JPH07251862A - ワイパー替ゴムのブリスターパック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】運搬、陳列時の衝撃、振動によりワイパー替ゴ
ムが形状変化および損傷せず、陳列時ワイパー替ゴムの
長さが一目でわかる、ワイパー替ゴムのブリスターパッ
クの提供。 【構成】上面と底面を有するが開口面のための１側面を
欠く略三角柱形状（断面Ｖ字形）のワイパー替ゴム収納
部と開口面周囲のフランジ部７とを有する透明部材から
なる前面ケース４と、該ケースの開口面とフランジ部を
覆う大きさで、前記ケースに固定された背面シート３と
からなるブリスターパック１。ワイパー替ゴムの長さを
計測し得る目盛りを付した背面シートを備えたブリスタ
ーパック。ワイパー替ゴムを収納した上記ブリスターパ
ック。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はワイパー替ゴムのブリス
ターパックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】自動車用のワイパー替ゴムは天然ゴムや
ネオプレンゴムまたはそれらの混合物からなるものであ
り、風雨、窓ガラスとの摩擦、洗浄液に直接晒され、消
耗・劣化する。従って、ワイパー替ゴムは雨天の日等の
自動車走行時の視界を確保するために、一般に２００時
間の使用毎に交換する必要がある。

【０００３】ワイパー替ゴムはその形状や長さ、適用車
種等が表示されたブリスターパックに収納されて通常販
売されている。図１１および図１２に従来のワイパー替
ゴムのブリスターパック１１を示すが、前者はその斜視
図、そして後者は図１１のＢ−Ｂ線に沿って切断した断
面図である。このブリスターパック１１は透明プラスチ
ック材からなる前面ケース１２と紙製の背面シート１３
とからなる。該前面ケース１２は一側面のみを欠く略直
方体形状のワイパー替ゴム収納部１５と、該欠失側面の
周囲のフランジ部１７とから構成され、この欠如してい
る一側面はワイパー替ゴム１４を収納する際の開口部を
形成する。背面シート１３は上記前面ケース１２の開口
部およびフランジ部１７を覆い、ワイパー替ゴム１４を
確実にパック内に収納する。前面ケース１２への背面シ
ート１３の固定は、該前面ケース１２の収納部１５にワ
イパー替ゴム１４を収納し、フランジ部１７の左右両端
を裏側に折り曲げて予め形成しておいた折り曲げ部２０
の間に背面シート１３を、そして収納部１５の上部に設
けた製品表示部１６に製品情報表示部材９をそれぞれ挿
入した後に、フランジの適当な箇所をホチキスまたは粘
着テープ等でとめることにより行われる。なお、製品情
報表示部材９には、収納されているワイパー替ゴム１４
の断面形状や長さ、適用車種等が表示されている。上記
のようにしてブリスターパック１１に収納・包装された
ワイパー替ゴム１４は、通常、上部に前面ケース１２と
背面シート１３とを貫通して設けられた孔８により吊り
下げられた状態で店頭に陳列されて販売されており、需
要者は製品情報表示部材９を見て、適合するものを選
ぶ。

【０００４】ワイパー替ゴムはゴムからできているた
め、軟らかく、止め金のないタイプや製品自体が曲がっ
ているものがあるが、従来のブリスターパックに収納さ
れたワイパー替ゴムは、その運搬時や陳列時に曲がり等
を生じることがあった。特に、陳列時は吊り下げられて
いる上に、需要者が適合したものを選ぶ際、かなり手荒
に扱われ、強い振動や衝撃を受け、ワイパー替ゴムは折
れ曲がることが多かった。折れ曲がったワイパー替ゴム
は見栄えが悪く商品価値が低下するだけでなく、ブレー
ド金具への装着が困難であり、また装着後窓ガラスとの
摩擦に支障を来す。また、ワイパー替ゴムの窓ガラスと
の接触部（図１２における符号１９の部分）は特に軟ら
かく、止め金の有無にかかわらず、この部分は変形しや
すいが、従来の直方体型の前面ケースを用いるブリスタ
ーパックでは、ワイパー替ゴムの該パック内での移動に
より、変形したり、傷つくことが多かった。さらに、従
来のブリスターパックでは、表示部に挿入された製品情
報表示部材に中のワイパー替ゴムに関する情報が示され
ているものの、実際のワイパー替ゴムの長さは目分量に
頼らざるを得なかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の状況を
考慮してなされたものであり、運搬時や陳列時の移動や
振動や衝撃によっても、ワイパー替ゴムが形状変化や損
傷することがない、ワイパー替ゴムのブリスターパック
の提供を一つの課題とする。また、もう一つの課題は、
店頭での陳列時、内容物であるワイパー替ゴムの長さが
一目でわかり、所望のワイパー替ゴムを簡単に選択でき
るワイパー替ゴムのブリスターパックの提供である。本
発明はさらに、上記の課題を解決したブリスターパック
に収納されたワイパー替ゴムの提供をも課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のワイ
パー替ゴムのブリスターパックは、前面ケースと背面シ
ートとからなるワイパー替ゴムのブリスターパックであ
って、前記前面ケースは透明部材からなり、上面および
底面を有するが開口面のための一つの側面を欠く中空の
略三角柱形状からなるワイパー替ゴム収納部と、前記開
口面の周囲のフランジ部とを有し、前記背面シートは前
記前面ケースの背面に取りつけられ、前記前面ケースの
開口面とフランジ部とを覆ってなるものである。ここ
で、略三角柱形状のワイパー替ゴム収納部の上面および
底面は、いずれも背面シートに対して垂直であっても、
また底面のみが垂直であり、上面は他の形状、例えば三
角柱を斜めに切り欠いた形状の平面等であってよい。

【０００７】本発明のワイパー替ゴムのブリスターパッ
クはまた、前面ケースと背面シートとからなるワイパー
替ゴムのブリスターパックであって、前記前面ケースは
透明部材からなり、ワイパー替ゴム収納部と製品表示部
とフランジ部とを有し、前記ワイパー替ゴム収納部は開
口面のための一つの側面を欠く中空の略三角柱形状であ
り、前記製品表示部は前記ワイパー替ゴム収納部と連続
しており、前記開口面と同一平面上に開口面を有するよ
うに一つの側面を欠く略多角柱形状であり、前記フラン
ジ部は前記前面ケースの開口面の周囲に設けられてお
り、前記背面シートは前記前面ケースの背面に取りつけ
られ、前記前面ケースの開口面とフランジ部とを覆って
なるものである。ここで、製品表示部は内容物であるワ
イパー替ゴムに関する情報、例えば断面形状や長さ、適
用車種等の他、価格等が表示される場所である。この製
品表示部の形状は、上記の条件を満たすものであれば、
直方体もしくはその他の多角柱体、またはその一部また
は全ての側面が湾曲した多角柱体であっても、側面には
さらに凹凸部を設けてもよく、特に制限されるものでは
ないが、その前面が背面シートとほぼ平行であれば、販
売陳列時に購買者にワイパー替ゴムの製品情報が見やす
いため、好ましい。また、製品表示部はワイパー替ゴム
収納部の上端または下端に連続して設けられても、ワイ
パー替ゴム収納部の中間部に挿入されてもよく、１箇所
だけでなく、複数箇所に設けてもよい。製品表示部とワ
イパー替ゴム収納部との境界部の形状もまた特に制限さ
れず、背面シートにほぼ垂直な面であっても、徐々に高
さの変化する、いわゆるテーパ状の面、その他の複雑な
形状となっていてもよい。

【０００８】上記したように、本発明のブリスターパッ
クの前面ケースは、そのワイパー替ゴム収納部におい
て、ワイパー替ゴムの先端部（窓ガラスと接触する部
分）の移動を、前記ケース内側の稜線（断面Ｖ字形状の
底部）とその両側の内側面により阻止するため、ブリス
ターパック内でのワイパー替ゴムの屈曲、変形および損
傷等を防止する。中でも、特に折れ曲がりやすいワイパ
ー替ゴム先端が保護される。従って、本発明において、
前面ケースのワイパー替ゴム収納部を形成する略三角柱
形状の２つの側面は、平面であっても、内側または外側
に湾曲した面であってもよく、さらに、該側面の一方ま
たは両方に、ワイパー替ゴムの移動を防止するための内
側への凹部を１つ以上設けてもよい。しかし、上記側面
の全体の形状は、ワイパー替ゴムの出し入れに支障を来
さないようなものにすることが必要である。

【０００９】上記前面ケースは透明部材であれば、その
材質は問わないが、透明プラスチック、例えば塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、
スチレン樹脂またはポリエステル樹脂等からなること
が、成形性やコストの点から好ましい。

【００１０】また、本発明においてブリスターパックの
背面シートは、前面ケースの開口面とフランジ部とを覆
う大きさのものであり、紙、板紙、プラスチックフィル
ム、アルミニウム箔またはそれらの複合材からなる。な
お、包装・収納されたワイパー替ゴムの取り出しに便利
なように、背面シートにワイパー替ゴムの形状にほぼ匹
敵するか、やや大きいミシン目を入れておいてもよい。
背面シートのワイパー替ゴムとの接触面側またはその裏
面には、収納されているワイパー替ゴムの製品情報や取
付け方法、その他の情報を表示することができることは
いうまでもない。特に本発明は、背面シートのワイパー
替ゴムとの接触面側に、該ワイパー替ゴムの長さを計測
し得る目盛りが付されている上記のワイパー替ゴムのブ
リスターパックに関する。このような背面シートを備え
たブリスターパックは、内容物であるワイパー替ゴムの
長さを容易に計測することができる。

【００１１】さらに、本発明はワイパー替ゴムが収納さ
れた上記のワイパー替ゴムのブリスターパックに関す
る。ワイパー替ゴムの収納は、まず、前面ケースのワイ
パー替ゴム収納部にワイパー替ゴムをその先端部（窓ガ
ラスと接触する部分）を該ケースの内側の稜線に向けて
収納し、必要により、製品情報表示部材をワイパー替ゴ
ム収納部の上端または製品表示部内に収納した後、背面
シートにより前面ケースの開口面とフランジ部とを覆
い、前面ケースと背面シートとを固定することにより行
われる。

【００１２】

【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。図１
および図２は本発明に係るワイパー替ゴムのブリスター
パックの第１の実施態様を示すものであり、図１はその
斜視図、図２は図１のＡ−Ａ線に沿って切断した断面図
である。このブリスターパック１は透明プラスチック部
材からなる前面ケース２とその背面を覆う板紙製の背面
シート３とからなり、前面ケース２は上面および底面を
有するが開口面Ｐのための一つの側面を欠く中空の三角
柱形状からなるワイパー替ゴム収納部５と、前記開口面
Ｐの周囲のフランジ部７とを有し、背面シート３は前記
前面ケースの開口面Ｐとフランジ部７とを覆う大きさで
あり、フランジ部７の左右両側を裏側に折り曲げて形成
した折り曲げ部１８内に挿入されている。このブリスタ
ーパック１内へのワイパー替ゴム４の収納は、前面ケー
ス２のワイパー替ゴム収納部５にワイパー替ゴム４をそ
の先端部１９を該ケース２の内側の稜線に向けて収納
し、収納するワイパー替ゴムの形状等を表示した製品情
報表示部材（図示せず）を製品表示部（図中、ｔで示す
部位近傍）内に収納した後、背面シート３を前面ケース
の前記折り曲げ部１８内に挿入し、前面ケース２と背面
シート３とを例えばホチキスまたは粘着テープによりフ
ランジの適当箇所で止めることにより固定して行われ
る。なお、製品情報表示部材は、前記収納部５の形状に
適合した形状であっても、また単なるカードまたはスト
リップ状のものであってよく、また、背面シート３に製
品情報が表示されていれば、特に収納する必要はなく、
さらに、前面ケース３に収納せずに前面ケース３外面に
貼りつけることもできる。また、本発明のワイパー替ゴ
ムのブリスターパック１は販売時、矢印ｔ側を上、ｂ側
を下にして吊り下げて陳列されるために、通常上部フラ
ンジ部に前面ケース２と背面シート３とを貫通している
吊下げ用の孔８が設けられている。

【００１３】図３は本発明に係るブリスターパック１の
別の実施態様を示す横断面図である。この例は、ワイパ
ー替ゴム収納部である略三角柱形状の側面が内側に湾曲
しており、ブリスターパック１内でのワイパー替ゴム４
の移動がより確実に阻止されるようになっている。ま
た、図３に示すブリスターパック１は、前面ケース２と
背面シート３とが、フランジ部７と背面シート３との接
触面に粘着層（例えば両面粘着テープ、接着剤等）を設
けることにより、接着されている。この他、前面ケース
２と背面シート３とはそれぞれの材質を適宜選択して熱
圧着または高周波ウエルダー等により接着されてもよ
い。さらに、背面シート３にワイパー替ゴム４の形状よ
りやや大きいミシン目を入れておいて、包装・収納され
たワイパー替ゴム４の取り出しを簡便にすることもでき
る。

【００１４】図４には本発明に係るブリスターパック１
のさらに別の実施態様を示すが、これは図１および図２
に示した例における前面ケース２の側面に、ワイパー替
ゴム４移動阻止用の凹部１０をさらに設けたものであ
る。該凹部１０を設けることにより、ブリスターパック
の輸送時および陳列時のワイパー替ゴム４の移動が阻止
され、該ワイパー替ゴム４の変形が防止される。この凹
部１０はワイパー替ゴム４の収納、取り出しに支障を来
さないものであれば、前面ケース２の一方または両方の
側面に設けることができ、その形状は円形、多角形、帯
状等であってよく、またその数も制限されない。

【００１５】次に、図５は本発明に係るブリスターパッ
ク１のさらに他の実施態様を示す。この例は、前面ケー
ス２がワイパー替ゴム収納部５と製品表示部６とを有
し、ワイパー替ゴム収納部５は上記と同様に開口面のた
めの一つの側面を欠く中空の略三角柱形状であるが、製
品表示部６はその下端とワイパー替ゴム収納部５上端と
が連続しており、前記開口面と同一平面上に開口面を有
する略直方体形状であり、前面となるその一側面は前記
ワイパー替ゴム収納部の稜線の延長線と交わる辺を一辺
とする長方形である。なお、図５に示す例においては、
製品表示部６の内側形状に適合した製品表示部材９が該
表示部６内に収納されている。また、製品表示部６はそ
の表面を値札等の貼付場所として利用できる。

【００１６】さらに、図６および図７には、前面ケース
２の製品表示部６が別の形状を有する例を示す。図６
は、製品表示部６の高さがワイパー替ゴム収納部５より
低い例であり、図７は逆に、製品表示部６の高さがワイ
パー替ゴム収納部５より高く、前面に突出した形状の例
である。図６に示すように、製品表示部６の形状は直方
体以外の形状であってよい。また、製品表示部６は、前
面ケース２の上部、中間部および／または下部に設けら
れ得、本発明の目的を損なわなければ、その数も特に制
限されない。

【００１７】図８に示す例は、前面ケース２がさらに異
なる形状を有するもので、前面ケース２のワイパー替ゴ
ム収納部の上端が、三角柱の上面が斜めに切り欠かれた
形状の平面、すなわち前面ケース２の三角柱の上面が該
ケースの外側の稜線の一点を頂点とする傾斜した三角形
となっている。製品表示部材（図示せず）は図５の例と
同様に、前面ケース上端部の内側形状に適合したものを
収納してもよいが、前面ケースの上記三角形の表面また
は上部側面に貼付することもできる。

【００１８】これまでの説明における、背面シート３に
はワイパー替ゴムとの接触面側またはその裏面に、収納
されるワイパー替ゴムの製品情報や取付け方法、商品名
等のその他の情報を表示することができる。さらに、図
９および図１０には、背面シート３のワイパー替ゴムの
接触面側に、該ワイパー替ゴムの長さを計測し得る目盛
りＧがそれぞれ付されている実施態様を示す。

【００１９】図９の例は、背面シート３の前面ケースの
開口面を覆う部分ｐ（フランジ部を覆う部分ｆ以外の部
分）に目盛りＧを付したものであり、該目盛りＧは販売
され得るワイパー替ゴムの規格の長さ（３００ｍｍから
５６０ｍｍまで）が刻まれている。なお、この目盛りＧ
の起点はブリスターパックを吊り下げた時のワイパー替
ゴムの下端、すなわち前面ケースの底面に当たる点とし
ている。図９には、３００ｍｍから５６０ｍｍまでの目
盛りＧが刻まれている例を示したが、これら以外の、す
なわち３００ｍｍ未満または５６０ｍｍを越える長さの
ワイパー替ゴムを収納する場合には、それらの目盛りを
刻み得ることはいうまでもない。このような背面シート
３がブリスターパック背面に接着されていると、孔８を
用いて吊り下げられた場合に、収納されているワイパー
替ゴムの上端は目盛りＧのいずれかの線上に必ずあり、
購買者は店頭での陳列時、中のワイパー替ゴムの長さを
一目で知ることができる。

【００２０】図１０の例は背面シート３の別の態様であ
り、フランジ部を覆う部分ｆに、ものさし様の目盛りＧ
を付したものである。この場合、目盛りＧがワイパー替
ゴムの存在しないフランジ部を覆うシート部分ｆにある
ので、店頭での陳列時、ワイパー替ゴムに視界を遮られ
ずに、その長さを計測できる。もちろん、シート部分ｆ
に図９に示したような規格長さの目盛りを付すことも可
能である。また、上記背面シート３のいずれの目盛りＧ
にも、収納するワイパー替ゴムの長さの部分にマーカ
ー、例えば三角印等をさらに付し、ワイパー替ゴムの長
さの表示をより強調することもできる。

【００２１】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のワ
イパー替ゴムのブリスターパックは、ワイパー替ゴムの
断面形状に適合した略三角柱形状を有する前面ケース
と、その背面を覆う背面シートとから構成したことによ
り、内容物であるワイパー替ゴムは運搬時や陳列時の振
動や衝撃によって、容易に形状が変化することも、損傷
を受けることもない。また、略三角柱形状のワイパー替
ゴム収納部と略直方体またはその他の多角柱形状の製品
表示部とからなる前面ケースを有する本発明のもう一つ
のブリスターパックは、上記のようにワイパー替ゴムの
形状変化を防止できるだけでなく、正面から見る人に対
して製品表示部が正面を向いているので、購買者が店頭
で所望のワイパー替ゴムを選択することがより容易であ
り、しかも該表示部には値札等が貼付しやすく、また貼
付された値札等は非常に見やすい。さらに、背面シート
のワイパー替ゴムとの接触面側に目盛りが付されてい
る、本発明のブリスターパックは、店頭での陳列時、内
容物であるワイパー替ゴムの長さが一目でわかり、所望
のワイパー替ゴムをより簡単に選択できるものである。
このように、本発明のブリスターパックは種々のすぐれ
た効果を奏するものであり、これにワイパー替ゴムが収
納されたものは、ワイパー替ゴムが止め金のない特に折
れ曲がりやすいタイプまたは製品自体が曲がっているタ
イプであっても、運搬時および陳列時の激しい振動等に
より変形することがなく、ワイパー替ゴムの製品品質を
保持するものであり、しかも販売展示効果が極めて高
く、商品価値も高まるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るワイパー替ゴムのブリスターパッ
クの一実施態様を示す斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線に沿って切断した横断面図であ
る。

【図３】本発明に係るブリスターパックの別の実施態様
を示す横断面図である。

【図４】本発明に係るブリスターパックのさらに別の実
施態様を示す横断面図である。

【図５】本発明に係るブリスターパックのもう一つの実
施態様を示す斜視図である。

【図６】本発明に係るブリスターパックの他の実施態様
を示す横断面図である。

【図７】本発明に係るブリスターパックのさらに他の実
施態様を示す横断面図である。

【図８】本発明に係るブリスターパックのさらに異なる
実施態様を示す平面図である。

【図９】本発明に係るブリスターパックに用いる背面シ
ートの一実施態様を示す平面図である。

【図１０】本発明に係るブリスターパックに用いる背面
シートの別の実施態様を示す平面図である。

【図１１】従来のワイパー替ゴムのブリスターパックを
示す斜視図である。

【図１２】図１１のＢ−Ｂ線に沿って切断した横断面図
である。

【符号の説明】

１ ブリスターパック ２ 前面ケース ３ 背面シート ４ ワイパー替ゴム ５ ワイパー替ゴム収納部 ６ 製品表示部 ７ フランジ部 ８ 吊り下げ用孔 ９ 製品情報表示部材 １０ 凹部 ｔ ブリスターパック上端部 ｂ ブリスターパック下端部 ｐ 開口面被覆背面シート部 ｆ フランジ被覆背面シート部 Ｐ 開口面 Ｇ 目盛り

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前面ケースと背面シートとからなるワイ
   パー替ゴムのブリスターパックであって、前記前面ケー
   スは透明部材からなり、上面および底面を有するが開口
   面のための一つの側面を欠く中空の略三角柱形状からな
   るワイパー替ゴム収納部と、前記開口面の周囲のフラン
   ジ部とを有し、前記背面シートは前記前面ケースの背面
   に取りつけられ、前記前面ケースの開口面とフランジ部
   とを覆ってなるワイパー替ゴムのブリスターパック。
2. 【請求項２】 前面ケースと背面シートとからなるワイ
   パー替ゴムのブリスターパックであって、前記前面ケー
   スは透明部材からなり、ワイパー替ゴム収納部と製品表
   示部とフランジ部とを有し、前記ワイパー替ゴム収納部
   は開口面のための一つの側面を欠く中空の略三角柱形状
   であり、前記製品表示部は前記ワイパー替ゴム収納部と
   連続しており、前記開口面と同一平面上に開口面を有す
   るように一つの側面を欠く略多角柱形状であり、前記フ
   ランジ部は前記前面ケースの開口面の周囲に設けられて
   おり、前記背面シートは前記前面ケースの背面に取りつ
   けられ、前記前面ケースの開口面とフランジ部とを覆っ
   てなるワイパー替ゴムのブリスターパック。
3. 【請求項３】 背面シートのワイパー替ゴムとの接触面
   側に、該ワイパー替ゴムの長さを計測し得る目盛りが付
   されている請求項１または２記載のワイパー替ゴムのブ
   リスターパック。
4. 【請求項４】 ワイパー替ゴムが収納された請求項１な
   いし３のいずれか１項に記載のワイパー替ゴムのブリス
   ターパック。