JPH07249330A - 鳥害防止装置 - Google Patents
鳥害防止装置Info
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- JPH07249330A JPH07249330A JP3968994A JP3968994A JPH07249330A JP H07249330 A JPH07249330 A JP H07249330A JP 3968994 A JP3968994 A JP 3968994A JP 3968994 A JP3968994 A JP 3968994A JP H07249330 A JPH07249330 A JP H07249330A
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- insulator
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Abstract
る閃絡事故を確実に防止することができる鳥害防止装置
を提供する。 【構成】 2連耐張碍子装置のアーキングホーン4、5
よりも上方位置に、棒状または線状の傾斜部材7、8
を、碍子3、3の軸線に対して直角方向に設ける。傾斜
部材7、8は碍子3、3の軸線間距離以上の長さを有
し、営巣材が2連の碍子間にひっかかることを防止し、
営巣材が原因となる閃絡事故を防止する。
Description
めの鳥害防止装置に関するものである。
鳥類が原因となる碍子装置の閃絡事故は、停電事故の原
因のかなりの部分を占めているため、従来からさまざま
な鳥害防止装置が開発されている。その代表例を挙げる
と、鳥類を驚かせて碍子付近に近寄らせないようにする
もの、鳥類がアーキングホーンに止まっても閃絡事故に
到らないようにアーキングホーンにミニギャップを設け
ておくもの、鳥類がアーキングホーンに接触することを
カバー等により防止するもの等がある。
絡媒体となる閃絡事故を防止するためのものであり、鳥
類が運んでくる営巣材による閃絡事故の防止には効果的
ではなかった。この営巣材とは鳥類が巣を作る材料とす
る木の枝、わら、針金、布等を意味するものであり、碍
子装置に止まった鳥類が落とした長尺の営巣材が課電側
と接地側とを結ぶように碍子装置にひっかかった場合に
は、容易に閃絡事故を引き起こす結果となるのである。
特に、2連耐張碍子装置においては2連の碍子間の課電
側及び接地側の各々を平板状のヨークで結んでいるため
営巣材がひっかかり易く、その対策が求められていた。
来の問題点を解決し、2連耐張碍子装置における営巣材
による閃絡事故を防止することができる新規な鳥害防止
装置を提供するためになされたものである。
めになされた本発明は、2連耐張碍子装置のアーキング
ホーンよりも上方位置に、2連の碍子の軸線間距離以上
の長さの棒状または線状の傾斜部材を、碍子の軸線に対
して直角方向に設けたことを特徴とするものである。
まった鳥類が長尺の営巣材を2連の碍子間に落下させた
場合にも、営巣材はアーキングホーンよりも上方位置に
おいて碍子の軸線に対して直角方向に設けられた棒状ま
たは線状の傾斜部材によって2連の碍子の軸線よりも外
側に導かれる。このため2連の碍子間に営巣材がひっか
かることによる閃絡事故を防止することができる。
細に説明する。図1〜図3は本発明の第1の実施例を示
すもので、1は課電側のヨーク、2は接地側のヨーク、
3、3はこれらのヨーク1、2間に平行に取り付けられ
た碍子であり、全体として2連耐張碍子装置を構成して
いる。4は課電側のヨーク1の上面に取り付けられたア
ーキングホーン、5は接地側のヨーク2の上に取り付け
られたアーキングホーンである。この実施例では接地側
のアーキングホーン5は小ギャップを形成するための小
型碍子6を介して接地側のヨーク2に取り付けられてい
る。この小ギャップは万一アーキングホーン4、5間が
導通された場合にも、直ちに地絡事故に至ることを防止
するためのものであるが、これを省略して直接接地側の
ヨーク2に取り付けても差し支えない。
接地側のアーキングホーン4、5の上面に、それぞれ金
具9により固定されている。その材料は金属であっても
樹脂であってもよく、特に限定されるものではないが、
表面が平滑で滑りのよいものが好ましい。なお、雷又は
汚損によって碍子連が沿面閃絡した時には続流によるア
ークが発生するが、金属製の傾斜部材はアークを招孤す
る作用があり、アーキングホーンの性能を向上させる効
果も有している。図示のようにこれらの傾斜部材7、8
はいずれも2連の碍子の軸線間距離以上の長さを有し、
実施例では両端部は2連の碍子3、3の外側に達してい
る。またこれらの傾斜部材7、8は碍子3、3の軸線に
対して直角方向に設けられている。傾斜角度は大きい方
が営巣材の除去効果が大きいが、傾斜角度を大きくする
と全体が大型化するので実施例では水平面に対して約1
5度としてある。しかし全体を円弧状とすることもでき
る。
ては、図3に示すように鳥類が長尺の営巣材を2連の碍
子3、3間に落下させようとした場合にも、営巣材は傾
斜部材7、8の上面に沿って滑り2連の碍子3、3の外
側に落下する。このために2連の碍子3、3間に営巣材
がひっかかることによる閃絡事故を確実に防止すること
ができる。
で、課電側と接地側のヨーク1、2上にそれぞれ2本ず
つの支柱10を立て、これらの支柱10の先端とアーキング
ホーン4、5の上端間に線状の傾斜部材11を張ったもの
である。この実施例では線状の傾斜部材11として、釣糸
として用いられているてぐすを使用したが、金属線であ
っても差支えない。この実施例でも第1の実施例と同様
に2連の碍子3、3間に営巣材がひっかかることによる
閃絡事故を確実に防止することができる。
ングホーンよりも上方位置に、棒状または線状の傾斜部
材を碍子の軸線に対して直角方向に設けたという簡単な
構成により、鳥類が運んできた営巣材が2連の碍子間に
ひっかかることによる閃絡事故を確実に防止することが
できるものである。また雷又は汚損により碍子連表面を
閃絡した場合、アース側とライン側が短絡した状態とな
り続流が流れ、この続流のアーク熱により碍子が破損さ
れやすい。このため、碍子沿面に発生したアークを碍子
沿面から移行させるためアース側及びライン側にアーク
ホーンを設けているが、二連耐張装置の場合、碍子外側
のアークはホーンへの移行が遅いため碍子を破損するこ
とがある。しかしホーン先端の傾斜部材を金属製として
おけば、碍子沿面のアークを招孤しやすく、耐アーク性
能を向上することもできる。またこれらの傾斜部材は半
永久的な構造物であり、メンテナンスの手数を必要とし
ない利点もある。よって本発明は従来の問題点を解決し
た鳥害防止装置として、効果の大きいものである。
4 課電側のアーキングホーン、5 接地側のアーキン
グホーン、6 小型碍子、7 傾斜部材、8傾斜部材、
9 金具、10 支柱、11 第3の実施例の傾斜部材
Claims (2)
- 【請求項1】 2連耐張碍子装置のアーキングホーンよ
りも上方位置に、2連の碍子の軸線間距離以上の長さの
棒状または線状の傾斜部材を、碍子の軸線に対して直角
方向に設けたことを特徴とする鳥害防止装置。 - 【請求項2】 落下防止部材を2連耐張碍子装置のヨー
クに設けた請求項1に記載の鳥害防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03968994A JP3265110B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 鳥害防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03968994A JP3265110B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 鳥害防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07249330A true JPH07249330A (ja) | 1995-09-26 |
JP3265110B2 JP3265110B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=12560029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03968994A Expired - Lifetime JP3265110B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 鳥害防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3265110B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100734614B1 (ko) * | 2007-03-02 | 2007-07-02 | 세정감리(주) | 배전선로 현수애자에 설치되는 이물질 방지 조립체. |
EA017525B1 (ru) * | 2011-08-29 | 2013-01-30 | Закрытое Акционерное Общество "Нпо "Изолятор" | Птицезащищенный изолятор |
CN109346250A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-02-15 | 广西电网有限责任公司电力科学研究院 | 具有阻挡异物坠落功能的绝缘子均压环装置 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP03968994A patent/JP3265110B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100734614B1 (ko) * | 2007-03-02 | 2007-07-02 | 세정감리(주) | 배전선로 현수애자에 설치되는 이물질 방지 조립체. |
EA017525B1 (ru) * | 2011-08-29 | 2013-01-30 | Закрытое Акционерное Общество "Нпо "Изолятор" | Птицезащищенный изолятор |
RU2720131C2 (ru) * | 2011-08-29 | 2020-04-24 | Акционерное общество НПО Изолятор | Птицезащищенный изолятор |
CN109346250A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-02-15 | 广西电网有限责任公司电力科学研究院 | 具有阻挡异物坠落功能的绝缘子均压环装置 |
CN109346250B (zh) * | 2018-09-28 | 2024-03-19 | 广西电网有限责任公司电力科学研究院 | 具有阻挡异物坠落功能的绝缘子均压环装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3265110B2 (ja) | 2002-03-11 |
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