による研磨も行われ、所定の粒径以下に破砕・研磨され
たものが受板の隙間から落下する。
【0007】
【実施例】以下に、この考案の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1において、略中空円筒状のドラム1内
に着脱可能に上下方向に二段受板2を取付けてある。ド
ラム1及び受板2の中心には単独で回転する回転ロータ
3を設け、この回転ロータ3に受板2と共働して砕砂や
砕石等の素材を研磨するための回転羽根4を複数取付け
てある。ドラム1の上端にはホッパー5を取付け、この
ホッパー5から素材を投入する。また、ドラム1は本体
ケーシング6に取付けてある。この本体ケーシング6は
支柱7により支持されている。前記回転ロータ3は、回
転軸8に取付けてあり、この回転軸8の基端には従動車
9を固着してある。この従動車9はモータ10の出力軸
に固着した駆動車11とベルト12で連結されている。
モータ10を作動させ駆動車11を回転させることによ
り従動車9を回転させ、従動車9の回転により回転軸8
を回転させ、回転軸8が回転することにより回転ロータ
3が回転することとなる。回転ロータ3が回転するとこ
れに取付けられた回転羽根4も一緒に回転する。上段の
受板2の下面に次段の中心部へ素材を導く集めシュート
13を設けてある。回転羽根4の回転ロータ3への取付
けは、回転ロータ3に回転子14を固着し、この回転子
14に1又は2以上の回転羽根4を取付ける。上段の受
板2は支持台15に取付けてあり、この支持台15はド
ラム1の内周面と回転ロータ3に設けた軸受16に取付
けてあり、回転ロータ3が回転しても不動に構成してあ
る。下段の受板2も同様の支持台15に取付けてあり、
この支持台15はドラム1の内周面に取付けてある。ド
ラム1内の下面には底板18を設けてあり、この底板1
8に続いて排出シュート19を形成してある。なおまた
前記ホッパー5はドラム1の上端開口を覆う上蓋10に
形成してあり、この上蓋20の下面には素材飛散防止用
の防止板17が設けてある。
【0009】受板2のドラム1の内周面寄りの一端側と
ドラム1の内周面との間に間隙21を形成し、この間隙
の大きさ以下の素材は下方に落下するように構成してあ
る。回転羽根4のドラム1の内周面寄りの一端側下面の
コーナー部4Aを削って受板2との間に素材を逃がすた
めのスペース22を形成してある。コーナー部4Aは曲
面ではなく平面であることが好ましい。受板2は、図2
に示すように半径方向へ放射線状に配置した多数の棒材
2Aと各棒材2A間に形成された隙間2Bとを有し、全
体をドーナツ状に形成してある。これらの棒材2Aは丸
棒や角棒その他の断面形状を有する棒材であってもよ
く、リング23に溶接等により固着される。前記間隙2
1は、この隙間2Bと同程度の幅に形成する。また、複
数段にわたって破砕研磨するように構成したものでは、
間隙21は上から下にいくに従って徐々に小さくなるよ
うに形成することもできる。このような受板2及び回転
羽根4はドラム1内に略水平に設置される。回転羽根4
の先端側と回転ドラム1の内周面との間隔は間隙21よ
りも大きくしてある。
【0010】回転羽根4は図3に示すようにドラム1の
内周面寄りの一端側下面のコーナー部4Aを削って受板
2との間に素材を逃がすためのスペース22を形成して
あるので、図4に示すようにコーナー部4Aの個所と受
板2の個所との間隙は回転羽根4の他の下面と受板2の
間の間隔よりも広くなっていて、ここに素材は逃げこむ
ことができ、その結果コーナー部4Aに大きな負荷がか
かることがなくなり、このコーナー部4Aの著しい摩耗
が防止される。また、受板2とドラム1の内周面との間
には間隙21を形成してあるので、素材はこの間隙21
からも下方に落下し、コーナー部4Aへの過大な負荷は
回避される。このスペース22は中心側から先端側にか
けて徐々に大きくなるように形成することが望ましい。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、受板と回転羽根とを略水平に設け、受板のドラム内
周面寄りの一端側とドラム内周面との間に間隙を形成
し、回転羽根のドラム内周面寄りの一端側下面のコーナ
ー部を削って受板との間に素材を逃がすためのスペース
を形成したので、コーナー部に過度の負荷がかかること
がなく、従ってこの個所が短期的に著しく摩耗すること
が防止され、ひいては回転羽根の耐久寿命も長くなる。
また、受板とドラムとの間にも間隙が形成されているの
で、所定の大きさ以下に破砕研磨されたものであって遠
心力によりドラムの内周面側に集められたものはこの間
隙から下方に落下することができ、本来破砕研磨済みの
ものであっても遠心力により回転ドラム側に滞留されて
いたものをこの間隙から下方へ落下させることができる
ので、回転羽根の先端側とドラムとの間へ素材が集中し
回転羽根へ大きな負荷をかけるのを防止できる。このよ
うな装置を使用することにより破砕研磨効率も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の好適な実施例を示す断面図。
【図2】受板の平面図。
【図3】回転羽根の斜視図。
【図4】回転羽根の先端側における作用状態を示す断面
図。
【符号の説明】
1 ドラム 2 受板 2A 棒材 2B 隙間 3 回転ロータ 4 回転羽根 4A コーナー部 21 間隙 22 スペース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略中空円筒状のドラムの中心に単独で回
    転する回転ロータを設け、ドラム内に一段又は二段以上
    の半径方向へ放射線状に配置した多数の棒材と各棒材間
    に形成された隙間とから構成された受板を回転ロータの
    回転により回転しないように取付け、回転ロータに各受
    板から所定間隔をあけて上方に位置させて回転ロータの
    回転により回転するように放射線状に1又は2以上の回
    転羽根を受板と略平行になるように取付け、ドラム上方
    から供給されてきた素材を回転ロータの回転により回転
    させられた回転羽根とこの回転羽根の下方に位置する受
    板の棒材とで主として破砕・研磨するように構成した破
    砕研磨装置において、 受板と回転羽根とを略水平に設け、 受板のドラム内周面寄りの一端側とドラム内周面との間
    に間隙を形成し、 回転羽根のドラム内周面寄りの一端側下面のコーナー部
    を削って受板との間に素材を逃がすためのスペースを形
    成したことを特徴とする破砕研磨装置。
JP8540391U 1991-09-24 1991-09-24 破砕研磨装置 Expired - Lifetime JPH0725228Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8540391U JPH0725228Y2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 破砕研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8540391U JPH0725228Y2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 破砕研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528434U JPH0528434U (ja) 1993-04-16
JPH0725228Y2 true JPH0725228Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=13857825

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8540391U Expired - Lifetime JPH0725228Y2 (ja) 1991-09-24 1991-09-24 破砕研磨装置

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JP (1) JPH0725228Y2 (ja)

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JPH0528434U (ja) 1993-04-16

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