JPH0725152B2 - 搬送用樹脂部材及びその製造方法 - Google Patents
搬送用樹脂部材及びその製造方法Info
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- JPH0725152B2 JPH0725152B2 JP61075478A JP7547886A JPH0725152B2 JP H0725152 B2 JPH0725152 B2 JP H0725152B2 JP 61075478 A JP61075478 A JP 61075478A JP 7547886 A JP7547886 A JP 7547886A JP H0725152 B2 JPH0725152 B2 JP H0725152B2
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- Japan
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- resin
- resin material
- temperature
- polytetrafluoroethylene
- heat
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耐摩耗性、滑り性、汚れ防止性、搬送性の向
上した搬送用案内部材、分離部材等の搬送用部材及びそ
の製造方法に関するものである。
上した搬送用案内部材、分離部材等の搬送用部材及びそ
の製造方法に関するものである。
従来技術とその問題点 従来、例えば電子写真複写機等の定着装置においては、
第1図に例示するように、未定着トナー画像Tを担持し
た記録材Sを定着ローラ2、4へと、又は定着済記録材
Sを定着ローラ2、4から排出口へと案内搬送するため
に案内ガイド、つまり搬送案内部材6、8が、更には定
着ローラ2、4から排出される定着済み記録材Sが画像
側の定着ローラ2に巻付くのを防止するために分離爪、
つまり分離部材10が使用されている。
第1図に例示するように、未定着トナー画像Tを担持し
た記録材Sを定着ローラ2、4へと、又は定着済記録材
Sを定着ローラ2、4から排出口へと案内搬送するため
に案内ガイド、つまり搬送案内部材6、8が、更には定
着ローラ2、4から排出される定着済み記録材Sが画像
側の定着ローラ2に巻付くのを防止するために分離爪、
つまり分離部材10が使用されている。
斯る搬送用案内部材6、8、分離部材10等の如き搬送用
部材としては、記録材Sのようなシート状物品又は他の
物品を搬送するために耐摩耗性、滑り性(低摩擦性)、
更には該部材に汚れ又はトナー画像等が付着しないため
の離型性が要求される。
部材としては、記録材Sのようなシート状物品又は他の
物品を搬送するために耐摩耗性、滑り性(低摩擦性)、
更には該部材に汚れ又はトナー画像等が付着しないため
の離型性が要求される。
又、上記電子写真複写機を始め他の複写機、プリンター
等の事務機器は、近年小型化軽量化が要求され、しかし
てこれらの事務機器に用いられる搬送用部材には、軽量
で複雑な形状加工ができるように、金属よりも樹脂材が
多く使用されるようになつてきている。
等の事務機器は、近年小型化軽量化が要求され、しかし
てこれらの事務機器に用いられる搬送用部材には、軽量
で複雑な形状加工ができるように、金属よりも樹脂材が
多く使用されるようになつてきている。
しかしながら、樹脂材の中で上述の耐摩耗性、滑り性、
離型性等を満足する材料は非常に限定されている。満足
できる樹脂材の代表的な例は弗素樹脂である。その中で
も、ポリテトラフルオルエチレン(PTFE)は溶融粘度が
高く、通常の押出法や成型法で加工することが困難であ
るために、主として、樹脂バインダー中にPTFEを充填分
散させたものを成型する方法や、樹脂バインダーとPTFE
とを溶剤に分散させたものを塗布し、紫外線硬化や比較
的低温での焼成によつてコーテイングする方法などが採
用される。例えば、前者の方法では、ポリアセタール樹
脂にPTFEを混合したもの(商品名「デルリン」、Dupont
社製)、フエノール樹脂にPTFEを混合したもの(商品名
「テトラロイ」、Whiteford Chemical社製)等が用い
られている。後者の方法では、ポリウレタン、アクリル
系樹脂をバインダーとし、PTFEを充填材として溶剤又は
水溶液中に分散させ、樹脂バインダーを紫外線による硬
化作用や比較的低温(100〜300℃の間)での焼成によつ
てコーテイングする方法がある。
離型性等を満足する材料は非常に限定されている。満足
できる樹脂材の代表的な例は弗素樹脂である。その中で
も、ポリテトラフルオルエチレン(PTFE)は溶融粘度が
高く、通常の押出法や成型法で加工することが困難であ
るために、主として、樹脂バインダー中にPTFEを充填分
散させたものを成型する方法や、樹脂バインダーとPTFE
とを溶剤に分散させたものを塗布し、紫外線硬化や比較
的低温での焼成によつてコーテイングする方法などが採
用される。例えば、前者の方法では、ポリアセタール樹
脂にPTFEを混合したもの(商品名「デルリン」、Dupont
社製)、フエノール樹脂にPTFEを混合したもの(商品名
「テトラロイ」、Whiteford Chemical社製)等が用い
られている。後者の方法では、ポリウレタン、アクリル
系樹脂をバインダーとし、PTFEを充填材として溶剤又は
水溶液中に分散させ、樹脂バインダーを紫外線による硬
化作用や比較的低温(100〜300℃の間)での焼成によつ
てコーテイングする方法がある。
又、複写機、プリンター等の定着装置に用いられる上記
の如き案内ガイド、分離爪等は、上述のような耐摩耗
性、滑り性、離型性の他に高い耐熱性も要求される。こ
の要求に対して使用される材質及びその構成としては、
特に分離爪に対しては、一般に、ポリイミド、ポリアミ
ドイミド、ポリフエニレンスルフイド(PPS)等の高耐
熱性樹脂上に、同種類の樹脂又は同等の耐熱性樹脂をバ
インダーとして弗素樹脂を充填混合したものを塗布し、
焼成して表層にコーテイングしたものが提案されてい
る。
の如き案内ガイド、分離爪等は、上述のような耐摩耗
性、滑り性、離型性の他に高い耐熱性も要求される。こ
の要求に対して使用される材質及びその構成としては、
特に分離爪に対しては、一般に、ポリイミド、ポリアミ
ドイミド、ポリフエニレンスルフイド(PPS)等の高耐
熱性樹脂上に、同種類の樹脂又は同等の耐熱性樹脂をバ
インダーとして弗素樹脂を充填混合したものを塗布し、
焼成して表層にコーテイングしたものが提案されてい
る。
上述したような構成はいずれも、弗素樹脂の持つ離型
性、滑り性の利点を生かしながら、弗素樹脂の加工性の
低さ、即ち、現在ある樹脂材では耐えられない高温でし
か焼成できないという欠点を補おうとするものである。
性、滑り性の利点を生かしながら、弗素樹脂の加工性の
低さ、即ち、現在ある樹脂材では耐えられない高温でし
か焼成できないという欠点を補おうとするものである。
しかしながら、上述した構成材料はいずれも、弗素樹脂
を樹脂バインダーに混合しているため、樹脂バインダー
自体の離型性、滑り性が悪いので、純粋な弗素樹脂をコ
ーテイングしたものと比較して、性能的に数段劣つてし
まう。特に複写機、プリンター等の定着器で用いられる
搬送用部材の材質としては、トナーが溶融して粘着性を
帯びているためトナーの付着が激しく、短かい間隔(1
〜3万枚の搬送)で部材を清掃し、又は部材の交換をし
なければならなかつた。又、その他の搬送部でもトナー
が飛散してその上にたまり、又は紙粉が搬送部上にたま
り、それらが画像を汚したり、搬送を妨げたりしてい
た。更に、機械内で比較的高温になる部分では、例え
ば、トナー等の熱可塑性樹脂が搬送部上に融着して非常
に清掃しづらくなつていた。
を樹脂バインダーに混合しているため、樹脂バインダー
自体の離型性、滑り性が悪いので、純粋な弗素樹脂をコ
ーテイングしたものと比較して、性能的に数段劣つてし
まう。特に複写機、プリンター等の定着器で用いられる
搬送用部材の材質としては、トナーが溶融して粘着性を
帯びているためトナーの付着が激しく、短かい間隔(1
〜3万枚の搬送)で部材を清掃し、又は部材の交換をし
なければならなかつた。又、その他の搬送部でもトナー
が飛散してその上にたまり、又は紙粉が搬送部上にたま
り、それらが画像を汚したり、搬送を妨げたりしてい
た。更に、機械内で比較的高温になる部分では、例え
ば、トナー等の熱可塑性樹脂が搬送部上に融着して非常
に清掃しづらくなつていた。
発明の目的 従つて、本発明の目的は、耐摩耗性、滑り性、汚れ防止
性、搬送性の向上した搬送用案内部材、分離部材等の搬
送用部材及び該部材の製造方法を提供することである。
性、搬送性の向上した搬送用案内部材、分離部材等の搬
送用部材及び該部材の製造方法を提供することである。
問題点を解決するための手段 上記の目的は、本発明に係る方法によつて達成される。
要約すれば、本発明は、所望の形状を有する樹脂材Aの
上に、樹脂材Bからなる焼成樹脂層が形成されている搬
送用樹脂部材において、前記樹脂材Bが溶融して膜を形
成できる温度が樹脂材Aの耐熱温度よりも高く、前記焼
成樹脂層は、樹脂材Bの融点以上で且つ樹脂材Bの分解
温度より低い温度で焼成されたものであることを特徴と
する搬送用樹脂部材であり、該搬送用樹脂部材は、
(a)樹脂材Aにて所望の形状の物品を形成する工程、
(b)溶融して膜を形成する温度が、前記樹脂材Aの耐
熱温度よりも高い未焼成の樹脂材Bを配合してなる樹脂
液状体を前記樹脂材Aから成る物品に塗布する工程、及
び(c)前記(b)工程にて製造された物品を、樹脂材
Aを前記樹脂液状体よりも低温度に維持しつつ樹脂材B
を焼成できる高温度にもたらすような条件下で焼成し、
樹脂材Bの層を樹脂材A上に強固に密着形成せしめる工
程、にて製造される。
要約すれば、本発明は、所望の形状を有する樹脂材Aの
上に、樹脂材Bからなる焼成樹脂層が形成されている搬
送用樹脂部材において、前記樹脂材Bが溶融して膜を形
成できる温度が樹脂材Aの耐熱温度よりも高く、前記焼
成樹脂層は、樹脂材Bの融点以上で且つ樹脂材Bの分解
温度より低い温度で焼成されたものであることを特徴と
する搬送用樹脂部材であり、該搬送用樹脂部材は、
(a)樹脂材Aにて所望の形状の物品を形成する工程、
(b)溶融して膜を形成する温度が、前記樹脂材Aの耐
熱温度よりも高い未焼成の樹脂材Bを配合してなる樹脂
液状体を前記樹脂材Aから成る物品に塗布する工程、及
び(c)前記(b)工程にて製造された物品を、樹脂材
Aを前記樹脂液状体よりも低温度に維持しつつ樹脂材B
を焼成できる高温度にもたらすような条件下で焼成し、
樹脂材Bの層を樹脂材A上に強固に密着形成せしめる工
程、にて製造される。
本発明について更に詳しく説明すると、本発明の搬送用
部材の製造に用いられる樹脂材Aは、先ず、所望形状の
成型品に成型される。成型は、樹脂材Aの種類、性質等
により射出、押出、圧縮、注型等の任意の方法で行なわ
れる。用いられる樹脂材Aは、好ましくは、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリフエニレンスルフイド、ポ
リカーボネート、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
スルホン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の耐
熱性樹脂から選ばれる。
部材の製造に用いられる樹脂材Aは、先ず、所望形状の
成型品に成型される。成型は、樹脂材Aの種類、性質等
により射出、押出、圧縮、注型等の任意の方法で行なわ
れる。用いられる樹脂材Aは、好ましくは、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリフエニレンスルフイド、ポ
リカーボネート、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
スルホン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の耐
熱性樹脂から選ばれる。
次いで、樹脂材Aの成型品上に未焼成の樹脂材Bの樹脂
液状体が塗布される。この樹脂液状体は、樹脂材Bを適
当な有機溶剤又は水に分散又は溶解して得られるデイス
パージヨン、エナメル等を含有する。本発明の方法にお
いて、樹脂材Bは、溶融して膜を形成できる温度が樹脂
材Aの耐熱温度よりも高いものとされる。このような樹
脂材Bとしては、好ましくは、ポリテトラフルオルエチ
レン(PTFE)、ポリテトラフルオロエチレン・ポリヘキ
サフルオルプロピレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリ弗化
ビニル、ポリテトラフルオロエチレン・パーフロロアル
コキシエチレン(PFA)等の弗素樹脂が用いられる。樹
脂液状体の塗布は、スプレー、デイツピング等の通常の
方法で行なうことができる。
液状体が塗布される。この樹脂液状体は、樹脂材Bを適
当な有機溶剤又は水に分散又は溶解して得られるデイス
パージヨン、エナメル等を含有する。本発明の方法にお
いて、樹脂材Bは、溶融して膜を形成できる温度が樹脂
材Aの耐熱温度よりも高いものとされる。このような樹
脂材Bとしては、好ましくは、ポリテトラフルオルエチ
レン(PTFE)、ポリテトラフルオロエチレン・ポリヘキ
サフルオルプロピレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリ弗化
ビニル、ポリテトラフルオロエチレン・パーフロロアル
コキシエチレン(PFA)等の弗素樹脂が用いられる。樹
脂液状体の塗布は、スプレー、デイツピング等の通常の
方法で行なうことができる。
又、樹脂材AとBとの間には両者の接着を高めるために
両樹脂の親和性の樹脂からなる接着層を設けてもよい。
又、塗布厚、従つてコーテイング厚は、搬送用部材の用
途に応じて適宜選択できる。通常は数μ〜数10μ程度で
あろう。
両樹脂の親和性の樹脂からなる接着層を設けてもよい。
又、塗布厚、従つてコーテイング厚は、搬送用部材の用
途に応じて適宜選択できる。通常は数μ〜数10μ程度で
あろう。
次いで、未焼成の樹脂材Bの液状体の塗布層は、本発明
の方法に従う焼成に付される。
の方法に従う焼成に付される。
一般に、未焼成の樹脂材B、即ち、弗素樹脂を焼成して
強固な膜を形成させるためには、弗素樹脂の融点(例え
ば、PTFEでは327℃、PFAでは306℃)以上の高温であつ
て、その分解温度よりも低温下で焼成する必要があり、
一般には350℃〜400℃の温度下に数分〜20分程度さらす
必要がある。しかし、このような高温下では、上記のよ
うな耐熱性樹脂のいづれも軟化又は溶融し、成型品の寸
法精度の維持はおろか、その他の物性(強度、硬度)等
も損こなわれてしまう。例えば、プリンター等の定着器
に用いられる分離爪では、現在最高の耐熱性樹脂である
ポリイミドを用いても上述のような温度では、性能上最
も要求される先端のエツジ精度が損なわれてしまう。
強固な膜を形成させるためには、弗素樹脂の融点(例え
ば、PTFEでは327℃、PFAでは306℃)以上の高温であつ
て、その分解温度よりも低温下で焼成する必要があり、
一般には350℃〜400℃の温度下に数分〜20分程度さらす
必要がある。しかし、このような高温下では、上記のよ
うな耐熱性樹脂のいづれも軟化又は溶融し、成型品の寸
法精度の維持はおろか、その他の物性(強度、硬度)等
も損こなわれてしまう。例えば、プリンター等の定着器
に用いられる分離爪では、現在最高の耐熱性樹脂である
ポリイミドを用いても上述のような温度では、性能上最
も要求される先端のエツジ精度が損なわれてしまう。
従つて、本発明では、樹脂材Aの成型品をその耐熱温度
よりも低い温度に維持しながら未焼成樹脂の液状体の層
にはその結晶融点以上の高温状態を与えるような焼成方
法が採用される。具体的には、樹脂液状体自体の誘電正
接が下層の成型樹脂材の誘電正接よりも大きいことを利
用した誘電加熱方法が用いられる。勿論、上記趣旨に適
合する加熱方法であれば、他の方法も用いることができ
る。
よりも低い温度に維持しながら未焼成樹脂の液状体の層
にはその結晶融点以上の高温状態を与えるような焼成方
法が採用される。具体的には、樹脂液状体自体の誘電正
接が下層の成型樹脂材の誘電正接よりも大きいことを利
用した誘電加熱方法が用いられる。勿論、上記趣旨に適
合する加熱方法であれば、他の方法も用いることができ
る。
誘電加熱方法によれば、成型品には実質上その厚み方向
に熱的勺配が形成されるものの、その樹脂の耐熱温度よ
りも低い温度(例えば200℃以下)が、又未焼成の樹脂
にはその結晶融点以上の温度(例えば350℃以上)の焼
成温度が、即ち、この樹脂が溶融して膜を形成できる温
度が3分〜7分程度与えられる。
に熱的勺配が形成されるものの、その樹脂の耐熱温度よ
りも低い温度(例えば200℃以下)が、又未焼成の樹脂
にはその結晶融点以上の温度(例えば350℃以上)の焼
成温度が、即ち、この樹脂が溶融して膜を形成できる温
度が3分〜7分程度与えられる。
この焼成を行なつた後、成型品は急冷される。この急冷
によつて成型品上に結晶化度の低い充分な樹脂特性を有
する焼成樹脂表層が形成される。
によつて成型品上に結晶化度の低い充分な樹脂特性を有
する焼成樹脂表層が形成される。
このようにして形成された焼成樹脂表層は、搬送用部材
に要求される、優れた耐摩耗性、滑り性、離型性(汚れ
防止性)、搬送性を示す。
に要求される、優れた耐摩耗性、滑り性、離型性(汚れ
防止性)、搬送性を示す。
実施例 以下、本発明をいくつかの実施例によつて詳細に説明す
る。
る。
実施例1 第1図及び第2図に示すような、複写機、プリンター等
の定着装置に用いられる分離爪10の製造方法を例示す
る。
の定着装置に用いられる分離爪10の製造方法を例示す
る。
先ず、第2図に示した形状の成型品をポリイミド樹脂か
ら成型する。この成型品上にポリテトラフルオルエチレ
ン(PTFE)のデイスパージヨンをスプレー法で塗布す
る。
ら成型する。この成型品上にポリテトラフルオルエチレ
ン(PTFE)のデイスパージヨンをスプレー法で塗布す
る。
このように塗布された成型品を第3図に示すような加熱
方式によつて焼成する。第3図の装置は、誘電加熱装置
と赤外線外加熱を併用したものの一例であつて、マグネ
トロン105と、マグネトロン105から発生した高周波(95
0MHz〜1GHz)を伝播する導波管106と、導波管が連結さ
れており且つ内面に金属性の高周波反射板103を有する
開閉可能な樹脂性容器102と、上下に2個づつの赤外線
外部加熱用の反射笠付赤外線ランプ111とを有する。
方式によつて焼成する。第3図の装置は、誘電加熱装置
と赤外線外加熱を併用したものの一例であつて、マグネ
トロン105と、マグネトロン105から発生した高周波(95
0MHz〜1GHz)を伝播する導波管106と、導波管が連結さ
れており且つ内面に金属性の高周波反射板103を有する
開閉可能な樹脂性容器102と、上下に2個づつの赤外線
外部加熱用の反射笠付赤外線ランプ111とを有する。
樹脂性容器102内には、空気流を発生するフアン101が容
器外の駆動手段104からの駆動によつて回転可能に設け
られる。この容器は支点108を中心に上下が開閉でき、
上部に把手109が、下部に分離爪10の軸穴10Aを通つてい
る軸を位置決めするアーム107がそれぞれ固定されてい
る。
器外の駆動手段104からの駆動によつて回転可能に設け
られる。この容器は支点108を中心に上下が開閉でき、
上部に把手109が、下部に分離爪10の軸穴10Aを通つてい
る軸を位置決めするアーム107がそれぞれ固定されてい
る。
駆動手段104、マグネトロン105及び赤外線ランプ111の
作動は制御手段110によつて制御される。
作動は制御手段110によつて制御される。
分離爪10はその下層にポリイミド樹脂成型品を、表面に
PTFEデイスパージヨンを有しているため、高周波は成型
品よりも比誘電率が大きいデイスパージヨン中に多量に
吸収される。従つて、樹脂デイスパージヨンは高周波、
赤外線及び恒温槽による加熱で急激に高温化され、溶融
して膜を形成できる温度以上であって、この樹脂の分解
温度よりも低い温度で加熱、即ち、焼成される。このと
き、成型品は高周波吸収率が小さいためデイスパージヨ
ンほど高温化されず、かなり低い温度に加熱される。
PTFEデイスパージヨンを有しているため、高周波は成型
品よりも比誘電率が大きいデイスパージヨン中に多量に
吸収される。従つて、樹脂デイスパージヨンは高周波、
赤外線及び恒温槽による加熱で急激に高温化され、溶融
して膜を形成できる温度以上であって、この樹脂の分解
温度よりも低い温度で加熱、即ち、焼成される。このと
き、成型品は高周波吸収率が小さいためデイスパージヨ
ンほど高温化されず、かなり低い温度に加熱される。
このような焼成によつて、寸法精度を維持したまま純粋
なPTFEをコーテイングした分離爪10が作られた。
なPTFEをコーテイングした分離爪10が作られた。
この実施例では、分離爪上に5〜20μの間の所定厚のPT
FEをコーテイングすることが望ましいが、コーテイング
厚は適宜変えることができる。
FEをコーテイングすることが望ましいが、コーテイング
厚は適宜変えることができる。
実施例2 この実施例は、第1図及び第4図に示すような、複写
機、プリンター等の定着装置に用いられる入口ガイド6
の製造を例示する。
機、プリンター等の定着装置に用いられる入口ガイド6
の製造を例示する。
この入口ガイド6はPBT樹脂から所定の形状の成型品を
作り、これにテトラフルオルエチレンデイスパージヨン
又はエナメルを塗布し、実施例1で用いた加熱方式によ
つて焼成し、入口ガイドを作製した。
作り、これにテトラフルオルエチレンデイスパージヨン
又はエナメルを塗布し、実施例1で用いた加熱方式によ
つて焼成し、入口ガイドを作製した。
複写機、プリンター等では、記録紙が搬送されたとき、
紙の端部に付着している熱可塑性樹脂であるトナーが入
口ガイド上にたまり、定着装置から排出される熱で入口
ガイド上に融着してしまい、従来は1〜2万枚の通紙毎
に1回清掃しなければならなかつた。又、その清掃もメ
チルエチルケトン等の溶剤を用いて行なわなければなら
なかつた。
紙の端部に付着している熱可塑性樹脂であるトナーが入
口ガイド上にたまり、定着装置から排出される熱で入口
ガイド上に融着してしまい、従来は1〜2万枚の通紙毎
に1回清掃しなければならなかつた。又、その清掃もメ
チルエチルケトン等の溶剤を用いて行なわなければなら
なかつた。
しかし、本発明の方法で製造された入口ガイドでは、5
万まの通紙でも汚れは殆ど生ぜず、10万枚の通紙でわず
かに紙端部に相当する箇所に汚れが見られたが、溶剤等
使用せずに空ぶきだけで清掃することができた。
万まの通紙でも汚れは殆ど生ぜず、10万枚の通紙でわず
かに紙端部に相当する箇所に汚れが見られたが、溶剤等
使用せずに空ぶきだけで清掃することができた。
発明の効果 本発明の方法によれば、搬送用部材の表層に耐摩耗性、
滑り性のみならず、汚れ防止性、搬送性の向上した焼成
樹脂層が形成され、例えば複写機、プリンター等の印刷
機器における搬送用部材では、従来その清掃又は交換に
要する通紙枚数が数万枚であつたのに対して、本発明に
よれば10万〜20万枚以上にすることができる。又、本発
明に従えばトナー等の融着がないので清掃が簡単であ
る。
滑り性のみならず、汚れ防止性、搬送性の向上した焼成
樹脂層が形成され、例えば複写機、プリンター等の印刷
機器における搬送用部材では、従来その清掃又は交換に
要する通紙枚数が数万枚であつたのに対して、本発明に
よれば10万〜20万枚以上にすることができる。又、本発
明に従えばトナー等の融着がないので清掃が簡単であ
る。
第1図は、本発明に従つた搬送用部材を使用した定着装
置の一実施例の断面図である。 第2図は、本発明に従つて製造した、定着装置に使用さ
れる分離爪の斜視図である。 第3図は、本発明の方法に使用できる加熱装置の概略説
明図である。 第4図は、本発明に従つて製造した、定着装置に使用さ
れる入口ガイドの斜視図である。 6、8:案内搬送部材 10:分離部材 105:マグネトロン 111:赤外線ランプ
置の一実施例の断面図である。 第2図は、本発明に従つて製造した、定着装置に使用さ
れる分離爪の斜視図である。 第3図は、本発明の方法に使用できる加熱装置の概略説
明図である。 第4図は、本発明に従つて製造した、定着装置に使用さ
れる入口ガイドの斜視図である。 6、8:案内搬送部材 10:分離部材 105:マグネトロン 111:赤外線ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪根 勇 滋賀県大津市一里山5丁目13番13号 株式 会社アイ.エス.テイ内 (56)参考文献 特開 昭61−236577(JP,A) 特開 昭62−157074(JP,A) 特開 昭57−111569(JP,A) 実開 昭62−132572(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】所望の形状を有する樹脂材Aの上に、樹脂
材Bからなる焼成樹脂層が形成されている搬送用樹脂部
材において、前記樹脂材Bが溶融して膜を形成できる温
度が樹脂材Aの耐熱温度よりも高く、前記焼成樹脂層
は、樹脂材Bの融点以上で且つ樹脂材Bの分解温度より
低い温度で焼成されたものであることを特徴とする搬送
用樹脂部材。 - 【請求項2】樹脂材Aは、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、ポリフエニレンスルフイド、ポリカーボネート、フ
エノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルホン、ポリブチ
レンテレフタレート等の耐熱性樹脂から選ばれ、樹脂材
Bは、ポリテトラフルオルエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン・ポリヘキサフルオルプロピレン、ポリ弗化
ビニデン、ポリ弗化ビニル、ポリテトラフルオロエチレ
ン・パーフルオロアルコキシエチレン等の弗素樹脂から
選ばれて成る特許請求の範囲第1項記載の搬送用樹脂部
材。 - 【請求項3】(a)樹脂材Aにて所望の形状の物品を形
成する工程、 (b)溶融して膜を形成する温度が、前記樹脂材Aの耐
熱温度よりも高い未焼成の樹脂材Bを配合してなる樹脂
液状体を前記樹脂材Aから成る物品に塗布する工程、及
び (c)前記(b)工程にて製造された物品を、樹脂材A
を前記樹脂液状体よりも低温度に維持しつつ樹脂材Bを
焼成できる高温度にもたらすような条件下で焼成し、樹
脂材Bの層を樹脂材A上に強固に密着形成せしめる工
程、 を具備することを特徴とする搬送用樹脂部材の製造方
法。 - 【請求項4】樹脂材Aは、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、ポリフエニレンスルフイド、ポリカーボネート、フ
エノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルホン、ポリブチ
レンテレフタレート等の耐熱性樹脂から選ばれ、樹脂材
Bは、ポリテトラフルオルエチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン・ポリヘキサフルオルプロピレン、ポリ弗化
ビニデン、ポリ弗化ビニル、ポリテトラフルオロエチレ
ン・パーフルオロアルコキシエチレン等の弗素樹脂から
選ばれて成る特許請求の範囲第3項記載の方法。 - 【請求項5】(c)工程は誘電加熱方法によつて行なわ
れる特許請求の範囲第4項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61075478A JPH0725152B2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 搬送用樹脂部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61075478A JPH0725152B2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 搬送用樹脂部材及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62233246A JPS62233246A (ja) | 1987-10-13 |
| JPH0725152B2 true JPH0725152B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=13577443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61075478A Expired - Lifetime JPH0725152B2 (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 搬送用樹脂部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725152B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5677830U (ja) * | 1979-11-19 | 1981-06-24 | ||
| JPS56132369A (en) * | 1980-03-21 | 1981-10-16 | Canon Inc | Fixing device |
| JPS57116375A (en) * | 1981-01-12 | 1982-07-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Peeling pawl in contact with heat-fixing roller |
| JPS57111569A (en) * | 1981-11-18 | 1982-07-12 | Toray Ind Inc | Separating pawl for use in copying machine |
| JPS58109755U (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-26 | 三菱レイヨン株式会社 | プラスチツク製分離爪 |
| JPH0642113B2 (ja) * | 1985-04-12 | 1994-06-01 | エヌティエヌ株式会社 | 複写機用分離爪 |
| JPH0658581B2 (ja) * | 1985-12-28 | 1994-08-03 | エヌティエヌ株式会社 | 複写機用分離爪 |
| JPH0521087Y2 (ja) * | 1986-02-17 | 1993-05-31 |
-
1986
- 1986-04-03 JP JP61075478A patent/JPH0725152B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62233246A (ja) | 1987-10-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |