JPH07251635A - ドアサッシュ構造 - Google Patents

ドアサッシュ構造

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Publication number
JPH07251635A
JPH07251635A JP7270594A JP7270594A JPH07251635A JP H07251635 A JPH07251635 A JP H07251635A JP 7270594 A JP7270594 A JP 7270594A JP 7270594 A JP7270594 A JP 7270594A JP H07251635 A JPH07251635 A JP H07251635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
inner panel
welding
outer panel
sash
Prior art date
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Pending
Application number
JP7270594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kaikawa
明洋 介川
Makoto Tsuruta
鶴田  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP7270594A priority Critical patent/JPH07251635A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの剛性を損なうことなくサッシュ部のデ
ザイン性及び車室内の居住性を向上することができるド
アサッシュ構造を提供する。 【構成】 アウタパネルとインナパネル若しくはアウタ
パネルとランチャネルホルダとインナパネルとの接合に
よる結合部を、スポット溶接に代えてアーク溶接やレー
ザ溶接等による突き合わせ溶接することにより、溶接フ
ランジを小さく若しくはなくすことができ、ドアの剛性
を損なうことなくサッシュ部の設計自由度が大きくな
り、また窓の開口を大きくできることから車室内の解放
感を向上することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウタパネルとインナ
パネル若しくはアウタパネルとランチャネルホルダとイ
ンナパネルとを接合することにより内部に空室を画定し
てなるドアサッシュ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示す車体ドア1のサッシュ部2の
構造としては、例えば図9の断面図に示すように、プレ
ス成形したアウタパネル33とインナパネル34とを結
合したものや、図10の断面図に示すように、プレス成
形及びロール成形したアウタパネル35とランチャネル
ホルダ36とインナパネル37とを結合したものなどが
知られている。
【0003】図9の構造に於ては、アウタパネル33と
インナパネル34との2つの結合部のうち上側の結合部
38はヘミングにより結合され、下側結合部39はスポ
ット溶接によって結合されている。また、図10の構造
に於ては、アウタパネル35とランチャネルホルダ36
とインナパネル37との3つの結合部のうち上側の結合
部40はヘミングにより結合され、下側の2つの結合部
41、42はスポット溶接によって結合されている。
【0004】一方、ドアのサッシュ部は特にねじり剛性
を確保するべくアウタパネル33とインナパネル34と
の間またはアウタパネル35とランチャネルホルダ36
とインナパネル37との間に空室2aが画定され、中空
の閉断面となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10のいず
れの構造も下側結合部39、41、42はスポット溶接
のための比較的長いフランジを必要とするが、このフラ
ンジの長さはそのままサッシュ部2の上下方向幅Aに影
響する。また、上記したように剛性を確保するべく空室
2aの断面積を小さくすることはできず、更にドアの左
右方向の幅には車体の全体形状との関係などにより制限
がある。従って、幅Aが或る程度大きくなり、これがサ
ッシュ部の設計上の制約となるばかりでなく、ドアの窓
が小さくなることにより解放感に乏しくなり、車室内の
居住性が低下するという問題があった。
【0006】本発明は上記した従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その主な目的は、ドアの剛性を損
なうことなくサッシュ部のデザイン性及び車室内の居住
性を向上することができるドアサッシュ構造を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、アウタパ
ネルとインナパネル若しくはアウタパネルとランチャネ
ルホルダとインナパネルとを結合することにより内部に
空室を画定してなるドアサッシュ構造に於て、前記各部
材同士が突き合わせ溶接により接合された結合部を有す
ることを特徴とするドアサッシュ構造を提供することに
より達成される。
【0008】
【作用】このように、アウタパネルとインナパネル若し
くはアウタパネルとランチャネルホルダとインナパネル
との接合による結合部を、スポット溶接に代えてアーク
溶接やレーザ溶接等による突き合わせ溶接することによ
り、溶接フランジを小さく若しくはなくすことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0010】図2は、図1に示すドア1のA−A線につ
いて見た本発明が適用されたサッシュ部2の第1の実施
例を示す断面図である。プレス成形したアウタパネル3
とインナパネル5とはその上下に2つの結合部6、7を
有している。これら結合部6、7のうちの上側結合部6
はヘミングにより結合され、下側結合部7はアーク溶接
またはレーザ溶接により突き合わせ溶接されている。ま
た、アウタパネル3とインナパネル5との間には空室2
aが画定されている。
【0011】ここで、アーク溶接やレーザ溶接などによ
る突き合わせ溶接では接合フランジを殆ど必要としない
ことから、従来の上下方向幅Aを、想像線に示す分だけ
小さくし、幅A′とすることができる。これにより、ド
アの窓を広くして解放感を高め車室内の居住性を向上す
ることができる。
【0012】図3は、図1に示すドア1のA−A線につ
いて見た本発明が適用されたサッシュ部2の第2の実施
例を示す断面図である。プレス成形及びロール成形した
アウタパネル13とランチャネルホルダ14とインナパ
ネル15とはその上側に結合部16を有し、下側に並列
に結合部17、18を有している。これら結合部16〜
18うちの上側結合部16はヘミングにより結合され、
下側結合部17、18はアーク溶接またはレーザ溶接に
より突き合わせ溶接されている。アウタパネル13とラ
ンチャネルホルダ14とインナパネル15との間には空
室2aが画定されている。尚、本実施例の作用及び効果
については第1の実施例と同様である。
【0013】図4は、図1に示すドア1のA−A線につ
いて見た本発明が適用されたサッシュ部2の第3の実施
例を示す断面図である。本実施例は、ウィンドウガラス
(図示せず)を閉めた状態で外部から見える部分を狭く
したドアサッシュ部2の構造に本発明を適用したもので
ある。プレス成形したアウタパネル23とインナパネル
25とはその上下に2つの結合部26、27を有し、上
側結合部26はヘミングにより結合され、下側結合部2
7はアーク溶接またはレーザ溶接により突き合わせ溶接
されている。即ち、本実施例はウィンドウガラスを閉め
た状態で外部から見えない部分に空室2aが画定されて
いる以外は、その構成は第1の実施例と同様である。
【0014】第3の実施例の変形実施例である図5に示
すように、サッシュ部2の上下方向幅Aを従来と同様に
して左右方向幅をD(想像線)からD′(実線)に縮め
ることにより、縮めた分だけ例えば車室側を広げること
ができる。
【0015】また別の変形実施例である図6に示すよう
に、本発明によるサッシュ構造では下側結合部27のフ
ランジを小さくできるので、外側に向けて突出させても
ウィンドウガラス開閉の邪魔になることがない。従っ
て、想像線に示すフランジを実線に示すように外側に向
けて突出させれば車室側から見た美観を向上させること
ができる。また、本発明によるサッシュ構造ではアウタ
パネル23とインナパネル25とを下側結合部27にて
重ねた状態で溶接できることから、図7に示すように、
下側結合部27のフランジをなくして車室側から見た美
観を一層向上させることができる。
【0016】上記各実施例ではサッシュ部の一定の剛性
を確保した状態で車体側の剛性を高めたり、サッシュ部
のデザイン性及び車室内の解放感を向上させたが、更に
別の変形実施例である図8に示すように、上下方向幅A
を従来と同様にして想像線の断面形状から実線の形状
へ、サッシュ部2の空室2aの断面積を大きくして、サ
ッシュ部のねじり、曲げ剛性を向上させても良い。
【0017】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるドアサッシュ構造によれば、アウタパネルとイ
ンナパネル若しくはアウタパネルとランチャネルホルダ
とインナパネルとの接合による結合部を、スポット溶接
に代えてアーク溶接やレーザ溶接等による突き合わせ溶
接することにより、溶接フランジを小さく若しくはなく
すことができ、ドアの剛性を損なうことなくサッシュ部
の設計自由度が大きくなり、また窓の開口を大きくでき
ることから車室内の解放感を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体のドアの構造を示す斜視図。
【図2】本発明が適用された第1の実施例に於けるサッ
シュの構造を示す図1のドアのA−A線について見た断
面図。
【図3】本発明が適用された第2の実施例に於けるサッ
シュの構造を示す図1のドアのA−A線について見た断
面図。
【図4】本発明が適用された第3の実施例に於けるサッ
シュの構造を示す図1のドアのA−A線について見た断
面図。
【図5】第3の実施例の変形実施例を示す図4と同様な
断面図。
【図6】第3の実施例の変形実施例を示す図4と同様な
断面図。
【図7】第3の実施例の変形実施例を示す図4と同様な
断面図。
【図8】第3の実施例の変形実施例を示す図4と同様な
断面図。
【図9】従来のサッシュの構造を示す図1のドアのA−
A線について見た断面図。
【図10】従来のサッシュの構造を示す図1のドアのA
−A線について見た断面図。
【符号の説明】
1 ドア 2 サッシュ部 2a 空室 3 アウタパネル 5 インナパネル 6、7 結合部 13 アウタパネル 14 ランチャネルホルダ 15 インナパネル 16〜18 結合部 23 アウタパネル 25 インナパネル 26、27 結合部 33 アウタパネル 34 インナパネル 35 アウタパネル 36 ランチャネルホルダ 37 インナパネル 38〜42 結合部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネルとインナパネル若しくは
    アウタパネルとランチャネルホルダとインナパネルとを
    結合することにより内部に空室を画定してなるドアサッ
    シュ構造に於て、 前記各部材同士が突き合わせ溶接により接合された結合
    部を有することを特徴とするドアサッシュ構造。
JP7270594A 1994-03-16 1994-03-16 ドアサッシュ構造 Pending JPH07251635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7270594A JPH07251635A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 ドアサッシュ構造

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JP7270594A JPH07251635A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 ドアサッシュ構造

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JPH07251635A true JPH07251635A (ja) 1995-10-03

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ID=13497044

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JP7270594A Pending JPH07251635A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 ドアサッシュ構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014203934A1 (ja) * 2013-06-20 2014-12-24 シロキ工業株式会社 車両用立柱サッシュ及びその製造方法
CN105636808A (zh) * 2013-10-18 2016-06-01 白木工业株式会社 门框

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014203934A1 (ja) * 2013-06-20 2014-12-24 シロキ工業株式会社 車両用立柱サッシュ及びその製造方法
JPWO2014203934A1 (ja) * 2013-06-20 2017-02-23 シロキ工業株式会社 車両用立柱サッシュ及びその製造方法
CN105636808A (zh) * 2013-10-18 2016-06-01 白木工业株式会社 门框

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