JPH0328454Y2

JPH0328454Y2 -

Info

Publication number: JPH0328454Y2
Application number: JP1984127128U
Authority: JP
Priority date: 1984-08-21
Filing date: 1984-08-21
Publication date: 1991-06-19
Also published as: JPS6142572U

Description

【考案の詳細な説明】Ａ考案の目的イ産業上の利用分野本案は、Ｐ，Ｏ，Ｐ（購買時点での広告）に好
適な商品標示具に関するものである。

ロ従来の技術とその問題点従来、提供されているこの種の商品標示具６に
あつては、第１図を参照して、標示部６Ａより後
方に突出せしめた取付部６Ｂの背面部６B′を接
着剤６Ｃを利用して陳列台のライナー７に取付け
るか、取付金具により取付けるような構造となつ
ている。

しかし、この接着剤では短期間で剥離して当該
商品標示具６は落下してしまう。

また、冷凍を採用している陳列台にあつては、
多湿な状態となつているから、接着剤はその効能
を減殺されやすい。

また、水分により当該商品標示具が汚れやす
く、かつ、強度も劣化し破れやすい。

さらに、接着剤を利用してのライナーへの取付
けも、当該接着剤部分をライナー圧着しなければ
ならないので手間がかかる。

また、取付金具を利用する場合はコスト高とな
り、かつ、取付作業にも手間がかかる。

Ｂ考案の構成イ課題を解決するための手段上記目的を達成するために、本考案のものは下
記のようになるものである。

すなわち本願のものは、合成紙を素材として、
平面方形、円形、多角形など所望する形状に形成
された表示部２の右方縁に、帯状アーム部３を連
設し、上記アーム部３は２本の折り目３Ｂ，３Ｃ
によつて、左方部３Ｄ、中央部３Ｅ、右方部３Ｆ
に仕切られ、上記中央部には弾力性のあるポリエ
ステルフイルム，塩化ビニール，アクリル樹脂な
どを素材としてなる短冊状の係止片５が、当該係
止片５の上下端が、中央部３Ｅの上下縁より上下
に突出する状態で添着されている商品標示具であ
る。

ロ考案の実施例実施例について図面を参照して説明する。

１は合成紙を素材としてなる商品標示具であ
る。

２は平面方形、円形、多角形など所望する形状
に裁断された表示部、３はこの表示部２の右方縁
から右方へ延出せしめた帯状アーム部である。

そして、このアーム部３の正面部右方端には接
着剤塗布部４が形成され、かつ、この接着剤塗布
部４には剥離紙４Ａが添着されている。

アーム部３の左方端部には接着剤塗布部４が接
着すべき目安線３Ａが描かれていると共に、２本
の折り目３Ｂ，３Ｃによつて当該アーム部３は左
方部３Ｄ、中央部３Ｅ、右方部３Ｆに仕切られ、
かつ、中央部３Ｅの中央には弾力性のあるポリエ
ステルフイルム，塩化ビニール，アクリル樹脂を
素材とした短冊状の係止片５が添着され、かつ、
この係止片５の上下端５Ａ，５Ｂは中央部３Ｅの
上下縁より上下に少しく突出するよう構成されて
いる。

なお、表示部２については、上述の如き形状の
ほか、たとえば標示したい商品であるリンゴの型
を型どつてもよい。

また、この表示部にはあらかじめ図柄、文字を
印刷しても、無地の状態にしておき所望する事項
をサインペンなどで書き込むよう構成してもよ
い。

ハ使用方法第６図、第７図を参照して、アーム部を平面三
角状に組立てたのち、係止片５の上下縁５Ａ，５
Ｂを指先で少しく湾曲させながらライナー７の受
溝７Ａに挿入し、指先を離すと、上下縁５Ａ，５
Ｂはその有する弾力性により第７図の如く起立状
態となり、受溝に係止片がが係止し、この結果、
商品標示具をライナーに取付けることができる。

さらに、本願のものは、陳列棚のライナー（レ
ール）に短冊状の係止片の弾性を利用し取付けた
り、底部に両面粘着テープを付着して、平面な陳
列棚板、ダンボール陳列の側面などに付着使用す
ることができる。

Ｃ考案の効果本考案は、上述の通り構成されているので次に
記載する効果を奏する。

イ合成紙を素材としたから、撥水性を発揮し水
に強いと共に、一方向からの衝撃に柔軟で折れ
たり破れたりしないから、標示具として長期の
使用が可能である。

このため、本願のように、客の通行方向に対
し、直角に位置し視覚による効果を高め、か
つ、陳列商品への視覚を妨げない構造のものに
も好適である。

ロライナーへの取付作業が上述の如く極めて簡
単で、かつ、迅速確実に行なうことができる。

すなわち、係止片５の上下縁５Ａ，５Ｂを指
先で少しく湾曲させながらライナー７の受溝７
Ａに挿入し、指先を離すと、上下縁５Ａ，５Ｂ
はその有する弾力性により第７図の如く起立状
態となり、受溝に係止片が係止することにな
る。

加えて、標示物と係止部が一体化されている
ため取付作業をより容易、かつ、確実にするこ
とができる。

ハ使用前は一枚のシート状となつているから、
その製造がしやすく、運搬、格納などに便利で
ある。

ニさらに、本願のものは、陳列棚のライナー
（レール）に短冊状の係止片の弾性を利用し取
付けたり、底部に両面粘着テープを付着して、
平面な陳列棚板、ダンボール陳列の側面などに
付着使用することができるので、顧客の購買動
機を誘引する場所に広く使用でき、極めて実用
面で有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のものの斜視図、第２図は本願の
ものの正面図、第３図はＡ−Ａ線拡大断面図、第
４図は背面図、第５図はアーム部の使用状態を示
す斜視図、第６図は取付状態を説明する斜視図、
第７図は同上の要部拡大断面図である。１……商品標示具、２……表示部、３…アーム
部、５……係止片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

合成紙を素材として、平面方形、円形、多角形
など所望する形状に形成された表示部２の右方縁
に、帯状アーム部３を連設し、上記アーム部３は
２本の折り目３Ｂ，３Ｃによつて、左方部３Ｄ、
中央部３Ｅ、右方部３Ｆに仕切られ、上記中央部
には弾力性のあるポリエステルフイルム，塩化ビ
ニール，アクリル樹脂などを素材としてなる短冊
状の係止片５が、当該係止片５の上下端が、中央
部３Ｅの上下縁より上下に突出する状態で添着さ
れていることを特徴とする商品標示具。