JPH07251028A - 煙草臭消臭装置 - Google Patents

煙草臭消臭装置

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Publication number
JPH07251028A
JPH07251028A JP6042968A JP4296894A JPH07251028A JP H07251028 A JPH07251028 A JP H07251028A JP 6042968 A JP6042968 A JP 6042968A JP 4296894 A JP4296894 A JP 4296894A JP H07251028 A JPH07251028 A JP H07251028A
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JP
Japan
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deodorizing
deodorant
parallel
sheet
treated
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Application number
JP6042968A
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English (en)
Inventor
Akira Naito
昭 内藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6042968A priority Critical patent/JPH07251028A/ja
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、製作が容易であり、特に煙草
臭の脱臭効果が大きく、且つ脱臭効率の良い消臭装置を
得る。 【構成】 少なくとも酸化チタンを主体とする光触媒半
導体の表面層を有する複数の短筒(46b)を端面を揃え、
厚板状に積層した消臭用積層体(46)を短筒(46b)の中心
が被処理気体の流れに平行になるように2組被処理気体
の流れの前後方向に配設し、中間に発光管を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は煙草臭その他の悪臭の
消臭に好適な消臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は一般的に使用されている消臭装
置で、(1)は消臭装置本体、(2)は消臭フィルタ、(3)は
塵埃フィルタである。
【0003】次に動作について説明する。図12におい
て、矢印は被処理気体の気流方向を示す(以下同様)。
気流は矢印方向に流れ塵埃フィルタ(3)により塵埃が予
め除去された後、活性炭の充填された消臭フィルタ(2)
により悪臭を吸着され、図示しない送風ファンにより送
出される。
【0004】特開昭60−187322号公報その他に
より、光触媒半導体に活性エネルギーを照射すると、半
導体が励起されて有機物を酸化分解するという原理が知
られており、この原理を応用した装置又は方法として以
下に述べるいくつかの特許が公開されている。
【0005】特開平1−139139号、特開平1−2
93876号は、光触媒を担持させた円筒を光源と同軸
に配設し、円筒内に空気を導入するものである。
【0006】特開平1−189322号は臭気成分の吸
着材の表面に光触媒を付加した、または光触媒を練り込
んだ部材と、光触媒を励起させる励起源とを設けたもの
である。
【0007】特開平3−106420号は半導体を担持
した綱状の触媒により光源を囲み、これを透過して被処
理気体を流し脱臭を行う方法である。
【0008】特開平3−94814号は半導体を担持し
た波板状の触媒と悪臭を含む気体の存在下で、紫外線を
照射する脱臭方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の消臭装置および
方法は以上のように構成され、一般的に良く使われてい
る活性炭では、アルデヒドを主体に硫化水素、炭化水
素、窒素化合物等からなる煙草臭に対しては消臭効果が
期待できず、活性炭の寿命により長期間の使用は出来な
かった。
【0010】上記のいくつかの公開されている特許の装
置では、構造が複雑な割には煙草臭等の脱臭効果が期待
できないという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、構造が簡単で、製作が容易であ
り、特に煙草臭の脱臭効果が大きく、且つ脱臭効率の良
い消臭装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る煙
草臭消臭装置は、少なくとも酸化チタンを主体とする光
触媒半導体の表面層を有し、多数の略球面状の凹部又は
凸部を散在させたシート体又はシート加工成形体からな
る消臭用構造体を、被処理気体の流れに平行に且つ紫外
線照射領域内において配設したことを主要な構成として
いる。
【0013】請求項2の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項1の発明に加え、消臭用構造体をファンおよびフ
ィルタを備えた通風筒内に配設したものである。
【0014】請求項3の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項1又は2の発明に加え、消臭用構造体を曲面状の
シート加工成形体により構成し、被処理気体の流れに平
行な発光管を囲んだものである。
【0015】請求項4の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項3の発明に加え、消臭用構造体を円筒又は長円筒
のシート加工成形体により構成したものである。
【0016】請求項5の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項3の発明に加え複数の断面円弧状の樋状体を平面
的に並列に一体化した消臭用構造体を少なくとも1対対
向して備え、中間に発光管を配設したものである。
【0017】請求項6の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項1又は2記載の発明に加え、消臭用構造体を複数
の平行なシート体により形成し、各シート体の中間に被
処理気体の流れに平行な発光管を配設したものである。
【0018】請求項7の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求6記載の発明に加え、消臭用構造体を一組の平行な
シート体により構成し、各シート体間にコンパクト形発
光管を配設したものである。
【0019】請求項8の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項6記載の発明に加え、消臭用構造体を井桁状に交
差する2組の平行なシート体により構成し、各四角断面
空間に発光管を配設したものである。
【0020】請求項9の発明に係る煙草臭消臭装置は、
請求項6記載の発明に加え、消臭用構造体を斜状に交差
する3組の平行なシート体により構成し、各三角断面空
間に発光管を配設したものである。
【0021】請求項10の発明に係る煙草臭消臭装置
は、少なくとも酸化チタンを主体とする光触媒半導体の
表面層を有する複数の短筒を端面を揃え、厚板状に積層
した消臭用積層体を短筒の中心が被処理気体の流れに平
行になるように紫外線照射領域内において配設したこと
を主要な構成としている。
【0022】請求項11の発明に係る煙草臭消臭装置
は、請求項10記載の発明に加え、消臭用積層体を少な
くとも2組被処理気体の流れの前後方向に配設したもの
である。
【0023】請求項12の発明に係る煙草臭消臭装置
は、請求項11記載の発明に加えて、2組の消臭用積層
体をファンおよびフィルタを備えた通風筒内に前後に配
設し、中間にコンパクト形発光管を配設したものであ
る。
【0024】請求項13の発明に係る煙草臭消臭装置
は、請求項11記載の発明に加えて、下流側に位置する
消臭用積層体の両側を軸支し、回動角を調節可能とした
ものである。
【0025】請求項14の発明に係る煙草臭消臭装置
は、請求項11記載の発明に加えて、下流側に位置する
消臭用積層体を截頭円錐筒にて構成し、流速を制御する
ものである。
【0026】
【作用】この発明における煙草臭消臭装置は、少なくと
も酸化チタンを主体とする光触媒半導体の表面層を有
し、多数の略球面状の凹部又は凸部を散在させたシート
体又はシート加工成形体からなる消臭用構造体を、被処
理気体の流れに平行に且つ紫外線照射領域内において配
設したことにより、被処理気体は表面積の多い消臭用構
造体に接触し、励起された半導体により煙草臭に含まれ
るアルデヒド、硫化水素、炭化水素、窒素化合物等が分
解される。
【0027】また、ファンおよびフィルタを備えた通風
筒内に上記装置を収納することにより、装置全体をコン
パクト化することができる。
【0028】また、消臭用構造体を円筒又は長円筒等の
シート加工成形体により構成することにより、製作が容
易となり、発光管に対し等距離を保持し、触媒が効率良
く活性化される。
【0029】また、複数の断面円弧状の樋状体を平面的
に並列に一体化した消臭用構造体を少なくとも1対対向
して備え、中間に発光管を配設することにより、製作が
容易となり、発光管に対し等距離を保持し、触媒が効率
良く活性化される。
【0030】また、消臭用構造体を複数の平行なシート
体により形成したことにより、製作が容易となり発光管
に対し等距離を保持し、触媒が効率良く活性化され、被
処理気体の流れが円滑となる。
【0031】また、消臭用構造体を井桁状に交差する2
組の平行なシート体により構成したことにより、製作が
容易で、光触媒半導体の表面積を増加することができ
る。
【0032】また、消臭用構造体を斜状に交差する3組
の平行なシート体により構成したことにより、製作が容
易で、光触媒半導体の表面積を増加し、且つ全体をコン
パクトにすることができる。
【0033】また、酸化チタンを主体とする光触媒半導
体の表面層を有する複数の短筒を端面を揃え、厚板状に
積層した消臭用積層体を短筒の中心が被処理気体の流れ
に平行になるように紫外線照射領域内において配設した
ことにより、被処理気体は表面積の多い消臭用積層体に
接触し、励起された半導体により、煙草臭に含まれるア
ルデヒド、硫化水素、炭化水素、窒素化合物等が分解さ
れる。また、短筒を集積することにより消臭用積層体が
形成されるので、製作が容易となる。
【0034】また、消臭用積層体を少なくとも2組被処
理気体の流れの前後方向に配設し、その中間に発光管を
配設することにより、消臭用積層体が効率良く励起され
る。
【0035】また、2組の消臭用積層体をファンおよび
フィルタを備えた通風筒内に前後に配設し、中間にコン
パクト形発光管を配設することにより、装置全体をコン
パクト化することができる。
【0036】また、下流側に位置する消臭用積層体の両
側を軸支することにより風向制御を行うことができる。
【0037】また、下流側に位置する消臭用積層体を截
頭円錐筒にて構成することにより風速制御を行うことが
できる。
【0038】
【実施例】
実施例1.以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1および図2において(1)は消臭器本体で通風路
を構成する。(3)は塵埃フィルタで被処理気体に含有さ
れる塵埃を予め除去するためのものである。(4)はファ
ンで被処理気体の通風を促すためのものである。(5)は
2本の発光管、(6)は本発明の要部となる消臭用構造体
で、以下に詳細に説明する。消臭用構造体(6)は、1枚
のシート体を円筒形に成形加工したもので、図2の拡大
図で示すように、少なくとも酸化チタンの1種であるT
iO2を主体とする光触媒半導体の表面層(6c)を有し、多
数の略球面状の凹部又は凸部(6a)を散在させたものであ
って、シート加工成形体(6b)の基板をエンボス加工する
ことにより容易に製作することが可能である。上記シー
ト加工成形体(6b)の基板は炉紙、布又は不織布などにサ
イジング等を施し保形性を付与したものにエンボス加工
により球面状の凹部又は凸部を付与せしめ、酸化チタン
懸濁液に含浸し、乾燥、熱処理を行い表面に酸化チタン
の層を形成することにより得ることができる。また予め
シート加工成形体(6b)の基板の表面に光触媒半導体を被
着せしめ、これにエンボス加工を行って略球面状の凹凸
を形成せしめてもよい。図1のシート加工成形体は円筒
形であるが、図2のように長円筒形にすれば光触媒半導
体がより平均的にこれに平行な発光管(5)からの紫外線
を受光し、消臭効果を高めることができる。また、被処
理気体の流れに平行な発光管を被処理気体の流れに平行
なシート加工成形体(6b)からなる消臭用構造体(6)によ
り囲んでいるので、被処理気体の流れはスムーズで騒音
発生は少なく、発光管も冷却されて寿命が永い特色があ
る。
【0039】次に動作について説明する。煙草臭を含む
被処理気体は、矢印方向に流入し、フィルタ(3)により
塵埃等が除去され、シート加工成形体からなる消臭用構
造体(6)内を通過し、発光管(5)の紫外線により励起され
た光触媒半導体に接触し、多量に含まれたアセトアルデ
ヒドおよび硫化水素、炭化水素、窒素化合物が酸化分解
し、悪臭が除去される。この光触媒半導体の寿命は半永
久的である。
【0040】実施例2.図3はこの実施例の概略を示す
斜視図である。図において、(16)は表面に多数の略球面
状の凹部又は凸部(16a)を散在させた消臭用構造体で、
複数の断面円弧状の樋状体(16b)を平面的に並列に一体
化したもので、少なくとも光触媒半導体の1種であるT
iO2が表面に被着され、上下一対対設されている。この
消臭用構造体(16)の上下の各円弧の中間に発光管(5)が
配設され、これらが消臭器本体(1)内に収納されてい
る。(3)はフィルタ、(4)はファンである。上記消臭
用構造体(16)は1枚の炉紙、布又は不織布をサイジング
等により保形性を高めプレス加工により容易に形成する
ことができ、略球面状の凹部又は凸部(16a)もエンボス
加工により容易に形成することができ、酸化チタンの1
種であるTiO2を主体とする光触媒半導体の表面層は酸
化チタン懸濁液への含浸、乾燥および熱処理により簡単
に形成することができる。また、この実施例による煙草
臭消臭装置は空気清浄器本体(1)を偏平小型化すること
ができる。この実施例の動作は実施例1と同様なので説
明を省略する。
【0041】実施例3.図4はこの実施例の概略を示す
斜視図である。図において、(26)は複数の平行なシート
体(26b)よりなる消臭用構造体で、表面に略球面状の凹
部又は凸部(26a)をエンボス加工により形成している。
各平行なシート体(26b)の中間にはコンパクト形発光管
(15)が配設されている。上記消臭用構造体の表面には光
触媒半導体が被着されている。この光触媒半導体につい
ては実施例1、2と同様なので説明を省略する。この実
施例によれば、U字状のコンパクト形発光管(15)が用い
られているため、平行なシート体(26b)の表面に紫外線
が比較的均等に照射され、光触媒の励起作用が平均的に
向上する。この消臭用構造体を空気清浄器に組み込むこ
とにより、大容量でありながら小形の消臭器を実現する
ことができる。
【0042】実施例4.図5はこの実施例の概略を示す
斜視図である。図において、(36)は2組の井桁状に交差
する平行なシート体(36b)により構成された消臭用構造
体で、各四角断面空間に発光管(5)を配設し、これらを
流れに平行に設置している。上記消臭用構造体の少なく
とも各四角断面空間を形成する平行なシート体(36b)の
表面には先行実施例と同様な光触媒半導体が被着され、
また略球面状の凹部又は凸部(36a)がエンボス加工等に
より形成されている。この井桁状の消臭用構造体は、2
組の平行なシート体(36b)に予め中央部迄対向する切り
込みを入れておけば簡単に製作することができる。さら
に図示しないが、四角形断面の空気清浄器本体内に格納
すれば、容易に組み込むことができる。この実施例によ
れば、平行なシート体が井桁状に組まれているために光
触媒半導体の表面積が拡大され、発光管の本数も増加で
きるために紫外線量も増加し、消臭能力を拡大できる利
点がある。
【0043】実施例5.図6はこの実施例の概略を示す
斜視図である。図において(46)は三組の斜めに交差する
平行なシート体(46b)により構成された消臭用構造体
で、各三角断面空間に発光管(5)を配設し、これらを流
れに平行に設置している。上記三角断面空間を形成する
平行なシート体(46b)の表面には先行実施例と同様な光
触媒半導体が被着され、また略球面状の凹部又は凸部(4
6a)がエンボス加工等により形成されている。この三角
断面の消臭用構造体は例えば外周のプリズム状の部分(4
6c)を先に形成し、このプリズム辺の半分の大きさの偏
を有する逆プリズム状の部分(46d)を後から挿着すれば
容易に形成できる。この実施例によれば、平行なシート
体が三角断面状に組まれているために光触媒半導体の表
面積が一層拡大され、単位容積当りの発光管の本数も増
加できるために紫外線量も増加し、消臭能力が拡大でき
ると共にスペースを節減できる利点がある。
【0044】実施例6.図7はこの実施例の概略を示す
斜視図、図8はその縦断面図である。図において、図1
と同一部分については同一符号を付し説明を省略する。
(56)は少なくとも光触媒半導体の1種であるTiO2の表
面層を有する短筒(56b)を端面を揃えて厚板状に積層し
た消臭用積層体で短筒の中心が流れに平行になるように
空気清浄器本体(1)内に充填されている。(15)はコンパ
クト形発光管で逆U字形をなして空気清浄器本体(1)内
に固定されている。上記消臭用積層体(56)は空気清浄器
本体(1)内に前後2組設けられ、中間にコンパクト形発
光管(15)が配設されている。この消臭用積層体(56)を構
成する短筒(56b)は中空を有し、各短筒の外接部分は相
互に接着するのが好ましく、また射出成形により一体形
成することも可能である。この短筒(56b)は光触媒半導
体を表面に有するシート材を巻込みプレス成形すること
もでき、セラミックを型内に充填して短筒を形成し、焼
成により多孔質化し、その空隙部に光触媒半導体を担持
させてもよい。また上記シート材に凹部又は凸部を形成
すれば消臭効果は一層大きくなる。
【0045】次に動作について説明する。煙草臭を含む
被処理気体は、矢印方向に流入し、フィルタ(3)により
塵埃等が除去され、消臭用積層体(56)内を通過し、コン
パクト型発光管(15)の紫外線により励起された光触媒半
導体に接触し、多量に含まれたアセトアルデヒドおよび
硫化水素、炭化水素、窒素化合物が酸化分解し、悪臭が
除去される。この光触媒半導体の寿命は半永久的であ
る。この実施例によれば、消臭用積層体(56)の表面積は
大きく、短筒の数の増減により自由に大きさを拡大縮少
が可能で、外形も円筒、四角形等自由に選択できる利点
がある。また、各短筒の中心が被処理気体の流れに平行
に配設されているため、気体はスムーズに流れ運転が静
粛である。
【0046】実施例7.図9はこの実施例の概略を示す
斜視図である。図において、図7、図8と同一部分又は
相当部分には同一符号を付しその説明を省略する。(56)
は短筒(56b)を多数四角形の厚板状に積層した消臭用積
層体で、被処理気体の流れの前後方向に2組対向して配
設し、中間に2本の発光管(5)を配設している。上記消
臭用積層体(56)は、図示しない空気清浄器本体の内部に
格納してもよいが、扇風機、サーキュレータ等の吹出口
等に配設してもよい。この実施例の動作についてはほぼ
実施例6と同じなので説明を省略する。
【0047】実施例8.図10はこの実施例の概略を示
す側面図である。図9と同一部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。この実施例では、下流側に位置す
る消臭用積層体(56)の左右両側を軸支し、軸と軸受との
間に充分な摩擦トルクを発生させるようにすれば、上記
消臭用積層体(56)を上下方向に回動させ、流れ方向を上
下に変更することができる。また消臭用積層体(56)の上
下両側を軸支すれば、消臭用積層体(56)を左右方向に回
動させ、流れ方向を左右に変更することができる。本実
施例によれば、煙草臭の消臭作用と同時に室内空気の流
れをコントロールすることが可能となる。
【0048】実施例9.図11はこの実施例の概略を示
す側面図である。図9と同一部分又は相当部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。この実施例では、下
流側に位置する消臭用積層体(56)を構成する短筒(56b)
を載頭円錐状に形成することにより、気流の流れを絞る
ことができる。本実施例によれば、気流の流れを絞るこ
とにより室内気流の到達距離を伸ばすことができる。
【0049】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0050】少なくとも酸化チタンを主体とする光触媒
半導体の表面層を有し、多数の略球面状の凹部又は凸部
を散在させたシート体又はシート加工成形体からなる消
臭用構造体を、被処理気体の流れに平行に且つ紫外線照
射領域内において配設した構成によれば、被処理気体は
表面積の多い消臭用構造体に接触し、励起された半導体
により煙草臭に含まれるアルデヒド、硫化水素、炭化水
素、窒素化合物等を効率良く分解することができる。ま
た消臭用構造体はエンボス加工により低コストで製作す
ることができる。
【0051】また、ファンおよびフィルタを備えた通風
筒内に上記装置を収納する構成によれば、装置全体をコ
ンパクト化することができる。
【0052】また、消臭用構造体を円筒又は長円筒等の
曲面状のシート加工成形体により構成するものによれ
ば、製作が容易であり、発光管に対し等距離を保持し、
触媒を効率良く活性化することができる。
【0053】また、複数の断面円弧状の樋状体を平面的
に並列に一体化した消臭用構造体を少なくとも1対対向
して備え、中間に発光管を配設した構成によれば、製作
が容易で発光管に対して等距離を保持し、触媒を効率良
く活性化することができると共に、空気清浄器本体を偏
平小型化することができる。
【0054】また、消臭用構造体を複数の平行なシート
体により形成し、各シート体間にコンパクト形発光管を
配設した構成によれば、製作が容易で、発光管に対して
等距離を保持し、触媒を効率良く活性化することができ
ると共に、この消臭用構造体を空気清浄器に組み込むこ
とにより、大容量でありながら小型の消臭器を得ること
ができる。
【0055】また、消臭用構造体を井桁状に交差する2
組の平行なシート体により構成し、各四角形断面空間に
発光管を配設した構成によれば、製作が容易で、光触媒
半導体の表面積が拡大され、発光管の本数も増加できる
ために紫外線量も増加し、消臭能力を向上することがで
きる。
【0056】また、消臭用構造体を斜状に交差する3組
の平行なシート体により構成したものによれば、光触媒
半導体の表面積が一層拡大され、単位面積当りの発光管
の本数も増加できるために、紫外線量も増加し、消臭能
力を向上し、スペースを節減することができる。
【0057】また、酸化チタンを主体とする光触媒半導
体の表面層を有する複数の短筒を端面を揃え、厚板状に
積層した消臭用積層体を短筒の中心が被処理気体の流れ
に平行になるように紫外線照射領域内において配設した
構成により、被処理気体は表面積の多い消臭用積層体に
接触し、励起された半導体により煙草臭に含まれるアル
デヒド、硫化水素、炭化水素、窒素化合物等が分解され
るので煙草臭を完全に除去することができる。また、同
一サイズの短筒を外接した状態で集積することにより消
臭用積層体が形成されるので、容易に製作することがで
きる。さらに短筒の数の増減と積層の仕方により、消臭
用積層体の容量と形状を自由に選択できる利点がある。
また、被処理気体はスムーズに流れるので運転を静粛に
行うことができる。
【0058】また、2組の消臭用積層体をファンおよび
フィルタを備えた通風筒内に前後に配設し、中間にコン
パクト形発光管を配設する構成により、上記効果に加
え、装置全体をコンパクトにまとめることができる。
【0059】また、下流側に位置する消臭用積層体の両
側を軸支し、回動角を調節可能とした構成によれば、室
内の吹出風の風向制御を自由に行うことができ、室内の
エアコンディションを良好に保持できる。
【0060】また、下流側に位置する消臭用積層体を截
頭円錐筒にて構成し、流速を制御する構成によれば、室
内の遠方に集中流を到達させることができ、室内のエア
コンディションを良好に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す全体の概略斜視図。
【図2】この発明の実施例1を示す全体の概略斜視図お
よび部分拡大図。
【図3】この発明の実施例2を示す全体の概略斜視図。
【図4】この発明の実施例3を示す概略斜視図。
【図5】この発明の実施例4を示す概略斜視図。
【図6】この発明の実施例5を示す概略斜視図。
【図7】この発明の実施例6を示す全体の概略斜視図。
【図8】この発明の実施例6を示す全体の縦断側面図。
【図9】この発明の実施例7を示す概略斜視図。
【図10】この発明の実施例8を示す概略側面図。
【図11】この発明の実施例9を示す概略側面図。
【図12】従来の一般的に使用されている消臭装置の断
面図。
【符号の説明】
1 消臭器本体(空気清浄器本体) 3 塵埃フィルタ 4 ファン 5 発光管 6 消臭用構造体 6a 凹部又は凸部 6b シート加工成形体 6c 光触媒半導体の表面層 15 コンパクト形発光管 16 消臭用構造体 16a 凹部又は凸部 16b 樋状体 26 消臭用構造体 26a 凹部又は凸部 26b シート体 36 消臭用構造体 36a 凹部又は凸部 36b シート体 46 消臭用構造体 46a 凹部又は凸部 46b シート体 46c プリズム状の部分 46d 逆プリズム状の部分 56 消臭用積層体 56b 短筒

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも酸化チタンを主体とする光触
    媒半導体の表面層を有し、多数の略球面状の凹部又は凸
    部を散在させたシート体又はシート加工成形体からなる
    消臭用構造体を、被処理気体の流れに平行に且つ紫外線
    照射領域内において配設したことを特徴とする煙草臭消
    臭装置。
  2. 【請求項2】 消臭用構造体をファンおよびフィルタを
    備えた通風筒内に配設したことを特徴とする請求項1記
    載の煙草臭消臭装置。
  3. 【請求項3】 消臭用構造体を曲面状のシート加工成形
    体により構成し、被処理気体の流れに平行な発光管を囲
    んだことを特徴とする請求項1又は2記載の煙草臭消臭
    装置。
  4. 【請求項4】 消臭用構造体を円筒又は長円筒のシート
    加工成形体により構成したことを特徴とする請求項3記
    載の煙草臭消臭装置。
  5. 【請求項5】 複数の断面円弧状の樋状体を平面的に並
    列に一体化した消臭用構造体を少なくとも1対対向して
    備え、中間に発光管を配設したことを特徴とする請求項
    3記載の煙草臭消臭装置。
  6. 【請求項6】 消臭用構造体を複数の平行なシート体に
    より形成し、各シート体の中間に被処理気体の流れに平
    行な発光管を配設したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の煙草臭消臭装置。
  7. 【請求項7】 消臭用構造体を一組の平行なシート体に
    より構成し、各シート体間にコンパクト形発光管を配設
    したことを特徴とする請求項6記載の煙草臭消臭装置。
  8. 【請求項8】 消臭用構造体を井桁状に交差する2組の
    平行なシート体により構成し、各四角断面空間に発光管
    を配設したことを特徴とする請求項6記載の煙草臭消臭
    装置。
  9. 【請求項9】 消臭用構造体を斜状に交差する3組の平
    行なシート体により構成し、各三角断面空間に発光管を
    配設したことを特徴する請求項6記載の煙草臭消臭装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくとも酸化チタンを主体とする光
    触媒半導体の表面層を有する複数の短筒を端面を揃え、
    厚板状に積層した消臭用積層体を短筒の中心が被処理気
    体の流れに平行になるように紫外線照射領域内において
    配設したことを特徴とする煙草臭消臭装置。
  11. 【請求項11】 消臭用積層体を少なくとも2組被処理
    気体の流れの前後方向に配設し、その中間に発光管を配
    設したことを特徴とする請求項10記載の煙草臭消臭装
    置。
  12. 【請求項12】 2組の消臭用積層体をファンおよびフ
    ィルタを備えた通風筒内に前後に配設し、中間にコンパ
    クト形発光管を配設したことを特徴とする請求項11記
    載の煙草臭消臭装置。
  13. 【請求項13】 下流側に位置する消臭用積層体の両側
    を軸支し、回動角を調節可能としたことを特徴とする請
    求項11記載の煙草臭消臭装置。
  14. 【請求項14】 下流側に位置する消臭用積層体を截頭
    円錐筒にて構成し、流速を制御することを特徴とする請
    求項11記載の煙草臭消臭装置。
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