JPH07249046A - 地図を活用した顧客データ編集方法 - Google Patents

地図を活用した顧客データ編集方法

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JPH07249046A
JPH07249046A JP3825894A JP3825894A JPH07249046A JP H07249046 A JPH07249046 A JP H07249046A JP 3825894 A JP3825894 A JP 3825894A JP 3825894 A JP3825894 A JP 3825894A JP H07249046 A JPH07249046 A JP H07249046A
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JP
Japan
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customer
management
map
customer management
customer data
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Application number
JP3825894A
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English (en)
Inventor
Takahiro Horii
高広 堀井
Akira Kumomura
雲村  明
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地図イメージを活用し、顧客との距離から管
理コストおよび顧客への評価値を容易に算出し、顧客デ
ータファイルに登録できるようにする。 【構成】 入力された地図イメージ上に設定された一点
以上の管理ポイントに対し、入力された顧客データファ
イル中の顧客データを集計して、可視的な地図とデータ
ファイルを表示する場合に、顧客管理ポイントを等間隔
に設定し、そこへの顧客データの集計結果に基づき顧客
管理ポイントを消去し、再度、顧客データを集計して表
示し、オペレータによって指定された顧客管理ポイント
からなる顧客管理グループを設定して表示し、再度顧客
データを集計して表示し、入力された拠点と顧客管理グ
ループの距離及び前述の集計顧客データからの顧客評価
値に基づき顧客データファイル中の顧客データを編集し
て登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地図上の顧客管理ポイ
ントと顧客を関係付けて、顧客データを管理するように
した地図を活用した顧客データ編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客情報を計算機システムの画面
上にビジュアルに表示し、これを管理する方法が、例え
ば『日経コンピュータ1989年8月14日号』第75
頁から第85頁において記載されている。この方法で
は、顧客情報は、地図上に色分けして表示されたり、文
字で表示されたりしている。この場合の地図情報は、地
図上にベクトルデータ(始点と終点の座標)の形式で準
備され、表示画面に表示されていた。したがって、エリ
アマーケティング情報等の別途に用意された顧客情報を
透明な媒体に記述して、これを地図に重ねて表示するに
は、顧客情報に対応する地域をベクトル上で探し、対応
付けを行うことになる。顧客情報に対応する地域が一旦
対応されれば、それらの顧客情報を表す色で個々に表示
したり、文字で表示したりしている。従来、営業所等の
拠点における顧客管理担当者は、着目した顧客の住所を
地図上に設定し、そこまでの距離を算出し、顧客データ
ファイルに登録していた。このためには、顧客住所から
拠点に対する距離を定規により算出し、一覧表を作成し
た後、顧客データファイルにこれらの情報を登録するも
のである。
【0003】図2、図3および図4は、それぞれ従来に
おける顧客データ編集方法の対象となる顧客が関係付け
られている地区と拠点を表示している地図イメージを示
す図と、拠点と取引のある顧客に関する顧客データファ
イルを示す図と、顧客別取引評価リストを示す図であ
る。図2に示すように、A,B,Cの各拠点に対して、
a〜k地区が定められている。図3に示すように、入力
指定顧客データファイルの内容は、顧客と取引のある拠
点のコード、顧客の属する住所のコード、顧客の属する
住所の重心座標、顧客名、拠点が顧客に対して任意設定
を行う顧客管理コード、及び顧客の持つ取引データ等で
構成される。マーケティングの分野における従来の方法
は、その顧客データファイル中の顧客管理コードから、
例えば、拠点と取引顧客の属する地区の距離を着目すべ
き属性とし、拠点単位に顧客別の住所名称から取引コス
トを判断して顧客別取引評価リストを作成する。図4は
顧客別取引評価リストの一例であり、例えば、A町の顧
客の取引コストは●で評価される。また、個々の住所に
対する取引コストの設定は、拠点の顧客担当者により任
意に設定される。この表を元にして、取引コストの高い
顧客に対しては、取引コストの低減を図るべく営業店間
の移管を推進するとか取引条件の見直し(例えば、銀行
では、融資金利の上乗せ等)を行う。また取引コストの
低い顧客に対しては、重点的に取引の進行を推進し、取
引条件の見直し(例えば、銀行では、預金金利の上乗せ
等)が行われる。
【0004】このように、図4では、図2および図3の
データより抽出された顧客別住所を参照して担当者が任
意に取引コストの評価を行っている。しかし、個別の顧
客に対して、顧客の住所から取引コストを判断するより
も、その顧客が属する顧客グループに対する評価と、拠
点と顧客の所在する住所との相対距離に基づく管理コス
ト値とから取引コストを割り振る方が、取引コストが適
正か否かを的確に把握することができる場合がある。ま
た、他の顧客と比較し、取引コストが著しく高い顧客に
対しては、取引移管、取引条件の見直しを図りやすい場
合がある。従って、的確な取引コストの評価を実現する
には、上記のように地図上の顧客の密集点を意味する一
点に結び付けられた集計顧客データと、拠点と、地図上
の一点との実距離に基づき数値化された顧客の管理コス
ト値から顧客管理コードを作成することが有効である。
しかしながら、従来は、町丁単位に顧客ごとの管理をし
ていたため、顧客の有効な地理的集約が困難であり、ま
た拠点と顧客との距離の算出が困難であり、複数の顧客
別に距離を算出するのは膨大な作業を必要とした。ま
た、従来は、管理顧客グループの集計顧客データに基づ
く個々の顧客の評価は行われていなかった。さらに、従
来は、地図上のある一点に結び付けられた顧客データ
と、拠点と、地図上の一点との実距離に基づき数値化さ
れた顧客の管理コスト値から顧客管理コードを作成する
顧客管理方法は行われていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたような従来
の方法においては、次のような問題がある。すなわち、
効果的顧客管理を実現するには、前述のように拠点と顧
客との相対距離を数値化する必要がある。その数値化処
理が行われた結果は、距離と対応した管理コスト値に変
換されることになる。しかしながら、従来の方法は、
顧客の所属する住所をそのままリスト上で使っていたた
め、拠点との正確な距離が把握できず、そのまま管理コ
スト値に変換することができなかった。 また、個々の顧客単位に拠点との距離を算出していた
ため、極めて作業効率が悪かった。 さらに、一定の範囲内に集約される顧客データの増大
に比例して、その範囲内の個々の顧客の収益価値が増大
することによる顧客の集約管理方法と、前述の距離と対
応した顧客管理方法の結合が行われていなかった。 本発明の目的は、前述のような従来の課題を解決せんと
するもので、地図上のどの地点にどれだけの収益価値が
結び付いているかを容易に判断できるようにするととも
に、拠点の管理区域による顧客管理を容易にし、かつ拠
点と顧客管理グループの重心座標との距離に着目した顧
客管理コスト値から顧客管理コードを作成することので
きるような地図を活用した顧客データ編集方法を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、銀行等の企業が取
引する顧客を顧客が属する顧客グループの価値に基づき
評価し、また最適な営業店で管理しているか、そこから
取引コストが高いか低いかを判断すること等を容易に決
定できる地図を活用した顧客データ編集方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による地図を活用した顧客データ編集方法
は、地図上の顧客管理ポイントと管理顧客を関連付け、
集計された顧客データを地図上の目的とする顧客管理ポ
イントに集約し、同様に地図上の顧客管理ポイントに対
応づけられた拠点の位置と顧客グループの密集する点と
の距離をもとに拠点の管理する顧客グループに対し距離
に基づく管理コスト値を算出し、顧客グループの集計顧
客データに基づく収益価値と距離に基づく管理コストか
ら顧客管理コードを算出し、顧客データを編集すること
を特徴としている。すなわち、顧客データファイル中の
顧客データを地図イメージ上の任意に設定した複数の顧
客管理ポイントに集計し、顧客管理ポイントごとの顧客
データの集積度を可変の円によって表示する。また、顧
客管理ポイントに顧客の重心、及び顧客データを関係付
ける場合に、地図イメージ上の顧客管理ポイントと領域
を異にする顧客の重心、及び顧客データを関係付ける場
合に、領域ごとの、拠点での管理区域が決まっている場
合には、顧客管理ポイントに顧客の重心、及び顧客デー
タを関係付けられないこととして、拠点の管理区域によ
る顧客管理を容易にする。これにより、顧客管理グルー
プごとの顧客データの集計値を元とした可変の円と、拠
点と顧客管理グループの重心座標との距離に着目した顧
客管理コスト値から顧客管理コードを作成する。本発明
の顧客データ編集方法を、例えば、銀行が取引する顧客
を顧客が属する顧客グループの価値に基づき評価し、ま
た最適な営業店で管理しているか、そこから取引コスト
が高いか低いかを判断するために用いれば、極めて有効
である。
【0007】
【作用】本発明においては、入力された顧客データファ
イルを地図イメージを元に編集し、再設定可能な顧客デ
ータを顧客データ記憶装置に登録する。まず、入力さ
れた地図イメージを表示装置に表示する。 次にオペレータは、算出したい処理対象顧客の地区及
び拠点を選択する。この選択の方法は、例えば取得した
い領域上にマウスのポインタを移動してピックする。選
択された地区及び拠点は地図イメージ上に可視表示され
る。 次に、選択された地区及び拠点に含まれる数値化しよ
うとする顧客データファイル中の顧客データに含まれる
顧客の地区重心座標を抽出する。 次に、地図イメージ上に顧客管理ポイントを自動ある
いは任意に設定し、顧客管理ポイントの重心座標と顧客
の地区重心座標との相対距離に基づき、顧客管理ポイン
トに対して顧客データを集計し、集計値に基づき顧客管
理ポイントを地図イメージ上に編集及び表示する。 次に、オペレータの集計に関する指定に基づく顧客管
理ポイントの消去、及び顧客管理ポイントへの顧客デー
タの集計と地図イメージへの編集及び表示を繰返す。一
定数の顧客管理ポイントの設定後、オペレータによって
選択された任意の顧客管理ポイントからなる顧客管理グ
ループの座標を自動あるいは任意に設定し、同様に顧客
管理グループに対する顧客データを顧客管理グループに
集計する。 次に、拠点座標を座標対応テーブルから算出し、顧客
管理グループの座標と拠点座標との距離を算出し、管理
コスト値対応表から拠点に対する顧客管理グループの管
理評価値を算出する。この管理評価値を元に、入力され
た顧客データファイル中の顧客データを編集することが
出来る。また、この顧客データの編集は、市販の紙ベー
ス地図、電子地図、手書き地図、及び営業店、地区座標
等の利用など色々な形態で適用可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明が適用される顧客データ編
集システムの制御装置の構成図である。地図を活用した
顧客データ編集システムの制御装置1には、入力装置2
と表示装置3が接続されている。入力装置2は、キーボ
ードやマウス、イメージスキャナー等を使用できる。表
示装置3には、CRTディスプレイ等が用いられる。制
御装置1は、顧客データ記憶装置4、地図編集計算用記
憶装置5、地図編集用データ記憶装置6、顧客データ編
集制御部7、地図編集処理制御部8、入力制御部9、表
示制御部10を備えている。入力装置2は、オペレータ
による顧客データファイルの取り込み、地図イメージの
取り込み、地区選択、拠点選択、新規拠点の設定、顧客
の重心座標の入力、拠点座標の入力、顧客集計基準値、
顧客管理ポイント数の入力、顧客管理グループの重心座
標の入力、拠点−座標対応テーブル、顧客データファイ
ル等へのデータ入力を行うもので、例えばマウス、キー
ボード等を使用している。
【0009】顧客データ記憶装置4には、顧客管理グル
ープの重心座標と拠点座標との距離を算出するための顧
客管理ポイント−重心座標−顧客データテーブル、拠点
−座標対応テーブル、算出した距離と管理コスト値の対
応テーブルや顧客管理コードを編集入力する顧客データ
を格納した顧客データファイルを記憶している。地図編
集計算用記憶装置5には、距離の算出にあたって使用さ
れる中間データが記憶されたワークエリアに相当する記
憶装置である。この記憶装置5は、例えば揮発性のメモ
リにより構成される。地図編集用データ記憶装置6に
は、入力された地図イメージが記憶される。表示制御部
10は、入力された地図イメージ及びオペレータにより
選択された地区及び拠点、顧客管理ポイントを可視デー
タとして表示装置3に表示するための制御を行う。顧客
データ編集制御部7は、顧客データ編集処理の全体を司
るもので、顧客データの集計等の処理も行う。地図編集
処理制御部8は、地図編集の全体を司るもので、地図上
の重心の算出等も行う。入力制御部9は、入力処理全体
を司る。
【0010】図5および図6は、本発明の一実施例を示
す地図を活用した顧客データ編集方法の処理フローチャ
ートである。図5のステップ23〜31は顧客管理ポ
イントの作成処理であり、図6のステップ32〜35は
顧客管理グループの作成処理であり、図6のステップ
36〜37は距離指標算出処理であり、図6のステッ
プ38は顧客評価指標算出処理であり、図6のステッ
プ39は顧客データファイル編集登録処理である。次
に、この処理フローの説明を、図7から図18を用いて
説明する。 先ず、顧客管理ポイントの作成処理を以下に示す。図
7および図8は、格子状に初期設定した顧客管理ポイン
トを示す図、および顧客管理ポイントの重心座標、集計
された顧客データをテーブルに登録した図である。
【0011】図7は、図2と同じ地図であって、図2と
は、地図中に格子状のポイントを仮に設定した点のみが
異なる。拠点における顧客管理担当者は、図7の地図の
ように、顧客データファイル中の顧客データを地図の一
点に集約する叩き台(初期設定)として、格子状の顧客
管理ポイントをそれぞれ等しい幅で設定した状態を、地
図イメージ上に表示する。表示に先立ち、地図編集処理
制御部8は、オペレータから入力装置2を介して入力さ
れた格子幅aを、地図編集計算用記憶装置5に取り込
む。次に、地図編集制御部8は地図編集用データ記憶装
置6に格納されている地図の論理座標を地図編集計算用
記憶装置5に取り込み、格子幅aの条件で設定される顧
客管理ポイントの座標を計算し、その結果を顧客データ
記憶装置4の顧客管理ポイント−重心座標−顧客データ
テーブルへ格納する。顧客管理ポイントの初期設定イメ
ージの例は、図7に示されたものである。顧客データ記
憶装置4から顧客管理ポイント−重心座標−顧客データ
テーブルの内容が表示制御部10に渡されると、表示制
御部10は表示装置3に顧客管理ポイント−重心座標−
顧客データテーブルの内容に対応した顧客管理ポイント
の初期の地図表示を指示する。(ステップ23)。次
に、地図編集処理制御部8は処理対象顧客の地区重心座
標の算出を行い(ステップ24)、各顧客地区重心座標
と最も近い距離を持つ顧客管理ポイントと関係付け(ス
テップ25)、顧客管理ポイント−重心座標−顧客デー
タテーブルの顧客データ項目に集計する(ステップ2
6)。以上の結果である顧客管理ポイント−重心座標−
顧客データテーブルの例が、図8に示されている。
【0012】図9および図10は、集計された顧客デー
タに従って地図イメージ上に編集表示された顧客管理ポ
イントを示す図、および顧客管理ポイントの消去基準入
力イメージを示す図である。なお、図9は、図7と同じ
地図で、同一格子状のポイントを有しているが、ポイン
トの大きさが異なるように編集されている。顧客管理ポ
イント−重心座標−顧客データテーブルに集計された顧
客データを基に、地図イメージ上に顧客管理ポイントを
編集表示した例が図9に示されている。ここでは、顧客
管理ポイントの編集表示として顧客管理ポイントごとに
集計された顧客データ(例えば、預金残高)の比率に対
応した直径を持つ円によって顧客管理ポイントを表示し
ている(ステップ27)。この円は、顧客データの集積
度を示し、円がほぼ等しい顧客管理ポイントは同一の収
益価値を持つと考えてよく、顧客管理ポイントの消去基
準の設定、顧客管理グループの重心設定を行うための指
標として使う。円の大きさが非常に大きい顧客管理ポイ
ントの周囲に隣接して、円の大きさが非常に小さいと認
められる顧客管理ポイントが存在する場合は、顧客管理
ポイントの消去基準の設定、再設定を行い、顧客管理ポ
イントをあらかじめ一定数として設定する場合、顧客管
理ポイント数を入力する(ステップ28)。この入力
は、表示装置3上の数値入力域に対して、キーボードに
より入力する。
【0013】図11および図12は、消去後の顧客管理
ポイントと消去された顧客管理ポイントの重心座標、集
計顧客データをテーブルから消去した図、および再設定
後の顧客管理ポイント−重心座標−顧客データテーブル
を示す図である。図11は、図9の地図と同じである
が、図9に比べると、格子状のポイントの円の大きさが
さらに大きくなる一方、小さい円が消去されている点が
異なっている。地図編集処理制御部8は、顧客管理ポイ
ントの消去基準の設定、再設定を行う。以下、顧客管理
ポイントをあらかじめ一定数として設定した結果として
の顧客管理ポイントの消去処理の説明をする。オペレー
タからの顧客管理ポイントの消去に関する上記指定は、
顧客管理ポイントの消去基準の設定、再設定である旨の
指示の後に、表示されている顧客管理ポイントに対して
消去処理が行われる。消去の方法は、例えば、図10の
入力域の例に対して、顧客データ集計基準値の入力によ
り行われる。この方法は、入力域にHという数値が入力
された場合、図8の顧客管理ポイント−重心座標−顧客
データテーブルに集計された顧客データと入力されたH
という数値を比較していき、顧客データがH以下である
顧客管理ポイント群Zを消去する(ステップ29)。顧
客管理ポイントの消去処理が行われた場合、逐次消去さ
れた顧客管理ポイントと関係付けられていた顧客の重心
座標と他の顧客管理ポイントの重心座標との距離が全て
計算され、再度顧客管理ポイントとの関係付け、および
集計が行われ(ステップ30)、再度顧客管理ポイント
を編集表示する(ステップ31)。以上の処理の結果で
ある顧客管理ポイントの消去後の編集表示イメージと顧
客管理ポイント−重心座標−顧客データテーブルの再設
定結果が、図12に示されている。
【0014】図13および図14は、顧客管理グループ
の設定後の地図イメージと顧客管理グループへの座標と
集計顧客データをテーブルに登録した図である。なお、
図13は、図11と同じ地図であるが、図11に比べて
格子状のポイントが再編集されており、新たに黒丸で新
規作成グループの重心を表している点が異なっている。 以下、顧客管理ポイントのグループ化処理を説明す
る。図13のように互いに近距離に存在する顧客管理グ
ループについては、一つに関係付けたくなる。このよう
にグループ化したい顧客管理グループがあり、オペレー
タによって顧客グループ作成の指示があった場合、地図
イメージ上に表示されている顧客管理グループに対し
て、グループ化対象の矩形がオペレータによりマウス等
でピックされる。ピックの方法は、グループ化の旨を指
示した後に、グループ化する矩形を選択する(ステップ
32)。
【0015】関係付けに先立ち地図編集処理制御部8
は、オペレータから入力装置2を介して入力された対象
顧客管理ポイントを、地図編集計算用記憶装置5に取り
込む。次に、地図編集処理制御部8は、地図編集用デー
タ記憶装置6に格納されている地図の論理座標を地図編
集計算用記憶装置5に取り込むとともに、同様にして、
顧客データ記憶装置4に格納されている顧客管理ポイン
ト−重心座標−顧客データテーブルから顧客管理グルー
プの重心座標及び顧客データを地図編集計算用記憶装置
5に取り込み、オペレータに指定された顧客管理ポイン
トの座標及び顧客データから顧客管理グループの重心座
標を自動、あるいは、任意に設定する(ステップ3
3)。そして、顧客管理グループに属する顧客管理ポイ
ントの集計顧客データを顧客管理グループに再度集計し
(ステップ34)、その結果を顧客管理グループ−重心
座標−顧客データテーブルに格納し、地図イメージ上に
表示する(ステップ35)。次にその顧客管理グループ
の重心を自動設定するか、任意設定するかを指示する。
これらの指示は、マウスでコマンドをピックしてもよい
し、キーボードから入力してもよい。
【0016】オペレータにより、顧客管理グループの対
象となる矩形が指示されると、その顧客管理グループの
重心座標を自動設定するか、あるいは任意設定するかを
指示する。オペレータにより、自動設定の指示が行われ
た場合、次の処理を行う。顧客管理グループを構成する
全ての顧客管理ポイントのX座標、Y座標の平均値を算
出し、それをこの顧客管理グループの仮重心とする。次
に、仮重心座標から各顧客管理ポイントの重心座標への
ベクトルを設定し、ベクトルの大きさは、各顧客管理ポ
イントの集計顧客データの配分比率から算出し、重心座
標系の単位を揃え、ベクトルの合力により先に算出した
仮重心を移動させ、顧客管理グループの重心を設定す
る。算出された顧客管理グループの重心座標に対して、
この顧客管理グループに属する顧客管理ポイントの集計
顧客データを再度集計する。これらの処理結果を登録し
た顧客管理グループ−重心座標−顧客データテーブル
が、図14に示されている。
【0017】次に、距離指標算出処理について説明す
る。図15〜図18は、拠点−座標対応テーブルを示す
図、距離−管理コスト値対応表を示す図、顧客管理グル
ープ−管理評価値テーブルを示す図、および編集後の顧
客データファイルを示す図である。拠点が、管理顧客を
評価する場合、拠点から顧客の所在地へ移動する上で必
要な時間と移動費用との増大に比例して、管理コストが
高くなると判断される場合がある。そこで、あらかじめ
設定しておいた距離に対する顧客の管理コストを元に、
個々の顧客を評価する必要がある。地図表示イメージ上
において、オペレータにより指定された拠点群に対し
て、拠点−座標対応テーブルから拠点重心座標を算出す
る。算出に先立ち地図編集処理制御部8は、オペレータ
から入力装置2を介して入力された拠点コードを地図編
集計算用記憶装置5に取り込む。
【0018】次に、地図編集処理制御部8は、地図編集
用記憶装置6に記憶されている拠点−重心座標テーブル
から拠点の論理座標を算出する(ステップ36)。その
イメージを、図15の拠点−座標対応テーブルに示す。
次に、顧客管理グループ−重心座標−顧客データテーブ
ルに求められた顧客管理グループの重心座標と、この拠
点重心座標との相対距離を算出し、距離−管理コスト値
対応表から管理コストを算出する。図16は、管理コス
ト値対応表の一例を示すものである。図16では、拠点
とグループとの距離が50以下のときの管理コストを1
とした場合、100以下では1.2、150以下では
1.8、200以下では2.0、250以下では3.
8、300以下では5.2、350以下では7.0と、
コストは急に増加する。次に、顧客を評価する場合、顧
客を一塊で管理できる方が管理コストが少なくてすむと
いう考え方に従って、管理コストと顧客管理グループに
集積された顧客データから、拠点の各顧客グループに対
する管理評価値を算出する。(ステップ37)。顧客の
管理評価値を求めた管理評価値テーブルを、図17に示
す。図17および図13からも明らかなように、A拠点
からのグループAに対する管理評価値は49、B拠点か
らのグループBに対する管理評価値は12、C拠点から
のグループCに対する管理評価値は28となっている。
【0019】次に、顧客評価指標算出処理および顧
客データファイルの編集登録処理の説明を行う。各顧客
管理グループに集計された顧客数と拠点からの評価指標
から、各顧客管理グループに対する管理コードを作成す
る(ステップ38)。作成された管理コードから顧客デ
ータファイル中の対応顧客データに対して、管理コード
を編集登録する。編集登録に先立ち、顧客データ編集処
理制御部7は、地図編集処理制御部8から顧客管理グル
ープ−管理評価値テーブルを取り込み、その結果に基づ
き顧客データファイル中の対応顧客データを編集登録す
る(ステップ39)。編集登録イメージを図18に示
す。図18から明らかなように、顧客管理コードは、図
17の顧客管理グループ−管理評価値テーブルにおける
管理評価値と類似した値で登録されている。以上、本発
明の好適な実施例を顧客管理グループの管理の場合につ
いて説明してきたが、本発明では顧客管理グループのみ
に限定されずに、新規開拓顧客に対しても、どの管理顧
客グループに属する顧客、どの営業店で管理すべき顧客
かを判定する場合にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明によれば、
地図イメージを活用して管理顧客を容易に地図上の一点
以上の複数拠点に集約し、距離に基づく顧客の管理コス
ト値と管理する顧客データの顧客グループに対する集積
度から、最適な顧客評価を行うことができるので、営業
店での取引コストの判別や新規顧客獲得時の管理グルー
プ化や管理営業店の判定等に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される顧客データ編集システムの
ブロック図である。
【図2】従来における入力地図イメージを示す図であ
る。
【図3】従来における入力顧客データファイルを示す図
である。
【図4】従来における顧客別取引評価リストを示す図で
ある。
【図5】本発明の一実施例を示す顧客データ編集処理フ
ローチャートである。
【図6】同じく、本発明の一実施例を示す顧客データ編
集処理フローチャートの他の一部である。
【図7】本発明における格子状に初期設定した顧客管理
ポイントを示す図である。
【図8】本発明における顧客管理ポイントの重心座標、
集計された顧客データをテーブルに登録した図である。
【図9】本発明における集計された顧客データに従い、
地図イメージ上に編集表示された顧客管理ポイントを示
す図である。
【図10】本発明における顧客管理ポイントの最低基準
値の設定を示す図である。
【図11】本発明における集計顧客データをテーブルか
ら消去したイメージ地図である。
【図12】本発明における消去後の顧客管理ポイントと
重心座標と顧客データテーブル再設定の図である。
【図13】本発明における顧客管理グループの設定後の
地図イメージを示す図である。
【図14】本発明における顧客管理グループへの座標と
集計顧客データをテーブルに登録した図である。
【図15】本発明における拠点−座標対応テーブルの図
である。
【図16】本発明における距離−管理コスト対応表を示
す図である。
【図17】本発明における顧客管理グループ−管理評価
値テーブルを示す図である。
【図18】本発明における編集後の顧客データファイル
を示す図である。
【符号の説明】
1…制御装置、 2…入力装置、 3…表示装置、4…
顧客データ記憶装置、 5…地図編集計算用記憶装置、
6…地図編集用データ記憶装置、7…顧客データ編集制
御部、 8…地図編集処理制御部、 9…入力制御部、
10…表示制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07G 1/12 341 Z // G06F 19/00 9071−5L G06F 15/62 335 15/30 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された顧客の氏名、および該顧客の
    住所の地図上の座標データ等からなる顧客データを、表
    示された地図イメージに接続して、該地図イメージを該
    顧客データを元に編集する顧客データ編集方法におい
    て、 先ず、該地図イメージ上で、オペレータにより算出した
    い処理対象顧客の地区および営業等の拠点が指定される
    と、指定された該地区および拠点を該地図イメージ上に
    表示し、 次に、該地区および拠点に含まれる数値化しようとする
    顧客の地区の重心座標を抽出し、 次に、該地図イメージ上に顧客管理ポイントを自動ある
    いは任意に設定して、該顧客管理ポイントの重心座標と
    前記顧客の地区重心座標との相対距離に基づき該顧客管
    理ポイントに対して顧客データを集計し、集計値に基づ
    いて該地図イメージ上に該顧客管理ポイントを表示し、 次に、オペレータにより指定された最低基準値未満の顧
    客管理ポイントを消去するとともに、残りの顧客管理ポ
    イントへ顧客データを集計し、集計値に基づいて該地図
    イメージを編集した後、これを表示し、 次に、所定数の顧客管理ポイントが設定された後、オペ
    レータにより選択された任意の顧客管理ポイントからな
    る顧客管理グループの座標を自動あるいは任意に設定し
    て、該顧客管理グループに対する顧客管理ポイントの顧
    客データを再度集計し、 次に、拠点座標を算出した後、該顧客管理グループの座
    標と該拠点座標との距離を算出し、該拠点に対する顧客
    管理グループの管理評価値を算出し、 前記管理評価値を元に各顧客管理グループに対する管理
    コードを作成する、ことを特徴とする地図を活用した顧
    客データ編集方法。
  2. 【請求項2】 前記顧客管理ポイント及び顧客管理グル
    ープは、あらかじめ指定された区分条件に基づき選択さ
    れ、また表示された地図イメージ上に任意に座標設定さ
    れ、かつ顧客データの集積度に対する円の大きさにより
    可変表示されることを特徴とする請求項1に記載の地図
    を活用した顧客データ編集方法。
  3. 【請求項3】 前記拠点位置が、オペレータにより表示
    された地図イメージ上に新規に指定されたときは、拠点
    位置座標を新規に登録し、顧客データファイル中の顧客
    データの追加及び登録を行うことを特徴とする請求項1
    に記載の地図を活用した顧客データ編集方法。
JP3825894A 1994-03-09 1994-03-09 地図を活用した顧客データ編集方法 Pending JPH07249046A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017123031A (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 株式会社 みずほ銀行 地域評価システム、地域評価方法及び地域評価プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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