JPH0623598Y2 - 製紙用スクリーン - Google Patents
製紙用スクリーンInfo
- Publication number
- JPH0623598Y2 JPH0623598Y2 JP1988080620U JP8062088U JPH0623598Y2 JP H0623598 Y2 JPH0623598 Y2 JP H0623598Y2 JP 1988080620 U JP1988080620 U JP 1988080620U JP 8062088 U JP8062088 U JP 8062088U JP H0623598 Y2 JPH0623598 Y2 JP H0623598Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- agitator
- papermaking
- raw material
- basket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製紙用設備で抄紙用又は古紙処理など製紙原
料調整ラインの原料から不純物を効果的に除去し、有用
繊維を回収するための製紙用スクリーンに関するもので
ある。
料調整ラインの原料から不純物を効果的に除去し、有用
繊維を回収するための製紙用スクリーンに関するもので
ある。
一般に、抄紙処理・古紙処理などの製紙用設備において
は原料となる繊維懸濁液中の石、砂、金属片、樹脂片な
どの異物その他のごみ排除のためにスクリーンプレート
で構成したスクリーンバスケットが用いられ、このスク
リーンでは処理能力をあげるために密閉ケーシング内の
スクリーンバスケットに外側から内側に向って原料を圧
入するする外圧式のスクリーンとして用いられ、そして
精選処理能力及び除塵効果を高めるために、該スクリー
ンバスケットの外側にブレードなどのアジテータを回転
自在に配備してスクリーン目詰り防止機能を付与してス
クリーニング効果をあげることが知られている。
は原料となる繊維懸濁液中の石、砂、金属片、樹脂片な
どの異物その他のごみ排除のためにスクリーンプレート
で構成したスクリーンバスケットが用いられ、このスク
リーンでは処理能力をあげるために密閉ケーシング内の
スクリーンバスケットに外側から内側に向って原料を圧
入するする外圧式のスクリーンとして用いられ、そして
精選処理能力及び除塵効果を高めるために、該スクリー
ンバスケットの外側にブレードなどのアジテータを回転
自在に配備してスクリーン目詰り防止機能を付与してス
クリーニング効果をあげることが知られている。
この種のスクリーンバスケットのスクリーンでは、スク
リーンプレートに形成したスリット又は孔で有用繊維を
通過させて不純物などの異物を除去するが、原料中に混
在する石、砂、木片、結束上繊維などがアジテータとス
クリーンバケットの間にはさまり、スクリーンバケット
表面に損傷を与え、スクリーンバケット目孔、スリット
巾の変形を発生し、品質低下、操業中断等のトラブルの
原因となっており問題があった。
リーンプレートに形成したスリット又は孔で有用繊維を
通過させて不純物などの異物を除去するが、原料中に混
在する石、砂、木片、結束上繊維などがアジテータとス
クリーンバケットの間にはさまり、スクリーンバケット
表面に損傷を与え、スクリーンバケット目孔、スリット
巾の変形を発生し、品質低下、操業中断等のトラブルの
原因となっており問題があった。
本考案は、これら従来の問題点を排除しようとするもの
で、アジテータでポンプ作用を与え有用繊維と異物とを
著しく効率よく分離し、かつ、スクリーンのクリーニン
グ処理も簡便でスクリーンの分離機能をも大幅に向上さ
せ能率的な処理が容易にできるスクリーンを構成簡単で
安価な形態で提供することを目的とするものである。
で、アジテータでポンプ作用を与え有用繊維と異物とを
著しく効率よく分離し、かつ、スクリーンのクリーニン
グ処理も簡便でスクリーンの分離機能をも大幅に向上さ
せ能率的な処理が容易にできるスクリーンを構成簡単で
安価な形態で提供することを目的とするものである。
本考案は、製紙用原料の繊維懸濁液から有用繊維分と不
純物の異物分とに分離するためのスリット又は孔を所定
ピッチで多数配列したスクリーンプレート２でドラム状
に囲成したスクリーンバスケット３と、該スクリーンバ
スケット３の原料流入側に沿って接近移動するアジテー
タ４とを備えた製紙用スクリーンにおいて、該アジテー
タ４に設けたランナー５の外周部又は上面部の少なくと
もいずれか、或いはいずれにもポンプ作用を生起する凸
部６又は凹部６1を配備したことを特徴とする製紙用ス
クリーンである。
純物の異物分とに分離するためのスリット又は孔を所定
ピッチで多数配列したスクリーンプレート２でドラム状
に囲成したスクリーンバスケット３と、該スクリーンバ
スケット３の原料流入側に沿って接近移動するアジテー
タ４とを備えた製紙用スクリーンにおいて、該アジテー
タ４に設けたランナー５の外周部又は上面部の少なくと
もいずれか、或いはいずれにもポンプ作用を生起する凸
部６又は凹部６1を配備したことを特徴とする製紙用ス
クリーンである。
本考案の実施例を第１〜３図例で説明すると、製紙用原
料の繊維懸濁液から有用繊維分と不純物の異物分とに分
離するためのスリット又は孔を所定ピッチで多数配列し
たスクリーンプレート２でドラム状に囲成したスクリー
ンバスケット３と、該スクリーンバスケット３の外周側
に近接して回転するアジテータ４とをケーシング10に内
装したスクリーンにおいて、該アジテータ４に設けたラ
ンナー５の外周部又は上面部の少なくともいずれか、或
いはいずれにもポンプ作用を生起する凸部６又は凹部６
1を配備してある。
料の繊維懸濁液から有用繊維分と不純物の異物分とに分
離するためのスリット又は孔を所定ピッチで多数配列し
たスクリーンプレート２でドラム状に囲成したスクリー
ンバスケット３と、該スクリーンバスケット３の外周側
に近接して回転するアジテータ４とをケーシング10に内
装したスクリーンにおいて、該アジテータ４に設けたラ
ンナー５の外周部又は上面部の少なくともいずれか、或
いはいずれにもポンプ作用を生起する凸部６又は凹部６
1を配備してある。
この実施例では、前記アジテータ４としては原料がスク
リーンバスケット３の外側から内側に向って流れアジテ
ータ４がスクリーンバスケット３の外側で回転する外圧
式の図示例で説明すると、前記ランナー５が、竪形スク
リーンバスケット３の上端面を被覆する円板体であっ
て、原料流入側に配備された外面に直線状又は曲線状の
凸部６又は凹部６1を複数放射状に配列し、ボス部５1を
介して回転軸１に固定されたロータ構成のものを用いて
あるが、前記アジテータ４が翼状のブレードで構成した
ものを用いてもよいし、リング状のスペーサ４1でロー
タ状に組立連結構成したアジテータ４を用いてもよい
し、リング状のスペーサ間に斜設したブレードでロータ
構成としたアジテータ４を用いてもよい。またスクリー
ンバスケット３の内側に螺旋状リブを補強部材として上
下位置のリングに固着した補強部を付設してもよいし、
またリング状リブを補強部材として付設するかは選んで
用いられる。
リーンバスケット３の外側から内側に向って流れアジテ
ータ４がスクリーンバスケット３の外側で回転する外圧
式の図示例で説明すると、前記ランナー５が、竪形スク
リーンバスケット３の上端面を被覆する円板体であっ
て、原料流入側に配備された外面に直線状又は曲線状の
凸部６又は凹部６1を複数放射状に配列し、ボス部５1を
介して回転軸１に固定されたロータ構成のものを用いて
あるが、前記アジテータ４が翼状のブレードで構成した
ものを用いてもよいし、リング状のスペーサ４1でロー
タ状に組立連結構成したアジテータ４を用いてもよい
し、リング状のスペーサ間に斜設したブレードでロータ
構成としたアジテータ４を用いてもよい。またスクリー
ンバスケット３の内側に螺旋状リブを補強部材として上
下位置のリングに固着した補強部を付設してもよいし、
またリング状リブを補強部材として付設するかは選んで
用いられる。
この実施例では、前記ケーシング１０としてはケーシン
グ内に繊維懸濁液を接線方向に給液する原料供給口７と
接線方向に連続的に排出する異物排出口８及びスクリー
ニング後の紙料の有用繊維導出口９とを備えた密閉竪型
円筒体を用い、同心円上に前記スクリーンバスケット３
とアジテータ４を内装させたプレッシャスクリーンとし
てある。また、前記アジテータ４は、回転軸１にランナ
ー５を介して回転駆動されるようにしてある。
グ内に繊維懸濁液を接線方向に給液する原料供給口７と
接線方向に連続的に排出する異物排出口８及びスクリー
ニング後の紙料の有用繊維導出口９とを備えた密閉竪型
円筒体を用い、同心円上に前記スクリーンバスケット３
とアジテータ４を内装させたプレッシャスクリーンとし
てある。また、前記アジテータ４は、回転軸１にランナ
ー５を介して回転駆動されるようにしてある。
図中１１は蓋体で開閉自在にホルダー１２でケーシング
１０に支持される。１３は駆動用プーリー、１４は軸
受、１５はベースである。
１０に支持される。１３は駆動用プーリー、１４は軸
受、１５はベースである。
第４図の具体例では、前記スクリーンバスケット３の上
面を被覆するランナー５の上面部に曲線状に凹部６1を
複数列配列したもので前記アジテータ４が、ブレードで
あってリング状のスペーサ４1で組立連結したロータ構
成からなるものを用い、加圧された原料流れを生ずるよ
うにした構成としてある。
面を被覆するランナー５の上面部に曲線状に凹部６1を
複数列配列したもので前記アジテータ４が、ブレードで
あってリング状のスペーサ４1で組立連結したロータ構
成からなるものを用い、加圧された原料流れを生ずるよ
うにした構成としてある。
第５図及び第６図はアジテータ４のランナー５の外周部
に直線状又は曲線状の凸部６又は凹部６1を設けた例で
ある。
に直線状又は曲線状の凸部６又は凹部６1を設けた例で
ある。
なお、前記ランナー５の外周部及び上面部に直線状突起
又は凹溝や、曲線状の突起又は凹溝をポンプ作用が生ず
るように形成したものを用いることもできる。
又は凹溝や、曲線状の突起又は凹溝をポンプ作用が生ず
るように形成したものを用いることもできる。
しかして、原料供給口７からケーシング１０内に給液さ
れた原料はスクリーンバスケット３の外側から内側に向
って流れ、スクリーンバスケット３の外側でアジテータ
４は回転し、ランナー５にある凸部６又は凹部６1で原
料を回流して原料中に混在する異物をスクリーンバケッ
トから遠ざけケーシング側に集め、アジテータとスクリ
ーンバケット内にこれら異物がはさまらないようにして
スクリーンバスケットに損傷を与えず安全能率的な処理
ができる。
れた原料はスクリーンバスケット３の外側から内側に向
って流れ、スクリーンバスケット３の外側でアジテータ
４は回転し、ランナー５にある凸部６又は凹部６1で原
料を回流して原料中に混在する異物をスクリーンバケッ
トから遠ざけケーシング側に集め、アジテータとスクリ
ーンバケット内にこれら異物がはさまらないようにして
スクリーンバスケットに損傷を与えず安全能率的な処理
ができる。
本考案は、スクリーンバスケットと、該スクリーンバス
ケットの原料流入側に沿って接近移動するアジテータと
を備えた製紙用スクリーンにおいて、該アジテータに設
けたランナーの外周部又は上面部の少なくともいずれ
か、或いはいずれにもポンプ作用を生起する凸部又は凹
部を配備したことにより、原料中に混在する石、砂、木
片、結束状繊維などの異物があっても飛散して外周に遠
ざけてアジテータとスクリーンバケットの間に挟まるこ
とがなくスクリーンバケット表面に傷をつけたり、目孔
やスリット巾の変形を来すことがなく安全に操業するこ
とを可能にすると共に、有用繊維の品質も良好に維持で
き容易に安定した運転処理が可能で、操業性を大幅に向
上できるなどの実用上の効果がある。
ケットの原料流入側に沿って接近移動するアジテータと
を備えた製紙用スクリーンにおいて、該アジテータに設
けたランナーの外周部又は上面部の少なくともいずれ
か、或いはいずれにもポンプ作用を生起する凸部又は凹
部を配備したことにより、原料中に混在する石、砂、木
片、結束状繊維などの異物があっても飛散して外周に遠
ざけてアジテータとスクリーンバケットの間に挟まるこ
とがなくスクリーンバケット表面に傷をつけたり、目孔
やスリット巾の変形を来すことがなく安全に操業するこ
とを可能にすると共に、有用繊維の品質も良好に維持で
き容易に安定した運転処理が可能で、操業性を大幅に向
上できるなどの実用上の効果がある。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は使用状態の縦断
面図、第２図は第１図Ｉ−Ｉ線の横断面図、第３図はア
ジテータの斜面図、第４図乃至第６図はそれぞれアジテ
ータの他の実施例の斜面図である。 １…回転軸、２…スクリーンプレート、３…スクリーン
バスケット、４…アジテータ、４1…スペーサ、５…ラ
ンナー、５1…ボス部、６…凸部、６1…凹部。
面図、第２図は第１図Ｉ−Ｉ線の横断面図、第３図はア
ジテータの斜面図、第４図乃至第６図はそれぞれアジテ
ータの他の実施例の斜面図である。 １…回転軸、２…スクリーンプレート、３…スクリーン
バスケット、４…アジテータ、４1…スペーサ、５…ラ
ンナー、５1…ボス部、６…凸部、６1…凹部。
Claims (3)
- 【請求項１】製紙用原料の繊維懸濁液から有用繊維分と
不純物の異物分とに分離するためのスリット又は孔を所
定ピッチで多数配列したスクリーンプレート（２）でド
ラム状に囲成したスクリーンバスケット（３）と、該ス
クリーンバスケット（３）の原料流入側に沿って近移動
するアジテータ（４）とを備えた製紙用スクリーンにお
いて、該アジテータ（４）に設けたランナー（５）の外
周部又は上面部の少なくともいずれか、或いはいずれに
もポンプ作用を生起する凸部（６）又は凹部（６1）を
配備したことを特徴とする製紙用スクリーン。 - 【請求項２】前記ランナー（５）が、竪形スクリーンバ
スケット（３）の上端面を被覆する円板体であって、原
料流入側に配備された外面に直線状又は曲線状の凸部
（６）又は凹部（６1）を複数放射状に配列し、ボス部
（５1）を介して回転軸（１）に固定された請求項１記
載の製紙用スクリーン。 - 【請求項３】前記アジテータ（４）が、翼状のブレード
であって、スクリーンプレート（２）の内側又は外側の
いずれかに回転自在に配備されロータ状にリング状のス
ペーサ（４1）で組立連結した構成からなる請求項１又
は２記載の製紙用スクリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988080620U JPH0623598Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 製紙用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988080620U JPH0623598Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 製紙用スクリーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH023498U JPH023498U (ja) | 1990-01-10 |
| JPH0623598Y2 true JPH0623598Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31305441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988080620U Expired - Lifetime JPH0623598Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 製紙用スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623598Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51105704U (ja) * | 1975-02-21 | 1976-08-24 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5142785A (ja) * | 1974-10-09 | 1976-04-12 | Sanyo Kokusaku Pulp Co |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP1988080620U patent/JPH0623598Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH023498U (ja) | 1990-01-10 |
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