JPH0724919Y2 - 回転電機の吊金具 - Google Patents
回転電機の吊金具Info
- Publication number
- JPH0724919Y2 JPH0724919Y2 JP1988141954U JP14195488U JPH0724919Y2 JP H0724919 Y2 JPH0724919 Y2 JP H0724919Y2 JP 1988141954 U JP1988141954 U JP 1988141954U JP 14195488 U JP14195488 U JP 14195488U JP H0724919 Y2 JPH0724919 Y2 JP H0724919Y2
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- JP
- Japan
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- rotating electric
- electric machine
- hanging metal
- metal fitting
- hanging
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、運搬のために回転電機を吊り上げる際に使用
する回転電機に設けられた吊金具に関する。
する回転電機に設けられた吊金具に関する。
従来の回転電機においては、第１図及び第３図に示すよ
うに、外扇カバー１で一端が閉塞され、端子箱２を側面
に有し、放熱用の長手方向のリブが外周に形成された断
面円形の固定子枠３に吊金具４が固定されており、固定
子枠３の他端には組付フランジ５が設けられ、回転軸６
が突出しており、吊金具４の固定手段としては、固定子
枠３に支持部3Aが形成され、支持部3Aに螺子孔を穿設
し、吊金具４（ここではアイボルト）のボルト部41が支
持部3Aの螺子孔に挿入されて螺子止めされていた。
うに、外扇カバー１で一端が閉塞され、端子箱２を側面
に有し、放熱用の長手方向のリブが外周に形成された断
面円形の固定子枠３に吊金具４が固定されており、固定
子枠３の他端には組付フランジ５が設けられ、回転軸６
が突出しており、吊金具４の固定手段としては、固定子
枠３に支持部3Aが形成され、支持部3Aに螺子孔を穿設
し、吊金具４（ここではアイボルト）のボルト部41が支
持部3Aの螺子孔に挿入されて螺子止めされていた。
上記従来の回転電機の吊金具においては、吊金具４の取
付位置が固定されており、組付フランジ５に減速機７を
有するギヤードモータ８が組み付けられた場合（第２図
参照）、減速比の大小により減速機７の重量が大きく変
化するために、全体の重心位置が大きく移動し、吊り上
げる際にバランスがとれず、不安定な吊り上げ方とな
り、危険な状態になるという問題があり、また組付フラ
ンジ５にギヤードモータ８が組み付けられた場合と組み
付けられない場合とでも全体の重心位置が大きく移動
し、運搬時に吊り上げる際に危険な状態になるという問
題があった。
付位置が固定されており、組付フランジ５に減速機７を
有するギヤードモータ８が組み付けられた場合（第２図
参照）、減速比の大小により減速機７の重量が大きく変
化するために、全体の重心位置が大きく移動し、吊り上
げる際にバランスがとれず、不安定な吊り上げ方とな
り、危険な状態になるという問題があり、また組付フラ
ンジ５にギヤードモータ８が組み付けられた場合と組み
付けられない場合とでも全体の重心位置が大きく移動
し、運搬時に吊り上げる際に危険な状態になるという問
題があった。
本考案は、全体の重心位置の大きな移動に対応して、運
搬時に吊り上げる際にバランスを保って安定した吊り上
げを行うことを可能とし、支持部の螺子孔加工を不要と
し、製作コストの低減を図った回転電機の吊金具を提供
することを目的とする。
搬時に吊り上げる際にバランスを保って安定した吊り上
げを行うことを可能とし、支持部の螺子孔加工を不要と
し、製作コストの低減を図った回転電機の吊金具を提供
することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案の回転電機の吊金具
は、円筒状の固定子枠の外周に放熱用のリブを長手方向
に設け、該リブの隣合った２枚のリブの対向する側壁面
に各々突条部を設けることにより対向する長手方向の溝
部をそれぞれ形成し、吊金具下部に拡幅部を有する摺動
係合部を形成し、該拡幅部を上記リブの溝部に摺動可能
に係合させたものである。
は、円筒状の固定子枠の外周に放熱用のリブを長手方向
に設け、該リブの隣合った２枚のリブの対向する側壁面
に各々突条部を設けることにより対向する長手方向の溝
部をそれぞれ形成し、吊金具下部に拡幅部を有する摺動
係合部を形成し、該拡幅部を上記リブの溝部に摺動可能
に係合させたものである。
上記のように構成された本考案の回転電機の吊金具は、
吊金具下部の摺動係合部が２枚のリブの溝部に摺動可能
に係合されているから、吊金具がリブの全長に亘って移
動可能となり、回転電機の重心位置が変化した場合に、
吊金具の位置を調節することにより、バランスを保って
安定した吊り上げを行うことのできる位置に吊金具を移
動させるものである。
吊金具下部の摺動係合部が２枚のリブの溝部に摺動可能
に係合されているから、吊金具がリブの全長に亘って移
動可能となり、回転電機の重心位置が変化した場合に、
吊金具の位置を調節することにより、バランスを保って
安定した吊り上げを行うことのできる位置に吊金具を移
動させるものである。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第４図乃至第６図において、第１図の従来のものと同様
の回転電機の円筒状の固定子枠３の外周に、多数の放熱
用のリブ30を長手方向に設け、本実施例においては、固
定子枠３の円周断面の外周の略1/4毎の範囲のリブ30を
図示の如く平行に形成する。
の回転電機の円筒状の固定子枠３の外周に、多数の放熱
用のリブ30を長手方向に設け、本実施例においては、固
定子枠３の円周断面の外周の略1/4毎の範囲のリブ30を
図示の如く平行に形成する。
リブ群の略中央に位置する隣合った２枚のリブ31,31の
対向する側壁面に、リブ31の長手方向全長に亘り鋳造乃
至は押出成形等により、突条311を上端に設け、突条313
を下方に設けて長手方向の摺動溝312を突条311と313と
の間に形成し、突条313の下方に長手方向の溝314を形成
する。なお、端子箱２のある部分のリブ群にはこれらの
溝が形成されていない。
対向する側壁面に、リブ31の長手方向全長に亘り鋳造乃
至は押出成形等により、突条311を上端に設け、突条313
を下方に設けて長手方向の摺動溝312を突条311と313と
の間に形成し、突条313の下方に長手方向の溝314を形成
する。なお、端子箱２のある部分のリブ群にはこれらの
溝が形成されていない。
吊金具４であるアイボルトの下部のボルト41にナット42
を螺合し、摺動溝312に該ナット42を摺動自在に嵌合さ
せてなるものである。
を螺合し、摺動溝312に該ナット42を摺動自在に嵌合さ
せてなるものである。
この構成により、吊金具４の位置を任意に定めて、吊金
具４であるアイボルトを回転させてボルト41とナット42
で突条311を締め付け固定することができるから、回転
電機の重心位置が変化した場合に、変化した重心位置に
合わせて吊金具の位置を調節し、バランスを保ちながら
安定した吊り上げを行うことのできる位置に吊金具を移
動させて、固定するものである。
具４であるアイボルトを回転させてボルト41とナット42
で突条311を締め付け固定することができるから、回転
電機の重心位置が変化した場合に、変化した重心位置に
合わせて吊金具の位置を調節し、バランスを保ちながら
安定した吊り上げを行うことのできる位置に吊金具を移
動させて、固定するものである。
上記対向するリブ31,31の摺動溝312,312の底部間の距離
Ｂを、第６図に示されるナット42の平行な２面間の距離
Ａよりも僅かに大きく形成し、ナット42が摺動溝312,31
2に嵌合して自在に摺動できるようにする。
Ｂを、第６図に示されるナット42の平行な２面間の距離
Ａよりも僅かに大きく形成し、ナット42が摺動溝312,31
2に嵌合して自在に摺動できるようにする。
なお、吊金具４はアイボルトに限るものではなく、ボル
トの頭部をリブの摺動溝に嵌合させて螺子部分を上方に
突出させ、吊金具の下部に螺子穴を穿設してボルトの螺
子部分を螺合させて構成しても良く、さらに、下部に拡
幅部と位置決め手段とを有する摺動係合部を形成したも
のであれば一体構造のものでも良いことは勿論である。
トの頭部をリブの摺動溝に嵌合させて螺子部分を上方に
突出させ、吊金具の下部に螺子穴を穿設してボルトの螺
子部分を螺合させて構成しても良く、さらに、下部に拡
幅部と位置決め手段とを有する摺動係合部を形成したも
のであれば一体構造のものでも良いことは勿論である。
本考案は、上述のとおり構成されているので、以下に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
回転電機の重心位置が大きく変化した場合に、吊金具の
位置を回転電機の長手方向に移動させて調整することが
できるから、バランスのとれた吊り上げ姿勢を保持する
ことができ、安全な吊り上げ作業を行うことができるも
のである。
位置を回転電機の長手方向に移動させて調整することが
できるから、バランスのとれた吊り上げ姿勢を保持する
ことができ、安全な吊り上げ作業を行うことができるも
のである。
第１図乃至第３図は従来の吊金具を有する回転電機を示
すもので、第１図は回転電機の正面図、第２図はギヤー
ドモータを組み付けた回転電機の正面図、第３図は第１
図のＡ−Ａ線断面図、第４図乃至第６図は本考案の実施
例を示すもので、第４図は断面図、第５図は要部拡大断
面図、第６図は要部拡大図である。 ３……固定子枠、４……吊金具、30,31……リブ、312…
…摺動溝、41……ボルト、42……ナット。
すもので、第１図は回転電機の正面図、第２図はギヤー
ドモータを組み付けた回転電機の正面図、第３図は第１
図のＡ−Ａ線断面図、第４図乃至第６図は本考案の実施
例を示すもので、第４図は断面図、第５図は要部拡大断
面図、第６図は要部拡大図である。 ３……固定子枠、４……吊金具、30,31……リブ、312…
…摺動溝、41……ボルト、42……ナット。
Claims (1)
- 【請求項１】円筒状の固定子枠の外周に放熱用のリブを
長手方向に設け、該リブの隣合った２枚のリブの対向す
る側壁面に各々突条部を設けることにより対向する長手
方向の溝部をそれぞれ形成し、吊金具下部に拡幅部を有
する摺動係合部を形成し、該拡幅部を上記リブの溝部に
摺動可能に係合させたことを特徴とする回転電機の吊金
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988141954U JPH0724919Y2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 回転電機の吊金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988141954U JPH0724919Y2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 回転電機の吊金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0265058U JPH0265058U (ja) | 1990-05-16 |
| JPH0724919Y2 true JPH0724919Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31407481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988141954U Expired - Fee Related JPH0724919Y2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 回転電機の吊金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724919Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114678993B (zh) * | 2022-04-29 | 2022-12-23 | 南通金驰机电有限公司 | 一种高压电机铸铁机座吊环结构 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55133645A (en) * | 1979-04-04 | 1980-10-17 | Mitsubishi Electric Corp | Rotating-electric machine |
| JPS6291553U (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-11 |
-
1988
- 1988-11-01 JP JP1988141954U patent/JPH0724919Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0265058U (ja) | 1990-05-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |