JPH0725227Y2 - 気流粉砕機 - Google Patents

気流粉砕機

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JPH0725227Y2
JPH0725227Y2 JP1988042603U JP4260388U JPH0725227Y2 JP H0725227 Y2 JPH0725227 Y2 JP H0725227Y2 JP 1988042603 U JP1988042603 U JP 1988042603U JP 4260388 U JP4260388 U JP 4260388U JP H0725227 Y2 JPH0725227 Y2 JP H0725227Y2
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JP
Japan
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nozzle
collision
collision plate
crusher
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JP1988042603U
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JPH01148740U (ja
Inventor
浩之 杉山
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日本ニユーマチツク工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プラスチック類や電子写真トナー等の粉砕
原料を微粉砕する気流粉砕機に関するものである。
〔従来の技術〕
衝突板に対する衝突によって原料を微粉砕する粉砕機
は、実開昭51-100374号公報および実開昭51-100375号公
報において記載されている。
上記粉砕機は、第3図に示すように、ケーシング1に接
続したノズル2の内部に絞り部3を設け、その絞り部3
の前側を先拡がりとしてある。また、ノズル2の上側に
配置した原料ホッパ4の下部出口5をノズル2の内部に
設けた絞り部3の前側において連通せしめ、上記ノズル
2内に圧縮空気を供給し、エジェクタ作用によりホッパ
4内の原料をノズル2内に導き、圧縮空気と共にノズル
2の先端出口からケーシング1内に噴射するようにして
いる。
さらに、ケーシング1内には、上記ノズル2の出口に対
向して衝突板6を設け、その衝突板6にノズル2から噴
射される前記の原料と圧縮空気の混合噴射流を衝突させ
て原料を微粉砕し、その粉砕物をケーシング1の上部に
設けた粉砕物排出筒1′から捕集している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記粉砕機には、第4図に示すように、衝突板6の原料
衝突面7をノズル2の軸線に直角に配置したものと、第
5図に示すように、ノズル2の軸線に対して傾斜させた
ものとがある。
ところで、第4図に示すように、原料衝突面7をノズル
2の軸線に直角に配置した粉砕機においては、上記衝突
板6に衝突した反射流がノズル2に向けて流れ、ノズル
2からの噴射流に衝突するため、上記噴射流に乱れが生
じ、原料の加速が不十分であって、衝突板6に対する原
料の衝突速度が遅く、粉砕効率が悪いという不都合があ
る。
一方、衝突板6の原料衝突面7を傾斜させた粉砕機にお
いては、衝突板6の原料衝突面7に対する原料の衝突力
が弱く、第3図の場合と同様に粉砕効率が悪いという不
都合がある。
また、いずれの場合も原料が衝突板に偏折した状態で当
るため、衝突板6が偏摩耗するという不都合がある。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、粉砕効率が
高く、衝突板の摩耗が少ない気流粉砕機を提供すること
を課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案においては、ケ
ーシングにノズルを接続し、そのノズルの前側に設けた
衝突板の原料衝突面を上記ノズルの軸線に直交する平面
とし、その原料衝突面の上記ノズルと同軸上に円錐形の
突起を設けた構成を採用したのである。
〔作用〕
上記のように構成すれば、ノズルから噴射される原料と
圧縮空気の混合噴射流は突起の表面に沿って流れ、拡が
りをもって衝突板に衝突して一次粉砕される。原料は上
記のように、突起の表面に案内されて衝突板に所要の角
度をもって衝突するため、その反射流はノズルに向けて
流れず、ノズルからの噴射流が乱されるのを防止するこ
とができる。
また、衝突面に沿って衝突板の外方向に流れる一次粉砕
物は、次にケーシングの内面に衝突して二次粉砕され
る。このため、原料をきわめて効果的に粉砕することが
できる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
なお、先に述べた第3図の従来例と同一の部品には同一
の符号を付して説明する。
図示のように、ノズル2の先端出口に対向配置された衝
突板6の原料衝突面7は、第4図に示す従来例と同様
に、ノズル2の軸線に対して直交する平坦な平面とされ
ている。その原料衝突面7には、上記ノズル2と同軸上
に円錐形の突起8が設けられている。
上記のように、原料衝突面7に円錐形の突起8を設けた
ことにより、ノズル2から噴射された原料と圧縮空気の
混合噴射流は、上記突起8の表面に沿って流れ、拡がり
をもって原料衝突面7に衝突し、その衝突によって一次
粉砕される。
混合噴射流は、上記のように、突起8の表面に案内され
て原料衝突面7に衝突するため、衝突後の反射流はノズ
ル2に向けて流れず、ノズル2からの噴射流を乱すこと
がない。したがって、原料衝突面7に対する原料の衝突
力が強く、上記原料を効果的に一次粉砕することができ
ると共に、上記原料は、突起8によって分散力を受ける
ため、衝突板6に均等に衝突し、衝突板6の摩耗を少な
くすることができる。
また、上記衝突板6に対する衝突によって一次粉砕され
た原料は衝突板6の周囲に飛散し、衝突面7に沿って外
方向に移動した原料は次に第2図に示すようにケーシン
グ1の内面に衝突して二次粉砕される、したがって、原
料を効果的に粉砕することができる。
なお、突起8の先端の角度は60°程度とするのが好まし
い。
因みに、本考案の衝突板6を設けた粉砕機(本考案品)
と、第4図に示す衝突板を設けた粉砕機(従来品I)お
よび第5図に示す衝突板を設けた粉砕機(従来品II)の
粉砕物排出筒のそれぞれに風力分級機を接続し、平均粒
子径10μm程度で20μm以下に分級された2成分電子写
真トナー粉砕品を得た場合の粉砕効率および平均粒子径
を測定したところ、第1表に示す結果を得た。
ここで、粉砕機に供給される電子写真用2成分トナー混
練品の大きさを3m/mとし、また、ノズル2に供給される
圧縮空気の圧力を5.5kg/cm2、消費空気量を10.5Nm3/min
とした。さらに、風力分級機の条件は、全て同じ条件と
した。
なお、平均粒子径の測定に際してコールターカウンタを
用いた。
第1表から明らかなように、本考案品は、従来品I、従
来品IIより粉砕効率が優れていることが分かる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、ノズルから噴射され
た原料と圧縮空気の混合噴射流は、衝突板に設けた円錐
形突起の表面に案内されて上記衝突板の原料衝突面に衝
突するため、衝突後の反射流はノズルに向けて流れず、
この結果、ノズルからの混合噴射流の乱れを防止するこ
とができる。このため、衝突板に対して原料を強く衝突
させることができ、原料を効果的に一次粉砕することが
できる。
また、上記突起によって混合噴射流中の原料に分散力が
働くため、原料は原料衝突面に均等に衝突することにな
り、衝突板の摩耗を少なくすることができる。
さらに、衝突板の原料衝突面に沿って衝突板の外方向に
移動した一次粉砕後の原料は次にケーシングの内面に衝
突して二次粉砕されるため、上記原料をきわめて効果的
に粉砕処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る気流分級機の一実施例を示す断
面図、第2図は第1図の横断平面図、第3図は気流分級
機の全体図、第4図および第5図は従来の気流粉砕機を
示す断面図である。 1……ケーシング、2……ノズル、6……衝突板、7…
…原料衝突面、8……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕物排出筒を有するケーシングにノズル
    を接続し、そのノズルから噴射される圧縮空気と粉砕原
    料の混合噴射流を上記ケーシング内に設けた衝突板に衝
    突させて上記原料を粉砕するようにした気流粉砕機にお
    いて、前記衝突板の原料衝突面をノズルの軸線に直交す
    る平坦な平面とし、その原料衝突面の上記ノズルと同軸
    上に円錐形の突起を設けたことを特徴とする気流粉砕
    機。
JP1988042603U 1988-03-29 1988-03-29 気流粉砕機 Expired - Lifetime JPH0725227Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051496A (ja) * 2004-07-13 2006-02-23 Ricoh Co Ltd 衝突気流式粉砕機、該粉砕機を用いたトナー製造方法、及び該製造方法にて製造されたトナー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61234959A (ja) * 1985-04-09 1986-10-20 株式会社荏原製作所 微粉砕機
JPS62179045U (ja) * 1986-05-01 1987-11-13

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