JPH07248356A - 半導体装置及びその試験方法 - Google Patents

半導体装置及びその試験方法

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JPH07248356A
JPH07248356A JP6038712A JP3871294A JPH07248356A JP H07248356 A JPH07248356 A JP H07248356A JP 6038712 A JP6038712 A JP 6038712A JP 3871294 A JP3871294 A JP 3871294A JP H07248356 A JPH07248356 A JP H07248356A
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signal
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JP6038712A
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Toshiyuki Uetake
俊行 植竹
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲートアレイやスタンダードセル等のチップ
に内蔵された半導体メモリのアクセスタイムを容易に計
測し得る半導体装置及びその試験方法に関し、試験時の
電源変動をなくすことにより正確なアクセスタイムの計
測が行なえる半導体装置及びその試験方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 RAM内蔵ゲートアレイに内蔵されたRAM
のアクセスタイムの計測を行なう際にRAMの出力の読
み出しを行なう試験出力レジスタを夫々独立に動作する
複数の系統にグループ分けしておき、必要とするRAM
出力に応じて選択的に動作させ、不要な回路を動作させ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその試験
方法に係り、特にゲートアレイやスタンダードセル等の
チップに内蔵された半導体メモリのアクセスタイムを容
易に計測し得る半導体装置及びその試験方法に関する。
【0002】近年、半導体装置の高集積、高密度化に伴
いゲートアレイやスタンダードセル等のチップにRAM
マクロ(随時書込み/読出し可能なメモリ)を内蔵した
大規模な半導体集積回路(以下LSIという)装置が開
発される傾向にある。また、LSI装置の高機能化、高
性能化の要求に伴い、RAMマイクロのアクセスタイム
も益々高速化される傾向にあり、RAMマクロの真のア
クセスタイムの測定が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図11は、従来例に係るRAM内蔵ゲー
トアレイの構成図を示している。例えば、試験補助機能
を有する試験用回路を内蔵した被試験対象16の一例と
なるRAM内蔵ゲートアレイは、図11において、複数
のRAMマクロ部1,ゲートアレイ2,試験入力バッフ
ァ3A,試験出力バッファ3B,試験クロック入力バッ
ファ4,テストモード入力バッファ5,通常入力バッフ
ァ6A,通常出力バッファ6B及びそれらの入出力端子
から成る。
【0004】なお、試験入力バッファ3A,試験出力バ
ッファ3B,試験クロック入力バッファ4及びテストモ
ード入力バッファ5はチップ全体の機能試験のみでは、
RAMマクロ1の全メモリセルの試験を行うことが困難
となるため、当該RAM内蔵ゲートアレイを試験をする
LSIテスタを補助するべく設けられた試験用回路であ
る。これにより、RAMマクロ1を周辺の論理回路と切
り離して単独で、そのRAMのアクセスタイム等の測定
することができる。
【0005】図12に従来のRAMマクロ部1の構成図
を示す。RAMマクロ部1はRAM部1a及び、試験回
路1bより構成される。また、RAM部1aはm個のブ
ロックBLOCK1〜BLOCKmに分割されブロック
毎に出力信号が出力される構成とされている。
【0006】試験回路1bは試験入力レジスタ11及び
試験出力レジスタ12-1〜12-mより構成される。試験
入力レジスタ11には試験クロック信号TCLK及びR
AM動作用クロック信号CLKが供給され、試験クロッ
ク信号TCLKに応じて動作用クロックを保持する。ま
た試験出力レジスタ12-1〜12-mには試験クロック信
号TCLK及びRAM部からブロックBLOCK1〜B
LOCKmの出力信号が供給され、試験クロック信号T
CLKに応じて出力信号を保持する。
【0007】図13は、従来のRAM内蔵ゲートアレイ
のRAMのアクセスタイム計測動作説明図を示す。図1
3(A)に示す試験制御信号(TCLK信号)に同期し
て図13(B)に示すCLK信号を取り込み、試験制御
信号TCLKを順次ずらしながら、出力信号をモニタ
し、出力信号が変化するタイミングを取得し、そのタイ
ミングをT1とする。次に、試験制御信号TCLKを順
次ずらしながら、出力信号をモニタし、出力信号が変化
するタイミングを取得し、そのタイミングをT2とす
る。タイミングT1,T2の時間差を求めることにより
アクセスタイム(TAA)を取得していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のこの
種の半導体装置は1つの試験制御信号により試験回路が
同時に動作しているので、内蔵RAMマクロの高機能化
が進むにつれ、試験回路が同時動作する事により、電源
から大量の電流が回路に供給され、電源電圧が変動して
しまい、RAMマクロが正常な状態で動作しなくなり、
従って真のRAMマクロのアクセスタイムが取得できな
い等の問題点があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、試験時の電源変動をなくすことにより正確なアクセ
スタイムの計測が行なえる半導体装置及びその試験方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理ブロ
ック図を示す。試験用クロック信号に基づいて動作し、
内部回路1の動作試験を行なう試験回路2が内蔵された
半導体装置において、前記試験回路2は夫々独立に動作
する複数系統の試験手段2-1〜2-mを備えたことを特徴
とする半導体装置。
【0011】請求項2では、前記複数系統の試験手段2
-1〜2-mは夫々に前記試験用クロック信号が供給され、
供給された試験用クロック信号に基づいて夫々の系統に
接続された被試験回路の動作試験を行う。
【0012】請求項3では、前記複数系統の試験手段2
-1〜2-mは各系統毎にその動作を制御する動作制御信号
が供給され、該動作制御信号に基づいて各系統に接続さ
れた被試験回路の動作試験を行う。
【0013】請求項4では、請求項1乃至3のいずれか
一項記載の半導体装置の試験方法であって前記複数系統
の試験手段2-1〜2-mのうち試験すべき被試験回路に接
続された系統の試験手段2-1〜2-mを動作させ、該被試
験回路の動作試験を行う。
【0014】
【作用】請求項1によれば、試験回路が夫々独立に動作
する複数系統の試験手段により構成されていることによ
り、試験しようとする内部回路に接続された系統の試験
手段のみを動作させればよいため、急激に電流が消費さ
れることがなく、電源変動が生じにくく、従って試験回
路や内部回路を電源変動の影響を受けることなく正常な
状態で試験を行うことができる。
【0015】請求項2によれば、外部から供給される試
験用クロック信号の供給により複数系統の試験手段から
少なくとも一つの試験手段が選択され、試験が実行され
る。このため、試験手段を選択するための信号は不要と
なる。
【0016】請求項3によれば、外部から供給される動
作制御信号により複数系統の試験手段より少なくとも一
つの試験手段が選択され、試験が実行される。従って、
単一のクロックで、試験が可能となる。
【0017】請求項4によれば、前記複数系統の試験手
段2-1〜2-mのうち試験すべき被試験回路に接続された
系統の試験手段を動作させ、該被試験回路の試験を行う
ことにより、必要とする回路だけを動作させて試験を行
うことができ、一度に大量の電流が消費されることがな
く電源の変動を低減でき、正常な状態で試験が行なえる
と共に、試験する必要のない回路まで動作させる必要が
ないため、試験時の消費電力を低減できる。
【0018】
【実施例】図2に本発明の第1実施例の半導体装置の構
成図を示す。
【0019】半導体集積回路装置の一例となるRAM内
蔵ゲートアレイ26は内部にRAMマクロ部M,ゲート
アレイ21,レジスタクロック入力バッファ22A,ダ
ミー出力バッファ22D,試験入力バッファ101,試
験出力バッファ102,試験クロック入力バッファ10
3,テストモード入力バッファ104,通常入力バッフ
ァ26A,通常出力バッファ26B及び各種入出力端子
T1〜T5等から成る。
【0020】RAMマクロ部Mはゲートアレイ21で各
種論理処理されるデータやその結果データを一時記憶す
るものである。
【0021】ゲートアレイ21は論理積、論理和等の論
理ゲート回路から成り、通常入力バッファ26A,通常
出力バッファ26BやRAMマクロ部Mの通常入力ポー
トPinや通常出力ポートPoutに接続される。
【0022】図3に本発明の第1実施例のRAMマクロ
部Mの構成図を示す。RAMマクロ部MはRAM部Ma
及び試験回路Mbより構成される。RAM部Maは、複
数のブロックBL-1〜BLm-n にブロック分けされてい
る。試験回路Mbはm個の試験入力レジスタRIN-1〜R
IN-m及び試験出力レジスタROUT1-1〜ROUT1-mで構成さ
れている。試験入力レジスタRIN-1〜RIN-mには各々、
CLK信号RCK,試験クロック信号が供給されてい
る。また、試験出力レジスタROUT1-1〜ROUT1-m-nは、
n個ごとにm個のグループG-1〜G-mにグループ分けさ
れ、各々、RAM部Maの出力信号、試験クロック信号
と接続している。測定を行う場合、測定するブロックB
lockに接続しているグループの試験出力レジスタの
みに試験制御信号を与え、試験入力レジスタにCLK信
号を取り込み、試験制御信号を順次ずらしながら、試験
入力レジスタの出力をモニタし、試験入力レジスタの出
力が変化するタイミングをT1とする。また、試験出力
レジスタに出力信号を取り込み、試験制御信号を順次ず
らしながら、試験出力レジスタの出力をモニタし、試験
出力レジスタの出力が変化するタイミングをT2とす
る。これにより、取得したT1とT2の差を求めること
で、アクセスタイムが得られる。
【0023】図4は、本発明の第1実施例に係るRAM
内蔵ゲートアレイの試験システム装置の構成図である。
【0024】試験システム装置は、試験信号出力部2
3,試験信号入力部24及びデータ制御装置25から成
る。
【0025】試験信号出力部23は、非試験/試験モー
ド信号T/A,試験クロック信号TCK-1〜TCK-m,
試験データDIN及びレジスタクロックRCKをRAM内蔵
ゲートアレイ26に出力するものである。例えば、試験
信号出力部23はRAM内蔵ゲートアレイ26のレジス
タクロック入力端子T1,試験入力端子T2,系統毎に
設けられた試験クロック入力端子T3-1〜T3-m,試験
モード端子T4に接続される。 試験信号入力部24
は、RAM内蔵ゲートアレイ26から帰還するダミー出
力信号DTCK 及び試験出力データDOUT を入力するもの
である。例えば、試験信号入力部24はRAM内蔵ゲー
トアレイ26のダミー出力信号出力端子T5,試験出力
端子T6に接続される。
【0026】データ制御装置25は制御手段15の一実
施例であり、試験信号出力部23及び試験信号入力部2
4の入出力を制御するものである。例えば、データ制御
装置25はデータバス25Fに接続された信号発生部2
5A,期待値比較部25B,メモリ部25C,その他の
処理部25D及びCPU(中央演算処理装置)25Eか
ら成る。
【0027】信号発生部25Aは非試験/試験モード信
号T/A,試験クロック信号TCK,試験データDIN及び
レジスタクロックRCKを発生するものであり、期待値比
較部25Bはダミー出力信号DTCK とその期待値、すな
わち、試験クロック信号TCKとの比較を行い試験データ
DINに係る試験出力データDOUT とその評価基準となる
期待値データとを比較するものである。
【0028】メモリ部25Cは試験出力データDOUT や
期待値データ等を記憶したり、試験用回路11Aの遅延
時間を含む見かけ上のRAMマクロMのアクセスタイム
TRAMやダミーレジスタ22Bの見かけ上のセットア
ップタイムTREGに係る第1,第2の時間差データD
1,D2等を記憶する。
【0029】その他の処理部25DはCPU25Eの入
出力を補助するものであり、CPU25Eは信号発生部
25A,期待値比較部25B,メモリ部25C及びその
他の処理部25Dの入出力を制御するものである。例え
ば、CPU25Eは試験出力バッファ102から帰還す
る試験出力データDOUT やダミー試験用回路12から帰
還するダミー出力信号DTCK の2つの状態に係る第1,
第2の時間差データD1,D2に基づいてRAMマクロ
MのアクセスタイムTAAの求値制御をする。
【0030】このようにして、本発明の実施例に係るR
AM内蔵ゲートアレイの試験装置によれば、図5に示す
ように、試験信号出力部23,試験信号入力部24及び
データ制御装置25が具備され、該データ制御装置25
により、RAMマクロMのアクセスタイムTAAが求値
される。
【0031】例えば、RAM内蔵ゲートアレイ26のR
AMマクロM1のアクセスタイムを測定する場合であっ
て、その試験用回路11Aが組み込まれたRAM内蔵ゲ
ートアレイ26に、非試験/試験モード信号T/A,試
験クロック信号TCK,試験データDIN及びレジスタクロ
ックRCKが試験信号出力部23から試験用回路11Aや
ダミー試験用回路12に出力される。
【0032】この際に、図4に示すように、レジスタク
ロックRCKがダミー試験用回路12のレジスタクロック
入力22Aに入力されると、レジスタクロックRCKに基
づいて試験クロック信号TCKがダミーレジスタ22Bに
より保持され、該試験用補助クロック信号RCKに基づい
て試験出力データDOUT がデータ出力レジスタ22Cに
保持される。
【0033】また、RAM内蔵ゲートアレイ26から帰
還するダミー出力信号DTCK ,試験出力データDOUT が
試験信号入力部24を介してデータ制御装置25に入力
される。この際に、ダミーレジスタ22Bを経た試験ク
ロック信号TCK,すなわち、ダミー出力信号DTCK やデ
ータ出力レジスタ22Cを経た試験出力データDOUTが
ダミー出力バッファ22Dや試験出力バッファ102か
ら出力される。
【0034】さらに、データ制御装置25では、まず、
試験出力データDOUT に基づいて遅延時間を含む見かけ
上のRAMマクロMのアクセスタイムを測定する。
【0035】次に、試験用回路12から帰還するダミー
出力信号DTCK に基づいて見かけ上のRAMマクロMの
アクセスタイムに介入した遅延時間等に係るダミー情報
が取得される。これにより、2つの状態に係る時間差T
RAM,TREGに基づいてRAMマクロMのアクセス
タイムTAAが求値される。
【0036】図5は、本発明の第1実施例に係るRAM
内蔵ゲートアレイの試験フローチャートであり、図6は
その試験フローチャートを補足する限界タイミングチャ
ートをそれぞれ示している。
【0037】まず、ステップP0で被試験ゲートアレイ
26と試験システム装置とを接続する。この際に、被試
験ゲートアレイ26のレジスタクロック入力端子T1,
試験入力端子T2,試験クロック入力端子T3-1〜T3
-m,試験モード端子T4が試験信号出力部23に接続さ
れ、その試験クロック出力端子T5,試験出力端子T6
が試験信号入力部24に接続される。
【0038】次に、ステップP1〜P4で外部から見た
RAMマクロM1の見かけ上のアクセスタイムTRAM
を測定する。なお、見かけ上のアクセスタイムTRAM
には、入・出力バッファの遅延時間、入力レジスタ21
Bのセットアップタイム、RAM21Aの真のアクセス
タイムTAA及び各配線容量に係る遅延時間が含まれ
る。また、真のアクセスタイムTAAとはRAMマクロ
Mに試験クロック信号TCKが入力されてから、通常出力
ポートPout に読出しデータ(試験出力データDout )
が出力されるまでの時間をいうものとする。
【0039】すなわち、ステップP1でモード信号T/
Aを選択する。この際に、試験システム装置の試験信号
出力部23から被試験ゲートアレイ26の試験用回路1
1Aやダミー試験用回路12に各信号T/A,TCK,D
IN,RCKが出力される。例えば、非試験/試験モード信
号T/Aを「H」レベルにして、RAMマクロM1〜M
nを試験モードにする。これにより、試験切り換え回路
21Bにより通常入力ポートPinが切り離され、試験入
力配線Lin1側が選択される。
【0040】次に、ステップP2で被試験ゲートアレイ
26に非試験/試験モード信号T/A,試験クロック信
号TCK,試験データDIN及びレジスタクロックRCKを供
給する。
【0041】次いで、ステップP3で被試験ゲートアレ
イ26から帰還するダミー出力信号DTCK 及び試験出力
データDOUT の取得処理する。ここで、図7(a)に示
すように、試験クロック信号TCKはその試験クロック入
力端子T1の入力時刻t10を基準にすると、入力配線
容量等により遅延時間TC後の時刻t11に入力レジス
タ21Bに到達する。この試験クロック信号TCKの立ち
上がりに同期して、真のアクセスタイムTAAを要して
RAM21Aが動作し、時刻t13で試験出力データD
OUT が読み出される。
【0042】一方、レジスタクロックRCKは時刻t12
でそのレジスタクロック入力端子T1に入力されたもの
とすれば、入力配線容量等により遅延時間TR後の時刻
t14にデータ出力レジスタ22Cに到達する。ここ
で、データ出力レジスタ22Cが試験データDOUT を取
り込むためにはセットアップタイムTSを必要とする。
【0043】その後、ステップP4で試験クロック信号
TCKとレジスタクロックRCKとの時間差が縮小され、デ
ータ制御装置25の期待値比較部25Bにより、試験出
力データDOUT とその評価基準となる期待値データとが
比較され、期待値に達した場合に、その時間差縮小が停
止され、その限界タイミングが得られる。
【0044】ここで、図7(a)に示すように、RAM
21Aの見かけ上のアクセスタイムTRAMは試験クロ
ック入力端子T3,レジスタクロック入力端子T1で見
た試験クロック信号TCKとレジスタクロックRCKとの時
間差である。また、入力配線容量等により遅延時間T
C,真のアクセスタイムTAA,データ出力レジスタ2
2CのセットアップタイムTS,見かけ上のアクセスタ
イムTRAM及び入力配線容量等による遅延時間TRと
の間には(1)式のような関係がある。
【0045】 TC+TAA+TS=TRAM+TR ・・・ (1) なお、第1の時間差データD1として、(1)式に係る
RAM21Aの見かけ上のアクセスタイムTRAMが得
られる。
【0046】次に、ステップP5で試験クロック信号T
CKとレジスタクロックRCKとの時間差が最も縮小した第
1の時間差データD1の格納処理をする。ここで、第1
の時間差データD1は(1)式に係るTRAMデータで
あり、例えば、それが試験システム装置のメモリ部25
Cに一時格納される。次にステップP11で試験クロッ
クTCLK1,2,…Mが選択されることにより被試験
回路が選択される。
【0047】その後、ステップP6〜8で外部から見た
ダミーレジスタ22Bの見かけ上セットアップタイムT
REGの測定をする。すなわち、ステップP6で、試験
クロック信号TCK及びレジスタクロックRCKが試験シス
テム装置の試験信号出力部23から被試験ゲートアレイ
26の試験用回路11Aやダミー試験用回路12に出力
される。
【0048】次いで、ステップP7で被試験ゲートアレ
イ26から帰還するダミー出力信号DTCK の取得処理を
する。ここで、図7(b)に示すように、試験クロック
信号TCKはその試験クロック入力端子T1の入力時刻t
20を基準にすると、入力配線容量等により遅延時間T
C後の時刻t22にダミーレジスタ22Bに到達する。
一方、レジスタクロックRCKは時刻t21でそのレジス
タクロック入力端子T1に入力されたものとすれば、入
力配線容量等により遅延時間TR後の時刻t23にダミ
ーレジスタ22Bに到達する。ここで、ダミーレジスタ
22BKが試験クロック信号CKを入力データと見なし
て取り込むには、セットアップタイムT5を必要とす
る。
【0049】その後、ステップP8で試験クロック信号
TCKとレジスタクロックRCKとの時間差を縮小させる。
この際に、データ制御装置25の期待値比較部25Bに
より、出力時の試験クロック信号TCK,すなわちダミー
出力信号DTCK とその期待値となる入力時の試験クロッ
ク信号TCKとが比較される。なお、期待値に達した場合
に、その時間差縮小が停止され、その限界タイミングが
得られる。
【0050】ここで、図7(b)に示すように、ダミー
レジスタ22Bの見かけ上セットアップタイムTREG
は試験クロック入力端子T1,レジスタクロック入力端
子T1で見た試験クロック信号TCKとレジスタクロック
RCKとの時間差である。また、入力配線容量等により遅
延時間TC,ダミーレジスタ22Bの真のセットアップ
タイムTS,見かけ上のダミーレジスタ22Bのセット
アップタイムTREG及び入力配線容量等による遅延時
間TRとの間には(2)式のような関係がある。
【0051】 TC+TS=TREG+TR ・・・ (2) なお、ダミーレジスタ22Bとデータ出力レジスタ22
Cとは、その形状や配置条件が互いに近似して設けられ
ることからそのセットアップタイムTSがほぼ等しい。
また、ダミー情報の一例となる第2の時間差データD2
として、(2)式に係るダミーレジスタ22Bの見かけ
上のセットアップタイムTREGが得られる。
【0052】次に、ステップP9で第1,第2の時間差
データD1,D2に基づいて真のアクセスタイムTAA
の算出処理をする。この際に、例えば、試験システム装
置のCPU25Eにより、(1),(2)式の差の演算
処理が行われ、外部から直接測定できない未知数である
遅延時間TC,TR及びセットアップタイムTSが消去
され、(3)式のように真のアクセスタイムTAAが求
値される。
【0053】 TAA=TRAM−TREG ・・・ (3) その後、ステップP10で当該被試験ゲートアレイ26
の試験評価をする。これにより、ダミー試験用回路12
が設けられたRAM内蔵ゲートアレイ26のRAMマク
ロM1のアクセスタイムTAAを評価することができ
る。
【0054】このようにして、本発明の実施例に係るR
AM内蔵ゲートアレイの試験方法によれば、図6に示す
ように、ステップP4,P8で第1,第2の時間差デー
タD1,D2が取得される。
【0055】このように本実施例によれば、必要とする
回路だけを駆動して、試験を行なうことができるため、
駆動される回路を必要最小限にとどめることができ、し
たがって、電源の変動を最小限にでき、正確な遅延時間
を計測できる。
【0056】図7に本発明の第2実施例のRAM内蔵ゲ
ートアレイの構成図を示す。同図中、図2と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0057】本実施例では試験用クロック信号TCKを単
一とし、試験用クロック入力バッファを介して入力し、
新たに試験回路選択用にインヒビット端子TINHB1 〜T
INHBm を設けてなる。
【0058】インヒビット端子TINHB1 〜TINHBm はイ
ンヒビット入力バッファBF1〜BFmを介してRAM
マクロ部M’に接続されている。
【0059】図8に本発明の第2実施例のRAMマクロ
部M’の構成図を示す。本実施例のRAMマクロ部M’
はRAM部Ma及び試験回路Mb’より構成され、RA
M部Maの構成は第1実施例のものと同様の構成で、内
部がブロックBLOCK1-1〜BLOCK1-M ,BLO
CK2-1 〜BLOCK2-M ,…BLOCKn-1 〜BLO
CKn-M にブロック分けされている。
【0060】本実施例の試験回路Mb’は試験入力レジ
スタを1つの試験入力レジスタRIN0及び、複数の試験
出力レジスタROUT1-1〜ROUTn-mで構成される。
【0061】試験出力レジスタにINHIBIT端子T
INHB1 〜TINHBM を設け、INHIBIT端子に与える
信号(INHIBIT信号)S-1〜S-MをM個のグルー
プにグループ分けし、測定を行う場合、測定するBlo
ckに接続している試験出力レジスタのINHIBIT
端子にのみINHIBIT信号を与え、試験出力レジス
タに出力信号を取り込むことで、アクセスタイムを得
る。
【0062】図9に本発明の第2実施例に係るRAM内
蔵ゲートアレイの試験システム装置の構成図を示す。
【0063】同図中、図4と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0064】本実施例の試験システム装置は主に試験信
号出力部23’の構成が第1実施例の試験システム装置
とは異なっており、試験信号出力部23’の試験用クロ
ック信号の出力が単一とされる他、被試験回路を選択す
るインヒビット信号が出力される構成とされる。
【0065】図10に本発明の第2実施例に係るRAM
マクロ内蔵ゲートアレイの試験システム装置の試験動作
フローチャートを示す。同図中、図5と同一手順には同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0066】本実施例においては、ステップP11で被
試験回路が選択されると選択された被試験回路が接続さ
れた試験出力レジスタのインヒビット信号をハイレベル
とした後(ステップP11)、単一の試験用クロック信
号TCK及びレジスタクロックRCKがゲートアレイに供給
される。このため、選択された被試験回路が接続された
試験出力レジスタが属するブロックの試験出力レジスタ
のみが動作状態となり、他の試験出力レジスタは非動作
状態となる。
【0067】このように、インヒビット信号により第1
実施例と同様な状態を作り出すことができるため、第1
実施例同様な効果を奏する。
【0068】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1乃至3に
よれば、必要最小限の回路を動作させることにより試験
が行なえ、電源変動が生じにくく、正常な状態で試験を
実行することができるため、正確に試験結果が得られる
と共に、試験しようとする回路に接続された系統の試験
手段のみを動作させるだけで必要な試験結果を得ること
ができ、不要な回路を動作させる必要がないため、試験
時の消費電力を低減させることができる等の特長を有す
る。
【0069】また、請求項2によれば、試験用クロック
信号の切換えによって試験手段の選択ができ、不要な制
御信号なしに実現できる等の特長を有する。
【0070】さらに請求項3によれば、単一の試験用ク
ロック信号で動作させることができるため、複数のクロ
ックを生成する必要がなく、実現できる等の特長を有す
る。
【0071】請求項4によれば、前記複数系統の試験手
段のうち試験すべき被試験回路に接続された系統の試験
手段を動作させ、該被試験回路の試験を行うことによ
り、必要とする回路だけを動作させて試験を行なうこと
ができ、一度に大量の電流が消費されることがなく電源
の変動を低減でき、正常な状態で試験が行なえると共
に、試験する必要のない回路まで動作させる必要がない
ため、試験時の消費電力を低減できる等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るRAMマクロ内蔵ゲ
ートアレイのブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例の要部のブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例に係るRAMマクロ内蔵ゲ
ートアレイの試験システム装置の構成図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るRAMマクロ内蔵ゲ
ートアレイの試験システム装置の試験動作フローチャー
トである。
【図6】本発明の第1実施例に係るRAMマクロ内蔵ゲ
ートアレイの試験動作タイミングチャートである。
【図7】本発明の第2実施例に係るRAMマクロ内蔵ゲ
ートアレイのブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例の要部のブロック図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例のRAMマクロ内蔵ゲート
アレイの試験システム装置の構成図である。
【図10】本発明の第2実施例のRAMマクロ内蔵ゲー
トアレイの試験システム装置の試験動作フローチャート
である。
【図11】従来のRAMマクロ内蔵ゲートアレイの構成
図である。
【図12】従来のRAMマクロ内蔵ゲートアレイの要部
の構成図である。
【図13】従来のRAMマクロ内蔵ゲートアレイのアク
セスタイム計測動作説明図である。
【符号の説明】
1 内部回路 2 試験回路 2-1〜2-m 試験手段 21 ゲートアレイ 26 RAM内蔵ゲートアレイ M RAMマクロ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に応じて所定の出力信号を出力
    する内部回路(1)と、試験用クロック信号に基づいて
    動作し、該内部回路(1)の動作試験を行なう試験回路
    (2)とが内蔵された半導体装置において、 前記試験回路は夫々独立に動作する複数系統の試験手段
    (2-1〜2-m)を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記複数系統の試験手段(2-1〜2-m)
    は夫々に試験用クロック信号が供給され、供給された試
    験用クロック信号に基づいて夫々の系統に接続された被
    試験回路の動作試験を行うことを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記複数系統の試験手段(2-1〜2-m)
    は各系統毎にその動作を制御する動作制御信号が供給さ
    れ、該動作制御信号に基づいて各系統に接続された被試
    験回路の動作試験を行うことを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記複数系統の試験手段(2-1〜2-m)
    のうち試験すべき被試験回路に接続された系統の試験手
    段を動作させ、該被試験回路の試験を行うことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一項記載の半導体装置の
    試験方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177703A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置
US7818526B2 (en) 2004-02-19 2010-10-19 Hynix Semiconductor Inc. Semiconductor memory device having test mode for data access time

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