JPH07252038A - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

油圧エレベータの制御装置

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JPH07252038A
JPH07252038A JP6040873A JP4087394A JPH07252038A JP H07252038 A JPH07252038 A JP H07252038A JP 6040873 A JP6040873 A JP 6040873A JP 4087394 A JP4087394 A JP 4087394A JP H07252038 A JPH07252038 A JP H07252038A
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JP
Japan
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speed
control
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oil
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Application number
JP6040873A
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English (en)
Inventor
Shigefumi Hibiya
滋史 日比谷
Yasuhiro Hirashiki
安洋 平敷
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】速度検出器の欠品や破損、故障の状態となった
場合にも影響されることなく、常に安定した走行を可能
とし、かつかご速度を任意の速度に可変可能な油圧エレ
ベータの制御装置を得ることにある。 【構成】センサ16,17からの油の状態信号を入力
し、かご1が所定の速度パターンで昇降できるようにバ
ルブ9に対して、所定の速度パターンに基づく制御電流
指令値を生成する補償制御指令値生成手段19と、19
からの制御電流指令値を乗りかご1の運転速度に応じて
補正する補正操作手段21と、速度検出器18からの検
出信号と所定の速度パターンの偏差に応じて9に対する
制御電流指令値を生成する速度帰還制御指令値生成手段
20と、20からの制御電流指令値が得られるとき、こ
れを9に与え、20からの制御電流指令値が得られない
とき、21からの制御電流指令値を9に与える切換手段
22を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗りかごを昇降させる
油圧ジャッキの油量を制御バルブにより調整して乗りか
ごの速度を制御する流量制御方式の油圧エレベータの制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧エレベータは、油タンクと
乗りかごを昇降させる油圧ジャッキの油圧配管の途中に
制御バルブ(流量制御弁)を設け、油圧ジャッキの油量
を制御する流量制御方式を採用している。
【0003】この流量制御方式では、乗りかごの上昇時
は、油圧ポンプを駆動する電動機を一定速度で回転さ
せ、油圧ポンプからの定吐出量の油をタンクへ戻してお
き、エレベータの起動指令が出ると、タンクへ戻す油量
を所定の速度パターンと乗りかごの速度検出器より帰還
する実際のかご速度の偏差に応じて制御バルブで調整す
ることにより、かごの速度を制御する。そして、乗りか
ごの下降時は、かごの自重により油圧ジャッキ内の油が
タンクへ還流する油量を所定の速度パターンと速度検出
器より帰還する実際のかご速度の偏差に応じて制御バル
ブで制御することによりかごの速度を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の速度帰還流量制御方式の油圧エレベータの制
御装置では、速度検出器からかごの速度を帰還する閉ル
ープ制御であるため、速度検出器が欠品であったり、破
損・故障していると、かご速度を帰還することが不可能
となり、正常な速度帰還制御を行なうことができないこ
とがある。
【0005】このため、かごを動かすことができなかっ
たり、かごの速度を任意の速度に調整できないために、
エレベータの据え付け時の作業効率や保守時の作業効率
を低下させるという問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めなされたもので、油圧エレベータの速度検出器の欠品
や破損、故障の状態となった場合にも影響されることな
く、常に安定した走行を可能とすると共に、かご速度を
任意の速度に可変可能な油圧エレベータの制御装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、乗りかごを昇降させる
油圧ジャッキに、この油量を制御する制御バルブを介し
て接続され、前記油圧ジャッキに圧油を流通させる油圧
ポンプと、この油圧ポンプを回転駆動する電動機と、前
記油圧ジャッキに流通される油の状態を検出するセンサ
と、前記乗りかごの速度を検出する速度検出器と、前記
センサからの油の状態信号を入力し、前記油圧ジャッキ
が所定の速度パターンで昇降できるように前記制御バル
ブに対して、前記所定の速度パターンに基づく制御電流
指令値を生成する補償制御指令値生成手段と、前記セン
サからの油の状態信号ならびに前記速度検出器からの速
度検出信号と前記所定の速度パターンの偏差に応じて前
記制御バルブに対する制御電流指令値を生成する速度帰
還制御指令値生成手段と、この速度帰還制御指令値生成
手段からの制御電流指令値が得られるとき、この制御電
流指令値を前記制御バルブに与え、前記速度帰還制御指
令値生成手段からの制御電流指令値が得られないとき、
前記補償制御指令値生成手段からの制御電流指令値を前
記制御バルブに与える制御指令値切換手段と、を具備し
た油圧エレベータの制御装置である。
【0008】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、こ
の油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記油
圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、この油圧
ポンプを回転駆動する電動機と、前記油圧ジャッキに流
通される油の状態を検出するセンサと、前記乗りかごの
速度を検出する速度検出器と、前記センサからの油の状
態信号を入力し、前記油圧ジャッキが所定の速度パター
ンで昇降できるように前記制御バルブに対して、前記所
定の速度パターンに基づく制御電流指令値を生成する補
償制御指令値生成手段と、この補償制御指令値生成手段
からの制御電流指令値を前記乗りかごの運転速度に応じ
て補正する補正操作手段と、前記センサからの油の状態
信号ならびに前記速度検出器からの速度検出信号と前記
所定の速度パターンの偏差に応じて前記制御バルブに対
する制御電流指令値を生成する速度帰還制御指令値生成
手段と、この速度帰還制御指令値生成手段からの制御電
流指令値が得られるとき、この制御電流指令値を前記制
御バルブに与え、前記速度帰還制御電流指令値生成手段
からの制御電流指令値が得られないとき、前記補正操作
手段からの制御電流指令値を前記制御バルブに与える制
御指令値切換手段と、を具備した油圧エレベータの制御
装置である。
【0009】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、こ
の油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記油
圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、この油圧
ポンプを回転駆動する電動機と、前記油圧ジャッキに流
通される油の状態を検出するセンサと、前記乗りかごの
速度を検出する速度検出器と、前記センサからの油の状
態を入力し、前記油圧ジャッキが所定の速度パターンで
昇降できるように前記制御バルブに対して、前記所定の
速度パターンに基づく制御電流指令値を生成する補償制
御指令値生成手段と、前記センサからの油の状態信号な
らびに前記速度検出器からの速度検出信号と前記所定の
速度パターンの偏差に応じて前記制御バルブに対する制
御電流指令値を生成する速度帰還制御指令値生成手段
と、前記乗りかごの運転指令が入力されているときであ
って、前記速度検出器からの検出信号が所定時間検出さ
れなくなったことをもって、切換信号を出力する速度検
出器出力検出手段と、この速度検出器出力検出手段から
の切換信号が生じないとき、前記帰還制御指令値生成手
段からの制御電流指令値を前記制御バルブに与え、前記
速度検出器出力検出手段からの切換信号が生じたとき、
前記補償制御指令値生成手段からの制御指令値を前記制
御バルブに与える制御指令値切換手段と、を具備した油
圧エレベータの制御装置である。
【0010】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、こ
の油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記油
圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、この油圧
ポンプを回転駆動する電動機と、前記油圧ジャッキに流
通される油の状態を検出するセンサと、前記乗りかごの
速度を検出する速度検出器と、前記センサからの油の状
態信号を入力し、前記油圧ジャッキが所定の速度パター
ンで昇降できるように前記制御バルブに対して、前記所
定の速度パターンに基づく制御電流指令値を生成する補
償制御指令値生成手段と、この補償制御指令値生成手段
からの制御電流指令値を前記乗りかごの運転速度に応じ
て補正する補正操作手段と、前記センサからの油の状態
信号ならびに前記速度検出器からの速度検出信号と前記
所定の速度パターンの偏差に応じて前記制御バルブに対
する制御電流指令値を生成する速度帰還制御指令値生成
手段と、 前記乗りかごの運転指令が入力されていると
きであって、前記速度検出器からの検出信号が所定時間
検出されなくなったことをもって、切換信号を出力する
速度検出器出力検出手段と、この速度検出器出力検出手
段からの切換信号が生じないとき、前記帰還制御指令値
生成手段からの制御電流指令値を前記制御バルブに与
え、前記速度検出器出力検出手段からの切換信号が生じ
たとき、前記補正操作手段からの制御電流指令値を前記
制御バルブに与える制御指令値切換手段と、を具備した
油圧エレベータの制御装置である。
【0011】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、速度帰還制
御指令値生成手段からの制御電流指令値が得られないと
き、制御指令値切換手段により補償制御指令値生成手段
からの制御電流指令値を制御バルブに与えることができ
るので、油圧エレベータの速度検出器の欠品や破損、故
障の状態なった場合にも影響されることなく、常に安定
した走行を可能とすることができる。
【0012】請求項2に対応する発明によれば、請求項
1の作用に加えて、補正操作手段を備えているので、か
ごの運転速度を任意の速度に変更することができ、作業
効率が向上する。
【0013】請求項3に対応する発明によれば、速度検
出器出力検出手段からの検出信号が生じたとき、補償制
御指令値生成手段からの制御電流指令値を制御バルブに
自動的に与えられるので、作業効率が向上する。
【0014】請求項4に対応する発明によれば、請求項
3の作用に加えて補正操作手段を備えているので、かご
の運転速度を任意の速度に変更することができ、作業効
率が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す図で
あり、乗りかご1は油圧ジャッキ2のプランジャ3の上
下動により昇降可能になっている。乗りかご1は、一端
が固定されたロープ5の他端がプランジャ3の先端に固
定されたプーリ4により吊下げられている。
【0016】油圧ジャッキ2と油タンク10の間に、油
圧配管6が連結され、この油圧配管6の途中には油圧ポ
ンプ8および制御バルブ9が設けられている。油圧ポン
プ8は、電源11に電気的に接続された電動機7により
回転駆動可能に構成されている。電源11は、後述する
速度制御装置13の出力信号により制御され、速度制御
装置13にはエレベータ制御装置12、減速スイッチ1
4、停止スイッチ15、負荷圧力センサ16、油温セン
サ17、速度検出器18からの信号がそれぞれ入力され
るようになっている。
【0017】速度制御装置13の詳細な構成を図2に示
してある。これは、外部信号入力回路130、バルブ制
御コントローラ131、バルブ制御ユニット132、ポ
ンプ制御ユニット133からなり、これらは以下のよう
な機能を有する。外部信号入力回路130は、減速スイ
ッチ14、停止スイッチ15、速度検出器18からの信
号を入力し、これをデジタル信号に変換する。バルブ制
御コントローラ131は、エレベータ制御装置12から
の運転指令に基づき所定の速度パターンでエレベータを
走行させるのに必要な制御電流指令値を生成するが、こ
の詳細な説明については後述する。
【0018】バルブ制御ユニット132は、バルブ制御
コントローラ131からの制御電流指令値に基づき制御
バルブ9、例えば上昇弁91、下降弁92、チェック弁
96に対し、バルブ9の制御信号を出力する。ポンプ制
御ユニット133は、減速スイッチ14、停止スイッチ
15、速度検出器18のデジタル信号を入力し、外部信
号入力回路130からの電動機7を駆動信号に出力す
る。
【0019】このような構成のものにおいて、乗りかご
が停止しているときは、制御バルブ9の電動切換弁は閉
じている。そこで、速度制御装置13によって生成され
た速度パターンに基づき制御バルブ9の開閉が制御さ
れ、これにより油圧ポンプ8の吐出量が制御され、油圧
ジャッキ2のプランジャ3と乗りかご1の昇降が制御さ
れる。
【0020】次に、制御バルブ9の内部動作について説
明する。上昇指令によりポンプ8が起動され、上昇流量
制御弁91が全開状態であるため、ポンプ流量は全量タ
ンク10へブリードオフされており、乗りかご1は停止
している。
【0021】バルブ制御ユニット132からの制御電流
指令値により、上昇電磁比例パイロット制御弁93が動
作し、上昇流量制御弁91が閉方向へ動作する。これに
より、タンク10へのブリードオフ流量が減少し、この
流量が逆止弁95およびチェック弁96を介してシリン
ダへ流入するため、乗りかご1が上昇する。
【0022】次に、下降指令により、電磁パイロット切
換弁97が励磁され、チェック弁96が開方向に動作す
る。さらに、下降電磁比例パイロット制御弁94が動作
し、下降流量制御弁92が開方向へ動作する。これによ
り、シリンダ内の油がタンク10へ流入するため、乗り
かご1が下降する。
【0023】なお、図3において、98は応急手動下降
弁、99は最高圧力制限リリーフ弁、910は油温セン
サ、911は負荷圧力センサ、912,913はストレ
ーナ、914,915はフィルタ、916,917,9
18,919,920は絞りである。
【0024】次に、速度制御装置13におけるバルブ制
御コントローラ131の詳細な構成について、図4を参
照して説明するが、補償制御指令値生成手段19、速度
帰還制御指令値生成手段20、補正操作手段21、制御
指令値切換手段22から構成されている。
【0025】補償制御指令値生成手段19は、油の状態
を検出するセンサ、すなわち前述した図1のタンク10
内に配設されている油温センサ17および油圧配管6の
途中に配設されている負荷圧力センサ16により得られ
る温度検出信号Tおよび負荷圧力検出信号Pを入力し、
油圧ジャッキ2が所定の速度パターンで昇降できるよう
に制御バルブ9に対して、所定の速度パターンに基づく
制御電流指令値を生成する。
【0026】補正操作手段21は、例えばオペレータが
手動により、補償制御指令値生成手段19により生成さ
れた制御電流指令値を乗りかご1の運転速度に応じて補
正するもので、補償制御指令値生成手段19により生成
された制御電流指令値と所定の速度パターンに隔たりが
生じた場合に、制御電流指令値を、例えば可変抵抗のご
とく調整できる器具を用いて補正量αで補正できるよう
になっている。
【0027】速度帰還制御指令値生成手段20は、図1
のタンク10内に配設されている油温センサ17および
油圧配管6の途中に配設されている負荷圧力センサ16
により得られる温度検出信号Tおよび負荷圧力検出信号
Pを入力し、これおよび速度検出器18からの速度検出
信号Vと所定の速度パターンの偏差に応じて制御バルブ
9に対する制御電流指令値を生成する。
【0028】制御指令値切換手段22は、切換えスイッ
チからなり、速度帰還制御指令値生成手段20および補
正操作手段21からの制御電流指令値のいずれかを切換
え可能に構成され、通常速度帰還制御指令値生成手段2
0側と接続されている。また速度帰還制御指令値生成手
段20からの制御電流指令値が得られないとき、すなわ
ち速度検出器18が取り付けられていない場合や、何ら
かの原因により破損、さらに故障により正常な速度検出
信号Vを速度帰還制御指令値生成手段20に帰還不可能
な場合、補正操作手段21側に接続する。制御指令値切
換手段22の切換えは、オペレータが手動で行なう。
【0029】以上述べた第1実施例によれば、現地にお
けるエレベータの据え付け時に速度検出器が取り付けら
れていない場合や、速度検出器が何等かの原因により破
損、または故障し、かご速度を検出不可能となった状況
下において速度検出器の手配を行なったり、速度検出器
の交換を行なう必要がなく、かごの速度を制御できる。
さらに、補正操作手段21が設けられているので、補
償制御指令値生成手段19で生成された制御電流指令値
と所定の速度パターン(定格速度、通常速度、点検速度
に応じたパターン)に隔たりが生じた場合には、簡単に
制御電流指令値を補正量αで補正できることから、任意
の速度にてかご1を運転させることができる。
【0030】また、補正操作手段21による補正量α
は、外部からの補正操作部21に対してマンマシーンイ
ンターフェースを介して入力可能なので、複雑な操作方
法に精通していなくても、容易に補正を行なうことがで
きる。
【0031】図5は、本発明の第2実施例を示すブロッ
ク図であり、前述の実施例では制御指令値切換手段22
を手動により切換える場合についてであるが、ここでは
制御指令値切換手段22を自動的に切換えられるように
速度検出器出力検出手段23を設けたものである。
【0032】速度検出器出力検出手段23は、乗りかご
1の運転指令が入力されているときであって、速度検出
器18からの検出信号が所定時間検出されなくなったこ
とをもって、切換信号を出力する。
【0033】そして、制御指令値切換手段22は速度検
出器出力検出手段23からの切換信号が生じないとき、
帰還制御指令値生成手段20からの制御電流指令値を制
御バルブ9に与え、速度検出器出力検出手段23からの
切換信号が生じたとき、制御指令値切換手段22を自動
的に切換え、補正操作手段21からの制御電流指令値を
制御バルブ9に与える。これ以外の構成は、図4と同一
であるので、ここではその説明を省略する。
【0034】以上述べた第2実施例によれば、速度検出
器出力検出手段23からの検出信号が生じたとき、補正
操作手段21からの制御電流指令値を制御バルブ9に自
動的に与えられるので、作業効率が向上する。また、補
正操作手段を備えているので、かごの運転速度を任意の
速度に変更することができ、作業効率が向上する。
【0035】本発明は、以上述べた実施例に限定され
ず、例えば以下のように構成してもよい。例えば、図4
または図5に示す補正操作手段21を設けず、補償制御
指令値生成手段19からの出力である制御電流指令値を
直接制御指令値切換手段22に入力するようにしてもよ
い。このようにすることにより、制御電流指令値を乗り
かご1の速度に応じて調整ができないが、現地における
エレベータの据え付け時に速度検出器が取り付けられて
いない場合や、速度検出器が何等かの原因により破損、
または故障し、かご速度を検出不可能となった状況下に
おいて速度検出器の手配を行なったり、速度検出器の交
換を行なう必要がなく、かごの速度を制御できる。
【0036】また、前述の実施例では、油の状態を検出
するセンサとして、油圧配管6内に配設されている負荷
圧力センサ16ならびにタンク10内に配設されている
油温センサ17を用いたが、この代わりにバルブ9内に
配設する油温センサ、タンク内の温度を検出するセンサ
ならびに油量を検出するセンサによっても、油の状態を
検出でき、これらの油の状態を示す検出信号を、補償制
御指令値生成手段19内において所定の速度パターンに
基づく制御電流指令値を生成するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、油圧エレベータの速度
検出器の欠品や破損、故障の状態となった場合にも影響
されることなく、常に安定した走行を可能とすると共
に、かご速度を任意の速度に可変可能な油圧エレベータ
の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による油圧エレベータの制御装置の第1
実施例の系統図。
【図2】図1の速度制御装置を示すブロック図。
【図3】図1の制御バルブの構成を示す図。
【図4】本発明の第1実施例に対応するバルブ制御コン
トローラ(図2)のブロック図。
【図5】本発明の第2実施例に対応するバルブ制御コン
トローラ(図2)のブロック図。
【符号の説明】
1…乗りかご、2…油圧ジャッキ、3…プランジャ、4
…プーリ、5…ロープ、6…油圧配管、7…電動機、8
…油圧ポンプ、9…制御バルブ、10…タンク、11…
電源、12…エレベータ制御装置、13…速度制御装
置、130…外部信号入力回路、131…バルブ制御コ
ントローラ、132…バルブ制御ユニット、133…ポ
ンプ制御ユニット、19…補償制御指令値生成手段、2
0…速度帰還制御指令値補正手段、21…補正操作手
段、22…制御指令値切換手段。
フロントページの続き (72)発明者 平敷 安洋 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、
    この油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記
    油圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、 この油圧ポンプを回転駆動する電動機と、 前記油圧ジャッキに流通される油の状態を検出するセン
    サと、 前記乗りかごの速度を検出する速度検出器と、 前記センサからの油の状態信号を入力し、前記油圧ジャ
    ッキが所定の速度パターンで昇降できるように前記制御
    バルブに対して、前記所定の速度パターンに基づく制御
    電流指令値を生成する補償制御指令値生成手段と、 前記センサからの油の状態信号ならびに前記速度検出器
    からの速度検出信号と前記所定の速度パターンの偏差に
    応じて前記制御バルブに対する制御電流指令値を生成す
    る速度帰還制御指令値生成手段と、 この速度帰還制御指令値生成手段からの制御電流指令値
    が得られるとき、この制御電流指令値を前記制御バルブ
    に与え、前記速度帰還制御指令値生成手段からの制御電
    流指令値が得られないとき、前記補償制御指令値生成手
    段からの制御電流指令値を前記制御バルブに与える制御
    指令値切換手段と、 を具備した油圧エレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、
    この油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記
    油圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、 この油圧ポンプを回転駆動する電動機と、 前記油圧ジャッキに流通される油の状態を検出するセン
    サと、 前記乗りかごの速度を検出する速度検出器と、 前記センサからの油の状態信号を入力し、前記油圧ジャ
    ッキが所定の速度パターンで昇降できるように前記制御
    バルブに対して、前記所定の速度パターンに基づく制御
    電流指令値を生成する補償制御指令値生成手段と、 この補償制御指令値生成手段からの制御電流指令値を前
    記乗りかごの運転速度に応じて補正する補正操作手段
    と、 前記センサからの油の状態信号ならびに前記速度検出器
    からの速度検出信号と前記所定の速度パターンの偏差に
    応じて前記制御バルブに対する制御電流指令値を生成す
    る速度帰還制御指令値生成手段と、 この速度帰還制御指令値生成手段からの制御電流指令値
    が得られるとき、この制御電流指令値を前記制御バルブ
    に与え、前記速度帰還制御指令値生成手段からの制御電
    流指令値が得られないとき、前記補正操作手段からの制
    御電流指令値を前記制御バルブに与える制御指令値切換
    手段と、 を具備した油圧エレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、
    この油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記
    油圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、 この油圧ポンプを回転駆動する電動機と、 前記油圧ジャッキに流通される油の状態を検出するセン
    サと、 前記乗りかごの速度を検出する速度検出器と、 前記センサからの油の状態を入力し、前記油圧ジャッキ
    が所定の速度パターンで昇降できるように前記制御バル
    ブに対して、前記所定の速度パターンに基づく制御電流
    指令値を生成する補償制御指令値生成手段と、 前記センサからの油の状態信号ならびに前記速度検出器
    からの速度検出信号と前記所定の速度パターンの偏差に
    応じて前記制御バルブに対する制御電流指令値を生成す
    る速度帰還制御指令値生成手段と、 前記乗りかごの運転指令が入力されているときであっ
    て、前記速度検出器からの検出信号が所定時間検出され
    なくなったことをもって、切換信号を出力する速度検出
    器出力検出手段と、 この速度検出器出力検出手段からの切換信号が生じない
    とき、前記帰還制御指令値生成手段からの制御電流指令
    値を前記制御バルブに与え、前記速度検出器出力検出手
    段からの切換信号が生じたとき、前記補償制御指令値生
    成手段からの制御指令値を前記制御バルブに与える制御
    指令値切換手段と、 を具備した油圧エレベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 乗りかごを昇降させる油圧ジャッキに、
    この油量を制御する制御バルブを介して接続され、前記
    油圧ジャッキに圧油を流通させる油圧ポンプと、 この油圧ポンプを回転駆動する電動機と、 前記油圧ジャッキに流通される油の状態を検出するセン
    サと、 前記乗りかごの速度を検出する速度検出器と、 前記センサからの油の状態信号を入力し、前記油圧ジャ
    ッキが所定の速度パターンで昇降できるように前記制御
    バルブに対して、前記所定の速度パターンに基づく制御
    電流指令値を生成する補償制御指令値生成手段と、 この補償制御指令値生成手段からの制御電流指令値を前
    記乗りかごの運転速度に応じて補正する補正操作手段
    と、 前記センサからの油の状態信号ならびに前記速度検出器
    からの速度検出信号と前記所定の速度パターンの偏差に
    応じて前記制御バルブに対する制御電流指令値を生成す
    る速度帰還制御指令値生成手段と、 前記乗りかごの運転指令が入力されているときであっ
    て、前記速度検出器からの検出信号が所定時間検出され
    なくなったことをもって、切換信号を出力する速度検出
    器出力検出手段と、 この速度検出器出力検出手段からの切換信号が生じない
    とき、前記帰還制御指令値生成手段からの制御電流指令
    値を前記制御バルブに与え、前記速度検出器出力検出手
    段からの切換信号が生じたとき、前記補正操作手段から
    の制御電流指令値を前記制御バルブに与える制御指令値
    切換手段と、 を具備した油圧エレベータの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089862A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Rengo Co Ltd 物品搬送用昇降部材の昇降装置

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