JPH07248917A - 演算処理方式 - Google Patents

演算処理方式

Info

Publication number
JPH07248917A
JPH07248917A JP3980994A JP3980994A JPH07248917A JP H07248917 A JPH07248917 A JP H07248917A JP 3980994 A JP3980994 A JP 3980994A JP 3980994 A JP3980994 A JP 3980994A JP H07248917 A JPH07248917 A JP H07248917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
store
operand
arithmetic
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3980994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihide Yabuki
喜秀 矢吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Computer Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3980994A priority Critical patent/JPH07248917A/ja
Publication of JPH07248917A publication Critical patent/JPH07248917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストア命令に先行する演算命令のディスティ
ネーション・レジスタ・アドレスと該ストア命令のソー
ス・レジスタ・アドレスとが一致している場合にも、演
算器に空きを生じさせずに命令を実行し演算処理時間を
短縮する。 【構成】 ストア命令に先行するあるいは先々行する演
算命令のディスティネーション・レジスタ・アドレスと
ストア命令のソース・レジスタ・アドレスとが一致して
いる場合、先行するあるいは先々行する演算命令の演算
結果は、信号線104あるいは105、ストアデータ制
御回路25により制御されるセレクタ26を介してST
DR27にセットされる。同時に、オペランド制御回路
30は、ストア命令に続く命令のオペランドをレジスタ
群29から読み出して、ワークレジスタ13または14
にセットする。これにより、図示演算ユニットは、スト
ア命令とこれに続く後続命令とをオーバラップして処理
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置におけ
る演算処理方式に係り、特に、パイプライン処理方式の
データ処理装置に用いて好適な演算処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、演算パイプライン処理方式のデ
ータ処理装置において、ストア命令に先行する演算命令
のディスティネーション・レジスタ・アドレスと、この
ストア命令のソース・レジスタ・アドレスとが一致して
いる場合、先行する演算命令の演算結果を前記ストア命
令のストアデータとしてオペランドラップアラウンドす
ることが行われている。
【0003】前述のような演算処理に関する従来技術と
して、例えば、特開昭59−117640号公報等に記
載された技術が知られている。
【0004】この従来技術は、ストア命令の処理を先行
する演算命令の処理の終了を待たずに開始し、ストア命
令に先行する演算命令のディスティネーション・レジス
タ・アドレスと前記ストア命令のソース・レジスタ・ア
ドレスとが一致している場合、用意したストアデータに
代えて先行する演算命令の演算結果を選択し、先行する
演算命令の演算結果をストアデータとしてメモリに書き
込むというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
ストア命令の処理開始で用意されたストアデータが、そ
のストア命令に先行する演算命令の演算結果に置き換え
られてしまうことに対する考慮がなされていない。この
ため、前述の従来技術は、ストア命令に先行する演算命
令のディスティネーション・レジスタ・アドレスと前記
ストア命令のソース・レジスタ・アドレスとが一致して
いることが、ストア命令の処理開始の時点で既に判明し
ているにもかかわらず、置き換えられてしまい不要にな
るストアデータを用意し、その結果、演算器に1サイク
ルの空を生じさせてしまい、データ処理装置のスループ
ットを低下させているという問題点を有している。
【0006】本発明の目的は、演算パイプライン制御の
データ処理装置において、ストア命令に先行する演算命
令のディスティネーション・レジスタ・アドレスとこの
ストア命令のソース・レジスタ・アドレスとが一致して
いる場合にも、演算器に空きを生じさせることなく、効
率的に演算処理を続けることのできる演算処理方式を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、ストア命令に1または複数先行する演算命令のディ
スティネーション・レジスタ・アドレスとこのストア命
令のソース・レジスタ・アドレスとのオペランド参照関
係を調べ、一致している場合に、置き換えられて使用さ
れないストアデータの代りに、ストア命令に後続する命
令のオペランドを用意する機能を備えることにより、ま
た、ストア命令に後続する命令のオペランドを本来より
1サイクル早く用意できるように、ストア命令とその後
続命令のソース・レジスタ・アドレス及びディスティネ
ーション・レジスタ・アドレスを同時に発行させる機能
とを備えることにより達成される。
【0008】すなわち、前記目的は、使用されないスト
アデータを用意する代りに、ストア命令に後続する命令
のオペランドにより演算を実行すると共に、ストア命令
に先行する演算命令の演算結果を該ストア命令のストア
データとしてオペランド・ラップアラウンドさせること
により達成される。
【0009】
【作用】パイプライン制御のデータ処理装置において、
処理される命令のソース・レジスタ・アドレス及びディ
スティネーション・レジスタ・アドレスは、次々とパイ
プラインに投じられ、それらの指し示すレジスタの内容
により演算が実行されていく。
【0010】本発明においては、このとき、同時に発行
させるようにしたストア命令とその後続命令のソース・
レジスタ・アドレス及びディスティネーション・レジス
タ・アドレスとストア命令に先行する演算命令のディス
ティネーション・レジスタ・アドレスとのオペランド参
照関係を調べる。
【0011】その結果、ストア命令に先行する演算命令
のディスティネーション・レジスタ・アドレスとストア
命令のソース・レジスタ・アドレスとが一致し、かつ、
ストア命令に先行する演算命令のディスティネーション
・レジスタ・アドレスとストア命令の後続命令のソース
・レジスタ・アドレスとが不一致である場合に限り、使
用されないストアデータを用意することに代えて、スト
ア命令の後続命令のオペランドを用意する。
【0012】そして、用意したオペランドを用いてスト
ア命令の後続命令を実行すると共に、ストア命令に先行
する演算命令の演算結果をストアデータとしてオペラン
ドラップアラウウンドする。
【0013】本発明は、以上により、ストア命令とスト
ア命令の後続命令とをオーバラップさせて実行すること
が可能になり、ハードウエア量を増加させることなく、
処理装置のスループットの向上を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による演算処理方式の一実施例
を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明が適用されるデータ処理装置
の概略構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施例
の演算処理方式による浮動小数点演算ユニットの例を示
すブロック図、図3は先行する命令が加算命令(AD)
である場合の本発明の一実施例の動作を説明するタイム
チャート、図4は先々行する命令が加算命令(AD)で
ある場合の本発明の一実施例の動作を説明するタイムチ
ャートである。図1、図2において、1は命令ユニッ
ト、2は記憶ユニット、3は演算ユニット、11、1
2、15、16、26、31はセレクタ、13、14は
ワークレジスタ、17はプリシフタ、18はスルー/コ
ンプリメント処理回路、19はパラレルアダー、20は
中間結果を格納するレジスタ(以下、RDという)、2
1はゼロデコーダ、22はポストシフタ、23は演算結
果レジスタ(以下、WDRという)、24はオペランド
・ラップアラウンド制御回路、25はストアデータ制御
回路、27はストアデータレジスタ(以下、STDRと
いう)、28はストアリクエスト制御回路、29はレジ
スタ群、30はオペランド制御回路である。
【0016】本発明が適用されるデータ処理装置は、図
1に示すように、命令を解読する命令ユニット1と、命
令及びデータを格納する記憶ユニット2と、命令で指定
された演算を実行する演算ユニット3とにより構成され
る。
【0017】演算ユニット3の一例である本発明の一実
施例による浮動小数点演算ユニットは、図2に示すよう
に、ワークレジスタ13、14と、プリシフタ17と、
オペランドデータに対しスルーまたはコンプリメント処
理を施すスルー/コンプリメント処理回路18と、パラ
レルアダー19と、中間結果を格納するRD20と、R
D20に格納された中間結果の先頭から並ぶ“0”の桁
数をカウントしポストシフトカウントを生成するゼロデ
コーダ21と、ポストシフトカウントにより中間結果を
左にシフトするポストシフタ22と、演算結果を格納す
るWDR23と、オペランド・ラップアラウンド制御回
路24と、ストアデータ制御回路25と、STDR27
と、ストアリクエスト制御回路28と、レジスタ群29
と、オペランド制御回路30と、セレクタ11、12、
15、16、26、31とを備えて構成されている。
【0018】前述において、レジスタ群29は、一般
に、汎用レジスタ群と浮動小数点レジスタ群との2つを
有して構成されており、浮動小数点演算に際しては浮動
小数点レジスタ群を用い、それ以外の演算では汎用レジ
スタ群を用いるが、図2では1つのレジスタ群として示
している。
【0019】演算命令の実行サイクルは、Eステージ、
Pステージ、Qステージ、Rステージの4ステージから
なるものとする。EはExecution cycle、PはPut awa
y、QはNext of P、RはRegister write のそれぞれ
略であり、Qは転送サイクル、Rはディスティネーショ
ン・レジスタへの書き込みサイクルである。また、スト
ア命令の実行サイクルは、E、Pの2つのみであり、P
ステージで記憶ユニットにストアデータが転送される。
【0020】次に、先行する命令が加算命令で、この後
にストア命令が続き、先行する加算命令の演算結果を格
納するディスティネーション・レジスタとストア命令の
ソース・レジスタとが同一であるとして、図2に示す演
算ユニットの動作を説明する。
【0021】この場合、まず、第1のサイクルで、加算
命令のオペランド・データが、オペランド・バス101
または102からセレクタ11または12を通して、ワ
ークレジスタ13または14にセットされる。
【0022】次に、指数部の小さいオペランドが、セレ
クタ15を通してプリシフタ17に送られ指数部の大き
いオペランドに桁合わせすべく右シフトされる。指数部
の大きなオペランドは、セレクタ16を通してスルー/
コンプリメント処理回路18に与えられ、この回路18
をスルーする。プリシフタ17、スルー/コンプリメン
ト処理回路18を通したオペランド・データは、パラレ
ルアダー19に与えられて加算される。
【0023】第2のサイクルで、パラレルアダー19に
より加算された中間結果が、RD20に格納される。R
D20に格納された中間結果は、ゼロデコーダ21によ
り先頭に並ぶ“0”の桁がカウントされ、ポストシフタ
22により左シフトされる。このシフトされた結果は、
第3のサイクルで、WDR23に演算結果として格納さ
れる。このとき、シフト数分に応じて、指数部が補正さ
れることはいうまでもない。
【0024】WDR23に格納された演算結果は、次の
第4のサイクルで、データ・バス103を介してレジス
タ群29の予め定められたディスティネーション・レジ
スタに格納される。
【0025】一方、ストア命令は、先行する加算命令の
終了を待たずに、前述の第2のサイクルから処理が開始
され、先行する加算命令の演算結果をストアデータとし
てオペランド・ラップアラウンドし、データ・バス10
4からセレクタ26を通してSTDR27に直接セット
される。この制御を行うストア制御回路25は、このと
き、データ・バス104のデータをセレクトする指示を
セレクタ26に送る。そして、ストアリクエスト制御回
路28は、記憶ユニットに対しストアリクエストを発行
する。
【0026】図2に示す演算ユニットは、前述により、
ストア命令に先行する演算命令のディスティネーション
・レジスタ・アドレスとストア命令のソース・レジスタ
・アドレスとが一致した場合に、ストア命令のストアデ
ータを用意する必要がなく、また、ストア命令に先行す
る命令による処理結果をストアデータとしてワークレジ
スタにセットする必要もない。
【0027】次に、加算命令の2命令後にストア命令が
続き、先々行する加算命令の演算結果を格納するディス
ティネーション・レジスタと前記ストア命令のソース・
レジスタとが同一である場合について、図2に示す演算
ユニットの動作を説明する。
【0028】従来技術によるこのような場合の処理は、
先々行する加算命令の演算結果をストアデータとしてオ
ペランド・ラップアラウンドし、データ・バス104を
通して送られる演算結果を、オペランド・ラップアラウ
ンド制御回路24により制御されるセレクタ12を通し
ワークレジスタ14にセットすることにより行われてい
る。
【0029】これに対して、本発明の一実施例による処
理は、先々行する加算命令の演算結果をストアデータと
してデータ・バス105を介しセレクタ26を通しST
DR27にセットするように、オペランド・ラップアラ
ウンドを行うタイミングを変更している。
【0030】このとき、ストア制御回路25は、データ
・バス105に送られるデータをセレクトする指示をセ
レクタ26に送り、ストアリクエスト制御回路28は、
記憶ユニットに対しストアリクエストを発行する。
【0031】前述したように、本発明の一実施例は、ス
トア命令に先行する命令または先々行する命令のディス
ティネーション・レジスタとストア命令のソース・レジ
スタとが同一である場合、先行命令または先々行命令の
演算結果をストアデータとしてSTDR27に直接セッ
トすればよく、ワークレジスタ13または14に、スト
アデータをオペランドデータとしてセットする必要がな
い。
【0032】このため、本発明では、前述したような命
令間の依存関係がある場合に限り、ストア命令とこのス
トア命令の後続命令とをオーバラップさせて実行させる
ことが可能となる。
【0033】前述した先行する命令が加算命令(AD)
でこの後にストア命令(ST)が続き、先行する加算命
令の演算結果を格納するディスティネーション・レジス
タとストア命令のソース・レジスタとが同一であるとき
の従来技術と本発明の一実施例による場合とを比較した
タイムチャートが図3に示されている。
【0034】図3において、ストア命令に後続する命令
を+1と表し、また、先行する加算命令のディスティネ
ーション・レジスタと+1命令のソース・レジスタとは
同一ではなく、かつ、+1命令はストア命令ではないも
のとする。
【0035】この図3から判るように、従来技術は、+
1命令をサイクルNo.3からしか始めることができない
のに対して、本発明の一実施例は、ストア命令と+1命
令とをオーバラップさせて実行することができるため、
+1命令をサイクルNo.2から始めることができる。
【0036】また、前述した先々行する命令が加算命令
で、この2命令後にストア命令が続き、先々行する加算
命令のディスティネーション・レジスタとストア命令の
ソース・レジスタとが同一であるときの従来技術と本発
明の一実施例による場合とを比較したタイムチャートが
図4に示されている。
【0037】図4において、加算命令に後続する命令を
仮りに乗算命令(M)とし、ストア命令の後続命令を+
1と表す。また、乗算命令のディスティネーション・レ
ジスタと+1命令のソース・レジスタは同一ではなく、
かつ、+1命令はストア命令ではないものとする。
【0038】図4から判るように、従来技術は、図3に
より説明した場合と同様に、+1命令をサイクルNo.4
からしか始めることができないのに対して、本発明の一
実施例は、ストア命令と+1命令とをオーバラップさせ
て実行することができるため、+1命令をサイクルNo.
3から始めることができる。
【0039】前述したように、本発明の一実施例は、ス
トア命令とストア命令に後続する命令をオーバラップさ
せて実行することができるものであるが、このような演
算を可能にするのがオペランド制御回路30とオペラン
ド・ラップアラウンド制御回路24とであり、以下、こ
れについて詳細に説明する。
【0040】図5はオペランド制御回路30の詳細な構
成を示すブロック図である。図5において、40、41
はレジスタ、42〜45は比較回路、46はオア・ゲー
ト、47、48はアンド・ゲートである。
【0041】図2に示す演算ユニットにおいて演算処理
が開始されると、図5に示すオペランド制御回路30に
おいて、演算パイプラインのEステージの始めに実行す
べき命令の第1オペランド・レジスタ・アドレス(R
1)がレジスタ40にセットされ、Pステージで、この
第1オペランド・レジスタ・アドレス(R1)がレジス
タ41へとシフトされる。
【0042】演算命令において、命令の第1オペランド
は、演算結果を格納するディスティネーション・レジス
タ・アドレスまたはソース・レジスタ・アドレスの一方
を示し、命令の第2オペランド(R2)は、演算命令の
もう一方のソース・レジスタ・アドレスをそれぞれ示し
ている。
【0043】図5においては、ストア命令のストアデー
タが格納されているソース・レジスタ・アドレスをST
R1と表すことにする。
【0044】図5において、まず、比較回路42または
43は、Eステージ処理中という条件の下に、1サイク
ル早く発行されたストア命令に後続する命令のソース・
レジスタ・アドレス(R1、R2)とレジスタ40の内
容とを比較し、一致するとオア・ゲート46に“1”を
出力する。オア・ゲート46は、比較回路42または4
3の出力の少なくとも一方が“1”の場合に、信号線1
06に“1”を出力する。
【0045】また、比較回路44は、Eステージかつス
トア命令処理中という条件の下に、STR1とレジスタ
40との内容を比較し、一致するとアンド・ゲート47
に“1”を出力する。同様に、比較回路45は、Pステ
ージかつストア命令処理中という条件の下に、STR1
とレジスタ41との内容を比較し、一致するとアンド・
ゲート48に“1”を出力する。
【0046】そして、アンド・ゲート47、48は、信
号線106が“1”ではなく、かつ、比較回路44また
は45の出力が“1”という条件で信号線107、10
8に“1”を出力する。
【0047】前述において、オア・ゲート46からの信
号線106が“1”ということは、ストア命令とオーバ
ラップして実行される命令のソース・レジスタ・アドレ
スが、ストア命令に先行する演算命令のディスティネー
ション・レジスタ・アドレスと一致していることを意味
する。
【0048】従って、この場合、ストア命令とその後続
命令とをオーバラップさせて実行することをやめ、従来
技術の場合と同様に、図2に示す演算ユニットは、オペ
ランド・ラップアラウンド制御回路24により、先行す
る演算命令の演算結果をワークレジスタ13または14
にオペランド・ラップアラウンドして処理を行うように
動作する。
【0049】また、図5において、アンド・ゲート47
からの信号線107が“1”ということは、ストア命令
のソース・レジスタとこのストア命令に先行する演算命
令のディスティネーション・レジスタとが一致している
ことを意味し、また、アンド・ゲート48からの信号線
108が“1”ということは、ストア命令のソース・レ
ジスタとこのストア命令に先々行する演算命令のディス
ティネーション・レジスタとが一致していることを意味
する。
【0050】従って、信号線107または108が
“1”の場合、ワークレジスタ14にストアデータをセ
ットする必要はなく、図2に示すセレクタ31は、信号
線107または108が“1”の場合に、ストア命令の
後続命令のソース・オペランドをレジスタ群29よりセ
レクトし、オペランド・バス101または102を通し
てセレクタ11または12に送出するように制御され
る。
【0051】セレクタ11、12は、オペランド・ラッ
プアラウンド制御回路24の指示によりオペランド・バ
ス101または102のデータをセレクトする。セレク
トされたデータは、ワークレジスタ13または14にセ
ットされ、以降、通常と同様に演算が実行される。
【0052】一方、先行あるいは先々行する演算命令の
ディスティネーション・レジスタとストア命令のソース
・レジスタが等しい場合、そのストア命令は、データバ
ス104または105を介してセレクタ26に送られる
先行あるいは先々行する演算命令の演算結果を、ストア
データ制御回路25により制御されるセレクタ26を介
してセレクトし、ストアデータとしてSTDR27にセ
ットする。このとき、ストアリクエスト回路28は、記
憶ユニットに対しストアリクエストを発行し、STDR
27にセットされたデータが記憶ユニットに格納され
る。
【0053】前述したように、本発明の一実施例によれ
ば、ストア命令のソース・レジスタと、先行あるいは先
々行する演算命令のディスティネーション・レジスタと
が一致している場合、ストア命令と、そのストア命令に
後続する命令をオーバラップさせて実行することが可能
になり、命令処理時間を短縮することができ、処理のス
ループットの向上を図ることができる。
【0054】前述した本発明の一実施例は、命令が4ス
テージにより実行されるものとして説明したが、本発明
は、命令がさらに多数のステージにより実行される場合
にも適用することができ、この場合、ストア命令のソー
ス・レジスタと、先行あるいは先々行する演算命令だけ
でなく、さらに先行している演算命令のディスティネー
ション・レジスタとが一致している場合にも、前述と同
様に、そのストア命令に後続する命令をオーバラップさ
せて実行することが可能になる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
トア命令のソース・レジスタと、ストア命令より複数命
令先行して実行される演算命令のディスティネーション
・レジスタとが一致している場合、ストア命令と、この
ストア命令に後続する演算命令とをオーバラップさせて
実行することができる。しかも、本発明によれば、この
ような演算の実行を、演算器の物量を大きく増加させる
ことなく行わせることが可能であり、命令処理時間を短
縮し、演算処理のスループットの向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデータ処理装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の演算処理方式による浮動小
数点演算ユニットの例を示すブロック図である。
【図3】先行する命令が加算命令(AD)である場合の
本発明の一実施例の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図4】先々行する命令が加算命令(AD)である場合
の本発明の一実施例の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図5】オペランド制御回路30の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 命令ユニット 2 記憶ユニット 3 演算ユニット 11、12、15、16、26、31 セレクタ 13、14 ワークレジスタ 17 プリシフタ 18 スルー/コンプリメント処理回路 19 パラレルアダー 20 中間結果を格納するレジスタ(RD) 21 ゼロデコーダ 22 ポストシフタ 23 演算結果レジスタ(WDR) 24 オペランド・ラップアラウンド制御回路 25 ストアデータ制御回路、 27 ストアデータレジスタ(STDR) 28 ストアリクエスト制御回路 29 レジスタ群 30 オペランド制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算パイプライン制御のデータ処理装置
    における演算処理方式において、ストア命令に1または
    複数先行して実行される演算命令のディスティネーショ
    ン・レジスタ・アドレスと前記ストア命令のソース・レ
    ジスタ・アドレスとのオペランド参照関係を調べ、両者
    が一致してる場合、置き換えられてしまうストアデータ
    に代えてストア命令に後続する命令のオペランドを用意
    することを特徴とする演算処理方式。
  2. 【請求項2】 前記用意したストア命令に後続する命令
    のオペランドを用いて、ストア命令に後続する命令を実
    行すると共に、前記ストア命令に先行する演算命令の演
    算結果をストア命令のストアデータとしてオペランド・
    ラップアラウンドさせ、ストア命令とストア命令に後続
    する命令とをオーバラップして実行することを特徴とす
    る請求項1記載の演算処理方式。
  3. 【請求項3】 ストア命令とストア命令に後続する命令
    のソース・レジスタ・アドレスおよびディスティネーシ
    ョン・レジスタ・アドレスとを同時に発行することを特
    徴とする請求項1または2記載の演算処理方式。
JP3980994A 1994-03-10 1994-03-10 演算処理方式 Pending JPH07248917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3980994A JPH07248917A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 演算処理方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3980994A JPH07248917A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 演算処理方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07248917A true JPH07248917A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12563299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3980994A Pending JPH07248917A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 演算処理方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07248917A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4295193A (en) Machine for multiple instruction execution
US6061779A (en) Digital signal processor having data alignment buffer for performing unaligned data accesses
US4745547A (en) Vector processing
JPS6028015B2 (ja) 情報処理装置
US4541045A (en) Microprocessor architecture employing efficient operand and instruction addressing
EP0394624A2 (en) Multiple sequence processor system
JPH02140831A (ja) データ処理装置
US4954947A (en) Instruction processor for processing branch instruction at high speed
JP3237858B2 (ja) 演算装置
US4631672A (en) Arithmetic control apparatus for a pipeline processing system
JPH03286332A (ja) デジタルデータ処理装置
US6092183A (en) Data processor for processing a complex instruction by dividing it into executing units
US6263424B1 (en) Execution of data dependent arithmetic instructions in multi-pipeline processors
US4924377A (en) Pipelined instruction processor capable of reading dependent operands in parallel
JPH07248917A (ja) 演算処理方式
JPS60178580A (ja) 命令制御方式
JPH0452488B2 (ja)
JP2812610B2 (ja) パイプライン制御方式
US7406590B2 (en) Methods and apparatus for early loop bottom detection in digital signal processors
EP0211487A1 (en) Conditional operations in computers
JPS5844569A (ja) 命令処理同期制御方式
KR100246465B1 (ko) 마이크로프로세서 스택 명령어의 수행사이클을 줄이기 위한 장치 및 그 방법
JPS58163046A (ja) 情報処理装置
JPS59158441A (ja) パイプライン制御方式
JPS5896346A (ja) 階層型演算方式