JPH07250288A - Ccd駆動方法およびccd駆動装置 - Google Patents

Ccd駆動方法およびccd駆動装置

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JPH07250288A
JPH07250288A JP6039401A JP3940194A JPH07250288A JP H07250288 A JPH07250288 A JP H07250288A JP 6039401 A JP6039401 A JP 6039401A JP 3940194 A JP3940194 A JP 3940194A JP H07250288 A JPH07250288 A JP H07250288A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CCD駆動パルスのタイミング調整を自動的
にかつ最適に行うことのできる手段を提供することを目
的としている。 【構成】 CCD駆動パルス中のリセットパルスとサン
プルホールドパルスのタイミング位置を可変とし、クロ
ックに対するリセットパルスとサンプルホールドパルス
のタイミング位置を種々変更して、変更した各パルスの
タイミング位置ごとにCCD出力の多値データを記憶
し、その後、記憶されている多値データを解析して、最
もよいセンサ動作特性を与えるタイミング位置を求め、
そのタイミング位置でCCD駆動パルスを発生して、C
CDの駆動を行うようにするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージスキャナなど
のCCDを用いた画像読取装置におけるCCDの駆動方
法および駆動装置に関する。
【0002】CCDの駆動周波数が高くなると、CCD
駆動パルスのクロック、リセットパルス、サンプルホー
ルドパルス間のタイミングマージンが小さくなり、CC
Dのばらつきもあって、CCDのセンサとしての動作特
性が著しく低下することがある。本発明は、CCDごと
に、クロックに対するリセットパルスおよびサンプルホ
ールドパルスの最適なタイミング位置を自動的に決定し
て動作させるものである。
【0003】
【従来の技術】図5は、従来のイメージスキャナにおけ
るCCD駆動装置の構成を示したものであり、図中、1
はシステムクロック源、2は多段遅延回路、3はCCD
駆動クロック制御信号、4はタイミングジェネレータ、
5はCCD、6はアナログ処理回路、7はA/D変換器
である。
【0004】システムクロック源1は、画素クロック
(あるいはビットクロック)として用いられるシステム
クロックを発生し、多段遅延回路2とタイミングジェネ
レータ4とに印加する。タイミングジェネレータ4はP
ROMにより構成され、CCD駆動用のクロックφC
K、リセットパルスφRSと、サンプルホールドパルス
φSPの各タイミング信号のパターンが格納されてい
る。これらのタイミング信号は、たとえば図6に例示さ
れている。多段遅延回路2は、システムクロックを複数
段に遅延して出力する。その各遅延されたシステムクロ
ックと元のシステムクロックは、ともにタイミングジェ
ネレータ4のPROMにスキャンアドレスとして印加さ
れ、CCD駆動クロック制御信号3による制御のもと
で、格納されている各タイミング信号のパターンφC
K,φRS,φSPを並行してかつ時系列上で連続的に
読み出し、CCD5に印加する。これによりCCD5は
動作し、画像信号が出力されてアナログ処理回路6に入
力される。
【0005】アナログ処理回路6は、入力画像信号を比
較的長い期間で平滑化し、そのレベルに基づいて増幅器
の利得を自動制御するAGC機能をもち、画像信号のレ
ベル補正を行う。レベル補正された画像信号はA/D変
換器7に入力され、ディジタル信号形式の多値データに
変換されて出力される。
【0006】図5に示された従来装置では、タイミング
ジェネレータ4に格納されている各タイミング信号のパ
ターンは固定されており、信号相互間のタイミング関係
も固定されている。図6の(a)はCCD駆動周波数が
低い場合の信号波形図であり、図中にA,B,Cで示さ
れる信号間のマージンは全ての装置について変わらな
い。図6の(b)は、同じタイミングジェネレータ4を
用いてCCD駆動周波数を2倍に上げた場合の信号波形
図である。図6の(a)にくらべて時間軸が1/2に圧
縮され、マージンA′,B′,C′は1/2に縮小して
いる。
【0007】ところでタイミング信号は、素子の製造ロ
ットや温度などの環境条件によって遅延量にばらつきが
生じるので、図6の(b)に示すようにCCD駆動周波
数が高くなると、CCDの駆動タイミング条件が一層厳
しくなり、十分なCCD出力レベルが得にくくなる。
【0008】図7の(a),(b),(c),(d)
は、異なる信号間タイミングにおけるCCDのサンプル
ホールド出力の例を示したものである。図7の(a)
は、信号間のタイミングが適切に設定されている標準状
態の信号波形を示す。のクロックφCKに基づきの
CCD出力は入射光レベルに応じて定まる電位へ向かっ
てややゆるやかに立下がる。のサンプルホールドパル
スφSPはCCD出力がほぼ最終レベルに達した後で終
了し、さらにのリセットパルスφRSはその後に生じ
るので、のサンプルホールド出力として十分なレベル
のものが得られる。
【0009】図7の(b)は、図7の(a)の標準状態
よりもφRSとφSPが前方にずれている状態の信号波
形を示す。この場合、φSPはCCD出力が下がり切る
前に生じるため、実際よりも低いCCD出力レベルをサ
ンプルホールドすることになる。またφRSもCCD出
力が最終レベルに達する途中で生じ、CCD出力をリセ
ットするので、φSPがもう少し後方で生じたとして
も、十分なCCD出力レベルをサンプルホールドするこ
とはできない。
【0010】図7の(c)は、φRSがφCKの周期を
越えて後方にずれた状態の信号波形を示す。この場合、
CCD出力が完全にリセットされる前に次の周期に移
り、その始めの部分をリセットするため、CCD出力レ
ベルは正しい入射光のレベルを反映せず不定となる。
【0011】図7の(d)は、φRSとφSPが重なっ
ている状態の信号波形であり、サンプルホールド期間の
ごく一部分の間しかCCD出力は存在しないので、サン
プルホールド出力は殆ど得られない。さらに図には示さ
ないが、φSPのパルス幅が細かすぎる場合には、リセ
ットが十分にできず、CCD出力レベルは飽和してしま
う。またφSPのパルス幅が細かすぎる場合には、サン
プルホールド動作に必要な時間が不足し、ホールド用コ
ンデンサをCCD出力レベルまでチャージできないた
め、サンプルホールド出力は殆ど得られなくなる。
【0012】このように従来装置のCCD駆動方法で
は、駆動周波数が高くなるとセンサとしての動作特性が
悪くなりやすいため、タイミング調整が必要となる場合
が少なくなかったが、個別的、ハード的に対応しなけれ
ばならず、調整の作業負担が大きいという問題があっ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、CCD駆動
パルスのタイミング調整を自動的にかつ最適に行うこと
ができる手段を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、CCD駆動パ
ルス中のリセットパルスとサンプルホールドパルスのタ
イミング位置を可変とし、クロックに対するリセットパ
ルスとサンプルホールドパルスのタイミング位置を種々
変更して、変更した各パルスのタイミング位置ごとにC
CD出力の多値データを記憶し、その後、記憶されてい
る多値データを解析して、最もよいセンサ動作特性を与
えるタイミング位置を求め、そのタイミング位置でCC
D駆動パルスを発生して、CCDの駆動を行うようにす
るものである。
【0015】図1は、本発明の原理図であり、(a)は
本発明によるCCD駆動方法の概要を示し、(b)は本
発明によるCCD駆動装置の構成を示す。図1の(a)
に示される本発明のCCD駆動方法において、10は、
装置調整時に実行される最適タイミング位置検出段階で
あり、CCD駆動パルスのクロック、リセットパルス、
サンプルホールドパルスについて、クロックに対するリ
セットパルスとサンプルホールドパルスの各タイミング
位置を所定範囲内の複数位置で変更し、各変更したタイ
ミング位置ごとにCCD出力の多値データを記憶し、全
てのタイミング変更位置についてCCD出力の多値デー
タが記憶されたとき、各タイミング変更位置ごとの多値
データをそれぞれ解析し、CCD出力レベル、出力リニ
アリティ、コントラスト伝達関数CTFなどのセンサ動
作特性を求めて比較し、最良のセンサ動作特性を与える
CCD駆動パルスのタイミング変更位置を最適タイミン
グ位置として決定する。
【0016】11は、決定された最適タイミング位置の
データであり、クロックに対するリセットパルスとサン
プルホールドパルスの最適タイミング位置を示すデータ
からなり、不揮発性メモリ等に記憶される。
【0017】12は、装置の通常動作時に実行されるC
CD駆動制御段階であり、最適タイミング位置検出段階
10が決定した最適タイミング位置のデータ11を用い
てクロック、リセットパルス、サンプルホールドパルス
の各タイミング位置を制御し、CCDを駆動する。
【0018】次に、図1の(b)に示される本発明のC
CD駆動装置において、13は、システムクロック源で
あり、CCD駆動周波数と所定のパルス幅とで、クロッ
クφCK、リセットパルスφRS、サンプルホールドパ
ルスφSPの元になるパルスφCK′,φRS′,φS
P′をそれぞれ発生する。
【0019】14は、多段のディレィライン等で構成さ
れる遅延量を複数段に切り換え可能なタイミング変更手
段であり、入力されたパルスφCK′,φRS′,φS
P′に対して、それぞれ指示された遅延を与え、φC
K,φRS,φSPを発生する。たとえばφCK′=φ
CKとし、φRS,φSPは、図6に示されるタイミン
グ位置を中心にしてマージンA,B,C(A′,B′,
C′)が種々な値をとるように、φRS′,φSP′に
対してそれぞれ種々な遅延量を設定して、タイミング位
置を前後に変更できるようにする。
【0020】15は、駆動対象のCCDであり、素子特
性にばらつきがある。16は、A/D変換器であり、C
CD出力のアナログ形式の画像信号をディジタル形式の
多値データに変換する。
【0021】17は、多値データ記憶手段であり、CC
D駆動パルスの最適タイミング位置検出段階のために収
集されるCCD出力の多値データが、そのとき設定され
ているタイミング位置対応で記憶される。
【0022】18は、特性解析手段であり、装置調整時
にタイミング変更手段14に対してCCD駆動パルスの
タイミング位置変更指示を出し、φCKに対してφR
S,φSPの種々なタイミング位置を順次設定してCC
D15を駆動させ、そのとき出力される多値データを、
設定したタイミング位置と対応づけて多値データ記憶手
段17に収集する。次に収集した各タイミング位置対応
の多値データを順次取り出して、タイミング位置ごとの
センサ動作特性を解析し、最良のセンサ動作特性を与え
るタイミング位置を検出し、最適タイミング位置として
決定する。
【0023】19は、決定された最適タイミング位置デ
ータである。20は、CCD駆動制御手段であり、装置
の通常動作時に、先に決定された最適タイミング位置デ
ータ19を用いてタイミング変更手段14にφRS,φ
SPのタイミング位置を指示し、最適なφCK,φR
S,φSPを発生させてCCD15に供給し、CCD1
5を最良の特性で動作させる。
【0024】
【作用】本発明のCCD駆動方法あるいはCCD駆動装
置を採用することにより、画像読取装置の出荷調整時あ
るいは保守調整時に、個別にCCD駆動パルスの最適タ
イミング位置を求めて装置に設定し、実際の動作状態で
はその最適タイミング位置のCCD駆動パルスを用いて
CCDが駆動されるので、CCDの素子ごとの特性にば
らつきがあってもそれぞれに適応した最適な動作が可能
となる。またこれらは全て自動的に処理される。
【0025】
【実施例】図2は、本発明の1実施例によるCCD駆動
装置の構成図である。なお図2の構成と図5の従来装置
の構成との対応を容易に理解できるようにするため、共
通の要素には同じ参照番号を付して示す。
【0026】図2において、1はシステムクロック源、
5はCCD、6はアナログ処理回路、7はA/D変換
器、21および22はそれぞれディレィラインを用いた
多段の遅延回路、23および24はセレクタ、25はM
PU、26はPROM、27はSRAM、28はE2
ROM、29は特性解析プログラム、30はφRS用タ
イミング位置テーブル、31はφSP用タイミング位置
テーブル、33は多値データファイル、34は最適タイ
ミング位置データである。なおPROM26には、ほか
にもCCD駆動制御プログラムなどが格納されているが
図示省略されている。
【0027】システムクロック源1は、同じCCD駆動
周波数で所定のパルス幅をもつパルスφCK′,φR
S′,φSP′を発生する。φCK′,φRS′,φS
P′は同じタイミング位置で生じてよい。φCK′は遅
延せずにそのままφCKとしてCCD5に与えられ、φ
RS′とφSP′はそれぞれ多段の遅延回路21と22
に入力される。
【0028】遅延回路21は、図3の(a)に示すよう
に、入力されたφRS′のタイミング位置t0 を複数段
階に遅延させ、ti を中心にΔt間隔でti-M からt
i+M まで2M+1個の異なるタイミング位置のφRSを
並列に生成する。同様に遅延回路22は、図3の(b)
に示すように、入力されたφSP′のタイミング位置t
0 を複数段階に遅延させ、tj を中心にΔt間隔でt
j-N からtj+N までの2N+1個の異なるタイミング位
置のφSP′を並列に生成する。Δt,M,Nの値は適
当に設定される。
【0029】セレクタ23,24は、それぞれMPU2
5からの指示によりこれらの複数の異なるタイミング位
置のφRS,φSPの任意のものを選択し、CCD5に
印加する。この結果、φRS,φSPは、図3の(c)
に示されるように、φCKのタイミング位置t0 に対し
て、それぞれタイミング位置ti ,tj を中心に、前後
に任意にずらして設定されることができる。
【0030】MPU25は、制御メモリとして用いられ
るPROM26に格納されている特性解析プログラム2
9を実行して、φRS、φSPの種々のタイミング位置
をセレクタ23,24に設定し、CCD5を駆動させ
る。φRS用とφSP用のタイミング位置テーブル3
0,31は、φRSとφSPに異なるタイミング位置を
設定するための組み合わせの展開に用いられる。なお最
適タイミング位置の検出時には、CCD5に白基準の読
み取りを行わせる。
【0031】CCD5の出力は、アナログ処理回路6で
信号レベルのAGCによる補正が行われ、A/D変換器
7でディジタル形式の多値データに変換される。SRA
M27の多値データファイル33は、φRS,φSPの
異なるタイミング位置ごとのCCD出力のうち、有効レ
ベルに達しているものの多値データをたとえば主走査の
ライン中央の100ドット分だけ集めて作成したもので
ある。
【0032】特性解析プログラム29を実行しているM
PU25は、多値データファイル33を作成した後、特
性解析を行い、最適タイミング位置を決定して最適タイ
ミング位置データ34をE2 PROM28に書き込む。
【0033】実動作時にMPU25は、CCD駆動制御
プログラム(図示省略)を実行し、E2 PROM28の
最適タイミング位置データ34を読み出し、セレクタ2
3,24にφRS,φSPのタイミング位置を設定す
る。CCD5には、この設定された最適なタイミング位
置に基づくCCD駆動パルスφCK,φRS,φSPが
供給され、駆動される。
【0034】図4は、本発明実施例における特性解析プ
ログラムの詳細フローである。ステップ(1)では、新
しいタイミング位置を設定し、CCDを駆動する。ステ
ップ(2)では、アナログ処理回路にAGC動作による
CCD出力レベルの補正を行わせ、そのときのAGC制
御電圧、つまりCCD出力レベルを補正するために必要
とした増幅器の利得制御電圧を取り出す。
【0035】ステップ(3)では、AGC制御電圧の値
からCCD出力レベルが十分なレベルに達しているかど
うかを判定する。CCD出力レベルが不十分なものであ
ればステップ(1)に戻り、他のタイミング位置を設定
し直す。CCD出力レベルが十分なものであればステッ
プ(4)に進む。
【0036】ステップ(4)では、電源電圧の変動に対
する特性のマージンをチェックするため、電源電圧を5
V±0.5Vに変動させる。ステップ(5)では、電源
電圧を変動させた状態でCCD出力レベルのAGC動作
を行わせ、そのときのAGC制御電圧を取り出す。
【0037】ステップ(6)では、AGC制御電圧から
CCD出力レベルをチェックし、レベルが不十分なもの
であれば、ステップ(1)に戻りタイミング位置を変更
する。レベルが十分なものであればステップ(7)に進
む。
【0038】ステップ(7)では、図6に示されるφC
K,φRS,CCD出力,φSP,間のマージンA,
B,Cが小さくなる方向にφRS,φSPのタイミング
位置を変更する。
【0039】ステップ(8)では、CCD出力レベルに
対するAGC動作を行わせ、そのときのAGC制御電圧
を取り出す。ステップ(9)では、マージンA,B,C
が小さくなるようにタイミング位置を変更した結果のC
CD出力レベルが十分なものであるかどうかを判定し、
不十分なものであればステップ(1)に戻り、タイミン
グ位置を設定する。レベルが十分なものであればステッ
プ(10)に進む。
【0040】ステップ(10)では、CCD出力の多値
データをメモリの多値データファイルに格納する。ステ
ップ(11)では、変更可能なタイミング位置の全てに
ついてCCD出力レベルのチェックが完了するまでステ
ップ(1)に戻り、完了すればステップ(12)に進
む。
【0041】ステップ(12)では、多値データを解析
する。解析手法としては、分散値、CTF値、奇偶ビッ
ト間のレベル差などを求めて、CCDのセンサ動作特性
の評価をする。ここでCTFは、光学レンズの特性評価
に用いられるMTF(変調伝達関数)に相当するもので
あり、CCDのセル出力電圧の最大値をVmax 、最小値
をVmin としたとき、 CTF=(Vmax −Vmin )/(Vmax −Vmin ) で与えられ、画像のコトラストの低下度、つまりぼけ具
合を示す尺度として用いられる。
【0042】ステップ(13)では、多値データの解析
結果の比較を行い、最適なタイミング位置を求める。ス
テップ(14)では、求めた最適タイミング位置のデー
タをE2 PROMに書き込む。
【0043】
【発明の効果】本発明により、CCDを用いる画像読取
装置において、装置ごとのCCD駆動パルスのタイミン
グ調整を自動的に行うことが可能となり、特にCCD駆
動周波数が高い場合に微妙なタイミングマージン調整を
人手を使わず迅速正確に行うことができ、画質の向上と
工数の削減、コストの低減などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の1実施例によるCCD駆動装置の構成
図である。
【図3】本発明実施例における遅延回路を用いたタイミ
ング位置変更の説明図である。
【図4】本発明実施例プログラムにおける特性解析プロ
グラムの詳細フロー図である。
【図5】従来のCCD駆動装置の構成図である。
【図6】CCD駆動パルスの信号波形図である。
【図7】CCD駆動パルスのタイミングが不適当である
例の信号波形図である。
【符号の説明】
10 最適タイミング位置検出段階 11 最適タイミング位置のデータ 12 CCD駆動制御段階 13 システムクロック源 14 タイミング変更手段 15 CCD 16 A/D変換器 17 多値データ記憶手段 18 特性解析手段 19 最適タイミング位置データ 20 CCD駆動制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック、リセットパルス、サンプルホ
    ールドパルスからなるCCD駆動パルスを発生しCCD
    に供給するCCD駆動方法において、 リセットパルスおよびサンプルホールドパルスの各タイ
    ミング位置をクロックに対して所定の範囲内で変更し、 変更されたリセットパルスおよびサンプルホールドパル
    スのタイミング位置ごとにCCD出力の多値データをメ
    モリに記憶し、 メモリに記憶されているリセットパルスおよびサンプル
    ホールドパルスの各タイミング位置ごとの多値データを
    解析してそれぞれのタイミング位置におけるCCDのセ
    ンサ動作特性を求め、さらに求めたセンサ動作特性を比
    較して最適のリセットパルスおよびサンプルホールドパ
    ルスのタイミング位置を決定し、 決定した最適のリセットパルスおよびサンプルホールド
    パルスのタイミング位置に基づいてリセットパルスおよ
    びサンプルホールドパルスを発生し、CCDを駆動して
    動作させることを特徴とするCCD駆動方法。
  2. 【請求項2】 クロック、リセットパルス、サンプルホ
    ールドパルスからなるCCD駆動パルスを発生しCCD
    に供給するCCD駆動装置において、 リセットパルスおよびサンプルホールドパルスの各タイ
    ミング位置をそれぞれクロックに対して所定の範囲内で
    変更するタイミング変更手段と、 タイミング変更手段により変更されたリセットパルスお
    よびサンプルホールドパルスの種々のタイミング位置で
    のCCD出力の多値データを記憶する多値データ記憶手
    段と、 タイミング変更手段に指示してリセットパルスおよびサ
    ンプルホールドの各タイミング位置を所定の範囲内で変
    更させ、リセットパルスおよびサンプルホールドパルス
    の種々のタイミング位置でのCCD出力の多値データに
    ついてそれぞれのセンサ動作特性を解析し、リセットパ
    ルスおよびサンプルホールドパルスの最適なタイミング
    位置を求めてそのデータを記憶する特性解析手段と、 記憶されたリセットパルスおよびサンプルホールドパル
    スの最適なタイミング位置のデータに基づいてタイミン
    グ変更手段に指示し、当該最適なタイミング位置でリセ
    ットパルスおよびサンプルホールドパルスを発生し、C
    CDに供給させるCCD駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とするCCD駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008135908A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相調整装置、デジタルカメラおよび位相調整方法
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US7791658B2 (en) 2004-10-11 2010-09-07 Media Tek Singapore Pte Ltd. Analog front end timing generator (AFE/TG) having a bit slice output mode

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